JP4448733B2 - 建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法 - Google Patents

建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法 Download PDF

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本発明は、第1の壁パネルの一側側面に第2の壁パネルの端面を突き合わせて、これら第1および第2の壁パネルによって形成する、建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法に関する。
一般住宅や集合住宅の建物として、木質系のパネルを用いて施工する、いわゆるパネル組み立て式の建物が多く建築されている。そして、近年では、こうした建物の外壁に対するその表面の仕上げ板材として、無機質系のサイディング材(仕上げ板材)を施すことが多い。その際、そのサイディング材の施工を現場施工とした場合、特に、建物の躯体表面への寸法合わせや切断などの作業に多大な手間がかかる。そのため、最近では、壁パネルの表面に対し、工場等において予めサイディング材を貼り付けておくことによって、現場施工の手間を省く工法も開発されている。(例えば、特許文献1参照。)。
この技術は、下地パネル(壁パネル)の外面に対し、工場において仕上げ板材としての外装材をその左右両端だけを残して貼り付けた外壁パネルだけを造り、現場においてその外壁パネルどうしを接続した後、外装材を貼り付けていない前記両端部分に対して外装材を現場施工する方法である。その場合、工場で貼る外装材も現場で貼る外装材もサネはぎによる接合とすることによって、目地処理作業を省略、あるいは簡略化できるようにしている。
しかし、仕上げ板材どうしのサネはぎによる接合形態について着目してみると、仕上げ板材は、一方の端部にオスサネを、他方の端部にメスサネを設けた構成としているため、現場施工の仕上げ板材を取り付ける際に、オス・メスの向きを配慮して仕上げ板材を取り付けなければならず、特に出隅となるコーナ部では、貼り付けるコーナ仕上げ板材は、メス・オスの向きが合うように専用の部材として用意しておかなければならなかった。
図4は、このような出隅コーナ部Rの仕上げ構造を示す従来技術である(特許文献2参照。)。
この発明においては、長さ方向の一端部にオスサネ320を、他端部にメスサネ321を備えた第2のサイディング材32で建物壁面21、22を覆い、建物のコーナ部Rに臨む一方のサイディング材のみを、両端部にオスサネ310、310を備えた第1のサイディング材31とすることによって、建物のコーナ部Rをオスサネ310、310が臨む仕上げ形態とし、コーナ仕上げ板材50を容易に上から被せる操作で、コーナ部Rの仕上げができるものである。
実開平04−100707号公報 特開平09−060248号公報
ところが、前記コーナ仕上げ板材のような断面L型の役物を取り付ける際に、建物壁面を覆う仕上げ板材の大きさをどのようにするかは、前記特許文献2に記載した従来技術だけに限らず、仕上げ板材の施工を含めて建物全体の施工性を左右する重要な問題である。
すなわち、図5に示すような吹付け塗装を行う場合の出隅コーナ部Bの納まりを例に挙げれば、それぞれの壁パネルP2、P3において、一方の仕上げ板材15は、自身が付属する壁パネルP2の端部Paよりも幅広になるように設けられ、他方の仕上げ板材16は、自身が付属する壁パネルP3の端部Pbよりも幅狭になるように設けられている。
このような構造の場合、断面L型のコーナ仕上げ板材17を取り付けるために、コーナ部B付近の仕上げ板材15、16は、コーナ部B以外の仕上げ板材とは異なる規格で製造しなければならず、工場での材料加工や製作性に難点が伴うとともに、壁パネルP3に対しても全面に仕上げ板材16を艤装させることができないので、現場での作業性を向上させることができない。
また、一方の仕上げ板材15は、壁パネルP2の端部Paよりも突出して設けられているので、輸送中や施工中に破損するおそれもあった。
本発明の課題は、建物のコーナ部の施工性を格段に向上することができ、併せて、コーナ部を仕上げる仕上げ板材として、平板形状の補助仕上げ材を用いることによって、コストをおさえることができる建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、第1の壁パネル1の一側側面に第2の壁パネル2の端面を突き合わせて、これら第1および第2の壁パネル1、2によって形成される、建物の出隅コーナ部Aの仕上げ構造において、
前記第1および第2の壁パネル1、2の表面には壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材3が取り付けられ、かつ、前記第1の壁パネル1の端面には、この端面を覆う補助仕上げ材4が設けられており、
前記第2の壁パネル2の側縁部表面には、前記第2の壁パネル2の端部よりも側方に突出するとともに、前記第1の壁パネル1の端面に合わさる幅寸法に形成された横耳部6aを有する横耳合板6が取り付けられており、
前記補助仕上げ材4は、この横耳部6aの上から釘打ちによって取り付けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1および第2の壁パネル1、2の表面に壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材3を取り付けて、この第1の壁パネル1の一側側面に第2の壁パネル2の端面を突き合わせることによって、第1の壁パネル1に直交する方向に第2の壁パネル2が設けられて建物の出隅部分となる。この時、第1の壁パネル1の端面には、仕上げ板材3が覆われていない露出部分が生じるが、この端面に補助仕上げ材4を取り付けるだけで露出部分を覆うことができ、建物の出隅コーナ部Aを簡単に形成させることができる。したがって、現場の施工性を向上させることができる。
また、前記補助仕上げ材4は、第1の壁パネル1と第2の壁パネル2を直交させて出隅を形成させる際に生じる、第1の壁パネル1の露出部分を覆うことが可能な形状である。例えば、図1に示すように、第1および第2の壁パネル1、2に取り付けられた仕上げ板材3とほぼ同様の厚みを有すとともに、前記露出部分を覆うことができる幅寸法となっている。
そして、このような形状であれば、従前使用されてきた断面L型のコーナ部A材等に比して、現場での取り付け作業が簡単になるとともに、工場での材料加工や製作性においても優れる。
さらに、第1および第2の壁パネル1、2に取り付ける仕上げ板材3の幅寸法を、それぞれの壁パネルの幅寸法と合わせることができるので、輸送中や施工中の仕上げ板材3の破損を防ぐことができるので好ましい。
請求項2記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、前記補助仕上げ材4を含む、互いに隣り合う仕上げ板材3どうしが、それらの間に所定の隙間5を設けるようにして配置し、
前記隙間5にバックアップ材5aを嵌め込み、かつ、その上から充填材5bをその表面を前記仕上げ板材3の表面とほぼ面一になるように充填することを前記課題の解決手段とした。
請求項2記載の発明によれば、前記補助仕上げ材4を含む、互いに隣り合う仕上げ板材3どうし間の隙間5が充填材5bで充填されるので、表面が平坦となり、よって、これら仕上げ板材3の表面全面への吹付け塗装の仕上がりが秀麗なものとなる。
また、前記隙間5には、バックアップ材5aが嵌め込まれているので、この充填材5bを受け止めることができ、充填された充填材5bを支持することができる。
なお、充填材5bとしては、例えばパテ5bが好適に使用されるが、これに限るものではない。
請求項3記載の発明は、例えば図1に示すように、第1の壁パネル1の一側側面に第2の壁パネル2の端面を突き合わせて、これら第1および第2の壁パネル1、2によって形成される、建物の出隅コーナ部Aを仕上げる仕上げ方法において、
あらかじめ第1および第2の壁パネル1、2の表面に、壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材3を取り付けるとともに、前記第2の壁パネル2の側縁部表面に、この第2の壁パネル2の端部よりも側方に突出するとともに、前記第1の壁パネル1の端面に合わさる幅寸法に形成された横耳部6aを有する横耳合板6を取り付けておき、第1の壁パネル1の一側側面に第2の壁パネル2の端面を突き合わせた後、第1の壁パネル1の端面に、この端面を覆う補助仕上げ材4を取り付ける際に、前記横耳合板6の横耳部6aを第1の壁パネル1の端面に合わせて、その上から補助仕上げ材4を釘打ちによって取り付けることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、あらかじめ第1および第2の壁パネル1、2の表面に、壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材3を取り付けておくことによって、現場で仕上げ板材3を取り付ける手間を省くことができ、施工性を向上させるので好ましい。
そして、このような第1の壁パネル1の一側側面に第2の壁パネル2の端面を突き合わせた後に、第1の壁パネル1の端面に、補助仕上げ材4を取り付けるだけで、この端面を覆うことができ、建物の出隅コーナ部Aを簡単に形成させることができる。したがって、現場の施工性を向上させることができる。
請求項4記載の発明は、例えば図1に示すように、第1および第2の壁パネル1、2の表面を覆う前記仕上げ板材3と、第1の壁パネル1の端面を覆う補助仕上げ材4との隙間5に充填材5bを充填した後、これら仕上げ板材および充填材の表面全面に吹付け塗装することを前記課題の解決手段とした。
請求項4記載の発明によれば、第1および第2の壁パネル1、2の表面を覆う前記仕上げ板材3と、第1の壁パネル1の端面を覆う補助仕上げ材4との隙間5に充填材5bを充填した後、これら仕上げ板材および充填材の表面全面に吹付け塗装するので、前記隙間5が目立たずに塗装でき、仕上がりが秀麗なものとなる。
本発明に係る建物の出隅コーナ部の仕上げ構造によれば、この建物の出隅コーナ部を形成する際に、第1の壁パネルの端面に補助仕上げ材を取り付けるだけで、仕上げ板材が覆われていない露出部分を簡単に覆うことができるとともに、第1および第2の壁パネルに取り付ける仕上げ板材の幅寸法を、それぞれの壁パネルの幅寸法と合わせることができるので、輸送中や施工中の仕上げ板材の破損を防ぐことができる。さらに、このように平板形状であれば、従前使用されてきた断面L型のコーナ部材等に比して、工場での材料加工や製作性においても優れ、しかもコストをおさえることができる。
また、本発明に係る建物の出隅コーナ部の仕上げ方法によれば、あらかじめ第1および第2の壁パネルの表面に、これら壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材を取り付けておくことによって、現場で仕上げ板材を取り付ける手間を省くことができ、施工性を向上させる。そして、このような第1の壁パネルの一側側面に第2の壁パネルの端面を突き合わせた後に、第1の壁パネルの端面に、補助仕上げ材を取り付けるだけで、この端面を覆うことができ、建物の出隅コーナ部を簡単に形成させることができる。したがって、現場の施工性を格段に向上させることができる。
さらに、前記補助仕上げ材を含む、互いに隣り合う仕上げ板材どうしの間の隙間には、バックアップ材が嵌め込まれ、その上から充填材が、前記仕上げ板材の表面とほぼ面一になるように充填されていることから、これら仕上げ板材および充填材の表面全面に吹付け塗装をすることによって、補助仕上げ材を含む仕上げ板材と隙間との境界が目立たせずに塗装でき、仕上がりが秀麗なものとなる。
以下、図面を参照して本発明に係る建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法の実施の形態について説明する。
本実施の形態の建物の出隅コーナ部Aの仕上げ構造は、図1に示すように、第1の壁パネル1の一側側面に第2の壁パネル2の端面を突き合わせて、これら第1および第2の壁パネル1、2によって、建物の出隅コーナ部Aを形成するもので、前記第1および第2の壁パネル1、2の表面には壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材3が取り付けられ、かつ、前記第1の壁パネル1の端面には、この端面を覆う補助仕上げ材4が設けられている。
前記第1の壁パネル1は、四角形状の枠状に組んだ複数の芯材と、その表裏を被う面材とが備えられ内部中空な構造となっている。また、その内部中空な部分には、通常、グラスウールやロックウール等の断熱材が装填される。
そして、一方の端面は建物のコーナ部Aに位置し、他方の端面は開口部が形成されるためにサッシ11が取り付けられている。
前記第2の壁パネル2は、その基本構造は第1の壁パネル1と同様である。また、一方の端面は、第1の壁パネル1の一側側面に接合されているが、他方の端面は、ボルトナット等のジョイント部材12によって連結されており、図面にはあらわしていないが、例えば中央部分に窓用の開口を備える形態となるように、第2の壁パネル2を含む4つの単位パネルを連結し、大型の壁パネル体Pとして構成したものであって、全体として長方形である。
なお、本実施の形態では、第2の壁パネル2の他方の端面をジョイント部材12で連結したが、これに限られるものではなく、例えば、釘打ち等による連結でも良く、また、これら連結用の部材等によって連結されずとも良い。
また、大型の壁パネル体Pを全体として長方形としたが、これに限られるものではなく、例えば、壁パネル体の一部が桁下がりとなっている場合には台形状の壁パネル体が用いられるように、躯体構造に合わせた形状が好ましい。
また、第1の壁パネル1と第2の壁パネル2を接合するために、第2の壁パネル2の側縁部表面には、横耳合板6が壁パネルの端部よりも側方に突出して取り付けられており、突出した横耳部6aは、第1の壁パネル1の端面に合わさる幅寸法に形成されている。
前記仕上げ板材3は、第1の壁パネル1や第2の壁パネル2、その他、大型の壁パネル体Pを構成する単位パネルの、それぞれの表面形状に対応させて、矩形板状に形成されたものであり、各壁パネルの表面に上下に所定間隔で取り付けられた胴縁7に対して、釘打ち等によって固定されている。
そして、本実施の形態においては、第1および第2の壁パネル1、2に取り付けられる仕上げ板材3は、自身が付属する壁パネルとほぼ同様の幅寸法に形成されている。
前記補助仕上げ材4は、平形状の板材であり、かつ、第1の壁パネル1の端面を覆うことが可能な幅寸法に設定され、第1および第2の壁パネル1、2に設けられた仕上げ板材3の厚みとほぼ同様の厚みに形成されている。
そして、前記仕上げ板材3どうし間および仕上げ板材3と補助仕上げ材4間には所定の隙間5が形成されており、これら各隙間5には、バックアップ材5aが嵌め込まれ、このバックアップ材5aの上から充填材5bが充填されて、隙間5を埋めている。
なお、このバックアップ材5aは、本実施の形態では、角バックアップ材5aを用いるが、隙間5の広さに応じて、図2に示すような丸バックアップ材8を用いても良い。さらに、充填材5bとしては、例えばパテ5bが好適に使用されるが、これに限るものではない。
また、特に、補助仕上げ材4の取り付け構造において、例えば、第2の壁パネル2から延出して設けられた胴縁7と、第1の壁パネル1の端面との間に取り付けられた合板6bとの、2つの部材に跨るように、この補助仕上げ材4が取り付けられた場合、図3に示すように、第2の壁パネル2に取り付けられた仕上げ板材3と補助仕上げ材4間に不陸が生じてしまうことがあり好ましくない。これを防ぐためには、図1に示すように、補助仕上げ材4を横耳合板6の横耳部6aに取り付けて、2つの部材に跨がせないような構造が好ましい。
さらに、仕上げ板材3の表面に吹付け塗装を行う前に、隙間5に充填した充填材5bの表面を覆うようにしてテープ材を貼着すると、互いに隣り合う仕上げ板材3およびその間のテープ材との表面が平坦となるので、塗装後の仕上がりが秀麗なものとなり好ましい。
以上のような構成からなる建物のコーナ部Aを施工するには、あらかじめ工場で第1および第2の壁パネル1、2の表面に、壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材3を取り付けておき、第1の壁パネル1の一側側面に第2の壁パネル2の端面を突き合わせた後、第1の壁パネル1の端面に、この端面を覆う補助仕上げ材4を取り付ける。
この際、第1の壁パネル1と第2の壁パネル2を接合するために、第2の壁パネル2の側縁部表面に取り付けられた前記横耳合板6の横耳部6aを第1の壁パネル1の端面に合わせて、その上から補助仕上げ材4を釘打ち等によって取り付ける。
なお、これら壁パネルおよびコーナ部Aの接合部分には透湿防水シート9等の防水シートを設けて、目地埋めだけではなく更に防水加工を施しておくようにする。
このように建物のコーナ部Aの概形を構成した後は、まず、各仕上げ板材3間や、仕上げ板材3と補助仕上げ材4との間に形成された隙間5(目地)に、バックアップ材5aを嵌め込み、バックアップ材5aを嵌め込んだその上からパテ5bを充填して隙間5を埋める。
パテ5bを充填する際は、前記仕上げ板材3の表面とほぼ面一になるように充填して、不陸を生じさせないようにする。
なお、部位によってはサネ接合等が可能な場合もあり、このような時は前記バックアップ材5a無しでパテ5bを充填するだけで良い。
また、組み立て精度によっては前記隙間5が広くなってしまう場合もあり、そのような時には、嵌め込むバックアップ材5aを角バックアップ材5aではなく、丸バックアップ材8に代えて嵌め込むことによって、隙間5の広さに対応することができて好ましい。
そして、第1および第2の壁パネル1、2の表面を覆う前記仕上げ板材3と、第1の壁パネル1の端面を覆う補助仕上げ材4と、前記隙間5に充填された充填材5bとの表面全面に対して吹付け材10を塗装する。
以上のような工程を経ることで、建物の出隅コーナ部Aを構成することができ、このような仕上げ構造の出隅コーナ部Aによって、吹付け塗装時の建物の出隅コーナ部Aの施工性を格段に向上することができ、併せて、補助仕上げ材4を平板形状とすることによって、コストをおさえることができる。
本発明の建物の出隅コーナ部の仕上げ構造を示す平面図である。 丸バックアップ材を嵌め込む場合の一例を示す平面図である。 補助仕上げ材の取り付け時に不陸が生じた場合の一例を示す平面図である。 従来の建物の出隅コーナ部の仕上げ構造を示す平面図である。 従来の建物の出隅コーナ部の仕上げ構造の他の一例を示す平面図である。
符号の説明
1 第1の壁パネル
2 第2の壁パネル
3 仕上げ板材
4 補助仕上げ材
5 隙間(目地)
5a バックアップ材
5b 充填材

Claims (4)

  1. 第1の壁パネルの一側側面に第2の壁パネルの端面を突き合わせて、これら第1および第2の壁パネルによって形成される、建物の出隅コーナ部の仕上げ構造において、
    前記第1および第2の壁パネルの表面には壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材が取り付けられ、かつ、前記第1の壁パネルの端面には、この端面を覆う補助仕上げ材が設けられており、
    前記第2の壁パネルの側縁部表面には、前記第2の壁パネルの端部よりも側方に突出するとともに、前記第1の壁パネルの端面に合わさる幅寸法に形成された横耳部を有する横耳合板が取り付けられており、
    前記補助仕上げ材は、この横耳部の上から釘打ちによって取り付けられていることを特徴とする建物の出隅コーナ部の仕上げ構造。
  2. 請求項1に記載の建物の出隅コーナ部の仕上げ構造において、
    前記補助仕上げ材を含む、互いに隣り合う仕上げ板材どうしが、それらの間に所定の隙間を設けるようにして配置され、
    前記隙間にバックアップ材が嵌め込まれ、かつ、その上から充填材がその表面を前記仕上げ板材の表面とほぼ面一になるように充填されていることを特徴とする建物の出隅コーナ部の仕上げ構造。
  3. 第1の壁パネルの一側側面に第2の壁パネルの端面を突き合わせて、これら第1および第2の壁パネルによって形成される、建物の出隅コーナ部を仕上げる仕上げ方法において、
    あらかじめ第1および第2の壁パネルの表面に、壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材を取り付けるとともに、前記第2の壁パネルの側縁部表面に、この第2の壁パネルの端部よりも側方に突出するとともに、前記第1の壁パネルの端面に合わさる幅寸法に形成された横耳部を有する横耳合板を取り付けておき、第1の壁パネルの一側側面に第2の壁パネルの端面を突き合わせた後、第1の壁パネルの端面に、この端面を覆う補助仕上げ材を取り付ける際に、前記横耳合板の横耳部を第1の壁パネルの端面に合わせて、その上から補助仕上げ材を釘打ちによって取り付けることを特徴とする建物のコーナ部の仕上げ方法。
  4. 請求項3に記載の建物のコーナ部の仕上げ方法において、
    第1および第2の壁パネルの表面全面を覆う前記仕上げ板材と、第1の壁パネルの端面を覆う補助仕上げ材との隙間に充填材を充填した後、これら仕上げ板材および充填材の表面全面に吹付け塗装することを特徴とする建物のコーナ部の仕上げ方法。
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