JP4448733B2 - 建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法 - Google Patents
建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4448733B2 JP4448733B2 JP2004167265A JP2004167265A JP4448733B2 JP 4448733 B2 JP4448733 B2 JP 4448733B2 JP 2004167265 A JP2004167265 A JP 2004167265A JP 2004167265 A JP2004167265 A JP 2004167265A JP 4448733 B2 JP4448733 B2 JP 4448733B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall panel
- finishing
- corner
- building
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
この発明においては、長さ方向の一端部にオスサネ320を、他端部にメスサネ321を備えた第2のサイディング材32で建物壁面21、22を覆い、建物のコーナ部Rに臨む一方のサイディング材のみを、両端部にオスサネ310、310を備えた第1のサイディング材31とすることによって、建物のコーナ部Rをオスサネ310、310が臨む仕上げ形態とし、コーナ仕上げ板材50を容易に上から被せる操作で、コーナ部Rの仕上げができるものである。
また、一方の仕上げ板材15は、壁パネルP2の端部Paよりも突出して設けられているので、輸送中や施工中に破損するおそれもあった。
前記第1および第2の壁パネル1、2の表面には壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材3が取り付けられ、かつ、前記第1の壁パネル1の端面には、この端面を覆う補助仕上げ材4が設けられており、
前記第2の壁パネル2の側縁部表面には、前記第2の壁パネル2の端部よりも側方に突出するとともに、前記第1の壁パネル1の端面に合わさる幅寸法に形成された横耳部6aを有する横耳合板6が取り付けられており、
前記補助仕上げ材4は、この横耳部6aの上から釘打ちによって取り付けられていることを特徴とする。
そして、このような形状であれば、従前使用されてきた断面L型のコーナ部A材等に比して、現場での取り付け作業が簡単になるとともに、工場での材料加工や製作性においても優れる。
さらに、第1および第2の壁パネル1、2に取り付ける仕上げ板材3の幅寸法を、それぞれの壁パネルの幅寸法と合わせることができるので、輸送中や施工中の仕上げ板材3の破損を防ぐことができるので好ましい。
前記隙間5にバックアップ材5aを嵌め込み、かつ、その上から充填材5bをその表面を前記仕上げ板材3の表面とほぼ面一になるように充填することを前記課題の解決手段とした。
また、前記隙間5には、バックアップ材5aが嵌め込まれているので、この充填材5bを受け止めることができ、充填された充填材5bを支持することができる。
なお、充填材5bとしては、例えばパテ5bが好適に使用されるが、これに限るものではない。
あらかじめ第1および第2の壁パネル1、2の表面に、壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材3を取り付けるとともに、前記第2の壁パネル2の側縁部表面に、この第2の壁パネル2の端部よりも側方に突出するとともに、前記第1の壁パネル1の端面に合わさる幅寸法に形成された横耳部6aを有する横耳合板6を取り付けておき、第1の壁パネル1の一側側面に第2の壁パネル2の端面を突き合わせた後、第1の壁パネル1の端面に、この端面を覆う補助仕上げ材4を取り付ける際に、前記横耳合板6の横耳部6aを第1の壁パネル1の端面に合わせて、その上から補助仕上げ材4を釘打ちによって取り付けることを特徴とする。
そして、このような第1の壁パネル1の一側側面に第2の壁パネル2の端面を突き合わせた後に、第1の壁パネル1の端面に、補助仕上げ材4を取り付けるだけで、この端面を覆うことができ、建物の出隅コーナ部Aを簡単に形成させることができる。したがって、現場の施工性を向上させることができる。
そして、一方の端面は建物のコーナ部Aに位置し、他方の端面は開口部が形成されるためにサッシ11が取り付けられている。
なお、本実施の形態では、第2の壁パネル2の他方の端面をジョイント部材12で連結したが、これに限られるものではなく、例えば、釘打ち等による連結でも良く、また、これら連結用の部材等によって連結されずとも良い。
また、大型の壁パネル体Pを全体として長方形としたが、これに限られるものではなく、例えば、壁パネル体の一部が桁下がりとなっている場合には台形状の壁パネル体が用いられるように、躯体構造に合わせた形状が好ましい。
そして、本実施の形態においては、第1および第2の壁パネル1、2に取り付けられる仕上げ板材3は、自身が付属する壁パネルとほぼ同様の幅寸法に形成されている。
また、特に、補助仕上げ材4の取り付け構造において、例えば、第2の壁パネル2から延出して設けられた胴縁7と、第1の壁パネル1の端面との間に取り付けられた合板6bとの、2つの部材に跨るように、この補助仕上げ材4が取り付けられた場合、図3に示すように、第2の壁パネル2に取り付けられた仕上げ板材3と補助仕上げ材4間に不陸が生じてしまうことがあり好ましくない。これを防ぐためには、図1に示すように、補助仕上げ材4を横耳合板6の横耳部6aに取り付けて、2つの部材に跨がせないような構造が好ましい。
さらに、仕上げ板材3の表面に吹付け塗装を行う前に、隙間5に充填した充填材5bの表面を覆うようにしてテープ材を貼着すると、互いに隣り合う仕上げ板材3およびその間のテープ材との表面が平坦となるので、塗装後の仕上がりが秀麗なものとなり好ましい。
なお、これら壁パネルおよびコーナ部Aの接合部分には透湿防水シート9等の防水シートを設けて、目地埋めだけではなく更に防水加工を施しておくようにする。
パテ5bを充填する際は、前記仕上げ板材3の表面とほぼ面一になるように充填して、不陸を生じさせないようにする。
また、組み立て精度によっては前記隙間5が広くなってしまう場合もあり、そのような時には、嵌め込むバックアップ材5aを角バックアップ材5aではなく、丸バックアップ材8に代えて嵌め込むことによって、隙間5の広さに対応することができて好ましい。
2 第2の壁パネル
3 仕上げ板材
4 補助仕上げ材
5 隙間(目地)
5a バックアップ材
5b 充填材
Claims (4)
- 第1の壁パネルの一側側面に第2の壁パネルの端面を突き合わせて、これら第1および第2の壁パネルによって形成される、建物の出隅コーナ部の仕上げ構造において、
前記第1および第2の壁パネルの表面には壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材が取り付けられ、かつ、前記第1の壁パネルの端面には、この端面を覆う補助仕上げ材が設けられており、
前記第2の壁パネルの側縁部表面には、前記第2の壁パネルの端部よりも側方に突出するとともに、前記第1の壁パネルの端面に合わさる幅寸法に形成された横耳部を有する横耳合板が取り付けられており、
前記補助仕上げ材は、この横耳部の上から釘打ちによって取り付けられていることを特徴とする建物の出隅コーナ部の仕上げ構造。 - 請求項1に記載の建物の出隅コーナ部の仕上げ構造において、
前記補助仕上げ材を含む、互いに隣り合う仕上げ板材どうしが、それらの間に所定の隙間を設けるようにして配置され、
前記隙間にバックアップ材が嵌め込まれ、かつ、その上から充填材がその表面を前記仕上げ板材の表面とほぼ面一になるように充填されていることを特徴とする建物の出隅コーナ部の仕上げ構造。 - 第1の壁パネルの一側側面に第2の壁パネルの端面を突き合わせて、これら第1および第2の壁パネルによって形成される、建物の出隅コーナ部を仕上げる仕上げ方法において、
あらかじめ第1および第2の壁パネルの表面に、壁パネルの表面全面を覆う仕上げ板材を取り付けるとともに、前記第2の壁パネルの側縁部表面に、この第2の壁パネルの端部よりも側方に突出するとともに、前記第1の壁パネルの端面に合わさる幅寸法に形成された横耳部を有する横耳合板を取り付けておき、第1の壁パネルの一側側面に第2の壁パネルの端面を突き合わせた後、第1の壁パネルの端面に、この端面を覆う補助仕上げ材を取り付ける際に、前記横耳合板の横耳部を第1の壁パネルの端面に合わせて、その上から補助仕上げ材を釘打ちによって取り付けることを特徴とする建物のコーナ部の仕上げ方法。 - 請求項3に記載の建物のコーナ部の仕上げ方法において、
第1および第2の壁パネルの表面全面を覆う前記仕上げ板材と、第1の壁パネルの端面を覆う補助仕上げ材との隙間に充填材を充填した後、これら仕上げ板材および充填材の表面全面に吹付け塗装することを特徴とする建物のコーナ部の仕上げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004167265A JP4448733B2 (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | 建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004167265A JP4448733B2 (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | 建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005344425A JP2005344425A (ja) | 2005-12-15 |
JP4448733B2 true JP4448733B2 (ja) | 2010-04-14 |
Family
ID=35497060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004167265A Expired - Fee Related JP4448733B2 (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | 建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4448733B2 (ja) |
-
2004
- 2004-06-04 JP JP2004167265A patent/JP4448733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005344425A (ja) | 2005-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4710055B2 (ja) | コーナー用接合金物 | |
JP2000336768A (ja) | 外壁パネル取付用ブラケットおよび外壁パネル取付用ブラケットの製造方法 | |
JP4448733B2 (ja) | 建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法 | |
JP3997161B2 (ja) | 基礎上の空隙構造 | |
JPH08246601A (ja) | 壁パネルおよび外壁構造 | |
CN220266854U (zh) | 一种拼接式预制构件 | |
JP7114501B2 (ja) | 建物外壁の出隅構造 | |
JP2572442B2 (ja) | パネル組立型建築物の内貼り石膏ボードの施工方法および石膏ボード付きパネル | |
JP4464215B2 (ja) | 壁パネルの連結部の施工方法 | |
JPH11200587A (ja) | 外壁用出隅材とその製造方法 | |
JPH08326272A (ja) | フローリング貼り床パネルおよびその敷込み構造 | |
JP3180093B2 (ja) | 外壁パネルのコーナー部における外装材の取り付け方法 | |
JP2590494Y2 (ja) | ドア付パネル | |
JP3026730B2 (ja) | 家屋の外壁の構造 | |
JP3165667B2 (ja) | 外壁パネル | |
JP2837216B2 (ja) | 石膏ボード貼りパネルによる小壁の取付構造 | |
JP2573359Y2 (ja) | 外壁ジョイナーの取付構造 | |
JP5199609B2 (ja) | 大型壁パネルの設置構造 | |
JP3224179B2 (ja) | 床下配管構造 | |
JPH0960248A (ja) | 建物のコーナ部分の施工方法 | |
JP2539573B2 (ja) | 屋根パネル | |
JP2000314195A (ja) | 家屋コーナ部の外壁構造 | |
JPH05263487A (ja) | 建築用壁パネル | |
CA2627698A1 (en) | Insulating member for use between floor joists | |
JP2001349038A (ja) | パネルの取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070427 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080118 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091006 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100119 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4448733 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140129 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |