JP4464215B2 - 壁パネルの連結部の施工方法 - Google Patents
壁パネルの連結部の施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4464215B2 JP4464215B2 JP2004196482A JP2004196482A JP4464215B2 JP 4464215 B2 JP4464215 B2 JP 4464215B2 JP 2004196482 A JP2004196482 A JP 2004196482A JP 2004196482 A JP2004196482 A JP 2004196482A JP 4464215 B2 JP4464215 B2 JP 4464215B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall panel
- plate
- gap
- side end
- finishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
また、乾式目地材を挿入する際には、安定した挿入状態を保つことができないばかりか、例えば、この仕上げ板材60、70の表面全面に吹付け塗装を行う場合などにおいては、完工後、地震や強風等で建物躯体に動きがあった時に、乾式目地材は躯体の動きに追従することができず、壁面の塗装にひび割れが起きてしまうことがあった。
予め、前記第1の仕上げ板材6の上ザネの下部の切欠部6bに補助バックアップ材9を取り付けておき、
次に、前記隙間8にバックアップ材10を、前記補助バックアップ材9に密着させるようにして挿入し、次に、このバックアップ材10上に、湿式シーリング材11を第1の仕上げ板材6の側端部6aと、第2の仕上げ板材7の側端部7aとに水密に密着するように充填することを前記課題の解決手段とした。
また、上ザネが形成された仕上げ板材6の側端部6aと、隣り合う仕上げ板材7の側端部7aとの間に形成された隙間8に、バックアップ材10を挿入し、次に、このバックアップ材10上に、湿式シーリング材11を第1の仕上げ板材6の側端部6aと、第2の仕上げ板材7の側端部7aとに水密に密着するように充填することで、隙間8を埋めることができ、雨水などの侵入を防ぐことができる。
さらに、前記隙間8に対して、バックアップ材10を挿入しておくことによって、バックアップ材10上に充填する湿式シーリング材11の使用量を減らすことができるので、コストダウンを図ることができる。
また、前記上ザネの下部の切欠部6bに補助バックアップ材9を取り付けておくことによって、湿式シーリング材11が切欠部6bに入り込むことを防止することができる。また、前記バックアップ材10を前記補助バックアップ材9に密着させるようにして前記隙間8に挿入することによって、このバックアップ材10が前記切欠部6bに向かって倒れ込むことを防止することができる。
また、湿式シーリング材11を隙間8に充填することによって、完工後、例えば地震等で躯体が動いた際に、この躯体の動きに追従することができて、表面の塗装にひび割れ等が生じない。
また、この目地処理においては、仕上げ板材と仕上げ板材との間に生じる隙間にバックアップ材を挿入し、さらに、このバックアップ材上に、仕上げ板材の表面と面一になるように湿式シーリング材を充填するだけで効果的に防水することができるとともに、コストダウンを図ることができ、その上、吹付け塗装後の仕上がりも秀麗なものとなる。しかも、湿式シーリング材を隙間に充填することによって、完工後、例えば地震等で躯体が動いた際に、この躯体の動きに追従することができ、表面の塗装にひび割れ等が生じることもない。
なお、本実施の形態の第1および第2の仕上げ板材付き壁パネル2、3の表面全面には、後工程にて吹付け塗装が行われるものである。
また、コストダウンの観点から見ると、前記隙間8に対してバックアップ材10が挿入されるので、このバックアップ材10上に充填される湿式シーリング材11の使用量を減らすことができ、コストダウンを図ることができる。
さらに、前記他方の側端部7aが特殊な形状を有していないのは、前記下ザネ形状に形成されていた下ザネ部を、予め工場等で切断しておき、この第2の仕上げ板材7が取り付けられた壁パネル5の側端部5aよりも突出しないようにするためであり、これによって輸送中の破損を防ぐことができる。さらに、グリッドプランニングで設計されていない住宅や外壁に吹付け塗装を行う住宅等では、規則的なモジュールの外壁構造となっていない場合もあり、このような住宅の外壁を仕上げ板材で仕上げる際にも、側端部のサネが加工されて、個々の壁パネルの形状に合わせた仕上げ板材に形成される。
また、第1の仕上げ板材6の、上ザネが形成された側端部6aの下部に位置する切欠部6bには、補助バックアップ材9を予め工場等で嵌め込んでおき、現場作業の省略を図ることができるとともに、湿式シーリング材11の切欠部6bへの流入を防ぐことができる。
また、この防水シート13は、図3に示すように、第1および第2の壁パネル4、5から延出している部分を防水性両面テープ等で貼り合わせて、隙間8(目地)の奥に折りたたんでおく。
次に、バックアップ材10を嵌め込んだその上から湿式シーリング材11を充填して隙間8を埋める。
湿式シーリング材11を充填する際は、前記第1および第2の仕上げ板材6、7の表面とほぼ面一になるように充填して、不陸を生じさせないようにする。
また、仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1以外では、仕上げ板材どうしのサネ接合等が可能な部分もあり、このような時には前記バックアップ材10は用いずにサネ矧ぎによって接合する。
また、湿式シーリング材11を隙間8に充填することによって、例えば、完工後、地震等で躯体が動いた際に、この躯体の動きに追従することができて、表面の塗装にひび割れ等が生じない。
このような側端部形状の異なる複数の仕上げ板材15、16、17を用いた場合、図4(a)に示すように、壁パネル4、5の連結部1において、仕上げ板材16、17のサネが重なって取り付けることができないことがある。このような時には、予め工場等で、壁パネル4、5の側端部4a、5aの位置に合わせて、重なり合う仕上げ板材16、17のサネを切断しておき、現場で施工する際には、図4(b)に示すように、これら仕上げ板材16、17の側端部16a、17aにサネを形成せず、これら側端部16a、17aの間に形成された隙間8にはバックアップ材10aを嵌め込んで、その上から湿式シーリング材11を充填する。これによって、仕上げ板材のサネの形状が、一方が上ザネ、他方が下ザネのみのサネ形状の仕上げ板材6、7の場合と略同様の外壁構造を提供できる。
また、前記隙間8の幅寸法に応じて上述の丸型のバックアップ材10bを挿入することも可能である。
また、側端部形状の異なる複数の仕上げ板材15、16、17を用いた際も同様に仕上げ板材付き壁パネル2、3の連結部1を構成することができ、施工性や見映え、防水機能等を向上させることが可能となる。
2 第1の仕上げ板材付き壁パネル
3 第2の仕上げ板材付き壁パネル
4 第1の壁パネル
5 第2の壁パネル
6 第1の仕上げ板材
6a 側端部
6b 切欠部
7 第2の仕上げ板材
7a 側端部
8 隙間
9 補助バックアップ材
10 バックアップ材
11 湿式シーリング材
Claims (4)
- 予め表面全面に、側端部に上ザネが形成された仕上げ板材が取り付けられた第1の仕上げ板材付き壁パネルと、予め表面全面に仕上げ板材が取り付けられた第2の仕上げ板材付き壁パネルどうしを互いに突き合わせて連結して、これら仕上げ板材付き壁パネルの、第1の仕上げ板材の側端部と、第2の仕上げ板材の側端部との間に隙間を形成し、
予め、前記第1の仕上げ板材の上ザネの下部の切欠部に補助バックアップ材を取り付けておき、
次に、前記隙間にバックアップ材を、前記補助バックアップ材に密着させるようにして挿入し、次に、このバックアップ材上に、湿式シーリング材を第1の仕上げ板材の側端部と、第2の仕上げ板材の側端部とに水密に密着するように充填することを特徴とする壁パネルの連結部の施工方法。 - 請求項1に記載の壁パネルの連結部の施工方法において、
前記隙間にバックアップ材を、前記上ザネの裏面に前記バックアップ材の一部が係止するようにして挿入することを特徴とする壁パネルの連結部の施工方法。 - 請求項1または2に記載の壁パネルの連結部の施工方法において、
前記湿式シーリング材を、この湿式シーリング材の表面が、仕上げ板材付き壁パネルの仕上げ板材の表面とほぼ面一になるように充填することを特徴とする壁パネルの連結部の施工方法。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の壁パネルの連結部の施工方法において、
前記隙間に湿式シーリング材を充填した後、前記仕上げ板材の表面全面と、前記湿式シーリング材の表面全面とに吹付け塗装をすることを特徴とする壁パネルの連結部の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196482A JP4464215B2 (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 壁パネルの連結部の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196482A JP4464215B2 (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 壁パネルの連結部の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006016873A JP2006016873A (ja) | 2006-01-19 |
JP4464215B2 true JP4464215B2 (ja) | 2010-05-19 |
Family
ID=35791401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004196482A Expired - Fee Related JP4464215B2 (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 壁パネルの連結部の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4464215B2 (ja) |
-
2004
- 2004-07-02 JP JP2004196482A patent/JP4464215B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006016873A (ja) | 2006-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060101777A1 (en) | Insulating roofing system for flat roofs | |
JP4464215B2 (ja) | 壁パネルの連結部の施工方法 | |
JP2002129666A (ja) | 連棟型ユニットハウスの連結部における止水方法及び止水構造 | |
JP5175506B2 (ja) | 建物ユニット間の目地構造及びユニット建物 | |
CN210032252U (zh) | 一种上、下预制外墙板和梁的连接节点 | |
JPS6351547A (ja) | 外壁パネルのシ−ル構造 | |
JP2010174442A (ja) | 建物の外装部及びその施工方法 | |
CA2521801A1 (en) | Insulating roofing system for flat roofs | |
JPS6143499B2 (ja) | ||
JP2008255715A (ja) | 屋根パネルおよび屋根パネル継ぎ目カバー、並びに梁材 | |
JP4321452B2 (ja) | 外壁パネルの目地構造 | |
JP3398433B2 (ja) | 屋根又はバルコニーの防水施工方法 | |
JP3136509B2 (ja) | 建物外壁の施工方法 | |
JP4448733B2 (ja) | 建物の出隅コーナ部の仕上げ構造および仕上げ方法 | |
JP4375323B2 (ja) | 雨漏れ防止構造の比較解説装置 | |
KR200215058Y1 (ko) | 벽체마감용 사이딩패널 | |
JP3407922B2 (ja) | 張出ユニットの立ち上がり部用笠木 | |
JP2001349016A (ja) | 横葺き外装パネルの接続構造およびジョイント部品 | |
JP2004225360A (ja) | 外壁パネルにおける開口の形成方法 | |
JPH08326202A (ja) | 雨樋隠し用屋根パネルおよび雨樋の納まり構造 | |
JP2705865B2 (ja) | 屋根パネル接合部の防水処理方法 | |
JP2500170B2 (ja) | 建築物の外壁施工方法 | |
US20200149287A1 (en) | Panelized eifs stucco-siding system and method | |
JPH09250210A (ja) | 防水具 | |
JPS6340037A (ja) | 外壁パネルのシ−ル構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070628 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080118 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100216 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140226 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |