JP4448624B2 - 除雪車両及び除雪車両のブレード自動制御方法 - Google Patents
除雪車両及び除雪車両のブレード自動制御方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、除雪車両及び除雪車両のブレード自動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、除雪車両としてはトラックに除雪用のブレードを取り付けたもの、あるいはモータグレーダ等が用いられている。除雪は舗装路面が露出するまで行う必要があり、作業には熟練を要する。そのため、いくつかの自動制御が提案されている。その一例として特許第2516547号公報および特許第2571535号公報に開示されたものがある。
【0003】
特許第2516547号公報に開示されたものは、除雪車に、ブレードと、ブレード押圧手段と、ブレードの振動を感知する振動感知器と、制御器とを備える。そして振動感知器で検出した振動状態に基づいて現在の除雪状態を推定し、その推定結果に応じて制御器でブレード押圧手段を作動させ、アスファルト路面が完全に露出するようにブレードの接地圧を自動制御するようにしている。
【0004】
特許第2571535号公報に開示されたものは、除雪車に、ブレードと、ブレードの左右のエッジ押圧手段と、左右のエッジの振動を検出する振動感知器とをそれぞれ独立して設ける。そして振動感知器で検出した振動状態に基づいてエッジ左右端それぞれの除雪状態を推定し、その結果に応じて左右それぞれのエッジ押圧手段を作動し、アスファルト路面が完全に露出するようにエッジ圧を制御する方法としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
除雪作業を行う場合、ブレードの切削角を大きくするとブレードの刃先は雪に食い込みやすくなり、切削角を小さくすると切削抵抗が小さくなって作業効率が向上する。また、切削角を小さくして作業すると刃先がシャープに研削され、切削効率が向上する。
しかしながら、上記構成および方法においては、ブレードの押圧力のみを制御しているため常に効率的な切削状態で切削しているとは限らず、作業効率の低下、燃料消費の増大を招く恐れがある。また、ブレードの刃先の磨耗が一定方向であり、切削性が鈍化したり、あるいは硬い雪の除雪が困難になる場合がある。
【0006】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、常に効率的な除雪作業を行え、ブレードの刃先をシャープに研削して良好な切削性を保持できる除雪車両及び除雪車両のブレード自動制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1発明は、ブレードと、ブレード押圧手段と、ブレード切削角調整手段とを有し、ブレード押付力とブレード切削角とを調整可能な除雪車両であって、
残雪検知手段と、ブレード押付力検知手段と、ブレード切削角検知手段とを有するとともに、
前記残雪検知手段と、ブレード押付力検知手段と、ブレード切削角検知手段との検出値に基づいて、前記ブレード押圧手段とブレード切削角調整手段)とを作動制御し、ブレード押付力およびブレード切削角を制御するコントローラを有し、
残雪検知手段が路面を検知した場合には、ブレード押圧手段およびブレード切削角調整手段を作動させ、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させて除雪作業を行うことを特徴としている。
【0008】
第1発明によると、ブレード押圧手段のほかにブレード切削角調整手段を設けたため、ブレードの制御をブレード押圧手段とブレード切削角調整手段とで行うことができ、もって最適な切削条件で作業し得るために、効率的な除雪作業が可能となり、また上記制御を自動的に行えるために、作業能率が向上することとなる。
さらに、第1発明によると、積雪状態に応じて、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させ、常に最適なブレード接地圧と最適なブレード切削角とで作業するよう制御されることから、切削抵抗が少なく抑えられることによって作業負荷が軽減され、燃料消費の低減、機械損失の減少、作業速度の向上が可能となり、もって効率的な除雪作業が行えるとともに、ブレードの刃先がシャープに研削され、常に良好な切削効率のもとで作業することができる。
【0009】
第2発明は、第1発明において、前記残雪検知手段は、振動センサである
構成としている。
【0010】
第2発明によると、残雪検知手段は振動センサとしたため、構造簡単でコストを安くすることができる。
【0011】
第3発明は、ブレードと、ブレード押圧手段と、ブレード切削角調整手段と、残雪検知手段と、ブレード押付力検知手段と、ブレード切削角検知手段と、ブレード押付力とブレード切削角とを制御するコントローラとを備えた除雪車両のブレード自動制御方法であって、残雪検知手段が路面を検知した場合には、ブレード押圧手段およびブレード切削角調整手段を作動させ、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させ除雪作業を行う方法としている。
【0012】
第3発明によると、積雪状態に応じて、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させ、常に最適なブレード接地圧と最適なブレード切削角とで作業するように制御される。そのため、切削抵抗が少なく、したがって作業負荷が軽減され、燃料消費の低減、機械損失の減少、作業速度の向上が可能となり、効率的な除雪作業が行える。また、ブレードの刃先がシャープに研削され、常に良好な切削効率のもとで作業することができる。
【0013】
第4発明は、ブレードと、ブレード押圧手段と、ブレード切削角調整手段と、残雪検知手段と、ブレード押付力検知手段と、ブレード切削角検知手段と、ブレード押付力とブレード切削角とを制御するコントローラとを備えた除雪車両のブレード自動制御方法であって、
残雪検知手段が路面を検知した場合には、ブレード押圧手段およびブレード切削角調整手段を作動させ、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させる第1の制御動作と、
前記第1の制御動作に次いで、ブレードが所定の最小切削角または所定の最大押付力に到達しても路面を検知している場合には、そのときの切削角を維持したままブレード押圧手段を作動させて押付力を減少させる第2の制御動作と、
前記第1の制御動作または前記第2の制御動作の途中において、路面を検知しなくなった場合には、押付力を維持したままブレード切削角調整手段を作動させて切削角を増大させる第3の制御動作とを含み、
以上の制御動作を自動的に繰り返しながら除雪作業を行うことを特徴としている。
第4発明によると、積雪状態に応じて常に小さなブレード接地圧と小さなブレード切削角とで作業するように制御される。そのため、第3発明と同様に、切削抵抗が少なく、したがって作業負荷が軽減され、燃料消費の低減、機械損失の減少、作業速度の向上が可能となり、効率的な除雪作業が行える。また、ブレードの刃先がシャープに研削され、常に良好な切削効率のもとで作業することができる。
【0014】
第5発明は、ブレードと、ブレード押圧手段と、ブレード切削角調整手段と、残雪検知手段と、ブレード押付力検知手段と、ブレード切削角検知手段と、ブレード押付力とブレード切削角とを制御するコントローラとを備えた除雪車両のブレード自動制御方法であって、
ブレードが所定の最大切削角かつ所定の最大押付力に到達しても、残雪検知手段が路面を検知しない場合には、そのときの切削角を維持したままブレード押圧手段を作動させて、前記所定の最大押圧力を超えた圧力領域においてブレードの押圧力を増大させる特別な第1の制御動作と、
前記特別な第1の制御動作に次いで、残雪検知手段が路面を検知した場合には、そのときの切削角を維持したままブレード押圧手段を作動させて、前記所定の最大押圧力までブレードの押圧力を減少させる特別な第2の制御動作と、
前記特別な第2の制御動作に次いで、前記所定の最大押圧力を超えない圧力領域において、残雪検知手段が路面を検知した場合には、ブレード押圧手段およびブレード切削角調整手段を作動させ、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させる第1の制御動作と、
前記第1の制御動作に次いで、ブレードが所定の最小切削角または所定の最大押付力に到達しても路面を検知している場合には、そのときの切削角を維持したままブレード押圧手段を作動させて押付力を減少させる第2の制御動作と、
前記第1の制御動作または前記第2の制御動作の途中において、路面を検知しなくなった場合には、押付力を維持したまま前記ブレード切削角調整手段を作動させて切削角を増大させる第3の制御動作とを含み、
以上の制御動作を自動的に繰り返しながら除雪作業を行うことを特徴としている。
第5発明によると、非常に固い雪を除雪する場合であっても、積雪状態に応じて常に小さなブレード接地圧と小さなブレード切削角とで作業するように制御される。そのため、第3発明に係るブレード自動制御方法と同様に、切削抵抗が少なく、したがって作業負荷が軽減され、燃料消費の低減、機械損失の減少、作業速度の向上が可能となり、効率的な除雪作業が行える。また、ブレードの刃先がシャープに研削され、常に良好な切削効率のもとで作業することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る除雪車両及び除雪車両のブレード自動制御方法の実施形態について、図面を参照して詳述する。
【0016】
図1は除雪車両であるモータグレーダ1の側面図である。図1において、メインフレーム2の前部には前輪3が、後部には後輪4,4が配置されている。後輪4,4の上部には運転室5およびエンジンルーム6が設けられている。メインフレーム2のほぼ中央部の下方にはサークル7が揺動自在に取り付けられ、サークル7にはブレード8が回動自在に取り付けられている。メインフレーム2とサークル7とはブレード押圧手段10を構成する左右一対のリフトシリンダ11、11により連結され、リフトシリンダ11、11を伸縮することによりブレード8は昇降する。サークル7とブレード8とはブレード切削角調整手段13を構成するパワーチルトシリンダ14により連結され、パワーチルトシリンダ14を伸縮することによりブレード8は前後に揺動し、切削角αが変わるようになっている。
【0017】
メインフレーム2にはリフトシリンダ用電磁弁12と、パワーチルトシリンダ用電磁弁15と、ブレード押付力検知手段22を構成する圧力センサ22aとが設けられている。ブレード押圧力検知手段22は例えばストレインメータを利用するものでも良い。運転室5内にはコントローラ20および運転操作用のタッチパネル24が設けられている。残雪検知手段21は、光学式のものや、ブレード刃先の高さ方向位置を検出するものや、振動センサなど、各種の方法があるが、本実施例では振動センサ21aをブレード8に取り付けている。振動センサ21aの検出信号により、コントローラ20はブレード8が残雪の上に有るのか、又は路面の上に有るのかを判断し、残雪の検知、又は路面の検知を行うようにしており、例えば、検出信号の大きさが所定値以上であったり、また検出信号によって求められる振動パターンが所定のパターンであれば、路面を検知したと判定している。23aはブレード切削角検知手段23を構成する切削角センサであり、26は速度センサである。
【0018】
図2はブレード自動制御装置の制御系統図である。図2において、コントローラ20は振動センサ21a、一対の圧力センサ22a,22a、切削角センサ23a、運転室5内に設けられた自動制御スイッチ27、タッチパネル24に設けられた圧雪スイッチ25、および速度センサ26に接続して信号を入力するようになっている。また、コントローラ20は、リフトシリンダ用電磁弁12,12、パワーチルトシリンダ用電磁弁15、およびタッチパネル24に接続して信号を出力するようになっている。
【0019】
図3はブレード8を制御する場合のブレード切削角αとブレード押付力Pとの関係を示すグラフである。図3において、縦軸はブレード切削角αを示し、予め最小切削角αsおよび最大切削角αdは定めてられている。横軸はブレードの片側あたりの下向き押付力Pを示しており、X−Xから左側は通常モードの制御範囲であり、右側は圧雪モードの制御範囲である。最小押付力Ps、通常モード最大押付力Pd、圧雪モード最大押付力Paは予め定められている。通常モード制御範囲の斜線sは等牽引力線である。
【0020】
以下に、軟らかい雪、やや硬い雪、硬い雪(以上通常モード)、非常に硬い雪(圧雪モード)の4種類の除雪作業時の、自動制御方法の実施形態について、上述のグラフとフローチャートとを参照して説明する。
【0021】
先ず、第1実施形態の軟らかい雪の場合の除雪制御方法について、図3のグラフおよび図4のフローチャートを参照して詳述する。
軟らかい雪の場合には、ブレード8の切削角αsおよび押付力Psは小さくて良いので、まず、オペレータは手動によりブレード8を、例えば、最小切削角αsおよび最小押付力Psにする。
図4のフローチャートにおいて、ステップ101でオペレータは自動制御スイッチ27をONする。
ステップ102でオペレータは車両を走行させる。
ステップ103でコントローラ20は速度センサ26からの信号を入力し、走行速度が所定の速度(例えば7km/h)に達したか否かを判定し、NOの場合にはステップ102の前に戻る。
YESの場合にはステップ104に進み、コントローラ20は自動制御を開始する。走行速度が所定の速度以下の場合には、コントローラ20は自動制御を行わない。
ステップ105でコントローラ20は振動センサ21aからの検出信号を入力して路面を検知したか否かを判定し、YESの場合にはステップ105の前に戻る。すなわち、この場合は例えばシャーベット状の雪のような場合であり、ブレード8は図3のグラフに示す最小切削角αsおよび最小押付力Psのままで除雪作業を行う。
ステップ105でNOの場合にはステップ106に進み、コントローラ20はパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、図3のグラフに示す矢印Aのように、例えば、最小押付力Psのままブレード8の切削角αを増大する。
ステップ107でコントローラ20は振動センサ21aの検出信号を入力して路面を検知したか否かを判定し、NOの場合にはステップ106の前に戻る。
ステップ107でYESの場合にはステップ108に進み、コントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12およびパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、図3のグラフに示す矢印Bのように等牽引力線sに沿ってブレード8の切削角αを減少しながら押付力Pを増大する(第1の制御動作)。
9)ステップ109でコントローラ20は切削角センサ23aの検出信号を入力し、ブレード8の切削角αは最小か否かを判定し、NOの場合にはステップ108の前に戻る。
10)ステップ109でYESの場合にはステップ110に進み、コントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12に制御信号を出力し、図3のグラフに示す矢印Cのようにブレード8の最小切削角αs一定のまま押付力Pを減少させる(第2の制御動作)。
11)ステップ111でコントローラ20は振動センサ21aの検出信号を入力して路面検知したか否かを判定し、YESの場合にはステップ110の前に戻る。
12)ステップ111でNOの場合には、ステップ106の前に戻り、図3のグラフに示す矢印Dのように押付力P一定で切削力αを増大する(第3の制御動作)。
上記の作動を繰り返しながら除雪作業を行う。したがって、ブレード8の状態は図3のグラフに示す通常モード領域の下方に収斂する。
【0022】
本発明の除雪用車両のブレード自動制御装置および制御方法は上記のような装置および方法としたため、以下のような効果が得られる。
車両が所定速度(例えば7km/h)以下ではブレード8は振動せず、振動センサ21aは積雪ありと判断する。したがって、車両停止時にはブレード8の押付力を増大しすぎる恐れがある。しかしながら、本発明では車両が所定速度以下では自動制御が作動開始しないようにしたので、上記のような問題を発生することはない。
ブレード8はそのときの作業条件下で、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させ、常に最適の切削角αと、最適の押付力Pとで作業することとなる。そのため、切削抵抗は少なく、したがって作業負荷が軽減され、燃料消費の低減、機械損失の減少、作業速度の向上が可能となり、効率的な除雪作業が行える。また、ブレード8の刃先がシャープに研削され、常に良好な切削効率のもとで作業できる。
ブレード8はそのときの作業条件下での最小の切削角αと、最小の押付力Pとで作業することとなる。そのため、上記と同様に、切削抵抗は少なく、したがって作業負荷が軽減され、燃料消費の低減、機械損失の減少、作業速度の向上が可能となり、効率的な除雪作業が行え、また、ブレード8の刃先がシャープに研削され、常に良好な切削効率のもとで作業できる。
【0023】
なお、残雪検知手段21が振動センサ21aではなく、光学式のものや、ブレード刃先の高さ方向位置を検出するものの場合には、図4のフローチャートに示すステップ103の速度判定は無くても良い。また、本実施形態ではモータグレーダについて説明したが、押付力と切削角とを調整可能なブレードを有する除雪車両であれば他の車両でも差し支えない。
【0024】
次に、第2実施形態のやや硬い雪の場合の制御方法について、図5のグラフおよび図6のフローチャートを参照して詳述する。
まず、オペレータは手動によりブレード8を、所定の切削角および最小押付力、例えば、最小切削角αsおよび最小押付力Psにする。
図6のフローチャートにおいて、
ステップ201でオペレータは自動制御スイッチ27をONする。
ステップ202でオペレータは車両を走行させる。
ステップ203でコントローラ20は走行速度が所定の速度に達したか否かを判定し、NOの場合にはステップ202の前に戻る。
YESの場合にはステップ204に進み、コントローラ20は自動制御を開始する。
ステップ205でコントローラ20はパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、図5のグラフに示す矢印Aのように、例えば、最小押付力Psのままブレード8の切削角αを増大する。
ステップ206でコントローラ20は切削角センサ23aの検出信号を入力してブレード8の切削角は最大切削角αdか否かを判定し、NOの場合にはステップ205の前に戻る。
ステップ206でYESの場合にはステップ207に進み、コントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12に制御信号を出力し、図5のグラフに示す矢印Eのように最大切削角αdのままブレード8の押付力Pを増大させる。
ステップ208でコントローラ20は振動センサ21aからの検出信号を入力して路面検知したか否かを判定し、NOの場合にはステップ207の前に戻る。
9)ステップ208でYESの場合にはステップ209に進み、コントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12およびパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、図5のグラフに示す矢印Bのように等牽引力線sに沿ってブレード8の切削角αを減少しながら押付力Pを増大する。
10)ステップ210でコントローラ20は圧力センサ22aの検出信号を入力し、ブレード8の押付力Pは通常モードの最大押付力Pdか否かを判定し、NOの場合にはステップ209の前に戻る。
11)ステップ210でYESの場合にはステップ211に進み、コントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12に制御信号を出力し、図5のグラフに示す矢印Cのようにブレード8の切削角α一定のまま押付力Pを減少する。
12)ステップ212でコントローラ20は振動センサ21aの検出信号を入力して路面検知したか否かを判定し、YESの場合にはステップ211の前に戻る。
13)ステップ212でNOの場合にはステップ213に進み、コントローラ20はパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、図5のグラフに示す矢印Dのように押付力P一定のままブレード8の切削角αを増大する。
14)ステップ214でコントローラ20は振動センサ21aの検出信号を入力して路面検知したか否かを判定し、NOの場合にはステップ213の前に戻る。
15)ステップ214でYESの場合にはステップ209の前に戻る。
上記の作動を繰り返しながら除雪作業を行う。したがって、ブレード8の状態は図5のグラフに示す通常モード領域の最大押付力Pd近傍の下方に収斂する。
【0025】
効果については第1実施形態のものと同一なので説明は省略する。
【0026】
次に第3実施形態の硬い雪の場合の除雪制御方法について図7のグラフおよび図8のフローチャートを参照して詳述する。図8のフローチャートはステップ210までは、図6に示した第2実施形態のもののフローチャートと同一なので、ステップ210以降について示している。
図8のフローチャートにおいて、
ステップ210でコントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12およびパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、図7のグラフに示す矢印Bのように等牽引力線sに沿ってブレード8の切削角αを減少しながら押付力Pを増大する。
ステップ214でコントローラ20は振動センサ21aの検出信号を入力して路面検知したか否かを判定し、YESの場合にはステップ210の前に戻る。
ステップ214でNOの場合にはステップ215に進み、コントローラ20はパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、図7のグラフに示す矢印Dのように押付力P一定のままブレード8の切削角αを増大する。
ステップ216でコントローラ20は振動センサ21aの検出信号を入力して路面検知したか否かを判定し、NOの場合にはステップ215の前に戻る。
ステップ216でYESの場合にはステップ217に進み、コントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12およびパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、図7のグラフに示す斜線Fのように等牽引力線sに沿ってブレード8の切削角αを減少しながら押付力Pを増大する。
ステップ218でコントローラ20は圧力センサ22aの検出信号を入力し、ブレード8の押付力Pは通常モードの最大押付力Pdか否かを判定し、NOの場合にはステップ217の前に戻る。
ステップ218でYESの場合にはステップ219に進み、コントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12に制御信号を出力し、図7のグラフに示す矢印Cのようにブレード8の切削角α一定のまま押付力Pを減少する。
ステップ220でコントローラ20は振動センサ21aの検出信号を入力して路面検知したか否かを判定し、YESの場合にはステップ219の前に戻る。
ステップ220でNOの場合には、ステップ215の前に戻る。
以上の作動を繰り返しながら除雪作業を行う。したがって、ブレード8の状態は、図7のグラフに示す通常モード領域の最大押付力Pd近傍の上方に収斂する。効果は第1実施形態のものと同一である。
【0027】
次に第4実施形態の非常に硬い雪の場合の除雪制御方法について図9のグラフおよび図10のフローチャートを参照して詳述する。
図10のフローチャートにおいて、ステップ301でオペレータは自動制御スイッチ27をONする。
ステップ302でオペレータは車両を走行させる。
ステップ303でコントローラ20は走行速度が所定の速度に達したか否かを判定し、
NOの場合にはステップ302の前に戻る。
YESの場合にはステップ304に進み、コントローラ20は自動制御を開始する。
ステップ305でコントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12およびパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、ブレード8を最小切削角αsおよび最小押付力Psにする。雪が硬いためこの状態では路面は検知されない。
ステップ306でコントローラ20はパワーチルトシリンダ用電磁弁15に制御信号を出力し、図9のグラフに示す矢印Aのように最小押付力Psのままブレード8の切削角αを増大する。
ステップ307でコントローラ20は切削角センサ23aの検出信号を入力してブレード8の切削角αは最大か否かを判定し、NOの場合にはステップ306の前に戻る。
ステップ307でYESの場合にはステップ308に進み、コントローラ20はリフトシリンダ用電磁弁12に制御信号を出力し、図9のグラフに示す矢印Eのように最大切削角αdのままブレード8の押付力を増大する。
ステップ309でコントローラ20は圧力センサ22aからの検出信号を入力し、ブレード8の押付力Pは通常モードの最大押付力Pdか否かを判定してNOの場合にはステップ308の前に戻る。
10)ステップ309でYESの場合にはステップ310に進み、コントローラ20はブレード8が最大押付力Pdに達してから所定時間tを経過したか否かを判定し、NOの場合にはステップ308の前に戻る。
11)ステップ310でYESの場合にはステップ311に進み、コントローラ20はタッチパネル24に制御信号を出力し、圧雪モードを表示させる。NOの場合にはステップ308の前に戻る。
12)ステップ312でオペレータは圧雪モード表示を見て圧雪スイッチ25をONする。
13)ステップ313でコントローラ20は圧雪スイッチ25からの信号を入力し、リフトシリンダ用電磁弁12に制御信号を出力し、図9のグラフに示す矢印Gのように、最大切削角αdのまま圧雪モード内でブレード8の押付力Pを増大する(特別な第1の制御動作)。押付力Pは路面検知されるまで一定時間ごとに増大される。
14)ステップ314でコントローラ20は振動センサ21aからの検出信号を入力して路面検知したか否かを判定し、NOの場合にはステップ313の前に戻る。
15)ステップ314でYESの場合には、ステップ315に進み、コントローラ20は押付力Pを一定時間保持した後リフトシリンダ用電磁弁12に制御信号を出力し、図9のグラフに示す矢印Hのようにブレード8の押付力Pを減少する(特別な第2の制御動作)。
16)ステップ316でコントローラ20は圧力センサ22aの検出信号を入力し、ブレード押付力Pが通常モードの最大押付力Pdに達したか否かを判定し、NOの場合にはステップ314の前に戻る。
17)ステップ316でYESの場合にはステップ317に進み、第2および第3実施形態で説明した通常モードに移行する。すなわち圧雪モードから通常モードに移行した時はその時の切削角、押付力で等牽引力線に沿って動作を始める。
【0028】
従って、非常に硬い雪の場合でも自動的にブレード8の押付力Pを増大して自動制御を用いて除雪作業を行うことができる。
【0029】
図9のグラフの圧雪モード領域で、最大押付力Paになっても路面が検知されない場合には、手動操作に切り換えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレード自動制御装置を有するモータグレーダの側面図である。
【図2】本発明のブレード自動制御装置の系統図である。
【図3】本発明の第1実施形態の、ブレードの切削角と押付力の変化の状況を示すグラフである。
【図4】本発明の第1実施形態の、自動制御のフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態の、ブレードの切削角と押付力の変化の状況を示すグラフである。
【図6】本発明の第2実施形態の、自動制御のフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施形態の、ブレードの切削角と押付力の変化の状況を示すグラフである。
【図8】本発明の第3実施形態の、自動制御のフローチャートである。
【図9】本発明の第4実施形態の、ブレードの切削角と押付力の変化の状況を示すグラフである。
【図10】本発明の第4実施形態の、自動制御のフローチャートである。
【符号の説明】
8…ブレード、10…ブレード押圧手段、11…リフトシリンダ、12…リフトシリンダ用電磁弁、13…ブレード切削角調整手段、14…パワーチルトシリンダ、15…パワーチルトシリンダ用電磁弁、20…コントローラ、21…残雪検知手段、21a…振動センサ、22…ブレード押付力検知手段、22a…圧力センサ、23…ブレード切削角検知手段、23a…切削角センサ、24…タッチパネル、25…圧雪スイッチ、26…速度センサ、27…自動制御スイッチ。
Claims (5)
- ブレード(8)と、ブレード押圧手段(10)と、ブレード切削角調整手段(13)とを有し、
ブレード押付力とブレード切削角とを調整可能な除雪車両において、
残雪検知手段(21)と、
ブレード押付力検知手段(22)と、
ブレード切削角検知手段(23)と、
前記残雪検知手段(21)と、前記ブレード押付力検知手段(22)と、前記ブレード切削角検知手段(23)との検出値に基づいて、前記ブレード押圧手段(10)と前記ブレード切削角調整手段(13)とを作動制御し、前記ブレード押付力および前記ブレード切削角を制御するコントローラ(20)とを有し、
前記残雪検知手段(21)が路面を検知した場合には、前記ブレード押圧手段(10)および前記ブレード切削角調整手段(13)を作動させ、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させて除雪作業を行う
ことを特徴とする除雪車両。 - 前記残雪検知手段(21)は、振動センサ(21a)である
ことを特徴とする請求項1記載の除雪車両。 - ブレード(8)と、ブレード押圧手段(10)と、ブレード切削角調整手段(13)と、残雪検知手段(21)と、ブレード押付力検知手段(22)と、ブレード切削角検知手段(23)と、ブレード押付力とブレード切削角とを制御するコントローラ(20)とを備えた除雪車両のブレード自動制御方法であって、
残雪検知手段(21)が路面を検知した場合には、ブレード押圧手段(10)およびブレード切削角調整手段(13)を作動させ、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させ除雪作業を行う
ことを特徴とする除雪車両のブレード自動制御方法。 - ブレード(8)と、ブレード押圧手段(10)と、ブレード切削角調整手段(13)と、残雪検知手段(21)と、ブレード押付力検知手段(22)と、ブレード切削角検知手段(23)と、ブレード押付力とブレード切削角とを制御するコントローラ(20)とを備えた除雪車両のブレード自動制御方法であって、
残雪検知手段(21)が路面を検知した場合には、ブレード押圧手段(10)およびブレード切削角調整手段(13)を作動させ、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させる第1の制御動作と、
前記第1の制御動作に次いで、ブレード(8)が所定の最小切削角または所定の最大押付力に到達しても路面を検知している場合には、そのときの切削角を維持したままブレード押圧手段(10)を作動させて押付力を減少させる第2の制御動作と、
前記第1の制御動作または前記第2の制御動作の途中において、路面を検知しなくなった場合には、押付力を維持したままブレード切削角調整手段(13)を作動させて切削角を増大させる第3の制御動作とを含み、
以上の制御動作を自動的に繰り返しながら除雪作業を行う
ことを特徴とする除雪車両のブレード自動制御方法。 - ブレード(8)と、ブレード押圧手段(10)と、ブレード切削角調整手段(13)と、残雪検知手段(21)と、ブレード押付力検知手段(22)と、ブレード切削角検知手段(23)と、ブレード押付力とブレード切削角とを制御するコントローラ(20)とを備えた除雪車両のブレード自動制御方法であって、
ブレード(8)が所定の最大切削角かつ所定の最大押付力に到達しても、残雪検知手段(21)が路面を検知しない場合には、そのときの切削角を維持したままブレード押圧手段(10)を作動させて、前記所定の最大押圧力を超えた圧力領域においてブレード(8)の押圧力を増大させる特別な第1の制御動作と、
前記特別な第1の制御動作に次いで、残雪検知手段(21)が路面を検知した場合には、そのときの切削角を維持したままブレード押圧手段(10)を作動させて、前記所定の最大押圧力までブレード(8)の押圧力を減少させる特別な第2の制御動作と、
前記特別な第2の制御動作に次いで、前記所定の最大押圧力を超えない圧力領域において、残雪検知手段(21)が路面を検知した場合には、ブレード押圧手段(10)およびブレード切削角調整手段(13)を作動させ、所定の等牽引力線に沿って切削角を減少させながら押付力を増大させる第1の制御動作と、
前記第1の制御動作に次いで、ブレード(8)が所定の最小切削角または所定の最大押付力に到達しても路面を検知している場合には、そのときの切削角を維持したままブレード押圧手段(10)を作動させて押付力を減少させる第2の制御動作と、
前記第1の制御動作または前記第2の制御動作の途中において、路面を検知しなくなった場合には、押付力を維持したまま前記ブレード切削角調整手段(13)を作動させて切削角を増大させる第3の制御動作とを含み、
以上の制御動作を自動的に繰り返しながら除雪作業を行う
ことを特徴とする除雪車両のブレード自動制御方法。
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