JP4447507B2 - オイルコントロールバルブ装着体、樹脂製部材、内燃機関のシリンダヘッドカバー及び内燃機関のシリンダヘッドカバー取付構造 - Google Patents

オイルコントロールバルブ装着体、樹脂製部材、内燃機関のシリンダヘッドカバー及び内燃機関のシリンダヘッドカバー取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の可変動弁機構への作動油圧給排を制御するオイルコントロールバルブを装着可能とするオイルコントロールバルブ装着体、このオイルコントロールバルブ装着体を一体化した樹脂製部材、シリンダヘッドカバー及びその取付構造に関する。
内燃機関の可変動弁機構への作動油圧給排制御を行うオイルコントロールバルブをシリンダヘッド側へ組み込む場合、オイルコントロールバルブの着脱作業や作動油供給の容易化等の観点から、オイルコントロールバルブをシリンダヘッドカバーに取り付ける場合がある(例えば特許文献1参照)。
特許第3525709号公報(第4−6頁、図1,3)
このような特許文献1の技術では、コントロールバルブがシリンダヘッドカバーに付属するバルブケース内に装着された構成を採用している。
しかし軽量化や騒音などの観点から前記特許文献1の構成に対して樹脂製シリンダヘッドカバーを採用しようとした場合、樹脂製シリンダヘッドカバーでは剛性が比較的低いため、温度変化や内圧変化により樹脂製シリンダヘッドカバーが変形し易い。このため樹脂中に樹脂よりも高剛性の材料からなるオイルコントロールバルブ装着体、具体的には金属材料からなるスリーブをインサート成形により埋め込むことが考えられる。
この金属製のスリーブに、オイルコントロールバルブのポートに接続する油孔を形成することにより、樹脂製シリンダヘッドカバーの変形がオイルコントロールバルブのポートと油孔との接続部分に影響しないようにできる。
ところで、上述のごとくスリーブをインサート成形すると、スリーブの外周面の内で油孔、特に作動油供給用油孔の開口部はインサート成形時に溶融樹脂が侵入する可能性がある。この溶融樹脂の侵入をしないようにするために開口部内面や開口部に隣接した面をインサート成形時のバリ切り面としなくてはならない。
しかしこのようにバリ切り面が作動油供給用油孔そのものであったり作動油供給用油孔に隣接していたりすると、実際にはバリが作動油供給用油孔に侵入した状態で形成されやすくなる。このバリを放置すると、剥がれたバリが可変動弁機構やオイルコントロールバルブに作動油と共に吸い込まれて作動に支障を生じさせるおそれがある。
このため、インサート成型後にバリ切り加工により、作動油供給用油孔に形成されたあるいは作動油供給用油孔に隣接して形成されたバリを除く必要がある。しかし、このような加工工数を増加するバリ切り加工を行ったとしても、バリ切り加工時に削られたバリの一部が作動油供給用油孔に侵入する可能性があり、やはり作動に支障を生じさせるおそれがある。
本発明は、樹脂製部材にインサート成形しても作動油供給用油孔へのバリの侵入を阻止できるオイルコントロールバルブ装着体及びこれを用いた樹脂製部材、内燃機関のシリンダヘッドカバー及びその取付構造の提供を目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載のオイルコントロールバルブ装着体は、内燃機関のシリンダヘッドカバーの一部又は全体を構成する樹脂製部材に対して、該樹脂製部材の成形時にインサート成形にて一体化されることで、内燃機関の可変動弁機構への作動油圧給排を制御するオイルコントロールバルブを前記シリンダヘッドカバーに装着可能とするオイルコントロールバルブ装着体であって、オイルコントロールバルブ用装着穴と該装着穴に連通する複数の油孔とを有するスリーブと、前記複数の油孔の内で少なくとも前記可変動弁機構への作動油供給通路となる作動油供給用油孔の位置にて前記スリーブの外周面から突出して形成され、シリンダヘッド側に当接させる先端面を有し、前記作動油供給用油孔を前記先端面まで延長して開口させていることによりシリンダヘッド側の油路に前記作動油供給用油孔を接続可能としている作動油供給用接続部とを備えると共に、前記作動油供給用接続部の外周には、前記先端面よりも前記スリーブに近い側にバリ切り面が形成されていることを特徴とする。
このようにスリーブの外周面には作動油供給用接続部が突出して形成されている。そして、この作動油供給用接続部の外周において、先端面よりもスリーブに近い側にバリ切り面が形成されている。このため作動油供給用油孔の開口部が存在する先端面からスリーブ側に離れた位置にバリ切り面が存在することになる。このバリ切り面は成形型側のバリ切り面と当接されて合わせ面となるが、この合わせ面は先端面から離れているので、樹脂製部材のインサート成形時において、合わせ面に溶融樹脂が侵入したとしても先端面には到達しないようになる。このため先端面に開口する作動油供給用油孔へのバリの侵入が防止できることになる。
こうして樹脂製部材にインサート成形にて一体化したオイルコントロールバルブ装着体に形成された作動油供給用油孔へのバリの侵入を阻止することができる。
請求項2に記載のオイルコントロールバルブ装着体では、請求項1において、前記スリーブと前記作動油供給用接続部とは、前記樹脂製部材を形成している樹脂よりも高剛性の材料にて一体に形成されていることを特徴とする。
このように一体化されている樹脂よりも高剛性の材料にてスリーブと作動油供給用接続部とが一体に形成されていることにより、スリーブ内部のオイルコントロールバルブ用装着穴の変形を防止する。このことにより、オイルコントロールバルブの装着性を良好とし、かつオイルコントロールバルブが装着された場合に高い油密性を維持することができる。作動油供給用接続部についても全体の変形防止や、シリンダヘッド側に当接するための先端面の変形防止が可能となり、シリンダヘッド側への先端面の高い密着性が得られ、かつ高い油密性を維持することができる。
請求項3に記載のオイルコントロールバルブ装着体では、請求項2において、前記高剛性の材料は、金属であることを特徴とする。
特に樹脂製部材よりも高剛性の材料としては、金属を挙げることができ、請求項2に述べた作用・効果が顕著である。
請求項4に記載の樹脂製部材は、内燃機関のシリンダヘッドカバーの一部又は全体を構成する樹脂製部材であって、請求項1〜3のいずれかに記載のオイルコントロールバルブ装着体の前記バリ切り面に成形型側のバリ切り面を当接した状態でインサート成形して一体化されたことを特徴とする。
このようにインサート成形時にバリ切り面同士を当接した状態とすることにより、溶融樹脂の侵入が当接した合わせ面に生じたとしても、侵入は、この当接部分で停止して、作動油供給用油孔には侵入しない。
こうして樹脂製部材に対してインサート成形にて一体化したオイルコントロールバルブ装着体に形成された作動油供給用油孔へのバリの侵入を阻止することができる。
請求項5に記載の樹脂製部材では、請求項4において、前記樹脂製部材に一体化している前記オイルコントロールバルブ装着体側の前記バリ切り面を覆うように、前記インサート成形により形成された樹脂部分に対して接合されることにより、前記オイルコントロールバルブ装着体と前記樹脂部分との接合状態を補強するリテーナを備えたことを特徴とする。
このようにリテーナにてオイルコントロールバルブ装着体と樹脂製部材との接合状態を補強することができ、より強固にオイルコントロールバルブ装着体と樹脂製部材とを一体化できる。
請求項6に記載の樹脂製部材では、請求項5において、前記リテーナは、前記インサート成形により形成された樹脂部分と共に、前記オイルコントロールバルブ装着体側の前記バリ切り面に対しても接合されていることを特徴とする。
このようにリテーナを、更にオイルコントロールバルブ装着体側のバリ切り面にも接合させることにより、オイルコントロールバルブ装着体と樹脂製部材との接合状態を一層強固に補強することができる。
請求項7に記載のオイルコントロールバルブ装着体では、請求項3において、前記作動油供給用接続部の一部に、前記先端面に垂直な方向にボルト貫通孔が形成されたボルト締結領域が設けられていることを特徴とする。
このようにオイルコントロールバルブ装着体の内の作動油供給用接続部にボルト締結領域を設けて、ボルト貫通孔を形成することにより、樹脂製部材を介することなく、直接オイルコントロールバルブ装着体を、シリンダヘッド側にボルト締結できるようになる。このため作動油供給用接続部の先端面を強固にシリンダヘッド側に圧締できるようになり、作動油供給用油孔をシリンダヘッド側の油路に高い油密性で接続することができるようになる。
請求項8に記載の樹脂製部材は、内燃機関のシリンダヘッドカバーの一部又は全体を構成する樹脂製部材であって、請求項7に記載のオイルコントロールバルブ装着体の前記バリ切り面に成形型側のバリ切り面を当接し、かつ前記ボルト締結領域の前記ボルト貫通孔の一端を外部に他端を内部に解放した状態でインサート成形して一体化されたことを特徴とする。
ボルト締結領域を作動油供給用接続部に設けたオイルコントロールバルブ装着体については、ボルト貫通孔の一端を外部に他端を内部に解放した状態でインサート成形して樹脂製部材に一体化する。
このことにより樹脂の侵入はバリ切り面同士の当接による合わせ面部分で停止して作動油供給用油孔へのバリの侵入を阻止することができると共に、ボルト貫通孔に外部から内部にボルトを挿通して樹脂製部材をオイルコントロールバルブ装着体部分で強固にボルト締結できるようになる。
請求項9に記載の内燃機関のシリンダヘッドカバーは、請求項8に記載の樹脂製部材を一部又は全体としていることを特徴とする。
このシリンダヘッドカバーを用いることにより、オイルコントロールバルブ装着体に形成された作動油供給用油孔へのバリの侵入を阻止することができると共に、シリンダヘッドカバーをオイルコントロールバルブ装着体部分でシリンダヘッド側に強固にボルト締結できるようになる。
請求項10に記載の内燃機関のシリンダヘッドカバー取付構造は、内燃機関のシリンダヘッドに対する請求項9に記載のシリンダヘッドカバーの取付構造であって、可変動弁機構に対して作動油供給を行う油路が開口されていると共にボルト螺入孔が開口しているシリンダヘッド側の固定面に、請求項9に記載の内燃機関のシリンダヘッドカバーの樹脂製部材に一体化された前記オイルコントロールバルブ装着体の先端面が当接され、前記ボルト締結領域のボルト貫通孔に外部から挿通されたボルトが、前記シリンダヘッド側の固定面に形成されたボルト螺入孔に螺合されることでボルト締結されていることを特徴とする。
このようにシリンダヘッドカバーとシリンダヘッド側とをボルト締結することにより、作動油供給用油孔へのバリ侵入のない状態で、かつシリンダヘッドカバーをシリンダヘッド側に高い油密性で強固に固定できる。
[実施の形態1]
図1は上述した発明が適用された内燃機関のシリンダヘッドHの一部を示し、樹脂製シリンダヘッドカバー2におけるオイルコントロールバルブ(以下「OCV」と称する)4の装着部位6の周辺を表す縦断面図である。尚、この図1はOCV4の装着前の状態であってOCV4が装着部位6から分離している状態を示している。又、図2はOCV4が装着された状態の縦断面図である。
ここでシリンダヘッドカバー2は樹脂にて一体成形されている。このシリンダヘッドカバー2の一体成形時に、成形型内に配置されたオイルコントロールバルブ装着体(以下「OCV装着体」と称する)8が、インサート成形にて樹脂にて覆われることで装着部位6の部分で一体化されている。
図3,4にOCV装着体8を示す。図3は斜視図、図4の(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図、(D)は底面図である。OCV装着体8は、スリーブ10と作動油供給用接続部12とから構成されて、金属、ここでは、図1,2に示したOCV4のスプールハウジング4aと同じ熱膨張率の材料、具体的にはアルミニウム合金にて一体に形成されている。尚、OCV4のスプールハウジング4aと全く同一の金属材料にて形成しても良い。
スリーブ10は円筒状をなし、OCV4のスプールハウジング4aに設けられた5つのポートP1,P2,P3,P4,P5に対応した位置にて装着穴14に開口して、この装着穴14から外側に貫通する油孔16,18,20,22,24が形成されている。尚、図1,2の縦断面図においては、装着穴14内での3つの油孔16,18,20の開口部分は、切断されている手前側であるので、図1,2では破線で示している。
この油孔16〜24の内で、3つのポートP2,P4,P5に対応する3つの油孔18,22,24は、これらの油孔18,22,24部分においてスリーブ10の外周面から突出するように形成されている作動油供給用接続部12内を貫通している。このことで油孔18,22,24は延長されて作動油供給用接続部12の先端面12aに開口している。
更に油孔16,20についても作動油供給用接続部12内を貫通することにより延長されているが、先端面12aよりも一段、スリーブ10側に近づいた位置にあるバリ切り面12bに開口している。
尚、先端面12aには油孔18,22,24の開口部を取り囲むように3つのリング溝からなるオーリング溝12cが形成されている。このオーリング溝12cには図5に示すごとくの形状のオーリング25が収納される。
これらの油孔16〜24の内で、油孔18はシリンダヘッド側の油路を介して油圧ポンプPから高圧作動油の供給を受けている作動油供給用油孔である。油孔22,24はOCV4を介して油孔18からの高圧作動油が選択的に供給されて、図1,2に示す可変動弁機構26内の進角室あるいは遅角室に高圧作動油を供給している作動油供給用油孔である。尚、油孔22,24の一方が可変動弁機構26側へ高圧作動油を供給しているときには、他方は可変動弁機構26側から作動油を排出する経路として用いられる。
油孔16,20は、油孔22,24のいずれかが可変動弁機構26側から作動油を排出する時に、OCV4を介して排出されてきた作動油を直接、シリンダヘッドカバー2の内部空間に排出する作動油排出用油孔である。
図1,2に示したごとく、シリンダヘッドカバー2に一体化されたOCV装着体8は、シリンダヘッドカバー2がシリンダヘッドHに取り付けられた場合には、作動油供給用接続部12の先端面12aは、固定面に相当するカムキャップ28の上面に設けられた当接面28aに当接して密着状態となる。このことにより作動油供給用接続部12における可変動弁機構26への作動油供給用の油孔22,24は、カムキャップ28の当接面28aに開口するカムキャップ油路30,32に接続される。カムキャップ油路30,32はカムシャフト34内に軸方向に形成されているカムシャフト油路34a,34bにそれぞれ接続されて、カムシャフト34の先端に設けられた可変動弁機構26の進角室と遅角室とにそれぞれ接続される。
もう1つの作動油供給用の油孔18は、図1,2にて二点鎖線にて示すごとくシリンダヘッドH及びカムキャップ28に形成されて、カムキャップ28の当接面28aに開口している高圧作動油の供給用油路36に接続される。このことにより油圧ポンプPから供給用油路36、油孔18及びOCV4を介して、作動油供給用の油孔22,24に選択的に高圧作動油が供給される。
そしてバリ切り面12bについてはカムキャップ28の当接面28aから浮き上がっているので、作動油排出専用の油孔である油孔16,20の開口部からは、いずれかの作動油供給用の油孔22,24側からOCV4を介して排出されてくる作動油を、直接、シリンダヘッドカバー2の内部に排出できる。
上述したOCV装着体8は、シリンダヘッドカバー2のほとんどあるいは全体を占める樹脂製シリンダヘッドカバー本体2aの射出成形時に、インサート成形により一体化されることで、図1,2に示したごとくシリンダヘッドカバー2の一部として組み込まれる。
インサート成形に際しては、図3,4に示したスリーブ10の外周面と、先端面12a〜バリ切り面12bまでの領域を除いた作動油供給用接続部12の外周面に、予めエポキシ樹脂系接着剤がプライマーとして塗布される。そして例えば、図6の(A)〜(D)に示すごとくインサート成形を実行する。
すなわち成形型としての金型40,42,44,46の内、図6の(A)に示すごとく第2金型42の円柱突起部42aをスリーブ10の装着穴14に挿入するようにしてOCV装着体8を第1金型40内に配置する。そして次に図6の(B)に示すごとく、第2金型42とは反対側からスリーブ10の装着穴14に第3金型44の円柱突起部44aを挿入してOCV装着体8を2つの金型42,44にて支持する。そして図6の(C)に示すごとく上方から第4金型46を凹部46a内に作動油供給用接続部12を挿入するようにして配置する。この時、第4金型46の凹部46aの内面の周囲に形成されているバリ切り面46bが作動油供給用接続部12側のバリ切り面12bのほぼ全面に当接し圧着されて、バリ切りのための合わせ面となる。
このようにしてOCV装着体8が金型40〜46内に配置された図6の(C)の状態で、金型40〜46間に形成されているキャビティ50に射出成形機から溶融状態の樹脂Mが、図6の(D)に示すごとく注入される。その後、化学反応により樹脂Mが硬化した後に金型40〜46を分離して、樹脂MとOCV装着体8との一体物を取り出す。このことにより樹脂Mは樹脂製シリンダヘッドカバー本体2aとなり、図1に示したOCV装着体8が一体化したシリンダヘッドカバー2が完成する。
このようにOCV装着体8がインサート成形されているため、シリンダヘッドカバー2に対してOCV4が容易に装着でき、可変動弁機構26を駆動して吸気バルブや排気バルブのバルブタイミングを変更できるようになる。
上述した構成において、請求項との関係は、樹脂製シリンダヘッドカバー本体2aが樹脂製部材に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).OCV装着体8のスリーブ10内に開口するように形成されている5つの油孔16〜24部分にて、スリーブ10の外周面から作動油供給用接続部12が突出して設けられている。この5つの油孔16〜24の内で、特に可変動弁機構26への作動油供給通路となる油孔18,22,24の位置では、作動油供給用接続部12はカムキャップ28の当接面28aに当接する先端面12aを形成している。そしてこの3つ油孔18,22,24は先端面12aまで延長されて開口し、カムキャップ28の当接面28aに開口している油圧ポンプPからの高圧作動油の供給用油路36及びカムキャップ油路30,32に接続される。
OCV装着体8は、シリンダヘッドカバー2にインサート成形により一体に形成されているが、インサート成形時には先端面12aよりもスリーブ10側に近い作動油供給用接続部12の周面にあるバリ切り面12bにて第4金型46のバリ切り面46bと当接し、溶融樹脂Mの侵入を防止している。
このように先端面12aからスリーブ10側に離れた位置にバリ切り面12bが存在することになるため、インサート成形時において、第4金型46のバリ切り面46bとの合わせ面に溶融樹脂Mが侵入したとしても先端面12aには到達しない。このため先端面12aに開口する油孔18,22,24へのバリの侵入が防止できる。
こうして樹脂製シリンダヘッドカバー本体2aにインサート成形にて一体化する際にOCV装着体8に形成された作動油供給用の油孔18,22,24へのバリ侵入を阻止することができる。
したがって、バリが剥がれること自体が発生せず、剥がれたバリが可変動弁機構26やOCV4に作動油と共に吸い込まれて作動に支障を生じさせるおそれが無くなる。又、バリ切り加工することも無いので、加工工数が増加せず、バリ切り加工時に削られたバリの一部が油孔18,22,24に侵入することもない。
尚、油孔16,20については作動油をシリンダヘッドカバー2内に排出する専用の油孔であるため、例えバリが油孔16,20の開口部や内部に侵入したとしても、可変動弁機構26の駆動を繰り返す間に、自ずとシリンダヘッドカバー2内に排出される。この作動油はオイルパンに戻った後にフィルタにより濾過されてから油圧ポンプPにより汲み上げられるので可変動弁機構26やその他に剥がれたバリが詰まることはない。
(ロ).OCV装着体8は樹脂製シリンダヘッドカバー本体2aを形成している樹脂よりも高剛性の金属材料にて一体に形成されている。このためスリーブ10内部のOCV用装着穴14の変形を防止して、OCV4の装着性を良好とし、かつOCV4が装着された場合に高い油密性を維持することができる。作動油供給用接続部12についても全体の変形防止や、シリンダヘッドH側に当接するための先端面12aの変形防止が可能となり、シリンダヘッドH側への先端面12aの高い密着性が得られ、かつ高い油密性を維持することができる。このため可変動弁機構26の作動性が良好に維持できる。
[実施の形態2]
本実施の形態のシリンダヘッドカバー48の構成は図7に示すごとくである。すなわち、前記実施の形態1の構成に対して、図8に示すごとくの樹脂製のリテーナ52が存在する点が異なる。尚、前記実施の形態1と同一の構成については同一の符号が付されている。
樹脂製のリテーナ52の配置は、図9に示すごとく樹脂製シリンダヘッドカバー本体2aの内で作動油供給用接続部12に対してバリ切り面12bに隣接した位置まで覆っている樹脂部分2bの先端に接合、ここでは超音波溶着により接合されている。このことによりリテーナ52の内側部分が樹脂部分2bの先端に隣接する作動油供給用接続部12のバリ切り面12bの周辺部を覆っている。
尚、作動油供給用接続部12のバリ切り面12b側に前述したプライマーを塗布しておき、樹脂部分2bの先端と同時にバリ切り面12bに対してもリテーナ52を溶着しても良い。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).前記実施の形態1の効果を生じる。
(ロ).リテーナ52が樹脂部分2bの先端に溶着されている。あるいは樹脂部分2bの先端と共にバリ切り面12bにも溶着されていることにより、OCV装着体8と樹脂製シリンダヘッドカバー本体2aとの接合状態を補強することができる。したがって、より強固にOCV装着体8と樹脂製シリンダヘッドカバー本体2aとを一体化できる。
[実施の形態3]
本実施例では前記実施の形態1のOCV装着体8の代わりに図10に示すOCV装着体108を用いている。図10の(A)は左側面図、(B)は底面図である。本実施の形態のOCV装着体108は、前記実施例1のOCV装着体8と同様にスリーブ110及び作動油供給用接続部112を備えている。ただし、この内で作動油供給用接続部112は、前述した5つの油孔16〜24と同じ機能の油孔116〜124を形成している油孔領域126以外に、ボルト貫通孔127aを形成しているボルト締結領域127を一体に備えている。
作動油供給用接続部112のバリ切り面112bも、先端面112aからスリーブ110側に近づいた位置に存在し、先端面112aと共に、油孔領域126とボルト締結領域127との両方にわたって存在する。
尚、ボルト締結領域127においては、スリーブ110側の表面はボルト貫通孔127a周りが円筒状に突出して、リング状の上面がバリ切り面127bを形成している。
したがって図11に示すごとく、インサート成形により樹脂製シリンダヘッドカバー本体102aと一体化されると、シリンダヘッドカバー102の外側にもボルト貫通孔127aが露出する。本実施の形態では、カムキャップ128についてもボルト締結領域129がカムシャフト134の軸に並行に突出して設けられている。このボルト締結領域129にはボルト貫通孔127aに対向する位置にボルト螺合孔129aが形成されている。このため、図11に示したごとくシリンダヘッドカバー102の外側からボルト貫通孔127aを介してカムキャップ128のボルト螺合孔129aにボルトBを螺入することができる。このことにより、樹脂製シリンダヘッドカバー本体102aを介してでなく、直接、OCV装着体108をカムキャップ128に圧締することでシリンダヘッド側に固定することができる。
尚、カムキャップ128からカムシャフト134にかけては、内部に破線で示すごとくのカムキャップ油路130,132及びカムシャフト油路134a,134bが形成されており、カムキャップ128からジャーナル軸受け135にかけては、油圧ポンプPからの作動油の供給用油路136が形成されている。これら油路130,132,134a,134b,136については前記実施の形態1にて説明した油路30,32,34a,34b,36と同じ構成である。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(イ).前記実施の形態1の効果を生じる。
(ロ).このようにOCV装着体108の内の作動油供給用接続部112にボルト締結領域127を設けて、ボルト貫通孔127aを形成することにより、樹脂製シリンダヘッドカバー本体2aを介さずに、直接、OCV装着体108を、シリンダヘッド側にボルト締結できる。このため作動油供給用接続部112の先端面112aを強固にシリンダヘッド側、ここではカムキャップ128に直接圧締できる。したがって作動油供給用の油孔118,122,124(実施の形態1の油孔18,22,24と同じ)をシリンダヘッド側の油路130,132,136に高い油密性で接続して強固に固定することができる。
[実施の形態4]
本実施の形態のシリンダヘッドカバー202の装着部位の状態を図12に示す。本実施の形態におけるOCV装着部位は、樹脂製部材としての樹脂製バルブケース206により樹脂製シリンダヘッドカバー本体202aとは別体に、OCV装着体208をインサート成形により樹脂製バルブケース本体206aと一体化することで、図13に示すごとく形成されているものである。尚、OCV装着体208は前記実施の形態1のOCV装着体8(図3,4)と同形状である。
尚、図14に示すごとく前記実施の形態2の樹脂製のリテーナ52(図8)と同形状の樹脂製のリテーナ252を、前記実施の形態2で説明したごとく樹脂製バルブケース本体206aの樹脂部分206bの先端に溶着し樹脂製バルブケース本体206aとOCV装着体208との一体化状態を補強しても良い。
このような樹脂製バルブケース206のインサート成形は、図15の(A)に示したごとくインサート成形用の金型240〜246内に配置して、キャビティ250内に図15の(B)のごとく溶融樹脂Mを射出することにより形成される。特に金型246との組み合わせにおいて、OCV装着体208の作動油供給用接続部212に設けられたバリ切り面212bに金型246のバリ切り面246bが当接してバリ切り効果を生じさせる。
このようにして形成された樹脂製バルブケース206にて樹脂製シリンダヘッドカバー本体202aの開口部202bを覆うように、樹脂製バルブケース206の下面206cを樹脂製シリンダヘッドカバー本体202a上に溶着することにより、シリンダヘッドカバー202が完成する。
これをシリンダヘッドHに適用することにより、図12に示した構成が完成する。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(イ).樹脂製バルブケース206を用いた場合にも、前記実施の形態1の効果を生じる。
(ロ).更に図14に示したごとく樹脂製のリテーナ252を用いれば、樹脂製バルブケース206を用いた場合にも、前記実施の形態2の効果を生じる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態3に対しても、図16に示すごとく、前記実施の形態2のごとくに樹脂製のリテーナ352を設けることにより、樹脂製シリンダヘッドカバー本体102aとOCV装着体108との間の一体化を強めても良い。
(b).前記各実施の形態では、作動油排出専用の油孔である油孔16,20,116,120(図4,10)は、作動油供給用接続部12,112のバリ切り面12b,112bに開口していたが、バリ切り面よりも先端側に持ち上げた面に開口させても良い。
すなわち、前記実施の形態1,2,4においては図4の構成の代わりに、図17に示すOCV装着体308のごとくバリ切り面312bよりも作動油供給用接続部312の先端面312aに近づけた持ち上げ面354に作動油排出専用の油孔316,320を開口させても良い。同様に、前記実施の形態3についても、図10の構成の代わりに、図18に示すOCV装着体408のごとくバリ切り面412bよりも作動油供給用接続部412の先端面412aに近づけた持ち上げ面454に作動油排出専用の油孔416,420を開口させても良い。
このように構成することにより、作動油排出専用の油孔316,320,416,420についても、作動油供給用の油孔318,322,324,418,422,424と同様にバリ侵入を確実に防止できる。
(c).前記実施の形態4の樹脂製バルブケース206にも前記実施の形態3に示したボルト締結領域が設けられているOCV装着体を用いる構成としても良い。このことにより樹脂製バルブケース206を用いても、OCV装着体を、より強固にシリンダヘッド側に固定することができる。
(d).前記実施の形態4のシリンダヘッドカバー202では、樹脂製バルブケース206以外は、樹脂製シリンダヘッドカバー本体202aを用いていたが、シリンダヘッドカバー本体は樹脂でなく一部又は全体を金属製としても良い。この場合、樹脂製バルブケース206とシリンダヘッドカバー本体との接合は溶着以外にボルト締結などの機械的な接合としても良い。
(e).前記各実施の形態おけるスリーブの装着穴は軸がシリンダヘッド上面に平行であったが、シリンダヘッド上面に角度を有するように、OCVの挿入側をシリンダヘッド上面から離すようにしても良い。このことによりスリーブに装着されたOCVは、OCVの先端側、すなわちスプールハウジング側が水平面に対して下向きに傾くことになる。このようにOCVの先端側を下向きに傾かせることにより、装着穴とスプールハウジングとのクリアランスを介してわずかに漏れる作動油を、より確実にシリンダヘッドカバー内に排出することができる。
実施の形態1において装着前のOCVとシリンダヘッドカバーの装着部位周辺の状態とを示す縦断面図。 実施の形態1においてOCV装着後のシリンダヘッドカバーの装着部位周辺の状態を示す縦断面図。 実施の形態1において樹脂製シリンダヘッドカバー本体にインサート成形により一体化されるOCV装着体の斜視図。 上記OCV装着体の構成説明図。 上記OCV装着体に用いられるオーリングの形状説明図。 実施の形態1におけるインサート成形説明図。 実施の形態2において装着前のOCV装着部位の状態を示す縦断面図。 実施の形態2に用いられるリテーナの平面図。 作動油供給用接続部への上記リテーナの溶着状態説明図。 実施の形態3のOCV装着体の構成説明図。 実施の形態3のOCV装着部位の構成説明図。 実施の形態4のOCV装着部位の状態を示す縦断面図。 実施の形態4の樹脂製バルブケースの縦断面図。 実施の形態4の変形例としてリテーナを用いた樹脂製バルブケースの縦断面図。 実施の形態4におけるインサート成形説明図。 その他の実施の形態におけるOCV装着部位の構成説明図。 その他の実施の形態におけるOCV装着体の構成説明図。 その他の実施の形態におけるOCV装着体の構成説明図。
符号の説明
2…シリンダヘッドカバー、2a…樹脂製シリンダヘッドカバー本体、2b…樹脂部分、4…OCV、4a…スプールハウジング、6…装着部位、8…OCV装着体、10…スリーブ、12…作動油供給用接続部、12a…先端面、12b…バリ切り面、12c…オーリング溝、14…OCV用装着穴、16,20…作動油排出専用の油孔、18,22,24…作動油供給用の油孔、25…オーリング、26…可変動弁機構、28…カムキャップ、28a…当接面、30,32…カムキャップ油路、34…カムシャフト、34a,34b…カムシャフト油路、36…供給用油路、36…高圧作動油の供給用油路、40,42,44,46…インサート成形用の金型、42a…円柱突起部、44a…円柱突起部、46a…凹部、46b…バリ切り面、48…シリンダヘッドカバー、50…キャビティ、52…樹脂製のリテーナ、102…シリンダヘッドカバー、102a…樹脂製シリンダヘッドカバー本体、108…OCV装着体、110…スリーブ、112…作動油供給用接続部、112a…先端面、112b…バリ切り面、116〜124…油孔、126…油孔領域、127…ボルト締結領域、127a…ボルト貫通孔、127b…バリ切り面、128…カムキャップ、129…ボルト締結領域、129a…ボルト螺合孔、130,132…カムキャップ油路、134…カムシャフト、134a,134b…カムシャフト油路、136…作動油の供給用油路、202…シリンダヘッドカバー、202a…樹脂製シリンダヘッドカバー本体、202b…開口部、206…樹脂製バルブケース、206a…樹脂製バルブケース本体、206b…樹脂部分、206c…下面、208…OCV装着体、212…作動油供給用接続部、212b…バリ切り面、240〜246…インサート成形用の金型、246b…バリ切り面、250…キャビティ、252…樹脂製のリテーナ、308…OCV装着体、312…作動油供給用接続部、312a…先端面、312b…バリ切り面、316,320…作動油排出専用の油孔、316,320…作動油排出専用の油孔、318,322,324…作動油供給用の油孔、352…樹脂製のリテーナ、354…持ち上げ面、408…OCV装着体、412…作動油供給用接続部、412a…先端面、412b…バリ切り面、416,420…作動油排出専用の油孔、418,422,424…作動油供給用の油孔、454…持ち上げ面、B…ボルト、H…シリンダヘッド、M…樹脂、P…油圧ポンプ、P1,P2,P3,P4,P5…ポート。

Claims (10)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドカバーの一部又は全体を構成する樹脂製部材に対して、該樹脂製部材の成形時にインサート成形にて一体化されることで、内燃機関の可変動弁機構への作動油圧給排を制御するオイルコントロールバルブを前記シリンダヘッドカバーに装着可能とするオイルコントロールバルブ装着体であって、
    オイルコントロールバルブ用装着穴と該装着穴に連通する複数の油孔とを有するスリーブと、
    前記複数の油孔の内で少なくとも前記可変動弁機構への作動油供給通路となる作動油供給用油孔の位置にて前記スリーブの外周面から突出して形成され、シリンダヘッド側に当接させる先端面を有し、前記作動油供給用油孔を前記先端面まで延長して開口させていることによりシリンダヘッド側の油路に前記作動油供給用油孔を接続可能としている作動油供給用接続部とを備えると共に、
    前記作動油供給用接続部の外周には、前記先端面よりも前記スリーブに近い側にバリ切り面が形成されていることを特徴とするオイルコントロールバルブ装着体。
  2. 請求項1において、前記スリーブと前記作動油供給用接続部とは、前記樹脂製部材を形成している樹脂よりも高剛性の材料にて一体に形成されていることを特徴とするオイルコントロールバルブ装着体。
  3. 請求項2において、前記高剛性の材料は、金属であることを特徴とするオイルコントロールバルブ装着体。
  4. 内燃機関のシリンダヘッドカバーの一部又は全体を構成する樹脂製部材であって、請求項1〜3のいずれかに記載のオイルコントロールバルブ装着体の前記バリ切り面に成形型側のバリ切り面を当接した状態でインサート成形して一体化されたことを特徴とする樹脂製部材。
  5. 請求項4において、前記樹脂製部材に一体化している前記オイルコントロールバルブ装着体側の前記バリ切り面を覆うように、前記インサート成形により形成された樹脂部分に対して接合されることにより、前記オイルコントロールバルブ装着体と前記樹脂部分との接合状態を補強するリテーナを備えたことを特徴とする樹脂製部材。
  6. 請求項5において、前記リテーナは、前記インサート成形により形成された樹脂部分と共に、前記オイルコントロールバルブ装着体側の前記バリ切り面に対しても接合されていることを特徴とする樹脂製部材。
  7. 請求項3において、前記作動油供給用接続部の一部に、前記先端面に垂直な方向にボルト貫通孔が形成されたボルト締結領域が設けられていることを特徴とするオイルコントロールバルブ装着体。
  8. 内燃機関のシリンダヘッドカバーの一部又は全体を構成する樹脂製部材であって、請求項7に記載のオイルコントロールバルブ装着体の前記バリ切り面に成形型側のバリ切り面を当接し、かつ前記ボルト締結領域の前記ボルト貫通孔の一端を外部に他端を内部に解放した状態でインサート成形して一体化されたことを特徴とする樹脂製部材。
  9. 請求項8に記載の樹脂製部材を一部又は全体としていることを特徴とする内燃機関のシリンダヘッドカバー。
  10. 内燃機関のシリンダヘッドに対する請求項9に記載のシリンダヘッドカバーの取付構造であって、
    可変動弁機構に対して作動油供給を行う油路が開口されていると共にボルト螺入孔が開口しているシリンダヘッド側の固定面に、請求項9に記載の内燃機関のシリンダヘッドカバーの樹脂製部材に一体化された前記オイルコントロールバルブ装着体の先端面が当接され、前記ボルト締結領域のボルト貫通孔に外部から挿通されたボルトが、前記シリンダヘッド側の固定面に形成されたボルト螺入孔に螺合されることでボルト締結されていることを特徴とする内燃機関のシリンダヘッドカバー取付構造。
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