JP3814525B2 - 油圧シリンダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ボトム側室やロッド側室に圧油を供給したり、これらボトム側室やロッド側室内の圧油を排出したりする通路を、ロッド内に有する油圧シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
に示す従来例は、シリンダチューブ1内に、ピストンPを組み込むとともに、このピストンPを組み込んだシリンダチューブ1の両端を、ロッド側部材2とボトム側部材3とによって塞ぎ、ロッド側室4とボトム側室5とを区画している。
また、上記ロッド側部材2には貫通孔6を形成し、この貫通孔6にロッド7を挿入するとともに、このロッド7の挿入方向先端を、上記ピストンPに貫通させている。
【0003】
上記のようにしてピストンPを貫通させたロッド7の外周には、段部8を形成している。また、このロッド7の先端外周にネジ9を形成し、このネジ9の部分にナットNを締め付けている。このようにナットNを締め付けると、このナットNと上記段部8とによって、ピストンPが挟み付けられて、このピストンPがロッド7にしっかり固定される。
【0004】
上記ロッド7には、第1通路11と第2通路12とを形成している。これら第1通路11および第2通路12は、ボトム側室5から軸線方向に形成したものであり、これら第1通路11および第2通路12の他端を、ロッド8に形成した第1ポート13および第2ポート14にそれぞれ連通させている。そして、これら第1ポート13および第2ポート14には、図示していない圧力供給機構を接続し、いずれか一方のポートから圧力を供給し、いずれか他方のポートをタンクに連通させるようにしている。
【0005】
上記ロッド7には、上記第1通路11に連通する連通路10を径方向に形成している。そして、この連通路10を介してロッド側室4と第1ポート13とを第1通路を介して連通させている。
また、この第1通路11の一端、すなわちボトム側室5に開口させた部分を閉塞部材15によって塞いでいる。具体的に説明すると、図6に示すように、第1通路11の開口部に閉塞部材15をネジ結合あるいは溶接などによってロッド7側にしっかり固定している。このようにすることによって、第1通路11内の高圧が閉塞部材15に作用しても、閉塞部材15が簡単に抜けないようにしている。
【0006】
上記のようにして、閉塞部材15で第1通路11の開口部を塞ぐと、第1ポート13がロッド側室4にのみ連通する。つまり、閉塞部材15によって、第1ポート13がロッド側室4とボトム側室5との両方に連通しないようにしている。
一方、上記第2ポート14は、第2通路12を介してボトム側室5のみに連通している。
【0007】
上記のようにした従来のシリンダは、例えば第2ポート14をタンクに連通させた状態で、第1ポート13に図示していない圧力供給機構から圧油を供給すると、第1ポート13→第1通路11→連通路10を介してロッド側室4に圧油が供給される。このようにロッド側室4に圧油が供給されると、その圧力がピストンPの図面左側受圧面に作用して、ピストンPがロッド7とともに図面右方向に移動する。このようにピストンPがロッド7とともに右方向に移動すると、ボトム側室5内の圧油が、第2通路12→第2ポート14を介してタンクに排出される。
上記と反対に、第1ポート13をタンクに連通させた状態で、第2ポート14に圧油を供給すると、第2通路12を介してボトム側室5に圧油が供給されて、ピストンPがロッド7とともに図面左方向に移動する。そして、ロッド側室4の圧油が連通路10→第1通路11→第1ポート13を介してタンクに排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、第1通路11の開口部分を塞ぐ閉塞部材15を、ロッド7に固定しても、第1通路11に高圧が作用したときに、閉塞部材15が第1通路11から抜けてしまうおそれがあった。
この発明の目的は、閉塞部材に高圧が作用したとしても、閉塞部材が第1通路から抜けたりしない油圧シリンダを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、シリンダチューブと、このシリンダチューブに摺動自在に組み込んだピストンと、このピストンによって区画されたロッド側室およびボトム側室と、上記ピストンを貫通するとともにこのピストンを外周に固定したロッドと、このロッドにボトム側室から軸線方向に形成した第1通路および第2通路と、ロッドに形成するとともに、上記第1通路をロッド側室に連通させた連通路と、上記第1通路を外部に開口させた第1ポートと、上記第2通路をシリンダチューブの外側の位置において外部に開口させた第2ポートとを備え、上記第1通路に閉塞部材を埋め込んで、ロッド側室とボトム側室との連通を遮断する油圧シリンダにおいて、上記ロッドの外周には段部を形成し、この段部と、ロッド先端側に締め付けたナットとによって、ピストンを挟んでロッドに固定し、しかも、このナットの内側に位置する部分に、その表面から第1通路を横切る組み付け孔を形成するとともに、上記ナットには上記組み付け孔に一致する貫通孔を形成し、このナットの貫通孔およびロッドの組み付け孔に閉塞部材を挿入することによって、ロッド側室とボトム側室との連通を遮断する構成にしたことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図3にこの発明の実施形態を示すが、前記従来例と同じ構成要素については同じ符号を付して説明する。
図1に示すように、シリンダチューブ1内に、ピストンPを組み込むとともに、このピストンPを組み込んだシリンダチューブ1の両端を、ロッド側部材2とボトム側部材3とによって塞ぎ、ロッド側室4とボトム側室5とを区画している。
また、上記ロッド側部材2には貫通孔6を形成し、この貫通孔6にロッド7を挿入するとともに、このロッド7の挿入方向先端を、上記ピストンPに貫通させている。
【0013】
上記のようにしてピストンPを貫通させたロッド7の外周には、段部8を形成している。また、このロッド7の先端外周にネジ9を形成し、このネジ9の部分にナットNを締め付けている。このようにナットNを締め付けると、このナットNと上記段部8とによって、ピストンPが挟み付けられて、このピストンPがロッド7にしっかり固定される。
【0014】
上記ロッド7には、第1通路11と第2通路12とを形成している。これら第1通路11および第2通路12は、ボトム側室5から軸線方向に形成したものであり、これら第1通路11および第2通路12の他端を、ロッド8に形成した第1ポート13および第2ポート14にそれぞれ連通させている。そして、これら第1ポート13および第2ポート14には、図示していない圧力供給機構を接続し、いずれか一方のポートから圧力を供給し、いずれか他方のポートをタンクに連通させるようにしている。
【0015】
上記ロッド7には、上記第1通路11に連通する連通路10を径方向に形成している。そして、この連通路10を介してロッド側室4と第1ポート13とを第1通路を介して連通させている。
また、図2に示すように、上記ロッド7のナットNの内側に位置する部分には、その表面から組み付け孔20を形成している。この組み付け孔20は、図3に示すように、第1通路11を横切る深さまで形成している。また、上記ナットNには、貫通孔22を形成しており、この貫通孔22と組み付け孔20とを一致させた状態で貫通孔22及び組み付け孔20に、閉塞部材21を圧入するようにしている
【0016】
上記のようにして貫通孔22及び組み付け孔20に閉塞部材21を圧入すると、この閉塞部材21によって、第1通路11の開口部側と連通路10側との連通が遮断される。したがって、第1ポート13がロッド側室4にのみ連通することになる。
このようにした閉塞部材21に、第1通路11内の高圧が作用すると、組み付け孔20の内周に押し付けられるが、その力が径方向に作用することがほとんどない。そのため、閉塞部材21に組み付け孔20から抜ける方向の力が作用することがない
【0017】
、ナットNに貫通孔22を形成し、この貫通孔22と組み付け孔21とを一致させた状態で、閉塞部材21を圧入しているので、閉塞部材21によってナットNの回転が規制され、ナットNが緩んでピストンPが外れることもない。
つまり、この実施形態では、閉塞部材21が第1通路11を塞ぐ機能と、ナットNの揺る止めの機能とを発揮する。
【0018】
なお、上記実施形態では、閉塞部材21を圧入しているが、閉塞部材21と組み付け孔20及び貫通孔22にネジをそれぞれ形成し、組み付け孔20及び貫通孔22に閉塞部材21を螺合させてもよい。
ただし、ネジを形成すると、組み付け孔20の開口部にバリなどが出やすくなるので、その表面処理を考慮すると、単なる孔を形成すれば足りる圧入の方がよい。
【0019】
【発明の効果】
の発明によれば、閉塞部材に大きな力が作用しても、それがロッドから外れることを防止できる。
また、閉塞部材をわざわざ溶接などによってしっかり固定しなくて済み、その分、製造コストを安くすることができる。
【0020】
【0021】
しかも、ナットに形成した貫通孔とロッドに形成した組み付け孔とに閉塞部材を挿入したので、ナットのゆるみも閉塞部材によって規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態の全体図である。
【図2】 この発明の実施形態の要部拡大図である。
【図3】 ロッド7の断面図である。
【図4】 従来例の全体図である。
【図5】 ピストンPを中心とした部分拡大図である
【符号の説明】
P ピストン
N ナット
1 シリンダチューブ
4 ロッド側室
5 ボトム側室
7 ロッド
8 段部
10 連通路
11 第1通路
12 第2通路
13 第1ポート
14 第2ポート
20 組み付け孔
21 閉塞部材
22 貫通孔

Claims (1)

  1. シリンダチューブと、このシリンダチューブに摺動自在に組み込んだピストンと、このピストンによって区画されたロッド側室およびボトム側室と、上記ピストンを貫通するとともにこのピストンを外周に固定したロッドと、このロッドにボトム側室から軸線方向に形成した第1通路および第2通路と、ロッドに形成するとともに、上記第1通路をロッド側室に連通させた連通路と、上記第1通路を外部に開口させた第1ポートと、上記第2通路をシリンダチューブの外側の位置において外部に開口させた第2ポートとを備え、上記第1通路に閉塞部材を埋め込んで、ロッド側室とボトム側室との連通を遮断する油圧シリンダにおいて、上記ロッドの外周には段部を形成し、この段部と、ロッド先端側に締め付けたナットとによって、ピストンを挟んでロッドに固定し、しかも、このナットの内側に位置する部分に、その表面から第1通路を横切る組み付け孔を形成するとともに、上記ナットには上記組み付け孔に一致する貫通孔を形成し、このナットの貫通孔およびロッドの組み付け孔に閉塞部材を挿入することによって、ロッド側室とボトム側室との連通を遮断する構成にしたことを特徴とする油圧シリンダ
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