JPH11270512A - 油圧シリンダユニット - Google Patents
油圧シリンダユニットInfo
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- JPH11270512A JPH11270512A JP10071831A JP7183198A JPH11270512A JP H11270512 A JPH11270512 A JP H11270512A JP 10071831 A JP10071831 A JP 10071831A JP 7183198 A JP7183198 A JP 7183198A JP H11270512 A JPH11270512 A JP H11270512A
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- F15B15/08—Characterised by the construction of the motor unit
- F15B15/14—Characterised by the construction of the motor unit of the straight-cylinder type
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-
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- F15B15/1423—Component parts; Constructional details
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Abstract
ユニットを小型化して容易に製造できるようにするとと
もに部品の共通化を可能にする。 【解決手段】 アウタシリンダ5内にインナシリンダ6
を内装し、インナシリンダ6内をピストン3によって上
室aと下室bに区画するとともに、アウタシリンダ5と
インナシリンダ6間の空間部を、上室aに連通する油通
路cにする。そしてアウタシリンダ5の底部5aに、貫
通孔状のプラグ収納孔Pを形成し、このプラグ収納孔P
の両端部から雌プラグ11と雄プラグ12を挿入して、
それぞれの先端部の雌ネジ部11n、雄ネジ部12nを
螺合させると同時に、雌ネジ部11の凹部11dを第1
連通路R1を介して油通路cに連通させ、雌ネジ部12
の凹部12dを第2連通路R2を介して下室bに連通さ
せる。
Description
として用いる油圧シリンダユニットに関し、特にその構
造を簡素化し、加工性、メインテナンス性の向上を図る
と同時に部品の共通化を図った油圧シリンダユニットに
関する。
の2つの油室に対し、シリンダの一端側から油の給排を
行うようにしたシリンダユニットとして、例えば図4に
示すタイプの油圧シリンダユニット51が知られてい
る。この油圧シリンダユニット51は、アウタシリンダ
53、インナシリンダ54、下部キャップ55、上部キ
ャップ56から構成されるシリンダ本体52と、前記イ
ンナシリンダ54内を摺動自在なピストン57を備えて
おり、このピストン57によって区画されるインナシリ
ンダ54内の上室aと下室b(図ではピストン57が最
大圧縮位置にあり線で示される。)には、前記下部キャ
ップ55側から油の給排を行うようにしている。
ポート55aと下室側ポート55bが設けられており、
上室側ポート55aは、第1連通路R1によってアウタ
・インナシリンダ53、54間に形成される油通路cに
連通せしめられるとともに、この油通路cは、上部キャ
ップ56の連通部Qを介して上室aに連通している。ま
た下室側55bは、第2連通路R2によって下室bに連
通せしめられている。このような油圧シリンダユニット
51において、ピストン57を上昇させるには下室側ポ
ート55bから圧油を供給して下室b内の油圧力を高め
ると同時に、上室a内の油を上室側ポート55aから排
出し、逆にピストン57を降下させるには上室側ポート
aから圧油を供給し、下室b内の油を下室側ポート55
bから排出する。
な従来技術ではシリンダ本体52の構成部品が多くて組
付けに手間がかかり、また下部キャップ55に上室側ポ
ート55a、下室側ポート55b、第1連通路R1、第
2連通路R2のすべてを一体に成形しているため、通路
加工が複雑で加工工数がかかるとともに、メインテナン
スも時間と手間がかかってコスト高になり、しかも下部
キャップが大型化しやすいという問題がある。また、ポ
ートの部分はジョイント等を螺着するため、何回も脱着
を行うと破損することもある。このような場合に下部キ
ャップ全体を交換する必要が生じる。更に、インナシリ
ンダの径を変えてピストン径を小さくしようとすると、
全体を含めて一体に取換えなければならず、部品の共通
化が図りにくいという問題もある。
本発明は、アウタシリンダ内にインナシリンダを内装し
たシリンダ本体と、前記インナシリンダ内に摺動自在に
嵌合するピストンを備え、このピストンによってインナ
シリンダ内を第1油室、第2油室に区画するとともに、
アウタシリンダとインナシリンダ間の空間部を第1油室
に連通する油通路とし、またシリンダ本体の一端側に、
第1及び第2油室に対する油の給排ポートが設けられる
油圧シリンダユニットにおいて、アウタシリンダの底部
に、インナシリンダとアウタシリンダ間の油通路に連通
する第1連通路と、第2油室に連通する第2連通路と、
これら第1、第2連通路に連通するプラグ収納孔を設
け、このプラグ収納孔に、油路を備えた各プラグを装着
した。
すれば、シリンダ本体の構成部品が少なくなって組付作
業が容易となり、しかも有底部のプラグ収納孔に、油路
を備えた各プラグを結合するようにすれば、底部の第
1、第2連通路が簡素となって容易に加工することがで
き、しかもメインテナンス時はプラグを外して行えば容
易に行うことができる。
ダの底部をシリンダ軸と交差する方向に貫く1本の貫通
孔として構成し、各プラグを、プラグ収納孔の反対側の
開口部から向き合った状態で挿入し、各プラグの先端部
に形成される雄ネジ部と雌ネジ部で相互に螺合する構成
にすることが可能である。
するにあたり、貫通孔のプラグ収納孔で各プラグの先端
部同士を螺合させて収納するようにすれば、底部に対す
るプラグ収納孔の加工が容易になるとともに、底部側の
プラグ収納孔にネジ等を形成する必要がなくなる。
連通路と第2連通路の一部が形成されるアタッチメント
部材を内装し、このアタッチメント部材によってインナ
シリンダの内面を密着保持するようにしてもよい。
ば、アウタシリンダの底部に加工する第1連通路と第2
連通路の長さを短くできるとともに、その位置の自由度
が高まってシリンダのコンパクト化が可能となる。ま
た、インナシリンダの径を変更する場合には、アタッチ
メント部材を取換えるだけで対応することができ、アウ
タシリンダの共通化を図ることができる。
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
油圧シリンダユニットの第1構成例の縦断面図、図2は
図1のA方向から見た部分図、図3は本発明に係る油圧
シリンダユニットの第2構成例の縦断面図である。
1は、ピストンで区画されるシリンダ内の2つの油室に
対し、シリンダ本体の一端側から油の給排を行うタイプ
のものであり、二重管構造のシリンダ本体2と、このシ
リンダ本体2のインナシリンダ6内を摺動するピストン
3と、このピストン3に連結されて上方のシリンダ本体
2外部に延出するピストンロッド4を備えている。
に備えたアウタシリンダ5と、このアウタシリンダ5の
内部に内装されるインナシリンダ6と、各シリンダ5、
6の上部開口部を覆う上部キャップ7を備えており、イ
ンナシリンダ6の下端部は、アウタシリンダ5のシリン
ダ内底部に彫り込まれた凹部内にシール部材8を介して
液密状に嵌め込まれるとともに、上端部は上部キャップ
7の突出嵌合部7tに嵌合して位置決め固定されてい
る。
は、前記ピストン3によって第1油室としての上室a
と、第2油室としての下室bに区画されている。図示例
では最圧縮状態にあるため、下室bの容積は極めて小さ
くなっている。またアウタシリンダ5とインナシリンダ
6の間の空間部は、上室a内に油を出し入れするための
油通路cとされ、この油通路cと上室aを連通させるた
め、前記上部キャップ7の突出嵌合部7tに連通部Qを
形成している。
リンダ軸を径方向に貫通するプラグ収納孔Pが設けら
れ、このプラグ収納孔Pには雌雄一対のプラグ11、1
2が装着されるとともに、プラグ収納孔Pと前記油通路
cの間には、両者を連通せしめる第1連通路R1が形成
され、またプラグ収納孔Pと前記下室bの間には、両者
を連通せしめる第2連通路R2が形成されている。
いの先端部同士を螺合させ合うことによってプラグ収納
孔P内に組付けられるようになっており、雌プラグ11
の先端側には雌ネジ部11nが形成され、また雄プラグ
12の先端には雄ネジ部12nが形成されている。ま
た、雌プラグ11と雄プラグ12の基端側外周部には、
各プラグ11、12の差込み量を規制する大径部が設け
られ、また基端側端面には、それぞれ油の給排ポートと
なる凹部11d、12dが設けられている。
連通路R1に連通させるための環状溝mが設けられ、こ
の環状溝mと前記凹部11dとの間には、連通孔11
e,11eが形成されるとともに、環状溝mより先端側
の外周部にはシール部材13が嵌着されている。そして
このシール部材13は、雌プラグ11をプラグ収納孔P
に組み付けた際、プラグ収納孔Pの内面に当接して、同
部で油の流通を遮断するようにしている。また、雄プラ
グ11の凹部11dの底部には、図2にも示すような締
付工具用溝iが刻設されている。溝iは連通孔11e,
11eの形成時に同時に加工する。
納孔Pの内径より小径の小径部sが設けられ、この小径
部sを前記第2連通路R2に連通させることが出来るよ
うにされるとともに、この小径部sと前記凹部12dと
の間には、連通孔が設けられている。
組付けは、プラグ収納孔Pの両側の開口部から各ネジ部
11n、12nを先端側にして挿入し、各ネジ部11
n、12nを突き当てた後、締付工具用溝iを利用して
ドライバ等の締付工具で雌プラグ11を締付回転させれ
ば、両プラグ11、12を結合してプラグ収納孔P内の
所定の位置に組み付けることができる。
ット1において、雌プラグ11の凹部11dが油通路c
を介してインナシリンダ6内の上室aに連通し、雄プラ
グ12の凹部12dがインナシリンダ6内の下室bに連
通することになり、各凹部11d、12dに油を供給す
ることでピストン3を上下動させるが、底部5aに形成
される第1、第2連通路R1、R2がシンプルな形態とな
り、加工が容易になるとともに、メインテナンス等にお
いては、各プラグ11、12を取外せば容易に行うこと
ができる。
ットを、よりシンプルな形態にし得る第2構成例につい
て図3に基づき説明する。尚、図中、前記例と同様の部
品等に対しては同一の番号を付している。
タシリンダ5のシリンダ内にアタッチメント部材14を
内装し、このアタッチメント部材14でインナシリンダ
6の下端部を保持するようにすることで、アウタシリン
ダ5の外径の小型化、コンパクト化を図り、同時に部品
の共通化を図るようにしている。
は、アウタシリンダ5の内径とほぼ同径のフランジ部1
4fと、インナシリンダ6の内径とほぼ同径の嵌合部1
4kを備え、フランジ部14fのフランジ端面でインナ
シリンダ6の下端面を支持するとともに、嵌合部14k
の外周面に嵌装したシール部材15によってインナシリ
ンダ6内部を密封するようにしている。
第1連通路R1の一部を構成する第1油路r1と、第2連
通路R2の一部を構成する第2油路r2を形成しており、
第1油路r1は、前記フランジ部14fの一部を局部的
に切り欠いて形成し、また第2油路r2は、軸中心を貫
通する貫通孔として形成している。そしてアタッチメン
ト部材14の底面に開口する第2油路r2の周囲には、
シール部材16を設け、アウタシリンダ5のシリンダ内
底面に当接させることで、第1連通路R1と第2連通路
R2間の油の流通を遮断している。
示すようにインナシリンダ6内を液密状にするためのシ
ール部材8をインナシリンダ6の外側に設ける必要がな
くなり、第1連通路R1をより内側に配置することが可
能となって、アウタシリンダ5の外径の小型化、コンパ
クト化が図れる。また底部5aに形成される第1、第2
連通路R1、R2の長さが短くなり、加工性が更に向上す
る。しかもインナシリンダ6の径を変える時は、嵌合部
14kの径を異ならせたアタッチメント部材14に取換
えれば、アウタシリンダ5の共通化を図ることができ
る。
ては、何れもアウタシリンダ5は一体的に底部5aを備
えたものを示したが、底部を別体としたものであっても
よい。
ピストンによって区画されるインナシリンダ内の第1油
室と第2油室に対し、シリンダ本体の一端側から油の給
排を行うような油圧シリンダユニットにおいて、アウタ
シリンダの底部に、第1連通路と第2連通路とプラグ収
納孔を設け、このプラグ収納孔に、油路を備えた各プラ
グを装着可能にしたため、シリンダ本体の組付作業が容
易となり、また底部の第1、第2連通路が簡素化されて
容易に加工することができる。しかもメインテナンス時
はプラグを外して行えば容易に行うことができる。
て構成し、各プラグを、プラグ収納孔の反対側の開口部
から向き合った状態で挿入し、各プラグの先端部に形成
される雄ネジ部と雌ネジ部の螺合部で相互に螺合するよ
うにすれば、底部に対するプラグ収納孔の加工が容易に
なるとともに、プラグ収納孔側にネジ等を形成する必要
をなくすことができる。
ッチメント部材を内装すれば、有底部に加工する第1連
通路と第2連通路の長さを短くできるとともに、その位
置の自由度も高まって装置のコンパクト化が可能とな
る。また、アタッチメント部材を取換えるだけでインナ
シリンダの径を変えることができるため、アウタシリン
ダの共通化が図れる。
例の縦断面図
例の縦断面図
3…ピストン、5…有底シリンダ、5a…有底部、6…
インナシリンダ、11…雌プラグ、11n…雌ネジ部、
12…雄プラグ、12n…雄ネジ部、14…アタッチメ
ント部材、15…シール部材、a…上室、b…下室、c
…油通路、r1…第1油路、r2…第2油路、P…プラグ
収納孔、R1…第1連通路、R2…第2連通路。
Claims (4)
- 【請求項1】 アウタシリンダ内にインナシリンダを内
装したシリンダ本体と、前記インナシリンダ内に摺動自
在に嵌合するピストンを備え、このピストンによってイ
ンナシリンダ内を第1油室及び第2油室に区画するとと
もに、前記アウタシリンダとインナシリンダ間の空間部
を第1油室に連通する油通路とし、またシリンダ本体の
一端側に、第1及び第2油室に対する油の給排ポートが
設けられる油圧シリンダユニットであって、前記アウタ
シリンダの底部に、前記インナシリンダとアウタシリン
ダ間の油通路に連通する第1連通路と、前記第2油室に
連通する第2連通路と、これら第1及び第2連通路に連
通するプラグを収納するプラグ収納孔を設け、このプラ
グ収納孔に、油路を備えた各プラグを装着可能にしたこ
とを特徴とする油圧シリンダユニット。 - 【請求項2】 請求項1に記載の油圧シリンダユニット
において、前記アウタシリンダは底部を一体的に備えた
有底シリンダであることを特徴とする油圧シリンダユニ
ット。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の油圧シ
リンダユニットにおいて、前記プラグ収納孔は、アウタ
シリンダの底部をシリンダ軸と交差する方向に貫く1本
の貫通孔として構成され、前記各プラグは、前記プラグ
収納孔の反対側の開口部から向き合った状態で挿入さ
れ、各プラグの先端部に形成される雄ネジ部と雌ネジ部
で相互に螺合されることを特徴とする油圧シリンダユニ
ット。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載の油圧シリ
ンダユニットにおいて、前記アウタシリンダ内の底部側
に、前記第1連通路と第2連通路の一部が形成されるア
タッチメント部材を内装し、このアタッチメント部材に
よって前記インナシリンダの内面を密着保持するように
したことを特徴とする油圧シリンダユニット。
Priority Applications (2)
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JP07183198A JP3794157B2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 油圧シリンダユニット |
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JPH11270512A true JPH11270512A (ja) | 1999-10-05 |
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ID=13471897
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