JP4446171B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コピー機、ファックス機、スキャナ等に搭載される画像読取装置に関し、特に、読み取るべき原稿をプラテンガラスに押圧する原稿押圧板に樹脂成形時の歪による反りが生じた場合でも、原稿の読取開始側を確実にプラテンガラスに押圧することが可能な画像読取装置に関する。
コピー機、ファックス機、スキャナ等に搭載され原稿画像を読み取る画像読取装置には、プラテンガラス上に原稿を載置して画像読み取りを行うフラットベッド方式のものと、複数枚の原稿を順次給紙して画像読み取りを行うシートスルー方式のものとがある。フラットベッド方式は、主に厚みのあるブック状の原稿を読み取る場合に用いられ、フラットベッドスキャナ(以下「FBS」という)により実現されている。一方、シートスルー方式は、シート状の原稿を読み取る場合に用いられ、オート・ドキュメント・フィーダー(以下「ADF」という)により実現されている。
図6は、フラットベッド方式とシートスルー方式の両方での画像読み取りが可能な従来の画像読取装置の一例を示す概略縦断面図である。図に示すように、画像読取装置70は、FBS71を装備した原稿載置台72と、ADF73を装備し原稿載置台72に対して開閉自在に設けられた原稿押圧板74とを具備してなるものである。FBS71は、原稿押圧板74を開いて原稿載置台72の上面に設けられたプラテンガラス75上に原稿Pを載置し、原稿押圧板74を閉じてその押圧側面に貼設されたプラテンシート76で原稿Pをプラテンガラス75に押圧する。この状態でプラテンガラス75の下方に設けられた読取ユニット77によって原稿Pの画像が読み取られるものとなっている。一方、ADF73は、給紙トレイ78にセットされた原稿Pが給紙口79から搬送路80へ順次繰り込まれ、その一方の面が読取位置Xに配設されたスリットガラス81を通して読取ユニット77により読み取られ、排出口82から排紙トレイ83へ排出されるものとなっている。
前記読取ユニット77は、図6に示すように、原稿Pに光を照射してその反射光をリターン方向へ導くフルレートキャリッジ84と、該フルレートキャリッジ84からの反射光をフォアワード方向へ導くハーフレートキャリッジ85と、該ハーフレートキャリッジ85からの反射光を電気信号に変換する結像ユニット86と、フルレートキャリッジ84をプラテンガラス75に平行して移動させる第1ベルト駆動機構87と、ハーフレートキャリッジ85をプラテンガラス75に平行して移動させる第2ベルト駆動機構88と、を具備してなるものである。
この読取ユニット77によれば、FBS71使用時には、フルレートキャリッジ84がフォアワード方向へ移動しながらプラテンガラス75上の原稿Pに光を照射するとともにハーフレートキャリッジ85がフルレートキャリッジ84を略半分の速度で追従することにより、原稿P全体が読み取られるものとなっている。一方、ADF73使用時には、フルレートキャリッジ84とハーフレートキャリッジ85が読取位置Xにそれぞれ停止し、搬送路80を搬送される原稿Pがスリットガラス81上を通過する間、フルレートキャリッジ84が原稿Pに光を照射することにより、原稿P全体が読み取られるものとなっている。
このように構成される画像読取装置70においてADF73を使用する場合、原稿Pが排出口82から完全に排出される前にその先端部が排紙トレイ83に接触すると、該先端部が排紙トレイ83との摩擦で停滞し、後端部が排紙トレイ83へ落下せずに排出口82付近に引っ掛かって浮いた状態となり、後続の原稿Pがその下にもぐり込んで原稿Pの順番が入れ替わったり、原稿詰まりが発生する、といった問題が生じる。このような問題が生じないようにするには、排出口82を排紙トレイ83から所定高さ位置とする必要がある。このために、画像読取装置70では、図6に示すように、搬送路80がその最下位置である読取位置Xから排出口82へ向かって斜め上方に傾斜して形成されている。
しかし、このようにADF73の搬送路80の最下流部を斜め上方に向かって傾斜させた場合、FBS71による原稿Pの読取精度が低下する場合がある。すなわち、一般に、FBS71を装備した画像読取装置において良好な読取精度を得るためには、原稿押圧板74に貼設されるプラテンシート76を平滑な状態に保って、原稿P全体をプラテンガラス75に対して均一に押圧することが重要とされる(特許文献1参照)。しかし、画像読取装置70では、搬送路80の最下流部を斜め上方に傾斜させたことにより、図6に示すように、搬送路80の外側に空洞部89が生じる。従って、原稿押圧板74を閉じて原稿Pをプラテンガラス75に押圧する場合、原稿押圧板74の押圧側面に貼設されたプラテンシート76が原稿Pからの圧を受けて前記空洞部89内に落ち込んでしまう。これにより、空洞部89近傍では押圧力が不足して原稿Pをプラテンガラス75に確実に押圧することができず、原稿Pの読取精度が低下する。
従って、画像読取装置70では、図6に示すように、前記空洞部89内に複数の位置決めリブ90が立設され、該位置決めリブ90の頂部に当接して、硬質樹脂等からなる基台プレート91が空洞部89を覆うようにして配設されている。ここで、位置決めリブ90は、その頂部が、排紙トレイ83の裏側に格子状に立設された補強リブ92の頂部より基台プレート91の厚み分だけ段落ちして形成されており、基台プレート91の下面が補強リブ92の頂部と面一となっている。これにより、前記プラテンシート76を補強リブ92の頂部と基台プレート91の下面に接着剤等を介して貼付することで平滑に配設することができ、且つ、プラテンシート76は基台プレート91によって支持されることで空洞部89への落ち込みが防止されている。以上により、原稿押圧板74にその構造上空洞部89が形成された場合でも、原稿P全体をプラテンガラス75に均一に押圧して読取精度を良好に保つことが可能となっている。
特開平5−273669号公報
しかし、従来の画像読取装置70では、原稿押圧板74の反りの影響を受けて原稿Pの読取精度が低下するという問題がある。すなわち、原稿押圧板74は軽量化等を目的として樹脂等で形成される場合が多い。この場合、樹脂成形時の歪により原稿押圧板74に多少の反りが生じることは避けられず、この反りの影響を受けてプラテンシート76の平滑性が損なわれることにより、原稿Pの読取精度が低下する。この反りを吸収するため、原稿押圧板74とプラテンシート76の間に反りを吸収する図示しない弾性部材を介在させることも可能であるが、画像読取装置70のようにプラテンシート76を原稿押圧板74に直接貼付する場合、個別に異なる反り具合を有する全ての原稿押圧板74について、画一的に反りの影響を防止することは困難である。
しかし、画像読取装置70の構造を考慮すれば、特に前記空洞部89近傍において原稿Pをプラテンガラス75に確実に押圧することが好適である。より詳細に説明するに、画像読取装置70では、原稿読み取りを行わない非原稿読取時では、前記フルレートキャリッジ84と前記ハーフレートキャリッジ85がADF73の読取位置Xで待機状態とされ、FBS71による原稿読み取りが開始されると、フルレートキャリッジ84とハーフレートキャリッジ85が読取位置Xからフォアワード方向へ移動しながら、原稿Pを読取位置X側から読み取るものとなっている。このFBS71による原稿読み取りでは、読み取りが開始されてから原稿Pの最初の数行を読み取ることで色調基準データや白色基準データ等を取得し、これらの基準データを基にしてその後に読み取った画像データを処理するものとなっている。従って、より正確な基準データを取得して、原稿P全体に渡って良好な読取精度を得るためには、基準データとされる原稿Pの読取開始側、すなわち空洞部89近傍をより確実にプラテンガラス75に押圧することが必要とされる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、FBS使用時に読み取るべき原稿をプラテンガラスに押圧する原稿押圧板において、樹脂成形時の歪によって反りが生じた場合でも、原稿の読取開始側を確実にプラテンガラスに押圧する手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、給紙トレイから最下位置である読取位置に至り該読取位置から斜め上方へ傾斜して排紙トレイに至る搬送路を収容し、該搬送路の前記傾斜部分と原稿をプラテンガラスに押圧するためのプラテンシートとの間に形成された空洞部内に少なくとも2つの位置決めリブが立設されるとともに硬質部材からなる基台プレートが前記各位置決めリブの頂部で支持されて前記空洞部を覆うようにして設けられ、読み取るべき原稿を前記プラテンガラスに押圧するための前記プラテンシートが前記基台プレート及び前記排紙トレイの裏側を補強する補強リブの頂部に貼設された原稿押圧板と、前記読取位置に停止して前記搬送路を搬送される原稿を読み取り、または前記プラテンガラスに平行して移動しながら前記プラテンガラス上の原稿を前記読取位置側から読み取る走査キャリッジと、を具備してなる画像読取装置において、前記基台プレートのプラテンシート側面が、前記補強リブの頂部より前記プラテンガラス側に突出したものである。
請求項2の発明は、前記位置決めリブが前記補強リブより低く形成されるとともにその高低差が前記基台プレートの厚みより小さいものである。
本発明の請求項1に係る画像読取装置によれば、基台プレートのプラテンシート側面が、補強リブの頂部よりプラテンガラス側に突出しているので、原稿押圧板における空洞部近傍の押圧力を他の部分より高めることができる。これにより、樹脂成形時の歪によって原稿押圧板に反りが生じた場合でも、FBSによる原稿読み取りにおいて基準データが取得される原稿の読取開始側を確実にプラテンガラスに押圧して読取精度を高め、ひいては原稿全体に渡って読取精度を良好に保つことができる。加えて、空洞部近傍の押圧力を高めたことにより、ADFによる原稿読み取りにおいても、搬送路を搬送される原稿が読取位置においてより確実にスリットガラスに押圧されるので、良好な読取精度を確保することができる。
本発明の請求項2に係る画像読取装置によれば、前記位置決めリブが前記補強リブより低く形成されるとともにその高低差が前記基台プレートの厚みより小さいので、基台プレートのプラテンシート側面を補強リブより若干高くして、空洞部近傍の押圧力を他の部分より適度に高めることができる。
以下、本発明の実施例に係る画像読取装置について図面に基づいて説明する。図1は、本画像読取装置1の外観を示す概略斜視図である。図に示すように、本画像読取装置1は、コピー・ファックス複合機における原稿読取部を構成するものであり、上面にプラテンガラス2が配設されてなる原稿載置台3と、該原稿載置台3に対してヒンジ部材4を介して開閉自在に設けられた原稿押圧板5と、前記原稿載置台3の前面側に設けられた操作パネル6と、を備えている。また、原稿押圧板5の押圧側面7には、プラテンガラス2より若干大きい矩形のプラテンシート8が貼設されている。このプラテンシート8は、スポンジ等の樹脂発泡体からなるクッション部材9と、可撓性のあるプラスチック部材からなる白色シート10とが貼り合わされてなるものであり、クッション部材9が図示しない接着剤等を介して原稿押圧板5に貼付されている。
図2は、本画像読取装置1の内部構成を示す概略縦断面図である。図に示すように、本画像読取装置1には、前記原稿載置台3の内部にFBS11が、前記原稿押圧板5の内部にADF12がそれぞれ装備されている。FBS11は、原稿押圧板5を開いてプラテンガラス2上に原稿Pを載置し、原稿押圧板5を閉じてプラテンシート8で原稿Pをプラテンガラス2に押圧する。この状態でプラテンガラス2の下方に設けられた読取ユニット13によって原稿Pの画像が読み取られるものとなっている。一方、ADF12は、給紙トレイ14にセットされた原稿Pが給紙ユニットUによって最上紙から1枚ずつ取り出されて給紙口15から搬送路16へ繰り込まれ、搬送路16に沿って適宜配置された搬送ローラ17によって下流側へ搬送されながら、その一方の面が読取位置Xに配設されたスリットガラス18を通して読取ユニット13により読み取られ、他方の面がプラテンローラ19によって密着型イメージセンサ20に押圧されて読み取られ、排出ローラ21によって排出口22から排紙トレイ23へ排出されるものとなっている。ここで、ADF12を構成する搬送路16は、従来例に係る画像読取装置70と同様に、排出口22を排紙トレイ23から所定高さ位置とするため、その最下位置である読取位置Xから排出口22へ向かって斜め上方に傾斜して形成されている。これにより、搬送路16の外側には空洞部24が形成されている。
前記読取ユニット13は、図2に示すように、原稿Pに光を照射してその反射光をリターン方向へ導くフルレートキャリッジ25及び該フルレートキャリッジ25からの反射光をフォアワード方向へ導くハーフレートキャリッジ26からなる走査キャリッジ27と、ハーフレートキャリッジ26からの反射光を電気信号に変換する結像ユニット28と、フルレートキャリッジ25をプラテンガラス2に平行して移動させる第1ベルト駆動機構29と、ハーフレートキャリッジ26をプラテンガラス2に平行して移動させる第2ベルト駆動機構30と、を具備してなるものである。尚、本実施例では、走査キャリッジ27をフルレートキャリッジ25とハーフレートキャリッジ26の2台のキャリッジで構成しているが、1台のキャリッジとして構成することも可能である。
前記フルレートキャリッジ25は、図2に示すように、キャリッジ本体31に、原稿Pに光を照射する光源32と、原稿Pからの反射光をハーフレートキャリッジ26に導く反射ミラー33とが取り付けられてなるものである。また、前記ハーフレートキャリッジ26は、キャリッジ本体34に、前記反射光を結像ユニット28へと導く2個の反射ミラー35が取り付けられてなるものである。また、前記第1ベルト駆動機構29は、図示しないステッピングモータによって回転駆動される駆動軸36に固定された第1駆動プーリ37と、固定軸38に回転可能に支持された第1従動プーリ39と、第1駆動プーリ37と第1従動プーリ39の間に巻架された第1ベルト40とを有し、第1ベルト40にフルレートキャリッジ25のキャリッジ本体31が固定されている。一方、前記第2ベルト駆動機構30は、前記駆動軸36に固定されその外径が第1駆動プーリ37の半分の大きさである第2駆動プーリ41と、前記固定軸38に回転可能に支持されその外径が第1従動プーリ39の半分の大きさである第2従動プーリ42と、第2駆動プーリ41と第2従動プーリ42の間に巻架された第2ベルト43とを有し、第2ベルト43にハーフレートキャリッジ26のキャリッジ本体34が固定されている。これにより、前記ステッピングモータの正回転または逆回転に伴って、フルレートキャリッジ25がフォアワード方向またはリターン方向に移動し、且つ、ハーフレートキャリッジ26がフルレートキャリッジ25と同方向に略半分の速度で移動するものとなっている。
このように構成される読取ユニット13では、原稿読み取りを行わない非原稿読取時には、走査キャリッジ27がADF12の読取位置Xで次の読取動作に備えてそれぞれ待機するものとなっている。この待機状態から、FBS11の使用が開始されると、フルレートキャリッジ25が読取位置Xからフォアワード方向へ移動しながらプラテンガラス2上の原稿Pに光を照射するとともに、ハーフレートキャリッジ26がフルレートキャリッジ25を略半分の速度で追従することにより、原稿Pを読取位置X側から読み取るものとなっている。一方、待機状態からADF12の使用が開始されると、走査キャリッジ27は読取位置Xで停止した状態のまま、搬送路16を搬送される原稿Pがスリットガラス18上を通過する間、フルレートキャリッジ25が原稿Pに光を照射することにより、原稿P全体が読み取られるものとなっている。このように、非原稿読取時に走査キャリッジ27をADF12の読取位置Xで待機させることにより、ADF12の使用に先立って走査キャリッジ27を読取位置Xへ移動させる必要がないため、読取動作を迅速に開始できるものとなっている。
図3及び図4は、原稿押圧板5を押圧側面7から見た概略斜視図であり、図3は基台プレート49が取り付けられた状態を示す図、図4は基台プレート49が取り外された状態を示す図である。図に示すように、原稿押圧板5の押圧側面7には、ADF12の読取位置Xの上流側に前記搬送ローラ17の一部が突出するとともに、読取位置Xの下流側に前記空洞部24が形成されている。また、空洞部24より更に下流側、すなわち図2に示す排紙トレイ23の裏側に当たる部分には、原稿押圧板5を構造的に補強するための補強リブ44が格子状に設けられている。尚、図中の符号4は前記ヒンジ部材である。
空洞部24の内部には、図2及び図4に示すように、読取位置Xの下流側に配設された搬送ローラ17の一部が突出するとともに、前記プラテンローラ19を収容するためのU字溝45と前記排出ローラ21を収容するための弧形溝46が空洞部24の底面からそれぞれ突設されている。また、空洞部24の内部には、その長手方向中間部に空洞部24を構造的に補強するための補強リブ47が複数立設されるとともに、長手方向両端部に補強リブ47より高さ寸法の大きい位置決めリブ48がそれぞれ立設されている。この2つの位置決めリブ48は、原稿押圧板5と一体成形され、その頂部が平坦面となるように、且つ、頂部の高さが前記補強リブ44の頂部より0.5mm低くなるように形成されている。尚、位置決めリブ48は、その断面形状・材質等は本実施例に限られず適宜設計変更が可能である。また、位置決めリブ48は少なくとも2つ設けられていればよく、例えば空洞部24の長手方向中間部にも位置決めリブ48を設けても構わない。
このように構成される空洞部24は、図3に示すように、その上部が基台プレート49によって覆われている。基台プレート49は、ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート等の硬質樹脂からなる厚さ1mmの薄板材であって、その長手方向両端部に原稿押圧板5に取り付けるための取付部50がそれぞれ突設されている。この基台プレート49を、その長手方向両端部を2つの位置決めリブ48の頂部でそれぞれ支持し、取付部50に形成された図示しないネジ孔を介して原稿押圧板5にネジ固定している。尚、基台プレート49の厚み・平面形状・材質等は本実施例に限られず適宜設計変更が可能である。
図5は、図3におけるA―A断面についてプラテンシート8を配設した状態を示す概略縦断面図であり、図2に示す空洞部24近傍とは上下が逆転した状態である。図に示すように、空洞部24の長手方向一端部には位置決めリブ48が立設されており、位置決めリブ48の頂部は補強リブ44の頂部より高低差h、本実施例では0.5mmだけ低くなっている。これにより、位置決めリブ48の頂部に当接して厚さ1mmの基台プレート49を配置した状態において、基台プレート49の上面が補強リブ44の頂部より0.5mmだけ高くなっている。尚、本実施例では、位置決めリブ48を補強リブ44より低く形成してその高低差を基台プレート49の厚みより小さくすることにより、基台プレート49の上面を補強リブ44より若干高くしているが、より高い押圧力を必要とする場合には、位置決めリブ48自体を補強リブ44より高く形成して、基台プレート49の上面と補強リブ44の高低差を大きくすることももちろん可能である。
この基台プレート49の上面と補強リブ44の頂部それぞれに、図5に示すように、クッション部材9と白色シート10から構成される前記プラテンシート8が、図示しない接着剤や両面テープ等を介して貼付されている。ここで、プラテンシート8は、基台プレート49の上面と補強リブ44の頂部との間の高低差h、本実施例では0.5mmによって、基台プレート49側が補強リブ44側より0.5mmだけ高くなっている。更に、プラテンシート8の上面は、空洞部24を挟んで補強リブ44と逆側に位置する前記押圧側面7より0.5mmだけ高くなっている。これにより、プラテンシート8は、空洞部24を覆う部分がそれ以外の部分より若干浮き上がった状態となっている。
以上説明したように、プラテンシート8における空洞部24を覆う部分を0.5mmだけ浮き上がらせたことにより、原稿押圧板5における空洞部24近傍の押圧力を他の部分より高めることができる。これにより、樹脂成形時の歪によって原稿押圧板5に反りが生じた場合でも、FBS11による原稿読み取りにおいて基準データが取得される原稿Pの読取開始側を確実にプラテンガラス2に押圧して読取精度を高め、ひいては原稿P全体に渡って読取精度を良好に保つことができる。加えて、空洞部24近傍の押圧力を高めたことにより、ADF12による原稿読み取りにおいても、搬送路16を搬送される原稿Pが読取位置Xにおいてより確実にスリットガラス18に押圧されるので、良好な読取精度を確保することができる。
本画像読取装置1の外観を示す概略斜視図。 本画像読取装置1の内部構成を示す概略縦断面図 基台プレート49が取り付けられた状態の原稿押圧板5を押圧側面7から見た概略斜視図。 基台プレート49が取り外された状態の原稿押圧板5を押圧側面7から見た概略斜視図。 図3におけるA―A断面についてプラテンシート8を配設した状態を示す概略縦断面図。 従来例に係る画像読取装置70の内部構成を示す概略縦断面図。
符号の説明
1 画像読取装置
2 プラテンガラス
5 原稿押圧板
8 プラテンシート
14 給紙トレイ
16 搬送路
23 排紙トレイ
24 空洞部
27 走査キャリッジ
44 補強リブ
48 位置決めリブ
49 基台プレート
P 原稿
X 読取位置

Claims (2)

  1. 給紙トレイから最下位置である読取位置に至り該読取位置から斜め上方へ傾斜して排紙トレイに至る搬送路を収容し、該搬送路の前記傾斜部分と原稿をプラテンガラスに押圧するためのプラテンシートとの間に形成された空洞部内に少なくとも2つの位置決めリブが立設されるとともに硬質部材からなる基台プレートが前記各位置決めリブの頂部で支持されて前記空洞部を覆うようにして設けられ、読み取るべき原稿を前記プラテンガラスに押圧するための前記プラテンシートが前記基台プレート及び前記排紙トレイの裏側を補強する補強リブの頂部に貼設された原稿押圧板と、前記読取位置に停止して前記搬送路を搬送される原稿を読み取り、または前記プラテンガラスに平行して移動しながら前記プラテンガラス上の原稿を前記読取位置側から読み取る走査キャリッジと、を具備してなる画像読取装置において、
    前記基台プレートのプラテンシート側面が、前記補強リブの頂部より前記プラテンガラス側に突出したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記位置決めリブが前記補強リブより低く形成されるとともにその高低差が前記基台プレートの厚みより小さいことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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