JP2022087910A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置の内部に気流が発生する場合であっても異物による画質の劣化を受けにくい読取装置を提供する。【解決手段】 本発明の画像読取装置は、原稿と当接する透明部材と、長手方向に配された素子によって前記透明部材の裏面側から原稿の画像を読み取る読取センサと、前記透明部材の支持部材であって、前記透明部材の端部を前記裏面側から支持する第1支持部と、前記端部の側面を規制するための規制部と、前記第1支持部と前記規制部との間に設けられた溝部と、当該規制部に対して前記第1支持部と反対側の外縁部と、を有する支持部材と、前記外縁部と締結する締結部と前記外縁部に対向する対向部と有する筐体部材と、を備える画像読取装置であって、前記端部の側面と前記規制部との間に形成される第1面積は、前記外縁部と前記筐体部材の対向部との間に形成される第2面積より小さいことを特徴とする。【選択図】 図9

Description

本発明は、透明部材を介して原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。
従来、透明部材を介して原稿の画像を読み取る画像読取装置において、紙粉などの異物によって画質の劣化が発生することが知られている。特許文献1には、紙粉などが画像読取装置の内部に入ることを防止するためのプラテンガラスとプラテンガラスを支持する支持部材の構成が開示されている。この支持部材は掘り込んだ状態の溝部と、プラテンガラスを支持する突部とを有する。このため、プラテンガラスと支持部材との間の隙間から落下した異物は溝部に落下する。
特開2002-165059号公報
しかし、溝部に落下した異物は、読取センサの移動または部材の変形などによって発生する気流によって読取センサの側に移動することがある。読取センサに異物が付着すると画質が劣化することがある。このため、気流などが生じた場合であっても画質の劣化を低減できる画像読取装置が求められている。本発明は、画像読取装置の内部で気流が発生する場合であっても異物による画質の劣化を受けにくい画像読取装置を提供するものである。
本発明の画像読取装置は、原稿と当接する透明部材と、長手方向に配された素子によって前記透明部材の裏面側から原稿の画像を読み取る読取センサと、前記透明部材の支持部材であって、前記透明部材の端部を前記裏面側から支持する第1支持部と、前記端部の側面を規制するための規制部と、前記第1支持部と前記規制部との間に設けられた溝部と、当該規制部に対して前記第1支持部と反対側の外縁部と、を有する支持部材と、前記外縁部と締結する締結部と前記外縁部に対向する対向部と有する筐体部材と、を備える画像読取装置であって、前記端部の側面と前記規制部との間に形成される第1面積は、前記外縁部と前記筐体部材の対向部との間に形成される第2面積より小さいことを特徴とする。
本発明によれば、画像読取装置の内部に気流が発生した場合であっても異物による画質の劣化を受けにくい画像読取装置を提供する。
複合機の斜視図である。 搬送ユニットを原稿台ユニットに対して開いたときの斜視図である。 ADFガラスの近傍の斜視図である。 搬送ユニットの要部の断面図である。 原稿台ユニットを示した斜視図である。 原稿台ユニットの内部構造を示す分解斜視図である。 原稿台ユニットを模式的に示した斜視図である。 原稿台ユニットの内部構造を模式的に示す分解斜視図である。 支持部材であるガラスフレームの支持部の近傍の構造を示す断面図である。 締結部の近傍の構造を示す断面図である。 原稿台ユニットの内部の空気の流れを示す断面図である。 原稿台ユニットの内部構造を示す断面斜視図である。 プラテンガラスを組み込むときの斜視図である。 複合機の制御系のブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状等は、あくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<画像読取装置>
本発明の画像読取装置は、原稿の画像を読み取る単機能の場合と、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機の一部の機能の場合とが含まれる。複合機の場合、シート状の原稿を搬送して停止した読取センサで読み取る構成、原稿台に載置した原稿を移動する読取センサで読み取る構成がある。また、読み取った画像は、プリント部において搬送したシートにプリントすることができる。
本実施形態の複合機300について図1から図6を用いて説明する。図1は、複合機の斜視図である。図2は、搬送ユニット1を原稿台ユニット2に対して開いたときの斜視図である。図3は、ADFガラス23の近傍の斜視図である。図4は、搬送ユニット1と原稿台ユニット2の要部の断面図である。図5は原稿台ユニット2の斜視図である。図6は原稿台ユニット2の分解斜視図である。
複合機300の上側部分には、画像読取部の主要部が構成され、画像読取部の下側部分にはプリント部の主要部が構成されている。画像読取部は、原稿を搬送する搬送ユニット1、原稿を載置する原稿台ユニット2を含む構成である。読み取られた原稿の画像はプリント部でシートにプリントできる。画像読取装置は、原稿Sを所定方向に搬送しながら原稿を読み取る搬送ユニット1(オートドキュメントフィーダー:ADF)と、プラテンガラス22の表面に載置された原稿Sの画像を読み取るための原稿台ユニット2とを備えている。
複合機は前面に操作パネル320を備え、背面にヒンジ62、63を備える。搬送ユニット1は、ヒンジ62、63によって原稿台ユニット2に対して開閉できる。搬送ユニット1は、開いている状態でヒンジ62、63の回動軸線を中心として支持される。搬送ユニット1は、フレーム8を支持するベース部材60を有している。ベース部材60には、閉じられたときにプラテンガラス22に対する高さの位置決めとなる凸部60a,60b,60c,60dが設けられている。ガラスフレーム25には、それらに対応する座面25a,25b,25c,25dが配置されている。これらの座面は、同一の水平面上に位置するように形成されている。
搬送ユニット1は、給紙トレイ14に積載されている原稿Sを1枚ずつ分離して給送する給送部4と、この給送部4によって給送された原稿を搬送する搬送路(Uターンパス)12とを含む。給送部4は、原稿Sの有無を検知するフラグを備え、搬送路12は、原稿Sの先端および後端を検出する原稿エッジセンサ16等を備えている。搬送ユニット1において、Uターンパス12の上流側に給紙トレイ14が配置され、下流側に排出トレイ18が配置されている。また、Uターンパス12は、上流側に分離ローラ5によって分離された原稿Sを搬送する搬送ローラ7および下流側に原稿Sを排出トレイ18に排出するための排紙ローラ32を備えている。搬送ローラ7と排紙ローラ32との間には、原稿Sを読取位置で読み取るためのADFガラス23と、ADFガラス23に原稿を当接させるための原稿押さえ10とが配置されている。プラテンガラス22とADFガラス23とは同一の部材であるガラスフレーム25で保持されている。また、搬送ユニット1は、搬送される原稿の裏面を読み取る裏面CIS31を備えている。裏面CIS31は、ADFガラス23と排紙ローラ32との間に配置されている。なお、搬送ローラ7、排紙ローラ32、原稿押さえ10はフレーム8で保持されている。
原稿台ユニット2は、原稿を載置するための透明部材であるプラテンガラス22と、プラテンガラス22の裏面側から原稿を読み取るための密着型イメージセンサ(以下、CIS)30とを備えている。プラテンガラス22は、フレームガラス25によってその周りを囲まれている。CIS30は、プラテンガラス22の下で筐体部材102に収容され、筐体部材102の内部を移動する。筐体部材102には、CIS30を移動させるためのモータ113、ベルト114、ガイドレール115が配されている。CIS30は、モータ113の駆動力が伝達されたベルト114によってガイドレール115に沿って移動する。
CIS30は長手方向に少なくとも1列の受光素子が配置されている。なお、長手方向を主走査方向(Y方向)、主走査方向と直交または交差する交差方向でプラテンガラス22の表面と平行な方向を副走査方向(X方向)、主走査方向と副走査方向の両方に直交する方向を鉛直方向(Z方向)とする。CIS30は、LEDによって原稿Sの表面に光を照射し、その反射光を自己集束型ロッドレンズアレイによって受光素子に結像させることによって、原稿Sの画像を読み取る。CIS30は、ブック原稿等のプラテンガラス22に載置された原稿と、搬送ユニット1で搬送されるシート状の原稿とをそれぞれ読み取ることができる。ブック原稿等の画像を読み取る場合、CIS30は、副走査方向に移動しながらプラテンガラス22を介して読み取る。搬送ユニット1によって搬送される原稿Sの画像を読み取る場合、CIS30はADFガラス23の読取位置で停止している。そして、読取位置に搬送される原稿Sの表面側の画像を、ADFガラス23を介し読み取る。なお、本実施形態において、プラテンガラス22、ADFガラス23は、原稿と当接する透明部材である。
ユーザによって、プラテンガラス22に載置された原稿の読取開始が指示されるとCIS30が副走査方向に移動しながらプラテンガラス22の裏面側から原稿を読み取る。一方、ユーザによって搬送ユニット1で搬送される原稿の読取開始が指示されるCIS30が停止した状態で原稿Sの画像を読み取る。この場合、駆動モータ(不図示)が回転して、分離ローラ5およびピックアップローラ3がそれぞれ回転する。さらに、ピックアップアーム35が下降してピックアップローラ3が原稿Sに押圧される。給紙トレイ14に積載された原稿Sは、ピックアップローラ3の回転によってフレーム8と上カバー13との間にガイドされながら-X方向に給送される。このとき、搬送ユニット1は分離ローラ5と分離パッド6によって原稿Sを1枚ずつ分離し、最上位の原稿Sが分離される。このように分離された原稿Sは、Uターンパス12に沿って搬送され、さらに搬送ローラ7によってCIS30の読取位置に搬送される。分離ローラ5は、搬送ローラ7と排紙ローラ32よりも遅い周速で回転する。このため、駆動モータを連続回転させることにより1枚目の原稿Sと2枚目の原稿Sとの間に所定の搬送間隔が形成される。原稿エッジセンサ16によって原稿Sの先端部が検知された後、その原稿Sが所定量搬送されたときに、原稿Sを搬送しながらCIS30による表面側の画像の読取りを開始する。そして、原稿エッジセンサ16によって原稿Sの後端部が検知された後、その原稿Sが所定量搬送されたときに、CIS30による画像の読取りを終了する。後続の原稿Sがある場合は、駆動モータの回転を継続させて、次の原稿Sの画像を読み取る。フラグが次の原稿Sの無いことを検知するまで、原稿Sの搬送を次々に続ける。なお、原稿Sの両面の画像を読み取る際には、CIS30と裏面CIS31を同時に動作させる。
<ガラスフレームおよび筐体部材>
ここで、図7から図12の模式図を使ってガラスフレーム25および筐体部材102について説明をする。ガラスフレーム25は本実施形態における支持部材である。図7は原稿台ユニット2を模式的に示した斜視図である。図8は原稿台ユニット2の内部構造を示した分解斜視図である。図9は、ガラスフレームと筐体部材の構造を示す断面図である。図10は、ガラスフレームを締結する締結部の構造を示す断面図である。図11は、原稿台ユニットの内部の空気の流れを示す断面図である。図12は、原稿台ユニットの内部構造を示した断面斜視図である。ガラスフレーム25の複合機における前面側は、前面カバー部材109により覆われている。
筐体部材102は、プラテンガラス22の裏面と対向し、原稿台ユニット2の底面を構成している。また、筐体部材102には底面を囲むように鉛直方向に延びる壁状部121が設けられている。ガラスフレーム25は、プラテンガラス22の周縁を囲むように配され、少なくとも複合機における前面側の辺でプラテンガラス22を支持するとともに、複数の辺でプラテンガラス22が外れないように押さえている。また、ガラスフレーム25は、原稿Sの載置基準の機能を有している。なお、ガラスフレーム25は、一体成型でなく分割可能な構成であってもよい。
ガラスフレーム25は、筐体部材102の副走査方向の略中央において、ビス124によって筐体部材102に締結されている(図10)。このように、プラテンガラス22、ガラスフレーム25および筐体部材102がCIS30を囲む。しかし、部品の公差、部品の組み立てのバラツキによって、CIS30は密封されているわけではない。
図9は、図7における主走査方向の前面側の断面Hである。ガラスフレーム25は、プラテンガラス22の前面側の端部を支持する支持部116、プラテンガラス22の端部の側面と対向する規制部118を有する。支持部116と規制部118との間には、支持部116より低い溝部104を有している。プラテンガラス22の端部の側面とガラスフレーム25の規制部118との間には、部品の公差による隙間が主走査方向(Y方向)に生ずる場合がある。この隙間の間隔を第1間隔103とする。なお、公差が無い場合、第1間隔103はゼロとなる。規制部118とプラテンガラス22の端部の側面との隙間から入り込んだ異物は溝部104に蓄積される。異物は紙粉、ほこりなどの粉状のものである。ガラスフレーム25において、規制部118に対して支持部116と反対側の外縁部120は、筐体部材102の壁状部121に支持されている。外縁部120は、ガラスフレーム25の最上面より低く、前面カバー109の最上面の下にある。すなわち外縁部120は、カバー部材109の一部とオーバーラップしている。壁状部121は、ガラスフレーム25の外縁部120の下面との間に空気が出入りするための開口を有している。この開口を形成する壁状部121の対向部123と外縁部120の下面とのZ方向の間隔を第2間隔106とする。
筐体部材102は、CIS30が移動する読取走査領域と読取走査領域外とを仕切るための副走査方向に延在する隔壁101を有している。そのため、壁状部121と隔壁101との間に貯留部107が形成されている。貯留部107は、溝部104よりも下側に配置されている。このように溝部104と貯留部107は読取走査領域外に配置されている。このため、第2間隔106から入り込んだ異物は貯留部107に蓄積される。また、ガラスフレーム25がプラテンガラス22の端部を副走査方向に覆っている範囲において、第1間隔103と副走査方向とで形成される面積(XY平面の投影面)は、第2間隔106と副走査方向とで形成される面積(ZX平面の投影面)より小さくなるように構成されている。なお、本実施形態では、第1間隔103は、第2間隔106より小さい。さらに、隔壁101は、プラテンガラス22を支持する支持部117と、支持しない対向部を有している。このため、支持部117がプラテンガラス22を均等に支持できる。プラテンガラス22を支持しない対向部は、空気が出入りするための開口となっている。開口におけるプラテンガラス22の裏面と対向部との間のZ方向の間隔を第3間隔108とする。ガラスフレーム25がプラテンガラス22の端部を覆っている副走査方向の範囲において、第1間隔103と副走査方向とで形成される面積(XY平面の投影面)は、第3間隔108と副走査方向とで形成される面積(ZX平面の投影面)より小さくなるように構成されている。ここでは、第1間隔103は、第3間隔より小さい。なお、本実施形態において面積は、副走査方向に連続した範囲だけでなく、分離した複数の範囲を積算したものが含まれる。
ガラスフレーム25は規制部118から外縁部120の側に向けて高くなる斜面105を有している。また、規制部118と斜面105の境界は、プラテンガラス22の表面よりも低くなっている。このため、ユーザは、プラテンガラス22に載置した原稿Sは、持ち上げることなく主走査方向に滑らせることで取り出すことができる。前面カバー部材109は、その上面においてガラスフレーム25の上面との間に開口を有している。その開口のY方向の間隔を第4間隔110とする。なお、ガラスフレーム25の外縁部120は、前面カバー部材109によって覆われている。また、前面カバー部材109は、その下面において筐体部材102の底面との間に開口を有している。その開口のY方向の間隔を第5間隔111とする。ガラスフレーム25がプラテンガラス22の端部を覆っている副走査方向の範囲において、第1間隔103と副走査方向で形成される面積(XY平面の投影面)は、第4間隔110と副走査方向で形成される面積(XY平面の投影面)より小さくなるように構成されている。同様に第1間隔103と副走査方向で形成される面積(XY平面の投影面)は、第5間隔111と副走査方向で形成される面積(XY平面の投影面)より小さくなるように構成されている。ここでは、第1間隔103は、第4間隔110および第5間隔111より小さい。
ガラスフレーム25と筐体部材102とを締結する締結部の断面図を図9に示す。締結部122の副走査方向の位置は、プラテンガラス22の前面側の辺の副走査方向における略中央である。また、筐体部材102は支持リブ112を有し、ガラスフレーム25の外縁部120はビス124によって支持リブ112の締結部122に締結されている。支持リブ112は、隔壁101と結合している。支持リブ112とガラスフレーム25の隙間はガラスフレーム25が押されることによって無くなるため、ガラスフレーム25は一定以上の変形がしにくくなっている。
ここで、原稿台ユニット2の内部における空気の流れを説明する。CIS30の走査動作、筐体部材102またはプラテンガラス22の変形などによって、読取走査領域の内部と画像読取装置の外部との間で空気の流れが発生する。読取走査領域の空気は第3間隔108を通って読取走査領域外に流れる。第1間隔103と副走査方向で形成される面積は、第2間隔106と副走査方向で形成される面積および第3間隔108と副走査方向で形成される面積より小さいため、ほとんどの空気は第2間隔106と第3間隔108を通る。このため溝部103に溜まった異物は読取走査領域に移動しにくい。したがって、プラテンガラス22とガラスフレーム25との間に生ずる第1間隔103を充填するための可撓性テープまたはスポンジを必要としない。また、第2間隔106と第3間隔108の間には、ガラスフレーム25の支持部116がある。支持部116の下面は、対向部123、隔壁101の対向部より低い。このため空気は支持部116を回避して通過する。したがって、第4間隔110および第5間隔111から第2間隔106を通ってきた異物は、貯留部107に落下して蓄積される。その結果、画像読取装置の外部からの異物は読取走査領域に移動しにくくなる。このように、支持部材であるガラスフレーム25と筐体部材102は、空気が出入りする開口を有している。画像読取装置の内部に気流が発生した場合であっても異物による画質の劣化を受けにくい。
図13を用いて、プラテンガラス22をガラスフレーム25に対して組み立てる方法について説明する。まず、ガラスフレーム25の周縁部と支持部116との間にプラテンガラス22を差し込む。次に、プラテンガラス22を規制部118に突き当てた状態で、プラテンガラス22の背面側をガラスフレーム25の背面側の辺に密着させる。ガラスフレーム25の背面側には両面テープ119が貼り付けてあり、プラテンガラス22はガラスフレーム25に固定される。このように両面テープ119で固定されたプラテンガラス22は移動しにくくなる。しかしながら、規制部118の平面度、プラテンガラス22の端部側面の平面度、プラテンガラス22の組立誤差により0~0.5mmの第1間隔103が生じることになる。
図14は、画像読取部の主要部と、その下側に備わるプリント部の主要部と、を含む複合機300の制御系のブロック図である。主制御基板301には、複合機300(装置全体)を制御する主制御IC302を備える。主制御IC302は、マイクロプロセッサユニット(MPU)306、読取画像処理部307、記録画像処理部308、および画像符号化部309等で構成され、システムバス303を介して装置全体を制御する。EEPROM304には、MPU306を動作させるためのプログラムコード、初期値データ、テーブルデータなどが格納される。RAM305は、計算バッファおよび画像メモリ等として使用される。画像読取部310は、CIS30、裏面CIS31、読取画像補正部312、読取系駆動部313等により構成される。画像読取部310は、読取系駆動部313が有するモータの一つを駆動してCIS30を移動させることにより、CIS30によって原稿を光学的に順次読み取って電気的な画像信号に変換する。この画像信号は、読取画像補正部312によってシェーディング補正等の処理が施され、さらに読取画像処理部307によって画像処理されて高精細な画像データとして出力される。原稿Sの両面の画像を読み取る際には、裏面CIS31をCIS30と同時に動作させる。読取系駆動部313は、センサを駆動するモータの他、原稿を1枚ずつ分離ピックアップするためのモータ、ピックアップされた原稿を搬送するためのモータなど複数の駆動源を総称したものである。
複合機300の上側部分に画像読取部310の主要部が配備され、その下側部分に、プリント媒体としてのシートに画像をプリント可能なプリント部315が配備されている。プリント部315は、インクを吐出可能なプリントヘッド316を用いるインクジェットプリント方式のプリント部である。記録系駆動部318によってプリントヘッド316を所定の位置に移動させ、記録画像処理部308にて処理された画像データを記録信号出力部317からプリントヘッド316に出力することにより、シートに画像をプリントする。すなわち、プリントヘッド316とシートとの相対移動を伴って、画像データに基づいてプリントヘッド316からインクを吐出することによって、シートに画像をプリントする。
操作パネル320は、操作パネルインターフェイス部323を介してシステムバス303に接続されており、表示画像を表示部321に出力し、操作部322からの入力を受け付ける。音声出力部325は、音声データを信号に変換してスピーカ326からメッセージを音声により出力する。通信接続部327は、通信網328および電話機329と接続されており、音声および符号化データの入出力を行う。符号化データは、画像符号化部309によって画像と相互変換される。外部インターフェイス部331は、例えばUSB規格などのインターフェイス部であり、パーソナルコンピュータなどの外部機器332と接続される。フラッシュメモリなどからなる不揮発メモリ333は、停電時等にワークデータや画像データが消去されないように、それらのデータを記憶する。無線LANモジュール334は、装置外のアクセスポイントからの画像の入出力を行う。電源供給部340は、主制御基板301、画像読取部310、プリント部315、操作パネル320などの動作に必要な電力を供給する。
次に、複合機300における図14の制御系の構成要素と、複合機300の動作(スキャン動作、コピー動作、ファクシミリ受信動作、およびプリンタ動作)と、の関係について説明する。
スキャン動作において、画像読取部310のCIS30、裏面CIS31によって読み取られた原稿Sおよびブック原稿の画像は、読取画像補正部312によってシェーディング補正等の画像処理が施される。その後、その画像は、読取画像処理部307によって画像データとしてRAM305に展開されてから、画像符号化部309によって、例えばJPEG形式に圧縮および符号化される。符号化されたデータは、外部インターフェイス部331を通して外部機器332に出力される。
コピー動作において、画像読取部310のCIS30、裏面CIS31によって読み取られた画像は、読取画像補正部312によってシェーディング補正等の画像処理が施される。その後、その画像は、読取画像処理部307によって画像データとしてRAM305に展開されてから、画像符号化部309によって、例えばJPEG形式に圧縮および符号化されて一旦蓄積される。その蓄積された画像データは、記録画像処理部308に順次送出されて記録データに変換される。その記録データが記録信号出力部317を介してプリントヘッド316に出力されることにより、シートに画像がプリントされる。
ファクシミリ送信動作において、画像読取部310のCIS30、裏面CIS31によって読み取られた画像は、読取画像補正部312によってシェーディング補正等の画像処理が施される。その後、その画像は、読取画像処理部307によって画像データとしてRAM305に展開されてから、画像符号化部309によって、例えばMR(モデファイド・リード)形式に圧縮および符号化されて一旦蓄積される。通信接続部327は、ファクシミリ通信の手順信号の送受信を行ってから、画像符号化部309によって蓄積された画像データの送信を開始する。その送信開始後も原稿の読み取り、画像データの蓄積を継続しながら、画像データの送信を続ける。
ファクシミリ受信動作において、通信網328からの着信により、通信接続部327は、ファクシミリ通信の手順信号の送受信を行ってから、画像データの受信を開始する。画像データは、画像符号化部309にて復調されてから、RAM305に展開される。その展開された画像データは、記録画像処理部308に順次送出されてから、記録データに変換される。その記録データが記録信号出力部317を介してプリントヘッド316に出力されることにより、シートに画像がプリントされる。
プリンタ動作において、外部機器332から発信されて外部インターフェイス部331にて受けられたコマンドおよび受信パラメータは、MPU306によって解釈されてから、画像符号化部309によって画像データとしてRAM305に展開される。その展開された画像データは記録画像処理部308に順次送出されて、記録データに変換される。その記録データが記録信号出力部317を介してプリントヘッド316に出力されることにより、プリント媒体としてのシートに画像がプリントされる。
本実施形態は搬送ユニットを有した画像読取装置に適用して説明したが、搬送ユニットを持たない画像読取装置、プリンタを有した複合機、複写機やFAX等のOA機器にも利用可能である。
以上のように、プラテンガラスの端部の側面と支持部材であるガラスフレームの規制部との間に形成される面積は、ガラスフレームの外縁部と筐体部材の対向部との間に形成される面積より小さい。このため、画像読取装置の内部に気流が発生した場合であっても異物による画質の劣化を受けにくい。
2 原稿台ユニット
25 ガラスフレーム
30 CIS
102 筐体部材
104 溝部
106 第2間隔
116 支持部
118 規制部

Claims (11)

  1. 原稿と当接する透明部材と、
    長手方向に配された素子によって前記透明部材の裏面側から原稿の画像を読み取る読取センサと、
    前記透明部材を支持する支持部材であって、前記透明部材の端部を前記裏面側から支持する第1支持部と、前記端部の側面を規制するための規制部と、前記第1支持部と前記規制部との間に設けられた溝部と、前記規制部に対して前記第1支持部と反対側の外縁部と、を有する支持部材と、
    前記外縁部と締結する締結部と前記外縁部に対向する対向部と有する筐体部材と、を備える画像読取装置であって、
    前記端部の側面と前記規制部との間に形成される第1面積は、前記外縁部と前記筐体部材の対向部との間に形成される第2面積より小さいことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読取センサは、前記長手方向と交差する交差方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第1面積は、前記長手方向と前記交差方向とで形成される平面にあり、
    前記第2面積は、前記交差方向と鉛直方向とで形成される平面にあることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記筐体部材は、前記読取センサと前記支持部材との間に隔壁を有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記隔壁は、前記透明部材を支持する第2支持部を有することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記対向部は、前記筐体部材において鉛直方向に延びる壁状部に形成され、
    前記支持部材の下において、前記筐体部材は、前記隔壁と前記壁状部との間に貯留部を形成することを特徴とする請求項4または5に記載の画像読取装置。
  7. 前記支持部材は、前記規制部から前記外縁部の側に向けて高くなる斜面を有することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記規制部と前記斜面の境界は、前記透明部材の表面より低いことを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記支持部材の前記外縁部の一部を覆うカバー部材を備えることを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記支持部材は、前記透明部材の周縁を囲むフレームであることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の画像読取装置。
  11. 前記カバー部材と前記支持部材の上面との間に形成される第3の面積は、前記第1面積より大きいことを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
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