JP4445381B2 - 新食感チューインガム及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はチューインガム及びその製造方法に関し、より詳細には、本発明はフワフワとした新しい食感を有するチューインガム及びその製造方法に関するものである。
チューインガムは、ガムベース・糖類・香料等を混練し、これを板・粒形状あるいはブロック形状等に成型して製造される。通常、チューインガムは口に入れる前、常温下において固体で、口に入れた後、咀嚼することで柔軟性のあるソフトな食感となる。これらのチューインガムは、種類によって硬さの違いなどがあるが、本質的な食感の挙動はあまり大きく変わらないものであった。
また、マシュマロは、糖類・香料・ゼラチン・水等を加熱混合し、これを強い攪拌によってエアレーション(空気混合)したものを冷却して製造される、フワフワとした食感を特徴とする菓子であり、その食感は、チューインガムにおいては、容易には発現できないものであった。
このチューインガムとマシュマロをそれぞれ製造し、これらを組み合わせる製法は既に提案されている(例えば、特許文献1を参照)。しかし、これはあくまで組み合わせ菓子であり、チューインガムとマシュマロがバラケたり、口の中で一体となるまで非常に時間がかかってしまう等の問題があった。
一方、砂糖と水飴又はグルコース単位(平均)7〜18の糖アルコールからなるハードキャンディ材料とガムベースを混合する気泡入りハードチューインガムが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。しかしながら、この発明により得られたハードチューインガムは硬くてもろい食感となり、フワフワとした食感は実現できなかった。
また、気泡入りハードチューインガムにおいて、さらに、減圧、膨化処理を行なう多気泡質ハードチューインガムも提案されている(例えば、特許文献3を参照)。しかしながら、この発明により得られたハードチューインガムは、ぱさぱさとした食感を呈しており、フワフワとした食感は実現できなかった。
特開昭63−105642号公報 特公昭54−37221号公報 特公昭60−8772号公報
本発明の目的は、フワフワとした新しい食感を有するチューインガムを提供することである。
本発明者らは、新しい食感を有するチューインガムを開発するため鋭意検討を重ねたところ、甘味料(糖類を含む)・増粘剤・水等を加熱混合し、更に香料を添加混合し、これに加熱溶解したガムベースを加えた後、エアレーション(空気混合)したものを冷却することによって、特有の物性を有するチューインガムが得られることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。すなわち、本発明は1)甘味料、ゼリー強度150〜250ブルームのゼラチンを使用する増粘剤及び水を加熱混合し、更に香料を添加混合し、2)該加熱混合物に加熱溶解したガムベースを添加し、撹拌混合することでエアレーションを施し、そして、3)該撹拌混合物を冷却することを特徴とするチューインガム及びその製造方法である。
本発明によれば、フワフワとした新しい食感を有するチューインガムを提供することができる。このチューインガムは、甘味料(糖類を含む)・ゼリー強度150〜250ブルームのゼラチンを使用する増粘剤・水等を加熱混合し、更に香料を添加混合し、これに加熱溶解したガムベースを加えた後、エアレーション(空気混合)したものを冷却することによって得られる。
本発明を実施するための最良の形態
次に本発明について詳細に記載する。
本発明のチューインガムは、甘味料(糖類を含む)・増粘剤・水等を加熱混合し、更に香料を添加混合し、これに加熱溶解したガムベースを加えた後、エアレーション(空気混合)したものを冷却することによって得た、フワフワな物性を特徴とするものである。
まず、本発明のチューインガムの甘味料について説明する。甘味料としては糖類を含んでいて良く、その例としては、単糖類、二糖類、オリゴ糖類、糖アルコール類、高甘味度甘味料を挙げることができる。具体的には、アラビノース、ガラクトース、キシロース、グルコース、ソルボース、フルクトース、ラムノース、リボース、異性化糖、N−アセチルグルコサミンなどの単糖類;イソトレハロース、スクロース、トレハルロース、ネオトレハルロース、パラチノース、マルトース、メリビオース、ラクチュロース、ラクトース等の二糖類;α−サイクロデキストリン、β−サイクロデキストリン、イソマルオリゴ糖(イソマルトース、イソマルトトリオース、パノース等)、オリゴ−N−アセチルグルコサミン、ガラクトシルスクロース、ガラクトシルラクトース、ガラクトピラノシル(β1−3)ガラクトピラノシル(β1−4)グルコピラノース、ガラクトピラノシル(β1−3)グルコピラノース、ガラクトピラノシル(β1−6)ガラクトピラノシル(β1−4)グルコピラノース、キシロオリゴ糖(キシロトリオース、キシロビオース等)、ゲンチオオリゴ糖(ゲンチオビオース、ゲンチオトリオース、ゲンチオテトラオース等)、スタキオース、テアンデオリゴ、ニゲロオリゴ糖(ニゲロース等)、パラチノースオリゴ糖、パラチノースシロップ、フコース、フラクトオリゴ糖(ケストース、ニストース等)、フラクトフラノシルニストース、ポリデキストロース、マルトシルβ−サイクロデキストリン、マルトオリゴ糖(マルトトリオース、テトラオース、ペンタオース、ヘキサオース、ヘプタオース等)、ラフィノース、砂糖結合水飴(カップリングシュガー)、大豆オリゴ糖、転化糖、水飴等のオリゴ糖類;イソマルチトール、エリスリトール、キシリトール、グリセロール、ソルビトール、パラチニット、マルチトール、マルトテトライトール、マルトトリイトール、マンニトール、ラクチトール、還元イソマルトオリゴ糖、還元キシロオリゴ糖、還元ゲンチオオリゴ糖、還元麦芽糖水飴、還元水飴等の糖アルコール;α−グルコシルトランスフェラーゼ処理ステビア、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、アリテーム、カンゾウ抽出物(グリチルリチン)、グリチルリチン酸三アンモニウム、グリチルリチン酸三カリウム、グリチルリチン酸三ナトリウム、グリチルリチン酸ニアンモニウム、グリチルリチン酸ニカリウム、グリチルリチン酸ニナトリウム、クルクリン、サッカリン、サッカリンナトリウム、シクラメート、スクラロース、ステビア抽出物、ステビア末、ズルチン、タウマチン(ソーマチン)、テンリョウ茶抽出物、ナイゼリアベリー抽出物、ネオテーム、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、フラクトシルトランスフェラーゼ処理ステビア、ブラジルカンゾウ抽出物、ミラクルフルーツ抽出物、ラカンカ抽出物、酵素処理カンゾウ、酵素分解カンゾウ等の高甘味度甘味料;その他蜂蜜、果汁、果汁濃縮物等を例示することができる。これらの甘味料は1種単独で使用されても2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
また、香料としては、食品に適用可能なものを好適に例示することができる。かかるものとしては具体的には、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ、マンダリン、タンジェリン等のシトラス系香料;アップル、バナナ、チェリー、グレープ、メロン、ピーチ、パイナップル、プラム、ラズベリー、ストロベリー等のフルーツ系香料;バニラ、コーヒー、ココア、チョコレート等のビンズ系香料;ペパーミント、スペアミント等のミント系香料;オールスパイス、シナモン、ナツメグ等のスパイス系香料;アーモンド、ピーナッツ、ウォルナッツ等のナッツ系香料;カニ、エビ、魚介類等の水産物系香料、その他野菜、穀類、海草等の各種香料を例示することができる。なお、本発明で用いる香料は、組成物であっても単体であっても良い。例えば単体としてはメントール類、メントン、バニリン、エチルバニリン、桂皮酸、ピペロナール、d−ボルネオール、マルトール、エチルマルトール、カンフル、アントラニル酸メチル、シンナミックアルコール、N−メチルアントラニル酸メチル、メチルβ−ナフチルケトン、リモネン、リナロール、イソチオシアン酸アリル等を例示することができる。本発明が対象とする香料にはこれらの単体を1種または2種以上含有する組成物も包含される。なお、上記に掲げる各種の香料は1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
また、増粘剤としては、ゼラチン、グアーガム、カロブビーンガム、タマリンドシードガム、タラガム、大豆多糖類、アラビアガム、トラガントガム、カラヤガム、カラギーナン、ファーセレラン、アルギン酸、キサンタンガム、プルラン、ジェランガム、カードラン、ペクチン、アラビノガラクタン、微小繊維状セルロース、キチン、キトサン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デンプンリン酸エステルナトリウム、メチルセルロース等を例示することができ、中でもゼラチン、特にゼリー強度が150〜250ブルーム、180〜220ブルームのゼラチンの使用が望ましい。本発明が対象とする増粘剤にはこれらの単体を1種または2種以上含有する組成物も包含される。なお、上記に掲げる各種の増粘剤は1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
また、ガムベースは、アセチルリシノール酸メチル、エステルガム、酢酸ビニル樹脂、ポリイソブチレン、ポリブテン、グリセリン脂肪酸エステル、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム類、粉末パルプ等の繊維類(植物性)、タルク等の無機質(鉱物性)、植物性ゴム含有樹脂(グッタカチュウ、グッタハンカン、グッタペルカ、チクル、バラタ、ベネズエラチクル、マッサランドバチョコレート、マッサランドババラタ、ロジディンハ、グアユーレ、ジェルトン、ソルバ、ソルビンハ、ツヌー、ニガーグッタ、レッチュデバカ、ゴム、チルテ等)、植物性ゴム非含有樹脂(マスチック、ベンゾインガム、エレミ樹脂、ニュウコウ、ミルラ、オポパナックス樹脂、グアヤク樹脂、ダンマル樹脂、カウリガム、コパール樹脂、サンダラック樹脂、ファーバルサム、ロジン、コパイババルサム等)、動物性樹脂(シェラック等)、植物性ワックス(コメヌカロウ、サトウキビロウ、ウルシロウ、モクロウ、カンデリラロウ、ホホバロウ、オウリキュウリロウ、カルナウバロウ、油糧種子ロウ等)、動物性ワックス(シェラックロウ、ゲイロウ、ミツロウ、ラノリン等)、鉱物性ワックス(オゾケライト、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンロウ等)等を例示することができる。なお、上記に掲げる各種のガムベース原料は1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
その他の原料として、酸味料等を呈味性付与のため添加しても良い。酸味料は、アジピン酸、クエン酸(結晶、無水)、クエン酸三ナトリウム、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、コハク酸、コハク酸一ナトリウム(結晶)、酢酸ナトリウム(無水)、DL−酒石酸、L−酒石酸、DL−酒石酸ナトリウム、L−酒石酸ナトリウム、二酸化炭素、乳酸、乳酸ナトリウム、氷酢酸、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、DL−リンゴ酸、DL−リンゴ酸ナトリウム、リン酸等を例示することができる。なお、上記に掲げる各種の酸味料は1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。また、卵白等の食品素材も、風味付けや起泡性向上等を目的として使用することができる。
本発明のフワフワとした食感を有するチューインガムは、甘味料(糖類を含む)・増粘剤・水等を加熱混合し、更に香料を添加混合し、次に、この加熱混合物に加熱溶解を行ったガムベース等を混合及びエアレーションし、冷却することによって得られる。なお、加熱溶解を行ったガムベース等は数回に分け、混合及びエアレーションすると、より好ましい食感のチューインガムを得る事ができる。
ところで、増粘剤はそのまま甘味料及び水等と加熱混合しても良いが、これらと加熱混合する前に、事前に水に浸漬・膨潤させておいても良い。浸漬処理時間は特に制限されないが、通常15分間〜1日間、好ましくは、30分間〜3時間の範囲で適宜選択することができる。ここで、増粘剤と水の割合は、増粘剤100重量部に対する水の割合として1〜900重量部、好ましくは100〜300重量部の範囲を挙げることができる。
また、香料もそのまま甘味料、増粘剤及び水等を加熱混合したものに添加混合しても良いが、事前に溶解水や溶剤に溶解、希釈しておいても良い。なお、チューインガムにその他の原料として色素を添加する場合、香料と共にこの時点で、溶解水や溶剤に溶解、希釈しておいても良い。
そして、甘味料(糖類を含む)、増粘剤及び水並びに香料からなる加熱混合物は、例えば、甘味料(糖類を含む)を水に加熱溶解し、そこに事前混合処理を行っていない増粘剤又は前述の事前混合処理を行った増粘剤溶液を合わせ、更に事前混合を行っていない香料又は前述の事前混合を行った香料、色素、水の混合物を添加混合して調製しても良い。
一方、ガムベースは温度を調整し所定時間攪拌して加熱溶融した状態としておく。ここで温度は通常80〜150℃、好ましくは110〜130℃の範囲で適宜選択することができる。所定時間は特に制限されないが、通常30分間〜10時間、好ましくは、1〜3時間の範囲で適宜選択することができる。また、攪拌も特に制限されないが、攪拌翼を有するミキサー、ブレンダー等の各種の攪拌装置を使用することによってより効率的に加熱溶解することができる。
ここで、各原料を混合する所定時間及び混合方法は特に制限されないが、混合時の加熱温度は、通常50〜150℃、好ましくは80〜120℃の範囲内で適宜選択することができる。攪拌時間、攪拌速度及び攪拌方法等については、本発明のチューインガムが下記に特定した見掛け比重及び/又は気泡率を有するよう調製可能であれば特に制限されない。例えば、攪拌の時間は通常1分間〜1時間、好ましくは3〜15分間の範囲内で適宜選択することができる。なお、ガムベースの添加を2度以上に分けて行う場合は、攪拌も2度以上に分けて行われ、そのトータル攪拌時間が通常1分間〜1時間、好ましくは3〜15分間の範囲内となるよう適宜選択することができる。また、攪拌方法も、特に制限されないが、攪拌翼を有するミキサー、ブレンダー等の各種の攪拌装置を使用することによってより効率的に攪拌することができる。冷却の時間は特に制限されないが、通常30分間〜2日間、好ましくは12時間〜1日間の範囲内で適宜選択することができる。また、冷却方法も特に制限されないが、冷蔵庫、冷却コンベア等の各種の冷却装置を使用することによってより効率的に冷却することができる。
上記方法において、甘味料・香料・増粘剤・水・ガムベースの配合割合としては、甘味料は10〜90重量%、好ましくは25〜70重量%を挙げることができる。香料は0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜3重量%を挙げることができる。増粘剤は0.1〜20重量%、好ましくは1.0〜8重量%を挙げることができる。ガムベースは5〜60重量%、好ましくは10〜50重量%を挙げることができる。
酸味料の添加量は、好ましくは1.0重量%程度であると良く、酸味料を添加するタイミングはガムベースの投入時が好ましい。
また、得られるチューインガムの見掛け比重が0.85〜0.99、好ましくは、0.90〜0.95であることが、本食感を発揮する上で、望ましい。
更に、得られるチューインガムの気泡率が10%〜50%、好ましくは12%〜20%であることが、本食感を発揮する上で望ましい。
本発明のチューインガムの形状は特に制限されないが、エキストルーダ(押し出し機)、充填機、カッター(裁断機)、モールド等の成型装置を使用することにより、様々な形状を得ることができる。なお、上記に掲げる各種の成型装置は1種単独で使用しても、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明のチューインガムとは、口腔内で咀嚼して摂取されるチューインガムを広く意味するものでありフーセンガムを含む概念である。本発明のチューインガムは、後述する実施例で示すように、フワフワとした新しい食感を有するチューインガムを提供することができる。
本発明の内容を以下の試験例及び実施例を用いて具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、下記に記載する処方の単位は特に言及しない限り、部は重量部を意味するものとする。
[試験例1]
この試験は、チューインガム中のガムベース組成が、フワフワとした新しい食感に与える影響を調べるために行なった。
(1)試料の調製
200ブルームのゼラチン10〜80部を水10〜240部に30分〜3時間浸漬し、吸水、膨潤させ加熱溶解した。他方で蔗糖150〜450部、水飴90〜300部、水30〜70部の混合物を80〜120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料0.5〜30部、色素0.1〜10部、水0.5〜20部の混合物を加え、ホイッパーに移し、予め110〜130℃で1〜3時間加熱溶融したガムベース30〜400部を加えて3〜15分間高速攪拌し、さらに加熱溶融したガムベースを10〜200部加え、10秒〜3分間高速攪拌した後容器に取り出した。これを12時間〜1日間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型し、官能評価及び総合評価を行った
尚、ガムベース配合率を表1の如く変更して、試料1乃至7を調製した。
(2)試験方法
訓練された専門パネルにより、試料1乃至7の官能評価を行なった。表1に所見と評価を示した。
(3)試験結果
表1の官能所見及び評価の通り、ガムベース配合率の最も低い試料1が攪拌により最も良くホイップされたガムとなり、ガムベース配合率の最も高い試料7が最もホイップされていない硬いガムとなった。なお、試料4のガムがこれら試料のうち最も理想的なガムとなり、口中でガムとして適度なフワフワ感がありかつ固形化するガムとなった。以上の結果より、ガムベース比率が小さいときは、攪拌によりフワフワした食感のガムを得ることができるが、ガムベース比率がある一定比率以上でないと口中でガムとして固形化せず、逆にガムベース比率が高いときは攪拌時の放熱によるガムベースの増粘化によりホイップしにくくフワフワした食感のガムを得ることができず、かつ食感もフワフワしない硬いガムしか得られないことを示している。
Figure 0004445381
[試験例2]
この試験は、チューインガムに配合するゼラチンのゼリー強度(ブルームで表示)の違いが、フワフワとした新しい食感に与える影響を調べるために行なった。
(1)試料の調製
ゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖300部、水飴195部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベース200部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベースを100部加え、10秒間高速攪拌した後容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型した。
尚、ゼラチンのブルーム数(ゼリー強度)を100、150、250と変化させて、試料8乃至10を調製した。
(2)試験方法
訓練された専門パネルにより、試験例1の試料4と比較対照した試料8乃至10の官能評価を行なった。表2に所見と評価を示した。
(3)試験結果
表2の官能所見及び評価の通り、試料8のようにゼラチンのゼリー強度が低すぎるとガムは軟らかすぎてフワフワ感が低下し、逆に試料10のようにゼリー強度が高すぎても硬くフワフワ感が低下することから、ある一定範囲内のゼリー強度においてより良い結果が得られることを確認した。
Figure 0004445381
[試験例3]
この試験は、ゼラチン(200ブルーム)の配合率の違いが、フワフワとした新しい食感に与える影響を調べるために行なった。
(1)試料の調製
200ブルームのゼラチン10〜90部を水20〜180部に30分間浸漬し、十分に吸水したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖220〜380部、水飴155〜235部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベース200部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベースを100部加え、10秒間高速攪拌した後容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型した。
尚、200ブルームのゼラチン配合率を表3の如く変更して、試料11乃至14を調製した。
(2)試験方法
訓練された専門パネルにより、試験例1の試料4と比較対照した試料11乃至14の官能評価を行なった。表3に所見と評価を示した。
(3)試験結果
表3の官能所見及び評価の通り、ゼラチン配合率が低すぎるとホイップしにくい傾向があり、かつガムはぼそぼそで硬い食感となり、逆に高すぎるとフワフワ感はあるが口中でガムとして固形化しにくい傾向があることから、ある一定範囲内のゼラチン配合率においてより良い結果が得られることを確認した。
Figure 0004445381
[試験例4]
この試験は、ゼラチンに代替する増粘剤がフワフワとした新しい食感に与える影響を調べるために行った。
(1)試料の調製
増粘剤50部を60℃の熱水100部に攪拌、溶解させ、他方で蔗糖300部、水飴195部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のアラビアガム溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベース200部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベースを100部加え、10秒間高速攪拌した後容器に取り出した。これを12時間冷却した。
尚、増粘剤をアラビアガム、キサンタンガム、カラギーナンと変化させて、試料15乃至17を調製した。
(2)試験方法
訓練された専門パネルにより、試験例1の試料4と比較対照した試料15乃至17の官能評価を行なった。表4に所見と評価を示した。
(3)試験結果
表4の官能所見及び評価の通り、カラギーナンを試料17のように配合したときはホイップこそするが口中でガムとして固形化しにくく、試料15、16のような増粘剤を使用したときは起泡力が低くゼラチンのような高いホイップ性は発揮されなかったもののフワフワした食感のチューインガムが得られた。このことからフワフワする食感を得るために、ゼラチンを使用することでより良い結果が得られることを確認した。
Figure 0004445381
[試験例5]
この試験は、ガム中に配合されている一定量のガムベースの、攪拌中における添加回数がフワフワとした新しい食感に与える影響を調べるために行った。
(1)試料の調製
1)試料18
200ブルームのゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖300部、水飴195部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベース300部を加えて7分10秒間高速攪拌した後容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型した。
2)試料19
200ブルームのゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖300部、水飴195部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌する。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベース100部を加えて高速攪拌した。4分後一度攪拌を止め、そこに予め加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベース100部を加えて再び3分間高速攪拌する。そこに更に予め加熱溶解(130℃、1時間)した試験例1のガムベース100部を加えて10秒間高速攪拌した後容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型した。
(2)試験方法
訓練された専門パネルにより、試験例1の試料4と比較対照した試料18及び19の官能評価を行なった。表5に所見と評価を示した。
(3)試験結果
表5の官能所見及び評価の通り、ガムベースを一度に全部添加した試料18については攪拌時によくホイップされるものの口中でガムとして固形化しにくかったもののフワフワした食感のチューインガムが得られた。また、ガムベースを3回添加した試料19については攪拌時にホイップされにくい、食感もやや硬めな、フワフワ感に乏しいガムとなったもののフワフワした食感のチューインガムが得られた。これらは攪拌による、ガムベースとその他の原料の一体化のさせ過ぎによる口中でのガムの固形化のしにくさと、逆にその他の原料の攪拌時の放熱、冷却による高粘化後のガムベース添加が引き起こすガムの不均一化が原因と思われる。これらのことから安定したフワフワした食感を得るためには、ガムベースとその他の原料のホイップによる適度な一体化が必要であることを確認した。
Figure 0004445381
[試験例6]
この試験は、本発明の方法により得られたフワフワした食感を有するチューインガム(試料3、4、5)の物性を確認するため実施した。なお、標準的な風船ガムの物性も確認した。
(1)試料の調製
[試験1]にて調製した試料3,4,5及び標準的な風船ガムを本試験で用いた。
(2)試験方法
チューインガムの物性測定項目及び測定方法を以下に示す。
1.比重:メスシリンダーに芥子の実を入れ、1分間タッピングをした後に体積を読み取り、重量を測定した試料ガムを入れ、芥子の実中に完全に埋没させた後、再び1分間タッピングし、体積を読み取り試料ガムの体積を算出した。試料ガム重量と体積から比重を算出した。
2.気泡率:立方体に試料を成形し体積を算出し、重量を測定した。試料を真空条件下105℃で乾燥させその重量を測定し、乾燥後の重量減分は水分と考えた。乾燥させた試料ガムを粉砕しイソプロパノールに入れ、その体積を測定した。試料ガムの体積減は気泡と水分と考え、気泡率を計算した。ここで気泡率とは、ガム全体の体積に占めるガム中の空洞部分(気泡)の割合を指す。
3.針入応力:測定にはインストロン社製万能試験機5542を用いた。試料ガムに直径3mm円柱状アダプターを押し当て、その際に応力を測定した。下降速度は50mm/minとし、試料ガムに10mm針入させた。アダプター針入時の応力を測定し、最大応力ならびに最大応力に至るまでに要したエネルギーを測定した。尚、試料ガムはアダプターに対し接触面の影響が出ないような十分な大きさをもったものを用いた。
4.見掛け粘度:測定には島津製作所製キャピラリーレオメーターフローテスタCGT−500を用いた。ダイは直径1mm、長さ2mm、プランジャーの面積は1cm、荷重は120kg、温度は36℃とした。
(3)試験結果
表6のように、比重については標準的な風船ガムは気泡を含まない為最も高く、最も低かったのはガム中のガムベース量が最も少ない試料3だった。また、最大応力、見掛け粘度についても比重と同じ傾向がみられ、特に最大応力については試料3や試料4が他のものと比べ低い値となった。しかし、針入応力(最大応力に至るまでのエネルギー)については標準的な風船ガムを除いては試料4が最も高かった。
以上の結果より、試料4のガムが標準的な風船ガムや他の試料に比べ、最も弾性感に富みかつ最大応力の低い、いわゆるフワフワしたガムであることが分析的に証明された。
Figure 0004445381
本発明によれば、フワフワとした新しい食感を有するチューインガムを提供することができる。このチューインガムは、甘味料(糖類を含む)・増粘剤・水等を加熱混合し、更に香料を添加混合し、これに加熱溶解したガムベースを加えた後、エアレーション(空気混合)したものを冷却することによって得られる。
以下に実施例を記載して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
200ブルームのゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水、膨潤したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖300部、水飴195部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)したガムベース200部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)したガムベースを100部加え、10秒間高速攪拌した後、容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型し、フワフワとした食感を有するチューインガムを製造した。尚、ガムベースは以下の組成のものを用いた。
酢酸ビニル樹脂 300部
エステルガム 250部
ポリイソブチレン 100部
グリセリン脂肪酸エステル 100部
マイクロクリスタリンワックス 100部
タルク 150部
[実施例2]
200ブルームのゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水、膨潤したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖300部、水飴195部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)したガムベース200部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)したガムベースを100部加え、10秒間高速攪拌した後、容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型し、フワフワとした食感を有するチューインガムを製造した。尚、ガムベースは以下の組成のものを用いた。
酢酸ビニル樹脂 300部
エステルガム 250部
ポリイソブチレン 100部
グリセリン脂肪酸エステル 200部
マイクロワックスクリスタリン 100部
タルク 150部
[実施例3]
200ブルームのゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水、膨潤したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖300部、水飴195部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)したガムベース200部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)したガムベースを100部加え、10秒間高速攪拌した後、容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型し、フワフワとした食感を有するチューインガムを製造した。尚、ガムベースは以下の組成のものを用いた。
酢酸ビニル樹脂 300部
エステルガム 250部
ポリイソブチレン 100部
グリセリン脂肪酸エステル 300部
マイクロクリスタリンワックス 100部
タルク 150部
[実施例4]
200ブルームのゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水、膨潤したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖400部、水飴295部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)したガムベース67部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)したガムベースを33部加え、10秒間高速攪拌した後、容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型し、フワフワとした食感を有するチューインガムを製造した。尚、ガムベースは以下の組成のものを用いた。
酢酸ビニル樹脂 300部
エステルガム 250部
ポリイソブチレン 100部
グリセリン脂肪酸エステル 100部
マイクロクリスタリンワックス 100部
タルク 150部
[実施例5]
200ブルームのゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水、膨潤したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖200部、水飴95部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、あらかじめ加熱溶解(130℃、1時間)したガムベース334部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)したガムベースを166部加え、10秒間高速攪拌した後、容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型し、フワフワとした食感を有するチューインガムを製造した。尚、ガムベースは以下の組成のものを用いた。
酢酸ビニル樹脂 300部
エステルガム 250部
ポリイソブチレン 100部
グリセリン脂肪酸エステル 100部
マイクロクリスタリンワックス 100部
タルク 150部
[実施例6]
200ブルームのゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水、膨潤したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖150部、水飴95部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)したガムベース367部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)したガムベースを183部加え、10秒間高速攪拌した後、容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型し、フワフワとした食感を有するチューインガムを製造した。尚、ガムベースは以下の組成のものを用いた。
酢酸ビニル樹脂 300部
エステルガム 250部
ポリイソブチレン 100部
グリセリン脂肪酸エステル 100部
マイクロクリスタリンワックス 100部
タルク 150部
[実施例7]
180ブルームのゼラチン50部を水100部に30分間浸漬し、十分に吸水、膨潤したゼラチンを70℃程度で加熱溶解した。他方で蔗糖300部、水飴195部、水50部の混合物を120℃まで加熱溶解したものに先述のゼラチン溶液を加え、更に香料1部、色素1部、水3部の混合物を加え、軽く発泡する程度に攪拌した。攪拌物をホイッパーに移し、予め加熱溶解(130℃、1時間)したガムベース200部を加えて7分間高速攪拌し、さらに加熱溶解(130℃、1時間)したガムベースを100部加え、10秒間高速攪拌した後、容器に取り出した。これを12時間冷却した後、一粒が6gとなるよう成型し、フワフワとした食感を有するチューインガムを製造した。尚、ガムベースは以下の組成のものを用いた。
酢酸ビニル樹脂 300部
エステルガム 250部
ポリイソブチレン 100部
グリセリン脂肪酸エステル 100部
マイクロクリスタリンワックス 100部
タルク 150部
本発明のチューインガムの製造方法の一例を概念的に示した図である。

Claims (6)

  1. 1)甘味料、ゼリー強度150〜250ブルームのゼラチンを使用する増粘剤及び水を加熱混合し、更に香料を添加混合し、
    2)該加熱混合物に加熱溶解したガムベースを添加し、撹拌混合することでエアレーションを施し、そして、
    3)該撹拌混合物を冷却することを特徴とするチューインガムの製造方法。
  2. 加熱溶解したガムベースを該加熱混合物に1度に添加し、撹拌混合することを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. 加熱溶解したガムベースを該加熱混合物に2度以上に分けて添加し、撹拌混合することを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  4. ガムベースの配合量が10〜50重量%であることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のチューインガムの製造方法。
  5. 更に酸味料が添加されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のチューインガムの製造方法。
  6. 請求項1乃至記載の方法で製造されるチューインガム。
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