JP4443153B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技盤に向けて遊技球を発射して遊技を行うことができる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
弾球遊技機の中には、権利物と呼ばれる第3種のパチンコ機がある(たとえば、特許文献1参照)。この種のパチンコ機の遊技盤には、たとえば、役物装置、作動口、ラウンド開始用回転体および大入賞口などが配置されている。遊技盤に向けて発射した遊技球が作動口に入ると、役物装置への遊技球の入口としての入球口に遊技球が入球可能となる。入球口から役物装置内に入った遊技球が所定の入賞口(いわゆる、V入賞口)に入った場合には、複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示器の図柄変動が開始され、所定時間経過後に図柄が停止される。そして、可変表示器に予め定める図柄(大当たり図柄)が停止した場合には、権利発生となり、遊技者は大当たり遊技を楽しむことができる。
【0003】
権利発生となると、遊技者は、いわゆる右打ちを行うことにより、一定速度で常時回転しているラウンド開始用回転体に形成された球収容凹部内に遊技球を入れることとなる。球収容凹部内に入った遊技球は、ラウンド開始用回転体とともに回転し、ラウンド開始領域を通って機内に回収される。
ラウンド開始領域を遊技球が通過すると、ラウンド開始用回転体の下方に配置された大入賞口に遊技球が入球可能となり、この大入賞口への入球に対しては、予め定められた個数(たとえば、15個)の遊技球が賞球として遊技者に与えられる。大当たり遊技中、遊技者は、大入賞口内に多数個の遊技球を容易に入れることができ、その大入賞口への入球に対する多数個の賞球を獲得することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−17998号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、作動口に遊技球が入り、さらに入球口から役物装置内に遊技球が入って、その遊技球がV入賞口に入った場合にのみ可変表示器の図柄が変動するので、V入賞口に遊技球が入るまで(可変表示器の図柄が変動していない間)は遊技の変化に乏しく、興趣に欠けるという問題があった。この場合、遊技者が退屈してそのパチンコ機での遊技を止めてしまい、他のパチンコ機に移動するおそれがあるので好ましくない。
【0006】
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、図柄表示部(可変表示器)の図柄が変動開始するまでの間の遊技の興趣がより向上された弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技盤(1)に向けて遊技球を発射して遊技を行うことができる弾球遊技機であって、遊技球が入球可能な作動口(3)と、上記作動口に遊技球が入った場合に入球が容易になる入球口(21)と、上記入球口に入球した遊技球を、V入賞口(221)を含む複数の入賞口(221,222,223)のうち一の入賞口に振り分ける振分手段(22)と、上記V入賞口に遊技球が入るのに応答して、遊技者に有利な大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選を行う大当たり抽選手段(8,T2)と、複数種類の図柄を変動表示可能であって、上記大当たり抽選手段による上記大当たり抽選の後に図柄変動を開始し、予め定める複数種類の変動態様を経た後に所定の図柄を表示する図柄表示部(25,25L,25R)と、上記大当たり遊技の実行の決定を示す大当たり図柄が上記図柄表示部に停止した場合に、大当たり遊技を実行する大当たり遊技実行手段(8,T8)と、上記大当たり抽選の結果上記大当たり遊技の実行と決定された場合に上記図柄表示部で実行されるべき変動態様の種別を、事前に報知する報知手段と、上記作動口への遊技球の入球を計数するカウンタのカウント値が所定の上限値に達している状態で上記作動口に遊技球が入球した場合に、上記V入賞口に遊技球が入球して上記図柄表示部の図柄が変動開始するまでの間に、上記報知手段による報知が行われる報知モードを実行する報知モード実行手段と、上記報知モードの開始から、上記報知モードの開始から上記図柄表示部における図柄の変動が所定回数実行されたときに上記報知モードを終了する報知モード終了手段とを含むことを特徴とする弾球遊技機である。
【0008】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、図柄表示部の図柄が変動開始するまでの間の遊技の興趣がより向上し、遊技者が退屈するのを防止できる。
【0011】
請求項2記載の発明のように、上記報知手段は、上記大当たり抽選の結果上記大当たり遊技の実行と決定された場合に上記図柄表示部で実行されるべき変動態様の種別を、上記図柄表示部に表示することによって、これを事前報知するものであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るパチンコ機に備えられた遊技盤1の構成を示す正面図である。
このパチンコ機は、権利物と呼ばれる第3種のパチンコ機であって、遊技盤1の盤面には、役物装置2、作動口3、ラウンド開始用回転体4および大入賞口5などが配置されている。遊技時には、所定の角度範囲内で回転操作可能なハンドル(図示せず)が遊技者によって回転操作されて、そのハンドルの操作量に応じた弾発力で球発射装置(図示せず)から遊技球(パチンコ玉)が発射される。球発射装置から発射された遊技球は、遊技盤1の盤面に配置された略円弧状のガイドレール7により案内されて、遊技盤1の左側上部から右斜め上方に向けて放たれる。遊技盤1の盤面には多数本の障害釘が打設されていて、ガイドレール7から放たれた遊技球は、遊技盤1の盤面に沿って、多数本の障害釘の間を通って落下する。
【0015】
役物装置2は、遊技盤1のほぼ中央に配置されている。役物装置2の最上部には、役物装置2内への遊技球の入口としての入球口21が配置されており、この入球口21に関連して、1対の拡開/窄閉可能な羽根を有する電動チューリップ役物211が設けられている。通常、電動チューリップ役物211の1対の羽根は窄閉されていて、遊技球が入球口21にほとんど入らないようになっている。遊技球が遊技盤1に沿って落下していく過程で作動口3に入った場合には、その入球に応答して電動チューリップ役物211の1対の羽根が一定時間(たとえば、0.5秒間)だけ拡開され、入球口21を介して役物装置2内に遊技球を入れることが容易になる。
【0016】
ただし、電動チューリップ役物211の1対の羽根が窄閉された状態で遊技球が入球口21に入りにくくなるような構成に限らず、遊技球を入球口21に入れることができなくなるような構成であってもよい。
役物装置2内には、ほぼ円板状の球振分用回転体(振分手段)22が、その軸線が上下方向に延びるように配置されている。球振分用回転体22の周縁部には、たとえば、周方向にほぼ120°ずつ隔てた位置に入賞口221,222,223が1つずつ(計3つ)形成されている。球振分用回転体22は、このパチンコ機の電源が投入されている間、軸線回りに一定速度で常時回転している。
【0017】
入球口21から役物装置2内に入った遊技球は、球通路23を通って落下し、球振分用回転体22の周囲に形成された略円環状の誘導路24に導かれる。誘導路24に到達した遊技球は、この誘導路24に沿って球振分用回転体22の周囲を所定時間だけ転がった後、3つの入賞口221〜223のいずれかに入る。3つの入賞口221〜223のうちの1つ(入賞口221)は、いわゆるV入賞口であって、このV入賞口221に遊技球が入った場合には、役物装置2に備えられた可変表示器25の変動動作が開始されるようになっている。
【0018】
図2は、可変表示器25の表示態様の具体例を示す図である。
図1および図2を参照して、可変表示器25は、たとえば液晶表示器により構成されていて、その表示画面の左右両端部の領域25L、25Rは、それぞれ複数種類の図柄(たとえば、「1」〜「8」)を変動表示可能な図柄表示領域となっている。これらの図柄表示領域25L,25Rにより挟まれた表示画面の中央部の領域25Cは、種々のキャラクタを表示可能なキャラクタ表示領域となっている。後に詳述するが、キャラクタ表示領域25Cでは、複数種類のキャラクタを段階的に表示させることにより演出(キャラクタ演出)を行うことができるようになっている。
【0019】
V入賞口221に遊技球が入ると、停止していた可変表示器25の図柄表示領域25L,25Rの図柄(図2(a)参照)が、図2(b)に示すように変動を開始する(図2では、図柄変動中の図柄表示領域25L,25Rに矢印を付している(以下同様)。)。そして、一定時間が経過すると、左の図柄表示領域25Lの図柄が停止し(図2(c)参照)、さらに一定時間が経過すると、右の図柄表示領域25Rの図柄が停止する(図2(d)参照)。図柄変動態様としては、左右の図柄表示領域25L,25Rの図柄が上下方向にスクロールする通常の図柄変動(ノーマルリーチ)の他、図柄が特殊な態様(たとえば、図柄が左右方向に揺れるなど)で変動する特殊リーチなどを実行可能である。
【0020】
図2(d)に示すように、左右の図柄表示領域25L,25Rに同じ図柄が停止した場合には、権利発生となり、遊技者は大当たり遊技を楽しむことができる。一方、左右の図柄表示領域25L,25Rに異なる図柄が停止した場合には、権利発生とはならず、大当たり遊技は実行されない。大当たり遊技では、ハンドルを最大角度付近の所定角度以上回転させて、遊技盤1の右側上部を狙って遊技球を勢いよく発射させる(いわゆる右打ちを行う)。遊技盤1の右側上部に到達した遊技球は、その付近の釘構成によってラウンド開始用回転体4側へ導かれるようになっている。
【0021】
ラウンド開始用回転体4は、ほぼ円板状の外形を有しており、その中心軸線が遊技盤1に直交するように配置されている。ラウンド開始用回転体4は、このパチンコ機の電源が投入されている間、軸線回りに一定速度で常時回転している。ラウンド開始用回転体4の周縁の一部には略U字状の切欠き(球収容凹部41)が形成されており、右打ちによってラウンド開始用回転体4側に導かれて球収容凹部41内に入った遊技球は、ラウンド開始用回転体4とともに回転することとなる。そして、球収容凹部43がラウンド開始用回転体4の周囲の所定位置(たとえば、右下)に形成されたラウンド開始領域42に対向すると、球収容凹部41から遊技球が転がり出て、その遊技球がラウンド開始領域42を通って機内に回収される。
【0022】
ラウンド開始領域42を遊技球が通過すると、大入賞口5を閉塞している開閉板51がその下端縁に沿って配置された回動軸(図示せず)を中心に手前側へ傾倒し、大入賞口5が開放されるようになっている。遊技盤1の右側上部に到達した遊技球のうち、ラウンド開始用回転体4の球収容凹部41に入らなかった遊技球のほとんどは、ラウンド開始用回転体4と大入賞口5との間の釘構成によって大入賞口5へ導かれるようになっている。大入賞口5が開放されている状態で大入賞口5上に落下してくる遊技球は、傾倒している開閉板51に受けられて大入賞口5内に導き入れられる。大入賞口5への入球に対しては、予め定められた個数(たとえば、15個)の遊技球が賞球として遊技者に与えられる。
【0023】
大入賞口5は、予め定められた上限個数(たとえば、10個)の遊技球が大入賞口5に入るまで、または一定時間が経過するまで開放される。大当たり遊技では、上記のように大入賞口5が開放されている期間を1ラウンドとして、この1ラウンドの期間が予め定める回数だけ繰り返される。したがって、大当たり遊技中、遊技者は、大入賞口5内に多数個の遊技球を容易に入れることができ、その大入賞口5への入球に対する多数個の賞球を獲得することができる。大当たり遊技中は、可変表示器25の表示画面に、その時点で実行中のラウンド数が表示されるようになっている(図2(e)参照)。
【0024】
なお、入球口21、作動口3、球収容凹部41および大入賞口5のいずれにも入らなかった遊技球は、遊技盤1の下部に形成されたアウト球回収口6から機内に回収される。
図3は、このパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
図3を参照して、このパチンコ機の動作は、たとえばマイクロコンピュータを含む制御部8によって制御されるようになっている。制御部8には、可変表示器25のキャラクタ表示領域25Cにキャラクタを段階的に表示させる際の段階数(ステップ数)をカウントするためのステップ数カウンタ81が備えられている。
【0025】
制御部8には、作動口3への入球を検知するための作動口センサ3A、V入賞口221への入球を検知するためのV入賞口センサ221A、ラウンド開始領域42における遊技球の通過を検知するためのラウンド開始領域センサ42A、および大入賞口5への入球を検知するための大入賞口センサ5Aなどから検知信号が入力されるようになっている。
また、制御部8には、可変表示器25、電動チューリップ役物211、開閉板51、球振分用回転体22およびラウンド開始用回転体4などが制御対象として接続されていて、これらの制御対象の動作が制御部8によって制御されるようになっている。
【0026】
図4は、作動口3に遊技球が入った場合の制御部8による制御内容を示すフローチャートである。また、図5は、V入賞口221に遊技球が入った場合の制御部8による制御内容を示すフローチャートである。さらに、図6は、キャラクタ演出が実行された場合の可変表示器25の表示態様の具体例を示す図である。
まず、図4および図6を参照して、制御部8は、遊技が行われている間、作動口3に遊技球が入るか否かを監視している(ステップS1)。そして、作動口3に遊技球が入り、作動口センサ3Aから検知信号が入力されると(ステップS1でYES)、制御部8は、電動チューリップ役物211を一定時間(たとえば、0.5秒間)だけ拡開する(ステップS2)。
【0027】
ステップ数カウンタ81のカウント値(ステップ数)が所定の上限値(たとえば、「50」)に到達していなければ(ステップS3でNO)、制御部8は、ステップ数カウンタ81のカウント値を+1(インクリメント)する(ステップS4)。一方、ステップ数が上限値に到達している場合には(ステップS3でNO)、制御部8は、ステップ数カウンタ81のカウント値を+1せず、そのまま維持する。
【0028】
その後、制御部8は、ステップ数に対応したキャラクタ演出を実行する(ステップS5)。具体的には、図6(a)に示すようなステップ数が「0」の状態で作動口3に遊技球が入り、ステップ数が「1」となった場合には、キャラクタ表示領域25Cに「玉子」を模したキャラクタが表示される(図6(b)参照)。この状態からさらに作動口3に遊技球が入り、ステップ数が「2」となった場合には、キャラクタ表示領域25Cのキャラクタが、「殻が割れた状態の玉子」を模したキャラクタに切り替わる(図6(c)参照)。このように、キャラクタ表示領域25Cに表示されるキャラクタは、作動口3に遊技球が入る度に発展する態様で切り替わるようになっている。
【0029】
この実施形態では、作動口3に遊技球が入った場合に、キャラクタ表示領域25Cにキャラクタを表示させてキャラクタ演出を行うことができるので、V入賞口221に遊技球が入らない場合でも遊技者がキャラクタ演出に注目することとなる。したがって、図柄表示領域25L,25Rの図柄が変動開始するまでの間の遊技の興趣がより向上し、遊技者が退屈するのを防止できる。
特に、作動口3に遊技球が入る度にキャラクタ表示領域25Cのキャラクタが(発展する態様で)切り替わるような構成とすることにより、遊技者にとって有利な遊技状態になるのではないかという期待感を遊技者に与えることができる。したがって、遊技の興趣がさらに向上し、遊技者が退屈するのをさらに効果的に防止できる。
【0030】
次に、図5および図6を参照して、制御部8は、遊技が行われている間、V入賞口221に遊技球が入るか否かを監視している(ステップT1)。そして、V入賞口221に遊技球が入り、V入賞口センサ221Aから検知信号が入力されると(ステップT1でYES)、制御部8は、大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選(ステップT2)、および可変表示器25の図柄表示領域25L,25Rに停止させる図柄を決定するための停止図柄抽選(ステップT3)を行った後、図柄表示領域25L,25Rの図柄変動動作を開始させる(ステップT4)。このとき、キャラクタ表示領域25Cに表示されていたキャラクタは、図6(d)に示すように消滅(非表示)する(ステップT5)。
【0031】
そして、大当たり抽選の結果、大当たり遊技を実行すると決定されている場合(ステップT6でYES)、すなわち大当たり抽選の結果が大当たりの場合には、制御部8は、左右の図柄表示領域25L,25Rに同じ図柄(大当たり図柄)を停止させた後(ステップT7)、大当たり遊技を実行する(ステップT8)。一方、大当たり抽選の結果、大当たり遊技を実行しないと決定されている場合(ステップT6でNO)、すなわち大当たり抽選の結果がはずれの場合には、制御部8は、図6(e)に示すように、左右の図柄表示領域25L,25Rに異なる図柄(はずれ図柄)を停止させる(ステップT9)。
【0032】
この実施形態では、ステップ数が上限値に到達した状態でV入賞口221に遊技球が入った場合、大当たり遊技終了後(ステップT8)またははずれ図柄停止後(ステップT9)の遊技において、図柄表示領域25L,25Rの図柄が所定回数(たとえば、5回)だけ変動するまでの間、可変表示器25の表示画面を用いて所定の遊技情報を遊技者に報知するためのモード(報知モード)が実行されるようになっている。すなわち、制御部8は、大当たり遊技終了後(ステップT8)またははずれ図柄停止後(ステップT9)にステップ数が上限値であるか否かを判定し(ステップT10)、ステップ数が上限値である場合には(ステップT10でYES)、報知モードを実行するよう設定した後(ステップT11)、ステップ数カウンタ81のカウント値をクリアする(ステップT12)。
【0033】
図7は、報知モードを実行する場合の可変表示器25の表示態様の具体例を示す図である。
ステップ数が上限値に到達した場合、可変表示器25のキャラクタ表示領域25Cには、図7(a)に示すように「天使」を模したキャラクタが表示されるようになっている。この状態でV入賞口221に遊技球が入った場合、大当たり抽選の結果が大当たりであれば、図柄表示領域25L,25Rに大当たり図柄が表示された後、大当たり遊技が実行される一方、大当たり抽選の結果がはずれであれば、図柄表示領域25L,25Rにはずれ図柄が停止される。
【0034】
その後、図柄表示領域25L,25Rの図柄が所定回数(たとえば、5回)だけ変動するまでの間、可変表示器25の表示画面に一定のタイミングで遊技情報が表示されることにより、報知モードが実行される。この図7の具体例では、可変表示器25の表示画面には、「天使」を模したキャラクタが表示されるとともに、図柄表示領域25L,25Rにおける次の図柄変動がノーマルリーチであれば必ず大当たりとなる旨が報知されている(図7(b)参照)。
【0035】
このような構成によれば、大当たり遊技が終了した後やはずれ図柄が停止した後のように遊技の興趣が低下している状態でも、遊技者が報知モード中の可変表示器25の表示に注目することとなる。したがって、遊技の興趣がさらに向上し、遊技者が退屈するのをさらに効果的に防止できる。
ただし、報知モード中に可変表示器25に表示する遊技情報の内容は、図7(b)に示すような内容に限らず、たとえば、キャラクタ表示領域25Cに表示された場合に大当たりとなる確率が高くなるようなキャラクタ(プレミアムキャラクタ)を報知するなど、遊技者に有利な他の情報を報知するような構成であってもよい。
【0036】
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、キャラクタ演出は、作動口3に遊技球が入る度にキャラクタを切り替えるような構成に限らず、作動口3に所定個数の遊技球が入る度にキャラクタを切り替えるような構成であってもよい。
図柄表示領域25L,25Rとキャラクタ表示領域25Cとは、同じ可変表示器25により構成されるものに限らず、別個の表示器により構成されるものであってもよい。
【0037】
また、可変表示器25は、役物装置2に備えられた構成に限らず、役物装置2とは別個に配置されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るパチンコ機に備えられた遊技盤の構成を示す正面図である。
【図2】可変表示器の表示態様の具体例を示す図である。
【図3】このパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】作動口に遊技球が入った場合の制御部による制御内容を示すフローチャートである。
【図5】V入賞口に遊技球が入った場合の制御部による制御内容を示すフローチャートである。
【図6】キャラクタ演出が実行された場合の可変表示器の表示態様の具体例を示す図である。
【図7】報知モードを実行する場合の可変表示器の表示態様の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
3 作動口
8 制御部
81 ステップ数カウンタ
25 可変表示器
25L,25R 図柄表示領域
25C キャラクタ表示領域
221 V入賞口
Claims (2)
- 遊技盤に向けて遊技球を発射して遊技を行うことができる弾球遊技機であって、
遊技球が入球可能な作動口と、
上記作動口に遊技球が入った場合に入球が容易になる入球口と、
上記入球口に入球した遊技球を、V入賞口を含む複数の入賞口のうち一の入賞口に振り分ける振分手段と、 上記V入賞口に遊技球が入るのに応答して、遊技者に有利な大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選を行う大当たり抽選手段と、
複数種類の図柄を変動表示可能であって、上記大当たり抽選手段による上記大当たり抽選の後に図柄変動を開始し、予め定める複数種類の変動態様を経た後に所定の図柄を表示する図柄表示部と、
上記大当たり遊技の実行の決定を示す大当たり図柄が上記図柄表示部に停止した場合に、大当たり遊技を実行する大当たり遊技実行手段と、
上記大当たり抽選の結果上記大当たり遊技の実行と決定された場合に上記図柄表示部で実行されるべき変動態様の種別を、事前に報知する報知手段と、
上記作動口への遊技球の入球を計数するカウンタのカウント値が所定の上限値に達している状態で上記作動口に遊技球が入った場合に、上記V入賞口に遊技球が入って上記図柄表示部の図柄が変動開始するまでの間に、上記報知手段による報知が行われる報知モードを実行する報知モード実行手段と、
上記報知モードの開始から上記図柄表示部における図柄の変動が所定回数実行されたときに上記報知モードを終了する報知モード終了手段とを含むことを特徴とする弾球遊技機。 - 上記報知手段は、上記大当たり抽選の結果上記大当たり遊技の実行と決定された場合に上記図柄表示部で実行されるべき変動態様の種別を、上記図柄表示部に表示することによって、これを事前報知することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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