JP4442947B2 - ブロックトポリイソシアネートとアミン官能性樹脂を含む反応性組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はブロックトポリイソシアネート成分と第1級アミノ基をもつイソシアネート反応性成分を含む反応性組成物と、塗料、接着剤、シーラント、埋封材料及び成形品の製造のためのその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブロックトポリイソシアネートとポリアミンを主成分とする多くの反応性系が知られている。DE−A1,644,813はケトキシムでブロックしたポリイソシアネートと有機ポリアミンを主成分とする塗料組成物の製造について記載している。これらの系は室温では硬化に非常に時間がかかり、一般に硬化には120℃を越える温度が必要であるが、これは2つの理由から不都合である。第1に、熱処理は実施できないことが多く、第2に、このような系は熱処理中に発泡し易いため、薄層状に塗布することしかできない。
DE−A2,131,299は熱の作用下で硬化することができ、カプロラクタムでブロックしたイソシアネート基をもつポリイソシアネート成分と脂環式ポリアミンを含む混合物を記載している。これらの組成物は貯蔵安定性が良好であり、良好な機械的性質をもつ厚い塗膜を作成できる。しかし、これらの系は硬化に約160℃の高温を要するという欠点がある。
【0003】
DE−A3,922,767は第2級モノアミンでブロックしたポリイソシアネートと有機ポリアミンを含む熱硬化性混合物を記載している。これらの組成物はポットライフと低い硬化温度の良好な両立を示す。しかし、これらの系からブロッキング剤を除去すると、不快な臭気を発する化合物を生じるので問題である。更に、DE−A3,922,767の組成物は硬化速度が非常に遅く、従来の知見によると触媒により加速できないため、室温で硬化する塗料を製造するためには使用できない。
DE−A2,152,606はアルキルフェノールでブロックしたポリイソシアネートとポリアミンを主成分とし、場合によりエポキシド樹脂を加えて硬化可能な反応性系を記載している。これらの反応性系にも塗布上の問題がある。まず、反応性が高過ぎるため、ポットライフが比較的短く、組成物を室温でしか塗布及び硬化できない。第2に、遊離されるブロッキング剤は比較的低分子量であるため、経時的に塗料から蒸発し、接着に問題が生じると共に機械的性質に有害な影響を与えかねない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は従来技術の組成物の欠点のないブロックトポリイソシアネートとポリアミンを主成分とする反応性系を提供することである。
この目的は、以下に記載する本発明の組成物により達成することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
A)168〜25,000の数平均分子量(ブロッキング剤を除く)をもち、イソシアネート基がフェノールOH基を含む炭化水素樹脂で可逆的にブロックされている有機ポリイソシアネートと、
B)少なくとも2個の第1級アミノ基をもつ少なくとも1種の有機ポリアミンと、
C)場合により、オキシラン基を含む化合物
を含む反応性組成物に関する。
本発明は、塗料、接着剤、シーラント、埋封材料又は成形品の製造のためのこれらの反応性系の使用にも関する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、本発明のブロックトポリイソシアネートが従来技術のアルキルフェノールでブロックしたポリイソシアネートに比較して著しく低いポリアミンに対する反応性をもつという驚くべき知見に基づく。
可逆的にブロックしたイソシアネート基をもつポリイソシアネート(A)は40℃〜150℃、好ましくは50℃〜100℃の温度でフェノールOH基を含む炭化水素樹脂と有機ポリイソシアネートを反応させることにより製造される。ブロッキング反応中の炭化水素樹脂の使用量はブロックしようとするNCO基の量と少なくとも等量にすべきである。多くの場合にはブロッキング剤を多少過剰にし、全イソシアネート基を完全に反応させると好都合である。過剰量はブロックしようとするイソシアネート基のモル数に基づいて一般に20モル%以下、好ましくは15モル%以下、より好ましくは10モル%以下とする。
ブロッキング反応はポリウレタン化学から公知の触媒の存在下で実施することが好ましく、このような触媒としては、オクタン酸錫(II)、ジブチル錫(II)ジアセテート及びジブチル錫(II)ジラウレート等の有機金属化合物や、トリエチルアミン及びジアザビシクロオクタン等の第3級アミン類か挙げられる。ブロッキング反応は場合により、例えば後記ラッカー溶剤等の不活性溶剤の存在下で実施してもよい。
【0007】
ブロックトポリイソシアネートA)を製造するのに利用可能なポリイソシアネートとしては、イソシアネート含量及び官能価から決定した場合に168〜25,000、好ましくは1000〜12,000の数平均分子量をもつ有機ポリイソシアネート又はポリイソシアネート混合物が挙げられる。これらのポリイソシアネートはポリウレタン化学から公知であり、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、アニリン/ホルムアルデヒド縮合物のホスゲン化により生成される異性ジフェニルメタンジイソシアネートとその高級同族体、2,4−及び2,6−トルイレンジイソシアネート並びにそれらのテクニカルグレード混合物が挙げられる。上記モノマーポリイソシアネートから製造され、ビウレット、イソシアヌレート、ウレトジオン及び/又はウレタン基を含む公知ラッカーポリイソシアネートも利用できる。
出発ポリイソシアネートは好ましくは、低分子量又は高分子量ポリヒドロキシル化合物を過剰量の上記ジイソシアネートもしくはポリイソシアネート又は著しく過剰のこれらのジイソシアネート及びポリイソシアネートと反応させた後、過剰のポリイソシアネートを例えば薄層蒸留により除去することにより得られるNCOプレポリマーである。プレポリマーは、場合により上記のような適当な触媒の存在下に一般に40〜140℃で製造される。
【0008】
NCOプレポリマーを製造するのに利用可能なポリヒドロキシル化合物としては、62〜299の分子量をもつ低分子量ポリヒドロキシル化合物が挙げられ、例えばエチレングリコール、プロピレン−1,3−グリコール、ブタン−1,4−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、ネオペンチルグリコール、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール、グリセロール、トリメチロールプロパン及びペンタエリトリトールである。これらのポリオールと後記ジカルボン酸から形成される低分子量ポリエステルポリオール、上記ポリオールのエトキシル化又はプロポキシル化により製造される低分子量ポリエーテルポリオール、及び上記改質又は非改質ポリオールの任意の混合物も利用できる。
ポリウレタン化学から公知であり、300〜20,000、好ましくは1000〜8000の数平均分子量をもつ高分子量ポリヒドロキシル化合物を使用してプレポリマーを製造することが好ましい。NCOプレポリマーを製造するために利用可能な高分子量ポリヒドロキシル化合物としては、ポリエステルポリオール、ポリラクトンポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリテトラメチレングリコールポリエーテル、ポリカーボネートポリオール、ポリチオエーテルポリオール及びポリアセタールポリオールが挙げられる。
【0009】
利用可能なポリエステルポリオールとしては、上記低分子量モノマーポリオールと、多塩基性カルボン酸(例えばアジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、マレイン酸)、これらの酸の無水物及びこれらの酸と無水物の混合物から製造されるものが挙げられる。ヒドロキシル基を含むポリラクトン、特にポリ−ε−カプロラクトンもNCOプレポリマー又はセミプレポリマーを製造するのに利用できる。
利用可能なポリエーテルポリオールとしては、利用可能なスターター分子のアルコキシル化により公知方法で製造されるものが挙げられる。利用可能なスターター分子としては上記低分子量モノマーポリオール、水、少なくとも2個のN−H結合をもつ有機ポリアミン及びこれらのスターター分子の混合物が挙げられる。利用可能なアルキレンオキシドとしてはエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドが挙げられ、これらはアルコキシル化反応中に任意順序で使用することができ、あるいは混合物として使用してもよい。
利用可能なポリテトラメチレングリコールポリエーテルとしては、テトラヒドロフランのカチオン重合により公知方法で得られるものが挙げられる。
【0010】
利用可能なポリカーボネートポリオールとしては、上記低分子量モノマーポリオールをジフェニルカーボネート等のジアリールカーボネート又はホスゲンと反応させることにより製造されるものが挙げられる。
利用可能なポリチオエーテルポリオールとしては、チオジグリコールを単独又は上記低分子量モノマージオール及び/又はポリオールと重縮合させることにより得られるものが挙げられる。
利用可能なポリアセタールとしては、ホルムアルデヒドと上記低分子量モノマージオール及び/又はポリオールの重縮合物が挙げられ、これらの重縮合物はリン酸又はp−トルエンスルホン酸等の酸触媒を使用することにより得られる。
上記ポリヒドロキシル化合物の混合物を使用してプレポリマーを製造することもできる。
上記芳香族ポリイソシアネート、特に174〜300の分子量をもつものからNCOプレポリマーを製造すると、高い反応性をもつブロックトポリイソシアネートA)が得られるので特に好ましい。
【0011】
ブロックトポリイソシアネートA)を製造するのに利用可能なフェノールOH基を含む炭化水素樹脂としては、Ullmanns Encyklopaedie der technischen Chemie,第4版,第12巻,539〜545頁(Verlag Chemie,Weinheim 1976);Kirk−Othmer,Encyclopedia of ChemicalTechnology,第3版,第12巻,852〜869頁(John Wiley & Sons,New York 1980);及びthe Encyclopedia of Polymer Science and Engineering,第7巻,758〜782頁(John Wiley & Sons,New York 1987)に記載されているものが挙げられる。利用可能なフェノールOH基を含む炭化水素樹脂の例としては、クマロン−インデン樹脂、石油樹脂及びテルペン樹脂(例えばα−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、D−リモネン及びターペンタイン)が挙げられる。
【0012】
この種のフェノールOH基を含む炭化水素樹脂は一般に強酸又はフリーデル−クラフツ型の触媒の存在下に不飽和炭化水素フェノール又は置換フェノールを共重合させることにより製造される。OH官能性炭化水素樹脂を製造するために利用可能な不飽和炭化水素はナフサ又はガス油の分解中に生成されるもの(例えばブテン、ブタジエン、ペンテン、ピペリレン、イソプレン、シクロペンタジエン、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジシクロペンタジエン、メチルジシクロペンタジエン、インデン及びメチルインデン)である。
好ましい炭化水素樹脂は1.0〜6.0重量%のヒドロキシル基含量(OH,MW17として計算)をもつものである。成分A)を製造するためには、室温で液体であり且つ1.5〜4.0重量%のヒドロキシル基をもつ炭化水素樹脂が特に好ましい。
本発明の組成物を製造するためには、ブロックトポリイソシアネートA)を酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸メトキシプロピル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、トルエン、キシレン、芳香族又は(シクロ)脂肪族炭化水素混合物及びその混合物等の公知ラッカー溶剤中に存在させてもよい。
【0013】
本発明の組成物における成分B)は1分子当たり少なくとも2個の第1級アミノ基を含むポリアミン、好ましくは60〜500の数平均分子量をもつポリアミンである。例えばエチレンジアミン、1,2−及び1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,6−ジアミノヘキサン、2,2,4−及び/又は2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、第2級アミノ基と2個の第1級アミノ基を含む異性キシレンジアミン及びポリアミン(例えばジエチレントリアミン又はトリエチレンテトラミン)が挙げられる。
特に好ましいポリアミン、特にジアミンは1個以上の脂環式環を含むものである。例えば1,4−ジアミノシクロヘキサン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、1,3−ジアミノシクロペンタン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルスルホン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシル−1,3−プロパン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシル−2,2−プロパン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、3−アミノメチル−3,3,5−トリメチルシクロヘキシルアミン(イソホロンジアミン)及びテクニカルグレードビスアミノメチルトリシクロデカン(例えばHoechst AGから商品名「TCD−Diamin」として市販されている製品)が挙げられる。
【0014】
過剰の上記ポリアミンを後記エポキシド樹脂と反応させることにより製造される付加物も成分B)として利用できる。更に、ポリアミド樹脂も成分B)として利用できる。ポリアミノアミドとポリアミノイミダゾリンも含めたこれらのポリアミド樹脂は、Henkel Companyから商品名Versamid(登録商標)として市販されている。ポリエーテルポリオールをアンモニアと反応させることにより製造され、例えばHuntsmanから商品名Jeffamineとして市販されているポリエーテルポリアミンも利用できる。成分B)の利用可能な例として上記に挙げたポリアミンの混合物も利用できる。
成分A)及びB)は、成分A)中のブロックトイソシアネート基と成分B)中の第1級及び第2級アミノ基の当量比が0.8:1〜1.2:1、好ましくは0.9:1〜1.1:1となるような量で本発明の反応性系に存在している。
従来技術に比較すると、本発明の反応性組成物は使用する触媒系に依存して非常に優れた貯蔵安定性対発火温度比をもつ。例えば触媒を含まない混合物の場合、室温で数日間のポットライフをもち、120℃まで昇温すると20分以内に硬化する混合物を製造することができる。触媒を含む混合物の場合、室温で3〜4時間のポットライフをもち、24時間後に十分に硬化される混合物を製造することができる。
【0015】
利用可能な触媒は第3級アミン又はマンニッヒ塩基、好ましくはアミジン等の塩基性窒素原子を含む化合物である。特に好ましい触媒としては、アミジン塩基をもち、場合により置換基をもつアルキル、アラルキル又はアリール基が挙げられる。アミジン構造におけるCN二重結合は開鎖分子の一部でもよいし、環系又は二環系の成分でもよいし、環系を有する化合物において環の外側に配置してもよい。これらのアミジンの混合物も利用できる。
CN二重結合が開鎖分子の一部である利用可能なアミジン触媒としては、N,N−ジメチル−N’−フェニルホルムアミジン及びN,N,N’−トリメチルホルムアミジンが挙げられ、これらは例えばChem Ber.98,1078(1965)に記載されているように製造することができる。CN二重結合が環系の成分である利用可能なアミジンの例としては、1位置換2−メチルテトラヒドロピリミジンが挙げられる。このような化合物はDE−A2,439,550に記載されているようにN−モノ置換1,3−プロパンジアミンをアセト酢酸誘導体と反応させることにより得られる。DE−A1,078,568に従って第2級アミンの塩化カルボモイルをラクタムと反応させることにより得られる単環式アミジン塩基も利用できる。CN二重結合が環系の外側に配置された利用可能な触媒としては、Chem.Ber.101,3002(1968)に記載されているように製造可能な2−メチルイミノ−1−メチルピロリドン等のN−アルキル置換ラクタムのイミンが挙げられる。
【0016】
本発明によると、例えばEP−A662,476に記載されているもの等の二環式アミジン(例えば1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN))も利用できる。
本発明の組成物は場合により、第3の成分である成分C)としてオキシラン基をもつ化合物を含んでいてもよい。これらの化合物の例は1分子当たり平均2個以上のエポキシド基を含むエポキシド樹脂である。利用可能なエポキシド樹脂の例としてはブタンジオール、ヘキサンジオール、グリセロール、水素化ジフェニロールプロパン等の多価アルコール類;レゾルシノール、ジフェニロールプロパン、ジフェニロールメタン(ビスフェノールF)等の多価フェノール類;及びフェノール/アルデヒド縮合物のグリシジルエーテルが挙げられる。ヘキサヒドロフタル酸等の多塩基性カルボン酸又は二量化脂肪酸のグリシジルエステルも利用できる。
エピクロロヒドリンとジフェニロールプロパン−2,2(ビスフェノールA)から製造され、340〜450の分子量をもつ液体エポキシド樹脂を使用すると特に好ましい。所望により、加工性を改善するために単官能性エポキシド化合物を加えて混合物の粘度を下げてもよい。例えばブチルグリシジルエーテル及びフェニルグリシジルエーテル等の脂肪族及び芳香族グリシジルエーテル類;ベルサチック(Versatic)酸グリシジル等のグルシジルエステル類;並びにスチレンオキシド又は1,2−エポキシ−ドデカン等のエポキシド類が挙げられる。
【0017】
本発明の3成分組成物では、一般に成分C)中のエポキシド基1個当たり成分B)中の第1級アミノ基0.4〜0.9、好ましくは0.5〜0.8個と成分A)中のブロックトイソシアネート基0.02〜0.5、好ましくは0.03〜0.4個が存在する。3成分系は一般に室温で硬化される。
成分A)、B)及び場合によりC)以外に、充填剤、溶剤、流れ調節剤、顔料、反応促進剤及び粘度調節剤等の公知添加剤も本発明の組成物に加えることができる。これらの添加剤の例としてはサリチル酸、ビス(ジメチルアミノメチル)フェノール及びトリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等の反応促進剤;砂、粉砕岩石、シリカ、石綿粉、カオリン、タルカム、金属粉、タール、タールピッチ、アスファルト、スクラップコルク及びポリアミド等の充填剤;フタレート等の可塑剤;並びにベンジルアルコール等の粘度調節剤が挙げられる。
本発明の組成物は良好な接着性、耐薬品性及び高い耐衝撃性と高い柔軟性及び弾性の両立を必要とする全分野の用途で塗料、接着剤、シーラント、埋封材料及び成形品を製造するために利用できる。塑性で弾性の材料を必要とする場合には、反応性系に成分C)を加えないことが好ましい。高度に架橋された耐薬品性材料を必要とする場合には、反応性系に少量だけ成分A)を加え、エポキシド樹脂C)の弾性を助長する。
【0018】
実施例
以下の実施例中、全ての百分率は特に指定しない限り、重量に基づく。
実施例1
プロピレングリコールとグリセロールの1:2混合物の同時エトキシル化及びプロポキシル化(EO/PO比=2:8)により製造したOH価42のポリエーテルポリオール1330gを2.8%の理論NCO含量が得られるまで2,4−ジイソシアナトトルエン174gと80℃で5時間反応させた。
次に、2.25%のヒドロキシル基含量をもつ市販炭化水素樹脂(VFT AG,Duisburg商品Novares LA700)800gを加え、混合物をオクタン酸錫(II)0.2gと接触させ、60℃で10時間撹拌した。この時点で遊離イソシアネートはIRスペクトルでもはや検出できなかった。得られたブロックトNCOプレポリマーは、ブロックトNCO含量1.8%、粘度(23℃)62,000mPa.sの性質を有していた。
プレポリマー233gを3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン11.9gと均質撹拌した。混合物のポットライフは48時間であった。混合物を厚さ3mmの層状に注下し、120℃で20分間加熱することにより硬化させた。ショアA硬度52、破断点伸び450%、引裂強さ4.1N/mm2 、引裂抵抗14N/mmの機械的性質をもつ透明な弾性プラスチック材料が得られた。
【0019】
実施例2
実施例1に記載したようにNCOプレポリマーを製造した。1.9%のヒドロキシル基含量をもつ市販炭化水素樹脂(VFT AG,Duisburg商品Novares LA300)940gをブロッキング剤として使用した以外は、ブロッキング反応も実施例1に記載したように実施した。得られたブロックトイソシアネートプレポリマーはブロックトNCO含量1.7%、粘度(23℃)35,000mPa.sの性質を有していた。
プレポリマー47gを3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン11.9g及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)2.5gと均質撹拌した。混合物を厚さ3mmの層状に注下すると、室温で6時間以内に硬化した。ショアA硬度47、破断点伸び490%、引裂強さ3.7N/mm2 、引裂抵抗10N/mmの機械的性質をもつ透明な弾性プラスチック材料が得られた。
【0020】
実施例3
1:1モル比のヘキサン−1,6−ジオールとネオペンチルグリコールをアジピン酸でエステル化することにより製造したOH価66のポリエステルジオール425gと、プロピレングリコールのプロポキシル化により製造したOH価56のポリエーテルジオール500gと、トリメチロールプロパン4.5gを、3.1%の理論NCO含量が得られるまで2,4−ジイソシアナトトルエンと2,6−ジイソシアナトトルエンの80:20混合物174gと70℃で反応させた。次に、3.9%のヒドロキシル基含量をもつ市販炭化水素樹脂(NevcinPolymers B.V.,Uithoorn,オランダ商品Necires EPX−LC)440gを加え、混合物をオクタン酸錫(II)0.2gと接触させ、60℃で10時間撹拌した。この時点で遊離イソシアネートはIRスペクトルでもはや検出できなかった。得られたブロックトNCOプレポリマーを酢酸メトキシプロピルに溶かし、95%溶液を形成した処、ブロックトNCO含量2.35%、粘度(23℃)42,000mPa.sの性質を有していた。
プレポリマー179gを3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン11.9gと均質撹拌した。混合物のポットライフは48時間であった。混合物をガラスプレートに厚さ0.2mmの層状に塗布し、120℃で20分間加熱することにより硬化させた。破断点伸び490%、100%弾性率4.9N/mm2 、引裂強さ13.9N/mm2 の性質をもつ透明な高弾性ポリマー膜が得られた。
【0021】
実施例4
トリメチロールプロパンのプロポキシル化により製造したOH価48のポリエーテルポリオール3000gに2,4−ジイソシアナトトルエン1400gを加えて撹拌下に70℃に5時間加熱した。次いで140℃/0.2mbarで薄層減圧蒸留により過剰のジイソシアネートを除去した。得られたNCOプレポリマーはNCO含量3.2%であった。
2.25%のヒドロキシル基含量をもつ市販炭化水素樹脂(VFT AG,Duisburg商品Novares LA700)800gとオクタン酸錫(II)0.2gをこのプレポリマー1310gに加えた。混合物を60℃で10時間撹拌した。この時点で遊離イソシアネートはIRスペクトルでもはや検出できなかった。得られたブロックトNCOプレポリマーは、ブロックトNCO含量2.0%、粘度(23℃)76,000mPa.sの性質を有していた。
プレポリマー210gをイソホロンジアミン8.5gと均質撹拌した。混合物を厚さ3mmの層状に注下し、120℃で20分間加熱することにより硬化させた。ショアA硬度32、破断点伸び630%、引裂強さ2.1N/mm2 、引裂抵抗5.0N/mmの機械的性質をもつ透明な弾性プラスチック材料が得られた。
【0022】
実施例5
実施例2のプレポリマー75gをエポキシド樹脂(Shell商品Epikote 828,エポキシド当量190)25g及びイソホロンジアミン8.5gと混合した。混合物は室温で一晩で硬化した。ショアA硬度84及びショアD硬度27をもつやや不透明な靭性且つ弾性のプラスチック材料が得られた。
実施例6
実施例2のプレポリマー50gをエポキシド樹脂(Shell商品Epikote 828,エポキシド当量190)50g及びイソホロンジアミン13gと混合した。混合物は室温で一晩で硬化した。ショアD硬度72をもつ不透明な耐衝撃性プラスチック材料が得られた。
【0023】
実施例7
実施例2のプレポリマー25gをエポキシド樹脂(Shell商品Epikote 828,エポキシド当量190)75g及びイソホロンジアミン55gと混合した。混合物は室温で5時間以内に硬化した。ショアD硬度80をもつ不透明な脆性プラスチック材料が得られた。
実施例8
イソホロンジアミン/エポキシド樹脂を主成分とし、6.5当量/kgのアミン価をもつ市販ポリアミン付加物硬化剤(Ciba Specialty Chemicals商品Hardener HY 847)3.2gと実施例2のプレポリマー50gを混合した。60℃に6時間加熱することにより混合物を硬化させた。ショアA硬度20をもつ透明な高弾性プラスチック材料が得られた。
【0024】
実施例9
2.8%の理論NCO含量が得られるまで実施例1のポリエーテルポリオール1330gをイソホロンジイソシアネート222gと100℃で20時間反応させた。次に、実施例2の市販炭化水素樹脂940gを加え、混合物をオクタン酸錫(II)0.4gと接触させ、80℃で10時間撹拌した。この時点で遊離イソシアネートはIRスペクトルでもはや検出できなかった。得られたブロックトNCOプレポリマーは、ブロックトNCO含量1.7%、粘度(23℃)55,000mPa.sの性質を有していた。
ブロックトNCOプレポリマー247gを3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン11.9gと均質撹拌した。混合物を厚さ3mmの層状に注下し、120℃で90分間加熱することにより硬化させた。ショアA硬度22、破断点伸び450%、引裂強さ4.1N/mm2 、引裂抵抗14N/mmの機械的性質をもつ透明な高弾性プラスチック材料が得られた。
【0025】
実施例10
実施例3のポリエステルジオール425g、実施例3のポリエーテルジオール500g及びトリメチロールプロパン4.5gを、3.3%の理論NCO含量が得られるまでイソホロンジイソシアネート222gと100℃で反応させた。次に、実施例2の市販炭化水素樹脂940gを加え、混合物をオクタン酸錫(II)0.4gと接触させ、80℃で10時間撹拌した。この時点で遊離イソシアネートはIRスペクトルでもはや検出できなかった。得られたブロックトNCOプレポリマーを酢酸メトキシプロピルに溶かし、95%溶液を形成すると、ブロックトNCO含量1.7%、粘度(23℃)35,000mPa.sの性質を示した。
プレポリマー247gを4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン10.5gと均質撹拌した。混合物を厚さ3mmの層状に注下し、120℃で90分間加熱することにより硬化させた。ショアA硬度18をもつ透明な高弾性プラスチック材料が得られた。
【0026】
実施例11−DE−A2,152,606による比較例
ノニルフェノール異性体混合物245gを実施例1のNCOプレポリマー1504gに加えた。オクタン酸錫(II)0.2gと接触後、混合物を60℃で更に10時間撹拌した。この時点で遊離イソシアネートはIRスペクトルでもはや検出できなかった。得られたブロックトNCOプレポリマーは、ブロックトNCO含量2.4%、粘度(23℃)98,000mPa.sの性質を有していた。プレポリマー175gを3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン11.9gと均質撹拌した。混合物のポットライフは6時間であった。完全に硬化後、ショアA硬度59、破断点伸び260%、引裂強さ3.9N/mm2 、引裂抵抗11N/mmの機械的性質をもつ透明な弾性プラスチック材料が得られた。
【0027】
以上、例示の目的で本発明を詳細に説明したが、以上の説明は単に例示の目的に過ぎず、発明の精神及び範囲内で種々の変形が当業者により可能であり、本発明は請求の範囲によってのみ制限されると理解されたい。
Claims (11)
- A)168〜25,000の数平均分子量(ブロッキング剤を除く)をもち、イソシアネート基がフェノールOH基を含む炭化水素樹脂で可逆的にブロックされている有機ポリイソシアネートと、
B)少なくとも2個の第1級アミノ基をもつ有機ポリアミンと、
C)場合により、オキシラン基を含む化合物
を含む反応性組成物。 - 成分A)が(i)174〜300の分子量をもつ芳香族ポリイソシアネートと(ii)エーテル及び/又はエステル基を含み、1000〜8000の分子量をもつポリヒドロキシル化合物の反応生成物を主成分とするブロックトNCOプレポリマーを含み、イソシアネート基がフェノールOH基を含む炭化水素樹脂との反応により可逆的にブロックされている請求項1に記載の反応性組成物。
- 前記炭化水素樹脂が室温で液体であり、炭化水素樹脂の重量に基づいて1.5〜4.0重量%のヒドロキシル基含量をもつ請求項1に記載の反応性組成物。
- 前記炭化水素樹脂が室温で液体であり、炭化水素樹脂の重量に基づいて1.5〜4.0重量%のヒドロキシル基含量をもつ請求項2に記載の反応性組成物。
- 成分B)が少なくとも1個の脂環式環を含み、500の最大分子量をもつジアミンを含む請求項1〜4のいずれかに記載の反応性組成物。
- 成分C)が存在しており、エピクロロヒドリンとジフェニロールプロパン−2,2(ビスフェノールA)の反応生成物を主成分とし、340〜450の分子量をもつ液体エポキシド樹脂を含む請求項1〜5のいずれかに記載の反応性組成物。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の反応性組成物を用いて製造された塗料。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の反応性組成物を用いて製造された接着剤。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の反応性組成物を用いて製造されたシーラント。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の反応性組成物を用いて製造された埋封材料。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の反応性組成物を用いて製造された成形品。
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