JP4441908B2 - 撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は監視システム等に適用される撮像システムに係り、カメラ部が高速で回動されている間はモニタでの表示画像が流れた状態になって非常に見づらくなるが、その間の表示画像もできるだけ見やすくするための信号処理・制御技術に関する。
パチンコ店等の遊技店では、遊技台を不正に改造して出玉率等を大幅に上げるような不正行為が後を絶たず、その手法も益々巧妙で発見し難い行為へ変化しつつある。例えば、特殊な機器を用いて静電気を発生させることにより遊技台の電子回路を誤動作させたり、遊技台のROM(Read Only Memory)を差し替えてプログラムを改変するような不正行為があるが、手に巻回した包帯の中に小型の静電気発生器を忍ばせて遊技台の特定箇所に近接させる方法や、数人が遊技台を囲んで外側から見えないようにした状態で遊技台の前面パネルを秘密裏に開放する方法等の発見しづらい手法をとることが多い。
従って、多くの遊技店ではそのような不正行為に対する対策として監視システムの導入を図っており、図17に示すように、監視カメラ90を内蔵させた透明なドーム状筐体91を店内の天井等に取り付けておき、前記監視カメラ90を回動制御することにより、所定領域にある遊技台92a〜92f…を撮像できるようにしている。
より具体的には、ドーム状筐体91内で監視カメラ90をパン方向及びチルト方向へ回動可能な態様で支持すると共に、ドーム状筐体91内には監視カメラ90の駆動機構や駆動回路及び監視カメラ90による撮像信号を処理する信号処理回路等が搭載されており、集中監視室93側から監視カメラ90の回動角度を制御して個別の遊技台92a〜92f…を選択的に撮像し、その撮像画像を集中監視室93側へ伝送してモニタ(図示せず)に表示させるようになっている。尚、一般的には、店内に複数個配備された監視カメラ90側の回路と集中監視室93側に設けた端末(図示せず)とをLAN(Local Area Network)等のネットワークで接続しておき、ネットワークを介して端末側から各監視カメラ90を制御し、またネットワークを介して監視カメラ90による画像信号を端末側で受信する構成が採用されている。
そして、前記のような監視システムでは、集中監視室93側でジョイスティック等の手動制御手段を操作して監視カメラ90の撮像領域を任意に変化させることができるが、幾つかの監視対象領域に対応した監視カメラ90のパン方向とチルト方向の角度を制御データとしてプリセットしておき、そのプリセットデータを用いて監視カメラ90を順次回動制御することにより、各監視対象領域にある遊技台を順次撮像して巡回的に監視するような方式が採用されていることが多い。例えば、下記特許文献1,2等にはそのようなプリセット方式の監視装置についての各種提案がなされている。
ところで、監視カメラ90をプリセット方式で回動制御する場合には各プリセットポジション間を高速で回動制御することが多く、監視カメラ90の光軸が高速で回動せしめられると、モニタに表示される撮像画像は目まぐるしく流れた状態になる。即ち、図18は各プリセットポジションでの遊技台の画像(A),(C)とパン方向へ回転中の画像(B)を示すが、移動中はあたかも複数の遊技台が側方へずれて重複したような表示状態となり、非常に見づらく、眩暈がするような感覚を起こさせる。
この問題点に関して、下記特許文献3では、静止画像伝送方式に係る技術であるが、カメラの移動中には画像の取り込みを行わずにその移動中に得られた1枚の静止画像だけを伝送し、移動が終了するとその時点からまた撮像した静止画像を取り込んで伝送する方法が提案されている。通信回線や画像の伝送技術が未だ十分に進展していない当時の発明であるが、カメラの移動中に撮像された画像が非常に目障りなものになることに着目している点では参考に値する。
特開2001−103456号公報 特開2002−174840号公報 特開昭60−102076号公報
前記のように、監視カメラ等での撮像画像はカメラが高速で回動せしめられている時には非常に見づらい画像となる。特に、遊技台のように同一形態のものが多数整列している場合には、視覚的な錯覚が生じて撮像対象位置が何れの方向へ向かって移動しているかを認識し難い状態となり、表示画面から次の監視位置を直感的に把握することが困難になる。一方、監視システム等では、監視カメラの回動中の表示画像からも不審な動作や異常な状態がほぼどの位置で発生しているかを察知できる程度の情報が得られなければならない。
そこで、本発明は、前記の問題点に鑑みて、撮像システムにおいて、カメラが高速で回動せしめられても、その撮像画像を見やすい状態に処理してモニタに表示させるようにすることを目的として創作された。
第1の発明は、カメラ部が回動可能な状態で支持されており、前記カメラ部の回動角度を制御しながら駆動して、その撮像画像をモニタ部に表示させる撮像システムにおいて、前記カメラ部の回動速度を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した回動速度と予め設定した所定速度値とを比較する比較手段と、前記比較手段によって前記回動速度が前記所定速度値より大きいと判定された場合に、前記カメラ部が出力する画像信号に対して、その表示画像の輝度及び/又はコントラストを低下させるための信号処理を施して前記モニタ部へ出力させる輝度信号処理手段とを備えたことを特徴とする撮像システムに係る。
表示画面で画像が目まぐるしく流れた場合、表示画像の輝度やコントラストを低下させると比較的見やすくなる傾向がある。この発明は、その経験則に基づいて、カメラ部の回動速度が一定以上になって表示画像が見づらくなる場合に、表示画像の輝度及び/又はコントラストを低下させるように信号処理を施している。従って、「所定速度値」は、カメラ部の回動速度を段階的に速くした際に、モニタ部に表示される画像の流れが速くなって見づらい状態になる時の回動速度値として設定される。
第2の発明は、第1の発明における輝度信号処理手段に代えてぼかし処理手段を設けた撮像システムであり、そのぼかし処理手段は、前記比較手段によって前記回動速度が前記所定速度値より大きいと判定された場合に、前記カメラ部が出力する画像信号に対して、その表示画像をぼかすための信号処理を施して前記モニタ部へ出力させる機能を備えている。第1の発明の場合と同様に、表示画面で画像が目まぐるしく流れた場合に、表示画像の解像度を低下させた方が見やすくなる傾向があり、この発明ではその傾向を利用している。
第3の発明は、第1の発明における輝度信号処理手段に代えて、時系列的に前後するフレームの画像データを順次記憶する第1記憶手段及び第2記憶手段と、前記第1記憶手段が記憶した前フレームの画像データに対して、その表示画像をぼかすための信号処理を施すフレーム処理手段と、前記比較手段によって前記回動速度が前記所定速度値より大きいと判定された場合に、前記フレーム処理手段が処理した後の画像データと前記第2記憶手段が記憶している後フレームの画像データとを合成して前記モニタ部へ出力させるフレーム合成手段とを設けた撮像システムに係る。一般に、人間の視覚特性では、残像は原画像に対して解像度の低い画像として感受される。従って、前フレームの画像データにぼかし処理を施し、その画像データと原画像のままの後フレームの画像データとを合成すれば、前記視覚特性により適合したぼかし処理効果が得られ、カメラ部の回動速度が大きくなった際に、個々の画像は識別しづらいが、変化の連続性が確認できなくなるような見づらさはなくなり、カメラ部による撮像領域の変化方向を認識することができる。
第4の発明は、第1の発明における輝度信号処理手段に代えてフォーカス制御手段を設けた撮像システムであり、そのフォーカス制御手段は、前記比較手段によって前記回動速度が前記所定速度値より大きいと判定された場合に、フォーカスずれが生じるように前記カメラ部を制御する機能を備えている。表示画像の解像度を低下させる方法としては、第2の発明のような表示画像をぼかすための信号処理による方法だけでなく、カメラ部においてフォーカスずれを生じさせる方法もあり、視覚的に同様の効果が得られる。
監視システムや被写体追尾システム等において、カメラ部が高速で回動した際に、モニタ部に表示される撮像画像が目まぐるしく流れた状態になって見づらくなると共に、撮像対象位置が何れの方向へ向かって移動しているかを認識し難くなるような視覚的傾向を生じさせるが、本発明の撮像システムによれば、カメラ部の高速回動状態を検出して表示画像の輝度及び/又はコントラスト、若しくは解像度を低下させることによってそれらの問題点を解消する。
以下、本発明の撮像システムの各実施形態を図1から図16を用いて詳細に説明する。
[実施形態1]
先ず、図1は遊技店に設置された監視システムの模式図であり、1a〜1gは遊技台、2はそれらの遊技台1a〜1gを監視エリアに含んだ監視カメラとその支持・駆動機構及び制御・信号処理回路を内蔵したドーム状筐体、4は集中監視室を示す。
集中監視室4には、ドーム状筐体2側の制御・信号処理ユニットに対して監視カメラのプリセットポジションや監視モードの設定及び手動制御を行うための入力装置41と、監視カメラの撮像画像を表示させるモニタ42と、撮像画像を記録するためのVTR43とが配置されており、それらが通信インターフェイス44を介してLAN10に接続されている。
一方、ドーム状筐体2では監視カメラを図2の(A)[側面図]と(B)[平面図]に示すような機構で支持している。同図において、21はパン回転台であり、監視カメラ22はパン回転台21に立設せしめられた一対の支柱23a,23bの間でチルト軸24によって回動自在に支持されている。そして、パン回転台21とチルト軸24をそれぞれ減速機構(図示せず)を介して独立にモータ(図示せず)で駆動することにより、監視カメラ22の光軸を下方の広い角度範囲で回動できるようになっている。また、ドーム状筐体2では、前記パン回転台21が基台部25に対してスリップリング26を介して回動自在に取り付けており、基台部25には制御・信号処理回路27が基板として内蔵されていると共に、その制御・信号処理回路27と監視カメラ22やその回動駆動用モータ等とがスリップリング26を介して電気的に接続されている。
次に、図3はドーム状筐体2内の監視カメラ22と制御・信号処理回路27及び監視カメラ22の回動駆動系の関係を示すシステム構成図である。監視カメラ22は、対物レンズ等の光学系22aと、CCD等の素子を含む撮像部22bと、光学系22aに対するズーム・フォーカス制御部22cとで構成されている。また、制御・信号処理回路27は、CPU30と、監視カメラの回動制御用プログラムや画像信号処理プログラムを格納したメモリ31と、監視カメラ22のズーム・フォーカス制御部22cとの間で制御信号の入出力を行うレンズ制御インターフェイス32と、後述のモータドライバ36,37との間で制御信号の入出力を行うモータ制御インターフェイス33と、監視カメラ22の撮像部22bから得られる画像信号の処理を実行するDSP(Digital Signal Processor)34と、LAN10を介して集中監視室4側との通信を実行する通信インターフェイス35とがバス接続されており、モータ制御インターフェイス33がモータドライバ36,37に接続された回路構成を有している。そして、各モータドライバ36,37はモータ38,39を駆動することにより減速機構−パン・チルト機構を介して監視カメラ22をパン・チルト方向へ回動させると共に、各モータ38,39に取り付けられているロータリーエンコーダ38a,39aからの信号を受けてモータ制御インターフェイス33へ出力する。
以上の構成に基づいて、この実施形態の監視システムにおいては、集中監視室4側からLAN10を通じて監視カメラ22の回動制御信号が制御・信号処理回路27へ伝送され、制御・信号処理回路27では回動制御信号に基づいてCPU30がメモリ31の回動制御用プログラムを実行することによりモータ38,39の回動状態を制御し、それによって監視カメラ22が集中監視室4側の指示どおりに回動せしめられる。その場合の制御方式には、集中監視室4側で予め設定したプリセットポジションを順次撮像して巡回的に監視カメラ22の撮像エリアを変化させてゆく方式と、集中監視室4の入力装置41に設けられたジョイスティック等を操作して手動で変化させてゆく方式とがあるが、いずれにしても集中監視室4側から監視カメラ22の回動角度を自由に遠隔制御できる。
そして、監視カメラ22の前記制御状態において、制御・信号処理回路27では、撮像部22bから得られる撮像領域の画像信号をDSP34に取り込んでデータ圧縮等の処理を施し、通信インターフェイス35からLAN10を通じて集中監視室4へ伝送する。一方、集中監視室4では圧縮された画像データを通信インターフェイス44で受信し、それを伸長・復号してモニタ42に監視画像として表示させる。
ところで、この実施形態の監視システムでは、制御・信号処理回路27のメモリ31に前記回動制御用プログラムと共に画像信号処理プログラムも格納させてあり、CPU30がそれらのプログラムを並行に実行する点に特徴がある。以下、前記各プログラムの実行に基づいたこの監視システムの動作を図4のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、集中監視室4側から回動制御信号が制御・信号処理回路27へ伝送されると、制御・信号処理回路27は前記のようにその回動制御信号に基づいて各モータ38,39を駆動して監視カメラ22をパン・チルト方向へ回動させる(S1,S2)。その場合、各モータドライバ36,37はロータリーエンコーダ38a,39aが出力する各パルス信号をモータ制御インターフェイス33へ入力させており、その各パルス信号に基づいて、CPU30は各モータ38,39の回動速度と比例関係にある監視カメラ22のパン方向とチルト方向への各回動速度VP,VTを求めることができる。
一方、メモリ31には予め監視カメラ22の前記各方向の回動速度に係る閾値VPth,VTthが格納されている。それらの閾値VPth,VTthは、それ以上の回動速度で監視カメラ22が回動せしめられた場合に、撮像画像が表示画面上で目まぐるしく流れた状態になって見づらくなるという条件で実験的又は経験的に設定された値である。
そして、CPU30は監視カメラ22の各回動速度VP,VTと前記の各閾値VPth,VTthとを比較し、VP<VPth及びVT<VTthの状態であれば、DSP34を通常動作状態のままにして撮像部22bの出力画像信号に通常処理以外の特別な処理を施すことなく集中監視室4へ伝送させるが(S3→S5)、VP≧VPth又はVT≧VTthの状態になると、DSP34を輝度信号の加工処理モードに設定し、通常処理以外に次の処理方式1又は2の何れかを実行する(S4)。
処理方式1; DSP34では撮像部22bから得られる輝度信号と色差信号とに所定の処理を施した後に、それらを混合して出力させるが、前記のように輝度信号の加工処理モードが設定されると、輝度信号のレベルを1/2に低下させる信号処理を実行する。即ち、図5の(A)は撮像された画像信号、(B)は撮像部22bから得られた輝度信号、(C)は撮像部22bから得られた色差信号であるが、輝度信号のレベルHを1/2にすると(D)のようになり、それを色差信号と混合した後の画像信号は(E)のようになる。従って、その加工後の画像信号がLAN10を通じて集中監視室4側へ伝送されてモニタ42に表示されると輝度が低下した暗い表示画像となる。例えば、図6の(A)及び(C)はそれぞれプリセットポジションで撮像された遊技台の画像であり、監視カメラ22がそれらのプリセットポジション間を高速で回動せしめられて前記条件:VP≧VPth又はVT≧VTthが成立した場合には同図の(B)のような表示画像となる。(B)に示される表示画像では、当然に画像が流れた状態になっているが、輝度が低下しているために見づらさが緩和されており、視覚的な錯覚が生じて監視カメラ22が何れの方向へ撮像領域を移しているかが認識できなくなるようなこともない。尚、結果的に表示画像の輝度を低下させるという効果が得られればよく、前記信号処理による方法以外にも、撮像部22bにおけるシャッター速度を速くしてCCD(Charge Coupled Devices)に蓄積される電荷量を減少させて輝度を低下させる方法も採用でき、例えば、NTSC(National Television System Committee)方式の場合のシャッター速度は通常1/30秒であるが、これを前記条件下では1/60秒に変更すると共に、フレームを1/2に均等に間引く処理を行うことで同様の効果を得ることができる。
処理方式2; この処理方式は輝度信号の加工処理モードが設定された場合にコントラストを低下させる方式である。具体的には、図5の(B)に示す輝度信号の振幅Qを同図の(F)に示すように1/2に低下させ、その処理後の輝度信号と色差信号とを混合して(G)のような画像信号を得る。この場合、図7に示すように明暗の差が小さくなることにより、画像が流れた状態でも見づらさが緩和され、前記処理方式1の場合と同様の効果を奏する。
そして、CPU30は監視カメラ22が回動駆動されてVP≧VPth又はVT≧VTthとなる度に前記のいずれかの処理を実行する(S5→S2orS1)。尚、この実施形態では制御・信号処理回路27において監視カメラ22の光学系22aに対するズーム・フォーカス制御部22cの動作も制御しているが、光学系22aによるズーム速度が大きい状態でも表示画像が見づらくなる傾向があり、VZを光学系22aのズーム動作速度、VZthをズーム動作速度に係る閾値として、VZ≧VZthとなった場合にも輝度信号の加工処理モードを設定して前記の何れかの処理を実行するようになっている(S3,S4)。
この実施形態の監視システムでは、以上のような動作手順で監視カメラ22が高速で回動した際の表示画像の見づらさを緩和するようにしているが、輝度信号の加工処理モードの設定条件は必ずしもVP≧VPth又はVT≧VTthの条件による必要はなく、VPとVTの合成速度VCとその合成速度に係る閾値VCthとの比較判定に基づいて輝度信号の加工処理モードを設定するようにしてもよい。また、この実施形態では前記の各処理方式1又は2のいずれかを単独で実行させるようにしているが、それらを複合的に実行させてもよい。
[実施形態2]
この実施形態の監視システムは、監視カメラ22が高速で回動した際に、撮像部22bの出力画像信号に対して通常処理以外にぼかし処理を施す点に特徴がある。即ち、監視システムの機械的・電気的な構成等は実施形態1において図1から図3に基づいて説明したものと同様であり、図4のステップS4においてDSP34が実行する信号処理の内容がぼかし処理になるだけである。従って、ここでは監視システムの構成等の説明は省略し、画像信号に対するぼかし処理について説明する。
この実施形態では、監視カメラ22が回動駆動されてVP≧VPth又はVT≧VTthになると、DSP34において画像信号に対してガウシアンフィルタを構成したフィルタリング処理を実行する。ガウシアンフィルタは従来から画像のノイズ除去を目的とした平滑フィルタとして用いられているが、画素の空間的配置を考慮して、対象画素に近い画素に大きな重みを、対象画素から遠い画素には小さい重みを付けた加重平均を求める。そして、その重み付けに次の数式1に示すような2次元のガウス関数が適用されるためにガウシアンフィルタと通称されている。
Figure 0004441908
但し、x,yは画素の座標である。また、σは標準偏差であり、その値によって平滑度の度合いを変化させることができる。
従って、監視カメラ22がプリセットポジション間を高速で回動せしめられて前記回動速度の条件が成立した場合には、DSP34では撮像部22bから得られる画像信号の画素毎にガウシアンフィルタを適用した演算を行い、図8の(B)のようにぼかし効果が現れた画像がモニタ42に表示されることになる。(図8の(A)及び(C)はそれぞれプリセットポジションで撮像された遊技台の画像である。)
その結果、監視カメラ22が高速で回動してモニタ42上の画像が流れた状態になっても、画像がぼかされた低い解像度で表示されるために見づらさが緩和され、監視カメラ22が何れの方向へ撮像領域を移しているかについての視認が容易になる。尚、この実施形態ではガウシアンフィルタを適用する場合について説明したが、最も単純な平滑化方式として対象画素の周囲にある画素値の平均値をとる方法も適用でき、同様に画像のぼかし効果を得ることができる。
[実施形態3]
この実施形態の監視システムも、実施形態2の場合と同様に、監視カメラ22が高速で回動した際に、撮像部22bの出力画像信号に対して通常処理以外にぼかし処理を施す点に特徴があり、図4のステップS4においてDSP34が実行する信号処理の内容が特有のぼかし処理になるだけで、その他については実施形態1及び2の場合と同様である。
この実施形態では、監視カメラ22が回動駆動されてVP≧VPth又はVT≧VTthになった際に、DSP34では図9に示す機能ブロックの構成に基づいて画像信号のぼかし処理を行う。同図において、51,52はフレームメモリであり、R/W制御部53によって撮像部22bの出力画像データがフレーム単位で順次上書きする態様で書き込まれ、それぞれが時系列的に前後したフレームの画像データを記憶するようになっている。また、フィルタ54はフレーム51に書き込まれた前フレームのデータに対してぼかし処理を実行するものであり、フレーム合成部55はフィルタ54によってぼかし処理がなされた前フレームの画像データとメモリ52が記憶している後フレームの画像データとを合成して出力画像データとする。
前記フィルタ54には、例えば、図10に示すような5×5の空間フィルタが使用でき、またフレーム合成部55による画像データの合成は、前後のフレームで同一位置にある画素のデータの平均値をとる方法が採用できる。従って、フレーム合成部55から出力されるフレームの画像データは、図11に示すようにぼかし処理がなされた前フレームの画像データF(i)vと後フレームの画像データF(i+1)を前記方法で合成した画像として順次得られてゆく。
その場合、監視カメラ22の回動速度が大きいために画像データF(i)vと画像データF(i+1)とは大きく異なり、画像データF(i)vにはぼかし処理が施されていることと併せて、合成した画像は当然にぼやけたものになるが、画像データF(i)vと画像データF(i+1)は残像と原画像との関係において人間の視覚特性に適合した関係になっている。従って、個別の画像は解像度が低いために識別しづらいが、画像の変化の連続性は視認し易くなり、プリセットポジション間での監視カメラ22の回動方向は確認し易くなる。
その他にも、監視カメラ22が回動駆動されてVP≧VPth又はVT≧VTthになった際に、フレーム処理を行って同様の効果を得る方式としては、次のような処理も採用できる。
(1) 図12に示すように、奇数番目のフレームF(2i-1):(i=1,2,3,…)をそのまま出力し、偶数番目のフレームF(2i)は出力させずに、その前フレームである奇数番目のフレームF(2i-1)を連続して出力させる方式も採用できる。この方式によれば、画像がコマ落しになり、画像が不連続的に動いているように見えるために目まぐるしく流れた状態にならず、見づらさを緩和できる。
(2) DSP34での機能構成として、図13に示すように、書き込み制御部61によって奇数番目のフレームF(2i-1)をフレームメモリ62に、偶数番目のフレームF(2i)をフレームメモリ63に上書きする態様で書き込むようにし、1フレームの画像データが書き込まれる度に、各フレームメモリ62,63の画像データを同一位置にある各画素のデータの平均値を求める方法で合成して出力させる。従って、撮像部22bから得られるフレームと出力されるフレームとの関係は図14に示すようになるが、監視カメラ22の回動速度が大きいために画像データF(2i-1)と画像データF(2i)とは大きく異なっており、前記合成によってぼかし処理と同様の効果が得られることになる。
[実施形態4]
この実施形態の監視システムでは、上記の実施形態1〜3が撮像部22bから得られる画像信号やフレームに対して処理を施しているのに対し、監視カメラ22における光学系22aのフォーカスを意図的に外して画像の解像度を低下させることにより、上記の各実施形態1〜3の場合と同様の効果を得るものである。従って、監視システムの機械的・電気的な構成等は実施形態1において図1から図3に基づいて説明したものと同様であり、ここでは監視システムの構成等の説明は省略する。
この実施形態の監視システムの動作は図15のフローチャートに示される。同図と図4とを比較すると明らかなように、図4のステップS4での動作が異なっているだけであり、この実施形態では、監視カメラ22がそれらのプリセットポジション間を高速で回動せしめられてVP≧VPth又はVT≧VTthが成立した場合に、メモリ31に格納されている監視カメラ22の制御プログラムに基づいて、CPU30が監視カメラ22をアンフォーカス状態に制御する(S14)。即ち、CPU30はレンズ制御インターフェイス32を介して監視カメラ22のズーム・フォーカス制御部22cを制御し、光学系22aを通常のフォーカス制御状態からずらせて作動させる。尚、上記の各実施形態1〜3ではズーム動作速度が一定以上の場合にも特殊な信号処理やフレーム処理を行うようにしているが(図4のS3におけるVZ≧VZth)、この実施形態ではその条件は除外されている。
図16は監視カメラ22のチルト角度とパン角度とフォーカスの制御状態を時間的変化で示したものである。開始時点において、監視カメラ22はプリセットポジション1の撮影状態にあり、パン角度を30°、チルト角度を45°とし、光学系22aの焦点距離が10m離れた被写体(遊技台)に対して焦点が合うように設定されている。そして、時刻t1において集中監視室4側からプリセットポジション2の撮影指示がなされると、監視カメラ22はパン角度が175°,チルト角度が12°となるように高速で回動制御がなされるが、その回動開始直後にVP≧VPth又はVT≧VTthの条件が成立し、直ちに光学系22aの焦点距離が5m離れた位置に対する合焦状態に制御される。ここで、監視カメラ22の撮像範囲には10m以上離れた被写体(遊技台)しか存在せず、前記焦点距離の制御は被写体に焦点を合わさずにそれよりも5m手前にある位置に対応するように合焦させていることになり、回動中の監視カメラ22の撮像部22bから得られる撮像画像は所謂ピンボケが生じた解像度の低いものになる。一方、時刻t2でプリセットポジション2の撮影状態になると、監視カメラ22の回動は停止せしめられてVP<VPth及びVT<VTthとなるため、光学系22aの焦点距離はプリセットポジション2における被写体(25m離れた遊技台)に対する合焦状態に制御される。以降、時刻t3でプリセットポジション3の撮影指示がなされて、監視カメラ22が高速で回動制御される際にも光学系22aの焦点距離が5m離れた位置に対する合焦状態に制御され、時刻t4でプリセットポジション3の撮影状態になると、焦点距離はプリセットポジション3における被写体(18m離れた遊技台)に対する合焦状態に制御されることは前記と同様である。
以上のように、この実施形態では監視カメラ22が高速で回動せしめられるプリセットポジション間では、監視カメラ22の光学系22aをアンフォーカス状態にして解像度の低い画像を出力させるため、画面が目まぐるしく流れて見づらくなる状態が緩和され、プリセットポジション間での監視カメラ22の回動方向も確認し易くなる。
本発明の撮像システムは、監視システムや被写体追尾システム等のようにカメラ部をパン及びチルト方向に回動ながらその画像を表示させる広範なシステムに適用できる。
本発明の撮像システムの実施形態1に係る監視システムの模式図である。 ドーム状筐体の内部構造の概略を示す側面図(A)と平面図(B)である。 ドーム状筐体内の監視カメラと制御・信号処理回路及び監視カメラの回動駆動系の関係を示すシステム構成図である。 監視システムの動作を示すフローチャートである。 (A)は撮像された画像信号、(B)は撮像部から得られた輝度信号、(C)は撮像部から得られた色差信号、(D)はレベル低下処理が施された輝度信号、(E)は(D)の輝度信号と(C)の色差信号を混合した画像信号、(F)はコントラスト低下処理が施された輝度信号、(G)は(F)の輝度信号と(C)の色差信号を混合した画像信号に係る信号波形図である。 プリセットポジションで撮像された遊技台の表示画像(A),(C)と、監視カメラがプリセットポジション間を高速で回動せしめられて輝度信号に対してレベル低下処理が施されている状態での表示画像(B)である。 監視カメラがプリセットポジション間を高速で回動せしめられて輝度信号に対してコントラスト低下処理が施されている状態での表示画像である。 実施形態2の監視システムにおいて、プリセットポジションで撮像された遊技台の表示画像(A),(C)と、監視カメラがプリセットポジション間を高速で回動せしめられてガウシアンフィルタによるぼかし処理が施されている状態での表示画像(B)である。 実施形態3の監視システムにおいて、DSPで画像信号のぼかし処理を行う場合の機能ブロック図である。 ぼかし処理に適用する空間フィルタのカーネルの例である。 実施形態3におけるフレーム処理方式を示す図である。 実施形態3における他のフレーム処理方式(1)を示す図である。 実施形態3における他のフレーム処理方式(2)を実行する場合の機能ブロック図である。 実施形態3における他のフレーム処理方式(2)を示す図である。 実施形態4の監視システムの動作を示すフローチャートである。 実施形態4における監視カメラのパン・チルト制御状態とフォーカス制御状態の関係を示すタイミングチャートである。 遊技店の店内の天井に監視カメラを内蔵させたドーム状筐体を取り付けておき、監視カメラで所定領域の各遊技台を監視している状態を示す図である。 プリセットポジションで撮像された遊技台の表示画像(A),(C)と、監視カメラがプリセットポジション間を高速で回動せしめられて遊技台の画像が流れて見づらくなっている状態の表示画像(B)である。
符号の説明
1a〜1g,92a〜92f…遊技台、2,91…ドーム状筐体、4,93…集中監視室、10…LAN、21…パン回転台、22,90…監視カメラ、22a…光学系、22b…撮像部、22c…ズーム・フォーカス制御部、23a,23b…支柱、24…チルト軸、25…基台部、26…スリップリング、27…制御・信号処理回路、30…CPU、31…メモリ、32…レンズ制御インターフェイス、33…モータ制御インターフェイス、34…DSP、35,44…通信インターフェイス、36,37…モータドライバ、38,39…モータ、38a,39a…ロータリーエンコーダ、41…入力装置、42…モニタ、43…VTR、51,52,62,63…フレームメモリ、53…R/W制御部、54…フィルタ、55,64…フレーム合成部、61…書き込み制御部。

Claims (4)

  1. カメラ部が回動可能な状態で支持されており、前記カメラ部の回動角度を制御しながら駆動して、その撮像画像をモニタ部に表示させる撮像システムにおいて、
    前記カメラ部の回動速度を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した回動速度と予め設定した所定速度値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によって前記回動速度が前記所定速度値より大きいと判定された場合に、前記カメラ部が出力する画像信号に対して、その表示画像の輝度及び/又はコントラストを低下させるための信号処理を施して前記モニタ部へ出力させる輝度信号処理手段と
    を備えたことを特徴とする撮像システム。
  2. カメラ部が回動可能な状態で支持されており、前記カメラ部の回動角度を制御しながら駆動して、その撮像画像をモニタ部に表示させる撮像システムにおいて、
    前記カメラ部の回動速度を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した回動速度と予め設定した所定速度値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によって前記回動速度が前記所定速度値より大きいと判定された場合に、前記カメラ部が出力する画像信号に対して、その表示画像をぼかすための信号処理を施して前記モニタ部へ出力させるぼかし処理手段と
    を備えたことを特徴とする撮像システム。
  3. カメラ部が回動可能な状態で支持されており、前記カメラ部の回動角度を制御しながら駆動して、その撮像画像をモニタ部に表示させる撮像システムにおいて、
    前記カメラ部の回動速度を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した回動速度と予め設定した所定速度値とを比較する比較手段と、
    時系列的に前後するフレームの画像データを順次記憶する第1記憶手段及び第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段が記憶した前フレームの画像データに対して、その表示画像をぼかすための信号処理を施すフレーム処理手段と、
    前記比較手段によって前記回動速度が前記所定速度値より大きいと判定された場合に、前記フレーム処理手段が処理した後の画像データと前記第2記憶手段が記憶している後フレームの画像データとを合成して前記モニタ部へ出力させるフレーム合成手段と
    を備えたことを特徴とする撮像システム。
  4. カメラ部が回動可能な状態で支持されており、前記カメラ部の回動角度を制御しながら駆動して、その撮像画像をモニタ部に表示させる撮像システムにおいて、
    前記カメラ部の回動速度を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した回動速度と予め設定した所定速度値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によって前記回動速度が前記所定速度値より大きいと判定された場合に、フォーカスずれが生じるように前記カメラ部を制御するフォーカス制御手段と
    を備えたことを特徴とする撮像システム。
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