JP4441811B2 - 振り分け装置を備える遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤上に遊技球を発射して遊技を行う遊技機に関し、詳しくは、遊技盤上に、遊技球の振り分けを行う振り分け装置が搭載された遊技機に関する。
遊技盤上に可変入球装置を搭載し、この可変入球装置に入球した遊技球が、可変入球装置内の特定領域を通過すると、遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態が開始される遊技機は広く使用されている。このような遊技機では、遊技者は、特別遊技状態が開始されることを期待して遊技を行うことから、可変入球装置に入球した遊技球を、一旦、振り分け装置に導いて、遊技球が特定領域または非特定領域のいずれかに振り分けられる様子を演出することで、遊技者の興趣を効果的に高める種々の工夫も提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2など)。
また特別遊技状態は、一般的には、1回または複数回のラウンドで構成されており、ラウンド中に遊技球が特定領域を通過した場合には、所定回数を上限としてラウンドが継続されるようになっている。
特開2001−62066号公報 特開2002−35279号公報
しかし、振り分け装置を搭載した遊技機では、遊技球を特定領域あるいは非特定領域に振り分けている関係上、振り分けに要する時間だけ遊技の進行が遅く感じられることがあり、遊技者の遊技意欲を削いでしまうことがあるという問題があった。
この発明は、従来技術が有する上述した課題を解決するためになされたものであり、振り分け装置を搭載した遊技機においても、遊技の速やかな進行を可能として、遊技者の遊技意欲を削ぐことのない遊技機の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
遊技球が入球不能な閉鎖状態と遊技球が入球可能な開放状態とに変化する可変入球口を有する可変入球装置と、
前記可変入球装置の内部に遊技者から視認可能となるように設けられ、前記可変入球口に入球した遊技球を特定領域または該特定領域以外の非特定領域のいずれかに振り分ける振り分け装置と、
遊技球が前記特定領域を通過することで遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させるとともに、該特別遊技状態での遊技として、前記可変入球口に所定数の遊技球が入球するまで前記可変入球口を所定期間にわたって前記開放状態とするラウンド遊技を、該ラウンド遊技中に遊技球が前記特定領域を通過することを条件に所定回数繰り返し実行する特別遊技状態発生手段と、
前記可変入球装置の内部に設けられ、前記特別遊技状態での前記ラウンド遊技にて前記可変入球口に入球した遊技球のうち、前記振り分け装置によって前記特定領域へ振り分けられた遊技球を、当該ラウンド遊技が終了するまで、前記特定領域を通過する前の部位で貯留する遊技球貯留手段と、を備えた遊技機において、
前記可変入球装置は、前記可変入球口として、第1の可変入球口と該第1の可変入球口の下方に位置して該第1の可変入球口よりも前記開放状態での遊技球の入球が容易な第2の可変入球口とを有しており、
前記振り分け装置は、前記第1の可変入球口と前記第2の可変入球口との間に設けられて、前記第1の可変入球口に入球した遊技球は前記振り分け装置に導かれて前記特定領域または前記非特定領域のいずれかに振り分けられ、前記第2の可変入球口に入球した遊技球は前記振り分け装置に導かれることなく前記非特定領域に導かれて前記非特定領域を通過するように構成されており、
前記特別遊技状態が発生するまでの遊技では、前記第1の可変入球口および前記第2の可変入球口が前記閉鎖状態となっているが、前記可変入球装置とは別の始動口に遊技球が入球することで前記第1の可変入球口だけが前記開放状態となり、前記特別遊技状態の発生に伴って前記ラウンド遊技が開始されてから当該ラウンド遊技中に遊技球が前記遊技球貯留手段に貯留されるまでの間は、前記第1の可変入球口が前記開放状態となって前記第2の可変入球口が前記閉鎖状態に維持され、前記ラウンド遊技中に遊技球が前記遊技球貯留手段に貯留されてから当該ラウンド遊技が終了するまでの間は、前記第1の可変入球口が前記閉鎖状態に維持されて前記第2の可変入球口が前記開放状態となる
ことを特徴とする。
かかる遊技機においては、可変入球装置が設けられており、この可変入球装置には、第1の可変入球口と、該第1の可変入球口の下方に設けられた第2の可変入球口と、第1の可変入球口と第2の可変入球口との間に設けられて、遊技者から視認可能に設けられた振り分け装置とが搭載されている。また、第2の可変入球口は、第1の可変入球口よりも開放状態で遊技球の入球が容易に構成されている。通常時は、これら第1の可変入球口および第2の可変入球口は何れも閉鎖状態となっているが、可変入球装置(第1の可変入球口、第2の可変入球口、および振り分け装置)とは別に設けられた始動口に遊技球が入球すると第1の可変入球口だけが開放状態となる。そして、開放状態となった第1の可変入球口から可変入球装置に遊技球が入球すると、振り分け装置で特定領域または非特定領域に振り分けられ、その結果、遊技球が特定領域を通過すると、遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生する。この特別遊技状態では、可変入球口を所定期間にわたって開放状態とするラウンド遊技が、そのラウンド遊技中に遊技球が特定領域を通過することを条件に、所定回数繰り返して行われる。また、振り分け装置で振り分けられた遊技球が特定領域を通過する前の部位には、遊技球を貯留する遊技球貯留手段が設けられており、特定領域に振り分けられた遊技球を、ラウンド遊技が終了するまで貯留可能となっている。一方、第2の可変入球口から可変入球装置に入球した遊技球は、振り分け装置に導かれることなく、非特定領域に導かれるようになっている。そして、本願の遊技機においては、特別遊技状態が発生してラウンド遊技が開始されてから、そのラウンド遊技中に遊技球が遊技球貯留手段で貯留されるまでの間は、第1の可変入球口開放状態となり、第2の可変入球口閉鎖状態に維持される。また、ラウンド遊技中に遊技球が遊技球貯留手段に貯留されてから、そのラウンド遊技が終了するまでの間は、第1の可変入球口が閉鎖状態となり、第2の可変入球口が開放状態となる。尚、特別遊技状態が発生することや、特別遊技状態が継続することを、以下では「遊技者に特別利益が付与される」と表現することがあるものとする。
遊技球貯留手段に所定数の遊技球が貯留されていれば、この遊技球が特定領域を通過して遊技者に特別利益が付与されるものと考えられる。このため、振り分け装置で遊技球を振り分ける演出を行っても、貯留前のような大きな演出効果は得ることができない。そこで、本願発明の遊技機では、可変入球装置に設けられた第1の可変入球口および第2の可変入球口の何れか一方のみが開放するようにしておく。そして、特別遊技状態でラウンド遊技が開始されてから遊技球貯留手段に遊技球が貯留されるまでの間は、入球した遊技球が振り分け装置に導かれる第1の可変入球口のみを開放させるとともに、第2の可変入球口は閉鎖する。また、ラウンド遊技中に遊技球貯留手段に遊技球が貯留された後は、そのラウンド遊技が終了するまでは、第1の可変入球口は閉鎖するとともに、入球した遊技球が振り分け装置に導かれることのない第2の可変入球口を開放する。こうすれば、ラウンド遊技中に遊技球貯留手段に遊技球が貯留されてラウンド遊技の継続が確定した後は、可変入球装置に遊技球が入球しても振り分け装置に導かれないので、振り分けに要する時間を短縮することができる。しかも、第2の可変入球口は第1の可変入球口よりも、開放状態になったときに遊技球の入球が容易なので、所定数の遊技球を速やかに入球させて、遊技を速やかに進行させることが可能となる。これに対して、特別遊技状態が発生するまで、および、特別遊技状態で開始されたラウンド遊技で遊技球が遊技球貯留手段に貯留されるまでの間は、第2の可変入球口は閉鎖し、第1の可変入球口開放る。こうすることで、特別遊技状態が発生するまで、および遊技球が遊技球貯留手段に貯留されてラウンド遊技の継続が確定するまでは、可変入球装置に入球した遊技球を振り分け装置に導いて、遊技球が振り分けられる様子を遊技者に目視によって確認させることが可能となる。尚、貯留された遊技球が必ず特定領域を通過するのであれば、1球だけ貯留された時点で、続けて入球した遊技球は振り分け装置に導かれないようにすることができる。これに対して、貯留された遊技球が特定領域を通過しない可能性もある場合は、所定の複数個の遊技球が貯留された時点で、続けて入球した遊技球は振り分け装置に導かれないようにしてもよい。

こうした遊技機においては、可変入球装置に入球した遊技球が、振り分け装置を経由せずとも非特定領域に到達可能に構成しておき、遊技球貯留手段に所定数の遊技球が貯留された場合には、振り分け装置の入口側を閉鎖することとしてもよい。
こうすれば、単に振り分け装置の入口側を閉鎖するだけで、遊技球を振り分け装置に導くことなく非特定領域に到達させることができるので、可変入球装置の構成を簡素なものとすることが可能となる。
こうした遊技機においては、第1の可変入球口と第2の可変入球口とを、可変入球装置に設けておき、第1の可変入球口に入球した遊技球は振り分け装置に導かれ、第2の可変入球口に入球した遊技球は振り分け装置を迂回するように構成しておいても良い。そして、遊技球貯留手段に所定数の遊技球が貯留された場合は、第1の可変入球口を閉鎖状態とするとともに、第2の可変入球口を開放状態としてもよい。
こうすれば、第1の可変入球口および第2の可変入球口の状態を切り換えるだけで、可変入球装置に入球した遊技球が振り分け装置に導かれることを確実に回避することができる。また、可変入球装置の内部で遊技球の経路を切り換える必要が無いので、可変入球装置の内部構造を簡素なものとすることができる。更に、第1の可変入球口および第2の可変入球口の開閉状態を切り換える動作は、可変入球装置の内部で遊技球の経路を切り換える動作よりも遊技者の目に止まり易いので、大きな演出上の効果を発揮させることが可能となる。
尚、かかる第1の可変入球口と第2の可変入球口とは、一方の可変入球口が他方の可変入球口の下方に位置するように構成しても良い。こうすれば、第1および第2の可変入球口を設けた場合でも、可変入球装置をコンパクトに構成することが可能となる。また、第1の可変入球口の下流側には振り分け装置が配置されることが多い。従って、第2の可変入球口を第1の可変入球口の下方に設けておけば、第2の可変入球口に入球した遊技球は振り分け装置に導かれないように構成することが容易となるので好ましい。
また、可変入球装置に第1の可変入球口および第2の可変入球口が設けられている場合には、第1の可変入球口が開放状態となっている場合よりも、第2の可変入球口が開放状態となっている場合の方が、遊技球の入球が容易となるように構成しても良い。
このように、第1の可変入球口と第2の可変入球口とで遊技球の入球し易さに難易を設けておけば、所定数の遊技球が貯留されて第1および第2の可変入球口の開閉状態が切り換わるに伴って、同時に遊技球の入球し易さも変化することになり、遊技性に一層の変化をつけることができる。更に、第2の可変入球口が開放状態となることで遊技球の入球が容易になれば、遊技をより一層速やかに進行させることが可能となるので好ましい。
上述した各種の遊技機においては、特別遊技状態が発生した場合には次のような遊技を行うこととしても良い。すなわち、可変入球装置に設けられた可変入球口が所定期間開放状態となる遊技状態を1ラウンドとして、該所定期間内に遊技球が特定領域を通過した場合には、該ラウンドが所定回数を上限として繰り返す遊技を行うこととしてもよい。そして、該ラウンドが上限回数に達した場合には、可変入球装置に入球した遊技球が、振り分け装置に導かれないようにすることとしてもよい。尚、上記「可変入球口が所定期間開放状態となる遊技状態」としては、所定時間が経過するか若しくは所定個数の遊技球が入球するまで、可変入球口を開放したまま保持する状態や、所定時間が経過するか若しくは所定個数の遊技球が入球するまで、可変入球口の開閉動作を繰り返し行う状態など、種々の状態を例示することができる。
特別遊技中にラウンドが上限回数に達した場合には、遊技球が特定領域を通過しても、もはや新たなラウンドが開始されることはない。従って、このような場合は、可変入球装置に遊技球が入球しても、この遊技球が振り分け装置に導かれないようにしてやれば、遊技球の振り分けに要する時間が短縮され、遊技を速やかに進行させることが可能となるので好ましい。
上述した本願発明の内容を明確にするために、以下では、本願発明をいわゆる羽根物と呼ばれる遊技機に適用した場合を例に用いて説明する。
A.遊技機の構成:
B.可変入球装置の構成:
C.制御回路の構成:
D.遊技内容:
E.変形例:
A.遊技機の構成 :
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、大きくは、前面枠4、上皿部5、下皿部6、遊技盤20などから構成されている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。前面枠4は、図示しない中枠3に取り付けられており、中枠3は図示しない本体枠2に取り付けられている。中枠3はプラスチック材料で成形されており、本体枠2の内側に取り付けられている。本体枠2は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体であり、遊技機1の外枠を形成している。前面枠4の一端は、中枠3に対して回動可能に軸支されており、中枠3の一端は本体枠2に対して回動可能に軸支されている。遊技盤20は、中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられており、その前面側が前面枠4で覆われている。
前面枠4は、プラスチック材料で成形されており、略中央部には、円形状の開口部4aが形成されている。この開口部4aにはガラス板等の透明板がはめ込まれており、奥側に配置される遊技盤20の盤面が視認可能となっている。また、前面枠4には、遊技効果を高めるための各種ランプ類4b〜4fが設けられている。更に、前面枠4の上部には、2つの賞球表示LED表示部4gと、エラーLED表示部4hとが設けられている。本実施例のエラーLED表示部4hは、重度のエラー発生の場合は赤色に、軽度のエラー発生の場合はオレンジ色に点灯あるいは点滅する。ここで、重度のエラーとは、例えば復旧のために前面枠4を開放して作業を行う必要があったり、あるいは部品を交換したりする必要があるような場合のエラーであり、軽度のエラーとは、それ以外のエラーである。
また、前面枠4の下方には、上皿部5が設けられており、上皿部5の下方には下皿部6が設けられている。また、前面枠4の右側には施錠装置9が設けられており、前面枠4の左側にはプリペイドカードユニット13〈CRユニット)が設けられている。
上皿部5には、皿状の凹部と、凹部を取り巻くように形成された皿外縁部5aとが設けられている。遊技球は、上皿部5に形成された凹部に投入されて、発射装置ユニットに供給される。また、皿外縁部5aには、遊技球の貸球ボタン、返却ボタン、投入した遊技球を排出するための排出ボタンなど、各種のボタン類5bが設けられている。さらに、上皿部5の略中央部には複数の長孔とその上部に多数の小穴が形成された第1スピーカ5yが設けられている。また、上皿部5の前面側には、2つのスイッチSW1、SW2が設けられている。遊技者は、このスイッチを押すことによって、遊技中にキャラクタや遊技条件を選択することが可能となっている。
下皿部6には、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口6aが設けられており、排出された遊技球は下皿部6内に貯留される。また、下皿部6の底面には、下皿部6内に貯留された遊技球を排出するための図示しない球技き穴が設けられている。下皿部6の略中央手前側には、球抜き穴を開閉させる排出ノブ6bが設けられている。排出ノブ6bは、通常時は直立状態であり、下端を奥側に押圧すると上端を回転軸として回転し、球抜き穴を開放可能となっている。また、排出ノブ6bの左右には、第2スピーカ6cが設けられている。
下皿部6の左端には灰皿7が設けられており、下皿部6の右端には発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者がハンドルに触れていることを検出するタッチスイッチ8aが設けられている。発射ハンドル8の回転軸は、下皿部6の奥側に搭載された図示しない発射装置ユニットに接続されており、遊技者が発射ハンドル8を回転させると、その動きが発射装置ユニットに伝達されて、回転角度に応じた強さで遊技球が発射される。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。なお、本実施例の発射停止スイッチ8bは、タッチスイッチ回路内に設けられており、タッチスイッチ8aと電気的に接続されている。
図2は、遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。前述したように、遊技盤20は中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられている。図2に示すように遊技盤20の中央には、外レール22と内レール23とによって囲まれた略円形状の遊技領域21が形成されており、遊技領域21の中央には、可変入球装置100が搭載されている。詳細には後述するが、本実施例の可変入球装置100には、2組の可変入球口102,106と、振り分け装置と、遊技球貯留部と、特定領域と、非特定領域などが設けられている。
可変入球装置100の下方には、3つの始動口32a,32b,32cが設けられており、これら始動口の内部には、遊技球検出スイッチ33a,33b,33cが設けられている。また、可変入球装置100の左右には、入賞口27a,27bが設けられており、これら入賞口の内部にも遊技球検出スイッチ28a,28bが設けられている。更に、遊技領域21には、一対の風車26a,26bや、図示しない多数の障害釘も設けられている。
B.可変入球装置の構成 :
図3は、本実施例の可変入球装置100の構成を概念的に示す説明図である。図示されているように、可変入球装置100の上部両側面には、一対の翼片102a,102bが開閉可能に設けられている。この翼片102a,102bは図示しないリンク機構を介してソレノイド102m(図示は省略)に接続されており、ソレノイド102mを駆動することによって開閉可能に構成されている。この翼片102a,102bおよび翼片を駆動するための各種機構は、第1の可変入球口102の一態様を構成している。
可変入球装置100のほぼ中央には振り分け装置136が搭載されている。上述の翼片102a,102bが開放状態となっているときに、第1の可変入球口102から可変入球装置100の内部に入球した遊技球は、遊技球の検出スイッチ103a、103bのいずれかによって検出された後、振り分け装置136に導かれる。振り分け装置136は、円形で中央が凹んだ皿状のクルーン(旋回板)を中心として構成されている。クルーンには3つのクルーン穴が設けられており、それぞれのクルーン穴は、クルーンの下面に設けられた3つの排出口137a,137b,137cのいずれかに接続されている。
可変入球装置100に入球した遊技球が振り分け装置136に導かれると、クルーン上を旋回しながら次第に速度が低下して、ついには、3つのクルーン穴のいずれかに捕捉される。前述したようにそれぞれのクルーン穴は排出口137a,137b,137cにそれぞれ接続されており、遊技球は落下したクルーン穴に対応するいずれかの排出口から排出される。
振り分け装置136の下方には、1つの特定領域141aおよび、2つの非特定領域141bが設けられている。このうち、特定領域141aは、クルーン下面の排出口137bのちょうど真下の位置に設けられており、該特定領域141aの下方には特定領域通過センサ141cが設けられている。また、2つの非特定領域141bは、それぞれ排出口137a,137cの下方の位置に設けられている。従って、振り分け装置136で振り分けられた遊技球が、排出口137bから排出された場合には特定領域141aを通過し、排出口137aあるいは排出口137cから排出された場合には非特定領域141bを通過する。また、特定領域141aの左右には、非特定領域141bとの間に仕切板111a,111bが設けられている。このため、排出口137bから排出された遊技球が非特定領域141bを通過したり、逆に排出口137aあるいは排出口137cから排出された遊技球が特定領域141aを通過してしまうことは無い。
また、排出口137bと特定領域141aとの間には、遊技球を貯留する遊技球貯留部110も設けられている。本実施例の可変入球装置100では、遊技球貯留部110には、遊技球を所定数(本実施例では1球)だけ収容可能となっている。また、遊技球貯留部110の上部には遊技球検出スイッチ109が設けられており、遊技球貯留部110に貯留されている遊技球が所定数に達すると、遊技球検出スイッチ109が遊技球を検出するようになっている。遊技球貯留部110の底面には開閉可能なシャッター110sが設けられている。シャッター110sは通常は閉鎖状態となっており、遊技球の貯留を解除する場合には、図示しないソレノイド110mを駆動してシャッター110sを開放させる。すると、貯留されていた遊技球が、特定領域141aに向かって落下することになる。図3に示すように、本実施例の可変入球装置100では、遊技球貯留部110に貯留された遊技球は、貯留が解除されると確実の特定領域141aを通過する。このことと対応して、本実施例の遊技球貯留部110では遊技球を1球だけ貯留可能となっている。これに対して、貯留された遊技球が確実に特定領域141aを通過するとは限らない場合は、遊技球貯留部に複数個の遊技球を貯留可能としておくことができる。
また、可変入球装置100の両側には、振り分け装置136とほぼ同じ高さの位置に一対の翼片106a,106bが開閉可能に設けられている。この翼片106a,106bも、前述した一対の翼片102a,102bと同様に、図示しないリンク機構を介してソレノイド106m(図示は省略)に接続されており、ソレノイド106mを駆動することによって開閉させることが可能となっている。この翼片106a,106bおよび翼片を駆動するための各種機構は、第2の可変入球口106の一態様を構成している。尚、本実施例の可変入球装置100では、第2の可変入球口106を構成する一対の翼片106a,106bは、第1の可変入球口102を構成する一対の翼片102a,102bよりも大きな翼片となっている。このため、第1の可変入球口102が開放した場合よりも、第2の可変入球口106が開放した場合の方が、遊技球の入球が容易となっている。
第2の可変入球口106から可変入球装置100の内部に入球した遊技球は、遊技球の検出スイッチ107a、107bのいずれかによって検出された後、振り分け装置136に導かれることなく非特定領域141bを通過することになる。以上に説明した可変入球装置100を用いて行われる遊技の内容については後述する。
C.制御回路の構成 :
図4は、本実施例の遊技機1の動作を制御する制御回路のブロック図である。本実施例の遊技機1は、基本回路200によって遊技の主な進行が制御されている。基本回路200は、CPUや、ROM、RAM、I/Oなどによって構成されており、これらがバスを介して相互にデータをやり取り可能となっている。遊技盤上の各種入球口に設けられた遊技球検出スイッチ33a〜33c、28a、28bや、可変入球装置100の内部に設けられた遊技球検出スイッチ103a、103b、107a、107b、109などで検出された各種信号は、スイッチ回路290を介して基本回路200に入力される。また、遊技機1の上皿部5に設けられた各種スイッチ5bや、スイッチSW1,SW2などの操作信号もスイッチ回路290を介して基本回路200に入力される。更に、電源投入時にはシステムリセット回路296からのリセット信号が基本回路200に入力される。
基本回路200からは、各種の基板に向けて制御コマンドが出力される。例えば、払出制御基板230には、遊技球の払出を制御するための各種制御コマンドが出力される。払出制御基板230は、この制御コマンドに従って遊技球の払出を行う。音ランプ制御基板260には、音声やランプ類を用いた各種の演出を行うための制御コマンドが出力される。音ランプ制御基板260は、これら制御コマンドに従って、各種スピーカや各種ランプ類に駆動信号を出力することにより、遊技の演出を行う。例えば、第1スピーカ5yあるいは第2スピーカ6cに対しては音声信号を出力することにより、各種の効果音を発生させる。各種ランプ類4b〜4hに対してはランプの点灯あるいは点滅信号を出力する。また、可変入球装置100に搭載された各種ソレノイド102m、106mに対して駆動信号を出力することにより、第1の可変入球口を構成する翼片102a、102bや、第2の可変入球口を構成する翼片106a、106bを開閉動作を制御する。更には、可変入球装置100に設けられたソレノイド110mに駆動信号を出力することにより、遊技球貯留部110の底面に設けられたシャッター110sの開閉動作も制御することが可能となっている。尚、上述の各種基板や回路には、図示しない電源基板から、規定電圧に変換された電力が供給されている。
D.遊技内容 :
次に、上述した可変入球装置100を中心として行われる遊技内容について説明する。遊技を開始した直後の可変入球装置100は、図2に示したように、翼片102a、102bおよび翼片106a、106bはいずれも直立状態となっており、第1の可変入球口102および第2の可変入球口106は閉鎖状態となっている。
遊技領域21に向けて発射された遊技球が、可変入球装置100の下方に設けられた3つの始動口32a〜32cのいずれかに入賞すると、内部に設けられた遊技球検出スイッチ33a〜33cによって検出され、所定数(例えば5個)の遊技球が払い出されるとともに、可変入球装置100に設けられた第1の可変入球口102が、比較的短い所定時間だけ開放状態となる。この動作を詳しく説明すると、次のようになる。遊技球検出スイッチ33a〜33cで遊技球が検出されると、この信号がスイッチ回路290を経由して基本回路200に入力される。基本回路200は、この信号を受け取ると音ランプ制御基板260に向かって制御コマンドを出力し、音ランプ制御基板260は、この制御コマンドを受け取るとソレノイド102mに向かって所定時間の駆動信号を出力する。駆動信号を受けてソレノイド102mが駆動されると、その動きがリンク機構を介して一対の翼片102a、102bに伝達されて、翼片102a、102bが外側に回動し、第1の可変入球口102が開放状態となる。そして、所定時間が経過すると、ソレノイド102mの駆動信号がOFFとなり、リンク機構に組み込まれたバネの力によって翼片102a、102bが再び直立状態になって第1の可変入球口102が閉鎖状態となる。尚、本実施例の遊技機1では、3つある始動口32a〜32cのうち、左右の始動口32a、32cに遊技球が入賞した場合は、第1の可変入球口102が1回だけ開放状態となり、中央の始動口32bに遊技球が入賞した場合は、第1の可変入球口102が2回、開放状態となる。
また、中央の始動口32bに遊技球が入球した場合は、第1の可変入球口102が1回開放状態になる開放時間よりも、1回あたりの開放時間を比較的長時間にし、かつ2回開放状態となるようにしても良い。例えば、中央の始動口32bに遊技球が入球した場合は、第1の可変入球口102が0.5秒ずつ2回開放状態となり、始動口32aまたは始動口32cに遊技球が入球した場合は、第1の可変入球口102が0.35秒間、1回だけ開放状態となるようにしても良い。
図5は、第1の可変入球口102が開放状態となっている様子を概念的に示した説明図である。図示されているように、一対の翼片102a、102bが外側に回動して第1の可変入球口102が開放状態となっている間は、遊技球が入球し易くなっている。第1の可変入球口102に入球した遊技球は、可変入球装置100の内部に導かれて遊技球検出スイッチ103a、103bのいずれかを通過した後、振り分け装置136に導かれる。
図6は、第1の可変入球口102に入球した遊技球が遊技球検出スイッチ103aを通過した後、振り分け装置136に導かれた様子を表している。図中に太い破線で示した矢印は遊技球の経路を表している。図3を用いて前述したように、振り分け装置136には皿状のクルーンが設けられており、振り分け装置136に導かれた遊技球はクルーンの上を旋回する。遊技球はクルーンの上で旋回している間に次第に速度が低下して、クルーン上に設けられた3つのクルーン穴のいずれかに捕捉される。前述したように、これらクルーン穴は、クルーンの下面に設けられた3つの排出口137a〜137cにそれぞれ接続されている。このため遊技球は、捕捉されたクルーン穴に対応する排出口から排出される。それぞれの排出口137a〜137cの下方には特定領域141aあるいは非特定領域141bが設けられている。このため遊技球は、3つのクルーン穴のいずれで捕捉されるかに応じて、特定領域141aまたは非特定領域141bのいずれかに振り分けられることになる。尚、遊技球が遊技球検出スイッチ103a、103bを通過することにより、所定数(例えば10個)の遊技球が払い出される。
図7は、遊技球が振り分け装置136によって非特定領域141bに振り分けられた様子を表している。図示した例では、遊技球は排出口137aから排出され、可変入球装置100の内部の左側を落下して、非特定領域141bを通過することになる。
図8は、遊技球が振り分け装置136によって特定領域141aに振り分けられた様子を表している。図示したように、特定領域141aに振り分けられた遊技球は、排出口137bから排出される。図3を用いて前述したように、排出口137bと特定領域141aとの間には遊技球貯留部110が設けられており、所定数の遊技球を貯留しておくことができるが、この貯留機能は後述する特別遊技状態でなければ作動しない。従って、排出口137bから排出された遊技球は、遊技球貯留部110を通り抜けて特定領域141aを通過する。以上のようにして、振り分け装置136で振り分けられた遊技球が特定領域141aを通過し、更に、特定領域141aの下方に設けられた特定領域通過センサ141cを通過すると、特別利益が付与される。すなわち、遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態が開始されるか、あるいは、既に特別遊技状態が発生している場合には、特別遊技状態が継続されることになる。尚、この特別遊技状態は、前述した基本回路200が各種制御基板に制御コマンドを出力することによって実現されている。従って、基本回路200は、本実施例における特別遊技状態発生手段の一態様を構成している。
図9は、本実施例の遊技機において遊技球が特定領域141aを通過すると開始される特別遊技処理の流れを示すフローチャートである。本実施例では、この特別遊技処理が実行されることによって特別遊技状態が発生する。
特別遊技処理が開始されると、先ず初めにラウンドカウンタが初期化される(S100)。後述するように特別遊技状態では、第1の可変入球口102あるいは第2の可変入球口106が所定回数、開放状態となる遊技状態を1ラウンドとして、後述する所定の継続条件が成立すると最大15ラウンドまで繰り返される。ラウンドカウンタは、ラウンドが繰り返された回数を計数するために用いられるカウンタである。本実施例では、基本回路200に搭載されたRAMの所定アドレスがラウンドカウンタに割り当てられており、図9のS100では、このアドレスに記憶されているデータを「0」に設定する処理を行う。
次いで、遊技球貯留部110の底面に設けられたシャッター110sを閉鎖状態とすることにより、貯留機能の作動を開始させる(S102)。かかる操作は、基本回路200が音ランプ制御部260に所定の制御コマンドを出力すると、音ランプ制御部260が駆動信号をソレノイド110mに供給することによって実施される。このようにして遊技球貯留部110のシャッター110sが閉じられて貯留機能の作動が開始されると、振り分け装置136で振り分けられて排出口137bから排出される遊技球は、所定個数(本実施例では1個)まで遊技球貯留部110で貯留されることになる。
こうして、ラウンドカウンタを初期化するとともに貯留機能の作動を開始したら、今度は、第1の可変入球口102を開放状態とする(S104)。すなわち、図5に示したように、一対の翼片102a、102bを外側に向けて回動させることにより、遊技球が入球し易い状態とする。尚、前述したように、可変入球口を開放状態とすることには、可変入球口を開放したまま保持する形態に限られず、開閉動作を繰り返す形態も含まれているが、ここでは、翼片102a、102bが回動した状態と直立した状態とを所定回数(例えば18回)繰り返すこととする。
次いで、1ラウンド分の特別遊技を開始するべく、ラウンドカウンタに「1」を加算する(S106)。1ラウンド分の特別遊技を開始すると、先ず初めに、最終ラウンドか否かを判断する(S108)。本実施例では、特別遊技状態は最大で15ラウンドまで継続することが可能であり、S108では、これから開始するラウンドが15ラウンド目か否かを判断する。尚、本実施例の遊技機では、最大ラウンドは15ラウンドで固定されているものとして説明するが、最大ラウンド数は必ずしも固定されている必要はなく、例えば、特別遊技状態が開始されたときに抽選によって最大ラウンド数を決定することとしても良い。この場合は、S108では、ラウンドカウンタの値が抽選によって決定された最大ラウンド数に一致するか否かを判断することになる。
ラウンドカウンタの値が最大ラウンドに達していない場合は(S108:no)、次のラウンドに継続されることが確定したか否かを判断する(S114)。前述したように、ラウンドが開始されると貯留機能の作動が開始されて、遊技球貯留部110に所定数(本実施例では1個)の遊技球を貯留することが可能となる。図3を用いて説明したように、遊技球貯留部110に貯留された遊技球は、貯留が解除されると確実に特定領域141aを通過するので、遊技球が貯留されていることが検出されれば、次のラウンドに継続されることが確定していると判断することができる。遊技球貯留部110の上部には遊技球検出スイッチ109が設けられており、遊技球貯留部110に所定数(本実施例では1個)の遊技球が貯留されると、遊技球検出スイッチ109によって遊技球を検出することが可能となっている。図9のS114では、所定数の遊技球が貯留されていることが検出された場合は、次のラウンドに継続されることが確定していると判断する。逆に、貯留されている遊技球が所定数に達していない場合は、次のラウンドに継続されることが確定していないと判断する。
特別遊技状態で新たなラウンドが開始されたばかりの段階では、未だ遊技球は貯留されていないから、継続が確定していないと判断して(S114:no)、今度は新たなラウンドが開始されてから翼片が所定回数だけ開閉したか否かを判断する(S116)。本実施例の遊技機では、1つのラウンドは最大で18回翼片が開閉するように設定されており、S116では、新たなラウンドが開始されてから翼片が18回開閉したか否かを判断する。
翼片が18回開閉していない場合は(S116:no)、ラウンド中に第1の可変入球口102あるいは第2の可変入球口106に入球した遊技球数が、所定数に達したか否かを判断する(S118)。本実施例の遊技機では、ラウンド中に第1の可変入球口102あるいは第2の可変入球口106に入球した遊技球数が所定数(本実施例では10個)に達すると、ラウンドが開始されてから翼片が18回開閉していなくても、そのラウンドを終了する。
そして、ラウンドが開始されてから翼片が所定回数(ここでは18回)が経過しておらず(S116:no)、所定数(ここでは10個)の遊技球が入球していない場合(S118:no)には、再びS114に戻って、次のラウンドに継続されることが確定したか否かを判断する。この間、第1の可変入球口102は開放状態となっているので、第1の可変入球口102から遊技球が入球して、振り分け装置136に導かれ、特定領域141aあるいは非特定領域141bに振り分けられることになる。
図10は、ラウンド中に第1の可変入球口102から入球した遊技球が、非特定領域141bに振り分けられる様子を概念的に示した説明図である。また、図11は、ラウンド中に第1の可変入球口102から入球した遊技球が、特定領域141aに振り分けられる様子を概念的に示した説明図である。これらの図に示されているように、第1の可変入球口102に入球した遊技球は、遊技球検出スイッチ103aあるいは103bで検出された後、振り分け装置136に導かれる。従って、これら遊技球検出スイッチ103a、103bの信号をカウントすることで、遊技球の入球数を検出することができる。
また、図10に示したように、振り分け装置136で非特定領域141bに振り分けられた遊技球は、非特定領域141bを通過して、可変入球装置100の外部に排出される。一方、振り分け装置136で特定領域141aに振り分けられた遊技球は、図11に示すように、遊技球貯留部110で貯留される。遊技球貯留部110の上方には遊技球検出スイッチ109が設けられており、貯留されている遊技球が所定数に達したことを検出することができる。このようにして、遊技球検出スイッチ109によって所定数の遊技球が貯留されたことが検出されると、前述したように、特別遊技処理のS114においては、次のラウンドへの継続が確定したものと判断され(S114:yes)、第1の可変入球口102を閉鎖状態として、代わりに第2の可変入球口106を開放状態とする(S112)。図12は、次のラウンドへの継続が確定したと判断されて、第1の可変入球口102が閉鎖され、第2の可変入球口106が開放された様子を概念的に示している。
こうして第1の可変入球口102を閉鎖するとともに第2の可変入球口106を開放したら、再び図9のフローチャートに示したように、ラウンドが開始されてから翼片が所定回数(ここでは18回)開閉したか否かを判断し(S116)、所定回数開閉していない場合は、所定数(ここでは10個)の遊技球が入球したか否かを判断する(S118)。そして、翼片が所定回数開閉しておらず(S116:no)、所定数の遊技球も入球していなければ(S118:no)、再びS114に戻って上述した一連の処理を繰り返す。
こうした処理を繰り返している間は、第1の可変入球口102は閉鎖状態となっており、第2の可変入球口106は開放状態となっている。また、第2の可変入球口106の翼片106a、106bは、第1の可変入球口102の翼片102a、102bよりも大きいので、第2の可変入球口106が開放すると第1の可変入球口102が開放した場合よりも遊技球が容易に入球するようになる。このため、遊技盤面に向けて発射された遊技球は、比較的容易に第2の可変入球口106に入球することになる。
図13は、開放状態となっている第2の可変入球口106に遊技球が入球する様子を概念的に示している。図示されているように、第2の可変入球口106から入球した遊技球は、遊技球検出スイッチ107aまたは遊技球検出スイッチ107bによって検出された後、振り分け装置136に導かれることなく、直ちに非特定領域141bを通過する。尚、遊技球が遊技球検出スイッチ107a、107bを通過することにより、所定数(例えば10個)の遊技球が払い出される。
こうした処理を繰り返し、ラウンドを開始してから翼片が所定回数開閉したか(S116:yes)、あるいは第1の可変入球口102または第2の可変入球口106から入球した遊技球が所定数に達したと判断されたら(S118:yes)、第1の可変入球口102または第2の可変入球口106を閉鎖する(S120)。ここで、閉鎖する可変入球口が第1の可変入球口102または第2の可変入球口106であるとしているのは、次の理由によるものである。先ず、図12および図13を用いて前述したように、遊技球貯留部110に所定数の遊技球が貯留された場合は、第1の可変入球口102は閉鎖され、代わりに第2の可変入球口106が開放しているので、この場合は、S120においては第2の可変入球口106だけを閉鎖すればよい。一方、遊技球貯留部110に所定数の遊技球が貯留されていない場合は、第2の可変入球口106は開放されておらず、第1の可変入球口102だけが開放している。従ってこの場合は、S120においては、第1の可変入球口102だけを閉鎖すればよい。結局、S120では、第1の可変入球口102または第2の可変入球口106のいずれか一方の、開放状態となっている可変入球口を閉鎖すればよいのである。
こうして第1の可変入球口102または第2の可変入球口106を閉鎖したら、今度は、貯留機能を解除する(S122)。すなわち、遊技球貯留部110のソレノイド110mを駆動することによって、貯留部の底面に設けられたシャッター110Sを開放状態とする。その結果、図8に示したように、遊技球貯留部110に貯留されていた遊技球は、開放されたシャッター110sを通って特定領域141aを通過する。このとき、遊技球貯留部110に遊技球が貯留されていない場合は、遊技球が特定領域141aを通過することはない。以上に説明したように、遊技球貯留部110の貯留機能を作動させてから(S102)、所定回数の翼片の開閉あるいは所定数の入球のいずれかを確認した後、貯留機能を解除するまでの遊技が、1ラウンドの遊技となる。
以上のようにして1ラウンドの遊技が終了したら、終了したラウンドが最終ラウンドか否かを判断する(S124)。前述したように、特別遊技状態は最終ラウンドを超えて継続されることはないから、終了したラウンドが最終ラウンドであった場合は(S124:yes)、図9に示した特別遊技処理を終了する。一方、終了したラウンドが最終ラウンドではない場合は(S124:no)、遊技球が特定領域141aを通過したか否かを判断する(S126)。そして、遊技球が特定領域141aを通過していた場合は(S126:yes)、次のラウンドを開始するべく、S102に戻って、再び貯留機能の作動を開始した後、上述した一連の処理を行う。これに対して、遊技球が特定領域141aを通過していない場合は(S126:no)、いわゆるパンク状態となり、図9に示した特別遊技処理を終了する。
以上、本実施例の遊技機に搭載された可変入球装置100、および可変入球装置100を中心とした特別遊技状態について説明した。上述した本実施例の遊技機においては、特別遊技状態が開始されると、可変入球装置100に入賞した遊技球は振り分け装置136に導かれて振り分け演出が行われる。振り分けの結果、遊技球が特定領域を通過すれば、次のラウンドに継続することができ、特別遊技状態のまま遊技を進めることができるので、遊技者は振り分けの結果に注目することになり、遊技者の興趣を大きく向上させることができる。もっとも、特別遊技中に次のラウンドへの継続が確定している場合には、もはや振り分けの演出を行っても遊技者が注目することはなく、遊技者の興趣を大きく向上させることもない。
そこで、本実施例の遊技機では、特別遊技中に次のラウンドへの継続が確定した場合には、可変入球装置100に入賞した遊技球を振り分け装置136に導くことなく、遊技を進行させている。こうすることにより、遊技を速やかに進行させることが可能となる。また、遊技者にとっては、あまり興味の感じられない振り分け演出が行われて、遊技意欲を削がれることなく遊技を行うことができる。更に、遊技店にとっても、演出を行う時間が短縮されれば、遊技機の稼働率を向上させることができるという利点が生じる。
加えて、特別遊技が最終ラウンドまで継続された場合にも、第1の可変入球口102を閉鎖するとともに、第2の可変入球口106を開放することで、可変入球装置100に入球した遊技球を振り分け装置136に導くことなく遊技を進行させる。特別遊技が最終ラウンドまで継続された場合には、たとえ遊技球が特定領域141aを通過した場合でも、次のラウンドが開始されることはないので、遊技者が振り分けの演出に注目することはない。このことから、特別遊技中にラウンドが継続されて最終ラウンドが開始された場合には、第1の可変入球口102を閉鎖するとともに、第2の可変入球口106を開放した状態で遊技を行う。こうすれば、最終ラウンドでは可変入球装置100に遊技球が入球しても、振り分け装置136に導かれることがないので、最終ラウンドを速やかに終了して、新たな遊技を開始することが可能となる。この結果、遊技を速やかに進行させることができるので、遊技者にとっては遊技意欲が削がれることが無く、遊技店にとっては遊技機の稼働率を向上させることが可能となる。
E.変形例 :
以上の説明においては、特別遊技中に次のラウンドへの継続が確定した場合には、第1の可変入球口102を閉鎖して、代わりに第2の可変入球口106を開放することによって、可変入球装置100に入球した遊技球が振り分け装置136に導かれないようにした。しかし、次のラウンドへの継続確定時には、可変入球装置100に入球した遊技球が振り分け装置136に導かれないようにすることができれば、どのような構成としても良い。例えば、図14に例示したように、振り分け装置136の上部に閉鎖板125を設け、この閉鎖板125を前後方向(紙面に対して垂直方向)に出入り自在に構成する。そして、特別遊技状態の開始時には閉鎖板125を没入させて、可変入球装置100に入球した遊技球が振り分け装置136に導かれるようにする。特別遊技中に次のラウンドへの継続が確定した場合には、閉鎖板125を振り分け装置136の上に突出させて、遊技球が振り分け装置136に導かれないようにすることとしてもよい。このとき、第1の可変入球口102は開放させたままとしておき、第1の可変入球口102と第2の可変入球口106とを開放状態としても良い。閉鎖板125を突出させておけば、たとえ遊技球が第1の可変入球口106から入球しても、遊技球が振り分け装置136に導かれることはない。更に、このように閉鎖板125を設けた場合には、第2の可変入球口106を設けずに、第1の可変入球口102のみを設けることとしても良い。
また、上述した説明では、可変入球装置100に設けられた第1の可変入球口102と、第2の可変入球口106とで、開放状態の時の遊技球の入球し易さに差を付けるために、これら可変入球口を構成する翼片の大きさを異ならせ、第2の可変入球口106を構成する一対の翼片106a,106bの方が、第1の可変入球口102を構成する一対の翼片102a,102bよりも大きな翼片であるものとした。しかし、こうした構成に限らず、例えば次のようにしても良い。すなわち、第2の可変入球口106を構成する一対の翼片106a,106bの1回あたりの開放時間を、第1の可変入球口102を構成する一対の翼片102a,102bの1回あたりの開放時間よりも長くしても良い。あるいは、第2の可変入球口106を構成する一対の翼片106a,106bの開放角度を、第1の可変入球口102を構成する一対の翼片102a,102bの開放角度よりも大きくしても良い。このようにしても、第1の可変入球口102が開放状態の時よりも、第2の可変入球口106が開放状態となっている時の方が、遊技球の入球が比較的容易とすることができる。
また、本実施例では、ラウンドが終了するための一つの条件として、新たなラウンドが開始されてから翼片が所定回数開閉したか否かを判断することとしたが(図9のS116)、これを、新たなラウンドが開始されてから可変入球口が所定の時間開放状態となっているか否かを判断することとしても良い。また、新たなラウンドが開始されてから所定時間が経過し且つ、可変入球口が所定の回数開放状態となるか否かを判断することとしても良い。
以上、本発明についての各種の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にもおよび、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、上述した実施例では、いわゆる羽根物と呼ばれるタイプの遊技機であるものとして説明した。しかし、振り分け装置を搭載した遊技機であれば、羽根物と呼ばれる遊技機に限らず、どのようなタイプの遊技機であっても構わない。
本実施例の遊技機の正面図である。 本実施例の遊技機に搭載された遊技盤の盤面構成を示す説明図である。 本実施例の可変入球装置の構成を概念的に示す説明図である。 本実施例の遊技機の動作を制御する制御回路のブロック図である。 第1の可変入球口が開放する様子を概念的に示す説明図である。 第1の可変入球口に入球した遊技球が遊技球検出スイッチを通過して振り分け装置に導かれる様子を示す説明図である。 遊技球が振り分け装置によって非特定領域に振り分けられた様子を示す説明図である。 遊技球が振り分け装置によって特定領域に振り分けられた様子を示す説明図である。 本実施例の遊技機において遊技球が特定領域を通過すると開始される特別遊技処理の流れを示すフローチャートである。 特別遊技処理中に第1の可変入球口から入球した遊技球が非特定領域に振り分けられる様子を概念的に示した説明図である。 特別遊技処理中に第1の可変入球口から入球した遊技球が特定領域に振り分けられる様子を概念的に示した説明図である。 次ラウンドへの継続が確定して第1の可変入球口が閉鎖されるとともに第2の可変入球口が開放された様子を概念的に示す説明図である。 開放した第2の可変入球口に遊技球が入球する様子を概念的に示す説明図である。 本実施例の変形例において振り分け装置の上部に閉鎖板が設けられている様子を示す説明図である。
符号の説明
1 …遊技機
20 …遊技盤
32a〜32c …始動口
100 …可変入球装置
102 …第1の可変入球口(振り分け回避手段)
106 …第2の可変入球口
110 …遊技球貯留部(遊技球貯留手段)
136 …振り分け装置
141a …特定領域
141b …非特定領域
200 …基本回路(特別遊技状態発生手段)

Claims (2)

  1. 遊技球が入球不能な閉鎖状態と遊技球が入球可能な開放状態とに変化する可変入球口を有する可変入球装置と、
    前記可変入球装置の内部に遊技者から視認可能となるように設けられ、前記可変入球口に入球した遊技球を特定領域または該特定領域以外の非特定領域のいずれかに振り分ける振り分け装置と、
    遊技球が前記特定領域を通過することで遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させるとともに、該特別遊技状態での遊技として、前記可変入球口に所定数の遊技球が入球するまで前記可変入球口を所定期間にわたって前記開放状態とするラウンド遊技を、該ラウンド遊技中に遊技球が前記特定領域を通過することを条件に所定回数繰り返し実行する特別遊技状態発生手段と、
    前記可変入球装置の内部に設けられ、前記特別遊技状態での前記ラウンド遊技にて前記可変入球口に入球した遊技球のうち、前記振り分け装置によって前記特定領域へ振り分けられた遊技球を、当該ラウンド遊技が終了するまで、前記特定領域を通過する前の部位で貯留する遊技球貯留手段と、を備えた遊技機において、
    前記可変入球装置は、前記可変入球口として、第1の可変入球口と該第1の可変入球口の下方に位置して該第1の可変入球口よりも前記開放状態での遊技球の入球が容易な第2の可変入球口とを有しており、
    前記振り分け装置は、前記第1の可変入球口と前記第2の可変入球口との間に設けられて、前記第1の可変入球口に入球した遊技球は前記振り分け装置に導かれて前記特定領域または前記非特定領域のいずれかに振り分けられ、前記第2の可変入球口に入球した遊技球は前記振り分け装置に導かれることなく前記非特定領域に導かれて前記非特定領域を通過するように構成されており、
    前記特別遊技状態が発生するまでの遊技では、前記第1の可変入球口および前記第2の可変入球口が前記閉鎖状態となっているが、前記可変入球装置とは別の始動口に遊技球が入球することで前記第1の可変入球口だけが前記開放状態となり、前記特別遊技状態の発生に伴って前記ラウンド遊技が開始されてから当該ラウンド遊技中に遊技球が前記遊技球貯留手段に貯留されるまでの間は、前記第1の可変入球口が前記開放状態となって前記第2の可変入球口が前記閉鎖状態に維持され、前記ラウンド遊技中に遊技球が前記遊技球貯留手段に貯留されてから当該ラウンド遊技が終了するまでの間は、前記第1の可変入球口が前記閉鎖状態に維持されて前記第2の可変入球口が前記開放状態となる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機において、
    前記特別遊技状態は、前記ラウンド遊技の繰り返し実行回数が予め定められた上限回数に到達すると終了する遊技状態であり、
    前記繰り返し実行回数が前記上限回数に到達した前記ラウンド遊技では、当該ラウンド遊技が開始してから終了するまでの間、前記第1の可変入球口が前記閉鎖状態に維持されて前記第2の可変入球口が前記開放状態となる
    ことを特徴とする遊技機。
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