JP2023102217A - 遊技機 - Google Patents

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潤也 ▲高▼▲崎▼
Junya Takasaki
法広 河邉
Norihiro Kawabe
康太 早川
Kota Hayakawa
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Abstract

【課題】電サポ状態を設定可能な遊技機において、遊技興趣を高める。【解決手段】電サポ状態が終了してから大当り遊技が開始されるまでの期間に、ある程度の遊技球が払い出されることもあり、遊技者は、このような遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として認識している場合もある。もっとも、従来のように大当り遊技が開始されたタイミングで大当り信号を出力することとすると、電サポ状態が終了してから大当り遊技が開始されるまでの期間に払い出された遊技球については、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することができず、遊技者の認識との間で齟齬が生じてしまう。そこで、本遊技機では、電サポ状態が終了するタイミングで大当り信号を出力することとしている。【選択図】図19

Description

本発明は、遊技盤に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機(パチンコ機)に関する。
第1始動口および第2始動口を備えており、第1始動口または第2始動口に遊技球が入球すると、特別図柄を変動表示させる遊技機が知られている。このような遊技機では、特別図柄が大当り図柄で停止表示されると、遊技者に有利な大当り遊技が実行される。
そして、上述したような大当り遊技を実行可能な遊技機の中には、大当り遊技が終了した後に、第2始動口への遊技球の入球頻度が高くなる電サポ状態を設定可能な遊技機が存在する(特許文献1)。
特開2019-170421号公報
しかしながら、電サポ状態を設定可能な遊技機は、近年では遊技者に広く認知されており、遊技興趣を十分に高めているとは言い難いという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、電サポ状態を設定可能な遊技機であって、遊技興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
特別図柄の変動表示である特図変動として、第1始動口に遊技球が入球することに基づく第1特別図柄の変動表示である第1変動と、第2始動口に遊技球が入球することに基づく第2特別図柄の変動表示である第2変動とを実行可能な特図変動手段と、
前記第2変動で小当り図柄が停止表示された場合に、小当り遊技を実行する小当り遊技実行手段と、
少なくとも前記小当り遊技の実行を契機として遊技球が特定領域を通過した場合に、大入賞口が入球可能状態となるラウンド遊技を複数回行う大当り遊技を実行可能な大当り遊技実行手段と、
普通図柄の変動表示である普図変動を実行可能な普図変動手段と、
前記普図変動で普図当り図柄が停止表示された場合に、前記第2始動口が入球可能状態となる普図当り遊技を実行する普図当り遊技実行手段と、
遊技状態として、非電サポ状態と電サポ状態とを設定可能な遊技状態設定手段と、
を備え、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合の方が、前記普図当り図柄が停止表示される可能性が高く、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第1普図当り遊技よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第2普図当り遊技の方が、前記第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易いものであり、
前記大当り遊技が開始されたことを示す大当り信号を出力可能である
ことを特徴とする。
本発明によれば、電サポ状態を設定可能な遊技機において、遊技興趣を高めることができる。
本実施例のパチンコ機1の正面図である。 本実施例の遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。 本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成を示すブロック図である。 本実施例のセグメント表示部50の構成を示す説明図である。 本実施例の1種当りの種類、2種当りの種類を示す説明図である。 本実施例の演出表示装置41の表示内容を例示する説明図である。 本実施例の左打ちを行った場合の遊技の進行態様を示す説明図である。 本実施例の右打ちを行った場合の遊技の進行態様を示す説明図である。 本実施例の主制御基板200のCPU201よって実行される遊技制御処理を示すフローチャートである。 本実施例の変動パターン選択テーブルを概念的に示す説明図である。 本実施例の変動パターン選択テーブルの種類を示す説明図である。 本実施例のサブ制御基板220のCPU221よって実行される演出制御処理を示すフローチャートである。 本実施例のサブ制御基板220のCPU221の受信コマンドに対応する処理を示す説明図である。 本実施例のリーチ演出が示唆する「大当り期待度」を示す説明図である。 本実施例の「第1普図当り遊技」と「第2普図当り遊技」とを示す説明図である。 本実施例の「第2普図当り遊技」と大当り遊技との関係を示す説明図である。 本実施例の「第2普図当り遊技」と大当り遊技の実行時期が重複した場合の問題点を示す説明図である。 本実施例の大当り遊技に係る演出を示す説明図である。 本実施例の電サポ状態の終了タイミング、大当り信号の出力タイミングの一例(その1)を示す説明図である。 本実施例の電サポ状態の終了タイミング、大当り信号の出力タイミングの一例(その2)を示す説明図である。 本実施例の電サポ状態の終了タイミング、大当り信号の出力タイミングの一例(その3)を示す説明図である。
上述した本発明の内容を明確にするために、本発明の実施例について説明する。尚、実施例においては、特に断りがない限りは、パチンコ機正面に向かって右側を「右」と表現し、左側を「左」と表現する。
また、以下の実施例は次のような順序に従って説明する。
A.パチンコ機の装置構成:
A-1.装置前面側の構成:
A-2.遊技盤の構成:
A-3.制御回路の構成:
B.遊技の内容:
C.遊技制御処理:
D.演出制御処理:
E.リーチ演出:
F.普図当り遊技の種類:
G.大当り遊技に係る演出:
H.電サポ状態の終了タイミング:
H-1.その1:
H-2.その2:
H-3.その3:
A.パチンコ機の装置構成 :
A-1.装置前面側の構成 :
図1は、本実施例のパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の前面部には、前面枠4が設けられている。前面枠4の略中央部には窓部4aが形成されており、この窓部4aには合成樹脂製の透明板4bが嵌め込まれている。遊技者は、窓部4a(透明板4b)を通して奥側に配置される遊技盤20(図2参照)の遊技領域を視認可能である。また、前面枠4における窓部4aの右下方には、小窓部4cが形成されており、この小窓部4cには合成樹脂板等の透明板4dが嵌め込まれている。遊技者は、小窓部4c(透明板4d)を通して奥側に配置された遊技盤20のセグメント表示部50(図2参照)を視認可能である。詳しくは後述するが、セグメント表示部50とは、複数のLEDの組合せによって遊技に係る情報を表示する表示部である。
前面枠4における窓部4aの上方には上部ランプ5aが設けられ、窓部4aの周縁部における右部には右サイドランプ5bが設けられ、窓部4aの周縁部における左部には左サイドランプ5cが設けられている。また、窓部4aの左右上方には上部スピーカー6aが設けられており、前面枠4の下方(後述する本体枠の幕板前面)には下部スピーカー6bが設けられている。これらの上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c、上部スピーカー6a、下部スピーカー6bは、遊技上の演出効果を高めるために駆動される。
前面枠4における窓部4aの下方には、上皿部7が設けられている。上皿部7には、パチンコ機1に対応して設けられたカードユニット60を介して貸し出される遊技球や、パチンコ機1から払い出される遊技球が貯留される。また、上皿部7の下方には下皿部8が設けられており、上皿部7の容量を超えて貸し出された遊技球や、上皿部7の容量を超えて払い出された遊技球が貯留される。
前面枠4における下皿部8の右方には、発射ハンドル9が設けられている。発射ハンドル9の回転軸は、発射ハンドル9の奥側に搭載された発射装置ユニットに接続されており、この発射装置ユニットには、上皿部7に貯留された遊技球が供給される。遊技者が発射ハンドル9を回転させると、その回転が発射装置ユニットに伝達され、発射装置ユニットに内蔵された発射モーターが回転して、回転角度に応じた強さで、且つ、0.6秒に1個ずつ(1分間で100個の)遊技球が発射される。
また、上皿部7の縁部には遊技者による押下操作が可能な演出ボタン10aが設けられており、下皿部8の左方には遊技者による押込操作や回転操作が可能なジョグシャトル10bが設けられている。また、図示は省略するが、上皿部7の縁部であって演出ボタン10aの左側には方向ボタン10cが設けられている。方向ボタン10cは上下左右方向のそれぞれに対応する4個のボタン(上ボタン、下ボタン、左ボタン、右ボタン)から構成されている。これらの演出ボタン10aや、ジョグシャトル10b、方向ボタン10cは、何れも遊技者によって操作される演出操作部であり、所定の条件成立時に遊技者によって操作されると、所定の遊技演出が行われる。
また、図示は省略するが、前面枠4の背面側には中枠および本体枠が設けられ、前面枠4は、一端(図1における左側)が中枠に対して回動可能に軸支されており、中枠は、一端(図1における左側)が本体枠に対して回動可能に軸支されている。本体枠は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体であり、パチンコ機1はこの本体枠が島設備に取り付けられることで遊技ホールに設置される。中枠の前面側には遊技盤20が着脱可能に取り付けられており、前面枠4が中枠に対してパチンコ機1前方側に回動(開放)されると、遊技盤20が露出された状態となる。
A-2.遊技盤の構成 :
図2は、遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。前述したように、遊技盤20は中枠の前面側に着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、遊技盤20の中央には略円形状の遊技領域21が形成されている。発射装置ユニット261(図3参照)から発射された遊技球は、外レール22と内レール23との間を通って遊技領域21に放出され、遊技領域21の上方から下方に向かって流下する。遊技領域21は、前面枠4の窓部4aを通して遊技者に視認されるので、当然ながら、遊技領域21を流下する遊技球の様子も窓部4aを通して遊技者に視認されることとなる。
遊技領域21の略中央には中央装置40が設けられており、中央装置40のほぼ中央には、演出表示装置41が設けられている。演出表示装置41は液晶表示器によって構成されており、その表示画面上には、演出用の種々の画像を表示することが可能である。尚、演出表示装置41の詳しい表示内容については後述する。
遊技領域21における中央装置40(演出表示装置41)の下方には、開口部の大きさが不変(一定)であり遊技球が常時入球可能な始動口である第1始動口24が設けられている。第1始動口24に入球した遊技球は、内部に設けられた通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれる。第1始動口24の内部の通路には第1始動口センサー24s(図3参照)が設けられており、第1始動口24に入球した遊技球を検知可能である。
また、遊技領域21における中央装置40(演出表示装置41)の左下には、遊技球が通過可能な左普通図柄作動ゲート71が設けられており、左普通図柄作動ゲート71の内部には、遊技球の通過を検知する左ゲートセンサー71s(図3参照)が設けられている。また、遊技領域21における中央装置40(演出表示装置41)の右下には、遊技球が通過可能な右普通図柄作動ゲート72が設けられており、右普通図柄作動ゲート72の内部には、遊技球の通過を検知する右ゲートセンサー72s(図3参照)が設けられている。左普通図柄作動ゲート71および右普通図柄作動ゲート72は、機能が互いに共通していることから、本明細書では、これらを特に区別しない場合はまとめて「普通図柄作動ゲート71,72」とも表現する。また、左ゲートセンサー71sおよび右ゲートセンサー72sも、機能が互いに共通していることから、本明細書では、これらを特に区別しない場合はまとめて「ゲートセンサー71s,72s」とも表現する。
また、右普通図柄作動ゲート72の下方には、遊技球の入球可能性が変化する入球口(始動口)である第2始動口25が設けられている。すなわち、第2始動口25は、パチンコ機1の前後方向に回動可能な開閉扉26(図中のハッチング部分)を備えており、開閉扉26が略直立して遊技球が入球不能な閉鎖状態(入球不能状態)と、開閉扉26がパチンコ機1の前方側に回動して遊技球が入球可能な開放状態(入球可能状態)とに変化可能である。図2では、第2始動口25が開放状態となっている様子が示されている。第2始動口25に入球した遊技球は、内部に設けられた通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれる。第2始動口25の内部の通路には第2始動口センサー25s(図3参照)が設けられており、第2始動口25に入球した遊技球を検知可能である。
また、遊技領域21における第1始動口24の下方には、略長方形状に大きく開口された大入賞口28(可変入球口)が設けられている。大入賞口28は、パチンコ機1の前後方向に回動可能な開閉扉29(図中のハッチング部分)を備えており、開閉扉29が略直立して遊技球が入球不能な閉鎖状態(入球不能状態)と、開閉扉29がパチンコ機1の前方側に回動して遊技球が入球可能な開放状態(入球可能状態)とに変化可能である。図2では、大入賞口28が開放状態となっている様子が示されている。大入賞口28に入球した遊技球は、内部に設けられた通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれる。大入賞口28の内部の通路には大入賞口センサー28s(図3参照)が設けられており、大入賞口28に入球した遊技球を検知可能である。
また、遊技領域21における第2始動口25の下方(遊技領域21の右下隅部)には、遊技盤20面から前方(遊技者側)に突出した突出体33が設けられている。突出体33の上面は、右側から左側にかけて下方へ傾斜しており、遊技球が右側から左側(パチンコ機1中央側)に転動可能な転動面34となっている。この転動面34の中途部(遊技球の転動方向の中途部)には、小入賞口35(可変入球口)が設けられている。この小入賞口35は、パチンコ機1の前後方向に摺動可能(移動可能)な開閉扉36(図中のハッチング部分)を備えており、開閉扉36が前方側に摺動(移動)して遊技球が入球不能な閉鎖状態と、開閉扉36が後方側に摺動(移動)して遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能である。転動面34上を転動する遊技球は、当然ながら、小入賞口35が開放状態にあるときは小入賞口35に入球し、小入賞口35が閉鎖状態にあるときは小入賞口35に入球することなく小入賞口35(開閉扉36)の上方を通過することとなる。
小入賞口35に入球した遊技球は、突出体33内部に設けられた通路37(図中の破線部分)を通って特定口38(いわゆる「V」、図中の破線部分)に導かれる。突出体33の前壁は少なくとも一部が透明板によって形成されており(光透過性を有しており)、遊技者は突出体33の前壁を通して、小入賞口35に入球した遊技球が特定口38に導かれる様子を視認可能である。小入賞口35の内部には小入賞口センサー35s(図3参照)が設けられており、小入賞口35に入球した遊技球を検知可能である。また、特定口38の内部には特定口センサー38s(図3参照)が設けられており、特定口38に入球した遊技球を検知可能である。
また、上述した各遊技装置の周辺には、遊技球が入球可能なその他入球口30や、遊技球の流下経路に影響を与える風車型ホイール31や多数の障害釘(図示省略)が設けられている。また、遊技領域21の最下部にはアウト口32が設けられており、上述した第1始動口24、第2始動口25、大入賞口28、小入賞口35、その他入球口30の何れにも入球しなかった遊技球は、アウト口32から遊技盤20の裏側に排出される。
上述した左普通図柄作動ゲート71、第1始動口24には、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下する遊技球が入球可能である。これに対して、右普通図柄作動ゲート72、第2始動口25、大入賞口28、小入賞口35には、中央装置40(演出表示装置41)の右方の領域を流下する遊技球が入球可能(または通過可能)である。以下では、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下するように遊技球を発射させることを「左打ち」とも表現し、中央装置40(演出表示装置41)の右方の領域を流下するように遊技球を発射させることを「右打ち」とも表現する。尚、本実施例のパチンコ機1では、第1始動口24に遊技球が入球した場合は3個の遊技球が遊技者に払い出され、第2始動口25に遊技球が入球した場合は4個の遊技球が遊技者に払い出され、その他入球口30に遊技球が入球した場合は5個の遊技球が遊技者に払い出される。また、大入賞口28に遊技球が入球した場合は10個の遊技球が遊技者に払い出され、小入賞口35に遊技球が入球した場合は3個の遊技球が払い出される。
遊技盤20における遊技領域21の右下方には、LEDの組合せによって遊技に係る情報を表示するセグメント表示部50が設けられている。セグメント表示部50は、前面枠4に設けられた小窓部4c(図1参照)を通して遊技者に視認される。尚、セグメント表示部50の詳しい表示内容については後述する。
A-3.制御回路の構成 :
次に、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成について説明する。図3は、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成を示したブロック図である。図示されているようにパチンコ機1の制御回路は、多くの制御基板や、各種基板、中継端子板などから構成されている。詳しくは、遊技の基本的な進行に係る制御を司る主制御基板200と、遊技の演出に係る制御を司るサブ制御基板220と、サブ制御基板220の制御下で画像の表示や音声の出力に係る制御を司る画像音声制御基板230と、サブ制御基板220の制御下でランプの発光に係る制御を司るランプ制御基板226と、遊技球の貸し出しや払い出しに係る制御を司る払出制御基板240と、遊技球の発射に係る制御を司る発射制御基板260などから構成されている。これら制御基板は、各種論理演算および算出演算を実行するCPU(図3におけるCPU201、221、231等)や、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM(図3におけるROM202、222、232等)、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM(図3における203、223、233等)、入出力用回路など、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。
主制御基板200には、第1始動口24へ入球した遊技球を検知する第1始動口センサー24sや、第2始動口25へ入球した遊技球を検知する第2始動口センサー25s、大入賞口28へ入球した遊技球を検知する大入賞口センサー28s、左普通図柄作動ゲート71を通過した遊技球を検知する左ゲートセンサー71s、右普通図柄作動ゲート72を通過した遊技球を検知する右ゲートセンサー72s、小入賞口35に入球した遊技球を検知する小入賞口センサー35s、特定口38に入球した遊技球を検知する特定口センサー38sなどが接続されている。主制御基板200のCPU201は、これらのセンサーなどから遊技球の検知信号の入力があると、その検知信号の入力のあったセンサーに対応するコマンドを、サブ制御基板220や、払出制御基板240、発射制御基板260などに向けて送信する。
また、主制御基板200には、第2始動口25に設けられた開閉扉26に開閉動作を行わせるための(第2始動口25を開放状態、閉鎖状態にするための)第2始動口ソレノイド26mや、大入賞口28に設けられた開閉扉29に開閉動作を行わせるための(大入賞口28を開放状態、閉鎖状態にするための)大入賞口ソレノイド29m、小入賞口35に設けられた開閉扉36に開閉動作を行わせるための(小入賞口35を開放状態、閉鎖状態にするための)小入賞口ソレノイド35m、セグメント表示部50などが接続されている。主制御基板200のCPU201は、第2始動口ソレノイド26m、大入賞口ソレノイド29m、小入賞口ソレノイド35m、セグメント表示部50に向けて駆動信号を送信することにより、これらの動作の制御を行う。
サブ制御基板220には、画像音声制御基板230や、ランプ制御基板226、演出操作基板228が接続されている。サブ制御基板220のCPU221は、主制御基板200からの各種コマンドを受信すると、コマンドの内容を解析して、その内容に応じた演出を行う。すなわち、画像音声制御基板230に対しては、出力画像や出力音声を指定するコマンドを送信し、ランプ制御基板226に対しては、上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c(以下「各種ランプ5a~5c」ともいう)の発光パターンを指定するコマンドを送信することによって、演出を行う。また、サブ制御基板220のCPU221は、演出操作基板228を介して、演出ボタン10aや、ジョグシャトル10b、方向ボタン10cに対する遊技者の操作を検知すると、該操作に対応する演出を行う。
画像音声制御基板230は、CPU231、ROM232、RAM233に加えて、VDP234、画像ROM235、音声ROM236を備えている。画像音声制御基板230のCPU231は、サブ制御基板220からコマンドを受信すると、そのコマンドに対応する画像の表示をVDP234に指示する。VDP234は、指示された画像の表示に利用する画像データ(例えば、スプライトデータや動画データなど)を画像ROM235から読み出して画像を生成し、演出表示装置41の表示画面に出力する。また、画像音声制御基板230のCPU231は、サブ制御基板220からコマンドを受信すると、そのコマンドに対応する音声データを音声ROM236から読み出す。そして、該音声データに基づく音声を、アンプ基板224を介して、上部スピーカー6aおよび下部スピーカー6b(以下「各種スピーカー6a,6b」ともいう)から出力する。
払出制御基板240には、上皿部7に設けられた球貸ボタン241(図1では図示省略)や、パチンコ機1に並設されたカードユニット242、払出モーター243などが接続されている。球貸ボタン241が操作されると、この信号は、払出制御基板240を介してカードユニット242に伝達される。カードユニット242は、払出制御基板240とデータを通信しながら、払出モーター243を駆動して遊技球の貸し出しを行う。また、主制御基板200から遊技球の払い出しを指示する払出コマンドを受信した場合も、払出モーター243を駆動して遊技球の払い出しを行う。
また、払出制御基板240には発射制御基板260が接続されており、発射制御基板260には、遊技球を発射させるための発射モーター262や遊技者が発射ハンドル9に触れていることを検知するタッチスイッチ263等を有する発射装置ユニット261が接続されている。発射制御基板260は、タッチスイッチ263を介して遊技者が発射ハンドル9に触れていることを検知すると、発射モーター262を駆動することによって、発射ハンドル9の回転角度に応じた強さで遊技球を発射する。
B.遊技の内容 :
本実施例のパチンコ機1では、次のようにして遊技が進行する。上皿部7に遊技球が貯留された状態で発射ハンドル9が回転されると、貯留された遊技球が1球ずつ発射装置ユニット261に供給されて、図2を用いて前述した遊技領域21に発射される。遊技球を打ち出す強さは発射ハンドル9の回転角度に対応するので、遊技者は発射ハンドル9の回転角度を変化させることによって、所望する領域に遊技球を流下させることができる。例えば、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下するように遊技球を発射させたり(左打ちを行ったり)、中央装置40(演出表示装置41)の右方の領域を流下するように遊技球を発射させたり(右打ちを行ったり)することができる。
ここで、詳しくは後述するが、本実施例のパチンコ機1では、遊技状態が非電サポ状態または電サポ状態に設定される。これらのうち、非電サポ状態は、第2始動口25へ遊技球を入球させることがほぼ不可能である状態であり、電サポ状態は、第2始動口25へ遊技球を入球させることが可能である状態である。このため、非電サポ状態では、遊技者に左打ちを行わせる(第1始動口24への入球を狙わせる)ことができ、電サポ状態では、遊技者に右打ちを行わせる(第2始動口25への入球を狙わせる)ことができる。尚、非電サポ状態、電サポ状態については、後に詳しく説明する。
尚、セグメント表示部50には、上述した電サポ状態中であることを示す電サポ表示部58が設けられている。すなわち、図4に示すように、電サポ表示部58には、3個のLEDが配置されており、電サポ状態中は、この3個のLEDを点灯することによって電サポ状態中であることを示す。また、図4に示すように、セグメント表示部50には、右打ちを行うことを示す右打ち表示部59が設けられている。電サポ状態中は第2始動口25への遊技球の入球頻度が高く、且つ、第2始動口25は右打ちされた遊技球が入球可能であるので、電サポ状態中は右打ちを行うことが遊技者にとって有益である。そこで、電サポ状態中は、右打ち表示部59に配置された2個のLEDを点灯することによって右打ちを行うことを遊技者に促す。
<特別図柄の変動表示>
図2を用いて前述したように、第1始動口24には(主に非電サポ状態中に)左打ちされた遊技球が入球可能である。左打ちされた遊技球が第1始動口24に入球し、その入球した遊技球が第1始動口センサー24sにより検知されると、所定の判定乱数(後述する大当り判定乱数など)を取得し、該判定乱数に基づいて、「大当り」、「外れ」の何れであるかを判定する大当り判定を行う。このような大当り判定を行ったら、当該大当り判定の結果に基づいて、第1特別図柄を変動表示させた後に停止表示させる。
また、図2を用いて前述したように、第2始動口25には右打ちされた遊技球が入球可能である。右打ちされた遊技球が第2始動口25に入球し、その入球した遊技球が第2始動口センサー25sにより検知されると、所定の判定乱数(後述する大当り判定乱数など)を取得し、該判定乱数に基づいて、「大当り」、「小当り」の何れであるかを判定する大当り判定を行う。すなわち、この大当り判定では、「外れ」と判定されることはなく、「小当り」と判定されることがある。このような大当り判定を行ったら、当該大当り判定の結果に基づいて、第2特別図柄を変動表示させた後に停止表示させる。
尚、本明細書では「第1特別図柄」を「第1特図」とも表現し、「第2特別図柄」を「第2特図」とも表現する。また、「第1特図」と「第2特図」とを特に区別しない場合は、これらをまとめて「特別図柄」とも表現する。
ここで、第1特図、第2特図について説明する。図4は、セグメント表示部50を拡大して示す説明図である。前述したように、セグメント表示部50は遊技盤20における遊技領域21の右下方に設けられており(図2参照)、遊技者は前面枠4の小窓部4c(図1参照)を通してセグメント表示部50を視認可能である。図4に示すように、セグメント表示部50には、第1特図を表示する第1特図表示部51と、第2特図を表示する第2特図表示部52が設けられており、これらの表示部にはそれぞれ9個のLEDが配置されている。第1特図および第2特図は、それぞれの表示部において、9個のLEDのうち点灯するLEDを切り換えることによって変動表示され、9個のLEDのうち所定のLEDを点灯した状態とすることで停止表示される。
本実施例のパチンコ機1では、第1特図として、200種類の「大当り図柄(大当り図柄101~300)」、1種類の「外れ図柄(外れ図柄401)」を停止表示可能である。また、第2特図として、200種類の「大当り図柄(大当り図柄501~700)」、100種類の「小当り図柄(小当り図柄701~800)」を停止表示可能である。これらの図柄の種類は、点灯するLEDの組合せの相違によって識別可能である。
遊技球が第1始動口24に入球することに基づく大当り判定(本明細書では「第1特図についての大当り判定」ともいう)の結果が「大当り」である場合は第1特図が「大当り図柄101~300」の何れかで停止表示され、「外れ」である場合は第1特図が「外れ図柄401」で停止表示される。尚、『第1特図についての大当り判定』では、約300分の1の確率で「大当り」と判定される。
また、遊技球が第2始動口25に入球することに基づく大当り判定(本明細書では「第2特図についての大当り判定」ともいう)の結果が「大当り」である場合は第2特図が「大当り図柄501~700」の何れかで停止表示され、「小当り」である場合は第2特図が「小当り図柄701~800」の何れかで停止表示される。尚、『第2特図についての大当り判定』でも、約300分の1の確率で「大当り」と判定され、約300分の299の確率で「小当り」と判定される。
特別図柄(第1特図または第2特図)を大当り図柄、小当り図柄、外れ図柄の何れかで停止表示したら、停止表示された図柄を確定させるべく、図柄が停止表示された状態を所定の時間が経過するまで維持する表示(以下「確定表示」ともいう)を行う。以下では、特別図柄が変動表示を開始してから確定表示されるまでの遊技、すなわち、1回の変動表示の結果が得られるまでの遊技を「図柄変動遊技」とも表現する。
<大当り遊技>
本実施例のパチンコ機1では、大入賞口28が開放状態となるラウンド遊技が複数回行われる大当り遊技を実行可能である。大入賞口28に遊技球が入球すると多くの遊技球が払い出される(1個の遊技球が入球する毎に10個の遊技球が払い出される)ので、大当り遊技は遊技者にとって有利な遊技である。図2を用いて前述したように、大入賞口28には右打ちされた遊技球が入球可能であるので、当然ながら、大当り遊技中は右打ちを行うことが遊技者にとって有益である。そこで、大当り遊技中も、電サポ状態中と同様に、セグメント表示部50の右打ち表示部59に配置された2個のLEDを点灯することによって右打ちを行うことを促す。本実施例では、このような大当り遊技として、開始契機が互いに異なる「1種当り」と「2種当り」とを実行可能である。
<1種当り>
1種当りは、第1特図または第2特図が何れかの大当り図柄で停止表示された場合(第1特図または第2特図についての大当り判定の結果が「大当り」である場合)に開始される。この1種当りとしては、「停止表示された大当り図柄の種類」に応じて、「ラウンド遊技回数」および「大当り遊技終了後の遊技状態」が異なる複数種類を実行可能である。
すなわち、図5(a)に示すように、第1特図が「大当り図柄101~200」で停止表示された場合は(第1特図が大当り図柄で停止表示される場合は50%の確率で)、『6回のラウンド遊技が行われて、大当り遊技終了後の遊技状態が電サポ状態となる1種当り(本明細書では「6R電サポの1種当り」ともいう)』が行われる。また、第1特図が「大当り図柄201~300」で停止表示された場合は(第1特図が大当り図柄で停止表示される場合は50%の確率で)、『6回のラウンド遊技が行われて、大当り遊技終了後の遊技状態が非電サポ状態となる1種当り(本明細書では「6R非電サポの1種当り」ともいう)』が行われる。
また、図5(b)に示すように、第2特図が「大当り図柄501~660」で停止表示された場合は(第2特図が大当り図柄で停止表示される場合は80%の確率で)、『10回のラウンド遊技が行われて、大当り遊技終了後の遊技状態が電サポ状態となる1種当り(本明細書では「10R電サポの1種当り」ともいう)』が行われる。また、第2特図が「大当り図柄661~700」で停止表示された場合は(第2特図が大当り図柄で停止表示される場合は20%の確率で)、『10回のラウンド遊技が行われて、大当り遊技終了後の遊技状態が非電サポ状態となる1種当り(本明細書では「10R非電サポの1種当り」ともいう)』が行われる。
以上のように、本実施例のパチンコ機1では、第1特図が大当り図柄で停止表示された場合よりも、第2特図が大当り図柄で停止表示された場合の方が、ラウンド遊技回数の多い1種当りが行われる。また、第1特図が大当り図柄で停止表示された場合よりも、第2特図が大当り図柄で停止表示された場合の方が、高い確率で1種当り終了後に電サポ状態が設定される。これらのことから、第1特図の変動表示(第1特図についての大当り判定)が行われる場合よりも第2特図の変動表示(第2特図についての大当り判定)が行われる場合の方が遊技者にとって有利であると言うことができる。
<2種当り>
以上は1種当りについて説明した。これに対して、2種当りは、遊技球が特定口38(図2参照)に入球した場合に開始される。詳しくは、本実施例のパチンコ機1では、第2特図が何れかの小当り図柄で停止表示された場合(第2特図についての大当り判定の結果が「小当り」である場合)に小入賞口35(図2参照)が開放状態となる小当り遊技が行われる。そして、この小当り遊技中に遊技球が小入賞口35に入球して、当該遊技球が特定口38に入球すると、2種当りが開始される。本実施例のパチンコ機1では、小当り遊技が行われる場合は、右打ちが行われていれば、ほぼ100%の確率で遊技球が小入賞口35に入球する。従って、小当り遊技が行われる場合は、ほぼ100%の確率で2種当りが行われることとなる。
2種当りとしては、「停止表示された小当り図柄の種類」に応じて、「ラウンド遊技回数」および「大当り遊技終了後の遊技状態」が異なる複数種類を実行可能である。すなわち、図5(c)に示すように、第2特図が「小当り図柄701~780」で停止表示された場合は(第2特図が小当り図柄で停止表示されて2種当りが開始される場合は80%の確率で)、『10回のラウンド遊技が行われて、大当り遊技終了後の遊技状態が電サポ状態となる2種当り(本明細書では「10R電サポの2種当り」ともいう)』が行われる。また、第2特図が「小当り図柄781~800」で停止表示された場合は(第2特図が小当り図柄で停止表示されて2種当りが開始される場合は20%の確率で)、『10回のラウンド遊技が行われて、大当り遊技終了後の遊技状態が非電サポ状態となる2種当り(本明細書では「10R非電サポの2種当り」ともいう)』が行われる。
以上のように、本実施例のパチンコ機1では、第2特図の変動表示が行われる場合は2種当りが行われることがある。このことからも、第1特図の変動表示(第1特図についての大当り判定)が行われる場合よりも第2特図の変動表示(第2特図についての大当り判定)が行われる場合の方が遊技者にとって有利であると言うことができる。
尚、本実施例のパチンコ機1において、1回のラウンド遊技は、10個の遊技球が入球した場合(10カウント)または30秒が経過した場合に終了する(大入賞口28が閉鎖状態となる)ので、ほとんどの場合において1回のラウンド遊技では100個(10カウント×払出数10個)の遊技球が払い出される。従って、当然ながら、ラウンド遊技回数の多い大当り遊技の方が、ラウンド遊技回数が少ない大当り遊技よりも遊技者に多くの遊技球が払い出されることとなる。このため、ラウンド遊技回数のより多い大当り遊技が行われることを遊技者に期待させることができる。
また、上述した大当り遊技の実行中は、セグメント表示部50のラウンド表示部55には、実行中の大当り遊技のラウンド遊技回数が表示される。すなわち、図4に示すように、ラウンド表示部55には3個のLEDが配置されており、このラウンド表示部55では、3個のLEDのうち左と中のLEDを点灯することでラウンド遊技回数が6回の大当り遊技の実行中であることを示し、右と中のLEDを点灯することでラウンド遊技回数が10回の大当り遊技の実行中であることを示す。
<特別図柄の保留>
遊技球が第1始動口24に入球すると、上述したように『第1特図についての大当り判定』や第1特図の変動表示が行われるものの、これらの大当り判定や変動表示は、遊技球が第1始動口24に入球後に直ぐに行われるのではなく、取得された判定乱数を第1特図保留として一旦記憶する。そして、所定の条件が成立したら、記憶した第1特図保留に基づいて大当り判定や第1特図の変動表示を行う。このような第1特図保留は4個を上限として記憶される。第1特図保留の記憶数(第1特図保留数)は、セグメント表示部50の第1特図保留表示部53に表示される。すなわち、図4に示すように、第1特図保留表示部53には2個のLEDが配置されており、この第1特図保留表示部53では、2個のLEDのうち両方を消灯することで第1特図保留数が0個であることを示し、1個のLEDを点灯することで第1特図保留数が1個であることを示し、2個のLEDを点灯することで第1特図保留数が2個であることを示し、1個のLEDを点滅することで第1特図保留数が3個であることを示し、2個のLEDを点滅することで第1特図保留数が4個であることを示す。
これに対して、遊技球が第2始動口25に入球した場合は、各種判定乱数を(例えば、第2特図保留として)取得することはない(いわゆる保留0である)。すなわち、『第2特図についての大当り判定』や第2特図の変動表示が可能である期間である場合にのみ、遊技球が第2始動口25に入球すれば、各種判定乱数(第2特図判定乱数)を取得すると共に『第2特図についての大当り判定』や第2特図の変動表示を行う。
尚、本実施例のパチンコ機1では、何れかの特別図柄の変動表示中や、何れかの特別図柄の確定表示中、大当り遊技中、小当り遊技中は、第1特図保留が記憶されていても、『第1特図についての大当り判定』や第1特図の変動表示は行わない。また、何れかの特別図柄の変動表示中や、何れかの特別図柄の確定表示中、大当り遊技中、小当り遊技中は、遊技球が第2始動口25に入球しても、『第2特図についての大当り判定』や第2特図の変動表示は行わない。
<普通図柄の変動表示、普図当り遊技>
図2を用いて前述したように、左普通図柄作動ゲート71には左打ちされた遊技球が通過可能であり、右普通図柄作動ゲート72には右打ちされた遊技球が通過可能である。遊技球が左普通図柄作動ゲート71および右普通図柄作動ゲート72の何れか(普通図柄作動ゲート71,72)を通過し、その遊技球が左ゲートセンサー71sおよび右ゲートセンサー72sの何れか(ゲートセンサー71s,72s)により検知されると、所定の判定乱数(後述する普図当り判定乱数)を取得し、該判定乱数に基づいて「普図当り」、「外れ」の何れであるかを判定する普図当り判定を行う。すなわち、左打ちされた場合も右打ちされた場合も、普図当り判定が行われることがある。
そして、この普図当り判定の結果に基づいて、普通図柄を変動表示させた後に停止表示させる。図4に示すように、セグメント表示部50には、普通図柄を表示する普図表示部56が設けられており、普図表示部56には2個のLEDが配置されている。普通図柄は、普図表示部56において、2個のLEDのうち点灯するLEDを切り換えることによって変動表示され、2個のLEDのうち所定のLEDを点灯した状態とすることで停止表示される。本実施例のパチンコ機1では、普通図柄として、2個のLEDのうち左のLEDを点灯させた普図当り図柄1100と、右のLEDを点灯させた普図当り図柄1101と、左右(2つ)のLEDを点灯させた普図外れ図柄1102の3種類の図柄を停止表示可能である。普図当り判定の結果が普図当りである場合は、普通図柄が普図当り図柄1100、1101の何れかで停止表示され、普図当り判定の結果が普図外れである場合は、普通図柄が普図外れ図柄1102で停止表示される。こうして普通図柄を普図当り図柄または普図外れ図柄で停止表示したら、停止表示された図柄を確定させるべく、図柄が停止表示された状態を所定の時間が経過するまで維持する表示(確定表示)を行う。そして、普通図柄が普図当り図柄で停止表示された場合は、第2始動口25が開放状態となった後に閉鎖状態となる普図当り遊技が行われる。
尚、本実施例のパチンコ機1では、普図当り遊技として、第1普図当り遊技と第2普図当り遊技とを実行可能であるが、これらの普図当り遊技については、後に詳しく説明する。
<演出表示装置41の表示内容>
上述したような遊技を行うための処理は、主に主制御基板200のCPU201によって行われる。本実施例のパチンコ機1では、上述したような遊技に合わせて、演出表示装置41に種々の画像を表示する演出を行う。このような演出を行うための処理は、主にサブ制御基板220のCPU221によって行われる。
例えば、演出表示装置41では、第1特図または第2特図の変動表示(図柄変動遊技)に合わせた演出(以下「図柄変動演出」ともいう)が行われる。すなわち、特別図柄(第1特図または第2特図)の変動表示(図柄変動遊技)の開始タイミングと同期して、演出表示装置41において3つの装飾図柄41a,41b,41cの変動表示を一斉に開始する。その後、特別図柄の変動時間が経過するまで種々の態様で装飾図柄41a,41b,41cの変動表示を行う。そして、特別図柄の変動表示の終了タイミング(特別図柄の停止表示)と同期して装飾図柄41a,41b,41cの変動表示を終了する。本実施例のパチンコ機1では、装飾図柄41a,41b,41cとして数字(例えば、「1」~「9」)を示す(意匠化した)図柄を表示可能である。
図6(a)には、3つの装飾図柄41a,41b,41cが一斉に変動表示している様子が概念的に示されている。変動表示が開始された後、所定時間が経過すると、通常であれば、初めに左の装飾図柄41aが何れかの数字を示す図柄で停止表示され、次に、右の装飾図柄41cが停止表示され、最後に中の装飾図柄41bが停止表示される。これら演出表示装置41で停止表示される3つの装飾図柄の組合せは、前述した第1特図表示部51または第2特図表示部52にて停止表示される特別図柄(第1特図または第2特図)と対応するように構成されている。
詳しくは、第1特図または第2特図が大当り図柄で停止表示される場合は、演出表示装置41の3つの装飾図柄41a,41b,41cが同じ数字を示す図柄となる柄組合せ(本明細書では「ゾロ目」ともいう)で停止表示される。また、第2特図が小当り図柄で停止表示される場合も、3つの装飾図柄41a,41b,41cが「ゾロ目」で停止表示される。すなわち、本実施例のパチンコ機1では、第1特図または第2特図が大当り図柄で停止表示される場合は1種当りが行われるところ、第2特図が小当り図柄で停止表示される場合は略100%の確率で(小当り遊技を介して)2種当りが行われる。そして、これらのことは大当り遊技が行われるという観点では同じであるので、第1特図または第2特図が大当り図柄で停止表示された場合であっても、第2特図が小当り図柄で停止表示された場合であっても、3つの装飾図柄を「ゾロ目」で停止表示させることとしている。
これに対して、第1特図または第2特図が外れ図柄で停止表示される場合は、3つの装飾図柄41a,41b,41cは同じ図柄で揃わない図柄組合せ(本明細書では「バラケ目」ともいう)で停止表示される。尚、停止表示された装飾図柄は、特別図柄の確定表示時間が経過するまで停止表示された状態となる(確定表示される)。
このように、第1特図表示部51または第2特図表示部52で表示される特別図柄と、演出表示装置41で表示される3つの装飾図柄とは、表示内容が互いに対応しており、変動表示中の特別図柄が停止表示する際には、3つの装飾図柄も停止表示するようになっている。しかも、図2に示すように、演出表示装置41は、第1特図表示部51または第2特図表示部52(セグメント表示部50)よりも目に付き易い位置に設けられており、表示画面も大きく、表示内容も分かり易いので、遊技者は演出表示装置41の画面を視認しながら遊技を行うことが通常である。
従って、例えば、図6(b)に示すように、演出表示装置41の表示画面上で初めに停止表示される左の装飾図柄41aと、続いて停止表示される右の装飾図柄41cとが「ゾロ目」になり得る態様で停止表示された場合には、最後に停止表示される中の装飾図柄41bが停止表示して、「ゾロ目」が停止表示されるのではないかと、遊技者は装飾図柄の変動表示(図柄変動演出)を注視することになる。
このように、2つの装飾図柄(複数の装飾図柄のうち1つを除いた装飾図柄)を、「ゾロ目」になり得る態様で停止表示させて、最後の装飾図柄を変動表示させた状態で行われる演出は「リーチ演出」と呼ばれており、このリーチ演出を発生させることで遊技興趣を高めることが可能である。尚、装飾図柄の変動表示は「装飾図柄変動」として捉えることもでき、装飾図柄の変動表示を行うサブ制御基板220のCPU221は「装飾図柄変動手段」として捉えることもできる。
また、演出表示装置41の表示画面上の下部には、第1特図保留数を示すための第1保留表示領域41dが設定されている。本実施例のパチンコ機1では、第1保留表示領域41dに第1特図保留数と同数の「保留図柄(図中、小さい円形の図柄)」を表示することで第1特図保留数(上限数は4個)を示す。図6に示す例では、第1特図保留数が4個であることが示されている。
また、当然ながら、演出表示装置41の表示画面上に表示された保留図柄によって示される第1特図保留数と、セグメント表示部50の第1特図保留表示部53にて示される保留数とは一致する。
<遊技の主な進行態様>
本実施例のパチンコ機1では主に次のような態様で遊技が進行される。図7、図8は、本実施例の主な遊技の進行態様を示す説明図である。なかでも、図7には、左打ちが行われる際の主な遊技の進行態様が示されており、図8には、右打ちが行われる際の主な遊技の進行態様が示されている。尚、左打ちは主に非電サポ状態において行われ、右打ちは主に電サポ状態において行われる。
図7に示すように、左打ちを行うことにより、第1始動口24に遊技球が入球すると(ev.1)、『第1特図についての大当り判定』が行われると共に第1特図の変動表示が行われる(ev.2)。『第1特図についての大当り判定』では約300分の1の確率で「大当り」と判定されるので、ほとんどの場合は、第1特図は外れ図柄で停止表示される。このような第1特図の変動表示を繰り返しているうちに、『第1特図についての大当り判定』で「大当り」と判定されると、第1特図が大当り図柄で停止表示されて(ev.3)、1種当りが行われる(ev.4)。
そして、この1種当りが終了すると、図5(a)を用いて前述したように、約50%の確率で非電サポ状態が設定され(ev.5)、約50%の確率で電サポ状態が設定される(ev.6)。
これに対して、図8に示すように、第2始動口25に遊技球が入球すると(ev.11)、『第2特図についての大当り判定』が行われると共に第2特図の変動表示が行われる(ev.12)。尚、第2始動口25には、電サポ状態にならないと遊技球を入球することができない。
『第2特図についての大当り判定』でも、『第1特図についての大当り判定』と同様に、約300分の1の確率で「大当り」と判定される。そして、「大当り」と判定された場合は、第2特図が大当り図柄で停止表示されて(ev.13)、1種当りが行われる(ev.14)。
そして、この1種当りが終了すると、図5(b)を用いて前述したように、約20%の確率で非電サポ状態が設定され(ev.15)、約80%の確率で電サポ状態が設定される(ev.16)。
また、『第2特図についての大当り判定』では、約300分の299の確率で「小当り」と判定される。そして、「小当り」と判定された場合は、第2特図が小当り図柄で停止表示されて(ev.17)、小当り遊技が行われる(ev.18)。そして、小当り遊技中に遊技球が小入賞口35に入球して、当該遊技球が特定口38に入球すると(ev.19)、2種当りが行われる(ev.20)。これに対して、小当り遊技が行われても遊技球が特定口38に入球しなければ(ev.23)2種当りは行われない。もっとも、本実施例のパチンコ機1では、小当り遊技が行われる場合は、右打ちが行われていれば、ほぼ100%の確率で遊技球が小入賞口35に入球する。従って、小当り遊技が行われる場合は、ほぼ100%の確率で2種当りが行われることとなり、ひいては、第2特図の変動表示が行われる場合は、約300分の299の確率で(小当り遊技を介して)2種当りが行われることとなる。
2種当りが終了すると(ev.20)、図5(c)を用いて前述したように、約20%の確率で非電サポ状態が設定され(ev.21)、約80%の確率で電サポ状態が設定される(ev.22)。
以上のように本実施例のパチンコ機1では、『第2特図についての大当り判定(第2特図の変動表示)』が行われる場合は、第2特図が大当り図柄で停止表示される場合に加えて、第2特図が小当り図柄で停止表示される場合も、大当り遊技が行われるように遊技者に感じさせることができる。換言すると、この場合は、第2特図の変動表示で大当り図柄が停止表示する確率である約300分の1と、小当り図柄が停止表示する確率である約300分の299との合計である100%の確率で、大当り遊技が行われるように遊技者に感じさせることができる。
C.遊技制御処理 :
図9は、遊技の進行に係る制御を行うための遊技制御処理を示すフローチャートである。遊技制御処理は、主制御基板200のCPU201によって、所定周期毎に(例えば4msec毎に発生するタイマ割り込みに基づいて)行われる。以下、フローチャートに従って、主制御基板200のCPU201が行う遊技制御処理について説明する。尚、以下の説明では、CPU201の初期化処理や、割り込み禁止処理、割り込み許可処理などの周知の処理については、その説明を省略している。
<出力処理>
図9に示すように、主制御基板200のCPU201は遊技制御処理を開始すると先ず、出力処理(S100)を行う。本実施例のパチンコ機1では、後述する各種処理において、サブ制御基板220を初めとする各種制御基板に向けて送信する各種コマンドをRAM203に確保された出力バッファに記憶する。出力処理(S100)では、このように出力バッファに記憶された各種コマンドを各種制御基板に向けて送信する。こうすることにより、例えば、サブ制御基板220では、遊技の進行に合わせた演出の制御が行われることになり、払出制御基板240では、払出モーター243の駆動制御(遊技球の払い出し)が行われることとなる。
<入力処理>
主制御基板200のCPU201は、続いて、入力処理(S200)を行う。本実施例のパチンコ機1では上述したように、第1始動口24、第2始動口25、その他入球口30、大入賞口28、小入賞口35の何れかに遊技球が入球した場合は遊技球が払い出される。そこで、入力処理(S200)では、これらの入球を検知するセンサー類(第1始動口センサー24sや、第2始動口センサー25s、大入賞口センサー28s、小入賞口センサー35s等)について、遊技球を検知したか否かを判断する。その結果、遊技球を検知している場合は、払い出す遊技球の数を示す払出コマンドを上述した出力バッファに記憶する。こうして出力バッファに記憶された払出コマンドは次回の出力処理(S100)で払出制御基板240に向けて送信される。
<乱数更新処理>
主制御基板200のCPU201は、続いて、乱数更新処理(S300)を行う。本実施例のパチンコ機1では上述したように、所定の判定乱数に基づいて大当り判定や普図当り判定が行われる。詳しくは、大当り判定は「大当り判定乱数」に基づいて行われ、普図当り判定は「普図当り判定乱数」に基づいて行われる。また、本実施例のパチンコ機1における特別図柄の変動表示は後述する変動パターンに基づいて行われるが、この変動パターンは「変動パターン選択乱数」に基づいて選択される。
また、本実施例のパチンコ機1では、大当り判定結果が「大当り」である場合は複数種類の大当り図柄のうち何れかの大当り図柄が停止表示され、大当り判定結果が「小当り」である場合は複数種類の小当り図柄のうち何れかの小当り図柄が停止表示されるが、これらの図柄の種類は「図柄選択乱数」に基づいて選択される。乱数更新処理(S300)では、これらの乱数を更新する。尚、これらの乱数の更新は、乱数更新処理(S300)においてだけでなく、遊技制御処理を終了してから次の遊技制御処理を開始する(次のタイマ割り込み)までの期間にも行うこととしてもよい。また、乱数更新の専用回路を設けて、この専用回路で乱数を更新することとしてもよい。
<始動口等センサー検出処理>
主制御基板200のCPU201は、続いて、始動口等センサー検出処理(S400)を行う。この始動口等センサー検出処理(S400)では、先ず、ゲートセンサー71s,72sの検知結果に基づいて、遊技球が普通図柄作動ゲート71,72を通過したか否かを判断する。その結果、遊技球が普通図柄作動ゲート71,72を通過した場合は、普図当り遊技中、普通図柄の変動表示中、普通図柄の確定表示中の何れかであるか否かを判断する。その結果、普図当り遊技中、普通図柄の変動表示中、普通図柄の確定表示中の何れでもない場合は、普図当り判定乱数を取得すると共に該普図当り判定乱数を記憶する。
こうしてゲートセンサー71s,72sに係る処理を行ったら、続いて、第1始動口センサー24sの検知結果に基づいて、遊技球が第1始動口24に入球したか否かを判断する。その結果、遊技球が第1始動口24に入球した場合は、第1特図保留数が上限値である4個に達しているか否かを判断する。そして、第1特図保留数が4個に達していなければ、大当り判定乱数、変動パターン選択乱数、図柄選択乱数を取得すると共にこれらの乱数を第1特図保留として記憶する。第1特図保留(取得情報)は、記憶した順序を識別できるように、RAM203に確保された第1特図保留記憶領域(取得情報記憶手段)に記憶される。
ここで、第1特図の変動表示(図柄変動遊技)は、第1特図保留として取得された大当り判定乱数、変動パターン選択乱数、図柄選択乱数に基づいて行われる。また、第1特図の変動表示に合わせて行われる演出(図柄変動演出)も、第1特図保留として取得された大当り判定乱数、変動パターン選択乱数、図柄選択乱数に基づいて行われる。従って、第1特図保留を記憶した場合は、未だ該第1特図保留に基づく変動表示が開始されていなくても(変動開始条件が成立していなくても)、該第1特図保留に基づく変動表示や演出(第1特図保留に基づく図柄変動遊技や図柄変動演出)の態様を判定することが可能である。例えば、第1特図保留に基づく変動表示が行われる前であっても、該第1特図保留についての大当り判定の結果(大当り、外れ)や、該大当り判定の結果が「大当り」となるのであれば開始される大当り遊技の種類、リーチ演出が行われるか否か(取得情報が所定の情報であるか否か)等を判定することが可能である。このような判定は事前判定と称されるものであって、本実施例のパチンコ機1では、第1特図保留を記憶すると、該第1特図保留について事前判定を行い、該事前判定結果を該第1特図保留と対応付けて記憶する。
こうして、第1特図保留を記憶すると共に該第1特図保留についての事前判定結果を記憶したら、この事前判定結果を示す事前判定結果コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。このように出力バッファに記憶された事前判定結果コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。こうすることによって、サブ制御基板220は、第1特図保留の事前判定結果に基づいて種々の演出を実行することが可能となる。
尚、遊技球が第1始動口24に入球していなかった場合や、第1特図保留数が既に4個に達していた場合は、新たな第1特図保留は記憶せず、事前判定も行わない。また、本実施例のパチンコ機1では、第2特図についてはいわゆる保留0であるので、『第2特図についての大当り判定』や第2特図の変動表示が実行可能である期間以外は、遊技球が第2始動口25に入球しても、各種判定乱数(第2特図判定乱数)の取得は行わない。
<普通動作処理>
主制御基板200のCPU201は、続いて、普通動作処理(S500)を行う。この普通動作処理(S500)では、普通図柄を変動表示させたり、普図当り遊技を実行したりする処理が行われる。すなわち、主制御基板200のCPU201は先ず、上述の始動口等センサー検出処理(S400)にて普図当り判定乱数を記憶したか否かを判断する。その結果、普図当り判定乱数を記憶した場合は、記憶した普図当り判定乱数を読み出し、該普図当り判定乱数に基づいて普図当り判定を行う。
普図当り判定を行ったら、該普図当り判定の結果が普図当りであるか否かを判断する。その結果、普図当り判定の結果が普図当りである場合は、今回の普通図柄の変動表示にて停止表示する普図当り図柄(停止図柄)を決定し、当該決定した普図当り図柄を記憶する。すなわち、普図当り図柄1100が停止図柄として決定された場合は、今回の普通図柄の変動表示の結果として普図表示部56の左のLED(図4参照)を点灯することを記憶する。これに対して、普図当り図柄1101が停止図柄として決定された場合は、今回の普通図柄の変動表示の結果として普図表示部56の右のLED(図4参照)を点灯することを記憶する。一方、普図当り判定の結果が普図外れである場合は、今回の普通図柄の変動表示にて停止表示する図柄(停止図柄)として普図外れ図柄1102を記憶する。すなわち、今回の普通図柄の変動表示の結果として普図表示部56の左右(2つ)のLED(図4参照)を点灯することを記憶する。
こうして、今回の普通図柄の変動表示にて停止表示する図柄(停止図柄)を記憶したら、普通図柄の変動時間を設定して、普通図柄の変動表示を開始する。そして、変動時間が経過したら、変動表示中の普通図柄を予め記憶しておいた態様で停止表示する。すなわち、普図当り判定の結果が普図当りであり、普図当り図柄1100を停止表示させる場合は、普図表示部56の左のLEDを点灯した状態とし(普図当り図柄1100を停止表示し)、普図当り図柄1101を停止表示させる場合は、普図表示部56の右のLEDを点灯した状態とする(普図当り図柄1101を停止表示する)。これに対して、普図当り判定の結果が外れであった場合は普図表示部56の左右(2つ)のLEDを点灯した状態とする(普図外れ図柄1102を停止表示する)。このように普通図柄を停止表示したら、普通図柄の確定表示が開始されるので、普通図柄の確定表示時間を設定する。
そして、普通図柄の確定表示時間が経過したら、今回停止表示(確定表示)された普通図柄が普図当り図柄(普図表示部56の左のLEDの点灯)であるか否かを判断する。その結果、停止表示された普通図柄が普図当り図柄であった場合は、普図当り遊技における第2始動口25の開放パターン(開放回数、開放時間、閉鎖時間など)を設定する。尚、普図当り遊技における第2始動口25の開放パターンについては、後に詳しく説明する。
普図当り遊技の開放パターンを設定したら、普図当り遊技を開始する。普図当り遊技の実行中は、設定した開放パターンで第2始動口25が開放状態・閉鎖状態となるように、第2始動口ソレノイド26mを制御して開閉扉26を動作させる。そして、この開放パターンに従う制御が終了したら普図当り遊技を終了する。普図当り遊技を終了するに際しては、普図当り遊技の終了を示す普図当り遊技終了コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。こうして出力バッファに記憶された普図当り遊技終了コマンドも、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。
<特別動作処理>
主制御基板200のCPU201は、続いて、特別動作処理(S600)を行う。この特別動作処理(S600)では、特別図柄(第1特図または第2特図)を変動表示させたり、大当り遊技を実行したり、小当り遊技を実行したりする処理が行われる。すなわち、主制御基板200のCPU201は先ず、大当り遊技中、小当り遊技中、特別図柄(第1特図または第2特図)の変動表示中、特別図柄(第1特図または第2特図)の確定表示中の何れかであるか否かを判断する。
その結果、これらの何れでもない場合は、第2始動口センサー25sの検知結果に基づいて、遊技球が第2始動口25に入球したか否かを判断する。その結果、遊技球が第2始動口25に入球した場合は、大当り判定乱数、変動パターン選択乱数、図柄選択乱数を「第2特図判定乱数」として取得する。そして、取得した第2特図判定乱数に含まれる大当り判定乱数に基づいて大当り判定(第2特図についての大当り判定)を行う。『第2特図についての大当り判定』では、「大当り」、「小当り」の何れであるかが判定される。
一方、遊技球が第2始動口25に入球していない場合は、今度は、第1特図保留記憶領域に第1特図保留が記憶されているか否かを判断する。その結果、第1特図保留記憶領域に第1特図保留が記憶されている場合は、記憶されている第1特図保留のうち最先に記憶された第1特図保留(大当り判定乱数、図柄選択乱数、変動パターン選択乱数)を読み出す。そして、読み出した第1特図保留に含まれる大当り判定乱数に基づいて大当り判定(第1特図についての大当り判定)を行う。『第1特図についての大当り判定』では、「大当り」、「外れ」の何れであるかが判定される。
ここで、本実施例のパチンコ機1では、大当り判定乱数は、0~65535の範囲で更新される乱数(65536個の値をとることが可能な乱数)であり、第1特図保留または第2特図判定乱数として取得した大当り判定乱数が「大当り」に対応する値の何れかであれば「大当り」と判定する。このような「大当り」に対応する値を適宜設定することによって、『第1特図についての大当り判定』および『第2特図についての大当り判定』の双方において「大当り」と判定される確率が約300分の1に設定される。
また、第2特図判定乱数として取得した大当り判定乱数が「小当り」に対応する値の何れかであれば「小当り」と判定する。このような「小当り」に対応する値を適宜設定することによって、『第2特図についての大当り判定』では「小当り」と判定される確率が約300分の299に設定される。
そして、大当り判定の結果が「大当り」である場合は、今回読み出した第1特図保留、または、取得した第2特図判定乱数に含まれる図柄選択乱数に基づいて、今回の特別図柄の変動表示(図柄変動遊技)にて停止表示する大当り図柄の種類を選択する。すなわち、図5を用いて前述したように、本実施例のパチンコ機1では、第1特図としては大当り図柄101~300を停止表示可能であり、第2特図としては大当り図柄501~700を停止表示可能である。そこで、第1特図保留を読み出した場合は、大当り図柄101~300に図柄選択乱数が割り振られた大当り図柄選択テーブル(図示省略)を参照して、第1特図保留として読み出した図柄選択乱数に対応する大当り図柄を、停止表示する図柄として選択する。また、第2特図判定乱数を取得した場合は、大当り図柄501~700に図柄選択乱数が割り振られた大当り図柄選択テーブルを参照して、第2特図判定乱数として読み出した図柄選択乱数に対応する大当り図柄を、停止表示する図柄として選択する。尚、大当り図柄選択テーブルは、主制御基板200のROM202に予め記憶されている。
また、第2特図についての大当り判定の結果が「小当り」である場合は、今回取得した第2特図判定乱数に含まれる図柄選択乱数に基づいて、今回の特別図柄の変動表示(図柄変動遊技)にて停止表示する小当り図柄の種類を選択する。すなわち、図5を用いて前述したように、本実施例のパチンコ機1では、第2特図として小当り図柄701~800を停止表示可能である。そこで、小当り図柄701~800に図柄選択乱数が割り振られた小当り図柄選択テーブルを参照して、第2特図判定乱数として取得した図柄選択乱数に対応する小当り図柄を、停止表示する図柄として選択する。尚、小当り図柄選択テーブルは、主制御基板200のROM202に予め記憶されている。
一方、大当り判定の結果が「外れ」である場合は、今回読み出した特図保留が第1特図保留であれば、停止表示する図柄として外れ図柄401を選択する。尚、第2特図判定乱数に基づく大当り判定では「外れ」となることはない。こうして選択された大当り図柄、小当り図柄、外れ図柄は、RAM203に確保された停止図柄記憶領域に記憶される。
このように停止表示する図柄を選択したら、特別図柄の変動表示(図柄変動遊技)の変動パターンを選択する。変動パターンとは、特別図柄(第1特図または第2特図)が変動表示を開始してから停止表示するまでの時間(変動時間)であり、各変動パターンには他の変動パターンと識別するための情報(変動パターンID)が付されている。変動パターンを選択する処理では変動パターン選択テーブルを参照する。変動パターン選択テーブルとは、図10に示すように、複数の変動パターン(変動パターンID、変動時間)に変動パターン選択乱数が割り振られたテーブルである。変動パターンを選択する処理では、このような変動パターン選択テーブルを参照して、第1特図保留として今回読み出した変動パターン選択乱数、あるいは、第2特図判定乱数として今回取得した変動パターン選択乱数に対応する変動パターンを、今回の変動パターンとして決定する。従って、各変動パターンが選択される確率は、取得可能な変動パターン選択乱数のうち各変動パターンに割り振られた乱数の割合によって決定される。
このように選択された変動パターンは後述の変動パターン指定コマンドとして、サブ制御基板220に向けて送信される。サブ制御基板220のCPU221は、変動パターン指定コマンドを受信すると、該変動パターン指定コマンドに基づいて今回の図柄変動遊技の変動パターンを認識し、認識した変動パターンに基づく(対応する)演出パターンで図柄変動演出を実行する。
上述した変動パターンを選択する処理では、常時同じ変動パターン選択テーブルを参照するのではなく、種々の遊技進行状況に対応する変動パターン選択テーブルを参照する。例えば、図11に示すように、特別図柄の種類(第1特図または第2特図)や、現在設定されている遊技状態、大当り判定の結果、記憶されている第1特図保留の数などに対応する変動パターン選択テーブルを参照する。また、図示は省略するが、今回開始される1種当りや2種当りの種類(図5を用いて前述した1種当りや2種当りの種類)にも対応する変動パターン選択テーブルを参照する。こうすることで、種々の遊技進行状況に対応する変動パターンを選択可能となり、ひいては、サブ制御基板220のCPU221は種々の遊技進行状況に対応する演出パターンで図柄変動演出を実行可能となる。
例えば、サブ制御基板220のCPU221は、『第1特図についての大当り判定』の結果が「大当り」である場合、あるいは、『第2特図についての大当り判定』の結果が「大当り」や「小当り」である場合は(第2特図についての大当り判定を行う場合は全て)、リーチ演出の後に装飾図柄41a,41b,41cを「ゾロ目」で停止表示する図柄変動演出を実行する。
また、『第1特図についての大当り判定』の結果が「外れ」である場合は、リーチ演出を行うことなく、あるいは、リーチ演出の後に装飾図柄41a,41b,41cを「バラケ目」で停止表示する図柄変動演出を実行する。尚、各変動パターン選択テーブルは、主制御基板200のROM202に予め記憶されている。
こうして、今回の特別図柄の変動表示にて停止表示させる図柄を選択すると共に、今回の特別図柄の変動表示の変動パターンを選択したら、特別図柄の変動表示を開始する。そして、今回選択された変動パターンを示す変動パターン指定コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。このように出力バッファに記憶された変動パターン指定コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。また、今回の大当り判定が『第1特図についての大当り判定』である場合は、当該大当り判定の対象となった第1特図保留を第1特図保留記憶領域から消去する。
以上は、大当り遊技中、小当り遊技中、特別図柄(第1特図または第2特図)の変動表示中、特別図柄の確定表示中の何れでもない場合の処理について説明した。これに対して、特別図柄の変動表示中である場合は、変動表示中の特別図柄の変動時間が経過したか否かを判断する。その結果、変動時間が経過したと判断された場合は、変動表示中の特別図柄を予め停止図柄記憶領域に記憶しておいた図柄で停止表示する(確定表示を開始する)。このように特別図柄が停止表示されたら、特別図柄の確定表示が開始されるので、特別図柄の確定表示時間を設定する。そして、特別図柄を停止表示したことを示す変動停止コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。このように出力バッファに記憶された変動停止コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。
そして、特別図柄の確定表示中である場合は、確定表示時間が経過したか否かを判断する。その結果、確定表示時間が経過した場合は、今回停止表示(確定表示)された特別図柄が大当り図柄、小当り図柄、外れ図柄の何れであるかを判断する。
その結果、停止表示された特別図柄が小当り図柄であった場合は、小当り遊技における小入賞口35の開放パターン(開放回数、開放時間、閉鎖時間など)を設定する。本実施例のパチンコ機1では、小当り遊技中は、小入賞口35が1.6秒間(例えば、0.2秒×8回)開放状態となるので、このような小入賞口35の開放パターンを設定する。こうして小入賞口35の開放パターンを設定したら、小当り遊技を開始する。そして、小当り遊技の開始を示す小当り遊技開始コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。出力バッファに記憶された小当り遊技開始コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。
また、停止表示された特別図柄が大当り図柄であった場合は、1種当りにおける大入賞口28の開放パターン(開放回数、開放時間、閉鎖時間など)を設定する。図5を用いて前述したように、本実施例のパチンコ機1では、停止表示された大当り図柄の種類などによって1種当り中のラウンド遊技の回数が異なる。従って、停止表示された大当り図柄の種類などに対応させて大入賞口28の開放パターンを設定する。こうして大入賞口28の開放パターンを設定したら、1種当りを開始する。そして、1種当りの開始を示す大当り遊技開始コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。この大当り遊技開始コマンドには、今回開始する1種当りの種類(図5参照)を示す情報も含まれている。出力バッファに記憶された大当り遊技開始コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。
以上は、特別図柄の確定表示中である場合の処理について説明した。これに対して、小当り遊技中である場合は、上述の開放パターン(1.6秒間開放状態とする開放パターン)で小入賞口35が開放状態・閉鎖状態となるように、小入賞口ソレノイド35mを制御して開閉扉36を動作させる。そして、上述の開放パターンに従う小入賞口ソレノイド35mの制御(開閉扉36の動作)が終了したら、小当り遊技の終了を示す小当り遊技終了コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。このように出力バッファに記憶された小当り遊技終了コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。
そして、今回の小当り遊技中に小入賞口35に遊技球が入球したか否かを判断する。その結果、今回の小当り遊技中に小入賞口35に遊技球が入球した場合は、当該遊技球が特定口38に入球したか否かを判断する。その結果、遊技球が特定口38に入球した場合は、2種当りを開始すべく、2種当りにおける大入賞口28の開放パターン(開放回数、開放時間、閉鎖時間など)を設定する。こうして大入賞口28の開放パターンを設定したら、2種当りを開始する。そして、2種当りの開始を示す大当り遊技開始コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。この大当り遊技開始コマンドには、今回開始する2種当りの種類(図5参照)を示す情報も含まれている。出力バッファに記憶された大当り遊技開始コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。
以上は、小当り遊技中である場合の処理について説明した。これに対して、大当り遊技中(1種当り中または2種当り中)である場合は、上述の開放パターンで大入賞口28が開放状態・閉鎖状態となるように、大入賞口ソレノイド29mを制御して開閉扉29を動作させる。そして、ラウンド遊技の開始時には、ラウンド遊技の開始を示すラウンド遊技開始コマンドをRAM203の出力バッファに記憶し、ラウンド遊技の終了時には、ラウンド遊技の終了を示すラウンド遊技終了コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。このように出力バッファに記憶されたラウンド遊技開始コマンド、ラウンド遊技終了コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。
また、上述の開放パターンに従う大入賞口ソレノイド29mの制御(開閉扉29の動作)が終了したら大当り遊技を終了する。そして、大当り遊技の終了を示す大当り遊技終了コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。このように出力バッファに記憶された大当り遊技終了コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。大当り遊技を終了したら、該大当り遊技の種類(図5参照)に応じて、遊技状態を非電サポ状態または電サポ状態に設定する。このように遊技状態を設定した場合も、設定された遊技状態を示す遊技状態指定コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。このように出力バッファに記憶された遊技状態指定コマンドは、次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。
<保留数処理>
主制御基板200のCPU201は、続いて、保留数処理(S700)を行う。この保留数処理(S700)では、第1特図保留記憶領域に記憶されている第1特図保留の数を読み出して、これらの数を示す保留数伝達コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。こうして出力バッファに記憶された保留数伝達コマンドも次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。こうすることによって、サブ制御基板220は、第1特図保留の数に対応する保留図柄を演出表示装置41に表示する等、これらの数に基づいて種々の演出を実行することが可能となる。
尚、特別図柄の変動表示は「特図変動」として捉えることもでき、第1特図の変動表示は「第1変動」として捉えることもでき、第2特図の変動表示は「第2変動」として捉えることもでき、これらの特別図柄の変動表示を実行する「主制御基板200のCPU201」は「特図変動手段」として捉えることもできる。また、第2特図の変動表示(第2変動)で小当り図柄が停止表示された場合に小当り遊技を実行する「主制御基板200のCPU201」は「小当り遊技実行手段」として捉えることもできる。また、特別図柄の変動表示(特図変動)で大当り図柄が停止表示された場合と、小当り遊技の実行を契機として遊技球が特定口38(特定領域)を通過した場合とに、大当り遊技を実行する「主制御基板200のCPU201」は「大当り遊技実行手段」として捉えることもできる。また、非電サポ状態と電サポ状態とを設定可能な「主制御基板200のCPU201」は「遊技状態設定手段」として捉えることもできる。また、普通図柄の変動表示(普図変動)で普通当り図柄が停止表示された場に、普図当り遊技を実行する「主制御基板200のCPU201」は「普図当り遊技実行手段」として捉えることもできる。
D.演出制御処理 :
図12は、演出に係る制御を行うための演出制御処理を示すフローチャートである。演出制御処理は、サブ制御基板220のCPU221によって、所定周期毎(例えば10msec毎に発生するタイマ割り込みに基づいて)行われる。以下、フローチャートに従って、サブ制御基板220のCPU221が行う演出制御処理について説明する。尚、以下の説明では、CPU221の初期化処理や、割り込み禁止処理、割り込み許可処理などの周知の処理については、その説明を省略している。
演出制御処理を開始すると、サブ制御基板220のCPU221は先ず、コマンド解析処理を行う(S800)。ここで、サブ制御基板220のCPU221は、主制御基板200からコマンドを受信するたびに、外部割り込み処理として、受信したコマンドをRAM223の受信コマンド記憶領域に記憶している。コマンド解析処理(S800)では、この受信コマンド記憶領域に記憶されたコマンド、すなわち、主制御基板200から受信したコマンドに対応する演出を決定し、この演出を行うために画像音声制御基板230やランプ制御基板226等に送信するコマンドをRAM223に確保された出力バッファに記憶する。
サブ制御基板220のCPU221は、続いて、出力処理を行う(S900)。この処理では、RAM223の出力バッファに記憶されたコマンドを画像音声制御基板230やランプ制御基板226等に送信する。サブ制御基板220からコマンドを受信すると、画像音声制御基板230は、受信したコマンドに対応する画像を演出表示装置41に表示すると共に、受信したコマンドに対応する音声を各種スピーカー6a,6b等から出力する。また、ランプ制御基板226は、受信したコマンドに対応する発光パターンで各種ランプ5a~5c等を発光させる。
以上のように、サブ制御基板220は、画像音声制御基板230やランプ制御基板226等と協働して各種演出を実行するが、本明細書では説明の便宜上、このような各種演出を実行することを、単に「サブ制御基板220のCPU221が各種演出を実行する」とも表現する。
図13には、主制御基板200から受信したコマンドに対応して、サブ制御基板220のCPU221が行う処理(各種演出など)を示している。図13に示すように、サブ制御基板220のCPU221は、事前判定結果コマンドを受信した場合は、事前判定結果に基づく演出である事前演出を行う。例えば、事前判定結果に対応するキャラクター等の画像を演出表示装置41に表示させたり、演出表示装置41の第1保留表示領域41dに表示する保留図柄の態様を事前判定結果に対応する態様としたりする。尚、事前判定演出は、事前判定結果コマンドを受信した場合において、常時行う必要はなく、所定の条件が成立したら(例えば所定の実行抽選に当選したら)行うこととしてもよい。
また、サブ制御基板220のCPU221は、保留数伝達コマンドを受信すると、このコマンドによって示される第1特図保留数と同数の保留図柄を、演出表示装置41の第1保留表示領域41dに表示する。
また、サブ制御基板220のCPU221は、変動パターン指定コマンドを受信すると、特別図柄(第1特図または第2特図)の変動表示に合わせて、変動パターン指定コマンドが示す変動パターンに対応する図柄変動演出(装飾図柄の変動表示を含む)を開始する。
すなわち、『第1特図についての大当り判定』の結果が「大当り」である際に選択される変動パターン(変動パターン指定コマンド)を受信した場合は(第1特図が大当り図柄で停止表示される場合は)、リーチ演出の後に装飾図柄41a,41b,41cを「ゾロ目」で停止表示する図柄変動演出を開始する。また、『第2特図についての大当り判定』の結果が「大当り」あるいは「小当り」である際に選択される変動パターン(変動パターン指定コマンド)を受信した場合も(第2特図が大当り図柄あるいは小当り図柄で停止表示される場合も)、リーチ演出の後に装飾図柄41a,41b,41cを「ゾロ目」で停止表示する図柄変動演出を開始する。
また、『第1特図についての大当り判定』の結果が「外れ」である際に選択される変動パターン(変動パターン指定コマンド)を受信した場合は(第1特図が外れ図柄で停止表示される場合は)、リーチ演出を行うことなく、あるいは、リーチ演出の後に装飾図柄41a,41b,41cを「バラケ目」で停止表示する図柄変動演出を開始する。
また、図13に示すように、サブ制御基板220のCPU221は、小当り遊技開始コマンドを受信すると、小当り遊技中であることを示す小当り遊技演出を開始する。そして、小当り遊技終了コマンドを受信すると、サブ制御基板220のCPU221は、小当り遊技演出を終了する。また、小当り遊技中に特定口入球コマンドを受信すると、遊技球が特定口38に入球したことを示す(2種当りが開始されることが確定したことを示す)特定口入球演出を実行する。特定口入球コマンドは、第2特図が小当り図柄で停止表示されることで小当り遊技(第2特図に基づく小当り遊技)が開始され、当該小当り遊技中に入球した遊技球が特定口38に入球した場合、換言すると、2種当りが行われる場合に、主制御基板200から送信されるコマンドである。特定口入球演出としては、例えば、「V」の文字画像を表示する演出を実行する。
また、サブ制御基板220のCPU221は、遊技状態指定コマンドを受信すると、設定された遊技状態に対応する演出を開始する。例えば、装飾図柄やその背景画像を遊技状態に対応する態様(色彩や形状など)とする演出を実行したり、電サポ状態が設定された場合は残りの電サポ回数を表示する演出を開始したりする。
E.リーチ演出 :
ここで、本実施例のパチンコ機1では、図6(b)を用いて前述したリーチ演出として、リーチ演出A~Dの4種類のリーチ演出を実行可能である。詳しくは、キャラクターAが表示されるリーチ演出Aと、キャラクターBが表示されるリーチ演出Bと、キャラクターCが表示されるリーチ演出Cと、キャラクターDが表示されるリーチ演出Dとを実行可能である。図柄変動演出は、変動パターンに対応して行われるので、図柄変動演出の一環として行われるこれらのリーチ演出も、それぞれに対応する変動パターンが選択された場合に行われる。
詳しくは、『第1特図についての大当り判定』の結果が「大当り」である場合に各リーチ演出に対応する変動パターンが選択されると、この変動パターンに対応するリーチ演出が行われた後に装飾図柄41a,41b,41cが「ゾロ目」で停止表示する図柄変動演出が行われる。また、『第1特図についての大当り判定』の結果が「外れ」である場合に各リーチ演出に対応する変動パターンが選択されると、この変動パターンに対応するリーチ演出が行われた後に装飾図柄41a,41b,41cが「バラケ目」で停止表示する図柄変動演出が行われる。
尚、『第2特図についての大当り判定』が行われる場合は、リーチ演出A~Dは行われることなく(キャラクターが表示されないリーチ演出が行われた後に)装飾図柄41a,41b,41cが「ゾロ目」で停止表示する図柄変動演出が行われる。
リーチ演出A~Dは、『第1特図が大当り図柄で停止表示される可能性(1種当りが行われる可能性)』、換言すると、『大当り遊技が行われる可能性(本明細書では「大当り期待度」ともいう)』を示唆する演出である。そして、これらのリーチ演出が示唆する「大当り期待度」は、リーチ演出Aが行われる場合が最も低く、リーチ演出Bが行われる場合→リーチ演出Cが行われる場合→リーチ演出Dが行われる場合となるにつれて高くなる。このため、遊技者に対して、「大当り期待度」より高いリーチ演出が行われることを期待させることとなる。
図14には、リーチ演出A~Dの「大当り期待度」が示されている。図14に示すように、「大当り期待度」は、リーチ演出Aが行われた場合は10%であり(10%の確率で装飾図柄がゾロ目で停止表示され)、リーチ演出Bが行われた場合は30%であり(30%の確率で装飾図柄がゾロ目で停止表示され)、リーチ演出Cが行われた場合は40%であり(40%の確率で装飾図柄がゾロ目で停止表示され)、リーチ演出Dが行われた場合は50%である(50%の確率で装飾図柄がゾロ目で停止表示される)。
このような「大当り期待度」は、リーチ演出A~Dの実行確率(リーチ演出A~Dに対応する変動パターンが選択される確率)を適宜設定することによって実現される。詳しくは、リーチ演出A~Dの実行確率(リーチ演出A~Dに対応する変動パターンが選択される確率)は、図10を用いて前述した変動パターン選択テーブルにおいて、各変動パターンに割り振られる変動パターン選択乱数の割合を適宜設定することによって実現される。
本実施例のパチンコ機1では、『第1特図または第2特図が大当り図柄で停止表示される場合』または『第2特図が小当り図柄で停止表示される場合』、換言すると、1種当りまたは2種当りが行われる場合(装飾図柄がゾロ目で停止表示される場合)は、「リーチ演出Aの実行確率」が最も低く、「リーチ演出Bの実行確率」→「リーチ演出Cの実行確率」→「リーチ演出Dの実行確率」となるにつれて高くなるように設定されている。
逆に、『第1特図または第2特図が外れ図柄で停止表示される場合』、換言すると、大当り遊技が行われない場合(装飾図柄がバラケ目で停止表示される場合)は、「リーチ演出Aの実行確率」が最も高く、「リーチ演出Bの実行確率」→「リーチ演出Cの実行確率」→「リーチ演出Dの実行確率」となるにつれて低くなるように設定されている。
これによって、示唆される「大当り期待度」は、リーチ演出Aが行われる場合が最も低く、リーチ演出Bが行われる場合→リーチ演出Cが行われる場合→リーチ演出Dが行われる場合となるにつれて高くなる。この結果、遊技者に対して、「大当り期待度」のより高いリーチ演出が行われることを期待させることとなる。
尚、特別図柄が大当り図柄で停止表示される可能性(大当り期待度)を示唆する「リーチ演出A~D」は「大当り示唆演出」として捉えることもできる。
F.普図当り遊技の種類 :
本実施例のパチンコ機1では、普通図柄が普図当り図柄で停止表示された場合に開始される普図当り遊技として、図15に示すように、「第1普図当り遊技」と「第2普図当り遊技」とを実行可能である。これらのうち、「第1普図当り遊技」は、非電サポ状態において(非電サポ状態の設定中に)普通図柄が普図当り図柄で停止表示された場合に開始される普図当り遊技である。詳しくは、図15(a)に示すように、非電サポ状態においては、普通図柄の変動表示が行われると約100分の1の確率で普図当り図柄が停止表示されて、その結果として、「第1普図当り遊技」が行われる。そして、この「第1普図当り遊技」では、第2始動口25が0.2秒間だけ開放状態(入球可能状態)となった後に閉鎖状態(入球不能状態)となる。
これに対して、「第2普図当り遊技」は、電サポ状態において(電サポ状態の設定中に)普通図柄が普図当り図柄で停止表示された場合に開始される普図当り遊技である。詳しくは、図15(b)に示すように、電サポ状態においては、普通図柄の変動表示が行われると約100分の99(あるいは100%)の確率で普図当り図柄が停止表示されて、その結果として、「第2普図当り遊技」が行われる。そして、この「第2普図当り遊技」では、第2始動口25が5.8秒間に亘って開放状態(入球可能状態)となった後に閉鎖状態(入球不能状態)となる。
このように本実施例のパチンコ機1では、「第1普図当り遊技」では第2始動口25が0.2秒間だけ開放状態となるのに対して、「第2普図当り遊技」では第2始動口25が5.8秒間に亘って開放状態となる。このため、「第1普図当り遊技」の実行中は、第2始動口25に遊技球を入球させることは不可能であり、「第2普図当り遊技」の実行中は、第2始動口25に10個の遊技球を入球させることが可能である。そして、第2始動口25に1個の遊技球が入球すると15個の遊技球が払い出されるので、「第2普図当り遊技」が行われる場合は(第2普図当り遊技では)150個(いわゆる15個×10カウント)の遊技球が払い出されることとなる。
ここで、第2始動口25に遊技球が入球すると、そのタイミングが『第2特図についての大当り判定や第2特図の変動表示を実行可能な期間』であれば(何れかの特別図柄の変動表示中や、何れかの特別図柄の確定表示中、大当り遊技中、小当り遊技中の何れでもなければ)、第2特図の変動表示が行われる。そして、第2特図の変動表示が行われた場合は、大当り図柄が停止表示されて1種当りが行われるか、小当り図柄が停止表示されて小当り遊技が行われる(外れ図柄が停止表示されることはない)。小当り遊技が行われる場合は、小入賞口35に入球した遊技球が特定口38に入球して2種当りが行われる。従って、「第2普図当り遊技」が行われる場合は、その後に1種当りまたは2種当りが行われることとなる。そして、このような1種当りまたは2種当りでは、100個(いわゆる10個×10カウント)の遊技球が払い出されるラウンド遊技が複数回行われる。
以上のことをまとめると、図16(a)に示すように、「第2普図当り遊技」が行われた後に1種当りが行われる場合は、先ず「第2普図当り遊技」で150個の遊技球が払い出されて、その後に第2特図の変動表示を介して、複数回のラウンド遊技のそれぞれで100個の遊技球が払い出される。また、図16(b)に示すように、「第2普図当り遊技」が行われた後に2種当りが行われる場合は、先ず「第2普図当り遊技」で150個の遊技球が払い出されて、その後に第2特図の変動表示および小当り遊技を介して、複数回のラウンド遊技のそれぞれで100個の遊技球が払い出される。
すなわち、「第2普図当り遊技」が行われる場合は、その後に1種当りまたは2種当りの何れの大当り遊技が行われる場合であっても、先ず「第2普図当り遊技」で150個の遊技球が払い出されて、その後に複数回のラウンド遊技のそれぞれで100個の遊技球が払い出されることとなる。
このように「第2普図当り遊技」では、複数回のラウンド遊技の実行に先立って、1回のラウンド遊技における遊技球の払出数以上の遊技球が払い出される。詳しくは、「第2普図当り遊技」では、複数回のラウンド遊技のそれぞれで100個の遊技球が払い出されることに先立って、150個の遊技球が払い出される。このため、「第2普図当り遊技」の後にラウンド遊技が開始された場合は、遊技者に対して、「第2普図当り遊技」が大当り遊技の一部(1回のラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
換言すると、本実施例のパチンコ機1では、『第2普図当り遊技の実行中に第2始動口25に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数(15個)』は、『ラウンド遊技の実行中に大入賞口28に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数(10個)』以上である。このため、「第2普図当り遊技」の実行中は、一度に払い出される遊技球の数をラウンド遊技の実行中よりも多くすることができる。このため、「第2普図当り遊技」の後にラウンド遊技が開始された場合は、遊技者に対して、「第2普図当り遊技」が大当り遊技の一部(1回のラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
ここで、上述のように「第2普図当り遊技」を大当り遊技の一部(1回のラウンド遊技)と遊技者に感じさせるためには、「第2普図当り遊技」とラウンド遊技の実行時期が重ならない方が良い。「第2普図当り遊技」とラウンド遊技の実行時期が重なると、これらの遊技それぞれの印象が希釈化(これらの遊技に遊技者の注目が分散)されてしまうためである。
もっとも、図17(a)に示すように、「第2普図当り遊技」が行われた後に1種当りが行われる場合であれば、第2特図の変動表示が終了して直ぐにラウンド遊技が開始されてしまうと、「第2普図当り遊技」とラウンド遊技の実行時期が重なってしまう虞がある。そこで、本実施例のパチンコ機1では、図16(a)に示すように、1種当りが開始されてから1回目のラウンド遊技が開始されるまでの期間(本明細書では「1種当りOP期間」ともいう)を設けることとしている。そして、この「1種当りOP期間」の長さを、「第2普図当り遊技」において第2始動口25が開放状態である時間(5.8秒)(あるいは第2普図当り遊技において第2始動口25に10個(規定数)の遊技球が入球する時間)よりも長い時間(6.2秒)としている。こうすると、1種当りが開始されてから1回目のラウンド遊技が開始されるまでに、「第2普図当り遊技」は終了するので、「第2普図当り遊技」とラウンド遊技の実行時期が重ならないようにすることができる。この結果、遊技者に対して、より強く、「第2普図当り遊技」を大当り遊技の一部(1回のラウンド遊技)と感じさせることが可能となる。
また、図17(b)に示すように、「第2普図当り遊技」が行われた後に(小当り遊技を介して)2種当りが行われる場合であれば、第2特図の変動表示が終了して直ぐに小当り遊技が開始されてしまうと、「第2普図当り遊技」(および小当り遊技において小入賞口35が開放状態となる期間)とラウンド遊技の実行時期が重なってしまう虞がある。そこで、本実施例のパチンコ機1では、図16(b)に示すように、小当り遊技が開始されてから小入賞口35が開放状態となるまでの期間(本明細書では「小当りOP期間」ともいう)を設けることとしている。そして、この「小当りOP期間」の長さを、「第2普図当り遊技」において第2始動口25が開放状態である時間(5.8秒)(あるいは第2普図当り遊技において第2始動口25に10個(規定数)の遊技球が入球する時間)よりも長い時間(6.2秒)としている。こうすると、小当り遊技が開始されてから小入賞口35が開放状態となるまでに、「第2普図当り遊技」は終了するので、「第2普図当り遊技」の実行時期と「小当り遊技において小入賞口35が開放状態となる期間」が重ならないようにすることができるだけでなく、「第2普図当り遊技」とラウンド遊技の実行時期も重ならないようにすることができる。この結果、遊技者に対して、より強く、「第2普図当り遊技」を大当り遊技の一部(1回のラウンド遊技)と感じさせることが可能となる。
G.大当り遊技に係る演出 :
以上のように本実施例のパチンコ機1では、遊技者に対して、「第2普図当り遊技」を大当り遊技の一部として感じさせることができる。そこで、本実施例のパチンコ機1では、この効果を更に高めるべく、次のような態様で大当り遊技に係る演出を実行する。
すなわち、図18(a)に示すように、「第2普図当り遊技」が行われた後に1種当りが行われる場合は、当該「第2普図当り遊技」が開始されたタイミングで(1種当りが未だ開始されていないにも拘わらず)、大当り遊技が開始されたことを示唆する演出を実行する。例えば、「第2普図当り遊技」が開始された際に、「大当り遊技開始」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示する。
そして、「第2普図当り遊技」の実行中は(1種当りが未だ開始されていないにも拘わらず)、大当り遊技(あるいはラウンド遊技)の実行中であることを示唆する演出を実行する。例えば、「第2普図当り遊技」の実行中は(1種当りOP期間中であっても)、大当り遊技が開始されてから1回目のラウンド遊技の実行中であることを示す「1R」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示する。その後、1種当りが開始されてから1回目のラウンド遊技中は、大当り遊技が開始されてから2回目のラウンド遊技の実行中であることを示す「2R」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示して、2回目のラウンド遊技中は、大当り遊技が開始されてから3回目のラウンド遊技の実行中であることを示す「3R」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示する。すなわち、1種当りの実行中は、実際のラウンド遊技の回数に、「第2普図当り遊技」分の1回を追加したラウンド遊技の回数(実際のラウンド遊技の回数とは異なる回数)を表示する。
また、「第2普図当り遊技」の実行中、および、1種当りの実行中は、「第2普図当り遊技」における払出数と1種当りにおける払出数とを合算して示唆(表示)する(合算表示を行う)。例えば、「第2普図当り遊技」が開始される際に、払出数として「0」を表示して、当該「第2普図当り遊技」において第2始動口25に遊技球が入球する度に「払出数」を15個増加させて表示する。そして、1種当りが開始されても、この「払出数」は表示したままにしておき、当該1種当りにおいて大入賞口28に遊技球が入球する度に「払出数」を10個増加させて表示する。従って、1種当りの実行中は、1種当りにおける払出数に「第2普図当り遊技」における払出数が加算された数が表示されることとなる。
これに対して、図18(b)に示すように、「第2普図当り遊技」が行われた後に2種当りが行われる場合は、当該「第2普図当り遊技」が開始されたタイミングで(2種当りが未だ開始されていないにも拘わらず)、大当り遊技が開始されたことを示唆する演出を実行する。例えば、「第2普図当り遊技」が開始された際に、「大当り遊技開始」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示する。
そして、「第2普図当り遊技」の実行中は(2種当りが未だ開始されていないにも拘わらず)、大当り遊技(あるいはラウンド遊技)の実行中であることを示唆する演出を実行する。例えば、「第2普図当り遊技」の実行中は(小当りOP期間中であっても)、大当り遊技が開始されてから1回目のラウンド遊技の実行中であることを示す「1R」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示する。そして、その後の小当り遊技における小入賞口35が開放状態である期間中は、大当り遊技が開始されてから2回目のラウンド遊技の実行中であることを示す「2R」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示する。
その後、2種当りが開始されてから1回目のラウンド遊技中は、大当り遊技が開始されてから3回目のラウンド遊技の実行中であることを示す「3R」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示して、2回目のラウンド遊技中は、大当り遊技が開始されてから4回目のラウンド遊技の実行中であることを示す「4R」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示する。すなわち、2種当りの実行中は、実際のラウンド遊技の回数に、「第2普図当り遊技」分と「小当り遊技」分の2回を追加したラウンド遊技の回数(実際のラウンド遊技の回数とは異なる回数)を表示する。
また、「第2普図当り遊技」の実行中、小当り遊技の実行中、2種当りの実行中は、「第2普図当り遊技」における払出数と、小当り遊技における払出数と、2種当りにおける払出数とを合算して示唆(表示)する(合算表示を行う)。例えば、「第2普図当り遊技」が開始される際に、払出数として「0」を表示して、当該「第2普図当り遊技」において第2始動口25に遊技球が入球する度に「払出数」を15個増加させて表示する。その後、2種当りが開始されても、この「払出数」は表示したままにしておき、当該小当り遊技において小入賞口35に遊技球が入球する度に「払出数」を3個増加させて表示する。そして、その後、2種当りが開始されても、この「払出数」は表示したままにしておき、当該2種当りにおいて大入賞口28に遊技球が入球する度に「払出数」を10個増加させて表示する。従って、2種当りの実行中は、2種当りにおける払出数に小当り遊技における払出数と「第2普図当り遊技」における払出数とが加算された数が表示されることとなる。
以上のように本実施例のパチンコ機1では、「第2普図当り遊技」の実行中は、大当り遊技(あるいはラウンド遊技)の実行中であることを示唆する演出を実行可能である。このため、遊技者に対して、「第2普図当り遊技」が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
また、本実施例のパチンコ機1では、『第2普図当り遊技の実行中に第2始動口25に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』と、『ラウンド遊技の実行中に大入賞口28に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』とを合算して示唆する演出を実行可能である。このことからも、「第2普図当り遊技」が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
H.電サポ状態の終了タイミング :
H-1.その1 :
以上のように本実施例のパチンコ機1では、電サポ状態が設定されると「第2普図当り遊技」が行われて、この「第2普図当り遊技」では150個の遊技球が払い出される。このため、電サポ状態において遊技者に払い出される遊技球の数(本明細書では「電サポ状態の払出数」ともいう)が多くなり易い。
ここで、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると次のような不都合が生じる虞がある。すなわち、遊技ホールでは、集計された「電サポ状態の払出数」に基づいて、営業方針を決定したり、パチンコ機1の異常を検出したりする。このため、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると、営業方針を誤って決定したり、パチンコ機1の異常を誤って検出したりする虞がある。
そこで、本実施例のパチンコ機1では、電サポ状態の終了タイミングを早めることによって、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止している。詳しくは、図19に示すように、本実施例のパチンコ機1では、『電サポ状態が設定されてから1回目の第2特図の変動表示(本明細書では「初回変動」ともいう)』が終了するタイミングで電サポ状態を終了させることとしている(電サポ状態が終了したことを示す信号あるいは非電サポ状態が開始されたことを示す信号を、周知の外部出力端子(従来の遊技機と同様の外部出力端子)からホールコンピューター等の外部装置に向けて出力することとしている)。
しかも、この「初回変動」の変動時間は、『第2普図当り遊技において第2始動口25が開放状態である時間(5.8秒)』よりも短いこととしている。例えば、「初回変動」の変動時間は、4.0秒であることとしている。
こうすると、「第2普図当り遊技」が開始された場合は、1個目の第2始動口25への入球に基づく第2特図の変動表示(初回変動)が終了すると、電サポ状態が終了することとなる。そして、この「初回変動」の変動時間は、『第2普図当り遊技において第2始動口が開放状態である時間(5.8秒)』よりも短いので、「第2普図当り遊技」が終了する前(第2始動口25が閉鎖状態となる前)に、電サポ状態が終了することとなる。このため、「初回変動」の終了後に第2始動口25に遊技球が入球しても、当該入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、パチンコ機1の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
あるいは、「初回変動」の変動時間としては、次のような時間を設定してもよい。すなわち、本実施例のパチンコ機1では、「第2普図当り遊技」の実行中は、第2始動口25に複数個(10個)の遊技球を入球させることが可能であり、「第2普図当り遊技」の実行中に第2始動口25に1個の遊技球が入球すると15個(N個)の遊技球が払い出される。そこで、「初回変動」の変動時間は、15個(N個)の遊技球の払い出しに要する時間(例えば1.5秒)よりも短いこととしている。こうすると、「第2普図当り遊技」が開始された場合は、1個目の第2始動口への入球に基づく15個(N個)の遊技球の払い出しが終了するよりも前のタイミングで「初回変動」が終了すると共に電サポ状態が終了する。そして、この場合、2個目以後の第2始動口25への入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなる。この結果、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができるので、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
あるいは、「初回変動」の変動時間としては、次のような時間を設定してもよい。すなわち、本実施例のパチンコ機1では、「第2普図当り遊技」の実行中は、第2始動口25に複数個(10個)の遊技球を入球させることが可能である。そこで、「初回変動」の変動時間は、遊技球の発射間隔(0.6秒)よりも短いこととしている。ここで、第2始動口25には、当然ながら、発射された遊技球が入球するので、第2始動口25に遊技球が入球する間隔は発射間隔(0.6秒)と同程度になる可能性が高い。このため、「第2普図当り遊技」が開始された場合は、1個目の第2始動口25への入球に基づく第2特図の変動表示(初回変動)が終了することで電サポ状態が終了した後に、2個目の遊技球が第2始動口に入球する可能性が高い。すなわち、2個目の遊技球が第2始動口25へ入球するよりも前のタイミングで電サポ状態が終了する可能性が高い。このため、2個目以後の第2始動口25への入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
尚、大当り遊技が終了した際に(電サポ状態が設定された際に)、「初回変動」を直ぐに行えなければ、電サポ状態を終了するタイミングが遅くなってしまい、その結果、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止できない虞がある。そこで、本実施例のパチンコ機1では、大当り遊技が終了した際に(電サポ状態が設定された際に)第1特図保留が記憶されている場合は、当該第1特図保留に基づく変動表示を高速で終了させることとしている。例えば、当該変動表示の変動時間を「初回変動」の変動時間よりも短くしている。
あるいは、大当り遊技が終了した際に(電サポ状態が設定された際に)第1特図保留が記憶されていても、直ぐに「初回変動」が行えるように、第1特図の変動表示に並行して第2特図の変動表示を実行可能であることとしてもよい。
ここで、通常の遊技機であれば、大当り遊技が開始されたことを示す大当り信号を外部装置(例えば、ホールコンピューター等)に向けて出力可能であり、外部装置は、この大当り信号に基づいて、大当り遊技中に遊技者に払い出された遊技球の数を集計している。このような大当り信号は、従来であれば、大当り遊技が開始されたタイミングで出力されることが当然であるところ、本実施例のパチンコ機1では、電サポ状態が終了するタイミングで出力することとしている。
すなわち、本実施例のパチンコ機1では、電サポ状態(初回変動)が終了してから大当り遊技が開始されるまでの期間(第2普図当り遊技中における初回変動終了後の期間)にも、ある程度の遊技球が払い出される。そして、遊技者は、このような遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として認識している。もっとも、従来のように大当り遊技が開始されたタイミングで大当り信号を出力することとすると、電サポ状態(初回変動)が終了してから大当り遊技が開始されるまでの期間(第2普図当り遊技中における初回変動終了後の期間)に払い出された遊技球については、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することができず、遊技者の認識との間で齟齬が生じてしまう。そこで、本実施例のパチンコ機1では、電サポ状態(初回変動)が終了するタイミングで大当り信号を出力することとしている。こうすると、電サポ状態(初回変動)が終了してから大当り遊技が開始されるまでの期間(第2普図当り遊技中における初回変動終了後の期間)に払い出された遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することができ、遊技者の認識との間で齟齬が生じることを防止することが可能となる。
尚、当然ながら、大当り信号は、周知の外部出力端子(従来の遊技機と同様の外部出力端子)から外部装置に向けて出力される。
H-2.その2 :
上述した「H-1.その1」では、「初回変動」が終了するタイミングで電サポ状態を終了させることで、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することとした。これに限らず、図20に示すように、「初回変動」が開始するタイミングで電サポ状態を終了させることとしてもよい(電サポ状態が終了したことを示す信号あるいは非電サポ状態が開始されたことを示す信号を、周知の外部出力端子(従来の遊技機と同様の外部出力端子)からホールコンピューター等の外部装置に向けて出力することとしてもよい)。
こうすると、「第2普図当り遊技」が開始された場合は、1個目の第2始動口25への入球に基づく第2特図の変動表示(初回変動)が開始すると、電サポ状態が終了することとなる。すなわち、「第2普図当り遊技」が終了する前(第2始動口25が閉鎖状態となる前)に、電サポ状態が終了することとなる。このため、「初回変動」の開始後に第2始動口25に遊技球が入球しても、当該入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
ここで、「H-2.その2」では、電サポ状態が終了(初回変動が開始)してから大当り遊技が開始されるまでの期間(第2普図当り遊技中における初回変動開始後の期間)にも、ある程度の遊技球が払い出される。そして、遊技者は、このような遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として認識している。もっとも、従来のように大当り遊技が開始されたタイミングで大当り信号を出力することとすると、電サポ状態が終了(初回変動が開始)してから大当り遊技が開始されるまでの期間(第2普図当り遊技中における初回変動開始後の期間)に払い出された遊技球については、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することができず、遊技者の認識との間で齟齬が生じてしまう。そこで、「H-2.その2」では、電サポ状態が終了(初回変動が開始)するタイミングで大当り信号を出力することとしている。こうすると、電サポ状態が終了(初回変動が開始)してから大当り遊技が開始されるまでの期間(第2普図当り遊技中における初回変動開始後の期間)に払い出された遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することができ、遊技者の認識との間で齟齬が生じることを防止することが可能となる。
H-3.その3 :
上述した「H-1.その1」では、「初回変動」が終了するタイミングで電サポ状態を終了させることで、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することとした。これに限らず、図21に示すように、電サポ状態が設定されてから1回目の「第2普図当り遊技」が開始するタイミングで電サポ状態を終了させることとしてもよい(電サポ状態が終了したことを示す信号あるいは非電サポ状態が開始されたことを示す信号を、周知の外部出力端子(従来の遊技機と同様の外部出力端子)からホールコンピューター等の外部装置に向けて出力することとしてもよい)。
こうすると、「第2普図当り遊技」の実行中は、電サポ状態は終了された状態となる。このため、「第2普図当り遊技」中に第2始動口25に遊技球が入球しても、当該入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
ここで、「H-3.その3」では、電サポ状態が終了(1回目の第2普図当り遊技が開始)してから大当り遊技が開始されるまでの期間(第2普図当り遊技中)にも、ある程度の遊技球が払い出される。そして、遊技者は、このような遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として認識している。もっとも、従来のように大当り遊技が開始されたタイミングで大当り信号を出力することとすると、電サポ状態が終了(1回目の第2普図当り遊技が開始)してから大当り遊技が開始されるまでの期間(第2普図当り遊技中)に払い出された遊技球については、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することができず、遊技者の認識との間で齟齬が生じてしまう。そこで、「H-3.その3」では、電サポ状態が終了(1回目の第2普図当り遊技が開始)するタイミングで大当り信号を出力することとしている。こうすると、電サポ状態が終了(1回目の第2普図当り遊技が開始)してから大当り遊技が開始されるまでの期間(第2普図当り遊技中)に払い出された遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することができ、遊技者の認識との間で齟齬が生じることを防止することが可能となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、上述した実施例では、遊技者に対して、「第2普図当り遊技」が大当り遊技の一部(1回のラウンド遊技)であるように感じさせるべく、『第2普図当り遊技の実行中に第2始動口25に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数(15個)』は、『ラウンド遊技の実行中に大入賞口28に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数(10個)』以上であることとした。これに限らず、『第2普図当り遊技における第2始動口25が開放状態である時間(例えば15秒)』は、『1回のラウンド遊技における大入賞口28が開放状態である時間(例えば10秒)』以上であることとしてもよい。こうすると、「第2普図当り遊技」における第2始動口25への入球数を多くすることができる(当該入球に基づく遊技球の払出数を多くすることができる)。そして、こうした場合も、遊技者に対して、「第2普図当り遊技」が大当り遊技の一部(1回のラウンド遊技)であるように感じさせることができる。
また、上述した実施例においては、「第2普図当り遊技」として、「第2普図当り遊技A」と「第2普図当り遊技B」とを実行可能であることとしてもよい。そして、「第2普図当り遊技A」と「第2普図当り遊技B」とで、払い出し可能な遊技球の数が異なることとしてもよい。例えば、「第2普図当り遊技A」が行われる場合は150個の遊技球を払い出し可能であることとして、「第2普図当り遊技B」が行われる場合は200個の遊技球を払い出し可能であることとしてもよい。こうすると、同一種類の大当り遊技が行われる場合であっても、当該大当り遊技に先立って行われる「第2普図当り遊技」が「第2普図当り遊技A」であるか「第2普図当り遊技B」であるかによって、互いに異なる大当り遊技が行われるように遊技者に感じさせることができる。
そして、このような構成とした場合は、「第2普図当り遊技A」が開始される場合と「第2普図当り遊技B」が開始される場合とで、互いに異なる大当り遊技が開始されることを示唆する演出を行うこととしてもよい。例えば、「第2普図当り遊技A」が開始されるに際しては、「大当り遊技A開始」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示して、「第2普図当り遊技B」が開始されるに際しては、「大当り遊技B開始」という文字を演出表示装置41の表示画面に表示することとしてもよい。
また、遊技ホールの島設備から供給される遊技球を払い出すことによって、遊技の結果としての利益(遊技価値)を遊技者に付与するパチンコ機1に本発明を適用した例を説明した。これに限らず、「遊技球の払い出し」とは異なる形態で遊技上の利益を付与するタイプの遊技機にも、本発明を適用することができる。例えば、各種入球口への遊技球の入球が発生することで、その入球に対応する利益の量(遊技価値の大きさ)を示すデータを記憶することによって、遊技上の利益(遊技価値)を遊技者に付与するタイプのパチンコ機にも本発明を適用することができ、この場合にも、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。尚、遊技上の利益(遊技価値)をデータ化して遊技者に付与するタイプのパチンコ機としては、パチンコ機に内蔵された複数個の遊技球を循環させて使用する遊技機、具体的には、各種入球口あるいはアウト口を経て遊技盤の裏面に排出された遊技球を、再度、発射位置に戻して発射するように構成されたパチンコ機(いわゆる封入式遊技機)を例示できる。
<上述した実施例から抽出できる遊技機A1~遊技機A7>
上述した実施例のパチンコ機は、次のような遊技機A1~遊技機A7として捉えることもできる。
<遊技機A1>
<概要>
「初回変動」が終了するタイミングで電サポ状態を終了させる。
「初回変動」の変動時間は、第2普図当り遊技において第2始動口が入球可能状態である時間よりも短い。
<請求項形式>
特別図柄の変動表示である特図変動として、第1始動口に遊技球が入球することに基づく第1特別図柄の変動表示である第1変動と、第2始動口に遊技球が入球することに基づく第2特別図柄の変動表示である第2変動とを実行可能な特図変動手段と、
前記第2変動で小当り図柄が停止表示された場合に、小当り遊技を実行する小当り遊技実行手段と、
少なくとも前記小当り遊技の実行を契機として遊技球が特定領域を通過した場合に、大入賞口が入球可能状態となるラウンド遊技を複数回行う大当り遊技を実行可能な大当り遊技実行手段と、
普通図柄の変動表示である普図変動を実行可能な普図変動手段と、
前記普図変動で普図当り図柄が停止表示された場合に、前記第2始動口が入球可能状態となる普図当り遊技を実行する普図当り遊技実行手段と、
遊技状態として、非電サポ状態と電サポ状態とを設定可能な遊技状態設定手段と、
を備え、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合の方が、前記普図当り図柄が停止表示される可能性が高く、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第1普図当り遊技よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第2普図当り遊技の方が、前記第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易いものであり、
前記電サポ状態が設定されてから1回目の前記第2変動である初回変動が終了するタイミングで、当該電サポ状態を終了させるものであり、
前記初回変動の変動時間は、前記第2普図当り遊技において前記第2始動口が入球可能状態である時間よりも短い
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、『非電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第1普図当り遊技』よりも、『電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第2普図当り遊技』の方が、第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易い。このため、第2普図当り遊技中は、第2始動口に入球する遊技球が多くなり易く、ひいては、電サポ状態において遊技者に払い出される遊技球の数(本明細書では「電サポ状態の払出数」ともいう)も多くなり易い。
ここで、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると次のような不都合が生じる虞がある。すなわち、遊技ホールでは、集計された「電サポ状態の払出数」に基づいて、営業方針を決定したり、遊技機の異常を検出したりする。このため、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞がある。
そこで、本遊技機では、電サポ状態の終了タイミングを早めることによって、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止している。詳しくは、本遊技機では、『電サポ状態が設定されてから1回目の第2変動である初回変動』が終了するタイミングで電サポ状態を終了させることとしており、且つ、この「初回変動」の変動時間は、『第2普図当り遊技において第2始動口が入球可能状態である時間』よりも短いこととしている。こうすると、第2普図当り遊技が開始された場合は、1個目の第2始動口への入球に基づく第2変動(初回変動)が終了すると、電サポ状態が終了することとなる。そして、この「初回変動」の変動時間は、『第2普図当り遊技において第2始動口が入球可能状態である時間』よりも短いので、第2普図当り遊技が終了する前(第2始動口が入球不能状態となる前)に、電サポ状態が終了することとなる。このため、「初回変動」の終了後に第2始動口に遊技球が入球しても、当該入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
<遊技機A2>
<概要>
遊技機A1に従属。
第2普図当り遊技中は、第2始動口に複数個の遊技球を入球させることが可能。
第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球するとN個の遊技球が払い出される。
「初回変動」の変動時間は、N個の遊技球の払い出しに要する時間よりも短い。
<請求項形式>
遊技機A1において、
前記第2普図当り遊技中は、前記第2始動口に複数個の遊技球を入球させることが可能であり、
前記第2普図当り遊技中に前記第2始動口に1個の遊技球が入球するとN個の遊技球が払い出されるものであり、
前記初回変動の変動時間は、前記N個の遊技球の払い出しに要する時間よりも短い
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技中は、第2始動口に複数個の遊技球を入球させることが可能であり、第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球するとN個の遊技球が払い出される。そして、「初回変動」の変動時間は、N個の遊技球の払い出しに要する時間よりも短いこととしている。このため、第2普図当り遊技が開始された場合は、1個目の第2始動口への入球に基づくN個の遊技球の払い出しが終了するよりも前のタイミングで「初回変動」が終了すると共に電サポ状態が終了する。そして、この場合、2個目以後の第2始動口への入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなる。この結果、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができるので、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
<遊技機A3>
<概要>
遊技機A1に従属。
第2普図当り遊技中は、前記第2始動口に複数個の遊技球を入球させることが可能である。
「初回変動」の変動時間は、遊技球の発射間隔よりも短い。
<請求項形式>
遊技機A1において、
前記第2普図当り遊技中は、前記第2始動口に複数個の遊技球を入球させることが可能であり、
前記初回変動の変動時間は、遊技球の発射間隔よりも短い
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技中は、第2始動口に複数個の遊技球を入球させることが可能である。そして、「初回変動」の変動時間は、遊技球の発射間隔よりも短いこととしている。ここで、第2始動口には、当然ながら、発射された遊技球が入球するので、第2始動口に遊技球が入球する間隔は発射間隔と同程度になる可能性が高い。このため、第2普図当り遊技が開始された場合は、1個目の第2始動口への入球に基づく第2変動(初回変動)が終了することで電サポ状態が終了した後に、2個目の遊技球が第2始動口に入球する可能性が高い。すなわち、2個目の遊技球が第2始動口へ入球するよりも前のタイミングで電サポ状態が終了する可能性が高い。このため、2個目以後の第2始動口への入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
<遊技機A4>
<概要>
遊技機A1~遊技機A3に従属。
『第2普図当り遊技における第2始動口が入球可能状態である時間』は、『1回のラウンド遊技における大入賞口が入球可能状態である時間』以上である。
<請求項形式>
遊技機A1乃至遊技機A3の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技において前記第2始動口に入球可能な遊技球の数は、1回の前記ラウンド遊技において前記大入賞口に入球可能な遊技球の数以上である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。
この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技において第2始動口に入球可能な遊技球の数』は、『1回のラウンド遊技において大入賞口に入球可能な遊技球の数』以上であることとしている。こうすると、上述のように「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止しつつも、第2普図当り遊技における第2始動口への入球数を多くすることができる(当該入球に基づく遊技球の払出数を多くすることができる)。
このため、特に、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機A5>
<概要>
遊技機A1~遊技機A4に従属。
『第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』は、『ラウンド遊技中に大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』以上である。
<請求項形式>
遊技機A1乃至遊技機A4の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中に前記第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数は、前記ラウンド遊技中に前記大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数以上である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。
この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』は、『ラウンド遊技中に大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』以上であることとしている。こうすると、上述のように「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止しつつも、第2普図当り遊技中は、一度に払い出される遊技球の数をラウンド遊技中よりも多くすることができる。
このため、特に、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機A6>
<概要>
遊技機A1~遊技機A5に従属。
第2普図当り遊技中は、ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能。
<請求項形式>
遊技機A1乃至遊技機A5の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中は、前記ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。この点、本遊技機では、第2普図当り遊技中は、ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能である。このため、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機A7>
<概要>
遊技機A1~遊技機A6に従属。
『第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』と、『ラウンド遊技中に大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』とを合算して示唆する演出を実行可能。
<請求項形式>
遊技機A1乃至遊技機A6の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中に前記第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数と、前記ラウンド遊技中に前記大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数とを合算して示唆する演出を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』と、『ラウンド遊技中に大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』とを合算して示唆する演出を実行可能である。このため、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<上述した実施例から抽出できる遊技機B1~遊技機B5>
上述した実施例のパチンコ機は、次のような遊技機B1~遊技機B5として捉えることもできる。
<遊技機B1>
<概要>
「初回変動」が開始するタイミングで電サポ状態を終了させる。
<請求項形式>
特別図柄の変動表示である特図変動として、第1始動口に遊技球が入球することに基づく第1特別図柄の変動表示である第1変動と、第2始動口に遊技球が入球することに基づく第2特別図柄の変動表示である第2変動とを実行可能な特図変動手段と、
前記第2変動で小当り図柄が停止表示された場合に、小当り遊技を実行する小当り遊技実行手段と、
少なくとも前記小当り遊技の実行を契機として遊技球が特定領域を通過した場合に、大入賞口が入球可能状態となるラウンド遊技を複数回行う大当り遊技を実行可能な大当り遊技実行手段と、
普通図柄の変動表示である普図変動を実行可能な普図変動手段と、
前記普図変動で普図当り図柄が停止表示された場合に、前記第2始動口が入球可能状態となる普図当り遊技を実行する普図当り遊技実行手段と、
遊技状態として、非電サポ状態と電サポ状態とを設定可能な遊技状態設定手段と、
を備え、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合の方が、前記普図当り図柄が停止表示される可能性が高く、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第1普図当り遊技よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第2普図当り遊技の方が、前記第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易いものであり、
前記電サポ状態が設定されてから1回目の前記第2変動である初回変動が開始するタイミングで、当該電サポ状態を終了させる
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、『非電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第1普図当り遊技』よりも、『電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第2普図当り遊技』の方が、第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易い。このため、第2普図当り遊技中は、第2始動口に入球する遊技球が多くなり易く、ひいては、電サポ状態において遊技者に払い出される遊技球の数(本明細書では「電サポ状態の払出数」ともいう)も多くなり易い。
ここで、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると次のような不都合が生じる虞がある。すなわち、遊技ホールでは、集計された「電サポ状態の払出数」に基づいて、営業方針を決定したり、遊技機の異常を検出したりする。このため、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞がある。
そこで、本遊技機では、電サポ状態の終了タイミングを早めることによって、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止している。詳しくは、本遊技機では、『電サポ状態が設定されてから1回目の第2変動である初回変動』が開始するタイミングで電サポ状態を終了させることとしている。こうすると、第2普図当り遊技が開始された場合は、1個目の第2始動口への入球に基づく第2変動(初回変動)が開始すると、電サポ状態が終了することとなる。すなわち、第2普図当り遊技が終了する前(第2始動口が入球不能状態となる前)に、電サポ状態が終了することとなる。このため、「初回変動」の開始後に第2始動口に遊技球が入球しても、当該入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
<遊技機B2>
<概要>
遊技機B1に従属。
『第2普図当り遊技における第2始動口が入球可能状態である時間』は、『1回のラウンド遊技における大入賞口が入球可能状態である時間』以上である。
<請求項形式>
遊技機B1において、
前記第2普図当り遊技において前記第2始動口に入球可能な遊技球の数は、1回の前記ラウンド遊技において前記大入賞口に入球可能な遊技球の数以上である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。
この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技において第2始動口に入球可能な遊技球の数』は、『1回のラウンド遊技において大入賞口に入球可能な遊技球の数』以上であることとしている。こうすると、上述のように「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止しつつも、第2普図当り遊技における第2始動口への入球数を多くすることができる(当該入球に基づく遊技球の払出数を多くすることができる)。
このため、特に、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機B3>
<概要>
遊技機B1、遊技機B2に従属。
『第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』は、『ラウンド遊技中に大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』以上である。
<請求項形式>
遊技機B1または遊技機B2において、
前記第2普図当り遊技中に前記第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数は、前記ラウンド遊技中に前記大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数以上である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。
この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』は、『ラウンド遊技中に大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』以上であることとしている。こうすると、上述のように「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止しつつも、第2普図当り遊技中は、一度に払い出される遊技球の数をラウンド遊技中よりも多くすることができる。
このため、特に、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機B4>
<概要>
遊技機A1~遊技機B3に従属。
第2普図当り遊技中は、ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能。
<請求項形式>
遊技機B1乃至遊技機B3の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中は、前記ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。この点、本遊技機では、第2普図当り遊技中は、ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能である。このため、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機B5>
<概要>
遊技機B1~遊技機B4に従属。
『第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』と、『ラウンド遊技中に大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』とを合算して示唆する演出を実行可能。
<請求項形式>
遊技機B1乃至遊技機B4の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中に前記第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数と、前記ラウンド遊技中に前記大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数とを合算して示唆する演出を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』と、『ラウンド遊技中に大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』とを合算して示唆する演出を実行可能である。このため、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<上述した実施例から抽出できる遊技機C1~遊技機C5>
上述した実施例のパチンコ機は、次のような遊技機C1~遊技機C5として捉えることもできる。
<遊技機C1>
<概要>
電サポ状態が設定されてから1回目の第2普図当り遊技が開始するタイミングで、当該電サポ状態を終了させる。
<請求項形式>
特別図柄の変動表示である特図変動として、第1始動口に遊技球が入球することに基づく第1特別図柄の変動表示である第1変動と、第2始動口に遊技球が入球することに基づく第2特別図柄の変動表示である第2変動とを実行可能な特図変動手段と、
前記第2変動で小当り図柄が停止表示された場合に、小当り遊技を実行する小当り遊技実行手段と、
少なくとも前記小当り遊技の実行を契機として遊技球が特定領域を通過した場合に、大入賞口が入球可能状態となるラウンド遊技を複数回行う大当り遊技を実行可能な大当り遊技実行手段と、
普通図柄の変動表示である普図変動を実行可能な普図変動手段と、
前記普図変動で普図当り図柄が停止表示された場合に、前記第2始動口が入球可能状態となる普図当り遊技を実行する普図当り遊技実行手段と、
遊技状態として、非電サポ状態と電サポ状態とを設定可能な遊技状態設定手段と、
を備え、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合の方が、前記普図当り図柄が停止表示される可能性が高く、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第1普図当り遊技よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第2普図当り遊技の方が、前記第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易いものであり、
前記電サポ状態が設定されてから1回目の前記第2普図当り遊技が開始するタイミングで、当該電サポ状態を終了させる
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、『非電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第1普図当り遊技』よりも、『電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第2普図当り遊技』の方が、第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易い。このため、第2普図当り遊技中は、第2始動口に入球する遊技球が多くなり易く、ひいては、電サポ状態において遊技者に払い出される遊技球の数(本明細書では「電サポ状態の払出数」ともいう)も多くなり易い。
ここで、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると次のような不都合が生じる虞がある。すなわち、遊技ホールでは、集計された「電サポ状態の払出数」に基づいて、営業方針を決定したり、遊技機の異常を検出したりする。このため、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞がある。
そこで、本遊技機では、電サポ状態の終了タイミングを早めることによって、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止している。詳しくは、本遊技機では、『電サポ状態が設定されてから1回目の第2普図当り遊技』が開始するタイミングで電サポ状態を終了させることとしている。こうすると、第2普図当り遊技の実行中は、電サポ状態は終了された状態となる。このため、第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球しても、当該入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
<遊技機C2>
<概要>
遊技機C1に従属。
『第2普図当り遊技における第2始動口が入球可能状態である時間』は、『1回のラウンド遊技における大入賞口が入球可能状態である時間』以上である。
<請求項形式>
遊技機C1において、
前記第2普図当り遊技において前記第2始動口に入球可能な遊技球の数は、1回の前記ラウンド遊技において前記大入賞口に入球可能な遊技球の数以上である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。
この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技において第2始動口に入球可能な遊技球の数』は、『1回のラウンド遊技において大入賞口に入球可能な遊技球の数』以上であることとしている。こうすると、上述のように「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止しつつも、第2普図当り遊技における第2始動口への入球数を多くすることができる(当該入球に基づく遊技球の払出数を多くすることができる)。
このため、特に、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機C3>
<概要>
遊技機C1、遊技機C2に従属。
『第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』は、『ラウンド遊技中に大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』以上である。
<請求項形式>
遊技機C1または遊技機C2において、
前記第2普図当り遊技中に前記第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数は、前記ラウンド遊技中に前記大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数以上である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。
この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』は、『ラウンド遊技中に大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』以上であることとしている。こうすると、上述のように「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止しつつも、第2普図当り遊技中は、一度に払い出される遊技球の数をラウンド遊技中よりも多くすることができる。
このため、特に、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機C4>
<概要>
遊技機C1~遊技機C3に従属。
第2普図当り遊技中は、ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能。
<請求項形式>
遊技機C1乃至遊技機C3の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中は、前記ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。この点、本遊技機では、第2普図当り遊技中は、ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能である。このため、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機C5>
<概要>
遊技機C1~遊技機C4に従属。
『第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』と、『ラウンド遊技中に大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』とを合算して示唆する演出を実行可能。
<請求項形式>
遊技機C1乃至遊技機C4の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中に前記第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数と、前記ラウンド遊技中に前記大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数とを合算して示唆する演出を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』と、『ラウンド遊技中に大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』とを合算して示唆する演出を実行可能である。このため、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<上述した実施例から抽出できる遊技機D1~遊技機D8>
上述した実施例のパチンコ機は、次のような遊技機D1~遊技機D8として捉えることもできる。
<遊技機D1>
<概要>
電サポ状態が終了するタイミングで、大当り遊技が開始されたことを示す大当り信号を出力可能である。
<請求項形式>
特別図柄の変動表示である特図変動として、第1始動口に遊技球が入球することに基づく第1特別図柄の変動表示である第1変動と、第2始動口に遊技球が入球することに基づく第2特別図柄の変動表示である第2変動とを実行可能な特図変動手段と、
前記第2変動で小当り図柄が停止表示された場合に、小当り遊技を実行する小当り遊技実行手段と、
少なくとも前記小当り遊技の実行を契機として遊技球が特定領域を通過した場合に、大入賞口が入球可能状態となるラウンド遊技を複数回行う大当り遊技を実行可能な大当り遊技実行手段と、
普通図柄の変動表示である普図変動を実行可能な普図変動手段と、
前記普図変動で普図当り図柄が停止表示された場合に、前記第2始動口が入球可能状態となる普図当り遊技を実行する普図当り遊技実行手段と、
遊技状態として、非電サポ状態と電サポ状態とを設定可能な遊技状態設定手段と、
を備え、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合の方が、前記普図当り図柄が停止表示される可能性が高く、
前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第1普図当り遊技よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第2普図当り遊技の方が、前記第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易いものであり、
前記電サポ状態が終了するタイミングで、前記大当り遊技が開始されたことを示す大当り信号を出力可能である
ことを特徴とする遊技機。
通常の遊技機であれば、大当り遊技が開始されたことを示す大当り信号を外部装置に向けて出力可能であり、外部装置は、この大当り信号に基づいて、大当り遊技中に遊技者に払い出された遊技球の数を集計している。このような大当り信号は、従来であれば、大当り遊技が開始されたタイミングで出力されることが当然であるところ、本遊技機では、電サポ状態が終了するタイミングで出力することとしている。これは次の理由による。
すなわち、電サポ状態が終了してから大当り遊技が開始されるまでの期間に、ある程度の遊技球が払い出されることもあり、遊技者は、このような遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として認識している場合もある。もっとも、従来のように大当り遊技が開始されたタイミングで大当り信号を出力することとすると、電サポ状態が終了してから大当り遊技が開始されるまでの期間に払い出された遊技球については、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することができず、遊技者の認識との間で齟齬が生じてしまう。そこで、本遊技機では、電サポ状態が終了するタイミングで大当り信号を出力することとしている。こうすると、電サポ状態が終了してから大当り遊技が開始されるまでの期間に払い出された遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することができ、遊技者の認識との間で齟齬が生じることを防止することが可能となる。
<遊技機D2>
<概要>
遊技機D1に従属。
「初回変動」が終了するタイミングで電サポ状態を終了させる。
「初回変動」の変動時間は、第2普図当り遊技において第2始動口が入球可能状態である時間よりも短い。
<請求項形式>
遊技機D1において、
前記電サポ状態が設定されてから1回目の前記第2変動である初回変動が終了するタイミングで、当該電サポ状態を終了させるものであり、
前記初回変動の変動時間は、前記第2普図当り遊技において前記第2始動口が入球可能状態である時間よりも短い
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、『非電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第1普図当り遊技』よりも、『電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第2普図当り遊技』の方が、第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易い。このため、第2普図当り遊技中は、第2始動口に入球する遊技球が多くなり易く、ひいては、電サポ状態において遊技者に払い出される遊技球の数(本明細書では「電サポ状態の払出数」ともいう)も多くなり易い。
ここで、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると次のような不都合が生じる虞がある。すなわち、遊技ホールでは、集計された「電サポ状態の払出数」に基づいて、営業方針を決定したり、遊技機の異常を検出したりする。このため、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞がある。
そこで、本遊技機では、電サポ状態の終了タイミングを早めることによって、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止している。詳しくは、本遊技機では、『電サポ状態が設定されてから1回目の第2変動である初回変動』が終了するタイミングで電サポ状態を終了させることとしており、且つ、この「初回変動」の変動時間は、『第2普図当り遊技において第2始動口が入球可能状態である時間』よりも短いこととしている。こうすると、第2普図当り遊技が開始された場合は、1個目の第2始動口への入球に基づく第2変動(初回変動)が終了すると、電サポ状態が終了することとなる。そして、この「初回変動」の変動時間は、『第2普図当り遊技において第2始動口が入球可能状態である時間』よりも短いので、第2普図当り遊技が終了する前(第2始動口が入球不能状態となる前)に、電サポ状態が終了することとなる。このため、「初回変動」の終了後に第2始動口に遊技球が入球しても、当該入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
さらには、1個目の第2始動口への入球に基づく第2変動(初回変動)が終了すると大当り信号が出力されるので、その後の第2普図当り遊技中に払い出された遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することが可能となる。
<遊技機D3>
<概要>
遊技機D1に従属。
「初回変動」が終了するタイミングで電サポ状態を終了させる。
<請求項形式>
遊技機D1において、
前記電サポ状態が設定されてから1回目の前記第2変動である初回変動が開始するタイミングで、当該電サポ状態を終了させる
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、『非電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第1普図当り遊技』よりも、『電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第2普図当り遊技』の方が、第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易い。このため、第2普図当り遊技中は、第2始動口に入球する遊技球が多くなり易く、ひいては、電サポ状態において遊技者に払い出される遊技球の数(本明細書では「電サポ状態の払出数」ともいう)も多くなり易い。
ここで、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると次のような不都合が生じる虞がある。すなわち、遊技ホールでは、集計された「電サポ状態の払出数」に基づいて、営業方針を決定したり、遊技機の異常を検出したりする。このため、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞がある。
そこで、本遊技機では、電サポ状態の終了タイミングを早めることによって、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止している。詳しくは、本遊技機では、『電サポ状態が設定されてから1回目の第2変動である初回変動』が開始するタイミングで電サポ状態を終了させることとしている。こうすると、第2普図当り遊技が開始された場合は、1個目の第2始動口への入球に基づく第2変動(初回変動)が開始すると、電サポ状態が終了することとなる。すなわち、第2普図当り遊技が終了する前(第2始動口が入球不能状態となる前)に、電サポ状態が終了することとなる。このため、「初回変動」の開始後に第2始動口に遊技球が入球しても、当該入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
さらには、1個目の第2始動口への入球に基づく第2変動(初回変動)が開始すると大当り信号が出力されるので、その後の第2普図当り遊技中に払い出された遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することが可能となる。
<遊技機D4>
<概要>
遊技機D1に従属。
電サポ状態が設定されてから1回目の第2普図当り遊技が開始するタイミングで、当該電サポ状態を終了させる。
<請求項形式>
遊技機D1において、
前記電サポ状態が設定されてから1回目の前記第2普図当り遊技が開始するタイミングで、当該電サポ状態を終了させる
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、『非電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第1普図当り遊技』よりも、『電サポ状態の設定中に普図当り図柄が停止表示された場合に実行される第2普図当り遊技』の方が、第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易い。このため、第2普図当り遊技中は、第2始動口に入球する遊技球が多くなり易く、ひいては、電サポ状態において遊技者に払い出される遊技球の数(本明細書では「電サポ状態の払出数」ともいう)も多くなり易い。
ここで、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると次のような不都合が生じる虞がある。すなわち、遊技ホールでは、集計された「電サポ状態の払出数」に基づいて、営業方針を決定したり、遊技機の異常を検出したりする。このため、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなると、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞がある。
そこで、本遊技機では、電サポ状態の終了タイミングを早めることによって、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止している。詳しくは、本遊技機では、『電サポ状態が設定されてから1回目の第2普図当り遊技』が開始するタイミングで電サポ状態を終了させることとしている。こうすると、第2普図当り遊技の実行中は、電サポ状態は終了された状態となる。このため、第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球しても、当該入球に基づく遊技球の払い出しは、「電サポ状態の払出数」として集計されない(電サポ状態終了後の払出数として集計される)こととなるので、「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止することができる。この結果、営業方針を誤って決定したり、遊技機の異常を誤って検出したりする虞を防止することが可能となる。
さらには、『電サポ状態が設定されてから1回目の第2普図当り遊技』が開始すると大当り信号が出力されるので、当該第2普図当り遊技中に払い出された遊技球についても、大当り遊技中に払い出された遊技球として集計することが可能となる。
<遊技機D5>
<概要>
遊技機D1~遊技機D4に従属。
『第2普図当り遊技における第2始動口が入球可能状態である時間』は、『1回のラウンド遊技における大入賞口が入球可能状態である時間』以上である。
<請求項形式>
遊技機D1乃至遊技機D4の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技において前記第2始動口に入球可能な遊技球の数は、1回の前記ラウンド遊技において前記大入賞口に入球可能な遊技球の数以上である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。
この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技において第2始動口に入球可能な遊技球の数』は、『1回のラウンド遊技において大入賞口に入球可能な遊技球の数』以上であることとしている。こうすると、上述のように「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止しつつも、第2普図当り遊技における第2始動口への入球数を多くすることができる(当該入球に基づく遊技球の払出数を多くすることができる)。
このため、特に、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機D6>
<概要>
遊技機D1~遊技機D5に従属。
『第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』は、『ラウンド遊技中に大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』以上である。
<請求項形式>
遊技機D1乃至遊技機D5の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中に前記第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数は、前記ラウンド遊技中に前記大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数以上である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。
この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技中に第2始動口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』は、『ラウンド遊技中に大入賞口に1個の遊技球が入球することに基づいて払い出される遊技球の数』以上であることとしている。こうすると、上述のように「電サポ状態の払出数」が過度に多くなることを防止しつつも、第2普図当り遊技中は、一度に払い出される遊技球の数をラウンド遊技中よりも多くすることができる。
このため、特に、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機D7>
<概要>
遊技機D1~遊技機D6に従属。
第2普図当り遊技中は、ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能。
<請求項形式>
遊技機D1乃至遊技機D6の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中は、前記ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。この点、本遊技機では、第2普図当り遊技中は、ラウンド遊技の実行中であることを示唆する演出を実行可能である。このため、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
<遊技機D8>
<概要>
遊技機D1~遊技機D7に従属。
『第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』と、『ラウンド遊技中に大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』とを合算して示唆する演出を実行可能。
<請求項形式>
遊技機D1乃至遊技機D7の何れか1つの遊技機において、
前記第2普図当り遊技中に前記第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数と、前記ラウンド遊技中に前記大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数とを合算して示唆する演出を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、第2普図当り遊技が行われると、第2始動口に遊技球が入球して第2変動が行われることがあり、この第2変動で小当り図柄が停止表示されると、小当り遊技を介して大当り遊技が行われことがある。そして、この場合は、先ず、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となる。この点、本遊技機では、『第2普図当り遊技中に第2始動口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』と、『ラウンド遊技中に大入賞口に遊技球が入球することに基づいて払い出された遊技球の数』とを合算して示唆する演出を実行可能である。このため、第2普図当り遊技で第2始動口が入球可能状態となった後に、大当り遊技(複数回のラウンド遊技)で大入賞口が入球可能状態となった場合は、遊技者に対して、第2普図当り遊技が大当り遊技の一部(ラウンド遊技)であるように感じさせることができ、ひいては、大当り遊技における遊技球の払出数が増加したように感じさせることができる。
本発明は、遊技ホールで用いられる遊技機に利用することができる。
1…パチンコ機(遊技機)、24…第1始動口、25…第2始動口、28…大入賞口、35…小入賞口、38…特定口(特定領域)、41…演出表示装置、50…セグメント表示部、200…主制御基板、201…CPU(特図変動手段、大当り遊技実行手段、遊技状態設定手段、普図変動手段、普図当り遊技実行手段)、202…ROM、220…サブ制御基板、221…CPU。

Claims (1)

  1. 特別図柄の変動表示である特図変動として、第1始動口に遊技球が入球することに基づく第1特別図柄の変動表示である第1変動と、第2始動口に遊技球が入球することに基づく第2特別図柄の変動表示である第2変動とを実行可能な特図変動手段と、
    前記第2変動で小当り図柄が停止表示された場合に、小当り遊技を実行する小当り遊技実行手段と、
    少なくとも前記小当り遊技の実行を契機として遊技球が特定領域を通過した場合に、大入賞口が入球可能状態となるラウンド遊技を複数回行う大当り遊技を実行可能な大当り遊技実行手段と、
    普通図柄の変動表示である普図変動を実行可能な普図変動手段と、
    前記普図変動で普図当り図柄が停止表示された場合に、前記第2始動口が入球可能状態となる普図当り遊技を実行する普図当り遊技実行手段と、
    遊技状態として、非電サポ状態と電サポ状態とを設定可能な遊技状態設定手段と、
    を備え、
    前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動が行われる場合の方が、前記普図当り図柄が停止表示される可能性が高く、
    前記非電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第1普図当り遊技よりも、前記電サポ状態の設定中に前記普図変動で前記普図当り図柄が停止表示された場合に実行される前記普図当り遊技である第2普図当り遊技の方が、前記第2始動口が入球可能状態である時間が長くなり易いものであり、
    前記大当り遊技が開始されたことを示す大当り信号を出力可能である
    ことを特徴とする遊技機。
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