JP4441684B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4441684B2
JP4441684B2 JP2004065561A JP2004065561A JP4441684B2 JP 4441684 B2 JP4441684 B2 JP 4441684B2 JP 2004065561 A JP2004065561 A JP 2004065561A JP 2004065561 A JP2004065561 A JP 2004065561A JP 4441684 B2 JP4441684 B2 JP 4441684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
game
payout
special symbol
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004065561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005253506A (ja
Inventor
憲幸 岩田
Original Assignee
奥村遊機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 奥村遊機株式会社 filed Critical 奥村遊機株式会社
Priority to JP2004065561A priority Critical patent/JP4441684B2/ja
Publication of JP2005253506A publication Critical patent/JP2005253506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4441684B2 publication Critical patent/JP4441684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、データのバックアップ機能を備えた遊技機に関する。
上記遊技機にはメイン基板にバックアップ電源を搭載した構成のものがある。このメイン基板には賞品球の払出情報を生成するメイン制御装置が搭載されており、賞品球の払出途中で停電が発生したときにはメイン制御装置のメモリにバックアップ電源が供給されることに基いて払出情報がバックアップされる。
特開2002−126306号公報
上記従来構成の場合、停電復旧時にはメイン制御装置が払出情報のバックアップデータに基いて賞品球の払出動作を停電直前の状態から再開する。このため、メイン基板を払出情報のバックアップ状態で別台に不正に移し変え、別台で賞品球を入賞なしで獲得する不正行為を行うことができる。
請求項1〜2に係る各発明はメイン基板をデータのバックアップ状態で別台に移し変えることに基いて別台で賞品球を入賞なしで不正に獲得すること、または、遊技者に有利な遊技状態を不正に取得することを不能にすることを共通の課題とするものであり、共通の課題を解決するための手段は請求項1に記載した通りである。以下、請求項1〜2に係る各発明を用語の意義と共に説明する。
<請求項1に係る発明>
請求項1に係る発明はメイン基板が取外されることに連動して放電路を閉成し、バックアップ電源の電荷を放電路を通して放電することに基いてメモリのバックアップデータを強制的に消去するものである。
1)メイン基板:賞品球の払出情報または遊技状態情報を生成するメイン制御装置が搭載されたものである。この遊技状態情報とは遊技状態を特定する情報を称するものであり、大当りとなったこと・大当り遊技中であること・確率変動モード中であること・時間短縮モード中であること等の遊技者に有利な状態を生成する情報・特別図柄遊技の保留回数は遊技状態情報の一例である。払出情報とはパチンコ球を遊技者に賞品球として払出すための情報を称する。このメイン制御装置は払出情報を下位の払出制御装置に送信する上位制御装置に相当するものである。この払出制御装置はメイン基板に対して機械的に分離された払出基板に搭載されたものであり、メイン制御装置からの払出情報に基いて駆動源を駆動することでパチンコ球を賞品球として払出す。
2)バックアップ電源:メイン制御装置のメモリに制御電源の遮断状態でデータバックアップ用の電力を供給するものである。このバックアップ電源はメイン基板に搭載されたものであり、コンデンサ・一次電池・二次電池等のいずれであっても良い。
3)放電路:バックアップ電源の電荷を放電することに基いてメイン制御装置のバックアップデータを強制的に消去する経路を称する。この放電路はメイン基板に設けられたものであり、例えばバックアップ電源をランプ・抵抗等の負荷に供給することに基いて消費するものであっても良く、大地に放電することに基いて消費するものであっても良い。
4)コネクタ:対のコネクタが装着されたものである。このコネクタは電源の伝送・データの伝送・コマンドの電送等のいずれを目的とするものであっても良く、要はメイン基板に搭載された電気的な連結器であれば良い。
5)スイッチ:放電路を開閉する開閉器を称する。このスイッチはコネクタに対のコネクタが装着されることに連動して放電路を開放し、コネクタから対のコネクタが取外されることに連動して放電路を閉成するものであり、放電路の閉成時にはバックアップ電源の電荷が放電路を通して放電されることに基いてメイン制御装置のバックアップデータが消去される。
<請求項2に係る発明の説明>
請求項2に係る発明はメイン基板のコネクタに一対の接点板を装着し、対のコネクタに接点操作部を設けたものである。この接点操作部はコネクタに対のコネクタが装着された状態で接点板相互間に挿入されるものであり、両接点板は接点操作部の挿入状態で相手側から離間した離間状態になることに基いて放電路を開放する。この状態でコネクタから対のコネクタが取外されたときには接点操作部が接点板相互間から脱出し、両接点板が相手側に接触した導通状態になることに基いて放電路を閉成する。
<その他発明の説明>
払出制御装置のメモリに払出情報をバックアップする場合、停電復旧時に払出制御装置が払出情報のバックアップデータに基いて賞品球の払出動作を停電直前の状態から再開することができる。従って、払出基板を払出情報のバックアップ状態で別台に不正に移し変え、別台で賞品球を入賞なしで獲得する不正行為を行うことができる。その他発明は払出基板を払出情報のバックアップ状態で別台に移し変えることに基いて別台で賞品球を入賞なしで獲得する不正行為を不能にすることを課題とするものであり、課題を解決するための手段は下記の通りである。
=課題を解決するための手段=
賞品球の払出情報を生成するメイン制御装置が搭載されたメイン基板と、
前記メイン制御装置から送信された払出情報を受信することに基いてパチンコ球を賞品球として払出す払出制御装置が搭載された払出基板と、
前記払出基板に搭載され、前記払出制御装置のメモリに制御電源の遮断状態で電力を供給するバックアップ電源と、
前記払出基板に設けられ、前記バックアップ電源の電荷を放出するための放電路と、
前記払出基板に搭載されたコネクタと、
前記コネクタに対して対のコネクタが着脱されることに連動して前記放電路を開閉するスイッチとを備えたことを特徴とする遊技機。
メイン基板をベースから取外すときにはメイン基板のコネクタから対のコネクタが取外される。この場合には対のコネクタの取外しに連動してスイッチが作動し、メイン基板の放電路が閉成される。すると、バックアップ電源の電荷が放電路を通して放出されるので、メモリのバックアップデータが全て消去される。即ち、メイン基板を別台に移し変えようとしたときにはメイン基板のバックアップデータが消去されるので、別台で賞品球を入賞なしで獲得する不正行為または遊技者に有利な遊技状態を不正に取得する不正行為が不能になる。
1.遊技機の機械的構成および電気的構成
パチンコホールの台島には、図3に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が装着されている。この前枠2の前面には、図2に示すように、下端部に位置して横長な長方形状の下皿板3が固定されており、下皿板3の前面には上面が開口する下皿4が固定されている。この下皿板3の上方には上皿板5が配置されている。この上皿板5は前枠2に装着されたものであり、上皿板5の前面には上面が開口する上皿6が固定されている。この上皿板5の後面には右端部に位置して演出器に相当するスピーカ7が固定されており、スピーカ7の駆動時にはスピーカ7から前方の遊技者に遊技音が出力される。
下皿板3の前面には右端部に位置してハンドル台8が固定されており、ハンドル台8には発射ハンドル9が前後方向へ延びる水平な軸を中心に回動可能に装着されている。この発射ハンドル9の後方には、図3に示すように、発射モータ10が固定されており、発射モータ10の回転軸には、図2に示すように、打球槌11が連結されている。この発射モータ10は打球槌11の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル9が図2の時計回り方向へ回動操作されたときには発射モータ10に駆動電源が与えられ、打球槌11が駆動することに基づいて上皿6内のパチンコ球を上皿6内から弾き出す。
前枠2の前面には、図2に示すように、矩形状の窓枠12が装着されており、窓枠12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。また、前枠2の後面には額縁状の機構盤が固定されている。この機構盤には遊技盤14(図1参照)が装着されており、遊技盤14は窓枠12のガラス窓13により前方から覆われている。
遊技盤14の前面には、図1に示すように、外レール15および内レール16が固定されている。これら外レール15および内レール16間には左側部に位置して発射通路17が形成されており、打球槌11が弾いたパチンコ球は発射通路17内を通って上昇する。また、遊技盤14には遊技領域18が形成されており、遊技領域18内には複数の障害釘19が打込まれている。この遊技領域18は外レール15および内レール16によって囲まれた円形領域(発射通路17の残余領域)を称するものであり、発射通路17内を上昇するパチンコ球は発射通路17の出口20から遊技領域18内に放出され、障害釘19に当りながら遊技領域18内を落下する。即ち、遊技領域18は発射通路17の出口20から放出されたパチンコ球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
窓枠12には、図2に示すように、ガラス窓13の外周部に位置して複数のランプカバー21が固定されており、各ランプカバー21の後方には複数の電飾用のLED22が配置されている。これら各LED22は窓枠12に固定されたものであり、各ランプカバー21は後方のLED22が発光することに基いて照明される。
遊技盤14の前面には、図1に示すように、遊技領域18内に位置して表示台板23が固定されている。この表示台板23は横長な長方形状の開口部24を有するものであり、表示台板23の後面には表示器および演出器に相当する図柄表示器25が固定されている。この図柄表示器25は横長な長方形状のカラー液晶画面を有するものであり、図柄表示器25の液晶画面は開口部24を通して前方から視覚的に認識可能にされている。
図柄表示器25の液晶画面には特別図柄領域TEが形成されており、特別図柄領域TE内には特別図柄および装飾図柄が表示される。特別図柄は左列・中列・右列の3列の数字図柄からなるものであり、3列の数字図柄の組合せに応じて遊技者に大当りおよび外れを報知する識別図柄として機能する。装飾図柄は3列の数字図柄の組合せが決まる様子を映像的に演出するアニメーション画面の構成要素として機能するものであり、遊技者にはアニメーション画面のストーリー展開に応じて大当りおよび外れの判定結果が感覚的に報知される。
図柄表示器25の液晶画面には保留球領域HEが形成されており、保留球領域HE内には保留球数が数値で表示される。この保留球数とは特別図柄の変動表示を即座に開始することができないタイミングでパチンコ球が特別図柄始動口33内に入賞することに基いて加算表示されるものであり、特別図柄遊技の待機回数を示している。
図柄表示器25の後面には図柄基板ケースが固定されており、図柄基板ケース内には図柄基板が収納されている。この図柄基板には、図5に示すように、図柄制御装置26および駆動回路27が搭載されており、図柄表示器25は駆動回路27を介して図柄制御装置26に電気的に接続されている。この図柄制御装置26は図柄表示器25の表示内容を制御する図柄制御手段およびサブ制御手段に相当するものであり、CPU28・VDP29・ROM30・RAM31・I/O32を有している。
遊技盤14の遊技領域18内には、図1に示すように、表示台枠23の下方に位置して上面が開口するポケット状の特別図柄始動口33が固定されている。この特別図柄始動口33内には近接スイッチからなる始動口センサ34(図5参照)が固定されており、始動口センサ34は特別図柄始動口33内にパチンコ球が入賞したことを検出して特別図柄始動信号を出力する。
遊技盤14の遊技領域18内には、図1に示すように、特別図柄始動口33の下方に位置して入賞口台板35が固定されており、入賞口台板35には前面が開口する四角筒状の大入賞口36が固定されている。また、入賞口台板35には扉37が下端部の水平な軸38を中心に回動可能に装着されており、扉37は大入賞口ソレノイド39(図5参照)のプランジャに機械的に連結されている。この大入賞口ソレノイド39は入賞口台板35の後面に固定されたものであり、扉37を垂直状態に回動操作することに基づいて大入賞口36の前面を閉鎖し、扉37を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて大入賞口36の前面を開放する。この大入賞口36内には近接スイッチからなるカウントセンサ40(図5参照)が固定されており、カウントセンサ40は大入賞口36内にパチンコ球が入賞したことを検出してカウント信号を出力する。
遊技盤14の後面には、図3に示すように、表示台枠23の後方に位置してセンタカバー41が装着されている。このセンタカバー41は前面が開口する容器状をなすものであり、図柄表示器25および図柄基板ケースは後方からセンタカバー41によって覆われている。このセンタカバー41の外周部にはベースに相当するメインセット42が配置されている。このメインセット42はセンタカバー41を囲う矩形枠状をなすものであり、前枠2に装着されている。
メインセット42の後面には、図4に示すように、下端部に位置して音光基板ケース43が固定されており、音光基板ケース43内には音光基板が収納されている。この音光基板には、図5に示すように、音制御装置44および駆動回路45が搭載されており、スピーカ7は駆動回路45を介して音制御装置44に電気的に接続されている。この音制御装置44はCPU46・ROM47・RAM48・I/O49を有するものであり、駆動回路45を通してスピーカ7を鳴動制御する。尚、音制御装置44は音制御手段およびサブ制御手段に相当するものである。
音光基板には光制御装置50および駆動回路51が搭載されており、複数のLED22は駆動回路51を介して光制御装置50に電気的に接続されている。この光制御装置50はCPU52・ROM53・RAM54・I/O55を有するものであり、駆動回路51を通して複数のLED22を発光制御する。尚、光制御装置50は光制御手段およびサブ制御手段に相当するものである。
メインセット42の後面には、図4に示すように、上端部に位置して球タンク56が固定されており、球タンク56内にはパチンコ球が貯溜されている。また、メインセット42の後面にはタンクレール57が固定されている。このタンクレール57は傾斜樋状をなすものであり、タンクレール57の右端部は球タンク56内に接続されている。
メインセット42の後面には賞球払出装置58が着脱可能に装着されている。この賞球払出装置58は払出モータ59(図5参照)を駆動源とするものであり、パチンコ球が特別図柄始動口33内および大入賞口36内に入賞することに基づいてパチンコ球を賞品球として放出する。この賞球払出装置58内には近接スイッチからなる払出センサ60(図5参照)が固定されており、払出センサ60は賞球払出装置58内からパチンコ球が放出されることを検出して払出信号を出力する。
メインセット42には下皿通路が設けられている。この下皿通路の上端部は賞球払出装置58に接続されており、賞球払出装置58から放出されたパチンコ球は下皿通路内を落下する。また、下皿通路の途中部分には上皿通路が設けられている。この上皿通路は上皿6内に接続されており、賞球払出装置58から放出されたパチンコ球は下皿通路内から上皿通路内に転がり込み、上皿通路内を通して上皿6内に払出される。また、下皿通路の下端部は下皿4に接続されており、パチンコ球が上皿6内から溢れて上皿通路内に充満した状態では下皿通路の下端部を通して下皿4内に払出される。
音光基板ケース43の後方には、図4に示すように、メイン基板ケース61が配置されている。このメイン基板ケース61はメインセット42の後面に固定されたものであり、メイン基板ケース61内には、図6に示すように、メイン基板62が収納されている。このメイン基板62には、図5に示すように、メイン制御装置63が搭載されている。このメイン制御装置63はCPU64・ROM65・RAM66・I/O67を有するものであり、メイン制御装置63には始動口センサ34とカウントセンサ40と払出センサ60とが電気的に接続されている。
メイン制御装置63には駆動回路68を介して大入賞口ソレノイド39が電気的に接続されている。この駆動回路68はメイン基板62に搭載されたものであり、メイン制御装置63は大入賞口ソレノイド39を駆動回路68を通して駆動制御することに基いて大入賞口36の扉37を開閉操作する。
メインセット42の後面には、図4に示すように、音光基板ケース43とメイン基板ケース61との間に位置して払出基板ケース69が固定されており、払出基板ケース69内には払出基板70が収納されている。この払出基板70には、図5に示すように、払出制御装置71が搭載されており、払出制御装置71はメイン制御装置63に電気的に接続されている。この払出制御装置71はCPU72・ROM73・RAM74・I/O75を有するものであり、メイン制御装置63は始動口センサ34からの始動信号およびカウントセンサ40からのカウント信号を検出することに基いて払出制御装置71に賞球コマンドおよび賞球データを送信する。
払出制御装置71には駆動回路76を介して払出モータ59が電気的に接続されている。この駆動回路76は払出基板70に搭載されたものであり、払出制御装置71は駆動回路76を通して払出モータ59を駆動制御する。この払出モータ59の駆動量は払出制御装置71がメイン制御装置63からの賞球コマンドを検出することに基いて賞球データに応じて設定するものであり、払出制御装置71は払出モータ59を駆動制御することに基づいて賞球払出装置58から上皿6内に賞球データに応じた個数のパチンコ球を賞品球として払出す。この払出制御装置71には払出センサ60が電気的に接続されており、払出制御装置71は払出センサ60からの払出信号を検出することに基いて賞品球の放出を確認する。
メイン制御装置63には演出制御装置77が電気的に接続されている。この演出制御装置77はCPU78・ROM79・RAM80・I/O81を有するものであり、メイン制御装置63は始動口センサ34からの始動信号を検出したことを条件に遊技データを設定し、演出制御装置77に送信する。この演出制御装置77には図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50が電気的に接続されており、演出制御装置77はメイン制御装置63からの遊技データに基いて演出パターンを設定し、図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50に送信する。この演出パターンは演出器の駆動内容を時系列で示すシーケンスデータからなるものであり、図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50は演出制御装置77からの演出パターンに基いて演出器を駆動制御することで特別図柄遊技および大当り遊技を映像・音・光で組成する。
メインセット42の後面には、図4に示すように、音光基板ケース43の前方に位置して電源基板ケース82が固定されている。この電源基板ケース82は払出基板ケース69に隣接配置されたものであり、電源基板ケース82内には、図6に示すように、電源基板83が収納されている。この電源基板83には電源回路84が搭載されており、電源回路84には、図4に示すように、電源コード85が電気的に接続されている。この電源回路84はスピーカ7・発射モータ10・LED22・図柄表示器25・図柄制御装置26・始動口センサ34・大入賞口ソレノイド39・カウントセンサ40・音制御装置44・光制御装置50・払出モータ59・メイン制御装置63・払出制御装置71・演出制御装置77等の駆動電源をAC24Vの島電源Vinに基いて生成するものであり、電源回路84には電源コード85を通して島電源Vinが与えられる。
電源基板83には、図6に示すように、停電検出回路86が搭載されており、停電検出回路86は、図5に示すように、メイン制御装置63の最優先割込み入力端子NMIに電気的に接続されている。この停電検出回路86は島電源Vinの電圧レベルを監視するものであり、島電源Vinの電圧レベルが停電レベルに降下したときにはメイン制御装置63の最優先割込み端子NMIに停電信号を出力する。
電源基板83には、図6に示すように、リセットスイッチ87が搭載されており、リセットスイッチ87は、図5に示すように、メイン制御装置63に電気的に接続されている。このリセットスイッチ87は操作力が除去されることに基づいてオン状態からオフ状態に自己復帰するプッシュスイッチからなるものであり、リセットスイッチ87の操作時にはリセットスイッチ87からメイン制御装置63にリセット信号が出力される。
電源基板83には、図6に示すように、電源スイッチ88が搭載されている。この電源スイッチ88は電源回路84に島電源Vinを供給する給電路を開閉するものであり、オン状態およびオフ状態にロックされる自己保持形のモーメンタリスイッチから構成されている。この電源スイッチ88は、図4に示すように、片手で同時操作可能な程度にリセットスイッチ87に近接配置されたものであり、電源スイッチ88のオン操作時には電源回路84の給電路が閉成されることに基いて電源回路84に島電源Vinが供給され、電源回路84が駆動電源の生成動作を開始することに基いて図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50・メイン制御装置63・払出制御装置71・演出制御装置77が起動する。
メイン基板62には、図6に示すように、電源パターン89が形成されており、電源パターン89にはダイオード90が電気的に介在されている。この電源パターン89はメイン制御装置63に制御用の駆動電源を供給する給電路に相当するものであり、電源パターン89には電源コネクタ91が電気的に接続されている。この電源コネクタ91はメイン制御基板62に搭載されたものであり、図7に示すように、コネクタハウジング92および複数の雄側端子93を有している。このコネクタハウジング92は絶縁性の合成樹脂を材料に形成されたものであり、複数の雄側端子93はコネクタハウジング92内に収納されている。
電源コネクタ91のコネクタハウジング92には、図8に示すように、電源コネクタ94のコネクタハウジング95が機械的に嵌合されている。このコネクタハウジング95は絶縁性の合成樹脂を材料に形成されたものであり、コネクタハウジング95内には複数の雌側端子が収納されている。これら雌側端子はコネクタハウジング95がコネクタハウジング92に機械的に嵌合されることに基いて雄側端子93に電気的に接続されるものであり、複数の雌側端子にはリード線96が電気的に接続されている。このリード線96は電源回路84に電気的に接続されたものであり、メイン制御装置63には電源回路84からリード線96・電源コネクタ94・電源コネクタ91・電源パターン89を通して駆動電源が供給される。
メイン基板62には、図6に示すように、バックアップ電源に相当するコンデンサ97が搭載されている。このコンデンサ97はメイン基板62の電源パターン89に電気的に接続されたものであり、駆動電源の遮断時にはコンデンサ97からメイン制御装置63のRAM66にデータバックアップ用のコンデンサ電源が印加される。
メイン基板62には放電パターン98が形成されており、放電パターン98は電源パターン89に電気的に接続されている。この放電パターン98はコンデンサ97の電荷を放出する放電路に相当するものであり、放電パターン98には負荷に相当する放電抵抗99が電気的に介在されている。この放電抵抗99はメイン基板62に搭載されたものであり、放電パターン98の閉成時にはコンデンサ97の電荷が放電抵抗99で消費されることに基いてメイン制御装置63のバックアップ電源が消滅する。
放電パターン98には放電スイッチ100が電気的に介在されている。この放電スイッチ100は放電パターン98を開閉する機械スイッチからなるものであり、電源コネクタ94が電源コネクタ91に対して着脱されることに機械的に連動して状態が変化する。以下、放電スイッチ100の詳細構成について説明する。
電源コネクタ91のコネクタハウジング92には、図7に示すように、板ばね製の2枚の接点板101が固定されており、両接点板101の基端部は、図9に示すように、メイン基板62の放電パターン98に電気的に接続されている。これら両接点板101の先端部には接点部102が折曲形成されており、電源コネクタ91のコネクタハウジング92に電源コネクタ94のコネクタハウジング95が嵌合されていない状態では両接点部102間が弾性復元力で相手側に機械的に接触した導通状態にある。これら両接点部102間の導通状態では放電パターン98が閉成され、コンデンサ97の電荷が放電抵抗99で消費される。
電源コネクタ94のコネクタハウジング95には接点操作部103が一体形成されている。この接点操作部103は、図10に示すように、コネクタハウジング95がコネクタハウジング92に機械的に嵌合されることに基いて両接点部102間に挿入されるものであり、両接点部102間は接点操作部103が挿入されることに基いて機械的に離間した遮断状態になる。これら両接点部102間の遮断状態では放電パターン98が開放され、コンデンサ97の放電が禁止される。即ち、放電スイッチ100は電源コネクタ91および電源コネクタ94間が接続されることに機械的に連動して開放され、電源コネクタ91および電源コネクタ94間が接続解除されることに機械的に連動して閉成されるものであり、RAM66のバックアップ電源は電源コネクタ91および電源コネクタ94間が接続解除されることに連動して消滅する。
コネクタハウジング95の接点操作部103には爪状のロック部104が形成されている。このロック部104は接点操作部103の挿入始端部に位置するものであり、コネクタハウジング95がコネクタハウジング92に嵌合した状態ではロック部104が一方の接点部102に係合し、コネクタハウジング95およびコネクタハウジング92間を係合状態にロックする。放電スイッチ100は以上のように構成されている。
2.遊技機の遊技機能
2−1.特別図柄遊技機能
遊技者が上皿6内にパチンコ球を投入して発射ハンドル9を時計回り方向へ回動操作すると、遊技盤14内にパチンコ球が発射され、障害釘19に当りながら落下する。このパチンコ球が特別図柄始動口33内に入賞すると、賞球払出装置58から設定個数のパチンコ球が上皿6内に賞品球として払出され、しかも、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は図柄表示器25の特別図柄領域TE内にアニメーション画面を表示し、スピーカ7からアニメーション画面の表示内容に連動して遊技音を出力し、LED22をアニメーション画面の表示内容に連動して発光させることで組成されるものであり、特別図柄遊技の詳細は次の通りである。
図柄表示器25の特別図柄領域TE内には、図11に示すように、左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄として「1,2,3,4,5,6,7,8」のいずれかの数字図柄が静止状態で表示されており、パチンコ球が特別図柄始動口33内に入賞すると、各列の特別図柄が変動開始する。この変動とは各列の特別図柄が移動しながら変化することを称するものであり、各列の特別図柄の移動方向は上から下に設定され、各列の特別図柄の変化順序は「1」……「7」→「8」→「1」→…のループ状に設定されている。
3列の特別図柄は(1)左列・(2)右列・(3)中列の順序で変動停止するものであり、遊技者には3列の変動停止状態での組合せによって大当りおよび外れの判定結果が報知される。これら大当りおよび外れはパチンコ球が特別図柄始動口33内に入賞したことを条件にメイン制御装置63が乱数値の取得結果に基いて無作為に判定するものであり、3列の変動開始から変動停止に至る所要時間を変動表示時間(可変表示時間)と称する。
大当り図柄とは遊技者に大当りを報知する3列の組合せ図柄を称するものであり、大当り図柄には下記の8種類が設定されている。
<大当り図柄>
「1 1 1」,「2 2 2」,「3 3 3」,「4 4 4」,「5 5 5」,「6 6 6」,「7 7 7」,「8 8 8」
外れリーチ図柄とはリーチは発生するものの大当りとならない3列の組合せ図柄を称するものであり、具体的には左列および右列が同一で中列が相違するものである。また、完全外れ図柄とはリーチすら発生しない3列の組合せ図柄を称するものであり、具体的には左列および右列が相違する3列の組合せ図柄を称する。
リーチとは左列および右列が大当りとなる視覚的な可能性が存在する組合せで変動停止した途中状態を称するものであり、リーチ状態では図柄表示器25にリーチアクション画面が表示され、最終の中列が左列および右列と同一の目的図柄・左列および右列と相違する反目的図柄のいずれで変動停止するかがリーチアクション画面の結末を用いて感覚的に報知される。このリーチ図柄には下記の8種類が設定されており、「↓」は中列が変動中であることを示している。
<リーチ図柄>
「1 ↓ 1」,「2 ↓ 2」,「3 ↓ 3」,「4 ↓ 4」,「5 ↓ 5」,「6 ↓ 6」,「7 ↓ 7」,「8 ↓ 8」
2−2.大当り遊技機能
図柄表示器25の特別図柄領域TE内に大当り図柄が停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は大入賞口36の扉37を開放し、大入賞口36内にパチンコ球が入賞すること許容する遊技者に有利な状態を発生させるものであり、大入賞口36は上限個のパチンコ球が入賞する個数条件または開放時間が上限値に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。
大入賞口36の個数条件および時間条件を基準とする開放動作は大当りラウンドと称されるものであり、個数条件および時間条件のいずれかが満足されたときには大当りラウンドが再開される。この大当りラウンドの繰返し回数には上限値が設定されており、大当りラウンドの繰返し回数が上限値に達したときには大当り遊技が無条件に終了する。
大当りラウンド中には図柄表示器25に大当りラウンド表示が行われる。この大当りラウンド表示は現在の大当りラウンド数に応じたアニメーション画面を表示するものであり、大当りラウンド表示時にはスピーカ7からアニメーション画面の表示内容に連動して遊技音が出力され、LED22がアニメーション画面の表示内容に連動して発光する。これら1回目の大当りラウンド表示〜最終回の大当りラウンド表示を大当り表示と称する。
2−3.特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中にパチンコ球が特別図柄始動口33内に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。図柄表示器25の保留球領域HEは特別図柄遊技の保留回数を表示するための領域であり、パチンコ球が特別図柄始動口33内に有効に入賞したときには保留球領域HE内の数値が加算表示されることに基いて保留回数の増加が報知され、特別図柄遊技が開始されたときには保留球領域HE内の数値が減算表示されることに基いて保留回数の減少が報知される。
2−4.確率変動機能
確率変動モードは大当りを確率変動モードの無効状態に比べて高い一定確率で判定する高確率モードであり、大当りが奇数図柄で発生することに基いて直後の特別図柄遊技から有効化され、大当りが偶数図柄で発生することに基いて直後の特別図柄遊技から無効化される。
2−5.データバックアップ機能
島電源Vinが電源スイッチ88のオフ操作および停電の発生等に基いて遮断されたときにはコンデンサ97からメイン制御装置63のRAM66にバックアップ電源が印加され、メイン制御装置63のRAM66に全てのデータが保管される。このデータのバックアップ状態で電源スイッチ88がオン操作されたり、停電が復旧したときにはメイン制御装置63が電源遮断直前の状態に戻り、下記1)〜3)に示すように、電源遮断直前の状態から処理を再開する。
1)賞品球の払出途中で島電源Vinが遮断されたときにはメイン制御装置63のRAM66に賞球球の未払出個数がカウンタN2の計測値としてバックアップされる。このカウンタN2は払出情報に相当するものであり、島電源Vinが復旧したときにはメイン制御装置63から払出制御装置71に賞球コマンドおよびカウンタN2のバックアップデータが送信され、払出制御装置71がメイン制御装置63からの賞球コマンドおよびカウンタN2のバックアップデータに基いて賞品球の払出動作を電源遮断直前の状態から再開する。
2)特別図柄遊技中に島電源Vinが遮断されたときには当落の判定結果・特別図柄の設定結果・確率変動モードの設定結果等の遊技データがメイン制御装置63のRAM66にバックアップされる。この遊技データは遊技状態情報に相当するものであり、島電源Vinが復旧したときにはメイン制御装置63から演出制御装置77に変動開始コマンドおよび遊技データのバックアップ結果が送信され、演出制御装置77がメイン制御装置63からの変動開始コマンドおよび遊技データに基いて特別図柄遊技を電源遮断直前の状態から再開する。
3)大当り遊技中に島電源Vinが遮断されたときには現在の大当りラウンド数等の遊技データがメイン制御装置63のRAM66にバックアップされる。この遊技データは遊技状態情報に相当するものであり、島電源Vinが復旧したときにはメイン制御装置63が遊技データのバックアップ結果に基いて大当り大入賞口36を開放することで大当り遊技を電源遮断直前の状態から再開する。これと共にメイン制御装置63から演出制御装置77に大当り開始コマンドが送信され、演出制御装置77がメイン制御装置63からの大当り開始コマンドに基いて大当り遊技の演出を電源遮断直前の状態から再開する。
即ち、払出制御装置71・演出制御装置77・図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50はデータのバックアップ機能を備えておらず、メイン制御装置63からのコマンドに応じた処理を行うだけである。
3.メイン制御装置63の内部処理
3−1.メイン処理
メイン制御装置63のCPU64は島電源Vinが投入されると、図12のステップS1で割込み禁止を設定することに基いてタイマ割込みプログラムの起動を禁止する。そして、ステップS2へ移行し、リセットスイッチ87からのリセット信号の有無を判断する。ここでリセットスイッチ87からのリセット信号を検出したときにはステップS3へ移行し、ランダムカウンタR1〜R5の計測値,ランダムカウンタR1〜R5の取得結果,ノーマルカウンタN1〜N2の計測値,タイマT1の計測値,確率変動フラグの設定結果,特別図柄フラグの設定結果,RAM判定値の算出結果,スタックポインタの保存結果,レジスタの退避結果,バックアップフラグの設定結果,大当りの判定結果,外れリーチの判定結果,特別図柄の設定結果,変動パターンの設定結果,変動表示時間の設定結果等のRAM66の全てのバックアップデータを初期設定する。そして、ステップS4でレジスタおよびI/067等の周辺デバイスを初期設定し、ステップS5で割込み禁止の設定を解除することに基いてタイマ割込みプログラムの起動を許容し、ステップS12〜S18をループ状に繰返す。
CPU64はステップS2でリセットスイッチ87からのリセット信号がないことを検出すると、ステップS6でバックアップフラグの設定状態を判断する。このバックアップフラグは図20の電源遮断処理でオン状態にセットされるものである。この電源遮断処理は停電検出回路86からの停電信号を割込み要求信号として起動するものであり、CPU64は電源遮断処理でレジスタの値をRAM66に退避させ、スタックポインタをRAM66に保管する。そして、サムチェック用のRAM判定値を算出し、バックアップフラグをオン状態に設定し、電源遮断に備える。
CPU64は図12のステップS6でバックアップフラグのオフを検出すると、ステップS3へ移行する。即ち、直前の電源遮断時に図20の電源遮断処理が正常に行われなかったときにはステップS3でRAM66のバックアップデータが全て初期設定され、ステップS4でレジスタ等の周辺デバイスが初期設定され、リセットスイッチ87の有効操作時と同様の処理を経てステップS12〜S18がループ状に繰返される。
CPU64は図12のステップS6でバックアップフラグのオンを検出すると、直前の電源遮断時に図20の電源遮断処理が正常に行われたことを認識し、バックアップフラグをオフ状態にリセットする。そして、図12のステップS7でサムチェック用のRAM判定値を算出し、ステップS8でRAM判定値のバックアップデータと算出結果とを比較する。例えばRAM判定値のバックアップデータと算出結果とが相違していることを検出したときにはステップS3へ移行する。即ち、RAM66のバックアップデータが破壊されたときにはステップS3で初期設定され、ステップS4でレジスタ等の周辺デバイスが初期設定され、リセットスイッチ87の有効操作時と同様の処理を経てステップS12〜S18がループ状に繰返される。
CPU64はステップS8でRAM判定値のバックアップデータと算出結果とが一致していることを検出すると、RAM66のバックアップデータが破壊されていないと判断してステップS9へ移行し、RAM66のバックアップデータに基いてスタックポインタを電源遮断直前の状態に復帰させる。そして、ステップS10でレジスタ等の周辺デバイスをRAM66のバックアップデータに基いて電源遮断直前の状態に復帰させ、ステップS11で割込み禁止の設定を解除する。そして、スタックポインタの復旧結果に基いて電源遮断直前の番地に戻り、上記1)〜3)で説明したように、処理を再開する。
CPU64はステップS12へ移行すると、ランダムカウンタR5の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR5は左列の特別図柄,中列の特別図柄,右列の特別図柄を「1〜8」の特別図柄群の中から選択するものであり、完全外れおよび外れリーチの判定時にのみ活用される。このランダムカウンタR5は3桁のカウンタからなるものであり、1桁目は、図13に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算される。この1桁目の加算処理はメインプログラムの1ループ毎に「1」ずつ行われるものであり、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」ずつ加算される。
CPU64は図12のステップS12でランダムカウンタR5を更新すると、ステップS13でランダムカウンタR5の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップS14でランダムカウンタR5の加算結果をRAM66の完全外れ図柄エリアに格納する。即ち、完全外れ図柄エリアは左列および右列が相違する完全外れ図柄の基礎データが格納されるものであり、完全外れ図柄エリアの格納データはメインプログラムがループすることに基いて更新される。
CPU64はステップS13でランダムカウンタR5の1桁目と3桁目とが同一であることを検出すると、ステップS15でランダムカウンタR5の1桁目と2桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出すると、ステップS16でランダムカウンタR5の加算結果をRAM66の外れリーチ図柄エリアに格納する。即ち、外れリーチ図柄エリアは左列および右列が同一で中列が相違する外れリーチ図柄の基礎データが格納されるものであり、外れリーチ図柄エリアの格納データはメインプログラムがループすることに基いて更新される。
CPU64はステップS17へ移行すると、INT信号の有無を判断する。このINT信号はメイン制御装置63のタイマ回路から4msec毎に出力されるものであり、CPU64はステップS17でタイマ回路からのINT信号を検出したときにはステップS18へ移行する。ここでタイマ割込みプログラムを起動し、タイマ割込みプログラムに従って処理動作を実行する。以下、タイマ割込みプログラムについて説明する。
3−2.タイマ割込み処理
CPU64は図14のステップS21へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値を更新する。ランダムカウンタR1は、図17の(a)に示すように、変動パターンを選択するものであり、特別図柄遊技中には図柄表示器25の特別図柄領域TE内に変動パターンの設定結果に応じた演出内容のアニメーション画面が表示される。このアニメーション画面の表示状態ではスピーカ7から変動パターンの選択結果に応じた内容の遊技音が出力され、LED22が変動パターンの選択結果に応じた内容で発光し、アニメーション画面が音および光の双方を用いて演出される。このランダムカウンタR1はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、上限値「100」に加算されたときには「0」に戻して循環的に加算される。
ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分けるものである。このランダムカウンタR2はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「222」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算される。
ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を抽選するものである。このランダムカウンタR3はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「359」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算される。
ランダムカウンタR4は大当り図柄を大当り図柄群「1〜8」の中から選択するものである。このランダムカウンタR4はタイマ割込みプログラムの起動毎に「1」ずつ加算されるものであり、初期値「0」から上限値「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算される。
CPU64は図14のステップS22へ移行すると、始動口センサ34からの特別図柄始動信号の有無を判断する。ここで特別図柄始動信号を検出したときにはステップS23へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値を取得する。そして、ステップS24へ移行し、カウンタN1に「1」を加算する。このカウンタN1は特別図柄遊技の保留回数を計測するものであり、CPU64はステップS24で特別図柄遊技の保留回数を加算すると、ステップS25へ移行する。
メイン制御装置63のRAM66には、図18に示すように、複数の保留データエリアが設けられている。これら保留データエリアにはカウンタN1の計測値「1」〜「Max」が割付けられており、CPU64は図14のステップS25へ移行すると、カウンタN1の加算結果に応じた保留データエリアにランダムカウンタR1〜R4の取得結果を格納する。例えばカウンタN1の加算結果が「3」であるときには保留データエリア「3」にランダムカウンタR1〜R4が格納される。
CPU64は図14のステップS25でランダムカウンタR1〜R4の取得結果を格納すると、ステップS26で演出制御装置77に保留球加算コマンドを送信する。この保留球加算コマンドは演出制御装置77にカウンタN11の加算を指令するものであり、演出制御装置77はメイン制御装置63からの保留球加算コマンドを検出することに基いてカウンタN11に「1」を加算し、図柄制御装置26に保留球表示コマンドおよびカウンタN11の加算結果を送信する。この保留球表示コマンドは図柄制御装置26に保留球数の表示値を変更することを指令するものであり、図柄制御装置26は演出制御装置77からの保留球表示コマンドを検出することに基いて保留球数の表示値をカウンタN11の加算結果に変更する。即ち、パチンコ球が特別図柄始動口33内に有効に入賞した時点でメイン制御装置63から演出制御装置77を介して図柄制御装置26にコマンドが送信され、保留球領域HE内の表示値が更新される。
CPU64はステップS26で演出制御装置77に保留球加算コマンドを送信すると、ステップS27でカウンタN2に設定値(具体的には「5」)を加算する。このカウンタN2は賞品球の未払出数を計測するものであり、CPU64はステップS27でカウンタN2を加算したときにはステップS28で払出制御装置71に賞球コマンドおよび賞球データを送信する。この賞球データは賞品球の払出個数(具体的には「5」)を示すものであり、払出制御装置71はメイン制御装置63からの賞球コマンドを検出することに基いて払出モータ59を駆動し、賞球データに応じた個数のパチンコ球を賞品球として遊技者に払出す。
CPU64はステップS28で払出制御装置71に賞球コマンドおよび賞球データを送信すると、ステップS29で払出信号の有無を判断する。この払出信号は払出装置58からパチンコ球が放出されることに基いて払出センサ60から出力されるものであり、CPU64はステップS29で払出信号を検出したときにはステップS30でカウンタN2から「1」を減算する。即ち、賞品球の未払個数N2は払出装置58から実際に賞品球が放出されることに基いて減算されるものであり、CPU64はリセットスイッチ87の非操作状態で主電源Vinが投入されたときにはRAM66の未払個数N2のバックアップデータを「0」と比較する。そして、未払個数N2のバックアップデータが「0」でないことを検出したときにはステップS28に戻り、未払個数N2のバックアップデータを賞球データとして払出制御装置71に送信し、未払い分の「N2個」の賞品球を払出すことを払出制御装置71に指令する。
CPU64はステップS31へ移行すると、特別図柄フラグの設定状態を判断する。この特別図柄フラグは特別図柄遊技の実行状態および大当り遊技の実行状態で特別図柄遊技および大当り遊技にセットされ、特別図柄遊技および大当り遊技の停止した状態でオフ状態にリセットされるものであり、CPU64は特別図柄遊技および大当り遊技の停止状態ではステップS31で特別図柄フラグのオフを検出してステップS32へ移行する。
CPU64はステップS32へ移行すると、RAM66の保留データエリア「1」にランダムカウンタR1〜R4が格納されているか否かを判断する。ここで保留データエリア「1」にランダムカウンタR1〜R4が格納されていることを検出したときにはステップS33へ移行し、確率変動フラグの設定状態を判断する。この確率変動フラグは確率変動モードの有効時にオン状態に設定され、確率変動モードの無効時にオフ状態に設定されるものであり、CPU64はステップS33で確率変動フラグがオン状態に設定されていることを検出したときにはステップS34へ移行し、ステップS33で確率変動フラグがオフ状態に設定されていることを検出したときにはステップS35へ移行する。
CPU64はステップS34へ移行すると、保留データエリア「1」からランダムカウンタR3の格納結果を検出し、4個の大当り値「3・5・7・11」と比較する。ここでランダムカウンタR3の検出結果が4個の大当り値のいずれとも同一でないことを検出したときには外れと判定し、ランダムカウンタR3の検出結果が4個の大当り値のいずれかと同一であることを検出したときには大当りと判定する。即ち、確率変動モードの有効状態では大当りが「4/360」の相対的な高確率で判定される。
CPU64はステップS35へ移行すると、保留データエリア「1」からランダムカウンタR3の格納結果を検出し、1個の大当り値「7」と比較する。ここでランダムカウンタR3の検出結果が1個の大当り値と相違していることを検出したときには外れと判定し、ランダムカウンタR3の検出結果が1個の大当り値と同一であることを検出したときには大当りと判定する。即ち、確率変動モードの無効状態では大当りが「1/360」の相対的な低確率で判定される。
CPU64はステップS34またはS35で当落を判定すると、図15のステップS36で当落の判定結果を検出する。ここで大当りを検出したときにはステップS37で保留データエリア「1」からランダムカウンタR4の格納結果を検出、ランダムカウンタR4の検出結果に基いて大当り図柄を設定する。この大当り図柄は左列・中列・右列が同一の揃い数字からなるものであり、CPU64は各列の数字を「R4+1」に設定する。例えばランダムカウンタR4の検出結果が「6」であるときには数字図柄「7」が設定され、大当り図柄が「777」に設定される。
メイン制御装置63のROM65には、図19の(a)に示すように、大当り用の変動パターンテーブルが記録されている。この変動パターンテーブルはランダムカウンタR1と変動パターンと変動表示時間との関係を示すものであり、変動パターンテーブルには変動パターンとしてスペシャルリーチ用の「SP1」〜「SP6」が設定されている。これら変動パターン「SP1」〜「SP6」は物語調のリーチアクション画面を表示するためのものであり、変動パターン「SP1」〜「SP6」の選択時にはリーチアクション画面の結末として遊技者に大当りを連想させるものが設定される。
CPU64は図15のステップS37で大当り図柄を設定すると、ステップS38で保留データエリア「1」からランダムカウンタR1の格納結果を検出する。そして、図19の(a)の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた変動パターンを選択的に設定し、図15のステップS39で変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択的に設定する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「70」であるときには変動パターンとして「SP4」が選択され、変動表示時間として「T4」が選択される。
CPU64は図15のステップS39で変動表時間を設定すると、ステップS40で確率変動モードの獲得状態を判断する。この確率変動モードの獲得状態は大当り図柄の設定結果に応じて判断されるものであり、CPU64は大当り図柄の設定結果が奇数の確率変動図柄であることを検出したときには確率変動モードの獲得と判定し、ステップS41で確率変動フラグをオン状態にセットすることに基いて確率変動モードを有効化する。また、ステップS40で大当り図柄の設定結果が偶数の通常図柄であることを検出したときには確率変動モードの非獲得と判定し、ステップS42で確率変動フラグをオフ状態にセットすることに基いて確率変動モードを無効化する。即ち、確率変動モードの獲得の有無は大当りの発生を条件に「1/2」の確率で振分けられる。
CPU64はステップS36で外れを検出すると、ステップS43でRAM66の保留データエリア「1」からランダムカウンタR2の格納結果を検出して25個の外れリーチ値「0〜24」と比較する。例えばランダムカウンタR2の検出結果が25個の外れリーチ値のいずれかと同一であることを検出したときには外れリーチと判定し、ランダムカウンタR2の検出結果が25個の外れリーチ値のいずれとも同一でないことを検出したときには完全外れと判定する。
CPU64はステップS43で外れリーチおよび完全外れを判定すると、ステップS44で外れリーチおよび完全外れの判定結果を検出する。ここで外れリーチを検出したときにはステップS45へ移行し、RAM66の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR5の格納結果を検出する。そして、ランダムカウンタR5の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算し、外れリーチ図柄を設定する。例えばランダムカウンタR5の格納結果が「676」であるときには各列の数字に「1」が加算され、外れリーチ図柄が「787」に設定される。
メイン制御装置63のROM65には、図19の(b)に示すように、外れリーチ用の変動パターンテーブルが記録されている。この変動パターンテーブルはランダムカウンタR1と変動パターンと変動表示時間との関係を示すものであり、変動パターンテーブルには変動パターンとしてノーマルリーチ用の「NP1」およびスペシャルリーチ用の「SP1‘」〜「SP5’」が設定されている。ノーマルリーチ用の変動パターン「NP1」はリーチ状態で最終の中列を低速変動させるものであり、変動パターン「NP1」の選択時には物語調のリーチアクション画面が表示されない。スペシャルリーチ用の変動パターン「SP1‘」〜「SP5’」は、図11に示すように、大当り用の変動パターン「SP1」〜「SP5」と同一展開の物語調のリーチアクション画面を表示するものであり、リーチアクション画面の結末として遊技者に外れを連想させるものが設定される点で大当り用の変動パターン「SP1」〜「SP5」と相違する。
CPU64は図15のステップS45で外れリーチ図柄を設定すると、ステップS46で保留データエリア「1」からランダムカウンタR1の格納結果を検出する。そして、図19の(b)の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた変動パターンを選択的に設定し、図15のステップS47で変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択的に設定する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「70」であるときには変動パターンとして「SP2‘」が選択され、変動表示時間として「T2」が選択される。
CPU64は図15のステップS44で完全外れを検出すると、ステップS48へ移行する。ここでRAM66の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR5の格納結果を検出し、ランダムカウンタR5の1桁目〜3桁目の各数字に「1」を加算することに基いて完全外れ図柄を設定する。例えばランダムカウンタR5の格納結果が「662」であるときには各列の数字に「1」が加算され、完全外れ図柄が「773」に設定される。
CPU64はステップS48で完全外れ図柄を設定すると、ステップS49で変動パターンを完全外れ用の「P」に設定し、ステップS50で変動表示時間を「T0」に設定する。即ち、完全外れの判定時にはランダムカウンタR1の検出結果に応じた変動パターンの無作為的な設定処理が行われず、変動パターンが特定値に一義的に設定される。
CPU64は図15のステップS51へ移行すると、タイマT1に変動表示時間の設定結果をセットする。そして、ステップS52へ移行し、演出制御装置77に特別図柄遊技用の遊技データを送信する。この遊技データとは特別図柄の設定結果および変動パターンの設定結果を称するものであり、図柄制御装置77のCPU78は特別図柄の設定結果および変動パターンの設定結果を検出することに基いてRAM80に格納する。
CPU64はステップS52で演出制御装置77に遊技データを送信すると、ステップS53で変動開始コマンドを送信する。この変動開始コマンドは演出制御装置77に特別図柄遊技の開始を指令する遊技開始コマンドに相当するものであり、演出制御装置77はメイン制御装置63からの変動開始コマンドを検出することに基いて演出パターンを設定し、図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50に演出パターンの設定結果および演出開始コマンドを送信する。この演出パターンは演出器の駆動内容を時系列で指示するシーケンスデータからなるものであり、図柄演出データと音演出データと光演出データとから構成されている。これら図柄演出データ〜光演出データは変動パターンの検出結果に応じた変動表示時間で終了するように設定されるものであり、メイン制御装置63から変動停止コマンドが送信されたときには全てが終了している。
音演出データおよび光演出データはスピーカ7の駆動内容およびLED22の駆動内容を音制御装置44および光制御装置50に指示するものであり、音制御装置44のCPU46および光制御装置50のCPU52は演出制御装置77からの演出開始コマンドを検出することに基いてスピーカ7およびLED22を音演出データおよび光演出データに応じて駆動制御し、特別図柄遊技の音部分および光部分を組成する。
図柄演出データは図柄表示器25の駆動内容を図柄制御装置26に指示するものであり、図柄制御装置26のCPU28は演出制御装置77からの演出開始コマンドを検出することに基いて図柄表示器25の表示内容を図柄演出データに応じて制御し、特別図柄遊技の映像部分を組成する。この図柄演出データには図柄コマンドが設定される。この図柄コマンドは左列の特別図柄・中列の特別図柄・右列の特別図柄をメイン制御装置63からの送信結果で変動停止させるものであり、特別図柄遊技の終了時には左列・中列・右列がメイン制御装置63からの送信結果で変動停止し、遊技者に大当り・外れリーチ・完全外れが3列の数字図柄の停止状態での組合せによって報知される。
CPU64は図15のステップS53で演出制御装置77に変動開始コマンドを送信すると、ステップS54で保留球減算コマンドを送信する。この保留球減算コマンドは演出制御装置77にカウンタN11の減算を指令するものであり、演出制御装置77はメイン制御装置63からの保留球減算コマンドを検出することに基いてカウンタN11から「1」を減算し、図柄制御装置26に保留球表示コマンドおよびカウンタN11に減算結果を送信する。この保留球表示コマンドは図柄制御装置26に保留球数の表示値を変更することを指令するものであり、図柄制御装置26は演出制御装置77からの保留球表示コマンドを検出することに基いて保留球数の表示値をカウンタN11の減算結果に変更する。即ち、特別図柄遊技の開始時点でメイン制御装置63から演出制御装置77を介して図柄制御装置26にコマンドが送信され、保留球領域HE内の表示値が更新される。
CPU64はステップS54で保留球減算コマンドを送信すると、ステップS55でカウンタN1から「1」を減算することに基いて保留球数を更新する。そして、ステップS56で保留データエリアを整理し、ステップS57で特別図柄フラグに特別図柄遊技をセットする。この整理処理は保留データエリア「1」のランダムカウンタR1〜R4を消去し、保留データエリア「2」を含んだ以後にランダムカウンタR1〜R4が格納されているときにはランダムカウンタR1〜R4をカウンタ値N11が1個前の保留データエリアに移動するものであり、例えば保留データエリア「1」〜「3」にランダムカウンタR1〜R4が格納されているときには保留データエリア「1」のランダムカウンタR1〜R4が消去され、保留データエリア「2」のランダムカウンタR1〜R4および保留データエリア「3」のランダムカウンタR1〜R4が1個前の保留データエリア「1」および保留データエリア「2」に移動される。
CPU64は図14のステップS31で特別図柄フラグがオフ状態にリセットされていないことを検出すると、図16のステップS58で特別図柄フラグが特別図柄遊技にセットされているか否かを判断する。ここで特別図柄フラグが特別図柄遊技にセットされていることを検出したときには特別図柄遊技が実行中であると判断し、ステップS59でタイマT1から設定値を減算することに基いて特別図柄遊技の残り時間を更新する。
CPU64はステップS59でタイマT1を減算すると、ステップS60でタイマT1の減算結果を「0」と比較する。ここでタイマT1の減算結果が「0」であることを検出したときには特別図柄遊技が終了したと判断し、ステップS61で演出制御装置77に変動停止コマンドを送信する。この変動停止コマンドは演出制御装置77に特別図柄遊技の終了を指令する遊技終了コマンドに相当するものであり、演出制御装置77は変動停止コマンドを検出することに基いて図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50に演出終了コマンドを送信し、特別図柄遊技を終える。
CPU64はステップS61で変動停止コマンドを送信すると、ステップS62で直前の大当りおよび外れの判定結果を検出する。ここで外れを検出したときにはステップS63で特別図柄フラグをオフ状態にリセットし、大当りを検出したときにはステップS64で演出制御装置77に大当り開始コマンドを送信し、ステップS65で特別図柄フラグに大当り遊技をセットする。この大当り開始コマンドは大当り遊技の演出開始を指令するものであり、演出制御装置77は大当り開始コマンドを検出することに基いて大当り遊技用の演出パターンを設定し、図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50に演出パターンの設定結果および演出開始コマンドを送信する。この演出パターンは図柄表示器25の表示内容を図柄制御装置26に指示する図柄演出データとスピーカ7の鳴動内容を音制御装置44に指示する音演出データとLED22の発光内容を光制御装置50に指示する光演出データとから構成されたものであり、図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50は演出制御装置77からの演出開始コマンドを検出することに基いて図柄表示器25・スピーカ7・LED22を図柄演出データ・音演出データ・光演出データに応じて駆動制御し、大当り遊技を映像・音・光で演出する。
CPU64はステップS58で特別図柄フラグが特別図柄遊技にセットされていないことを検出すると、直前の特別図柄遊技で大当り図柄が停止表示されたと判断してステップS66で大当りラウンドを実行する。この大当りラウンドは、上述したように、大入賞口36を開放することに基いて大入賞口36内にパチンコ球が入賞することを許容する行為であり、大入賞口36に対するパチンコ球の入賞個数が上限値に到達する個数条件および大入賞口36の開放時間が上限値に到達する時間条件のいずれかが満足されることに基いて終了する。
大当りラウンドは予め設定された複数値を上限に繰返されるものであり、CPU64はステップS67で最終回の大当りラウンドが終了していないことを検出したときにはステップS68へ移行し、カウントセンサ40からのカウント信号の有無を判断する。この状態では大入賞口36が開放されており、パチンコ球が大入賞口36内に入賞することに基いてカウントセンサ40からカウント信号が出力される。
CPU64はステップS68でカウント信号を検出すると、ステップS69でカウンタN2に設定値(具体的には「15」)を加算することに基いて賞品球の未払出数を更新し、ステップS70で払出制御装置71に賞球コマンドおよび賞球データを送信する。この賞球データはパチンコ球が特別図柄始動口33内に入賞した場合に比べて多数個に設定されたものであり(具体的には「15」)、払出制御装置71はメイン制御装置63からの賞球コマンドを検出することに基いて払出モータ59を駆動し、賞球データに応じた個数のパチンコ球を賞品球として遊技者に払出す。
CPU64はステップS67で大当り遊技が終了したと判断すると、ステップS71で演出制御装置77に大当り終了コマンドを送信し、ステップS72で特別遊技フラグをオフ状態にリセットする。この大当り終了コマンドは大当り遊技の演出停止を指令するものであり、演出制御装置77は大当り終了コマンドを検出することに基いて図柄制御装置26・音制御装置44・光制御装置50に演出終了コマンドを送信し、大当り遊技の演出を終える。
CPU64はメインプログラムの実行中およびタイマ割込みプログラムの実行中に停電検出回路86からの停電信号を検出すると、メインプログラムおよびタイマ割込みプログラムを実行位置で停止し、図20のステップS81へ移行する。このステップS81でレジスタの値をRAM66に退避させ、ステップS82でスタックポインタをRAM66に保存する。そして、ステップS83でチェックサム用のRAM判定値を算出し、RAM判定値の算出結果をRAM66に保管する。次に、ステップS84でバックアップフラグをオン状態にセットし、ステップS85で島電源Vinが遮断されることを待つ。この島電源Vinの遮断状態ではメイン基板62のコンデンサ97からRAM66にバックアップ電源が印加され、RAM66にランダムカウンタR1〜R5の計測値,ランダムカウンタR1〜R5の取得結果,ノーマルカウンタN1〜N2の計測値,タイマT1の計測値,確率変動フラグの設定結果,特別図柄フラグの設定結果,RAM判定値の算出結果,スタックポインタの保存結果,レジスタの退避結果,バックアップフラグの設定結果,大当りの判定結果,外れリーチの判定結果,特別図柄の設定結果,変動パターンの設定結果,変動表示時間の設定結果等の遊技データがバックアップされる。
4.払出制御装置71の内部処理
払出制御装置71のCPU72は図21のステップS91でメイン制御装置63からの賞球コマンドおよび賞球データを検出すると、ステップS92でカウンタN12に賞球データを加算する。この賞球データはパチンコ球が特別図柄始動口33内に入賞したときには「5」に設定され、大入賞口36内に入賞したときには「15」に設定され、電源スイッチ88の単独操作に基く駆動時には賞品球の未払個数N2に設定されるものであり、CPU72はステップS92でカウンタN12に賞球データを加算することに基いてメイン制御装置63と同一の払出情報を保有することになる。
CPU72はステップS93へ移行すると、カウンタN12の計測値を「0」と比較する。ここで「N12>0」を検出したときには賞品球の未払い分が存在すると判断し、ステップS94で払出モータ59を駆動することに基いて賞品球を払出す。
CPU72はステップS95へ移行すると、払出センサ60からの払出信号の有無を判断する。ここで払出信号を検出したときにはステップS96へ移行し、カウンタN12から「1」を減算することに基いて賞品球の未払個数を更新する。即ち、カウンタN12は賞球データの出力状況および賞品球の払出状況に応じて更新されるものであり、ステップ93で「カウンタN12=0」が検出されるまで払出モータ59が駆動することで特別図柄始動口33および大入賞口36に対する入賞個数に応じた賞品球が払出される。
上記第1実施例によれば次の効果を奏する。
メイン基板62にコンデンサ97を搭載したので、メイン制御装置63のRAM66およびコンデンサ97間の配線経路が短くなる。このため、配線経路を通してノイズが侵入し難くなるので、RAM66のバックアップデータがノイズの影響で破壊されることが防止される。
電源コネクタ91から電源コネクタ94が取外されたときには放電パターン98を閉成し、コンデンサ97の電荷を放電パターン98を通して放出したので、RAM66のバックアップデータが全て消去されるようになる。このため、電源コネクタ91から電源コネクタ94を取外してメイン基板62を別台に移し変えようとしたときにはRAM66の全てのバックアップデータが消失するので、別台で賞品球を入賞なしで獲得する不正行為または遊技者に有利な遊技状態を不正に取得する不正行為が不能になる。
メイン基板62には、図22に示すように、接点板110の一端部が固定されており、接点板110の一端部は放電パターン98に電気的に接続されている。この接点板110は板ばねからなるものであり、接点板110の他端部には突状の接点部111が形成されている。この接点板110は放電パターン98を開閉する放電スイッチに相当するものであり、電源コネクタ91のコネクタハウジング92に電源コネクタ94のコネクタハウジング95が接続された状態では、図22の(a)に示すように、ピン状の接点操作部112によって押圧されることに基いて接点板110の他端部が放電パターン98から離間した遮断状態に保持されている。この接点操作部112はコネクタハウジング95に固定されたものであり、接点板110の遮断状態では放電パターン98が開放される。この状態でコネクタハウジング95がコネクタハウジング92から取外されたときには、図22の(b)に示すように、接点板110の他端部が弾性復元力で放電パターン98に接触し、放電パターン98が閉成される。
上記第1〜第2実施例においては、メイン制御装置63のRAM66にバックアップ電源を供給する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば払出制御装置71のRAM74にバックアップ電源を供給する構成としても良い。以下、払出制御装置71のRAM74にバックアップ電源を供給する本発明の第3実施例について説明する。
払出基板70には、図23に示すように、電源パターン89が形成されており、電源パターン89にはダイオード90が電気的に介在されている。この電源パターン89は払出制御装置70に制御用の駆動電源を供給する給電路に相当するものであり、電源パターン89には電源コネクタ91が電気的に接続されている。この電源コネクタ91は払出基板70に搭載されたものであり、図7に示すように、電源コネクタ91には対の電源コネクタ94が装着されている。この電源コネクタ94のリード線96は電源回路84に電気的に接続されており、払出制御装置70には電源回路84からリード線96・電源コネクタ94・電源コネクタ91・電源パターン89を通して駆動電源が供給される。
払出基板70にはコンデンサ97が搭載されている。このコンデンサ97は払出基板70の電源パターン89に電気的に接続されたものであり、駆動電源の遮断時にはコンデンサ97から払出制御装置71のRAM74にデータバックアップ用のコンデンサ電源が印加される。
払出基板70には放電パターン98が形成されている。この放電パターン98には放電抵抗99が電気的に介在されており、電源コネクタ94が電源コネクタ91から取外されたときには放電パターン98が閉成されることに基いてコンデンサ97の電荷が放電抵抗99で消費され、払出制御装置71のRAM74のバックアップ電源が消滅することに基いてバックアップデータが消失する。
払出制御装置71の最優先割込み端子NMIには停電検出回路86が電気的に接続されており、払出制御装置71のCPU72は停電検出回路86から停電信号を検出したときには図21の払出処理を実行位置で停止し、電源遮断処理を開始する。この電源遮断処理は、図20に示すように、レジスタ・スタックポインタ・チェックサム用のRAM判定値をRAM74に保管し、バックアップフラグをオン状態にセットするものであり、島電源Vinの遮断状態では払出制御装置71のRAM74にカウンタN12の計測値がバックアップデータとして保管される。
払出制御装置71のCPU72は島電源Vinの復旧時にはRAM74からカウンタN12のバックアップデータを検出し、カウンタN12のバックアップデータに基いて図21の払出処理を開始する。即ち、メイン制御装置63は島電源Vinの復旧時に払出制御装置71に賞球コマンドおよび賞球データを送信せず、特別図柄遊技および大当り遊技はメイン制御装置63がRAM66のバックアップデータに基いて電源遮断直前の状態から再開し、賞品球の払出処理は払出制御装置71が自ら電源遮断直前の状態から再開する。
上記第3実施例によれば次の効果を奏する。
払出基板70にコンデンサ97を搭載したので、払出制御装置71のRAM74およびコンデンサ97間の配線経路が短くなる。このため、配線経路を通してノイズが侵入し難くなるので、RAM74のバックアップデータがノイズの影響で破壊されることが防止される。
電源コネクタ91から電源コネクタ94が取外されたときには放電パターン98を閉成し、コンデンサ97の電荷を放電パターン98を通して放出したので、RAM74のバックアップデータが全て消去されるようになる。このため、電源コネクタ91から電源コネクタ94を取外して払出基板70を別台に移し変えようとしたときにはRAM74の全てのバックアップデータが消失するので、別台で賞品球を入賞なしで獲得する不正行為が不能になる。
上記第3実施例においては、放電パターン98を開閉するスイッチとして第1実施例の放電スイッチ100を利用したが、これに限定されるものではなく、例えば第2実施例の放電スイッチ110を利用しても良い。
上記第3実施例においては、島電源Vinの遮断状態でメイン制御装置63のRAM65にメイン基板62のコンデンサ97からバックアップ電源を供給したが、これに限定されるものではなく、例えばバックアップ電源を供給しない構成としても良い。即ち、メイン制御装置63のデータバックアップ機能を廃止しても良い。
上記第1〜第3実施例においては、放電パターン98に負荷として放電抵抗99を介在したが、これに限定されるものではなく、例えばランプ等を直流器を介在しても良い。
上記第1〜第3実施例においては、コンデンサ97の電荷を負荷で消費する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば放電パターン98を遊技機のアース経路を介して島設備にアース接続し、コンデンサ97の電荷をアース経路を通して放電する構成としても良い。
上記第1〜第3実施例においては、放電路として放電パターン98を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば放電路をリード線から構成しても良い。
上記第1〜第3実施例においては、バックアップ電源としてコンデンサ97を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば一次電池・二次電池を用いても良い。
上記第1〜第3実施例においては、確率変動機能が搭載されたパチンコ機に本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば時間短縮機能が搭載されたパチンコ機に本発明を適用しても良い。この時間短縮機能とは特別図柄の変動表示時間を時間短縮モードの無効状態に比べて短縮する機能であり、確率変動機能と同様、大当りが奇数図柄で発生することに基いて直後の特別図柄遊技から有効化し、大当りが偶数図柄で発生することに基いて直後の特別図柄遊技から無効化すると良い。
本発明の第1実施例を示す図(遊技盤を示す前面図) 全体構成を示す前面図 (a)は全体構成を前方から示す斜視図、(b)は全体構成を後方から示す斜視図 全体構成を示す後面図 電気的構成を示すブロック図 メイン制御装置の給電経路を示すブロック図 電源コネクタの外観を分解状態で示す斜視図 電源コネクタの外観を接続状態で示す斜視図 放電スイッチを導通状態で示す図 放電スイッチを遮断状態で示す図 図柄表示器の表示内容を示す図(特別図柄遊技の表示内容を示す図) メイン制御装置のメイン処理を示すフローチャート ランダムカウンタの加算内容を説明するための図 メイン制御装置のタイマ割込み処理を示すフローチャート メイン制御装置のタイマ割込み処理を示すフローチャート メイン制御装置のタイマ割込み処理を示すフローチャート (a)はランダムカウンタの一覧を示す図、(b)はノーマルカウンタの一覧を示す図、(c)はタイマの一覧を示す図 メイン制御装置の保留データエリアを示す図 ランダムカウンタと変動パターンと変動表示時間との関係を示す図(aは大当り用の変動パターンテーブルを示す図、bは外れリーチ用の変動パターンテーブルを示す図) メイン制御装置の電源遮断処理を示すフローチャート 払出制御装置の払出処理を示すフローチャート 本発明の第2実施例を示す図(aは放電スイッチを遮断状態で示す図、bは放電スイッチを導通状態で示す図) 本発明の第3実施例を示す図6相当図
符号の説明
62はメイン基板、63はメイン制御装置、66はRAM(メモリ)、70は払出基板、71は払出制御装置、74はRAM(メモリ)、91は電源コネクタ(コネクタ)、94は対の電源コネクタ(対のコネクタ)、97はコンデンサ(バックアップ電源)、98は放電パターン(放電路)、100は放電スイッチ(スイッチ)、101は接点板、103は接点操作部を示している。

Claims (2)

  1. 賞品球の払出情報または遊技状態情報を生成するメイン制御装置が搭載されたメイン基板と、
    前記メイン基板に搭載され、前記メイン制御装置のメモリに制御電源の遮断状態で電力を供給するバックアップ電源と、
    前記メイン基板に設けられ、前記バックアップ電源の電荷を放出するための放電路と、
    前記メイン基板に搭載されたコネクタと、
    前記コネクタに対して対のコネクタが着脱されることに連動して前記放電路を開閉するスイッチと
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記コネクタには、前記スイッチに相当する一対の接点板が装着され、
    前記対のコネクタには、前記対のコネクタが前記コネクタに装着されることに基いて前記接点板相互間に挿入され且つ前記対のコネクタが前記コネクタから取外されることに基いて前記接点板相互間から脱出する接点操作部が設けられ、
    前記一対の接点板は、前記接点操作部の挿入状態で相手側から離間した遮断状態になり前記接点操作部の脱出状態で相手側に接触した導通状態になることを特徴とする請求項1記載の遊技機。

JP2004065561A 2004-03-09 2004-03-09 遊技機 Expired - Fee Related JP4441684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004065561A JP4441684B2 (ja) 2004-03-09 2004-03-09 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004065561A JP4441684B2 (ja) 2004-03-09 2004-03-09 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005253506A JP2005253506A (ja) 2005-09-22
JP4441684B2 true JP4441684B2 (ja) 2010-03-31

Family

ID=35079834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004065561A Expired - Fee Related JP4441684B2 (ja) 2004-03-09 2004-03-09 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4441684B2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5196002B2 (ja) * 2006-05-15 2013-05-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP4935319B2 (ja) * 2006-05-15 2012-05-23 株式会社三洋物産 遊技機
JP4935339B2 (ja) * 2006-06-15 2012-05-23 株式会社三洋物産 遊技機
JP4701361B2 (ja) * 2007-08-24 2011-06-15 タイヨーエレック株式会社 回胴式遊技機
JP5145877B2 (ja) * 2007-10-31 2013-02-20 株式会社三洋物産 遊技機
JP4638475B2 (ja) * 2007-11-26 2011-02-23 株式会社藤商事 回胴式遊技機
JP2010088668A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Sophia Co Ltd 遊技機
JP5012989B2 (ja) * 2010-11-16 2012-08-29 タイヨーエレック株式会社 回胴式遊技機
JP4934742B2 (ja) * 2010-11-21 2012-05-16 株式会社藤商事 回胴式遊技機
JP5595429B2 (ja) * 2012-02-02 2014-09-24 株式会社三共 遊技機
JP6041505B2 (ja) * 2012-03-16 2016-12-07 株式会社三共 遊技機
JP6041506B2 (ja) * 2012-03-16 2016-12-07 株式会社三共 遊技機
JP5429324B2 (ja) * 2012-05-23 2014-02-26 タイヨーエレック株式会社 回胴式遊技機
JP6019301B2 (ja) * 2012-10-25 2016-11-02 株式会社高尾 弾球遊技機
JP6258603B2 (ja) * 2013-05-15 2018-01-10 株式会社三共 遊技機
JP2015112175A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社三共 遊技機
JP5898272B2 (ja) * 2014-08-07 2016-04-06 京楽産業.株式会社 遊技機
JP6886945B2 (ja) * 2018-04-27 2021-06-16 株式会社三共 遊技機
JP7128653B2 (ja) * 2018-05-10 2022-08-31 株式会社三共 遊技機
JP7106343B2 (ja) * 2018-05-10 2022-07-26 株式会社三共 遊技機
JP7128651B2 (ja) * 2018-05-10 2022-08-31 株式会社三共 遊技機
JP7128652B2 (ja) * 2018-05-10 2022-08-31 株式会社三共 遊技機
JP7106344B2 (ja) * 2018-05-10 2022-07-26 株式会社三共 遊技機
JP2020025600A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP6966708B2 (ja) * 2018-08-17 2021-11-17 サミー株式会社 遊技機
JP7150919B2 (ja) * 2021-03-05 2022-10-11 株式会社三共 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005253506A (ja) 2005-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4441684B2 (ja) 遊技機
JPH06233867A (ja) 遊技機
JP2019170925A (ja) 遊技機
JP2020081020A (ja) 遊技機
JP2015002890A (ja) 弾球遊技機
JP2018088961A (ja) 遊技機
JP4330491B2 (ja) 遊技機
JP4189788B2 (ja) 遊技機
JP4626960B2 (ja) 遊技機
JP2020081026A (ja) 遊技機
JP2020081025A (ja) 遊技機
JP2005198766A (ja) 遊技機
JP2020031718A (ja) 遊技機
JP2019180522A (ja) 遊技機
JP6163034B2 (ja) 弾球遊技機
JP7246746B2 (ja) 遊技機
JP7470425B2 (ja) 遊技機
JP7362314B2 (ja) 遊技機
JP6356769B2 (ja) 弾球遊技機
JP6496573B2 (ja) 遊技機および遊技用装置
JP2020081022A (ja) 遊技機
JP5996606B2 (ja) 遊技機
JP5360787B2 (ja) 遊技機
JP4827271B2 (ja) 遊技機
JP2015002891A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R255 Notification of exclusion from application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees