JP4441187B2 - 像加熱装置及び加熱部材の加熱方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複写機やプリンタ、ファクシミリ等に用いられ、未定着トナーを加熱により定着させる像加熱装置及びその加熱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の像加熱装置は、例えば露光装置や転写ローラによって記録紙上に担持されたトナーを加熱及び加圧することにより定着させる。従来、この種の像加熱装置の一つとして、誘導加熱(以下、この誘導加熱を用いた加熱方式をIH(induction heating)方式と呼ぶ)を用いた像加熱装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
IH方式の像加熱装置は、励磁コイルに高周波電流を通電することにより、励磁コイルの近傍に配置した定着ベルト等の加熱部材を誘電磁界により誘導加熱する。そして誘導加熱した加熱部材を用いて記録紙上のトナーを加熱して定着させるようになっている。IH方式の像加熱装置は、ハロゲンランプを用いた像加熱装置に比して、熱効率が良くエネルギー損失が少ないため、装置全体の消費電力を低くしたり急速加熱を実現することができる。
【0004】
IH方式を用いた像加熱装置の加熱部分の構成例を、図11に示す。加熱ローラ1は、アルミニウム等の支持層2と、シリコンゴム等の断熱層3と、加熱部材としての定着ベルト4とにより形成されており、加圧ローラ5により従動回転される。定着ベルト4は、励磁コイル6から発生する磁界により誘導加熱される。そして未定着のトナー像7を担持し、両ローラ1、5間に搬送されてきた記録紙8は、両ローラ1、5間で加熱加圧され、これにより記録紙8上の未定着トナー7が定着される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−5315号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようにIH方式により加熱部材を加熱し、この加熱部材により未定着トナーを加熱して定着させる像加熱装置においては、加熱部材を急速加熱できるので、加熱部材を定着に必要な定着温度まで短時間で昇温でき、ウォームアップ時間を短縮することができる。
【0007】
しかしながら、急速加熱によって加熱部材が損傷するおそれがある。例えば定着ベルト4を、導電性ポリイミドからなる導電発熱層と弾性層と離型層とを順次積層して構成した場合を考える。離型層に対向する位置に設けられた励磁コイル6から交番磁界が発生されると、定着ベルトの導電発熱層に渦電流が生じることにより、導電発熱層がジュール熱により発熱する。この熱が弾性層を介して離型層に伝達する。そして離型層に当接する未定着トナーが加熱される。
【0008】
導電発熱層として導電性ポリイミドのように水分を含有し易い材料を選定した場合、ウォームアップ時のように導電発熱層を急速加熱した場合、導電発熱層に含まれる水分が突沸する可能性がある。突沸が生じると、導電発熱層と弾性層との接着面が水膨れにより剥離し、定着ベルトが損傷する。
【0009】
この水膨れによる定着ベルトの損傷は、導電発熱層に導電性ポリイミドを用いた場合に限らず、加熱部材として保湿性の材料を用いた場合に広く起こり得る。また昇温速度を速くすればするほど、その可能性が高くなるので、昇温速度をできるだけ速くしたい要望を考えると、非常に厄介な問題である。
【0010】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、加熱部材を急速加熱したときの加熱部材の水膨れによる損傷を未然に回避することができる加熱方法及び像加熱装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の像加熱装置の一つの態様は、保湿性の材料を用いた導電発熱層を有する積層構造の定着ベルトと、前記定着ベルトを誘導加熱する励磁コイルと、を有し、誘導加熱した前記定着ベルトを用いて記録紙上のトナーを加熱して定着させる像加熱装置であって、半速モード及び該半速モードより速度が速い通常モードの印字モードを有し、前記定着ベルトの温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の検知温度に基づき、前記励磁コイルに供給する電力を制御することにより前記定着ベルトの温度を所定温度にする励磁回路と、を備え、前記励磁回路は、前記半速モード時において、前記検知温度が水の沸点になるまで、前記励磁コイルに対して最大電力を供給し、前記検知温度が水の沸点に達すると、前記定着ベルトの温度を、水の沸点よりも高く定着目標温度よりも低い温度に維持するように、前記励磁コイルに対して最大電力よりも小さい電力を供給制御し、この後、前記検知温度が定着目標温度になるまで、前記励磁コイルに対して最大電力を供給し、一方、前記通常モード時において、前記検知温度が定着目標温度になるまで、前記励磁コイルに対して最大電力を供給する、構成を採る。
【0012】
本発明の加熱部材の加熱方法の一つの態様は、未定着トナーを加熱定着させるために像加熱装置に設けられた保湿性を有する加熱部材を、励磁コイルにより誘導加熱し、加熱定着に必要な定着目標温度まで加熱する際の加熱方法であって、半速モード及び該半速モードより速度が速い通常モードの印字モードを有し、前記半速モード時において、温度検知手段による前記加熱部材の検知温度が水の沸点になるまで、前記励磁コイルに対して電力を供給し、前記加熱部材を加熱する第1の加熱工程と、前記検知温度が水の沸点に達すると、前記加熱部材の温度を、水の沸点よりも高く定着目標温度よりも低い温度に維持するように、前記励磁コイルに対して第1の加熱工程よりも小さい電力を供給制御することにより、前記加熱部材に含まれる水分を突沸を防止しつつ蒸発させる第2の加熱工程と、前記第2の加熱工程終了後、前記検知温度が定着目標温度になるまで、前記励磁コイルに対して電力を供給し、前記加熱部材を加熱する第3の加熱工程とを有し、一方、前記通常モード時において、検知温度が定着目標温度になるまで、前記励磁コイルに対して電力を供給する工程を有する。
【0013】
これらにより、突沸を抑制しつつ加熱部材を目標温度まで短時間で加熱することができる。例えば、加熱部材が導電性ポリイミドからなる導電発熱層と弾性層が積層されて形成されている場合に、保湿性の導電性ポリイミドと弾性層の間に水膨れが生じ易くなるが、温度上昇を遅くして水分を蒸発させる期間を設けているので、水膨れが防止される。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の発明者らは、未定着トナーを加熱定着するための加熱部材に水分が含まれた状態で加熱部材の温度を急速に上昇させると、含有水分が突沸を起こして水膨れが生じ加熱部材が損傷することを見出し、本発明に至った。
【0030】
本発明の骨子は、誘導加熱のウォームアップ時のように、加熱部材を低温から水の沸点を超える定着温度まで急速に加熱するにあたって、加熱部材の温度が水の沸点近傍まで達したときに、加熱部材に水ぶくれが生じない程度(つまり突沸が生じない程度)の温度上昇速度で加熱部材を加熱することである。
【0031】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
(実施の形態1)
(1)全体構成
図1に、本発明の像加熱装置が適用される一例として画像形成装置の全体構成を示す。画像形成装置10は、露光装置11から画像信号に応じた4本のレーザ光12Y,12M,12C,12Bkを出力する。これにより、感光体13Y,13M,13C,13Bkにレーザ光12Y,12M,12C,12Bkによる潜像が形成される。現像器14Y,14M,14C,14Bkは、感光体13Y,13M,13C,13Bk上の潜像にトナーを付着して顕像化する。この感光体と現像器の組み合わせは、Y,M,C,Bkの4組あり、それぞれの現像器14Y,14M,14C,14Bkにはイエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色のトナーが内包されている。各色の上記部材を示す番号にY,M,C,Bkを付す。
【0033】
感光体13Y,13M,13C,13Bk上に形成された4色のトナー像18は、支持軸に保持されて図中矢印の方向に移動される中間転写ベルト15の表面に重ね合わされる。因みに、各感光体13Y,13M,13C,13Bkに対向する位置には、1次転写ローラ(図示せず)が設けられ、この1次転写ローラは中間転写ベルト15に当接した状態で電界を印加することにより4色のトナー像18を中間転写ベルト15に付着させるようになっている。このトナー像18は2次転写ローラ16の位置で記録紙17に転写される。
【0034】
2次転写ローラ16は、中間転写ベルト15に離接するように設けられており、中間転写ベルト15への圧接状態で記録紙17を挟んで電界を印加することにより、中間転写ベルト15上に重ね合わされたトナー像18を記録紙17に転写させる。給紙ユニット19はタイミングを合わせて記録紙17を送出する。
【0035】
トナー像18が転写された記録紙17は像加熱装置20へと送られる。像加熱装置20は、トナー像18が転写された記録紙17を例えば170°Cの定着温度で加熱加圧することにより、トナー像18を記録紙17へ定着させる。
【0036】
図2に、像加熱装置20の構成を示す。像加熱装置20は、図示しない回転軸により回転可能に支持された加熱ローラ21と、この加熱ローラ21との間に記録紙17を挟んで圧接する加圧ローラ22と、加熱ローラ21の外周面に沿うように設けられ、内部に加熱ローラ21の表面に設けられた定着ベルト21dを誘導加熱する励磁コイル24を有する励磁ユニット23とにより構成されている。
【0037】
次に加熱ローラ21、加圧ローラ22及び励磁ユニット23の詳細構成について説明する。加熱ローラ21は、アルミ等からなる中空の芯金21aに、絶縁材料からなる磁性層21bと、断熱性と弾性の高いスポンジ層21cが積層されて形成されている。また加熱ローラ21の表面には定着ベルト21dが設けられている。
【0038】
加圧ローラ22は芯金22aとシリコンゴム層22bから構成されており、定着ベルト21dに圧接して定着ニップを形成する。加圧ローラ22は、図示しない装置本体の駆動手段によって回転駆動される。これにより加熱ローラ21が従動回転し、加熱ローラ21と加圧ローラ22の間に挟まれた記録紙17が図中の矢印aの方向に移動される。このとき記録紙17上のトナー像18が、定着ベルト21dにより加熱されると共に加熱ローラ21と加圧ローラ22により加圧されることにより、定着される。
【0039】
励磁ユニット23は全体として断面が円弧状でなり、外周部分には背面コア25が設けられていると共に内周部分にはコイル保持部材26が設けられており、この背面コア25とコイル保持部材26の間に励磁コイル24が設けられている。
【0040】
励磁コイル24は、表面を絶縁した導線からなる線材を所定数束ねて加熱ローラ21の軸方向に延伸し周回して形成されている。つまり、励磁コイル24は、定着ベルト21dを覆うように線束を定着ベルト21dの周方向に沿って互いに密着して周回するように設けられている。励磁コイル24の端部は線束を重ねて盛り上がり、全体として鞍のような形状となっている。励磁コイル24は定着ベルト21dの外周面から約3mmの間隔となるように配置される。
【0041】
背面コア25はフェライトからなり、コイル周回の内周の中心コア25a、アーチ形状のアーチコア25b、励磁コイル24の外周の先端コア25cからなる。図2の矢印Eの方向から見た図3に示すように、アーチコア25bは励磁コイル24の背面に間隔をあけて所定数(例えば7個)だけ配列されている。軸方向に連続している中心コア25a、先端コア25c、アーチコア25bはそれぞれ複数の部材を組み合わせて構成されている。背面コア25の材料としては、フェライトの他、パーマロイ等の高透磁率で抵抗率の高い材料が望ましい。
【0042】
コイル保持部材26は、厚さが1.5mmで、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)材やPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの耐熱温度の高い樹脂からなり、励磁コイル24を保持する。
【0043】
また像加熱装置20は、温度センサ28を有する。温度センサ28は、加熱ローラ21が励磁ユニット23から抜け出た位置に設けられており、誘導加熱後の定着ベルト21dの温度を検知する。
【0044】
定着ベルト21dは、図4に示すように構成されている。定着ベルト21dは、導電発熱層30としての導電性ポリイミド上に、例えばシリコンゴムからなる弾性層31と、例えばPTFE(polytetrafluoroethylene)からなる離型層32が順次形成されている。そして励磁コイル24からの誘導磁界により、導電発熱層30が発熱し定着ベルト21d全体が誘導加熱されるようになっている。なおこの実施の形態の場合、定着ベルト21dはスポンジ層21cの外周に嵌め合わせるようにして設けられている。
【0045】
ここで励磁ユニット23による定着ベルト21dの誘導加熱動作について、図5を用いて説明する。励磁コイル24には、励磁回路40(図3)から約60kHzの高周波電源が供給される。励磁回路40は、温度センサ28から得られる温度信号に基づいて励磁コイル24に供給する高周波電源の電力を制御することにより、定着ベルト21d表面の温度を所望温度とする。
【0046】
励磁回路40からの高周波電源により励磁コイル24が発生させる磁束は、図5中の破線Mのように先端コア25cから定着ベルト21dを貫通して磁性層21bに達する。磁性層21bの磁性のため、磁束Mは磁性層21b内を円周方向に貫通する。そして、再び定着ベルト21dを貫通して中心コア25aを経るループをなす交番磁界を形成する。この磁束の変化により発生する誘導電流が定着ベルト21dの導電発熱層30を形成する導電性ポリイミドに流れ、ジュール熱を発生させる。なお磁性層21bは絶縁性なので誘導加熱されない。
【0047】
また磁束Mは加熱ローラ21の芯金21aに達しないので、芯金21aの加熱に誘導加熱エネルギーが直接使われることはない。さらに定着ベルト21dを断熱性の高いスポンジ層21cで保持しているので、定着ベルト21dからの熱の流出が小さい。このため加熱される部分の熱容量が小さく、熱伝導も小さいため、定着ベルト21dを短時間で定着温度まで昇温させることができる。
【0048】
(2)励磁回路の構成
図6に、励磁回路40の構成を示す。励磁回路40は、商用電源41を整流素子42で整流し、平滑化回路43にて平滑化することにより得た直流電力をインバータ44に供給する。インバータ44はスイッチング素子45、46を駆動することにより高周波電源を発生させ、これを励磁コイル24に供給する。これにより励磁コイル24からは高周波磁界が発生し、定着ベルト21dが誘導加熱される。
【0049】
この実施の形態では、励磁コイル24に直列に共振コンデンサ47が接続されており、インバータ44はSEPP(シングル エンデッド プッシュプル)インバータ構成とされている。従って、励磁回路40は、励磁コイル24と共振コンデンサ47の共振周波数をピークとした入力電力特性をもつようになる。
【0050】
コントローラ51は、出力制御部50に対してウォームアップモードや定着モード等の各種動作モードを設定する。出力制御部50は、スイッチング素子45、46のスイッチング周波数(またはオンデューティー比)を制御することにより、動作モードに応じた電力が励磁コイル24に供給されるようにする。具体的には、大きな電力を供給する際にはスイッチング周波数(オンデューティー比)を高くする。
【0051】
この際、例えばウォームアップ時のように定着ベルト21dを急速加熱する場合には、励磁コイル24に最大電力を供給する。これに対して、定着モード時のように定着ベルト21dの温度を一定値に維持する場合には、温度センサ28により検知された温度を監視しながら、検知温度が所望値で一定になるように供給電力を制御する。この実施の形態の場合には、PI(比例積分)制御を行うことにより、一定温度を維持するようになっている。因みに、出力制御部50は、電流検知部48により検知された電流値とスイッチング周波数に基づいて励磁コイル24に供給されている電力を認識できる。
【0052】
(3)実施の形態の動作
次に、図7及び図8を用いて、本実施の形態の像加熱装置20の動作について説明する。像加熱装置20は、ステップST1でウォームアップを開始すると、ステップST2に移って、出力制御部50が励磁コイル24に最大電力(この実施の形態の場合、900W)を供給することにより、定着ベルト21dを急速加熱する。
【0053】
続くステップST3では、出力制御部50が、温度センサ28による検知温度が所定温度H1以上か否か判断し、所定温度H1(この実施の形態の場合、H1=100°C)になるまで励磁コイル24に最大電力を供給し続ける。出力制御部50は、検知温度がH1に達すると、ステップST4に移り、定着ベルト21dの温度が一定温度(この実施の形態の場合、120°C)となるように電力を制御する。勿論、このとき励磁コイル24に供給する電力は、急速加熱時の電力よりも小さいものとなる。
【0054】
この一定温度制御は温調期間Tが経過し、ステップST5で肯定結果が得られるまで継続される。出力制御部50は、ステップST5で肯定結果を得ると、ステップST6に移って、再び励磁コイル24に最大電力を供給することにより、定着ベルト21dを急速加熱する。
【0055】
続くステップST7では、出力制御部50が、温度センサ28による検知温度がH2(この実施の形態の場合、H2=定着温度−20°C)以上か否か判断し、検知温度がH2になるまで励磁コイル24に最大電力を供給し続ける。出力制御部50は、検知温度がH2に達すると、ステップST8に移り、定着動作に入って定着ベルト21dの温度を定着温度(例えば170°C)で一定となるように電力を制御する。
【0056】
像加熱装置20による定着ベルト21dの加熱制御をまとめると、図8に示すようになる。すなわちウォームアップ開始からT1の期間は、励磁コイル24に最大電力を供給して定着ベルト21dを急速加熱する。やがて時点t1で検知温度が水の沸点近傍の100°Cになると定着ベルト21dの温度を120°Cで一定に維持する温調期間Tに入る。
【0057】
この温調期間Tにおいて、導電発熱層30を形成する導電性ポリイミドに含まれていた水分が水蒸気となって蒸発する。このとき導電性ポリイミドの温度は、水の沸点よりも若干高い温度に維持されているので、含有水分の突沸を未然に回避できる。これにより、突沸による水膨れによって生じる導電発熱層30と弾性層31の接着面の剥離等を防止することができる。また温調期間Tでの一定温度を、水の沸点よりも若干高い温度としたことにより、水分の蒸発を早めることができ、温調期間Tを短く設定できるようになる。
【0058】
例えば温調期間Tを設けずに、図8の一点鎖線で示すように急速加熱を続けた場合には、導電性ポリイミド内に水分が残っているにも拘わらず、水分を含んだ部材が水の沸点よりも非常に高い温度にまで上昇してしまうので、突沸が生じてしまう。ここで温調期間Tは、あまり長い時間だとウォームアップ時間が長くなりすぎ、あまり短い時間だと完全に水分が蒸発せずに突沸が生じてしまうので、これらを十分に考慮した時間を設定することが望ましい。
【0059】
像加熱装置20は、温調期間Tが終了した時点t2から再び励磁コイル24に最大電力を供給する急速加熱期間T2に入る。そして検知温度が定着温度よりも若干低い温度になると、定着動作に入り、以降定着ベルト21dの温度が定着温度で一定となるように励磁コイル24に供給する電力を制御する。
【0060】
因みに、この実施の形態の場合には、上述したような温調期間Tを有する水抜き制御を全てのウォームアップ時に行うのではなく、半速モード時にのみ行うようになされている。何故なら、半速モード時(例えば厚紙印字モード時)は、通常の印字モード時と比較して、単位時間あたりの加熱量より加圧ローラ22に奪われる熱量が少ないため、突沸による水膨れが生じ易いと考えられるためである。これにより、半速モード時以外の通常の印字モード時のウォームアップ時間を長くすること無しに、定着ベルト21dの水膨れによる損傷を防止することができる。
【0061】
またこの実施の形態では、水抜き制御を行う場合の温調期間T及び第1転写ローラの転写タイミングを電源電圧に応じて変えるようになっている。例えば電源電圧95V以上の場合には、温調期間Tを12秒とし、第1転写ローラの中間転写ベルト15への当接(すなわち、電界印加によるトナー像の中間転写ベルトへの転写処理)を温調時間Tが終了してから直ちに開始する。これに対して、電源電圧90V以上95V未満の場合には、温調期間Tを13秒とし、第1転写ローラの中間転写ベルト15への当接を温調期間Tが終了してから2秒後に行う。さらに電源電圧90V未満の場合には、温調期間Tを15秒とし、第1転写ローラの中間転写ベルト15への当接を温調期間Tが終了してから6秒後に行う。これにより、温調時間T及び第1転写ローラによる転写タイミングを電源電圧に応じて最適化することができる。つまり、電源電圧が高いほど昇温速度が大きくなり温調期間T終了時点から定着温度に達するまでの時間が短くて済むので、第1転写ローラによる転写タイミングを早くする。
【0062】
さらにこの実施の形態の水抜き制御を行った場合でも、以下のようにして電源の破損等のエラー検知を行うことができる。先ず第1に、図8に示すウォームアップの全期間において、ウォームアップ開始から所定時間以内に定着温度に達しない場合にエラーとする。従来の規定時間は図8の急速加熱期間T1とT2を足した時間(例えば30秒)を設定していたのに対して、本実施の形態の水抜き制御を行う場合にはこの急速加熱期間T1、T2に温調期間Tを足した時間(例えば40秒)を規定時間とすればよい。
【0063】
また第2に、急速加熱期間T1、T2では、所定間隔(例えば2秒)毎に温度をサンプリングし、前回のサンプリング温度よりも規定温度以上温度が上昇していなければエラーとする。第3に、温調期間T及び定着期間では、例えば制御すべき一定温度よりも検知温度が30°C以上下まわったときにエラーとする。
【0064】
(4)実施の形態の効果
かくして本実施の形態によれば、定着ベルト21dを急速加熱する際に、定着ベルト21dの温度が水の沸点近傍に達したときに、定着ベルト21dの温度が所定期間Tだけ一定となるようにしたことにより、定着ベルト21dの水膨れによる損傷を防止することができる。
【0065】
(実施の形態2)
図2との対応部分に同一符号を付して示す図9に、本発明の実施の形態2に係る像加熱装置の構成を示す。像加熱装置60は、補助ローラ61と定着ローラ62との間にエンドレスベルト形状の定着ベルト63が懸架されている。定着ベルト63は、補助ローラ61の位置で励磁ユニット23の励磁コイル24により誘導加熱され、加熱された定着ベルト63が定着ローラ62の位置で記録紙17上のトナー像18を熱するようになっている。
【0066】
定着ベルト63は、実施の形態1で説明した図4の定着ベルト21dと同様の構成でなる。定着ローラ62は芯金にシリコンゴムを発泡させたスポンジが積層された構成となっている。補助ローラ61は鉄やSUSなどの誘導加熱される磁性金属や、耐熱性樹脂などの絶縁性材料、フェライトなどの高抵抗又は絶縁性の磁性材料により形成されている。
【0067】
かかる構成に加えて、補助ローラ61の表面には、図10に示すようなローレット加工による水抜き溝64が形成されている。これにより、定着ベルト63が誘導加熱された際に、定着ベルト63に含まれる水分が水蒸気となって補助ローラ61表面の水抜き溝64を通って外部に放出される。この結果、定着ベルト63に含まれる水分をより早く取り除くことができる。
【0068】
この水抜き溝64は、図10(A)に示すように補助ローラ61の軸方向に平行に形成しても良く、図10(B)に示すように斜めに形成しても良く、図10(C)に示すように格子状に形成しても良い。但し、補助ローラ61の軸方向の中心から見て、左右対称に形成することが望ましい。このようにすることにより、定着ベルト63が補助ローラ61の片方に寄ってしまうことを防止できる。因みに、この実施の形態の場合、補助ローラ61の厚みが0.4mmなのに対して、水抜き溝64の深さを0.1mm程度としている。
【0069】
以上の構成において、図9の励磁コイル24には、実施の形態1と同様に、定着ベルト63を急速加熱する際に、定着ベルト63の温度が水の沸点近傍に達したときに、定着ベルト63の温度が所定期間Tだけ一定となるような電力が供給される。この結果、定着ベルト63の突沸による損傷の可能性を低く抑えることができる。
【0070】
加えて、この実施の形態の補助ローラ61の表面には、図10に示すような水抜き溝64が形成されているので、水蒸気が水抜き溝64から外部に放出され易くなる。この結果、水分が早く抜けやすくなるので、水膨れをより確実に防止できる。また温調期間Tを短くすることができウォームアップ時間を短縮することができる。
【0071】
かくして以上の構成によれば、補助ローラ61の表面に水抜き溝64を形成したことにより、実施の形態1で説明した水抜き制御を行った場合に生じるウォームアップ時間の増加を短くできると共に水膨れによる損傷をより確実に防止できる像加熱装置60を実現できる。
【0072】
(他の実施の形態)
なお上述した実施の形態1では、図8に示す温調期間Tにおいて、加熱部材としての定着ベルト21dの温度を120°Cで一定温度とする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、加熱部材に含まれる水分が蒸発するような温度、つまり水の沸点近傍の温度で一定温度とすればよい。さらに温調期間Tでは、加熱部材の温度を一定とする場合に限らず、急速加熱期間T1、T2と比較して温度上昇速度が緩やかになるように加熱制御してもよく、要は、加熱部材の温度が水の沸点近傍に達したときに、加熱部材に水膨れが生じない程度の温度上昇速度で加熱部材を加熱すればよい。
【0073】
また上述した実施の形態1では、定着ベルト21dを電磁誘導により加熱する所謂IH方式の像加熱装置20に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばハロゲンランプにより加熱部材を加熱するような他の加熱方式の像加熱装置に適用した場合でも上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、上述した実施の形態1では、記録紙17に担持された未定着トナー像18を加熱して定着させる第1の加熱手段(加熱部材)として定着ベルト21dを用いると共に、第1の加熱手段を加熱する第2の加熱手段として励磁コイル24を用いたが、第1の加熱手段及び第2の加熱手段はこれに限らない。但し、IH方式の像加熱装置は他の加熱方式の像加熱装置と比較して、加熱部材を急速加熱することが可能なので、本発明をIH方式の像加熱装置に適用すると格別の効果を得ることができる。
【0074】
さらに上述した実施の形態では、定着ベルト21dとして、導電性ポリイミドからなる導電発熱層30に弾性層31と離型層32が順次積層されたものを用いた場合ついて述べたが、本発明の定着ベルトはこれに限らず、要は水分を含有するような材料を有する定着ベルトを用いた場合に広く有効となる。
【0075】
さらに上述した実施の形態1では、励磁コイル24に最大電力を供給する急速加熱期間T1において、定着ベルト21dの温度が水の沸点近傍の温度H1(例えば100°C)に達したときに温調期間Tに入るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、定着ベルト21dの温度上昇速度を監視し、水の沸点近傍又はそれ以上での温度上昇速度がある値を超えた場合に、温調期間に入るようにしてもよい。例えば、90°Cから100°Cまでの昇温時間が1.5秒以下のときに温調期間に入るようにすればよい。このようにすれば、実際に水膨れが生じ易いときのみ温調期間を設けることができるので、不必要にウォームアップ時間を長くすることを回避できる。
【0076】
さらに像加熱装置の設置されている環境湿度を測定する湿度計を設け、環境湿度がある一定の場合にのみ、上述した水抜き制御を行うようにすれば、実際に水膨れが生じ易いときのみ温調期間を設けることができるので、不必要にウォームアップ時間を長くすることを回避できる。
【0077】
さらに上述した実施の形態2では、補助ローラ61の表面に水抜き溝64を形成した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、補助ローラ61を貫通するような水抜き孔を形成した場合でも実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
【0078】
さらに上述した実施の形態2では、実施の形態1と同様に、定着ベルト63の温度が水の沸点近傍に達してから所定期間Tの間だけ、所定期間Tの前後の期間と比較して小さい電力を供給する(水抜き制御する)場合について述べたが、この所定期間Tを設けずに連続して急速加熱を続けるようにしてもよい。このようにすると、水抜き制御をした場合と比較して突沸による定着ベルトの損傷の可能性は大きくなるが、水抜き溝64によって水蒸気が外部に放出され易い状態となっているので、水抜き溝64を形成しない場合と比較すると、水膨れによる定着ベルトの損傷の可能性を低く抑えることができる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、未定着トナーを加熱するための加熱部材を急速加熱する際に、加熱部材の温度が水の沸点近傍まで達したとき、他の期間と比較して温度上昇速度を遅くするようにしたことにより、加熱部材を急速加熱したときの加熱部材の水膨れによる損傷を未然に回避することができる。
【0080】
また補助ローラの表面に水抜き溝又は水抜き孔を形成したことにより、加熱部材を急速加熱したときの加熱部材の水膨れによる損傷を未然に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の像加熱装置が適用される一例としての画像形成装置の全体構成を示す図
【図2】実施の形態1の像加熱装置の構成を示す断面図
【図3】図2の矢印Eの方向から見た像加熱装置の平面図
【図4】定着ベルトの構成を示す断面図
【図5】像加熱装置による誘導加熱の動作の説明に供する図
【図6】励磁回路の構成を示す接続図
【図7】実施の形態1による水抜き制御の説明に供するフローチャート
【図8】実施の形態1による水抜き制御時の定着ベルトの温度変化を示す図
【図9】実施の形態2の像加熱装置の構成を示す断面図
【図10】補助ローラ表面に形成された水抜き溝の説明に供する図
【図11】従来のIH方式の像加熱装置の構成を示す図
【符号の説明】
17 記録紙
18 トナー像
20、60 像加熱装置
21 加熱ローラ
21c スポンジ層
21d、63 定着ベルト
24 励磁コイル
28 温度センサ
30 導電性ポリイミド(導電発熱層)
31 弾性層
32 離型層
61 補助ローラ
62 定着ローラ
64 水抜き溝

Claims (8)

  1. 保湿性の材料を用いた導電発熱層を有する積層構造の定着ベルトと、前記定着ベルトを誘導加熱する励磁コイルと、を有し、
    誘導加熱した前記定着ベルトを用いて記録紙上のトナーを加熱して定着させる像加熱装置であって、
    半速モード及び該半速モードより速度が速い通常モードの印字モードを有し、
    前記定着ベルトの温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段の検知温度に基づき、前記励磁コイルに供給する電力を制御することにより前記定着ベルトの温度を所定温度にする励磁回路と、を備え、
    前記励磁回路は、
    前記半速モード時において、
    前記検知温度が水の沸点になるまで、前記励磁コイルに対して最大電力を供給し、
    前記検知温度が水の沸点に達すると、前記定着ベルトの温度を、水の沸点よりも高く定着目標温度よりも低い温度に維持するように、前記励磁コイルに対して最大電力よりも小さい電力を供給制御し、
    この後、前記検知温度が定着目標温度になるまで、前記励磁コイルに対して最大電力を供給し、
    一方、前記通常モード時において、
    前記検知温度が定着目標温度になるまで、前記励磁コイルに対して最大電力を供給する、
    ことを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記定着ベルトの温度を、水の沸点よりも高く定着目標温度よりも低い温度に維持するように、前記励磁コイルに対して最大電力よりも小さい電力を供給制御することにより、導電性発熱層に含まれる水分について、突沸を防止しつつ蒸発させるようにした、
    ことを特徴とする請求項1記載の像加熱装置。
  3. 前記定着ベルトは、導電性ポリイミドからなる導電発熱層と弾性層が積層されて形成された、
    ことを特徴とする請求項1記載の像加熱装置。
  4. 前記励磁回路は、検知温度が定着目標温度に達した後、定着ベルトの温度が定着温度となるように励磁コイルに供給する電力を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の像加熱装置。
  5. 前記励磁回路は、
    前記検知温度が水の沸点である100℃になるまで、前記励磁コイルに対して最大電力を供給し、
    前記検知温度が水の沸点である100℃に達すると、前記定着ベルトの温度を水の沸点よりも高く定着目標温度よりも低い120℃に維持するように、前記励磁コイルに対して最大電力よりも小さい電力を供給制御し、
    この後、前記検知温度が定着目標温度である150℃になるまで、前記励磁コイルに対して最大電力を供給し、
    前記検知温度が定着目標温度である150℃に達した後、定着ベルトの温度が定着温度である170℃となるように励磁コイルに供給する電力を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の像加熱装置。
  6. 前記定着ベルトは回転可能に設けられる加熱ローラに設けられ、前記加熱ローラに圧接して記録紙を定着する加圧ローラが設けられた、
    ことを特徴とする請求項1記載の像加熱装置。
  7. 前記定着ベルトは、それぞれ回転可能に設けられる定着ローラ及び補助ローラとの間に懸回され、前記定着ベルトに圧接するように加圧ローラが設けられた、
    ことを特徴とする請求項1記載の像加熱装置。
  8. 未定着トナーを加熱定着させるために像加熱装置に設けられた保湿性を有する加熱部材を、励磁コイルにより誘導加熱し、加熱定着に必要な定着目標温度まで加熱する際の加熱方法であって、
    半速モード及び該半速モードより速度が速い通常モードの印字モードを有し、
    前記半速モード時において、
    温度検知手段による前記加熱部材の検知温度が水の沸点になるまで、前記励磁コイルに対して電力を供給し、前記加熱部材を加熱する第1の加熱工程と、
    前記検知温度が水の沸点に達すると、前記加熱部材の温度を、水の沸点よりも高く定着目標温度よりも低い温度に維持するように,前記励磁コイルに対して第1の加熱工程よりも小さい電力を供給制御することにより、前記加熱部材に含まれる水分を突沸を防止しつつ蒸発させる第2の加熱工程と、
    前記第2の加熱工程終了後、前記検知温度が定着目標温度になるまで、前記励磁コイルに対して電力を供給し、前記加熱部材を加熱する第3の加熱工程とを有し、
    一方、前記通常モード時において、
    検知温度が定着目標温度になるまで、前記励磁コイルに対して電力を供給する工程、
    を有する加熱部材の加熱方法。
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