JP4440942B2 - アニオン性乳化剤 - Google Patents

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Description

本発明は乳化重合用のアニオン性乳化剤に関する。さらに詳しくは、スチレンおよびブタジエンを含む単量体の乳化重合に使用されるアニオン性乳化剤並びに得られるラテックスエマルジョンに関する。
従来、スチレンとブタジエンを含む単量体用の乳化重合用アニオン性乳化剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンスチレン化フェニルエーテル硫酸エステル塩およびポリオキシアルキレンベンジル化フェニルエーテル硫酸エステル塩などが知られている。(例えば、特許文献−1〜5参照)
これらのアニオン性乳化剤に求められる性能は、重合時の乳化重合安定性やエマルジョンの機械的安定性が良好であること、粘度が低いこと、エマルジョンの泡立ちが低いこと、エマルジョンの臭気が少ないことなどであり、これらの性能を全て満足する乳化重合用アニオン性乳化剤は得られていない。
特開昭56−161403号公報 特開2006−241175号公報 特開2000−344808号公報 特開平9−136908号公報 米国特許第2854477号明細書
本発明の課題は、スチレンおよびブタジエンを含む単量体の乳化重合時の乳化重合安定性(以下、重合安定性と略記)やエマルジョンの機械的安定性が従来より改善され、低粘度で、泡立ちが低く、かつ、臭気の少ないエマルジョンを得ることができるアニオン性乳化剤を提供することである。
本願発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち、本発明は、スチレンおよびブタジエンを含む単量体の乳化重合に使用される一般式(1)で示されるアニオン性乳化剤並びに得られるラテックスエマルジョンである。
[式中、m個のRはそれぞれ独立にメチレン基、エチレン基またはメチルメチレン基、Aは炭素数2〜3のアルキレン基、M+はアルカリ金属カチオン、アンモニウムカチオンまたはアミンカチオン、mは平均値であって1.0〜3.0、nは平均値であって1.0〜8.0である。]
本発明のアニオン性乳化剤を、スチレンおよびブタジエンを含む単量体の乳化重合工程で使用して得られるエマルジョンは下記の効果を奏する。
(1)重合安定性やエマルジョンの機械的安定性が従来より改善される。
(2)起泡性が少ない。
(3)体積平均粒子径が小さく、かつ粒子径分布が狭い。
(4)残存する単量体の量が少ないので、エマルジョンの臭気が少ない。
(5)エマルジョンを使用して得られる紙塗工用組成物は塗工性に優れ、得られる紙塗工紙は白紙光沢、ドライピック性およびウエットピック性に優れている。
本発明のアニオン性乳化剤(A)(以下において、単に(A)と略記することがある)は一般式(1)で示される。
(A)は、通常、フェノール環へのスチレンまたは塩化ベンジルなどの付加反応の工程を含む製造方法で製造されるため、これらの付加生成物における付加モル数は分布を有している。
従って、一般式(1)におけるmは平均値で表され、通常1.0〜3.0であり、好ましくは1.1〜1.8である。
1.1以上であれば、重合安定性の観点から特に優れており、1.8以下であれば体積平均粒子径およびその分布の観点で特に優れている。その結果としてmが1.1〜1.8であると、得られるエマルジョンが塗工紙用組成物は塗工性に優れ、得られる紙塗工紙は白紙光沢、ドライピック性およびウエットピック性に優れている。
また、(A)は、通常、フェノール性水酸基へのアルキレンオキサイドの付加反応工程を含む製造方法で製造されるため、これらの付加生成物における付加モル数は分布を有している。
従って、一般式(1)におけるnは平均値で表され、通常1.0〜8.0であり、好ましくは2.0〜6.0である。 2.0以上であれば、機械安定性の観点から特に優れており、6.0以下であれば体積平均粒子径およびその分布の観点で特に優れている。
一般式(1)におけるm個のRはそれぞれ独立にメチレン基、エチレン基またはメチルメチレン基であり、体積平均粒子径の観点から好ましくはm個のRの全てがメチルメチレン基である。
Aは炭素数2〜3のアルキレン基であって、重合安定性の観点から好ましいのはエチレン基および1,2−プロピレン基であり、Aは1種のアルキレン基の単独使用または2種以上のアルキレン基の併用であってもよい。
(A)のうち、エチレン基が50モル%以上の場合が好ましく、特に好ましくはエチレン基単独の場合である。
+はアルカリ金属カチオン、アンモニウムカチオンまたはアミンカチオンである。
アルカリ金属カチオンとしてはナトリウムカチオンおよびカリウムカチオンなどが挙げられる。
アルカリ土類金属カチオンとしてはカルシウムカチオンまたはマグネシウムカチオンなどが挙げられる。
アミンカチオンとしては、低級アルキルアミンカチオン(メチルアミンカチオン、エチルアミンカチオン、イソプロピルアミンカチオン、ジメチルアミンカチオン、トリメチルアミンカチオンなど)、アルカノールアミンカチオン(モノエタノールアミンカチオン、トリエタノールアミンカチオンなど)などがあげられる。
+のうち、機械的安定性の観点から好ましいのはナトリウムカチオン、カリウムカチオンおよびアンモニウムカチオンであり、ナトリウムカチオンおよびアンモニウムカチオンが特に好ましい。
(A)の例としては、以下の化合物が挙げられる。
ポリオキシエチレンスチレン化フェノール硫酸化ナトリウム塩[R=メチルメチレン基、A=エチレン基、M+=ナトリウムカチオン、m=1.1、n=4.0]、
ポリオキシエチレンベンジル化フェノール硫酸化アンモニウム塩[R=メチレン基、A=エチレン基、M+=アンモニウムカチオン、m=2.8、n=2.0]、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンスチレン化ベンジル化フェノール硫酸化カリウム塩[R=メチルメチレン基およびメチレン基、A=エチレン基および1,2−プロピレン基、M+=カリウムカチオン、m=1.75、n=4.8]。

本発明のアニオン性乳化剤は以下の公知の反応を組み合わせて製造できる。
(a)フリーデルクラフト反応
フェノールにスチレンおよび/またはベンジルクロライドなどをフリーデルクラフト反応などによって付加させる。
(a)における触媒としては、塩化アルミニウム、塩化亜鉛または活性白土などが使用できる。反応条件は、例えば特公昭50−25526号公報記載の条件が挙げられる。
得られた粗生成物を、濾過、抽出などにより精製することもできる。
(b)アルキレンオキサイドの付加反応
(a)の生成物の水酸基にアルキレンオキサイド(以下、AOと略記)を付加させる。
無触媒でまたは触媒の存在下(とくにAO付加の後半の段階で触媒を使用する)に常圧または加圧下に1段階または多段階で行なうことができる。
例えば加圧反応器に、フリーデルクラフト反応生成物および触媒を仕込み、AOを圧入する方法が挙げられる。触媒としては、アルカリ触媒、たとえばアルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなど)の水酸化物;酸[過ハロゲン酸(過塩素酸、過臭素酸、過ヨウ素酸)、硫酸、燐酸、硝酸など、好ましくは過塩素酸]およびそれらの塩[好ましくは 2価または3価の金属(Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Co、Ni、Cu、Al)の塩]が挙げられる。反応温度は通常50〜150℃、反応時間は通常2〜20時間である。
2種以上のAOを併用する場合はブロック付加(チップ型、バランス型、活性セカンダリー型など)でもランダム付加でも両者の混合系〔ランダム付加後にチップしたもの:分子中に任意に分布されたエチレンオキシド鎖を0〜50 重量%(好ましくは5〜40重量%)有し、0〜30重量%(好ましくは5〜25重量%)のEO鎖が分子末端にチップされたもの〕でもよい。
AO付加反応終了後は、必要により中和し吸着剤で処理して触媒を除去・精製することができる。
(c)硫酸エステル化反応
上記の(b)によって得られたAO付加による末端水酸基をエステル化し、水酸化ナトリウムなどのアルカリを用いて中和することによって硫酸エステルを得ることができる。
中和度は通常95〜100%であり、中和物のpH(硫酸エステル塩の5%水溶液)は、通常5〜10である。
硫酸エステル化の方法としては、例えば(イ)クロロスルホン酸を用いる方法、(ロ)サルファンを用いる方法、(ハ)スルファミン酸を用いる方法、(ニ)硫酸を用いる方法が挙げられる。
(ロ)のサルファンについては、乾燥窒素等で希釈して用いる。
反応温度は、(イ)および(ロ)の場合は、通常0〜70℃、好ましくは0〜40℃である。(ハ)および(ニ)の場合は、通常50〜150℃、好ましくは60〜130℃である。
硫酸エステル化反応の終点は、56100/(硫酸エステルまたはその塩の分子量)で表される酸価(AV)が、理論値の70〜110%となる点であり、好ましくは80〜105%となる点である。
本発明のアニオン性乳化剤(A)は、通常、水溶液として取り扱い、その濃度は10〜90重量%、好ましくは10〜50重量%である。
本発明のラテックスエマルジョンは、アニオン性乳化剤(A)を用いて得られる、スチレンおよびブタジエンを含む構成単量体としてなるエマルジョンである。
本発明のラテックスエマルジョンは、スチレンおよびブタジエン以外に、さらに他の構成単量体(m)を用いることができる。
(m)としては、芳香族ビニル系モノマー(m1)、脂肪族ビニル系モノマー(m2)、ニトリル基又はニトロ基含有モノマー(m3)、カルボキシル基含有モノマー(m4)、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー(m5)、脂肪酸ビニルエステル系モノマー(m6)などが挙げられる。
(m1)芳香族ビニル系モノマー;
置換スチレン(置換基の炭素数1〜18、好ましくは1〜8)[例としては、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、シクロヘキシルスチレン、フェニルスチレン、ベンジルスチレン、アセトキシスチレン、フェノキシスチレン、クロルスチレンなど]、ビニル置換芳香族系モノマー[例としてはビニルベンゼン、ビニルトルエンおよびビニルキシレン、ビニルピリジンなど]、ビニルビニルナフタレンなどが挙げられる。
(m2)脂肪族ビニル系モノマー;
炭素数2〜24、好ましくは2〜12、更に好ましくは2〜6のモノオレフィン[例としてはエチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、1−ペンテン、1−ヘプテン、4-メチルペンテン−1,1−ヘキセン、ジイソブチレン、1−オクテン、1−ドデセン、1−オクタデセン、クロロブタジエンなど]、炭素数4〜18のアルカンジエン[例としては炭素数4〜5のイソプレン、その他1,4−ペンタジエン、1,6−ヘキサジエンおよび1,7−オクタジエンなど]などが挙げられる。
(m3)ニトリル基又はニトロ基含有モノマー;
ニトリル基含有モノマー[例としてはアクリロニトリル、(メタ)アクリロニトリルおよびシアノスチレンなど]、ニトロ基含有モノマー[例としては4−ニトロスチレンなど]が挙げられる。
(m4)カルボキシル基含有モノマー;
(メタ)アクリル酸系モノマー[例としてはアクリル酸、メタクリル酸など]、不飽和ジカルボン酸[マレイン酸、フマール酸、イタコン酸など]、不飽和ジカルボン酸の炭素数1〜24のアルキルジエステル[マレイン酸ジメチル、フマル酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジオクチルなど]が挙げられる。
(m5)(メタ)アクリル酸エステル系モノマー;
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(炭素数1〜24、好ましくは1〜12、更に好ましくは1〜8の直鎖または分岐のアルキル基)[例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸エイコシル、(メタ)アクリル酸2−デシルテトラデシルおよび(メタ)アクリル酸テトラコシルなど]、(メタ)アクリル酸アルケニルエステル(炭素数1〜30の直鎖または分岐のアルケニル基)[例としては(メタ)アクリル酸ブテニル、(メタ)アクリル酸オクテニル、(メタ)アクリル酸デセニル、(メタ)アクリル酸ドデセニル、(メタ)アクリル酸オレイルなど]が挙げられる。
(m6)脂肪酸ビニルエステル系モノマー;
脂肪酸としては総炭素数1〜24、好ましくは1〜12、更に好ましくは1〜8の直鎖状または分岐状の脂肪酸[例としては酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ヘキサン酸ビニル、ヘプタン酸ビニル、2−エチルヘキサン酸ビニルおよびn−オクタン酸ビニル、オレイン酸ビニル、リノール酸ビニル、リノレン酸ビニルなど]が挙げられる。
他の構成単量体(m)のうち好ましいのは、ラテックスの耐水性の観点から、炭素数2〜6のモノオレフィン、アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸、アルキル基の炭素数1〜8の(メタ)アクリル酸アルキル、酢酸ビニルおよび酢酸プロピルからなる群から選ばれる1種以上であり、更に好ましいのはアクリル酸、メタクリル酸メチル、イソプレンおよびアクリロニトリルからなる群から選ばれる1種以上である。
本発明のラテックスエマルジョンの例としては、ABSラテックス[主な構成単量体:スチレン、ブタジエン、アクリロニトリル]エマルジョン、SBラテックス[主な構成単量体:スチレン、ブタジエン]エマルジョン、VPラテックス[主な構成単量体:スチレン、ブタジエン、ビニルピリジン]エマルジョン、MBS[主な構成単量体:スチレン、ブタジエン、メチルメタクリレート]ラテックスエマルジョンなどが挙げられる。
これらのうち、アニオン性乳化剤(A)の効果を特に発揮しやすいという観点から好ましくはSBラテックスエマルジョンである。
本発明のラッテクスエマルジョンは、本発明のアニオン性乳化剤(A)以外に、重合安定性の観点から、さらに他の乳化重合用アニオン性乳化剤(A’)および/または乳化重合用ノニオン性乳化剤(N)の存在下に、ビニル単量体を乳化重合してもよい。また、必要により、反応性乳化剤、乳化重合用カチオン性乳化剤および/または乳化重合用両性乳化剤を併用してもよい。
乳化重合用アニオン性乳化剤(A’)としては、炭素数8〜24の炭化水素系エーテルカルボン酸またはその塩[例としては(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルスルホコハク酸2ナトリウムなど]、炭素数8〜24の炭化水素系硫酸エステル塩[例としてはラウリル硫酸ナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリル硫酸ナトリウムなど]、炭素数8〜24の炭化水素系スルホン酸塩[例としてはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなど]および炭素数8〜24の炭化水素系リン酸エステル塩[例としてはラウリルリン酸ナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルエーテルリン酸ナトリウムなど]、脂肪酸塩[例としてはラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸トリエタノールアミンなど]、炭素数8〜24の炭化水素化芳香族硫酸エステル塩[例としてはラウリルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムなど]が挙げられる。
乳化重合用ノニオン性乳化剤(N)としては、本発明のアニオン性乳化剤の製造工程におけるアニオン化する前の中間体の他に、脂肪族系アルコール(炭素数8〜24)アルキレンオキサイド(炭素数2〜8)付加物(重合度=1〜100)、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜8、重合度=1〜100)高級脂肪酸(炭素数8〜24)エステル、多価アルコール脂肪酸(炭素数8〜24)エステル、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜3、重合度=1〜100)多価アルコール高級脂肪酸(炭素数8〜24)エステル、脂肪酸アルカノールアミド、(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜8、重合度=1〜100)アルキル(炭素数1〜22)フェニルエーテルなどが挙げられる。
反応性乳化剤としては、例えば、特公昭49−46291号公報に記載のスルホコハク酸エステル型界面活性剤;特開昭62−100502号公報、特開昭63−23725号公報、特開平4−50202号公報、及び特開平4−50204号公報等に記載のアリル基又はプロペニル基を有する炭化水素置換フェノールのアルコキシレート;特開昭62−104802号公報等に記載の炭化水素基又はアシル基を有するグリセリン誘導体のアルコキシレート;特開昭62−11534号公報に記載のホルムアルデヒドで架橋した(置換)フェノールの誘導体;特開昭63−319035号公報、特開平4−50204号公報等に記載のα−オレフィンオキシド由来のアルキル基を含むもの等が、カチオン性乳化重合用乳化剤としては、アルキル(炭素数1〜4)硫酸高級脂肪酸アミノアルキル(炭素数2〜4)トリアルキル(炭素数1〜4)アンモニウム塩、アミン塩型などが、両性乳化重合用乳化剤としては、ベタイン型両性界面活性剤、アミノ酸型両性界面活性剤などが挙げられる。
(A’)を併用する場合、(A’)+(A)の重量に基づく(A’)の割合は、通常(A’)が50重量%以下、重合安定性の観点から、好ましくは30%(以下において、特に限定しない限り%は重量%を表す)以下、さらに好ましくは0.3〜20%である。
(N)を併用する場合、(N)+(A)+(A’)の重量に基づく(N)の割合は、通常40%以下、重合安定性の観点から、好ましくは20%以下、さらに好ましくは0.1〜10%である。
また、反応性乳化剤を併用する場合、全乳化剤の重量に基づく反応性乳化剤の割合は、通常40%以下、重合安定性の観点から、好ましくは20%以下、さらに好ましくは0.1〜10%である。
重合安定性向上の目的で、さらに保護コロイド剤、例えば部分ケン化ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどを使用することができるが、多量に使用すると本発明の目的に反するので本発明の(A)の重量に基づいて20重量%以下が好ましい。重合は必要に応じてその他の添加剤、例えば、pH調整剤、連鎖移動剤、キレート剤などが使用される。重合温度は、重合しようとするモノマーの種類によって異なるが、通常−5〜100℃である。また普通に用いられる水系媒体として水の他にメタノール、イソプロパノール、アセトン、エチレングリコール、プロピレングリコール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等の有機溶剤を併用してもよい。また、必要に応じて、乳化重合時または生成したエマルジョンに消泡剤、粘度調整剤、造膜助剤、防腐剤、凍結安定剤、架橋剤、可塑剤、帯電防止剤、顔料、染料などの添加剤を加えてもよい。
乳化重合は、従来から行われている乳化重合の方法で行えばよい。すなわち、本発明の(A)単独、または必要により他の公知の乳化重合用乳化剤を併用して、水性媒体中で撹拌下に所定温度でビニル単量体および重合開始剤を一括で、または分割して、あるいは連続的に供給することにより行われる。
乳化重合時の系内における乳化重合用乳化剤の濃度としてはビニル単量体100重量に対して通常1.0〜10.0重量部、好ましくは2.0〜8.0重量部である。またビニル単量体の濃度としては仕込原料の全量に基づいて通常20〜70重量%、好ましくは30〜60重量%である。重合開始剤、促進剤およびpH調整剤としては公知のものを使用すればよく、たとえば重合開始剤としては、過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、t−ブチルヒドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリルおよびアゾビスイソバレロニトリル等が挙げられ、促進剤としては、亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸第一鉄アンモニウムおよび硫酸銅等などが挙げられ、またpH調整剤としては水酸化ナトリウム、トリポリ燐酸ナトリウムなどが挙げられる。
体積平均粒子径および体積平均粒子径分布は、電気泳動光散乱光度計(大塚電子株式会社製、ELS−800)を使用して以下のように測定できる。
イオン交換水約100gに生成したエマルジョン約1gを分散させ、装置に対する試料濃度と光量を最適化する。この試料を測定用セル(10mm×10mm)に入れて体積平均粒子径分布を測定(積算回数;50回)し、体積平均粒子径を算出する。
本発明のラテックスエマルジョンの体積平均粒子径(Dav)は好ましくは50〜200μmであり、塗工性能の観点からさらに好ましくは70〜150μmであり、特に好ましくは80〜120μmである。
また、体積平均粒子径分布は従来のラテックスエマルジョンに比較して狭く、塗工性能の観点から好ましくは体積平均粒子径(Dav)±30μmの範囲内の粒子径の粒子は、全粒子のうちの70vol%以上、さらに好ましくは75vol%以上である。
本発明のアニオン性乳化剤(A)を用いて得られるエマルジョンは、体積平均粒子径が小さく、かつ分布が狭いため塗工性能に優れる。
本発明のラテックスエマルジョンにおいて、エマルジョン中に残存する単量体の含有量は、エマルジョンの固形分の重量に基づいて、好ましくは1重量%以下、さらに好ましくは0.5重量%以下である。残存する単量体が1重量%以下であれば、エマルジョンの臭気が少ない。
特にスチレンを含む単量体を乳化重合する場合は、生成したラテックスエマルジョン中にスチレンが残存すると強い不快な臭気があり、エマルジョンの使用時に問題となることが多かったが、本願発明のラッテクスエマルジョンは臭気が少ない。
残存する単量体の含有量は、ガスクロマトグラフ(島津製作所製、GC−204)を使用して以下のように測定できる。
マイクロシリンジを用いてラテックスエマルジョンを機器に注入し、以下の測定条件に従って測定を行う。各構成単量体の定量を別途作成した標準溶液(1.0、0.1、0.01%)から求めた検量線を用いて算出し、その合計をエマルジョンの固形分の重量に基ずいて換算した値を残存単量体の含有量(%)とした。
測定条件・・・カラム:内径3.0mm、長さ3.0m、充填剤:[液相]Thermon1000(5%)、[担体]Chromosorb W 150−180 AW−DMCS、カラム温度:120℃(定温)、キャリアーガス:窒素、40L/min、インジェクション温度:200℃、検出器温度:200℃、測定試料注入量:1μL
上記ガスクロマトグラムに限らず、ヘッドスペースガスクロマト(例えば、HSS/GC)、高速液体クロマトグラフ(HPLC)又は他のクロマトグラフ法を使用してもよい。
本発明のラッテクスエマルジョンは、合成ゴム、塗料、粘着剤、接着剤などの用途に利用できる。また、乳化重合用乳化剤以外にも、通常の乳化剤として、農薬用乳化剤または化粧品用乳化剤など、従来から乳化剤として使用されているあらゆる用途の乳化剤としても使用できる。
[実施例]
以下の実施例により本発明を更に説明するが本発明はこれに限定されるものではない。
部および%は特記しない限り重量部および重量%を意味する。
実施例1
ポリオキシエチレン(4モル)付加スチレン(1.0モル)化フェノールの硫酸エステルナトリウム塩の製造;
オートクレーブに、スチレン(1.0モル)化フェノール238部(1モル部)、および水酸化カリウム0.45部を仕込み、窒素置換後、温度100〜160℃、ゲージ圧0〜8Kg/cm2の条件下でEO212部(4モル部)を投入し、付加重合させた。その後、触媒の水酸化カリウムを吸着剤で吸着除去し、ポリオキシエチレン(4モル)付加スチレン(1.0モル)化フェノール450部を得た。
生成物の全量を、加熱撹拌・冷却装置の付いたガラス製反応装置に仕込み、スルファミン酸123部(1.05モル部)を仕込んだ。反応温度100℃で12時間反応させた後、30%水酸化ナトリウム水溶液321部を50〜60℃で5回に分けて2時間おきに断続投入し、投入時間も含めて15時間、−0.02MPaでトッピングした後、水で希釈して目的のポリオキシエチレン付加(4モル)スチレン(1.0モル)化フェノールの硫酸エステルナトリウム塩40%水溶液(A−1)1435部を得た。
実施例2〜5
スチレン化フェノールとして表1記載のものを1モル部使用したこと以外は、実施例1と同様にして実施例2〜5のアニオン性界面活性剤を得た。
実施例6
EOの仕込量を表1記載のモル部としたこと以外は実施例3と同様にして実施例6のアニオン性界面活性剤を得た。
実施例7
スチレン化フェノールの代わりにベンジル化フェノールを表1記載のように1モル部
使用したこと以外は、実施例3と同様にして実施例7のアニオン性界面活性剤を得た。
実施例8
スルファミン酸による反応後、水酸化ナトリウム水溶液を使用せず、アンモニウム塩のままとしたこと以外は、実施例3と同様にして実施例8のアニオン性界面活性剤を得た。
比較例1および2
スチレン化フェノールとして表1記載のものを1モル部と変更したこと以外は、実施例1と同様にして比較例1および2のアニオン性界面活性剤を得た。
比較例3
EOの仕込量を表1記載のモル部としたこと以外は実施例3と同様にして比較例3のアニオン性界面活性剤を得た。
実施例9〜17、比較例4〜7
実施例1〜8および比較例1〜3のアニオン性乳化剤を用いて以下のようにSBラッテクスエマルジョンを製造した。
撹拌機、滴下ボンベ、窒素ガス導入管および温度計を備えた加圧反応容器に、水108部、スチレン50部、メタクリル酸メチル6部、メタクリル酸2部、アニオン性乳化剤を固形分換算で表2に記載の部数、過硫酸ナトリウム0.50部およびpH調整剤としてのトリポリリン酸ナトリウム0.04部を仕込み、撹拌下、系内を窒素ガスで置換後、滴下ボンベからブタジエン42部を80℃、5時間で圧入滴下反応し、さらに3時間熟成反応し、固形分48%のSBラテックスエマルジョンを得た。
得られたエマルジョンの体積平均粒子径(μm)、体積平均粒子径±30μmの範囲内の粒子の含有量(vol%)、残存単量体の含有量(%)、重合安定性、起泡性および機械的安定性について、以下の試験法で測定した。結果を表2に示す。
(1)体積平均粒子径(μm)
電気泳動光散乱光度計(大塚電子株式会社製、ELS−800)を使用して測定した。
イオン交換水約100gに生成したエマルジョン約1gを分散させ、装置に対する試料濃度と光量を最適化する。この試料を測定用セル(10mm×10mm)に入れて体積平均粒子径分布を測定(積算回数;50回)し、体積平均粒子径を算出した。
(2)体積平均粒子径±30μmの範囲内の粒子の含有量(vol%)
上記(1)の測定を基に、エマルジョン粒子量に対する体積平均粒径±30μmの範囲内の粒子含有量の比率を算出した。
(3)残存単量体の含有量(%)
ガスクロマトグラフ(島津製作所製、GC−204)を使用して測定した。
マイクロシリンジを用いてラテックスエマルジョンを機器に注入し、以下の条件に従って分析を行った。各構成単量体の検量線を用いて定量化し、その合計をエマルジョンの固形分の重量に基づいて換算した値を残存単量体の含有量(%)とした。
測定条件・・・カラム:内径3.0mm、長さ3.0m、充填剤:[液相]Thermon1000(5%)、[担体]Chromosorb W 150−180 AW−DMCS、カラム温度:120℃(定温)、キャリアーガス:窒素、40L/min、インジェクション温度:200℃、検出器温度:200℃、測定試料注入量:1μL
(4)臭気
エマルジョンを直径9cmのシャーレに20ML採り、10人のモニターにより以下の基準で臭気の官能評価を行った。10人の平均値を臭気の評価とした。
5点:殆ど臭気なし
4点:わずかに臭気有り
3点:やや不快臭有り
2点:かなり不快臭有り
1点:強い不快臭有り
(5)重合安定性(%)
エマルジョンを100メッシュの金網で濾過し、残渣を水洗後130℃で2時間乾燥して得た凝固物重量を、仕込モノマー重量に対する%で表した。
(6)起泡性(ML)
100MLの共栓付メスシリンダーに、エマルジョン7.5gとイオン交換水22.5gを秤り、これを50回強く振とうした直後の泡の体積(ML)を測定した。
(7)機械的安定性(%)
エマルジョン50gをマロン法安定度試験機にて10kg/cm2、1000rpmで5分間回転し、生成した凝固物を100メッシュの金網で濾別し、水洗後130℃で2時間乾燥して得た凝固物重量の乾燥重量を採取エマルジョン中の固形分重量に対する%で表した。
さらに、上記のラッテクスエマルジョンを用いた紙塗工用組成物およびそれを塗工した塗工紙を以下のようにして作製した。
(紙塗工用組成物の調整)
ラッテクスエマルジョンを固形分換算で10部、カオリンクレー(ENGELHARD社製、カオリンUF−90)70部、重質炭酸カルシウム(IMERYS社製、カービタル90)30部、分散剤(三洋化成工業社製、キャリボンL−400)0.5部、酸化澱粉(王子コーンスターチ社製、エースA)5部を混合し、固形分濃度を50%に調整して紙塗工用組成物を得た。
(塗工紙の作成)
上記の紙塗工用組成物を上質紙に塗工量が15g/m2となるように塗布し、120℃の循風乾燥機(ETAC製、HT−210S)で1分間乾燥し、温度20℃、相対湿度60%の恒温恒湿機(ヤマト科学製、IH−42H)に1夜放置した。その後温度55℃、線圧100kg/cmの条件でスーパーカレンダー処理(丸協技研社製、ミニスーパーカレンダー)を2回行って塗工紙を得た。
得られた塗工紙の白紙光沢、ドライピック強度およびウエットピック強度について以下のようにして評価した。結果を表2に示す。
(8)白紙光沢
塗工紙の光沢度をJIS.P−8142に従って測定した。数値が大きいほど白紙光沢が良い。
(9)ドライピック強度
RIテスターを用いて塗工紙に印刷した際のピッキングの具合を目視にて観察し、相対的に5点法で評価した。点数の高いものほどドライピック強度が高い。
(10)ウェットピック強度
モルトンロールで水を塗布した塗工紙にRIテスターを用いて印刷した際のピッキング具合を目視にて観察し、相対的に5点法で評価した。点数が高いものほどウェットピック強度が高い。
表2の結果より本発明のアニオン性乳化剤は、乳化重合用の乳化剤として使用でき、得られたラッテクスエマルジョンは従来の乳化剤を使用した場合に比べて、
(1)重合安定性やエマルジョンの機械的安定性が従来より改善される。
(2)起泡性が少ない。
(3)体積平均粒子径が小さく、かつ粒子径分布が狭い。
(4)残存する単量体の量が少ないので、エマルジョンの臭気が少ない。
(5)エマルジョンを使用して得られる紙塗工用組成物は塗工性に優れ、得られる紙塗工紙は白紙光沢、ドライピック性およびウエットピック性に優れている。
の効果を奏する。
本発明のアニオン性乳化剤は、スチレンおよびブタジエンを含む単量体を用いる乳化重合用の乳化剤として好適に利用できる。
また、得られたエマルジョンは、各種の塗料(紙塗工用など)、粘着剤、接着剤または合成ゴムなどの用途に利用できる。

Claims (9)

  1. スチレンおよびブタジエンを含む単量体の乳化重合に使用される、一般式(1)で示されるアニオン性乳化剤(A)であって、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸エステル塩であるアニオン性乳化剤(A)。
    [式中、m個のRは メチルメチレン基、Aはエチレン基、M+はアルカリ金属カチオン、アンモニウムカチオンまたはアミンカチオン、mは平均値であって1.0〜3.0、nは平均値であって1.0〜8.0である。]
  2. 一般式(1)におけるmが1.1〜1.8である請求項1記載のアニオン性乳化剤。
  3. 請求項1または2記載のアニオン性乳化剤を用いて得られる、スチレンおよびブタジエンを含む単量体を構成単量体としてなるラテックスエマルジョン。
  4. 構成単量体として、さらに炭素数2〜6のモノオレフィン、アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸、アルキル基の炭素数1〜8の(メタ)アクリル酸アルキル、酢酸ビニルおよび酢酸プロピルからなる群から選ばれ1種以上を含む請求項3記載のラテックスエマルジョン。
  5. SBラテックスエマルジョンである請求項3または4記載のラテックスエマルジョン。
  6. 体積平均粒子径(Dav)が50〜200μmである請求項3〜5のいずれか記載のラテックスエマルジョン。
  7. ラテックスエマルジョン中の、体積平均粒子径(Dav)±30μmの範囲内の粒子径の粒子の含有量が70vol%以上である請求項6記載のラテックスエマルジョン。
  8. 残存する単量体の含有量が、エマルジョンの固形分の重量に基づいて1重量%以下である請求項3〜7のいずれか記載のラテックスエマルジョン。
  9. 請求項1または2記載のアニオン性乳化剤の存在下にスチレンおよびブタジエンを含むビニル単量体を乳化重合することを特徴とするラテックスエマルジョンの製造方法。
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