JP2667546B2 - 電気粘性流体組成物 - Google Patents

電気粘性流体組成物

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JP2667546B2
JP2667546B2 JP8735690A JP8735690A JP2667546B2 JP 2667546 B2 JP2667546 B2 JP 2667546B2 JP 8735690 A JP8735690 A JP 8735690A JP 8735690 A JP8735690 A JP 8735690A JP 2667546 B2 JP2667546 B2 JP 2667546B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電気粘性流体組成物に関するものである。更
に詳しくは、比較的弱い電場を印加することによっても
大きいせん断応力を発生すると共にその際に流れる電流
密度が小さいという電流特性に優れ、且つ発生したせん
断応力および電流特性の経時安定性が非常に優れた電気
粘性流体組成物に関するものである。
(従来の技術) 電気粘性流体とは、例えば絶縁性分散媒中に固体粒子
を分散・懸濁して得られる流体であって、そのレオロジ
ー的あるいは流れ性質が電場変化を加えることにより粘
塑性型の性質に変わる流体であり、一般に外部電場を印
加した際に粘度が著しく上昇し大きいせん断応力を誘起
する、いわゆるウィンズロー効果を示す流体として知ら
れている。このウインズロー効果は応答性が速いという
特徴を有するため、電気粘性流体はクラッチ、ダンパ
ー、ブレーキ、ショックアブソーバー、アクチュエータ
ー等への応用が試みられている。
従来、電気粘性流体組成物としては、シリコンオイ
ル、塩化ジフェニル、トランス油等の絶縁油中に、セル
ロース、デンプン、大豆カゼイン、シリカゲル、ポリス
チレン系イオン交換樹脂、ポリアクリル酸塩架橋体等の
固体粒子を分散させたものが知られている。
しかしながら、セルロース、でんぷんや大豆カゼイン
を分散相として用いた電気粘性流体組成物は電場を印加
した際に得られるせん断応力が小さいという問題点があ
り、ポリアクリル酸塩架橋体を分散相として用いた電気
粘性流体組成物は比較的弱い電場を印加しただけでは実
用上充分なせん断応力が誘起されないという問題点があ
った。
また、ポリスチレン系イオン交換樹脂の一つであるポ
リスチレンスルホン酸のアルカリ金属塩型のイオン交換
樹脂を分酸相として用いた電気粘性流体組成物は比較的
弱い電場の印加によっても大きなせん断応力が得られる
が、長期にわたってそれを維持するという経時安定性に
乏しいという問題点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、従来の電気粘性流体組成物が有していた上
記の問題点を解決するものである。
したがって、本発明の目的は、比較的弱い電場の印加
によっても大きなせん断応力が発生すると共にその際に
流れる電流密度が小さいという電流特性に優れ、且つ発
生したせん断応力および電流密度を長期にわたって維持
するという経時安定性にも優れた電気粘性流体組成物を
提供することにある。
(課題を解決するための手段および作用) 本発明は、分散相粒子を絶縁性分散媒中に分散させて
なる組成物であって、分散相粒子が、芳香族環に少なく
とも1個のハロゲン基を有するビニル芳香族化合物
(a)とポリビニル化合物(b)を必須成分とするモノ
マー混合物(A)の重合架橋体(I)中に存在する芳香
族環をスルホン化することにより得られるスルホン化重
合体からなり、且つ芳香族環が少なくとも1個のハロゲ
ン基を有するビニル芳香族化合物(a)のモノマー混合
物(A)中での割合が10.0モル%以上であることを特徴
とする電気粘性流体組成物に関するものである。
本発明の電気粘性流体組成物において使用されるスル
ホン化架橋重合体に使用されるモノマー混合物(A)に
は、前記ビニル化合物(a)とポリビニル化合物(b)
にさらに他のビニル化合物を配合してもよい。
本発明で用いられる分散相粒子の平均粒子径は0.1〜1
00μmの範囲にあることが好ましい。
本発明の電気粘性流体組成物においては、分散相の粒
子径が小さくなるに従い調製された電気粘性流体組成物
に電場を印加した際に得られるせん断応力が小さくなる
傾向にあり、分散相粒子の平均粒子径が0.1μm未満の
場合には、調製された電気粘性流体組成物に電場を印加
した際に大きなせん断応力が得られないという問題点が
起こることがある。また、分散相粒子の平均粒子径が10
0μmを越える場合には、調製された電気粘性流体組成
物にある一定の電場を印加した際に得られるせん断応力
値が不規則となり、安定しにくいという問題点が起こる
ことがある。
本発明で用いられる分散相粒子を構成するスルホン化
重合体とは、水等の極性溶媒の存在において陽イオンを
遊離して自身はスルホン酸イオンとなるスルホン酸基を
有するものであり、水等の極性溶媒の存在において遊離
する陽イオンとしては特に制限はない。
本発明では、芳香族環に少なくとも1個のハロゲン基
を有するビニル芳香族化合物(a)のモノマー混合物
(A)中での割合が10.0モル%以上であることが必要で
ある。ビニル芳香族化合物(a)をモノマー混合物
(A)中10.0モル%以上の割合で使用することにより、
比較的弱い電場の印加によっても大きなせん断応力を発
生すると共にその際に流れる電流密度が小さく且つ発生
したせん断応力および電流密度の経時安定性に優れた電
気粘性流体組成物を与える分散相粒子が得られる。ま
た、ビニル芳香族化合物(a)の割合が10.0モル%未満
では、比較的弱い電場の印加によってせん断応力を発生
させる際に流れる電流密度が大きくなるという電流特性
面での問題があり、且つ得られたせん断応力および電流
密度の経時安定性に劣った電気粘性流体組成物しか得ら
れない。
本発明で使用することのできる芳香族環に少なくとも
1個のハロゲン基を有するビニル芳香族化合物(a)と
しては、例えばクロロスチレン、ブロモスチレン、フル
オロスチレン、ジクロロスチレン、ジブロモスチレン、
ジフルオロスチレン、トリクロロスチレン、クロロメチ
ルスチレン、クロロエチルスチレン、クロロプロピルス
チレン、クロロジメチルスチレン、ブロモメチルスチレ
ン、ブロモエチルスチレン、フルオロケチルスチレン、
フルオロエチルスチレン、ジクロロメチルスチレン、ジ
クロロエチルスチレン、ジブロモメチルスチレン、ビニ
ルクロロナフタレン、ビニルブロモナフタレン、ビニル
フルオロナフタレン、ビニルジクロロナフタレン、ビニ
ルクロロメチルナフタレン、ビニルクロロエチルナフタ
レン、ビニルブロモナフタレン、ビニルブロモメチルナ
フタレン等を挙げることができ、これらの中から一種ま
たは二種以上用いることができる。
本発明では、モノマー混合物(A)中にポリビニル化
合物(b)が含まれることが必要であり、0.1〜50.0モ
ル%の範囲であることが好ましい。ポリビニル化合物
(b)の割合が50.0モル%を越える場合、スルホン化が
進行しにくくなったり、得られた粒子を用いた電気粘性
流体組成物に電場を印加した際に大きなせん断応力が得
られないという問題点が起こることがある。また、ポリ
ビニル化合物(b)の割合が0.1モル%未満の場合、重
合により得られた重合架橋体をスルホン化した際に粒子
同士の付着が起こるという問題点が起こることがある。
本発明で使用することのできるポリビニル化合物
(b)としては、例えばジビニルベンゼン、ジビニルト
ルエン、ジビニルキシレン、ジビニルエチルベンゼン、
ジビニルジエチルベンゼン、ジビニルプロピルベンゼ
ン、ジビニルナフタレン、トリビニルベンゼン、トリビ
ニルトルエン、トリビニルキシレン、トリビニルナフタ
レンなどのポリビニル芳香族炭化水素;エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、N,N′−メチレンビスアクリル
アミド、マレイン酸ジアリル、ジアピン酸ジアリルなど
のポリビニル脂肪族化合物等を挙げることができ、これ
らの中から一種または二種以上を用いることができる。
本発明におけるモノマー混合物(A)には、必要に応
じて芳香族環に少なくとも1個のハロゲン基を有するビ
ニル芳香族化合物(a)やポリビニル化合物(b)以外
のビニル化合物(c)を配合することができ、その構成
割合はモノマー混合物(A)中89.9モル%以下であるこ
とが好ましい。このようなその他のビニル化合物(c)
としては、例えばスチレン、ビニルナフタレン、ビニル
アントラセン、ビニルフェナントレンなどのビニル芳香
族炭化水素;メチルスチレン、エチルスチレン、ブロピ
ルスチレン、ブチルスチレン、ペンチルスチレン、ヘキ
シルスチレンなどのモノアルキルスチレン化合物;ジメ
チルスチレン、ジエチルスチレン、ジプロピルスチレ
ン、メチルエチルスチレン、メチルプロピルスチレン、
メチルヘキシルスチレン、エチルブチルスチレン、エチ
ルプロピルスチレン、エチルヘキシルスチレン、プロピ
ルブチルスチレンなどのジアルキルスチレン化合物;ト
リメチルスチレン、トリエチルスチレン、トリプロピル
スチレン、メチルジエチルスチレン、ジメチルエチルス
チレン、メチルエチルプロピルスチレン、メチルジプロ
ピルスチレン、ジメチルプロピルスチレン、エチルジプ
ロピルスチレン、ジエチルプロピルスチレンなどのトリ
アルキルスチレン化合物;ビニルメチルナフタレン、ビ
ニルエチルナフタレン、ビニルプロピルナフタレンなど
のビニルモノアルキルナフタレン化合物;ビニルジメチ
ルナフタレン、ビニルジエチルナフタレン、ビニルジプ
ロピルナフタレン、ビニルメチルエチルナフタレンなど
のビニルジアルキルナフタレン化合物;ビニルトリメチ
ルナフタレン、ビニルトリエチルナフタレン、ビニルト
リプロピルナフタレン、ビニルメチルジエチルナフタレ
ン、ビニルジメチルエチルナフタレン、ビニルメチルエ
チルプロピルナフタレンなどのビニルトリアルキルナフ
タレン化合物;メトキシスチレン、ジメトキシスチレ
ン、トリメトキシスチレン、エトキシスチレン、ジエト
キシスチレン、トリエトキシスチレン、プロピルオキシ
スチレン、ジプロピルオキシスチレン、トリプロピルオ
キシスチレン、メトキシメチルスチレン、メトキシエチ
ルスチレン、メトキシプロピルスチレン、エトキシメチ
ルスチレン、エトキシメチルスチレン、ピロピルオキシ
メチルスチレン、プロピルオキシエチルスチレン、メト
キシジメチルスチレン、メトキシジエチルスチレン、ビ
ニルメトキシナフタレン、ビニルジメトキシナフタレ
ン、ビニルエトキシナフタレン、ビニルジエトキシナフ
タレン、ビニルメトキシメチルナフタレン、ビニルメト
キシジメチルナフタレン、ビニルジメトキシメチルナフ
タレン、ビニルメトキシエチルナフタレン、ビニルメト
キシジエチルナフタレン、ビニルジメトキシエチルナフ
ンタレンなどのアルキルオキシ化ビニル芳香族化合物;
フェノキシスチレン、フェノキシメチルスチレン、フェ
ノキシメチルスチレン、フェノキシジエチルスチレン、
フェノキシジエチルスチレンなどのアリールオキシ化ビ
ニル芳香族化合物;エチレン、プロピレン、イソプレ
ン、ブタジエン、塩化ビニル、クロロプレンなどのオレ
フィン系炭化水素またはこれらのハロゲン置換体;メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート
などの不飽和カルボン酸のエステル化合物;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニルなどの1価のカルボン酸のビニ
ルエステル化合物;(メタ)アクリルアミド、ジアセト
ンアクリルアミド、メチロール化(メタ)アクリルアミ
ドなどの不飽和アミド化合物またはその誘導体;(メ
タ)アクリロニトリル、クロトンニトリルなどの不飽和
シアン化合物;(メタ)アクリルアルコール、クロトン
アルコールなどの不飽和アルコール化合物;(メタ)ア
クリル酸などの不飽和一塩基酸;マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸などの不飽和二塩基酸;マレイン酸モノ
メチルエステル、マレイン酸モノアリルエステルなどの
1価のアルコールと不飽和二塩基酸とのモノエステル化
合物等を挙げることができ、これらの中から一種または
二種以上用いることができる。
本発明で用いられる分散相粒子の形状は球状あるいは
楕円球状であることが好ましい。分散相粒子の形状が球
状あるいは楕円球状以外の形状の場合には、調製された
電気粘性流体組成物に電場を印加した際に大きなせん断
応力が得られないという問題点や電場を印加し続けた状
態での経時安定性が乏しくなるという問題点が起こるこ
とがある。
本発明においてスルホン化重合体を得る際の中間体と
して用いられる重合架橋体(I)を製造する方法として
は、得に制限はなく、既知の重合方法、例えば懸濁重合
法、乳化重合法、分散重合法、溶液重合法、塊状重合法
等の方法を挙げることができるが、球状あるいは楕円球
状の重合架橋体(I)が容易に得られるので、懸濁重合
法や乳化重合法が好ましい。
本発明で用いられる重合架橋体(I)を製造する際に
重合法として懸濁重合法を用いる場合、重合の条件に特
に制限はない。
懸濁重合の分散媒としては、通常、水などが用いられ
る。
懸濁重合の分散剤としては、通常、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチルセルロース、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体のアンモニウム塩、ベントナイト、ポ
リ(メタ)アクリル酸ナトリウム、ポリ(ジアリルメチ
ルアンモニウムクロライド)などの公知のものが使用で
きる。
懸濁重合の重合開始剤としては、例えば過酸化ベンゾ
イル、第三級ブチルヒドロキシパーオキサイド、過酸化
クメン、過酸化ラウロイル、過酸化メチルエチルケト
ン、第三級ブチルパーフタレイト、カプロイルパーオキ
サイドなどの過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル、
アゾビスイソブチルアミド、2,2′−アゾビス(2,4−ジ
メチルマレロニトリル)、アゾビス(α−ジメチルバレ
ロニトリル)、アゾビス(α−メチルブチロニトリル)
などのアゾ化合物等を挙げることができ、これらの中か
ら一種または二種以上用いることができる。
懸濁重合の際に必要に応じて公知の乳化重合禁止剤を
使用して微粒の発生を抑えることができる。
懸濁重合は、通常、50〜100℃の範囲内の温度にて2
〜30時間程度で行われる。
懸濁重合の操作としては、例えば水および分散剤など
を仕込み、これに撹拌下に重合開始剤を溶解させたモノ
マーの混合物を加え、分散機や撹拌装置を用いて粒子径
規制を行った後、懸濁状態下に所定温度にて実施する。
本発明で用いられる重合架橋体(I)を製造する際に
乳化重合法を用いる場合、重合の条件に特に制限はな
い。
乳化重合の溶媒としては、通常、水などが用いられ
る。
乳化重合の乳化剤としては、通常、ラウリルスルホン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリン酸エステ
ルなどの界面活性剤等の公知のものが使用できる。
乳化重合の重合開始剤としては、通常、過硫酸ナトリ
ウム、加硫酸アンモニウムなどの公知のものが使用でき
る。
乳化重合は、通常、50〜100℃の範囲内の温度にて2
〜40時間程度で行われる。
乳化重合の操作としては、例えばシード重合法、一時
仕込重合法、モノマー添加重合法、エマルション添加重
合法等の公知の方法を用いることができる。
シート重合法を行うには、通常、まず反応容器に種粒
子、水および乳化剤等を投入し、撹拌下に均一分散状態
とした後、モノマー混合物の一部または必要に応じて全
部を添加する。次いで、所定の温度に加熱した後、重合
開始剤を添加し、反応を開始させる。更に、モノマー混
合物の残りを連続的あるいは断続的に添加し、乳化状態
下に所定温度にて実施する。
本発明における重合架橋体(I)は、ゲル型と称され
る実質的に非多孔質の重合架橋体でもよく、また、重合
の際に得られる重合架橋体に多孔性を付与する公知の多
孔質形成剤、例えば膨潤性の有機溶剤、非膨潤性の有機
溶剤、モノマーに溶解し得る線状重合体あるいはこれら
の混合物等の共存下にモノマー混合物を重合して得られ
る多孔質重合架橋体であってもよい。
本発明で用いられる分散相粒子を構成するスルホン化
重合体は、上記した重合法により得られた重合架橋体
(I)を公知の方法でスルホン化すると共に適当な粒子
径に粉砕または造粒して得られる。また、重合架橋体
(I)として懸濁重合法や乳化重合法で得られた粒子状
のものを用いれば、スルホン化によって本発明における
分散相粒子として好適なスルホン化重合体の粒子を容易
に得ることができるので好ましい。
スルホン化の反応は、重合架橋体(I)に対して非膨
潤性あるいは膨潤性の溶剤の存在下に行うことができ、
また無溶剤下で行うこともできる。
重合架橋体(I)に対して非膨潤性の溶剤としては、
重合架橋体(I)を膨潤させず且つスルホン化剤に対し
て不活性な溶剤であればよく、例えばヘキサン、シクロ
ヘキサン、リグロイン等の脂肪族炭化水素類などを挙げ
ることができる。
重合架橋体(I)に対して膨潤性の溶剤としては、重
合架橋体(I)を膨潤させ且つスルホン化剤に対して不
活性な溶剤であればよく、例えばジクロロエタン、トリ
クロロエチレン、テトラクロロエタン、プロピレンジク
ロライド、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ニト
ロベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類などを挙げ
ることができる。
これらの溶剤の使用量は、重合架橋体(I)100重量
部に対して1000重量部以下の範囲内であることが好まし
い。
スルホン化剤としては、従来公知のスルホン化剤から
選択採用すればよく、例えば硫酸、発煙硫酸、クロロ硫
酸、三酸化硫黄などを挙げることができ、これらの中か
ら一種または二種以上用いることができる。中でも、重
合架橋体(I)のスルホン化を反応器の材質の制限がな
く工業的実用性から優位な80℃以下の低温で行うことが
できるため、スルホン化剤としてクロロ硫酸または発煙
硫酸が好ましい。
スルホン化の反応は、−20〜250℃の範囲内の温度で
0.3〜100時間程度で行われる。しかしながら、前述した
ようにスルホン化剤としてクロロ硫酸または発煙硫酸を
使用し、80℃以下の温度でスルホン化反応を行うことが
工業的実用性から好ましい。
このように重合架橋体(I)をスルホン化して得られ
るスルホン化重合体の粒子は、スルホン化剤と分離され
た後、粒子中に残存する酸等を除去するために多量の水
で十分に洗浄するのがよい。次いで、必要に応じて中和
あるいはイオン交換等の方法によりスルホン酸基の陽イ
オンをプロトンから適当な陽イオン種に換えることがで
きる。
本発明で用いられる分散相粒子を構成するスルホン化
重合体中に存在するスルホン酸基の陽イオンとしては、
特に制限はなく、例えば水素;リチウム、ナトリウム、
カリウムなどのアルカリ金属;マグネシウム、カルシウ
ム等のアルカリ土類金属;アルミニウムなどのIII A族
金属;スズ、鉛等のIV A族金属;亜鉛、鉄などの遷移金
属等のカチオン種、あるいはアンモニウム、有機4級ア
ンモニウム、ピリジニウム、グアジニウム等を挙げるこ
とができ、これらの中から一種または二種以上用いるこ
とができる。
本発明で用いられる分散相粒子は、該粒子を構成する
スルホン化重合体100重量部に対して10重量部以下の水
を含有していることが好ましい。本発明の電気粘性流体
組成物では、分散相粒子中に微量の水分が含まれること
により、電場を印加した際に大きなせん断応力が誘起さ
れる。水が10重量部を越える場合、分散相粒子同士が付
着したり、あるいは調製された電気粘性流体組成物の絶
縁性が減少するため、電場を印加した際に大きな電流が
流れたりして好ましくない。
本発明で使用することのできる絶縁性分散媒として
は、特に制限はなく、例えばポリジメチルシロキサン、
ポリフェニルメチルシロキサンなどのシリコンオイル;
流動パラフィン、デカン、ドデカン、メチルナフタレ
ン、ジメチルナフタレン、エチルナフタレン、ビフェニ
ル、デカリン、部分水添されたトリフェニルなどの炭化
水素;ジフェニルエーテルなどのエーテル化合物;クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン、
ブロモベンゼン、ジブロモベンゼン、クロロナフタレ
ン、ジクロロナフタレン、ブロモナフタレン、クロロビ
フェニル、ジクロロビフェニル、トリクロロビフェニ
ル、ブロモビフェニル、クロロジフェニルメタン、ジク
ロロジフェニルメタン、トリクロロジフェニルメタン、
ブロモジフェニルメタン、クロロデカン、ジクロロデカ
ン、トリクロロデカン、ブロモデカン、クロロドデカ
ン、ジクロロドデカン、ブロモドデカンなどのハロゲン
化炭化水素;クロロジフェニルエーテル、ジクロロジフ
ェニルエーテル、トリクロロジフェニルエーテル、ブロ
モジフェニルエーテルなどのハロゲン化ジフェニルエー
テル化合物;ダイフロイル (ダイキン工業(株)
製)、デムナム (ダイキン工業(株)製)などのフッ
化物;フタル酸ジオクチル、トリメリット酸トリオクチ
ル、セバシン酸ジブチルなどのエステル化合物等を挙げ
ることができ、これらの中から一種または二種以上用い
ることができる。
本発明の電気粘性流体組成物は、前記した分散相粒子
を絶縁性分散媒中に分散させてなり、組成物中における
分散相粒子と絶縁性分散媒との比は、前者100重量部に
対して後者50〜500重量部の範囲であることが好まし
い。分散媒の量が500重量部を越える場合、調製された
電気粘性流体組成物に電場を印加した際に得られるせん
断応力が十分大きくならないことがある。また、分散媒
の量が50重量部未満の場合、調製された組成物自体の流
動性が低下して、電気粘性流体としての使用が難しくな
ることがある。
本発明では、分子相粒子の分散媒中への分散性向上や
電気粘性流体組成物の粘度調節あるいはせん断応力向上
のために、例えば界面活性剤、高分子分散剤、高分子増
粘剤等の各種添加物を組成物中に添加することができ
る。
(発明の効果) 本発明の電気粘性流体組成物は、比較的弱い外部電場
を印加した時でも大きなせん断応力が得られると共にそ
の際に流れる電流密度が小さいという電流特性に優れ、
且つ発生したせん断応力および電流密度を長期にわたっ
て維持するという経時安定性にも非常に優れているた
め、クラッチ、ダンパー、ブレーキ、ショックアブソー
バー、アクチュエーター等へ有効に利用できる。
(実 施 例) 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明の範
囲がこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例 1 撹拌機、還流冷却器および温度計を備えた3の四つ
口セパラブルフラスコに水1.2を仕込み、ポリビニル
アルコール((株)クラレ製、クラレポバール PVA−2
05)16.0gを添加・溶解させた後、更に、クロロスチレ
ン300g、工業用ジビニルベンゼン(和光純薬工業(株)
製、ジビニルベンゼン55重量%、エチルスチレン35重量
%等の混合物)30gおよびアゾビスイソブチロニトリル4
gからなる混合物を加えた。その後、650rpmの撹拌速度
でフラスコ内の内容物を分散させ、80℃で10時間重合し
た。得られた固形物を濾別し、十分に水洗した後、熱風
乾燥器を用いて80℃で12時間乾燥し、球状の重合体架橋
物{以下、これを重合架橋体(1)という。}303gを得
た。
撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた2の四つ
口セパラブルフラスコに重合架橋体(1)50gおよびテ
トラクロロエタン250gを仕込み、撹拌しながら氷浴を用
いて0℃に冷却した。次いで、クロロ硫酸200gを滴下ロ
ートから2時間かけて添加し、均一な分散液とした。次
いで、氷浴から取り外し、室温(20℃)で30時間撹拌し
て、スルホン化反応を行った。その後、反応混合物を0
℃の水中に注ぎ、濾別した後、水とアセトンで洗浄し
た。
得られた固形物を10重量%水酸化ナトリウム水溶液14
0mlで中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空
乾燥機を用いて、80℃で10時間乾燥し、球状の分散相粒
子{以下、これを分散相粒子(1)という。}81gを得
た。
得られた分散相粒子(1)の平均粒子径を粒度分布測
定装置{(株)島津製作所製、SALD−1000}を用いて測
定したところ、50μmであった。分散相粒子(1)のイ
オン交換容量を中和滴定により測定したところ、4.1mg
当量/gであった。
得られた分散相粒子(1)中の含水量をカールフィシ
ャー水分計{京都電子工業(株)製、MPS−3P}を用い
て測定したところ、2.5重量部であった。(以下の実施
例および比較例における平均粒子径、イオン交換容量お
よび含水量の測定は本実施例と同様に行った。) 得られた分散相粒子(1)30gを信越シリコーンオイ
KF96−20CS(信越化学工業(株)製のジメチルシリ
コンオイル)70g中に混合・分散させ、本発明の電気粘
性流体組成物{以下、これを流体組成物(1)とい
う。}を得た。
実施例 2 撹拌機、還流冷却器および温度計を備えた3の四つ
口セパラブルフラスコに水1.2を仕込み、ポリビニル
アルコール((株)クラレ製、クラレポバール PVA−2
05)10.0gを添加・溶解させた後、更に、ブロモスチレ
ン200g、スチレン50g、実施例1で用いたのと同じ工業
用ジビニルベンゼン30gおよび過酸化ベンゾイル5gから
なる混合物を加えた。その後、500rpmの撹拌速度でフラ
スコ内の内容物を分散させ、80℃で10時間重合した。得
られた固形物を濾別し、十分に水洗した後、熱風乾燥器
を用いて80℃で12時間乾燥し、球状の重合体架橋物{以
下、これを重合架橋体(2)という。}259gを得た。
撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた2の四つ
口セパラブルフラスコに重合架橋体(2)50gおよびジ
クロロエタン300gを仕込み、撹拌しながら氷浴を用いて
0℃に冷却した。次いで、クロロ硫酸200gを滴下ロート
から2時間かけて添加し、均一な分散液とした。次い
で、氷浴から取り外し、室温(20℃)で30時間撹拌し
て、スルホン化反応を行った。その後、反応混合物を0
℃の水中に注ぎ、濾別した後、水とアセトンで洗浄し
た。
得られた固形物を10重量%水酸化カリウム水溶液150m
lで中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空乾
燥機を用いて、80℃で10時間乾燥し、球状の分散相粒子
{以下、これを分散相粒子(2)という。}78gを得
た。
得られた分散相粒子(2)の平均粒子径を粒度分布測
定装置を用いて測定したところ、55μmであった。分散
相粒子(2)のイオン交換容量を中和滴定により測定し
たところ、3.3mg当量/gであった。
得られた分散相粒子(2)中の含水量をカールフィシ
ャー水分計を用いて測定したところ、2.7重量部であっ
た。
得られた分散相粒子(2)30gをサームエス 900(新
日鐡化学(株)製の部分水添されたトリフェニル)70g
中に混合・分散させ、本発明の電気粘性流体組成物{以
下、これを流体組成物(2)という。}を得た。
実施例 3 撹拌機、還流冷却器および温度計を備えた3の四つ
口セパラブルフラスコに水1.2を仕込み、ポリビニル
アルコール((株)クラレ製、クラレポバール PVA−2
05)16.0gを添加・溶解させた後、更に、クロロメチル
スチレン45g、スチレン145g、メチルスチレン50g、実施
例1で用いたのと同じ工業用ジビニルベンゼン60g、イ
ソオクタン300gおよびアゾビスイソブチロニトリル10g
からなる混合物を加えた。その後、分散機(回転数:500
0rpm)を用いてフラスコ内の内容物を分散させ、80℃で
10時間重合した。得られた固形物を濾別し、十分にアセ
トンと水で洗浄した後、熱風乾燥器を用いて80℃で12時
間乾燥し、球状の重合体架橋物{以下、これを重合架橋
体(3)という。}285gを得た。
撹拌機および温度計を備えた2の四つ口セパラブル
フラスコに30重量%発煙硫酸200gおよびテトラクロロエ
タン300gを仕込み、撹拌しながら氷浴を用いて0℃に冷
却した。次いで、重合架橋体(3)50gを1時間かけて
添加し、均一な分散液とした。次いで、氷浴から取り外
し、室温(20℃)で30時間撹拌して、スルホン化反応を
行った。その後、反応混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別
した後、水とアセトンで洗浄した。
得られた固形物を10重量%水酸化ナトリウム水溶液16
0mlで中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空
乾燥機を用いて、80℃で10時間乾燥し、球状の分散相粒
子{以下、これを分散相粒子(3)という。}85gを得
た。
得られた分散相粒子(3)の平均粒子径を粒度分布測
定装置を用いて測定したところ、12μmであった。分散
相粒子(3)のイオン交換容量を中和滴定により測定し
たところ、4.4mg当量/gであった。
得られた分散相粒子(3)中の含水量をカールフィシ
ャー水分計を用いて測定したところ、2.7重量部であっ
た。
得られた分散相粒子(3)30gを信越シリコーンオイ
KF−96−100CS(信越化学工業(株)製のジメチル
シリコンオイル)70g中に混合・分散させ、本発明の電
気粘性流体組成物{以下、これを流体組成物(3)とい
う。}を得た。
実施例 4 撹拌機、還流冷却器、温度計および滴下ロートを備え
た300mlの四つ口フラスコに水50ml、ラウリルスルホン
酸ナトリウム0.4gおよびドデカン1.0gを仕込んだ後、分
散機を用いて混合物を乳化させた。更に、水50ml、過硫
酸ナトリウム0.2g、クロロスチレン30g、スチレン15gお
よび実施例1で用いたのと同じ工業用ジビニルベンゼン
15gを加えた後、撹拌下に50℃で8時間加熱して重合す
ることにより、種粒子の乳化液160mlを得た。
次いで、撹拌機、還流冷却器、温度計および滴下ロー
トを備えた3の四つ口フラスコに水1.2を仕込み、
先に調製した種粒子の乳化液160mlおよびラウリルスル
ホン酸ナトリウム2.8gを添加した後、撹拌下に均一分散
させた。その後、撹拌機の回転数を250回転に保ちなが
ら、70℃まで加熱し、水10mlに溶解させた過硫酸ナトリ
ウム2gを添加した。次いで、クロロスチレン120g、スチ
レン60gおよび実施例1で用いたのと同じ工業用ジビニ
ルベンゼン60gからなる混合物を18時間かけて滴下し
た。更に、70℃で5時間反応させた後、90℃に昇温し3
時間後に反応を終了した。
得られた分散液の混合物を濾別し、熱風乾燥器を用い
て80℃で12時間乾燥して、球状の重合体架橋物{以下、
これを重合架橋体(4)という。}267gを得た。
撹拌機、温度計および滴定ロートを備えた2の四つ
口セパラブルフラスコに重合架橋体(4)50gおよびニ
トロベンゼン300gを仕込み、撹拌しながら氷浴を用いて
0℃に冷却した。次いで、クロロ硫酸250gを滴下ロート
から2時間かけて添加し、均一な分散液とした。次い
で、氷浴から取り外し、室温(20℃)で30時間撹拌し
て、スルホン化反応を行った。その後、反応混合物を0
℃の水中に注ぎ、濾別した後、水とアセトンで洗浄し
た。
得られた固形物を10重量%水酸化リチウム水溶液90ml
で中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空乾燥
機を用いて、80℃で10時間乾燥し、球状の分散相粒子
{以下、これを分散相粒子(4)という。}77gを得
た。
得られた分散相粒子(4)の平均粒子径を粒度分布測
定装置を用いて測定したところ、5μmであった。分散
相粒子(4)のイオン交換容量を中和滴定により測定し
たところ、4.6mg当量/gであった。
得られた分散相粒子(4)中の含水量をカールフィシ
ャー水分計を用いて測定したところ、2.9重量部であっ
た。
得られた分散相粒子(4)30gをブロモベンゼン70g中
に混合・分散させ、本発明の電気粘性流体組成物{以
下、これを流体組成物(4)という。}を得た。
実施例 5 撹拌機、還流冷却器および温度計を備えた3の四つ
口セパラブルフラスコに水1.2を仕込み、ポリビニル
アルコール((株)クラレ製、クラレポバール PVA−2
05)16.0gを添加・溶解させた後、更に、クロロスチレ
ン50g、ブロモスチレン40g、スチレン90g、実施例1で
用いたのと同じ工業用ジビニルベンゼン120gおよび過酸
化ベンゾイル5gからなる混合物を加えた。その後、400r
pmの撹拌速度でフラスコ内の内容物を分散させ、80℃10
時間重合した。得られた固形物を濾別し、十分に水洗し
た後、熱風乾燥器を用いて80℃で12時間乾燥し、球状の
重合体架橋物{以下、これを重合架橋体(5)とい
う。}287gを得た。
撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた2の四つ
口セパラブルフラスコのに重合架橋体(5)50gを仕込
み、撹拌しながら氷浴を用いて0℃に冷却した。次い
で、クロロ硫酸300gを滴下ロートから2時間かけて添加
し、均一な分散液とした。次いで、氷浴から取り外し、
室温(20℃)で30時間撹拌して、スルホン化反応を行っ
た。その後、反応混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別した
後、水とアセトンで洗浄した。
得られた固形物を10重量%水酸化ナトリウム水溶液14
0mlで中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空
乾燥機を用いて、80℃で10時間乾燥し、球状の分散相粒
子{以下、これを分散相粒子(5)という。}81gを得
た。
得られた分散粒子(5)の平均粒子径を粒度分布測定
装置を用いて測定したところ、60μmであった。分散相
粒子(5)のイオン交換容量を中和滴定により測定した
ところ、4.1mg当量/gであった。
得られた分散相粒子(5)中の含水量をカールフィシ
ャー水分計を用いて測定したところ、2.9重量部であっ
た。
得られた分散相粒子(5)30gを1,2,4−トリクロロベ
ンゼン70g中に混合・分散させ、本発明の電気粘性流体
組成物{以下、これを流体組成物(5)という。}を得
た。
実施例 6 撹拌機、還流冷却器および温度計を備えた3の四つ
口セパラブルフラスコに水1.2を仕込み、ポリビニル
アルコール((株)クラレ製、クラレポバール PVA−2
05)16.0gを添加・溶解させた後、更に、クロロスチレ
ン50g、ジクロロスチレン30g、スチレン120g、メチルス
チレン60g、参考例1で用いたのと同じ工業用ジビニル
ベンゼン40gおよびアゾビスイソブチロニトリル4gから
なる混合物を加えた。その後、670rpmの撹拌速度でフラ
スコ内の内容物を分散させ、80℃で10時間重合した。得
られた固形物を濾別し、十分に水洗した後、熱風乾燥器
を用いて80どで12時間乾燥し、球状の重合体架橋物{以
下、これを重合架橋体(6)という。}289gを得た。
撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた2の四つ
口セパラブルフラスコに重合架橋体(6)50gおよびヘ
キサン250gを仕込み、撹拌しながら氷浴を餅3いて0℃
に冷却した。次いで、クロロ硫酸250gを滴下ロートから
2時間かけて添加し、均一な分散液とした。次いで、氷
浴から取り外し、室温(20℃)で1時間撹拌した後、フ
ラスコ内の内容物を40℃まで昇温し、同温度にて12時間
加熱・撹拌して、スルホン化反応を行った。その後、反
応混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、水とアセト
ンで洗浄した。
得られた固形物を10重量%水酸化ナトリウム水溶液15
0mlで中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空
乾燥機を用いて、80℃で10時間乾燥し、球状の分散相粒
子{以下、これを分散相粒子(6)という。}82gを得
た。
得られた分散相粒子(6)の平均粒子径を粒度分布測
定装置を用いて測定したところ、48μmであった。分散
相粒子(6)のイオン交換容量を中和滴定により測定し
たところ、4.2mg当量/gであった。
得られた分散相粒子(6)中の含水量をカールフィシ
ャー水分計を用いて測定したところ、2.5重量部であっ
た。
得られた分散相粒子(6)30gをサームエス 300(新
日鐵化学(株)製のビフェニルとジフェニルエーテルの
混合物)70g中に分散・混合させ、本発明の電気粘性流
体組成物{以下、これを流体組成物(6)という。}を
得た。
実施例 7 撹拌機、還流冷却器および温度計を備えた3の四つ
口セパラブルフラスコに水1.2を仕込み、ポリビニル
アルコール((株)クラレ製、クラレポバール PVA−2
05)16.0gを添加・溶解させた後、更に、クロロエチル
スチレン150g、スチレン100g、メトキシスチレン10g、
実施例1で用いたのと同じ工業用ジビニルベンゼン40g
およびアゾビスイソブチロニトリル4gからなる混合物を
加えた。その後、分散機(回転数:10,000rpm)を用いて
フラスコ内の内容物を分散させ、80℃で10時間重合し
た。得られた固形物を濾別し、十分に水洗した後、熱風
乾燥器を用いて80℃で12時間乾燥し、球状の重合体架橋
物{以下、これを重合架橋体(7)という。}288gを得
た。
撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた2の四つ
口セパラブルフラスコに重合架橋体(7)50gおよびジ
クロロエタン200gを仕込み、撹拌しながら水浴を用いて
0℃に冷却した。次いで、クロロ硫酸300gを滴下ロート
から2時間かけて滴下し、均一な分散液とした。次い
で、氷浴から取り外し、室温(20℃)で1時間撹拌した
後、フラスコ内の内容物を50℃まで昇温し、50℃にて10
時間加熱・撹拌して、スルホン化反応を行った。その
後、反応混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、水と
アセトンで洗浄した。
得られた固形物をピリジン30gで中和した後、水で十
分に洗浄した。次いで、真空乾燥機を用いて、80℃で10
時間乾燥し、球状の分散相粒子{以下、これを分散相粒
子(7)という。}101gを得た。
得られた分散相粒子(7)の閉刊粒子径を粒度分布測
定装置を用いて測定したところ、4μmであった。分散
相粒子(7)のイオン交換容量を中和滴定により測定し
たところ、3.2mg当量/gであった。
得られた分散相粒子(7)中の含水量をカールフィシ
ャー水分計を用いて測定したところ、2.4重量部であっ
た。
得られた分散相粒子(7)30gをサームエス 900(新
日鐵化学(株)製の部分水添されたトリフェニル)70g
中に混合・分散させ、本発明の電気粘性流体組成物{以
下、これを流体組成物(7)という。}を得た。
実施例 8 撹拌機、還流冷却機および温度計を備えた3の四つ
口セパラブルフラスコに水1.2を仕込み、ポリビニル
アルコール((株)クラレ製、クラレポバール PVA−2
05)16.0gを添加・溶解させた後、更に、クロロスチレ
ン170g、スチレン100g、実施例1で用いたのと同じ工業
用ジビニルベンゼン30gおよびアゾビスイソブチロニト
リル5gからなる混合物を加えた。その後、分散機(回転
数:8,000rpm)を用いてフラスコ内の内容物を分散さ
せ、80℃で10時間重合した。得られた固形物を濾別し、
十分にアセトンと水で洗浄した後、熱風乾燥器を用いて
80℃で12時間乾燥し、球状の重合体架橋物、{以下、こ
れを重合架橋体(8)という。}284gを得た。
撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた2の四つ
口セパラブルフラスコに重合架橋体(8)50gおよびニ
トロベンゼン250gを仕込み、撹拌しながら氷浴を用いて
0℃に冷却した。次いで、クロロ硫酸250gを滴下ロート
から2時間かけて添加し、均一な分散液とした。次い
で、氷浴から取り外し、水温(20℃)で1時間撹拌した
後、フラスコ内の内容物を60℃まで昇温し、60℃にて8
時間加熱・撹拌して、スルホン化反応を行った。その
後、反応混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、水と
アセトンで洗浄した。
得られた固形物を10重量%水酸化ナトリウム水溶液15
0mlで中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空
乾燥機を用いて、80℃で10分間乾燥し、球状の分散相粒
子{以下、これを分散相粒子(8)という。}82gを得
た。
得られた分散相粒子(8)の平均粒子径を粒度分布測
定装置を用いて測定したところ、7μmであった。分散
相粒子(8)のイオン交換容量を中和滴定により測定し
たところ、4.3mg当量/gであった。
得られた分散相粒子(8)中の含水量をカールフィシ
ャー水分計を用いて測定したところ、2.7重量部であっ
た。
得られた分散相粒子(8)30gをサームエス 900(新
日鐵化学(株)製の部分水添されたトリフェニル)70g
中に混合・分散させ、本発明の電気粘性流体組成物{以
下、これを流体組成物(8)という。}を得た。
比較例 1 撹拌機、還流冷却器および温度計を備えた3の四つ
口セパラブルフラスコに水1.2を仕込み、ポリビニル
アルコール((株)クラレ製、クラレポバール PVA−2
05)16.0gを添加・溶解させた後、更に、スチレン300
g、実施例1で用いたのと同じ工業用ジビニルベンゼン3
0gおよびアゾビスイソブチロニトリル4gからなる混合物
を加えた。その後、600rpmの撹拌速度でフラスコ内の内
容物を分散させ、80℃で10時間重合した。得られた固形
物を濾別し、十分に水洗した後、熱風乾燥器を用いて80
℃で12時間乾燥し、球状の比較用の重合体架橋物{以
下、これを比較重合架橋体(1)という。}305gを得
た。
撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた2の四つ
口セパラブルフラスコに比較重合架橋体(1)50gおよ
びテトラクロロエタン250gを仕込み、撹拌しながら氷浴
を用いて0℃に冷却した。次いで、クロロ硫酸200gを滴
下ロートから2時間かけて添加し、均一な分散液とし
た。次いで、氷浴から取り外し、室温(20℃)で30時間
撹拌して、スルホン化反応を行った。その後、反応混合
物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、水とアセトンで洗
浄した。
得られた固形物を10重量%水酸化ナトリウム水溶液17
0mlで中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空
乾燥機を用いて、80℃で10時間乾燥し、球状の比較用の
分子相粒子{以下、これを比較分散相粒子(1)とい
う。}88gを得た。
得られた比較分散相粒子(1)の平均分子径を粒度分
布測定装置を用いて測定したところ、50μmであった。
比較分散相粒子(1)のイオン交換容量を中和滴定によ
り測定したところ、4.6mg当量/gであった。
得られた比較分散相粒子(1)中の含水量をカールフ
ィシャー水分計を用いて測定したところ、2.6重量部で
あった。
得られた比較分散相粒子(1)30gを信越シリコーン
オイル KF96−20CS{信越化学工業(株)製のジメチル
シリコンオイル}70g中に混合・分散させ、比較用の電
気粘性流体組成物{以下、これを比較流体組成物(1)
という。}を得た。
比較例 2 撹拌機、還流冷却器および温度計を備えた3の四つ
口セパラブルフラスコに水1.2を仕込み、ポリビニル
アルコール((株)クラレ製、クラレポバール PVA−2
05)16.0gを添加・溶解させた後、更に、クロロスチレ
ン20g、スチレン280g、実施例1で用いたのと同じ工業
用ジビニルベンゼン30gおよびアゾビスイソブチルロニ
トリル4gからなる混合物を加えた。その後、620rpmの撹
拌速度でフラスコ内の内容物を分散させ、80℃で10時間
重合した。得られた固形物を濾別し、十分に水洗した
後、熱風乾燥器を用いて80℃で12時間乾燥し、球状の比
較用の重合体架橋物{以下、これを比較重合架橋体
(2)という。}304gを得た。
撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた2の四つ
口セパラブルフラスコに比較重合架橋体(2)50gおよ
びテトラクロロエタン250gを仕込み、撹拌しながら氷浴
を用いて0℃に冷却した。次いで、クロロ硫酸200gを滴
下ロートから2時間かけて添加し、均一な分散液とし
た。次いで、氷浴から取り外し、室温(20℃)で30時間
撹拌して、スツホン化反応を行った。その後、反応混合
物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、水とアセトンで洗
浄した。
得られた固形物を10重量%水酸化ナトリウム水溶液17
0mlで中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空
乾燥機を用いて、80℃で10時間乾燥し、球状の比較用の
分散相粒子{以下、これを比較分散相粒子(2)とい
う。}89gを得た。
得られた比較分散相粒子(2)の平均粒子径を粒度分
布測定装置を用いて測定したところ、50μmであった。
比較分散相粒子(2)のイオン交換容量を中和滴定によ
り測定したところ、4.6mg当量/gであった。
得られた比較分散相粒子(2)中の含水量をカールフ
ィシャー水分計を用いて測定したところ、2.7重量部で
あった。
得られた比較分散相粒子(2)30gを信越シリコーン
オイル KF96−20CS(信越化学工業(株)製のジメチル
シリコンオイル)70g中に混合・分散させ、比較用の電
気粘性流体組成物{以下、これを比較流体組成物(2)
という。)を得た。
比較例 3 ポリスチレンスルホン酸ナトリウムイオン型イオン交
換樹脂であるアンバーライト IR−124(東京有機化学
工業(株)製)を150℃で3時間乾燥後、粉砕・分級し
て、不定形の比較用の分散相粒子{以下、これを比較分
散相粒子(3)という。}を得た。
得られた比較分散相粒子(3)の平均粒子径を粒度分
布測定装置を用いて測定したところ、50μmであった。
比較分散相粒子(3)のイオン交換容量を中和滴定によ
り測定したところ、4.4mg当量/gであった。
得られた比較分散相粒子(3)中の含水量をカールフ
ィシャー水分計を用いて測定したところ、2.9重量部で
あった。
得られた比較分散相粒子(2)30gを信越シリコーン
オイル KF96−20CS(信越化学工業(株)製のジメチル
シリコンオイル)70g中に混合・分散させ、比較用の電
気粘性流体組成物{以下、これを比較流体組成物(3)
という。}を得た。
実施例 9 実施例1〜8および比較例1〜3で得られた流体組成
物(1)〜(8)および比較流体組成物(1)〜(3)
の各々を共軸電場付二重円筒形回転粘度計に入れ、内/
外筒間隙1.0mm、せん断速度400s-1、温度25℃の条件で
交流の外部電場4000V/mm(周波数:60Hz)を印加した時
のせん断応力値(初期値)およびその際に流れる電流密
度(初期値)を測定した。さらに、4000V/mmの外部電場
を印加した状態で、粘度計を25℃にて5日間連続運転を
行った後のセン断応力値(5日後値)およひ電流密度
(5日後値)を測定し、流体組成物の経時安定性を調べ
た。
それらの結果を第1表に示した。なお、流体組成物
(1)〜(8)および比較流体組成物(1)〜(3)の
それぞれに含有されている分散相粒子(1)〜(8)お
よび比較分散相粒子(1)〜(3)の平均粒子径を第1
表に併せて示した。
電気粘性流体は、比較的弱い電場を印加した際に得ら
れるせん断応力値が大きいというせん断応力特性に優れ
たものほど、またその時に流れる電流密度が小さいとい
う電流特性に優れたものほど好ましく、せん断応力特定
と電流特性が共に優れたものが特に好ましい。そこで、
せん断応力特性と電流特性を同時に評価して電気粘性流
体組成物の優劣を判断するパラメータとして、一定の電
場を印加した際に得られるせん断応力値とその時に流れ
る電流密度の比、すなわち(せん断応力値)/(電流密
度){以下、この値をZ値という。}が有効である。つ
まり、せん断応力特性と電流特性が共に優れた電気粘性
流体組成物ではZ値が大きくなる。
流体組成物(1)〜(8)および比較流体組成物
(1)〜(3)の各々に4000V/mmの電場を印加した際に
観測されたせん断応力値と電流密度から求められた各々
の流体組成物のZ値の初期値および5日後値を第1表に
示した。
第1表から明らかなように、本発明で得られた流体組
成物(1)〜(8)は、比較的弱い電場を印加すること
によっても大きいせん断応力を発生するというせん断応
力特性に優れ、その際に流れる電流密度が小さいという
電流特性に優れ、且つ発生したせん断応力および電流密
度の経時安定性に非常に優れていた。また、本発明で得
られた流体組成物(1)〜(8)は、初期においてZ値
1.0以上であり、せん断応力特性と電流特性に均衡のと
れた電気粘性流体組成物であることがわかった。さら
に、本発明で得られた流体組成物(1)〜(8)は、5
日後においてもZ値が1.0以上であり、せん断応力特性
と電流特性の均衡の経時安定性にも優れた電気粘性流体
組成物であることがわかった。
一方、比較流体組成物(1)および(2)は、比較的
弱い電場の印加によって大きなせん断応力が得られた
が、その際に流れる電流密度が本発明の流体組成物に比
べ大きく、且つ発生したせん断応力および電流密度の経
時安定性が悪く、5日後には電流密度が初期の約3倍と
なった。また、比較流体組成物(1)および(2)は、
初期においてもZ値がともに0.7であり、せん断応力特
性と電流特性の均衡が本発明の流体組成物に比べ悪く、
5日後にはZ値がともに0.2まで悪化した。
比較流体組成物(3)は、比較的弱い電場の印加によ
っては大きなせん断応力が得られず、その際に流れる電
流密度が大きく、且つその経時安定性が悪く、3時間後
には測定不能となった。また、比較流体組成物(3)
は、初期においてZ値が0.2であり、せん断応力特性と
電流特性の均衡が本発明の流体組成物に比べ悪かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 151:02) C10N 40:14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分散相粒子を絶縁性分散媒中に分散させて
    なる組成物であって、分散相粒子が、芳香族環に少なく
    とも1個のハロゲン基を有するビニル芳香族化合物
    (a)とポリビニル化合物(b)を必須成分とする、モ
    ノマー混合物(A)の重合架橋体(I)中に存在する芳
    香族環をスルホン化することにより得られるスルホン化
    重合体からなり、且つ芳香族環に少なくとも1個のハロ
    ゲン基を有するビニル芳香族化合物(a)のモノマー混
    合物(A)中での割合が10.0モル%以上であることを特
    徴とする電気粘性流体組成物。
  2. 【請求項2】スルホン化剤としてクロロ硫酸または発煙
    硫酸を用いてスルホン化を行う請求項1記載の電気粘性
    流体組成物。
  3. 【請求項3】スルホン化の反応温度が80℃以下の範囲に
    ある請求項2記載の電気粘性流体組成物。
  4. 【請求項4】分散相粒子がスルホン化重合体100重量部
    に対して10重量部以下の水を含有している請求項1〜3
    のいずれかに記載の電気粘性流体組成物。
  5. 【請求項5】分散相粒子の平均粒子径が0.1〜100μmの
    範囲にある請求項1〜4のいずれかに記載の電気粘性流
    体組成物。
  6. 【請求項6】分散相粒子と絶縁性分散媒との比が、前者
    100重量部に対して後者50〜500重量部の範囲である請求
    項1〜5のいずれかに記載の電気粘性流体組成物。
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