JP2875907B2 - 電気粘性流体組成物 - Google Patents

電気粘性流体組成物

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JP2875907B2
JP2875907B2 JP3162570A JP16257091A JP2875907B2 JP 2875907 B2 JP2875907 B2 JP 2875907B2 JP 3162570 A JP3162570 A JP 3162570A JP 16257091 A JP16257091 A JP 16257091A JP 2875907 B2 JP2875907 B2 JP 2875907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気粘性流体組成物に関
するものである。更に詳しくは、比較的弱い電場を印加
することによっても大きいせん断応力を発生し、その際
に流れる電流密度が小さく、かつ発生したせん断応力お
よび電流密度の経時安定性に優れた電気粘性流体組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気粘性流体とは、例えば絶縁性分散媒
中に固体粒子を分散・懸濁して得られる流体であって、
そのレオロジ−的あるいは流れ性質が電場変化を加える
ことにより粘塑性型の性質に変わる流体であり、一般に
外部電場を印加した際に粘度が著しく上昇し、大きいせ
ん断応力を誘起する、いわゆるウィンズロ−効果を示す
流体として知られている。このウィンズロ−効果は応答
性が速いという特徴を有するため、電気粘性流体はクラ
ッチ、ブレ−キ等のトルク伝達用アクチュエ−タ、エン
ジンマウント、ダンパ−、バルブ等の制御用アクチュエ
−タ、電気粘性流体インクジェット等への応用が試みら
れている。
【0003】従来、電気粘性流体組成物としては、シリ
コンオイル、塩化ジフェニル、トランス油等の絶縁油中
に、セルロ−ス、でんぷん、大豆カゼイン、シリカゲ
ル、ポリスチレン系イオン交換樹脂、ポリアクリル酸塩
架橋体等の固体粒子を分散させたものが知られている。
【0004】しかしながら、セルロ−ス、でんぷんや大
豆カゼインを分散相として用いた電気粘性流体組成物は
電場を印加した際に得られるせん断応力が小さいという
問題点があり、ポリアクリル酸塩架橋体を分散相として
用いた電気粘性流体組成物は比較的弱い電場を印加した
だけでは実用上充分なせん断応力が誘起されないという
問題点があった。
【0005】また、ポリスチレン系イオン交換樹脂の一
つであるポリスチレンスルホン酸のアルカリ金属塩型の
イオン交換樹脂を分散相として用いた電気粘性流体組成
物は比較的弱い電場の印加によっても大きなせん断応力
が得られるが、その際に流れる電流密度が大きく、かつ
発生したせん断応力および電流密度の経時安定性に乏し
いという問題点があった。
【0006】一方、スチレンとジビニルベンゼンを主成
分とする重合架橋体を硫酸でスルホン化して得られるス
ルホン化重合体粒子を分散相として用いた電気粘性流体
組成物について検討した結果、この電気粘性流体組成物
も比較的弱い電場の印加によっても大きなせん断応力が
得られるが、その際に流れる電流密度が大きく、かつ発
生したせん断応力および電流密度の経時安定性に乏しい
という問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の電気
粘性流体組成物が有していた上記の問題点を解決するも
のである。したがって、本発明の目的は、比較的弱い電
場の印加によっても大きなせん断応力が発生し、その際
に流れる電流密度が小さく、かつ発生したせん断応力お
よび電流密度の経時安定性にも優れた電気粘性流体組成
物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、ス
ルホン酸基で置換された芳香族環を有するスルホン化重
合体からなる分散相粒子を絶縁性分散媒中に分散させて
なる組成物であって、スルホン化重合体が、ビニル芳香
族化合物(a)とポリビニル化合物(b)を主成分とし
必要に応じてその他のビニル化合物(c)を加えたモノ
マ−混合物(A)の重合架橋体(I)を、スルホン化剤
と遷移金属塩の存在下にスルホン化することにより得ら
れることを特徴とする電気粘性流体組成物に関するもの
である。
【0009】本発明で言うスルホン酸基とは、水等の極
性溶媒の存在において陽イオンを遊離して自身はスルホ
ン酸イオンとなるものであり、水等の極性溶剤の存在に
おいて遊離する陽イオンとしては特に制限はない。
【0010】本発明に用いられる分散相粒子を構成する
スルホン化重合体は、ビニル芳香族化合物(a)とポリ
ビニル化合物(b)を主成分とし必要に応じてその他の
ビニル化合物(c)を加えたモノマ−混合物(A)の重
合架橋体(I)をスルホン化して得られるが、遷移金属
塩の存在下にスルホン化剤を用いてスルホン化すること
が必要である。従来慣用されてきた硫酸をスルホン化剤
として単独で用いて得られたスルホン化重合体粒子を分
散相としてなる電気粘性流体組成物は、比較的弱い電場
を印加することによって大きなせん断応力を発生する
が、その際に流れる電流密度が大きく、かつ発生したせ
ん断応力および電流密度の経時安定性に乏しいという問
題点があった。しかし、硫酸をスルホン化剤として用い
た場合でも遷移金属塩の存在下にスルホン化した場合、
前記した各種性能に優れた電気粘性流体組成物を与える
分散相粒子に好適なスルホン化重合体が得られる。ま
た、活性の大きなクロロ硫酸や発煙硫酸をスルホン化剤
とし遷移金属塩と併用した場合には、スルホン化剤を多
く用いなくても本発明の電気粘性流体組成物に好適なス
ルホン化重合体が容易に得られる。
【0011】本発明に用いる遷移金属塩の使用量は、重
合架橋体(I)100重量部に対し0.01〜10重量
部、より好ましくは0.05〜5重量部の範囲であるこ
とが好ましい。0.01重量部より少ない場合には、遷
移金属塩を加えた効果が認められず前記した各種性能に
優れた電気粘性流体組成物が得られない場合がある。ま
た10重量部より多い場合には、経済的でないばかりか
併用の効果が認められない場合がある。
【0012】本発明で用いることのできる遷移金属塩
は、Fe、Co、NiなどのVIII族元素;Ag、Cuな
どのIb族元素;Zn、HgなどのIIb族元素等の遷移
金属の硫酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物等を挙げることが
でき、これらの中から一種または二種以上を用いること
ができる。
【0013】本発明で用いることのできるスルホン化剤
としては、従来公知のスルホン化剤である硫酸、クロロ
硫酸、発煙硫酸、三酸化硫黄等が挙げられ、これらの中
から一種または二種用いることができる。中でも、取扱
いの簡便さからスルホン化剤として硫酸を使用すること
が好ましい。
【0014】硫酸をスルホン化剤の主成分として用いた
場合には、硫酸は、重合架橋体(I)100重量部に対
して500重量部以上用いることが好ましい。
【0015】クロロ硫酸をスルホン化剤の主成分として
用いた場合には、クロロ硫酸は、重合架橋体(I)10
0重量部に対して400重量部以上用いることが好まし
い。発煙硫酸をスルホン化剤の主成分として用いた場合
には、発煙硫酸は、重合架橋体(I)100重量部に対
して120重量部以上用いることが好ましい。
【0016】本発明で使用することのできるモノマー混
合物(A)の構成成分は、ビニル芳香族化合物(a)が
50.0〜99.9モル%、ポリビニル化合物(b)が
0.1〜50.0モル%の範囲であることが好ましい。
ビニル芳香族化合物(a)の構成割合が50.0モル%
未満であったりポリビニル化合物(b)の構成割合が5
0.0モル%を越える場合、スルホン化反応が進行しに
くくなったり、得られたスルホン化重合体粒子を用いた
電気粘性流体組成物に電場を印加した際に大きなせん断
応力が得られないという問題点が起こることがある。ま
た、ビニル芳香族化合物(a)の構成割合が99.9モ
ル%を越えたりポリビニル化合物(b)の構成割合が
0.1%未満の場合、重合により得られた重合架橋体を
スルホン化した際に粒子同士の付着が起こるという問題
点が起こることがある。
【0017】本発明で使用することのできるビニル芳香
族化合物(a)としては、例えばスチレン、ビニルナフ
タレン、ビニルアントラセン、ビニルフェナントレンな
どのビニル芳香族炭化水素;メチルスチレン、エチルス
チレン、プロピルスチレン、ブチルスチレン、ペンチル
スチレン、ヘキシルスチレンなどのモノアルキルスチレ
ン化合物;ジメチルスチレン、ジエチルスチレン、ジプ
ロピルスチレン、メチルエチルスチレン、メチルプロピ
ルスチレン、メチルヘキシルスチレン、エチルブチルス
チレン、エチルプロピルスチレン、エチルヘキシルスチ
レン、プロピルブチルスチレンなどのジアルキルスチレ
ン化合物;トリメチルスチレン、トリエチルスチレン、
トリプロピルスチレン、メチルジエチルスチレン、ジメ
チルエチルスチレン、メチルエチルプロピルスチレン、
メチルジプロピルスチレン、ジメチルプロピルスチレ
ン、エチルジプロピルスチレン、ジエチルプロピルスチ
レンなどのトリアルキルスチレン化合物;ビニルメチル
ナフタレン、ビニルエチルナフタレン、ビニルプロピル
ナフタレンなどのビニルモノアルキルナフタレン化合
物;ビニルジメチルナフタレン、ビニルジエチルナフタ
レン、ビニルジプロピルナフタレン、ビニルメチルエチ
ルナフタレンなどのビニルジアルキルナフタレン化合
物;ビニルトリメチルナフタレン、ビニルトリエチルナ
フタレン、ビニルトリプロピルナフタレン、ビニルメチ
ルジエチルナフタレン、ビニルジメチルエチルナフタレ
ン、ビニルメチルエチルプロピルナフタレンなどのビニ
ルトリアルキルナフタレン化合物;クロロスチレン、ブ
ロモスチレン、フルオロスチレン、クロロメチルスチレ
ン、クロロエチルスチレン、クロロプロピルスチレン、
クロロジメチルスチレン、ブロモメチルスチレン、ブロ
モエチルスチレン、フルオロメチルスチレン、フルオロ
エチルスチレン、ビニルクロロナフタレン、ビニルブロ
モナフタレンなどのハロゲン化ビニル芳香族化合物:メ
トキシスチレン、ジメトキシスチレン、トリメトキシス
チレン、エトキシスチレン、ジエトキシスチレン、トリ
エトキシスチレン、プロピルオキシスチレン、ジプロピ
ルオキシスチレン、フェノキシスチレン、メトキシメチ
ルスチレン、メトキシエチルスチレン、メトキシプロピ
ルスチレン、エトキシメチルスチレン、エトキシエチル
スチレン、プロピルオキシメチルスチレン、プロピルオ
キシエチルスチレン、メトキシジメチルスチレン、メト
キシジエチルスチレン、フェノキシジメチルスチレン、
フェノキシジエチルスチレン、メトキシクロロスチレ
ン、メトキシブロモスチレン、ビニルメトキシナフタレ
ン、ビニルジメトキシナフタレン、ビニルエトキシナフ
タレン、ビニルジエトキシナフタレン、ビニルメトキシ
メチルナフタレン、ビニルメトキシジメチルナフタレ
ン、ビニルジメトキシメチルナフタレン、ビニルメトキ
シクロロナフタレン、ビニルジメトキシクロロナフタレ
ン、ビニルジメトキシクロロナフタレンなどのアルコキ
シ化もしくはアリ−ルオキシ化ビニル芳香族化合物等を
挙げることができ、これらの中から一種または二種以上
を用いることができる。
【0018】本発明で使用することのできるポリビニル
化合物(b)としては、例えばジビニルベンゼン、ジビ
ニルトルエン、ジビニルキシレン、ジビニルエチルベン
ゼン、ジビニルジエチルベンゼン、ジビニルプロピルベ
ンゼン、ジビニルナフタレン、トリビニルベンゼン、ト
リビニルトルエン、トリビニルキシレン、トリビニルナ
フタレンなどのポリビニル芳香族炭化水素;エチレング
リコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ジエチレングリコ−
ルジ(メタ)アクリレ−ト、トリメチロ−ルプロパント
リ(メタ)アクリレ−ト、N,N’−メチレンビスアク
リルアミド、マレイン酸ジアリル、アジピン酸ジアリル
などのポリビニル脂肪族化合物等を挙げることができ、
これらの中から一種または二種以上を用いることができ
る。
【0019】本発明におけるモノマ−混合物(A)に
は、必要に応じてビニル芳香環化合物(a)やポリビニ
ル化合物(b)以外のビニル化合物(c)を配合するこ
とができ、その構成割合は50モル%以下であることが
好ましい。このようなその他のビニル化合物(c)とし
ては、例えばエチレン、プロピレン、イソプレン、ブタ
ジエン、塩化ビニル、クロロプレンなどのオレフィン系
炭化水素またはこれらのハロゲン置換体;メチル(メ
タ)アクリレ−ト、エチル(メタ)アクリレ−トなどの
不飽和カルボン酸のエステル化合物;酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニルなどの1価のカルボン酸のビニルエステ
ル化合物;(メタ)アクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド、メチロ−ル化(メタ)アクリルアミドなどの
不飽和アミド化合物またはその誘導体;(メタ)アクリ
ロニトリル、クロトンニトリルなどの不飽和シアン化合
物;(メタ)アリルアルコ−ル、クロトンアルコ−ルな
どの不飽和アルコ−ル化合物;(メタ)アクリル酸など
の不飽和一塩基酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸
などの不飽和二塩基酸;マレイン酸モノメチルエステ
ル、マレイン酸モノアリルエステルなどの1価のアルコ
−ルと不飽和二塩基酸とのモノエステル化合物等を挙げ
ることができ、これらの中から一種または二種以上用い
ることができる。
【0020】本発明で用いられる分散相粒子の形状は球
状あるいは楕円球状であることが好ましい。分散相粒子
の形状が球状あるいは楕円球状以外の形状の場合には、
調製された電気粘性流体組成物に電場を印加した際に大
きなせん断応力が得られないという問題点や電場を印加
し続けた状態での経時安定性が乏しくなるという問題点
が起こることがある。
【0021】本発明で用いられる分散相粒子の平均粒子
径は0.1〜100μmの範囲にあることが好ましい。
本発明の電気粘性流体組成物においては、分散相の粒子
径が小さくなるに従い調製された電気粘性流体組成物に
電場を印加した際に得られるせん断応力が小さくなる傾
向にあり、分散相粒子の平均粒子径が0.1μm未満の
場合には、調製された電気粘性流体組成物に電場を印加
した際に大きなせん断応力が得られないという問題点が
起こることがある。また、分散相粒子の平均粒子径が1
00μmを越える場合には、調製された電気粘性流体組
成物にある一定の電場を印加した際に得られるせん断応
力値が不規則となり、安定しにくいという問題点が起こ
ることがある。
【0022】本発明においてスルホン化重合体を得る際
の中間体として用いられる重合架橋体(I)を製造する
方法としては、特に制限はなく、既知の重合方法、例え
ば懸濁重合法、乳化重合法、分散重合法、溶液重合法、
塊状重合法等の方法を挙げることができるが、球状ある
いは楕円球状の重合架橋体(I)が容易に得られるの
で、懸濁重合法や乳化重合法が好ましい。
【0023】本発明で用いられる重合架橋体(I)を製
造する際に重合法として懸濁重合法を用いる場合、重合
の条件に特に制限はない。
【0024】懸濁重合の分散媒としては、通常、水など
が用いられる。
【0025】懸濁重合の分散剤としては、例えばポリビ
ニルアルコ−ル、カルボキシメチルセルロ−ス、スチレ
ン−無水マレイン酸共重合体のアンモニウム塩、ベント
ナイト、ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、ポリ(ジ
アリルメチルアンモニウムクロライド)などの公知のも
のが使用できる。
【0026】懸濁重合の重合開始剤としては、例えば過
酸化ベンゾイル、第三級ブチルヒドロキシパ−オキサイ
ド、過酸化クメン、過酸化ラウロイル、過酸化メチルエ
チルケトン、第三級ブチルパ−フタレイト、カプロイル
パ−オキサイドなどの過酸化物;アゾビスイソブチロニ
トリル、アゾビスイソブチルアミド、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルマレロニトリル)、アゾビス(α
−ジメチルバレロニトリル)、アゾビス(α−メチルブ
チロニトリル)などのアゾ化合物等を挙げることがで
き、これらの中から一種または二種以上用いることがで
きる。
【0027】懸濁重合の際に必要に応じて公知の乳化重
合禁止剤を使用して微粒の発生を抑えることができる。
【0028】懸濁重合は、通常、50〜100℃の範囲
内の温度にて2〜30時間程度で行われる。
【0029】懸濁重合の操作としては、例えば水および
分散剤などを仕込み、これに攪拌下に重合開始剤を溶解
させたモノマ−の混合物を加え、分散機や攪拌装置を用
いて粒子径規制を行った後、懸濁状態下に所定温度にて
実施する。
【0030】本発明で用いられる重合架橋体(I)を製
造する際に乳化重合法を用いる場合、重合の条件に特に
制限はない。
【0031】乳化重合の溶媒としては、通常、水などが
用いられる。
【0032】乳化重合の乳化剤としては、通常、ラウリ
ルスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリ
ン酸エステルなどの界面活性剤等の公知のものが使用で
きる。
【0033】乳化重合の重合開始剤としては、通常、過
硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなどの公知のもの
が使用できる。
【0034】乳化重合は、通常、50〜100℃の範囲
内の温度にて2〜40時間程度で行われる。
【0035】乳化重合の操作としては、例えばシード重
合法、一括仕込重合法、モノマー添加重合法、エマルシ
ョン添加重合法等の公知の方法を用いることができる。
【0036】シード重合法を行うには、通常、まず反応
容器に種粒子、水および乳化剤等を投入し、攪拌下に均
一分散状態とした後、モノマー混合物の一部または必要
に応じて全部を添加する。次いで、所定の温度に加熱し
た後、重合開始剤を添加し、反応を開始させる。更に、
モノマー混合物の残りを連続的あるいは断続的に添加
し、乳化状態下に所定温度にて実施する。
【0037】本発明で用いられる重合架橋体(I)は、
ゲル型と称される実質的に非多孔質の重合架橋体でもよ
く、また、重合の際に得られる重合架橋体に多孔性を付
与する公知の多孔質形成剤、例えば膨潤性の有機溶剤、
非膨潤性の有機溶剤、モノマ−に溶解し得る線状重合体
あるいはこれらの混合物等の共存下にモノマ−混合物を
重合して得られる多孔質重合架橋体であってもよい。
【0038】本発明で用いられる分散相粒子を構成する
スルホン化重合体粒子は、前記した重合法により得られ
た重合架橋体(I)をスルホン化し必要に応じて適当な
粒子径に粉砕または造粒することによって得られる。ま
た、重合架橋体(I)として懸濁重合法や乳化重合法で
得られた粒子状のものを用いれば、スルホン化によって
本発明における分散相粒子として好適なスルホン化重合
体の粒子を容易に得ることができる。
【0039】スルホン化の反応は、無溶剤下あるいは重
合架橋体(I)に対して非膨潤性の溶剤の存在下あるい
は重合架橋体(I)に対して膨潤性の溶剤の存在下に行
うことができる。
【0040】重合架橋体(I)に対して非膨潤性の溶剤
としては、重合架橋体(I)を膨潤させず且つスルホン
化剤に対して不活性な溶剤であればよく、例えばヘキサ
ン、シクロヘキサン、リグロインなどの脂肪族炭化水素
などを挙げることができる。重合架橋体(I)に対して
膨潤性の溶剤としては、重合架橋体(I)を膨潤させ且
つスルホン化剤に対して不活性な溶剤であればよく、例
えばエチレンジクロライド、トリクロロエチレン、テト
ラクロロエタン、ニトロベンゼン、プロピレンクロライ
ド、四塩化炭素などを挙げることができる。
【0041】これらの溶剤の使用量は、重合架橋体
(I)100重量部に対して1000重量部以下の範囲
内であることが好ましい。
【0042】スルホン化反応は、使用するスルホン化剤
や遷移金属塩の種類や使用量に応じて、例えば60℃以
上の反応温度で0.3〜100時間程度で行われるが、
好ましいスルホン化の条件としては重合架橋体(I)
をスルホン化剤と遷移金属塩の存在下に60℃以上の温
度で30分間以上保持する方法や重合架橋体(I)を
スルホン化剤と遷移金属塩の存在下に−20℃以上60
℃未満の温度範囲で0.3〜30時間保持した後、更に
60℃以上の温度で30分間以上保持する方法を挙げる
ことができる。中でも、スルホン化反応の制御のしやす
さを考慮するとの方法が好ましい。
【0043】重合架橋体(I)をスルホン化して得られ
るスルホン化重合体の粒子は、スルホン化剤と分離され
た後、粒子中に残存する酸等を除去するために多量の水
で十分に洗浄するのがよい。次いで、必要に応じて中和
あるいはイオン交換等の方法によりスルホン酸基の陽イ
オンをプロトンから適当な陽イオン種に換えることがで
きる。
【0044】陽イオンとしては、特に制限はなく、例え
ば水素;リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカ
リ金属;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金
属;アルミニウムなどのIIIA族金属;スズ、鉛等のIV
A族金属;亜鉛、鉄、銅、コバルト、ニッケルなどの遷
移金属等のカチオン種、あるいはアンモニウム、有機4
級アンモニウム、ピリジニウム、グアジニウム等を挙げ
ることができ、これらの中から一種または二種以上用い
ることができる。
【0045】本発明で用いられる分散相粒子は、前記し
たスルホン化重合体の粒子に少量の水を含有させたもの
が好ましい。本発明の電気粘性流体組成物では、分散相
粒子中に微量の水分が含まれることにより、電場を印加
した際に大きなせん断応力が誘起される。
【0046】分散相粒子中の水は、該粒子100重量部
に対して20重量部以下であることが好ましい。水が2
0重量部を越える場合、分散相粒子同士が付着したり、
あるいは調製された電気粘性流体組成物の絶縁性が減少
するため、電場を印加した際に大きな電流が流れたりし
て好ましくない。
【0047】本発明で使用することのできる絶縁性分散
媒としては、特に制限はなく、例えばポリジメチルシロ
キサン、ポリフェニルメチルシロキサンなどのシリコン
オイル;流動パラフィン、デカン、ドデカン、メチルナ
フタレン、ジメチルナフタレン、エチルナフタレン、ビ
フェニル、デカリン、部分水添されたトリフェニルなど
の炭化水素;ビフェニルエ−テルなどのエ−テル化合
物;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベ
ンゼン、ブロモベンゼン、ジブロモベンゼン、クロロナ
フタレン、ジクロロナフタレン、ブロモナフタレン、ク
ロロビフェニル、ジクロロビフェニル、トリクロロビフ
ェニル、ブロモビフェニル、クロロジフェニルメタン、
ジクロロジフェニルメタン、トリクロロジフェニルメタ
ン、ブロモジフェニルメタン、クロロデカン、ジクロロ
デカン、トリクロロデカン、ブロモデカン、クロロドデ
カン、ジクロロドデカン、ブロモドデカンなどのハロゲ
ン化炭化水素;クロロジフェニルエ−テル、ジクロロジ
フェニルエ−テル、トリクロロジフェニルエ−テル、ブ
ロモジフェニルエ−テルなどのハロゲン化ジフェニルエ
−テル化合物;ダイフロイル(ダイキン工業(株)
製)、デムナム(ダイキン工業(株)製)などのフッ化
物;フタル酸ジオクチル、トリメリット酸トリオクチ
ル、セバシン酸ジブチルなどのエステル化合物等を挙げ
ることができ、これらの中から一種または二種以上用い
ることが出来る。中でも、シリコンオイル、炭化水素が
好ましい。
【0048】本発明の電気粘性流体組成物は、前記した
分散相粒子を絶縁性分散媒中に分散させてなり、組成物
における分散相粒子と絶縁性分散媒との比は、前者10
0重量部に対して後者50〜500重量部の範囲である
ことが好ましい。分散媒の量が500重量部を越える場
合、調製された電気粘性流体組成物に電場を印加した際
に得られるせん断応力が十分大きくならないことがあ
る。また、分散媒の量が50重量部未満の場合、調製さ
れた組成物自体の流動性が低下して、電気粘性流体とし
ての使用が難しくなることがある。
【0049】本発明では、分散相粒子の分散媒中への分
散性向上や電気粘性流体組成物の粘度調節あるいはせん
断応力向上のために、例えば界面活性剤、高分子分散
剤、高分子増粘剤等の各種添加物を組成物中に添加する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】本発明の電気粘性流体組成物は、比較的
弱い外部電場を印加した時にでも大きなせん断応力が得
られ、かつ発生したせん断応力を長期にわたって維持す
るという経時安定性にも非常に優れているため、クラッ
チ、ブレ−キ等のトルク伝達用アクチュエ−タ、エンジ
ンマウントダンパ−、バルブ等の制御用アクチュエ−
タ、電気粘性流体インクジェット等へ有効に利用でき
る。
【0051】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明の範囲がこれら実施例のみに限定されるものではな
い。
【0052】
【実施例1】攪拌機、還流冷却機および温度計を備えた
5リットルの四つ口セパラブルフラスコに水2.4リッ
トルを仕込み、クラレポバールPVA−205((株)
クラレ製のポリビニルアルコール)32.0gを添加・
溶解させた後、更に、スチレン500g、工業用ジビニ
ルベンゼン(和光純薬工業(株)製、ジビニルベンゼン
55重量%、エチルスチレン35重量%等の混合物)1
00gおよびアゾビスイソブチロニトリル8gからなる
混合物を加えた。その後、600rpmの攪拌速度でフ
ラスコ内の内容物を分散させ、80℃で8時間重合し
た。得られた固形物を濾別し、十分に水洗した後、熱風
乾燥器を用いて80℃で12時間乾燥し、球状の重合架
橋体{以下、これを重合架橋体(1)という。}573
gを得た。攪拌機、温度計および滴下ロ−トを備えた2
リットルの四つ口セパラブルフラスコに重合架橋体
(1)50gを仕込み、次いで硫酸銀1.0gおよび9
8重量%濃硫酸500gを加え、均一な分散液とした。
反応混合物の温度を80℃に上げた後、同温度で6時間
加熱・攪拌し、スルホン化反応を行った。その後、反応
混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、水・アセトン
で洗浄した。得られた固形物を10重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液260mlで中和した後、水で十分に洗浄し
た。次いで、真空乾燥機を用いて、80℃で10時間乾
燥し、114gの球状のスルホン化重合体からなる分散
相粒子{以下、これを分散相粒子(1)という。}を得
た。
【0053】得られた分散相粒子(1)の平均粒子径を
粒度分布測定装置((株)島津製作所製、SALD−1
000)を用いて測定したところ、50μmであった。
分散相粒子(1)のイオン交換容量を中和滴定法および
元素分析法により定量したところ、中和滴定法では5.
5mg当量/g、元素分析法では5.5mg当量/gで
あった。分散相粒子(1)中の含水量をカ−ルフィシャ
−水分計(京都電子工業(株)製、MPS−3P)を用
いて測定したところ、2.5重量部であった。(以下の
実施例および比較例における平均粒子径、イオン交換容
量および含水量の測定は本実施例と同様に行った。)得
られた分散相粒子(1)30gを信越シリコンオイルK
F96−20CS(信越化学工業(株)製のジメチルシ
リコンオイル)70g中に混合・分散させ、本発明の電
気粘性流体組成物{以下、これを流体組成物(1)とい
う。}を得た。
【0054】
【実施例2】攪拌機、温度計および滴下ロ−トを備えた
2リットルの四つ口セパラブルフラスコに実施例1で得
られた重合架橋体(1)50gおよびテトラクロロエタ
ン200gを仕込み30分間攪拌した。次いで、硫酸銀
0.1gおよび98重量%濃硫酸300gを加え、均一
な分散液とした。反応混合物の温度を60℃に上げた
後、同温度で6時間加熱・攪拌し、スルホン化反応を行
った。その後、反応混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別し
た後、水・アセトンで洗浄した。得られた固形物を10
重量%水酸化カリウム水溶液350mlで中和した後、
水で十分に洗浄した。次いで、真空乾燥機を用いて、8
0℃で10時間乾燥し、112gの球状のスルホン化重
合体からなる分散相粒子{以下、これを分散相粒子
(2)という。}を得た。
【0055】得られた分散相粒子(2)の平均粒子径を
粒度分布測定装置を用いて測定したところ、50μmで
あった。分散相粒子(2)のイオン交換容量を中和滴定
法および元素分析法により定量したところ、中和滴定法
では3.9mg当量/g、元素分析法では4.0mg当
量/gであった。分散相粒子(2)中の含水量をカ−ル
フィシャ−水分計を用いて測定したところ、2.4重量
部であった。
【0056】得られた分散相粒子(2)30gをサーム
エス900(新日鐵化学(株)製の部分水添されたトリ
フェニル)70g中に混合・分散させ、本発明の電気粘
性流体組成物{以下、これを流体組成物(2)とい
う。}を得た。
【0057】
【実施例3】攪拌機、還流冷却機および温度計を備えた
3リットルの四つ口セパラブルフラスコに水1.2リッ
トルを仕込み、クラレポバールPVA−205((株)
クラレ製のポリビニルアルコール)16.0gを添加・
溶解させた後、更に、スチレン200g、クロロスチレ
ン70g、実施例1で用いたと同じ工業用ジビニルベン
ゼン30gおよび過酸化ベンゾイル5gからなる混合物
を加えた。その後、400rpmの攪拌速度でフラスコ
内の内容物を分散させ、80℃で9時間重合した。得ら
れた固形物を濾別し、十分に水洗した後、熱風乾燥器を
用いて80℃で12時間乾燥し、球状の重合架橋体{以
下、これを重合架橋体(2)という。}290gを得
た。
【0058】攪拌機、温度計および滴下ロ−トを備えた
2リットルの四つ口セパラブルフラスコに重合架橋体
(2)50gおよび98重量%濃硫酸300gを仕込
み、攪拌しながら氷浴を用いて0℃に冷却した。次い
で、25重量%発煙硫酸200gおよび硫酸銀0.5g
を加え室温で3時間攪拌した。その後、更に80℃に昇
温し6時間加熱・攪拌した。反応混合物を0℃の水中に
注ぎ、濾別した後、水・アセトンで洗浄した。得られた
固形物を10重量%水酸化リチウム水溶液150mlで
中和した後、水で十分に洗浄した。次いで、真空乾燥機
を用いて、80℃で10時間乾燥し、83gの球状のス
ルホン化重合体からなる分散相粒子{以下、これを分散
相粒子(3)という。}を得た。
【0059】得られた分散相粒子(3)の平均粒子径を
粒度分布測定装置を用いて測定したところ、66μmで
あった。分散相粒子(3)のイオン交換容量を中和滴定
法および元素分析法により定量したところ、中和滴定法
では5.5mg当量/g、元素分析法では5.6mg当
量/gであった。分散相粒子(3)中の含水量をカ−ル
フィシャ−水分計を用いて測定したところ、2.8重量
部であった。
【0060】得られた分散相粒子(3)30gをブロモ
ベンゼン70g中に混合・分散させ、本発明の電気粘性
流体組成物{以下、これを流体組成物(3)という。}
を得た。
【0061】
【実施例4】攪拌機、還流冷却機および温度計を備えた
3リットルの四つ口セパラブルフラスコに水1.2リッ
トルを仕込み、クラレポバールPVA−205((株)
クラレ製のポリビニルアルコール)16.0gを添加・
溶解させた後、更に、スチレン140g、メトキシスチ
レン130g、実施例1で用いたと同じ工業用ジビニル
ベンゼン30gおよびアゾビスイソブチロニトリル5g
からなる混合物を加えた。その後、分散機(回転数:5
000rpm)を用いてフラスコ内の内容物を分散さ
せ、80℃で12時間重合した。得られた固形物を濾別
し、十分に水洗した後、熱風乾燥器を用いて80℃で1
2時間乾燥し、球状の重合架橋体{以下、これを重合架
橋体(3)という。}291gを得た。
【0062】攪拌機および温度計を備えた2リットルの
四つ口セパラブルフラスコにクロロ硫酸500gおよび
塩化銀2.0gを仕込み、攪拌しながら氷浴を用いて0
℃に冷却した。次いで、重合架橋体(3)50gを1時
間かけて添加し、均一な分散液とした。次いで、氷浴か
ら取り外し、室温(20℃)で12時間攪拌した後、更
に反応混合物の温度を80℃に上げて同温度で2時間加
熱・攪拌し、スルホン化反応を行った。その後、反応混
合物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、水・アセトンで
洗浄した。得られた固形物を10重量%水酸化ナトリウ
ム水溶液350mlで中和した後、水で十分に洗浄し
た。次いで、真空乾燥機を用いて、80℃で10時間乾
燥し、110gの球状のスルホン化重合体からなる分散
相粒子{以下、これを分散相粒子(4)という。}を得
た。
【0063】得られた分散相粒子(4)の平均粒子径を
粒度分布測定装置を用いて測定したところ、12μmで
あった。分散相粒子(4)のイオン交換容量を中和滴定
法および元素分析法により定量したところ、中和滴定法
では5.8mg当量/g、元素分析法では5.8mg当
量/gであった。分散相粒子(4)中の含水量をカ−ル
フィシャ−水分計を用いて測定したところ、2.6重量
部であった。
【0064】得られた分散相粒子(4)30gを1,
2,4−トリクロロベンゼン70g中に混合・分散さ
せ、本発明の電気粘性流体組成物{以下、これを流体組
成物(4)という。}を得た。
【0065】
【実施例5】攪拌機、温度計および滴下ロ−トを備えた
2リットルの四つ口セパラブルフラスコに実施例4で得
られた重合架橋体(3)50gを仕込み、次いで硫酸銀
0.1gおよび98重量%濃硫酸500gを加え、均一
な分散液とした。反応混合物の温度を80℃に上げた
後、同温度で6時間加熱・攪拌し、スルホン化反応を行
った。その後、反応混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別し
た後、水・アセトンで洗浄した。得られた固形物を10
重量%水酸化ナトリウム水溶液260mlで中和した
後、水で十分に洗浄した。次いで、真空乾燥機を用い
て、80℃で10時間乾燥し、109gの球状のスルホ
ン化重合体からなる分散相粒子{以下、これを分散相粒
子(5)という。}を得た。
【0066】得られた分散相粒子(5)の平均粒子径を
粒度分布測定装置を用いて測定したところ、12μmで
あった。分散相粒子(5)のイオン交換容量を中和測定
法および元素分析法により定量したところ、中和測定法
では5.5mg当量/g、元素分析法では5.5mg当
量/gであった。分散相粒子(5)中の含水量をカ−ル
フィシャ−水分計を用いて測定したところ、2.6重量
部であった。
【0067】得られた分散相粒子(5)30gを信越シ
リコンオイルKF96−20CS(信越化学工業(株)
製のジメチルシリコンオイル)70g中に混合・分散さ
せ、本発明の電気粘性流体組成物{以下、これを流体組
成物(5)という。}を得た。
【0068】
【実施例6】攪拌機、温度計および滴下ロ−トを備えた
2リットルの四つ口セパラブルフラスコに実施例4で得
られた重合架橋体(3)50gを仕込み、攪拌しながら
塩化銅0.2gおよび98重量%濃硫酸500gを加
え、均一な分散液とした。反応混合物を80℃に上げた
後同温度で、15時間加熱・攪拌し、スルホン化反応を
行った。その後、反応混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別
した後、水・アセトンで洗浄した。得られた固形物を1
0重量%水酸化ナトリウム水溶液260mlで中和した
後、水で十分に洗浄した。次いで、真空乾燥機を用い
て、80℃で10時間乾燥し、95gの球状のスルホン
化重合体からなる分散相粒子{以下、これを分散相粒子
(6)という。}を得た。
【0069】得られた分散相粒子(6)の平均粒子径を
粒度分布測定装置を用いて測定したところ、12μmで
あった。分散相粒子(6)のイオン交換容量を中和滴定
法および元素分析法により定量したところ、中和滴定法
では5.1mg当量/g、元素分析法では5.0mg当
量/gであった。分散相粒子(6)中の含水量をカ−ル
フィシャ−水分計を用いて測定したところ、2.5重量
部であった。
【0070】得られた分散相粒子(6)30gをサーム
エス300(新日鐵化学(株)製のビフェニルとジフェ
ニルエーテルの混合物)70g中に混合・分散させ、本
発明の電気粘性流体組成物{以下、これを流体組成物
(6)という。}を得た。
【0071】
【実施例7】攪拌機、還流冷却器、温度計および滴下ロ
ートを備えた300mlの四つ口フラスコに水50m
l、ラウリルスルホン酸ナトリウム0.4gおよびドデ
カン1.0gを仕込んだ後、分散機を用いて混合物を乳
化させた。更に、水50ml、過硫酸ナトリウム0.2
g、スチレン30g、メチルスチレン15gおよび実施
例1で用いたと同じ工業用ジビニルベンゼン15gを加
えた後、攪拌下に50℃で8時間加熱して重合すること
により、種粒子の乳化液160mlを得た。次いで、攪
拌機、還流冷却器、温度計および滴下ロートを備えた3
リットルの四つ口フラスコに水1.2リットルを仕込
み、先に調製した種粒子の乳化液160mlおよびラウ
リルスルホン酸ナトリウム2.8gを添加した後、攪拌
下に均一分散させた。その後、攪拌機の回転数を250
回転に保ちながら、70℃まで加熱し、水10mlに溶
解させた過硫酸ナトリウム2gを添加した。次いで、ス
チレン120g、メチルスチレン60gおよび実施例1
で用いたと同じ工業用ジビニルベンゼン60gからなる
混合物を18時間かけて滴下した。更に、同温度で5時
間反応させた後、90℃に昇温し3時間後に反応を終了
した。得られた分散液の固形分を濾別し、熱風乾燥器を
用いて80℃で12時間乾燥して、球状の重合架橋体
{以下、これを重合架橋体(4)という。}267gを
得た。
【0072】攪拌機および温度計を備えた2リットルの
四つ口セパラブルフラスコに重合架橋体(4)50gを
仕込み、攪拌しながら氷浴を用いて0℃に冷却し、硫酸
銀2.0gおよび98重量%濃硫酸300gを加え、均
一な分散液とした。反応混合物を80℃に上げた後同温
度で、6時間加熱・攪拌し、スルホン化反応を行った。
その後、反応混合物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、
水・アセトンで洗浄した。得られた固形物を10重量%
水酸化ナトリウム水溶液260mlで中和した後、水で
十分に洗浄した。次いで、真空乾燥機を用いて、80℃
で10時間乾燥し、104gの球状のスルホン化重合体
からなる分散相粒子{以下、これを分散相粒子(7)と
いう。}を得た。
【0073】得られた分散相粒子(7)の平均粒子径を
粒度分布測定装置を用いて測定したところ、5μmであ
った。分散相粒子(7)のイオン交換容量を中和滴定法
および元素分析法により定量したところ、中和滴定法で
は5.1mg当量/g、元素分析法では5.2mg当量
/gであった。分散相粒子(7)中の含水量をカ−ルフ
ィシャ−水分計を用いて測定したところ、2.7重量部
であった。
【0074】得られた分散相粒子(7)30gを信越シ
リコンオイルKF96−100CS(信越化学工業
(株)製のジメチルシリコンオイル)70g中に混合・
分散させ、本発明の電気粘性流体組成物{以下、これを
流体組成物(7)という。}を得た。
【0075】
【実施例8】攪拌機、還流冷却機および温度計を備えた
3リットルの四つ口セパラブルフラスコに水1.2リッ
トルを仕込み、クラレポバールPVA−205((株)
クラレ製のポリビニルアルコール)16.0gを添加・
溶解させた後、更に、スチレン180g、メトキシスチ
レン60g、クロロスチレン30g、実施例1で用いた
と同じ工業用ジビニルベンゼン40gおよびアゾビスイ
ソブチロニトリル5gからなる混合物を加えた。その
後、分散機(回転数:10000rpm)を用いてフラ
スコ内の内容物を分散させ、80℃で14時間重合し
た。得られた固形物を濾別し、十分に水洗した後、熱風
乾燥器を用いて80℃で12時間乾燥し、球状の重合架
橋体{以下、これを重合架橋体(5)という。}287
gを得た。
【0076】攪拌機、温度計および滴下ロ−トを備えた
2リットルの四つ口セパラブルフラスコに重合架橋体
(5)50gおよびニトロベンゼン200gを仕込み、
攪拌しながら、98重量%濃硫酸500gおよび硫酸銀
0.03gを加え、均一な分散液とした。反応混合物の
温度を90℃に上げた後、同温度で4時間加熱・攪拌
し、スルホン化反応を行った。その後、反応混合物を0
℃の水中に注ぎ、濾別した後、水・アセトンで洗浄し
た。得られた固形物をピリジン50gで中和した後、水
で十分に洗浄した。次いで、真空乾燥機を用いて、80
℃で10時間乾燥し、120gの球状のスルホン化重合
体からなる分散相粒子{以下、これを分散相粒子(8)
という。}を得た。
【0077】得られた分散相粒子(8)の平均粒子径を
粒度分布測定装置を用いて測定したところ、6μmであ
った。分散相粒子(8)のイオン交換容量を中和滴定法
および元素分析法により定量したところ、中和滴定法で
は3.9mg当量/g、元素分析法では3.9mg当量
/gであった。分散相粒子(8)中の含水量をカ−ルフ
ィシャ−水分計を用いて測定したところ、2.6重量部
であった。
【0078】得られた分散相粒子(8)30gをサーム
エス900(新日鐵化学(株)製の部分水添されたトリ
フェニル)70g中に混合・分散させ、本発明の電気粘
性流体組成物{以下、これを流体組成物(8)とい
う。}を得た。
【0079】
【比較例1】攪拌機、温度計および滴下ロ−トを備えた
2リットルの四つ口セパラブルフラスコに実施例1で得
られた重合架橋体(1)50gを仕込み、次いで、98
重量%濃硫酸500gを加え、均一な分散液とした。反
応混合物の温度を80℃に上げた後、同温度で6時間加
熱・攪拌し、スルホン化反応を行った。その後、反応混
合物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、水・アセトンで
洗浄した。得られた固形物を10重量%水酸化ナトリウ
ム水溶液150mlで中和した後、水で十分に洗浄し
た。次いで、真空乾燥機を用いて、80℃で10時間乾
燥し、68gの球状のスルホン化重合体からなる比較用
の分散相粒子{以下、これを比較分散相粒子(1)とい
う。}を得た。
【0080】得られた比較分散相粒子(1)の平均粒子
径を粒度分布測定装置を用いて測定したところ、50μ
mであった。比較分散相粒子(1)のイオン交換容量を
中和滴定法および元素分析法により定量したところ、中
和滴定法では3.3mg当量/g、元素分析法では3.
2mg当量/gであった。比較分散相粒子(1)中の含
水量をカ−ルフィシャ−水分計を用いて測定したとこ
ろ、2.7重量部であった。
【0081】得られた比較分散相粒子(1)30gを信
越シリコンオイルKF96−20CS(信越化学工業
(株)製のジメチルシリコンオイル)70g中に混合・
分散させ、比較用の電気粘性流体組成物{以下、これを
比較流体組成物(1)という。}を得た。
【0082】
【比較例2】攪拌機、温度計および滴下ロ−トを備えた
2リットルの四つ口セパラブルフラスコに実施例1で得
られた重合架橋体(1)50gおよびテトラクロロエタ
ン200gを仕込み、30分間攪拌した。次いで、98
重量%濃硫酸300gを加え、均一な分散液とした。反
応内容物の温度を60℃に上げた後、同温度で6時間加
熱・攪拌し、スルホン化反応を行った。その後、反応混
合物を0℃の水中に注ぎ、濾別した後、水・アセトンで
洗浄した。得られた固形物を10重量%水酸化カリウム
水溶液300mlで中和した後、水で十分に洗浄した。
次いで、真空乾燥機を用いて、80℃で10時間乾燥
し、76gの球状のスルホン化重合体からなる比較用の
分散相粒子{以下、これを比較分散相粒子(2)とい
う。}を得た。
【0083】得られた比較分散相粒子(2)の平均粒子
径を粒度分布測定装置を用いて測定したところ、50μ
mであった。比較分散相粒子(2)のイオン交換容量を
中和滴定法および元素分析法により定量したところ、中
和滴定法では3.0mg当量/g、元素分析法では3.
1mg当量/gであった。比較分散相粒子(2)中の含
水量をカ−ルフィシャ−水分計を用いて測定したとこ
ろ、2.8重量部であった。
【0084】得られた比較分散相粒子(2)30gを信
越シリコンオイルKF96−20CS(信越化学工業
(株)製のジメチルシリコンオイル)70g中に混合・
分散させ、比較用の電気粘性流体組成物{以下、これを
比較流体組成物(2)という。}を得た。
【0085】
【比較例3】ポリスチレンスルホン酸ナトリウムイオン
型イオン交換樹脂であるアンバ−ライトIR−124
(東京有機化学工業(株)製)を150℃で3時間乾燥
後、粉砕・分級して、不定形の比較用の分散相粒子{以
下、これを比較分散相粒子(3)という。}を得た。
【0086】比較分散相粒子(3)の平均粒子径を粒度
分布測定装置を用いて測定したところ50μmであっ
た。比較分散相粒子(3)のイオン交換容量を中和滴定
法および元素分析法により定量したところ、中和滴定法
では4.4mg当量/g、元素分析法では4.4mg当
量/gであった。比較分散相粒子(3)中の含水量をカ
−ルフィッシャ−水分計を用いて測定したところ、2.
5重量部であった。
【0087】得られた比較分散相粒子(3)30gを信
越シリコンオイルKF96−20CS(信越化学工業
(株)製のジメチルシリコンオイル)70g中に混合・
分散させ、比較用の電気粘性流体組成物{以下、これを
比較流体組成物(3)という。}を得た。
【0088】
【実施例9】実施例1〜8および比較例1〜3で得られ
た流体組成物(1)〜(8)および比較流体組成物
(1)〜(3)の各々を共軸電場付回転粘度計に入れ、
内/外筒間隙1.0mm、せん断速度400s-1、温度
25℃の条件で交流の外部電場4000V/mm(周波
数:60Hz)を印加した時のせん断応力値(初期値)
およびその際に流れる電流密度(初期値)を測定した。
【0089】また、4000V/mmの外部電場を印加
した状態で、粘度計を25℃にて7日間連続運転を行っ
た後のせん断応力値(7日後値)および電流密度(7日
後値)を測定し、流体組成物の経時安定性を調べた。
【0090】それらの結果を表1に示した。
【0091】
【表1】
【0092】電気粘性流体は、比較的弱い電場の印加し
た際に得られるせん断応力値が大きいというせん断応力
特性に優れたものほど、またそのときに流れる電流密度
が小さいという電流特性に優れたものほど好ましく、せ
ん断応力特性と電流特性が共に優れたものが特に好まし
い。そこでせん断応力特性と電流特性を同時に評価して
優劣を判断するパラメ−タとして、一定の電場に印加し
た際に得られるせん断応力値とそのときに流れる電流密
度の比、即ち(せん断応力値)/(電流密度){以下、
この値をZ値という。}が有効である。つまりせん断応
力特性と電流特性が共に優れた電気粘性流体組成物では
Z値が大きくなる。このZ値の計算結果も表1に示し
た。
【0093】表1から明らかなように、本発明の流体組
成物(1)〜(8)は、比較的弱い電場の印加によって
も大きなせん断応力が得られ、その際に流れる電流密度
が小さいという電流特性に優れ且つ発生したせん断応力
および電流密度の経時安定性に非常に優れていた。ま
た、本発明の流体組成物(1)〜(8)は、初期におい
てZ値が1.5以上であり、せん断応力特性と電流特性
の均衡の経時安定性にも優れた電気粘性流体組成物であ
ることがわかった。
【0094】一方、比較流体組成物(1)および(2)
は、本発明の流体組成物(1)および(2)に比べ大き
なせん断応力が得られず且つその際に流れる電流密度が
大きかった。また、発生したせん断応力および電流密度
の経時安定性が悪く3日後には測定不能となった。しか
も、初期においてもZ値が0.7であり、せん断応力特
性と電流特性の均衡が本発明の流体組成物に比べ悪かっ
た。
【0095】比較流体組成物(3)は、大きなせん断応
力が得られず、その際に流れる電流密度が大きく、かつ
その経時安定性が悪く、3時間後には測定不能となっ
た。また、比較流体組成物(3)は、初期においてZ値
は0.2であり、せん断応力特性と電流特性の均衡が本
発明の流体組成物に比べ悪かった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10M 107/46 C10M 107/46 // C10N 40:04 40:08 40:14 審査官 鈴木 恵理子 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10M 151/02 B01J 13/00 C08L 25/18 C10M 107/46 C10N 40:04 C10N 40:08 C10N 40:14 WPI/L(QUESTEL)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルホン酸基で置換された芳香族環を有
    するスルホン化重合体からなる分散相粒子を絶縁性分散
    媒中に分散させてなる組成物であって、スルホン化重合
    体が、ビニル芳香族化合物(a)とポリビニル化合物
    (b)を主成分とし必要に応じてその他のビニル化合物
    (c)を加えたモノマ−混合物(A)の重合架橋体
    (I)を、スルホン化剤と遷移金属塩の存在下にスルホ
    ン化することにより得られることを特徴とする電気粘性
    流体組成物。
  2. 【請求項2】 スルホン化が、重合架橋体(I)100
    重量部に対して0.01〜10重量部の範囲内の遷移金
    属塩の存在下に行われる請求項1記載の電気粘性流体組
    成物。
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