JP4440658B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、逆相の入力信号が供給される一対の外部端子を備える半導体集積回路装置に関するものである。
近年、半導体集積回路装置では、コストダウンを図るためにそのパッケージやチップ面積の小型化が進んでいる。該半導体集積回路装置のパッケージには、外部端子が設けられているが、該各外部端子を有効的に使用して外部端子の端子数を低減する技術が望まれている。
図16には、従来の半導体集積回路装置として、クロックジェネレータの機能を有するデバイス1を示している。このデバイス1のパッケージ2には、8個の外部端子Xが設けられており、そのうちの一対の外部端子(発振端子)X0,X1に水晶発振子Hが接続されている。その水晶発振子Hとデバイス内部の発振回路(図示略)とによって、所定周波数のクロックが生成される。なお、デバイス1における他の外部端子Xは、電源ピンや入出力ピンとして用いられている。
デバイス1内にパッケージングされているICチップ3には、各外部端子に接続されるパッド3a以外に、テスト専用のパッド3bが形成されている。パッケージング前のICチップ3において、テスト専用のパッド3bにテスタが接続されて、該ICチップ3の動作試験が行われる。このデバイス1のように、テスト専用の外部端子(テスト端子)を削減することによりパッケージ2の小型化が図られている。しかし、このデバイス1では、ICチップ3のパッケージング後においてその動作試験を行うことができない。
特許文献1には、テストモード設定用のテスト端子を設けることなく、半導体集積回路装置(デバイス)をテストモードに設定する技術が開示されている。この技術では、テスト時に、電源電圧の波形を制御し、その電源電圧の変動を検出することにより、テストモードが設定される。これによれば、デバイスのパッケージにテスト端子を別途設けることなく、パッケージング後のデバイスがテスト可能な状態に設定される。
特開平6−309475号公報
ところで、パッケージング後のデバイス1の動作試験を行うためには、デバイス1のパッケージ1aに外部端子2としてテスト専用の端子を追加する必要があるが、チップ面積の増大を招いてしまう。
また、一般的なデバイスでは、内部回路を適切に動作させるために、所定規格内の電源電圧を供給する必要がある。従って、特許文献1のように、電源電圧を変動させてテストモードを設定するといった技術を適用することは実用的ではない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、逆相の信号を入力するための一対の外部端子を有効に利用して、外部端子の端子数を低減することができる半導体集積回路装置を提供することにある。
請求項に記載の発明によれば、一対の発振端子から逆相の発振信号が供給され、その発振信号に基づいて発振回路が動作することにより、内部回路にクロックが供給される。また、一対の発振端子のうちの少なくとも一方の端子に、発振信号に応じた振幅レベルの範囲外の信号レベルを持つ入力信号が供給されたとき、検出回路によってその入力信号が検出され、テストモードを設定するための検出信号が出力される。このようにすると、発振回路を動作させるといった発振以外の目的として、テストモードを設定するために発振端子を共通に使用することができる。
また、検出回路により、一対の発振端子に供給される各入力信号の信号レベルがそれぞれ独立して検出されるので、検出した信号レベルの組み合わせにより複数のテストモードの設定が可能となる。
請求項2,3に記載の発明によれば、検出回路により、各発振端子に供給される入力信号について、発振信号の振幅レベルの範囲外における複数の信号レベルが検出される。この場合、その入力信号の検出レベルに基づいて、複数のテストモードの設定が可能となる。
請求項に記載の発明によれば、複数対の外部端子が設けられるとともに、該外部端子に対応して複数の検出回路が設けられるので、各外部端子における入力信号の検出レベルの組み合わせに基づいて、より多くのモード設定が可能となる。
請求項に記載の発明によれば、外部端子として、テストモードを設定するためのテスト端子が更に設けられる。この場合、一対の発振端子の信号レベルとテスト端子の信号レベルとに基づいて、より多くのテストモードを設定することができる。
請求項に記載の発明によれば、テスト回路のカウンタにより検出回路から出力される検出信号の出力期間がカウントされ、その出力期間に基づいて複数のテストモードの中から所定のテストモードが選択される。
請求項に記載の発明によれば、期間判定回路におけるカウンタにより所定期間の経過が計測され、その所定期間だけ動作電源が検出回路に供給される。このようにすると、半導体集積回路装置における消費電力を低減することができる。
本発明によれば、逆相の信号を入力するための一対の外部端子を有効に利用して、外部端子の端子数を低減することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の半導体集積回路装置10は、発振回路11、モード検出回路12、テスト回路13、内部回路14を含む。
発振回路11は、並列に接続された抵抗11aとインバータ回路11bとから構成され、外部端子としての発振端子X0,X1に接続されている。この発振回路11におけるインバータ回路11bは高抵抗のゲート回路である。また、その一対の発振端子X0,X1の間には水晶発振子Hが接続されており、該水晶発振子Hの両端(発振端子X0,X1)はコンデンサCを介して低電位側電源に接続されている。そして、発振回路11と水晶発振子Hとによって、所定の発振周波数のシステムクロックが生成され、そのシステムクロックは、インバータ回路15を介して内部回路14に供給される。内部回路14は、そのシステムクロックに基づいたタイミングで動作する。
モード検出回路12は、インバータ回路16、ナンド回路17、ローパスフィルタ(LPF)18、コンパレータ19を含み、各発振端子X0,X1の信号レベルを検出して、検出レベルに応じたモード判定信号(検出信号)COをテスト回路13に供給する。
詳しくは、発振端子X0がインバータ回路16を介してナンド回路17の第1入力端子に接続され、発振端子X1がインバータ回路15を介してナンド回路17の第2入力端子に接続されている。なお、インバータ回路15とインバータ回路16は、ヒステリシス特性を持つヒステリシスインバータ回路である。
また、ナンド回路17の出力端子はLPF18の入力端子に接続され、LPF18の出力端子はコンパレータ19の入力端子に接続されている。さらに、コンパレータ19の出力端子がテスト回路13に接続されており、コンパレータ19の出力信号が判定信号COとしてテスト回路13に供給される。テスト回路13は、モード検出回路12からの判定信号COに基づいて、所定パターンのテスト信号を生成し、そのテスト信号により内部回路14を動作させる。
図2は、半導体集積回路装置10の通常時の動作波形図であり、図3は、テスト時の動作波形図である。なお、各波形図においては、発振端子X0,X1、インバータ回路16の出力ノードN1、インバータ回路15の出力ノードN2、ナンド回路17の出力ノードN3、及びLPF18の出力ノードN4、及び判定信号COの各信号レベルを示している。
先ず、半導体集積回路装置10の通常時の動作について説明する。
図1及び図2に示すように、各発振端子X0,X1には、水晶発振子Hによる略正弦波形状の発振信号がそれぞれ逆相の信号レベルで供給される。水晶発振子Hの発振信号は、インバータ回路11bで増幅され、さらに、インバータ回路15を介してシステムクロックとして内部回路14に供給される。
インバータ回路16は、発振端子X0の信号レベルを反転した信号を出力ノードN1に出力し、インバータ回路15は、発振端子X1の信号レベルを反転した信号を出力ノードN2に出力する。ここで、インバータ回路16の出力ノードN1がHレベルとなるとき、インバータ回路15の出力ノードN2はLレベルとなり、インバータ回路16の出力ノードN1がLレベルとなるとき、インバータ回路15の出力ノードN2はHレベルとなる。
従って、ナンド回路17の各入力信号は、いずれか一方がLレベルであるため、出力ノードN3はHレベルとなる。各インバータ回路15,16における出力レベルの反転タイミングは、回路特性によって若干ずれる場合がある。その場合には、ナンド回路17の出力ノードN3にはLレベルのノイズが出力されてしまうが、LPF18によってそのノイズが除去される。その結果、LPF18の出力ノードN4はHレベル(高電位側の電源電圧Vcc)に維持される。そして、コンパレータ19は、そのノードN4の信号レベルを基準レベル(具体的には、2/3Vcc)と比較し、その比較結果としてHレベルの判定信号COをテスト回路13に供給する。テスト回路13は、Hレベルの判定信号COに基づいて通常の動作モードである旨を判断し、テスト回路13の動作を停止する。
次に、半導体集積回路装置10のテスト時の動作について説明する。なお、このテスト時には、図4に示すように、各発振端子X0,X1にLSIテスタ20が接続される。そして、図3及び図4に示すように、各発振端子X0,X1にはLSIテスタ20から同相の入力信号が供給される。この入力信号は、Hレベルの期間とLレベルの期間が等しいパルス信号(デューティ比=50%の信号)であり、インバータ回路15を介してシステムクロックとして内部回路14に供給される。
また、発振回路11における高抵抗のインバータ回路11bは無視することができ、インバータ回路15とインバータ回路16には同相の入力信号が供給される。入力信号は各インバータ回路15,16で反転され、各出力ノードN1,N2は同じレベルとなる。そして、各出力ノードN1,N2がHレベルであるとき、ナンド回路17の出力ノードN3はLレベルとなり、各出力ノードN1,N2がLレベルであるとき、ナンド回路17の出力ノードN3はHレベルとなる。ナンド回路17の出力信号は、LSIテスタ20の入力信号に基づき50%のデューティ比となるため、LPF18の出力ノードN4は、その信号レベルが低下してHレベルとLレベルの中間の電位レベル(=0.5Vcc)となる。
コンパレータ19は、そのノードN4の信号レベルを基準レベル(=2/3Vcc)と比較し、その比較結果としてLレベルの判定信号(検出信号)COをテスト回路13に供給する。テスト回路13は、Lレベルの判定信号に基づいてテストモードである旨を判断する。そして、テスト回路13は、所定のテスト信号を生成して、該テスト信号に基づいて内部回路14を動作させることにより、内部回路14が正常に動作するか否かを確認する。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)一対の発振端子X0,X1にLSIテスタ20から同相の入力信号が供給されたとき、モード検出回路12によってその入力信号が検出されて、テストモードを設定するためのLレベルの判定信号COが出力される。このとき、テスト回路13は、その判定信号COに基づいてテストモードである旨を判断することができる。また、内部回路14にはその入力信号の周波数に応じたシステムクロックを供給することができる。このように、半導体集積回路装置10では、発振回路11を動作させるといった発振以外の目的としてテストモードを設定するために発振端子X0,X1を共通に使用することができる。従って、半導体集積回路装置10にテスト専用の外部端子(テスト端子)を設けることなく、テストモードを設定して内部回路14の動作確認を行うことができるため、半導体集積回路装置10の端子数を削減できる。これにより、半導体集積回路装置10の小型化が可能となり、製造コストを低減することができる。
(2)通常のマイクロコントローラなどにおいては、発振端子X0,X1が設けられているため、本実施形態の半導体集積回路装置10のように、発振端子X0,X1にテスト端子の機能を付加すると、端子数を低減する上で実用上好ましいものとなる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を説明する。但し、本実施形態において、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図5に示すように、本実施形態の半導体集積回路装置21は、発振回路11、モード検出回路22、スイッチ回路23、内部回路14を含む。
本実施形態においても第1実施形態と同様に、通常時には、発振回路11と各発振端子X0,X1に接続された水晶発振子Hとによって、所定周波数(例えば、1MHz)のシステムクロックが生成される。そのシステムクロックは、インバータ回路15とスイッチ回路23とを介して内部回路14に供給される。
また、半導体集積回路装置21のテスト時には、各発振端子X0,X1にLSIテスタ20が接続され、該LSIテスタ20から同相の入力信号が供給される。この入力信号は、通常時のシステムクロックの周波数(1MHz)よりも高い周波数(例えば、50MHz)である。モード検出回路22は、インバータ回路24,25,26、ノア回路27、LPF18を含み、同相の入力信号が各発振端子X0,X1に供給されていることを検出する。
通常時にシステムクロックを伝達するインバータ回路15は、1MHzの低周波数で動作するよう設計されたゲート回路であるため、LSIテスタ20から入力される高周波の入力信号をシステムクロックとして伝達することができない。よって、本実施形態の半導体集積回路装置21には、高周波用の信号伝達回路として、ナンド回路28とインバータ回路29とが設けられており、各回路28,29を介してLSIテスタ20から供給される高周波の入力信号がシステムクロックとして伝達される。
具体的に、発振端子X0はインバータ回路24を介してノア回路27の第1入力端子に接続され、発振端子X1はインバータ回路15を介してノア回路27の第2入力端子に接続されている。また、ノア回路27の出力端子はLPF18の入力端子に接続され、LPF18の出力端子はインバータ回路25の入力端子に接続されている。さらに、インバータ回路25の出力端子はインバータ回路26の入力端子に接続されている。
そして、インバータ回路25の出力信号がスイッチ回路23に供給され、インバータ回路26の出力信号がナンド回路28の第1入力端子に供給される。このナンド回路28の第2入力端子は発振端子X0に接続され、ナンド回路28の出力端子はインバータ回路29の入力端子に接続されている。
モード検出回路22がテストモード(各発振端子X0,X1に供給される同相の入力信号)を検出したとき、インバータ回路25の出力信号によりスイッチ回路23が制御され、インバータ回路29がスイッチ回路23を介して内部回路14に接続される。このとき、LSIテスタ20からの高周波の入力信号がナンド回路28、インバータ回路29、及びスイッチ回路23を介して内部回路14に供給される。従って、テスト時における内部回路14は、通常時よりも高周波のシステムクロックに基づいたタイミングで動作する。
図6は、半導体集積回路装置21の通常時の動作波形図であり、図7は、テスト時の動作波形図である。なお、各波形図においては、発振端子X0,X1、インバータ回路24の出力ノードN1、インバータ回路15の出力ノードN2、ノア回路27の出力ノードN3、LPF18の出力ノードN4、インバータ回路25の出力ノードN5、及びインバータ回路29の出力ノードN6における各信号レベルを示している。
先ず、半導体集積回路装置21の通常時の動作について説明する。
図5及び図6に示すように、各発振端子X0,X1には、水晶発振子Hによる略正弦波形状の発振信号がそれぞれ逆相の信号レベルで供給される。インバータ回路24は、発振端子X0の信号レベルを反転した信号を出力ノードN1に出力し、インバータ回路15は、発振端子X1の信号レベルを反転した信号を出力ノードN2に出力する。ここで、インバータ回路24の出力ノードN1がHレベルとなるとき、インバータ回路15の出力ノードN2はLレベルとなり、インバータ回路24の出力ノードN1がLレベルとなるとき、インバータ回路15の出力ノードN2はHレベルとなる。
従って、ノア回路27の各入力信号は、いずれか一方がHレベルであるため、出力ノードN3はLレベルとなり、LPF18の出力ノードN4もLレベルとなる。またこのとき、インバータ回路25の出力ノードN5がHレベルとなり、インバータ回路26を介してLレベルの信号がナンド回路28の第1入力端子に供給される。このため、ナンド回路28は、その第2入力端子(発振端子X0)の信号レベルにかかわらず、常にHレベルの信号を出力し、インバータ回路29の出力ノードN6がLレベルとなる。
ここで、モード検出回路22におけるインバータ回路25の出力ノードN5からHレベルの信号がスイッチ回路23に供給されることで、該スイッチ回路23内の伝達経路がインバータ回路15側に切り換えられる。これにより、発振回路11から出力される発振信号がインバータ回路15及びスイッチ回路23を介してシステムクロックとして内部回路14に供給される。
次に、半導体集積回路装置21のテスト時の動作について説明する。
図7に示すように、各発振端子X0,X1にはLSIテスタ20から同相の入力信号が供給される。この入力信号は、通常時のクロック周波数(1MHz)よりも高い周波数(50MHz)のパルス信号である。
テスト時には、LSIテスタ20から供給される同相の入力信号が各インバータ回路15,24で反転されるため、各出力ノードN1,N2は同じレベルになる。各ノードN1,N2がHレベルであるとき、ノア回路27の出力ノードN3はLレベルとなり、各ノードN1,N2がLレベルであるとき、ノア回路27の出力ノードN3はHレベルとなる。これにより、LPF18の出力ノードN4は、その信号レベルが上昇してHレベルとLレベルの中間の電位レベル(=0.5Vcc)となり、インバータ回路25の出力ノードN5がLレベルとなる。
具体的に、インバータ回路25は、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタとからなるゲート回路であり、該各トランジスタの駆動能力比を調整することで、そのしきい値電圧が0.3Vccに設定されている。従って、インバータ回路25は、その入力レベル(出力ノードN4の信号レベル)が0.3Vcc以上となると、Lレベルの信号を出力する。そして、インバータ回路25からLレベルの信号がスイッチ回路23に供給されることで、該スイッチ回路23内の伝達経路がインバータ回路29側に切り換えられる。
また、ナンド回路28の第1入力端子には、インバータ回路26を介してHレベルの信号が供給される。そのため、ナンド回路28は、発振端子X0から第2入力端子に供給される入力信号を反転して出力する。そして、そのナンド回路28の出力信号はインバータ回路29でさらに反転される。
従って、インバータ回路29の出力ノードN6には、LSIテスタ20から発振端子X0に供給される高周波の入力信号が伝達されることとなる。その出力ノードN6に伝達された入力信号がスイッチ回路23を介してシステムクロックとして内部回路14に供給され、そのシステムクロックに基づいて内部回路14が正常に動作するか否かが確認される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)モード検出回路22により、同相の入力信号が各発振端子X0,X1に供給されたことが検出され、その検出結果に基づいてスイッチ回路23が制御される。これにより、システムクロックの伝達経路が切り換えられて、発振信号よりも高周波のシステムクロックが内部回路14に供給される。そして、その高周波のシステムクロックに基づくタイミングで内部回路14が正常に動作するか否かを確認することができる。このように、発振回路11を動作させるといった発振以外の目的として、クロック周波数を切り換えるために発振端子X0,X1を共通に使用することができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を説明する。
図8に示すように、本実施形態の半導体集積回路装置31において、発振回路11、テスト回路13、及び内部回路14の構成は第1実施形態と同じであり、モード検出回路32の構成が第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
本実施形態のモード検出回路32は、基準電源回路33、コンパレータ34、ノイズフィルタ35、ノア回路36、インバータ回路37とを含む。このモード検出回路32において、コンパレータ34の非反転入力端子は発振端子X0に接続され、コンパレータ34の反転入力端子は基準電源回路33に接続されている。コンパレータ34は、発振端子X0の信号レベルと基準電源回路33から出力される基準電圧Vref(具体的には、4.5V)とを比較して、信号レベルが基準電圧Vrefよりも高い場合にHレベルの信号を出力し、信号レベルが基準電圧Vrefよりも低い場合にLレベルの信号を出力する。
コンパレータ34の出力端子は、ノア回路36の第1入力端子に接続されるとともに、抵抗、ダイオード、コンデンサからなるノイズフィルタ35を介してノア回路36の第2入力端子に接続されている。ノア回路36の出力端子はインバータ回路37の入力端子に接続され、そのインバータ回路37の出力端子がテスト回路13に接続されている。
図9は、半導体集積回路装置31の通常時の動作波形図であり、図10は、テストモード時の動作波形図である。なお、各波形図においては、発振端子X0、インバータ回路15の出力ノードN1、コンパレータ34の出力ノードN2、ノイズフィルタ35の出力ノードN3、及びインバータ回路37の出力ノードN4の各信号レベルを示している。
図9に示すように、発振端子X0における発振信号は、低電位側の電源電圧(=0V)と高電位側の電源電圧(=5V)に対して1V〜4Vの電位レベルで振幅する。また、発振端子X1における発振信号は、発振端子X0の逆相の信号であり、インバータ回路15は、発振端子X1での発振信号を反転して出力ノードN1に出力する。この出力ノードN1に出力される信号がシステムクロックとして内部回路14に供給される。
発振端子X0からコンパレータ34に供給される発振信号は、基準電圧Vrefよりも低いため、コンパレータ34の出力ノードN2はLレベルに維持される。またこのとき、ノイズフィルタ35の出力ノードN3もLレベルとなるため、ノア回路36はHレベルの出力信号を出力し、該出力信号がインバータ回路37で反転されるため出力ノードN4はLレベルとなる。テスト回路13は、モード検出回路32(インバータ回路37)からのLレベルの信号に基づいて通常の動作モードである旨を判断し、テスト回路13の動作を停止する。
半導体集積回路装置31のテスト時には、発振端子X0にLSIテスタ20が接続され、図10に示すように、所定周波数の入力信号が供給される。この入力信号はインバータ回路11bで反転され、インバータ回路15で更に反転される。従って、インバータ回路15から出力ノードN1に出力される信号は、発振端子X0の入力信号と同相の信号となり、その信号がシステムクロックとして内部回路14に供給される。
また、LSIテスタ20から発振端子X0に供給される入力信号は、そのHレベルが基準電圧Vref(=4.5V)よりも高い5Vである。そのため、コンパレータ34は、入力信号がHレベルであるとき、出力ノードN2をHレベルとし、入力信号がLレベルである場合には、出力ノードN2をLとする。
出力ノードN2がHレベルであるとき、その信号レベルは、ノイズフィルタ35のダイオードを通じて出力ノードN3に伝達される。一方、出力ノードN2がLレベルとなる場合、その信号レベルは、ノイズフィルタ35のダイオードでカットオフされるため、出力ノードN3の電位レベルは、コンデンサと抵抗とで定まる所定の時定数に応じて徐々に低下する。従って、ノア回路36は、Lレベルの出力信号を出力し、該出力信号がインバータ回路37で反転されて出力ノードN4はHレベルとなる。
テスト回路13は、モード検出回路32(インバータ回路37)からのHレベルの検出信号に基づいてテストモードである旨を判断する。そして、テスト回路13は、所定のテスト信号を生成して、該テスト信号に基づいて内部回路14を動作させることにより、内部回路14が正常に動作するか否かを確認する。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)発振端子X0には、通常時に供給される発振信号の振幅レベルよりも高い信号レベルの入力信号がLSIテスタ20から供給され、モード検出回路32において、そのLSIテスタ20からの入力信号が検出されてHレベルの検出信号がテスト回路13に供給される。このとき、テスト回路13は、その検出信号に基づいてテストモードである旨を判断することができる。従って、本実施形態の半導体集積回路装置31でも、上記第1実施形態と同様に、テスト端子を設けることなくテストモードを設定して内部回路14の動作確認を行うことができる。
(第4実施形態)
以下、本発明を具体化した第4実施形態を説明する。
図11には、本実施形態の半導体集積回路装置41を示している。この半導体集積回路装置41において、モード検出回路42の構成が上記第3実施形態と相違する。すなわち、上記第3実施形態のモード検出回路32は、一方の発振端子X0の信号レベルを検出する回路であったが、本実施形態のモード検出回路42は、各発振端子X0,X1の信号レベルを検出する回路である。
図11に示すように、モード検出回路42には、図8のモード検出回路32の各回路に対して、コンパレータ34、ノイズフィルタ35、ノア回路36、インバータ回路37が更に追加されている。つまり、モード検出回路42では、コンパレータ34、ノイズフィルタ35、ノア回路36、インバータ回路37がそれぞれ2つ設けられている。そして、一方のコンパレータ34の非反転入力端子が発振端子X0に接続され、他方のコンパレータ34の非反転入力端子が発振端子X1に接続され、各コンパレータ34の反転入力端子が基準電源回路33に接続されている。また、コンパレータ34とノイズフィルタ35とノア回路36とインバータ回路37とにおける各回路の接続は、第3実施形態のモード検出回路32と同じである。
従って、LSIテスタ20から各発振端子X0,X1に供給する入力信号について、各信号レベルを制御することにより、モード検出回路42では各信号レベルが検出され、その検出結果に応じた検出信号S1,S2がモード検出回路42(各インバータ回路37)からテスト回路13に供給される。
ここで、例えば、LSIテスタ20から一方の発振端子X0に0V〜5Vで振幅する入力信号を供給し、他方の発振端子X1に1V〜4Vで振幅する入力信号を供給すると、モード検出回路42からHレベルの検出信号S1とLレベルの検出信号S2が出力される。このとき、テスト回路13は、各信号レベルの組み合わせに基づいて第1テストモードと判断し、そのモードに応じたテストパターンのテスト信号を内部回路14に供給する。
また、LSIテスタ20から一方の発振端子X0に1V〜4Vで振幅する入力信号を供給し、他方の発振端子X1に0V〜5Vで振幅する入力信号を供給すると、モード検出回路42からLレベルの検出信号S1とHレベルの検出信号S2が出力される。このとき、テスト回路13は、各信号レベルに基づいて第2テストモードと判断し、そのモードに応じたテストパターンのテスト信号を内部回路14に供給する。
さらに、LSIテスタ20から各発振端子X0,X1に0V〜5Vで振幅する入力信号を供給すると、モード検出回路42からHレベルの検出信号S1,S2が出力される。このとき、テスト回路13は、各信号レベルに基づいて第3テストモードと判断し、そのモードに応じたテストパターンのテスト信号を内部回路14に供給する。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)モード検出回路42において、各発振端子X0,X1における入力信号のレベルがそれぞれ独立して検出され、検出結果に応じた検出信号S1,S2がテスト回路13に供給される。そして、テスト回路13では、その検出信号S1,S2の信号レベルに応じた動作モード(通常の動作モードと3種類のテストモード)が判断される。このように、本実施形態の半導体集積回路装置41では、テスト端子を設けることなく、複数のテストモードを設定することができる。
(第5実施形態)
以下、本発明を具体化した第5実施形態を説明する。
図12には、本実施形態の半導体集積回路装置43を示している。この半導体集積回路装置43において、モード検出回路44の構成が上記第4実施形態と相違する。すなわち、モード検出回路44は、第1及び第2の基準電源回路33a,33bと、第1〜第4のコンパレータ34a〜34dとを含む。なお、図12におけるモード検出回路44では、各コンパレータ34a〜34dに対応して設けられる回路(図11のノイズフィルタ35、ノア回路36、及びインバータ回路37)の図示を省略している。
本実施形態において、第1のコンパレータ34aは、その非反転入力端子が発振端子X0に接続され、反転入力端子が第1の基準電源回路33aに接続されている。第1のコンパレータ34aは、発振端子X0の信号レベルと第1の基準電源回路33aから出力される第1基準電圧Vref1(=4.5V)とを比較して、信号レベルが基準電圧Vref1よりも高い場合にHレベルの信号を出力し、信号レベルが基準電圧Vref1よりも低い場合にLレベルの信号を出力する。
第2のコンパレータ34bは、その非反転入力端子が発振端子X1に接続され、反転入力端子が第1の基準電源回路33aに接続されている。第2のコンパレータ34bは、発振端子X1の信号レベルと第1の基準電源回路33aから出力される第1基準電圧Vref1(=4.5V)とを比較して、信号レベルが基準電圧Vref1よりも高い場合にHレベルの信号を出力し、信号レベルが基準電圧Vref1よりも低い場合にLレベルの信号を出力する。
第3のコンパレータ34cは、その反転入力端子が発振端子X0に接続され、非反転入力端子が第2の基準電源回路33bに接続されている。第3のコンパレータ34cは、発振端子X0の信号レベルと第2の基準電源回路33bから出力される第2基準電圧Vref2(=0.5V)とを比較して、信号レベルが基準電圧Vref2よりも低い場合にHレベルの信号を出力し、信号レベルが基準電圧Vref2よりも高い場合にLレベルの信号を出力する。
第4のコンパレータ34dは、その反転入力端子は発振端子X1に接続され、非反転入力端子が第2の基準電源回路33bに接続されている。第4のコンパレータ34dは、発振端子X1の信号レベルと第2基準電圧Vref2(=0.5V)とを比較して、信号レベルが基準電圧Vref2よりも低い場合にHレベルの信号を出力し、信号レベルが基準電圧Vref2よりも高い場合にLレベルの信号を出力する。
このモード検出回路42において、図示しないノイズフィルタ35、ノア回路36、インバータ回路37の回路接続は、第3実施形態と同じであり、各コンパレータ34a〜34dの比較結果に応じて4つの検出信号がテスト回路13に供給される。
具体的には、発振端子X0の入力信号を1V〜4Vで振幅させる場合と、1V〜5Vで振幅させる場合と、0V〜4Vで振幅させる場合と、0〜5Vで振幅させる場合とにおいて、それぞれ信号レベルの組み合わせが異なる検出信号がテスト回路13に供給される。また、発振端子X1に供給する入力信号についても、同様に入力信号の振幅レベルを制御することにより、信号レベルの組み合わせが異なる検出信号がテスト回路13に供給される。そして、各コンパレータ34a〜34dの比較結果により生成される4つの検出信号に基づいて、テスト回路13は複数種類のテストモードを判断する。そして、そのモードに応じたパターンのテスト信号がテスト回路13から内部回路14に供給されることで、内部回路14が正常に動作するか否かが確認される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)モード検出回路44では、LSIテスタ20から各発振端子X0,X1に供給される入力信号について、通常の発振信号の振幅レベルよりも高い信号レベルと、低い信号レベルとが検出される。そして、その入力信号の検出レベルの組み合わせに基づいて、複数(16種類)の動作モードを設定することができる。
(第6実施形態)
以下、本発明を具体化した第6実施形態を説明する。
図13には本実施形態のテスト回路51を示している。本実施形態の半導体集積回路装置において、テスト回路51以外の他の回路構成(発振回路11、モード検出回路12、内部回路14)は、第1実施形態と同じである。
テスト回路51は、カウンタ52と選択回路53と第1〜第3の出力回路54〜56とを含み、LSIテスタ20から発振端子X0,X1に供給される同相の入力信号の供給期間をカウントし、そのカウント結果に応じたテストモードを設定する。
具体的に、LSIテスタ20によって、所定期間だけ同相の入力信号を各発振端子X0,X1に供給した後、逆相の入力信号を供給する。この場合、モード検出回路12の判定信号COは、同相の入力信号が供給されている期間はLレベルとなり、逆相の入力信号が供給されるとHレベルとなる。カウンタ52は、モード検出回路12から出力されるLレベルの判定信号(検出信号)COの出力期間をカウントする。そして、選択回路53は、カウンタ52のカウント値に基づいて、第1〜第3の出力回路54〜56のいずれか1つを選択し、選択した出力回路から所定パターンのテスト信号を出力させる。
このように、テスト回路51において、選択する第1〜第3の出力回路54〜56を切り換えることにより、異なるパターンのテスト信号が内部回路14に供給される。そして、該テスト信号に基づいて内部回路14を動作させることにより、内部回路14が正常に動作するか否かが確認される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)モード検出回路12から出力されるLレベルの判定信号COの出力期間をカウントし、その出力期間に基づいて複数のテストモードを設定することができる。この場合も、半導体集積回路装置にはテスト端子を設ける必要がなく、パッケージの小型化が可能となる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記各実施形態において、モード検出回路12,22,32,42,44を所定の検出期間だけ動作させるように構成してもよい。具体的には、図14に示すように、モード検出回路12に動作電源を供給する電源経路の途中に期間判定回路61を設ける。期間判定回路61には、例えばカウンタが設けられ、そのカウンタによって、半導体集積回路装置10の起動後からの経過時間を計測し、所定期間(レジスタ62に設定されたカウント値)が経過するまで、モード検出回路12に動作電源を供給する。このように構成すると、モード検出回路12は、起動後の所定期間だけしか電流を消費しないので、消費電力を低減することができる。また、期間判定回路61にワンショット回路を設け、そのワンショット回路により、所定の期間だけ動作電源を供給するよう構成してもよい。
・上記各実施形態の半導体集積回路装置10,21,31,41,43には、1対の発振端子X0,X1が設けられていたが、図15のように2対の発振端子X0,X1,X2,X3(メインとサブの発振回路)が設けられている半導体集積回路装置71も実用化されている。この半導体集積回路装置71のように、2対以上の発振端子(複数の発振回路)が設けられる場合、各発振回路のそれぞれにモード検出回路12を設けて、テストモードを設定するよう構成してもよい。このようにすると、複数のテストモードを設定することができる。
・第1実施形態のモード検出回路12では、コンパレータ19を用いてLPF18の出力レベルを判定するものであったが、コンパレータ19に代えてA/Dコンバータで実際の電圧値を読み込むことで、LPF18の出力レベルを判定してもよい。
・第1実施形態のモード検出回路12において、LPF18及びコンパレータ19の代わりに、出力ノードN3のパルス幅を検出する回路を設け、そのパルス幅によってテストモードを検出する構成としてもよい。
・上記各実施形態の半導体集積回路装置10,21,31,41,43において、テスト端子を別途設けてもよい。この場合、テスト端子の入力信号と、上述した各発振端子X0,X1に供給する入力信号との信号レベルの組み合わせによって、設定可能なテストモードを増やすことができる。
・上記各実施形態において、各発振端子X0,X1に供給する入力信号のレベルによってテストモードを設定したとき、発振端子以外の別の外部端子への入力信号を制御することで、複数のテストモードの中から所定のモードを設定する構成としてもよい。
・上記各実施形態では、発振端子X0,X1の入力信号の信号レベルをモード検出回路で検出し、その検出結果によってテストモードを設定する構成であるが、これに限定されるものではない。例えば、モード検出回路12の検出結果によって、テストモード以外の別の動作モードに切り換える回路構成としてもよい。
・第1及び第2実施形態におけるモード検出回路12,22は、発振端子X0,X1に供給される同相の入力信号を検出する回路構成であればよく、各ゲート回路(インバータ回路16やノア回路17など)の論理を適宜変更してもよい。
・上記各実施形態では、各発振端子X0,X1の入力信号の信号レベルに基づいて、テストモードを設定するものであるが、これ以外に、入力信号のパルス幅(信号のデューティ比)に基づいてテストモードを設定する構成としてもよい。すなわち、テスト時には、通常時の入力信号(デューティ比が50%の信号)とは異なるデューティ比の入力信号をLSIテスタ20から供給し、そのデューティ比をモード検出回路で検出する。そして、そのデューティ比に応じた検出信号をモード検出回路からテスト回路に供給する。このように構成しても、半導体集積回路装置にテスト端子を設けることなくテストモードを設定することができる。
・上記各実施形態では、逆相の入力信号が供給される一対の外部端子として発振端子X0,X1に適用するものであったが、その発振端子以外に、逆相の通信信号が供給される一対の通信端子に適用してもよい。
上記各実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(付記1)一対の外部端子から供給される逆相の入力信号に基づいて第1機能の回路が動作する半導体集積回路装置であって、
前記一対の外部端子に同相の入力信号が供給されたこと検出して、前記第1機能とは異なる第2機能の回路を動作させるための検出信号を出力する検出回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
(付記2)外部端子として一対の発振端子と、該各発振端子から供給される逆相の発振信号に基づいて内部回路にクロックを供給する発振回路とを備えた半導体集積回路装置であって、
前記一対の発振端子に同相の入力信号が供給されたことを検出して、テストモードを設定するための検出信号を出力する検出回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
(付記3)外部端子として一対の発振端子と、該各発振端子から供給される逆相の発振信号に基づいて内部回路にクロックを供給する発振回路とを備えた半導体集積回路装置であって、
前記クロックの伝達経路を切り換えて前記発振信号よりも高周波のクロックを内部回路に供給するためのクロック切り換え回路と、
前記一対の発振端子に同相の入力信号が供給されたことを検出し、その検出結果に基づいて前記クロック切り換え回路を制御する検出回路と
を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
(付記4)外部端子として一対の発振端子と、該各発振端子から供給される逆相の発振信号に基づいて内部回路にクロックを供給する発振回路とを備えた半導体集積回路装置であって、
前記一対の発振端子のうちの少なくとも一方の端子に、前記発振信号に応じた振幅レベルの範囲外の信号レベルを持つ入力信号が供給されたことを検出して、テストモードを設定するための検出信号を出力する検出回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
(付記5)前記検出回路は、前記一対の発振端子に供給される各入力信号の信号レベルをそれぞれ独立して検出することを特徴とする付記4に記載の半導体集積回路装置。
(付記6)前記検出回路は、前記各発振端子に供給される入力信号について、前記振幅レベルの範囲外における複数の信号レベルを検出することを特徴とする付記4又は5に記載の半導体集積回路装置。
(付記7)複数対の外部端子と、該各外部端子に対応して複数の前記検出回路とを備えたことを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記8)前記外部端子として、テストモードを設定するためのテスト端子を備えたことを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記9)前記検出回路から出力される検出信号の出力期間をカウントするためのカウンタを含み、その出力期間に基づいて複数のテストモードの中から所定のテストモードを選択するテスト回路を備えたことを特徴とする付記1〜8のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記10)所定期間の経過を計測するためのカウンタを含み、その所定期間だけ動作電源を前記検出回路に供給する期間判定回路を備えたことを特徴とする付記1〜9のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記11)ワンショット回路を用いて所定期間だけ動作電源を前記検出回路に供給する期間判定回路を備えたことを特徴とする付記1〜9のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記12)前記所定期間を設定するためのレジスタを備えたことを特徴とする付記10又は11に記載の半導体集積回路装置。
(付記13)前記検出回路には、信号レベルを検出するためのコンパレータが設けられることを特徴とする付記1〜12のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記14)前記検出回路には、信号レベルを検出するためのA/Dコンバータが設けられることを特徴とする付記1〜12のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記15)前記検出回路には、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタとからなり、該各トランジスタの駆動能力比を調整したゲート回路が設けられることを特徴とする付記1〜12のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記16)前記検出回路には、パルス信号の信号レベルを平均化するためのローパスフィルタが設けられることを特徴とする付記1〜15のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記17)前記検出回路には、ノイズフィルタが設けられることを特徴とする付記1〜15のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記18)前記検出回路には、パルス信号のパルス幅を検出する回路が設けられることを特徴とする付記17に記載の半導体集積回路装置。
(付記19)前記発振端子以外の外部端子の信号レベルに基づいて、複数のテストモードの中から所定のモードを選択するテスト回路を備えたことを特徴とする付記1〜18のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記20)前記検出回路において、前記同相の入力信号を検出するための信号レベルとしては、高電位側のレベルと低電位側のレベルとのいずれか一方、もしくは両方のレベルであることを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
(付記21)外部端子として一対の発振端子と、該各発振端子から供給される逆相の発振信号に基づいて内部回路にクロックを供給する発振回路とを備えた半導体集積回路装置であって、
前記一対の発振端子に供給される入力信号のデューティ比を検出し、その検出結果に応じて、発振機能以外の別の機能の回路を動作させることを特徴とする半導体集積回路装置。
第1実施形態の半導体集積回路装置の概略構成図である。 通常時の動作波形図である。 テスト時の動作波形図である。 テスタの接続状態を示す説明図である。 第2実施形態の半導体集積回路装置の概略構成図である。 通常時の動作波形図である。 テスト時の動作波形図である。 第3実施形態の半導体集積回路装置の概略構成図である。 通常時の動作波形図である。 テスト時の動作波形図である。 第4実施形態の半導体集積回路装置の概略構成図である。 第5実施形態の半導体集積回路装置の概略構成図である。 第6実施形態のテスト回路の概略構成図である。 別例の半導体集積回路装置を示す説明図である。 別例の半導体集積回路装置を示す説明図である。 従来の半導体集積回路装置を示す説明図である。
符号の説明
10,21,31,41,43,71 半導体集積回路装置
11 発振回路
12,22,32,42,44 検出回路としてのモード検出回路
14 内部回路
23 クロック切り換え回路としてのスイッチ回路
51 テスト回路
52 カウンタ
61 期間判定回路
CO 検出信号としての判定信号
S1,S2 検出信号
X0,X1,X2,X3 発振端子

Claims (7)

  1. 外部端子として一対の発振端子と、該各発振端子から供給される逆相の発振信号に基づいて内部回路にクロックを供給する発振回路とを備えた半導体集積回路装置であって、
    前記一対の発振端子のうちの少なくとも一方の端子に、前記発振信号に応じた振幅レベルの範囲外の信号レベルを持つ入力信号が供給されたことを検出して、テストモードを設定するための検出信号を出力する検出回路を備え
    前記検出回路は、前記一対の発振端子に供給される各入力信号の信号レベルをそれぞれ独立して検出することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 外部端子として一対の発振端子と、該各発振端子から供給される逆相の発振信号に基づいて内部回路にクロックを供給する発振回路とを備えた半導体集積回路装置であって、
    前記一対の発振端子のうちの少なくとも一方の端子に、前記発振信号に応じた振幅レベルの範囲外の信号レベルを持つ入力信号が供給されたことを検出して、テストモードを設定するための検出信号を出力する検出回路を備え、
    前記検出回路は、前記各発振端子に供給される入力信号について、前記振幅レベルの範囲外における複数の信号レベルを検出することを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 前記検出回路は、前記各発振端子に供給される入力信号について、前記振幅レベルの範囲外における複数の信号レベルを検出することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  4. 複数対の外部端子と、該各外部端子に対応して複数の前記検出回路とを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記外部端子として、テストモードを設定するためのテスト端子を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記検出回路から出力される検出信号の出力期間をカウントするためのカウンタを含み、その出力期間に基づいて複数のテストモードの中から所定のテストモードを選択するテスト回路を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  7. 所定期間の経過を計測するためのカウンタを含み、その所定期間だけ動作電源を前記検出回路に供給する期間判定回路を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
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