JP2005057478A - 発振回路および半導体集積回路装置 - Google Patents

発振回路および半導体集積回路装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 外部部品として接続される水晶発振子またはRC回路に対応してクロック信号をより安定して発振することを可能とした発振回路を提供する。
【解決手段】 水晶発振子を用いてクロック信号を発振させるための水晶発振用回路と、RC回路を用いてクロック信号を発振させるためのRC発振用回路と、リセット信号の入力により外部部品の一方の端子を接地電位にする制御信号発生回路と、第1の信号を受信すると水晶発振用回路を水晶発振子と並列に接続し、第2の信号を受信するとRC発振用回路をRC回路の抵抗素子と並列に接続する切換スイッチと、リセット信号の入力により外部部品の他方の端子に接続され、外部部品に流れる電流が所定の値よりも小さい場合には第1の信号を切換スイッチに送信し、その電流が所定の値以上である場合には第2の信号を切換スイッチに送信する選択信号発生回路とを有する構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水晶発振子またはRC回路を用いてクロック信号を発振させるための発振回路、およびそれを備えた半導体集積回路装置に関する。
従来、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と称する)などの半導体集積回路装置(以下、「半導体デバイス」と称する)において、クロック信号を利用する回路にクロック信号を供給するために、半導体デバイスの外部部品として水晶発振子を使用する場合と、外部部品としてRC(抵抗素子およびコンデンサ素子)回路を使用する場合とがある。このように、発振器のタイプとして水晶発振子を使用した水晶発振器とRC回路を使用したRC発振器に大別できる。水晶発振器は、発振周波数精度が高いという利点があるが、高価な水晶発振子を外部部品として取り付ける必要があるため価格が高くなる。これに対して、RC発振器は、水晶発振子の代わりにRC回路を用いることで価格が安くなるが、発振周波数精度は低い。
各発振器には上述のような特徴があるため、半導体デバイスのユーザとしては使用する目的に応じて発振器を選択できることが望ましい。しかし、各発振器は発振原理が異なるため、発振器を動作可能にするためには専用の発振用回路が必要となる。この対応のためには、以下の2つの方法が考えられる。
第1の方法は、発振器の種類に対応した半導体デバイスを製造することである。この場合には、2品種製造する必要がある。
第2の方法は、各発振器に対応した発振用回路を1つの半導体デバイスに内蔵し、何らかの方法でどちらかの発振器を選択できるようにすることである。この場合、1品種製造するだけでよいことになる。
開発工数、開発期間、およびコスト等の面からは、開発製品の種類が少ない第2の方法が第1の方法よりも望ましい。第2の方法の場合で問題になるのが、どのようにして発振器を選択するかという点である。簡単な方法として、発振器の動作に必要な素子を接続するための接続端子を備え、その接続端子に接続された素子に応じて半導体デバイスが発振器を選択する構成が考えられる。
しかし、この方法では外部部品を接続するための2本の接続端子の他に、外部部品に対応して発振用回路を動作させる信号を入力するために接続端子がさらに1本必要になり、接続端子となるピンの数が少ないパッケージを使用する場合、この方法は望ましくない。そのため、使用する接続端子の数を必要最低限の2本に抑えて、2つの発振器のうち一方を選択できる方法が強く望まれる。その方法を実施するための発振回路の一例が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来の発振回路について説明する。
図9は従来の発振回路の一構成例を示す回路図である。
図9に示すように、発振回路は、外部部品として水晶発振子またはRC回路を接続するための接続端子10a、10bと、水晶発振子を動作させる水晶発振用回路12と、RC回路を用いてクロック信号を発振するためのRC発振用回路18と、制御信号を出力する制御信号用トランジスタ(Tr−A)14と、外部部品の違いに対応して発振用回路を選択するための信号である発振器選択信号を出力するコンパレータ16とを有する。また、コンパレータ16から出力される発振器選択信号に対応して、水晶発振用回路12またはRC発振用回路18を接続端子10a、10bに接続するためのゲート71〜74およびインバータ75を備えている。なお、以下では、接続端子10aおよび10bに接続されるRC回路の抵抗素子を外付け抵抗素子と称する。
コンパレータ16には、制御信号用トランジスタ14のドレイン電極と接続端子10aとが接続された点の電位が入力電位V1として入力される。この入力電位V1の値は、外部部品が水晶発振子の場合とRC回路の場合とで異なる。
コンパレータ16は、入力電位V1が予め設定された電圧である基準電圧SVに比べて大きいか否かを判定し、入力電位V1の方が小さければ「Highレベル(H)」の発振器選択信号を出力し、反対に入力電位V1の方が大きければ「Lowレベル(L)」の発振器選択信号を出力する。コンパレータ16から出力された発振器選択信号が「H」であると、ゲート71および72がオンして水晶発振用回路12を接続端子10a、10bに接続させる。コンパレータ16から出力された発振器選択信号が「L」であると、発振器選択信号がインバータ75を経由することで、「H」の信号がゲート73および74に入力される。そして、ゲート73および74がオンしてRC発振用回路18を接続端子10a、10bに接続させる。
制御信号用トランジスタ14のON抵抗値をRn、外付け抵抗素子の抵抗値をRb、水晶発振用回路12のフィードバック抵抗RAの抵抗値をRaとすると、抵抗値Rn、RbおよびRaの関係は一般的にRn<<Rb<Raとなる。
次に、上記構成の発振回路の動作について説明する。なお、以下では、図9に示したRC発振用回路18およびゲート71〜74の構成は同様であるため、図に示すことを省略する。
図10(a)は、水晶発振器を動作させるために外部部品として水晶発振子を接続した場合の発振回路の動作を説明するための図である。
図10(a)に示すように、外部部品として水晶発振子Qを接続端子10a、10bに接続して、制御信号用トランジスタ14をオンすると、Rn<<Raの関係から図8に示すコンパレータ16への入力電位V1は接地電位GND(以下、単にGNDと称する)レベルと同等で、基準電圧SVより小さくなる。そのため、コンパレータ16から出力される発振器選択信号は「H」となる。ゲート71、72は、発振器選択信号「H」を受信するとオンして水晶発振用回路12を接続端子10a、10bに接続させ、水晶発振用回路12が動作する。
図10(b)は、RC発振器を動作させるために外部部品としてRC回路を接続した場合の発振回路の動作を説明するための図である。
図10(b)に示すように、外部部品としてRC回路の外付け抵抗素子RBを接続端子10a、10bに接続する。また、コンデンサCの一方の端子を接続端子10aに接続し、その他方の端子をGNDに接続する。その後、制御信号用トランジスタ14をオンさせると、Rn<<Rbの関係から入力電位V1はGNDレベルに近くなるが、Rb<Raであるため外付け抵抗素子RBに電流パスが生じ、水晶発振子Qを外部部品として接続した場合に比べて入力電位V1の値は基準電圧SVよりも大きくなる。そのため、コンパレータ16から出力される発振器選択信号は「L」になる。ゲート73、74は、インバータ75を経由した信号を受信するとオンして、RC発振用回路18を接続端子10a、10bに接続させ、RC発振用回路18が動作する。
このようにして、外部部品として水晶発振子Qを接続した場合とRC回路を接続した場合とでコンパレータ16からの発振器選択信号が異なるように基準電圧SVを設定することで、各発振器の選択が可能となる。
特開平1−261007号公報
外部部品の違いによるコンパレータへの入力電位の違いは、半導体デバイスへの外部部品の実装レベルにおける電位誤差を考慮すると非常に小さい。その上、どちらの場合の入力電位もGNDレベル近辺であるため、わずかな入力電位のずれで間違った発振器選択信号がコンパレータから出力されてしまうおそれがあった。
また、従来技術の判定方法では、外付け抵抗素子の抵抗値も考慮する必要があり、ユーザが任意の外付け抵抗素子を使用することできないという問題があった。以下、一般的な外付け抵抗素子の抵抗値Rbを例に挙げてコンパレータ入力電位の値を説明する。なお、制御信号用トランジスタ14のON抵抗値Rnは数kΩであり、水晶発振用回路12のフィードバック抵抗の抵抗値Raは数MΩである。また、比較のために外部部品として水晶発振子を接続した場合の入力電位の値を示す。さらに、コンデンサCは容量値が一定であるものとする。
表1は、Rnを5kΩ、Rbを500kΩ、Raを5000kΩとした場合のコンパレータ入力電位と、水晶発振子を接続した場合のコンパレータ入力電位とを示している。
Figure 2005057478
表1に示すように、動作電圧を5Vにしても、入力電位の差は50−5=45mVである。
次に、外付け抵抗素子のRbを小さくした場合について説明する。表2は、Rnを5kΩ、Raを5000kΩとし、Rbを200kΩとした場合のコンパレータ入力電位と、水晶発振子を接続した場合のコンパレータ入力電位とを示している。
Figure 2005057478
表2に示すように、動作電圧5Vの場合で、入力電位の差は、122−5=117mVとなり、外付け抵抗素子の抵抗値Rbが500kΩの場合よりも2倍以上大きくなる。
次に、外付け抵抗素子のRbをさらに小さくした場合について説明する。表3は、Rnを5kΩ、Raを5000kΩとし、Rbを100kΩとした場合のコンパレータ入力電位と、水晶発振子を接続した場合のコンパレータ入力電位とを示している。
Figure 2005057478
表3に示すように、動作電圧5Vの場合で、入力電位の差は、238−5=233mVとなり、外付け抵抗素子の抵抗値Rbが500kΩの場合よりも5倍以上大きくなり、Rbが200kΩの場合の約2倍になる。
上記表1〜3に示したように、外付け抵抗素子の抵抗値が小さくなるほど入力電位の差は大きくなる。このことから、コンパレータでの判定をより容易にするには外付け抵抗素子の抵抗値を小さくすればよいが、水晶発振用回路12内のインバータ20の閾値電圧の関係上、以下に示す理由からある値よりも小さくすることができない。
図11は外部部品としてRC回路を接続した場合について、コンパレータ16の入力電位を説明するための図である。
外付け抵抗素子RBの抵抗値が小さく、入力電位V1の電圧を大きくしすぎてインバータ20の閾値電圧を越えてしまうと、インバータ20の出力信号が「L」となる。その結果、入力電位V1の電圧がほぼGNDレベルになり、コンパレータ16からの発振器選択信号が「H」になる。このようにして、外部部品としてRC回路を接続しているにもかかわらず、水晶発振用回路12を動作させるための発振器選択信号がコンパレータ16から出力されてしまう。そのため、RC回路を接続した場合、入力電位V1がインバータ20の閾値電圧を越えないようにしなければならない。
上述のことから発振回路に実装する外付け抵抗素子RBの抵抗値に下限を設けるとともに、コンパレータ16の基準電圧が以下に示す3つの条件を満たす必要がある。
図12はコンパレータの基準電圧の設定条件を示すグラフである。縦軸は電圧である。
図12に示すように、第1の条件として、基準電圧Vbはインバータ20の閾値電圧V20よりも小さい。第2の条件として、基準電圧Vbは外付け抵抗素子を接続した際に発生するコンパレータ16への入力電位Vrよりも小さい。第3の条件として、基準電圧Vbは水晶発振子を接続した際に発生するコンパレータ16への入力電位Vqよりも大きい。
また、半導体デバイス内部の電圧は、チップシュリンク、消費電流削減、およびノイズ低減などの目的のため低電圧化する傾向にある。そのため、GNDとインバータ20の閾値電圧V20とが狭まる傾向にあり、基準電圧の設定精度がますます要求され、種々の規格の外部部品を半導体デバイスに実装することがさらに難しくなる。
ここで、基準電圧の設定値についての一例を示す。表4は外部部品として水晶発振子またはRC回路を接続した場合の動作電圧に対する入力電位の範囲を示す一例である。なお、基準電圧の設定値は外付け抵抗素子の抵抗値を最適化した値(インバータ20の閾値電圧を越えない最大値)である。また、「2値の電圧範囲」とは図9に示す入力電位V1の範囲をいう。インバータ20の閾値電圧を(動作電圧/2)±10%とする。
Figure 2005057478
表4に示すように、動作電圧が5Vのとき、インバータ20の閾値電圧が2.5V±0.25Vとなり、2値の電圧範囲はGNDレベル(≒0V)からインバータ20の閾値電圧の最小値2.25Vまでとなる。そして、基準電圧の設定値は2値の電圧範囲の中心をとって1.125Vとなり、設定値の誤差は±数%となる。他の動作電圧についても同様である。
表4に示した例のように2値の電圧範囲を大きくするには、外付け抵抗素子の抵抗値を最適化した値に近づけなければならない。また、外付け抵抗素子の抵抗値を最適化して2値の電圧範囲を大きくしても、基準電圧はその範囲の所定の電圧でなければならない。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、外部部品として接続される水晶発振子またはRC回路に対応してクロック信号をより安定して発振することを可能とした発振回路、およびそれを備えた半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の発振回路は、外部部品として、抵抗素子およびコンデンサ素子からなるRC回路、または水晶発振子が接続され、該RC回路または該水晶発振子を用いてクロック信号を発振させるための発振回路であって、
前記水晶発振子を用いてクロック信号を発振させるための、該水晶発振子と並列接続される水晶発振用回路と、
前記RC回路を用いてクロック信号を発振させるための、前記抵抗素子と並列接続されるRC発振用回路と、
リセット信号の入力により前記外部部品の一方の端子を接地電位にする制御信号発生回路と、
前記水晶発振用回路を動作させるための選択信号となる第1の信号を受信すると該水晶発振用回路を前記水晶発振子と並列に接続し、前記RC発振用回路を動作させるための選択信号となる第2の信号を受信すると該RC発振用回路を前記抵抗素子と並列に接続する切換スイッチと、
前記リセット信号の入力により前記外部部品の他方の端子に接続され、前記外部部品に流れる電流が所定の値よりも小さい場合には前記第1の信号を前記切換スイッチに送信し、該電流が該所定の値以上である場合には前記第2の信号を前記切換スイッチに送信する選択信号発生回路と、
を有する構成である。
本発明では、リセット信号の入力により外部部品の一方が接地電位になり、他方が選択信号発生回路に接続されるため、選択信号発生回路から外部部品を介して接地電位までの電流経路が形成される。外部部品が水晶発振子であれば、外部部品にほとんど電流が流れないため電流が所定の値よりも小さくなり選択信号発生回路が第1の信号を切換スイッチに送信し、切換スイッチは第1の信号を受信すると水晶発振用回路を水晶発振子と並列に接続し、水晶発振器が動作可能となる。一方、外部部品がRC回路であれば、抵抗素子に流れる電流が所定の値以上となるため選択信号発生回路が第2の信号を切換スイッチに送信し、切換スイッチは第2の信号を受信するとRC発振用回路を抵抗素子と並列に接続し、RC発振器が動作可能となる。
また、上記本発明の発振回路において、前記選択信号発生回路は、
ドレイン電極に電源電位が印加され、ソース電極が前記外部部品の他方に接続され、ゲート電極が該ソース電極に接続された第1のトランジスタと、
ドレイン電極に前記電源電位が印加され、ソース電極が前記切換スイッチに接続され、ゲート電極が前記第1のトランジスタのゲート電極に接続された第2のトランジスタと、
ドレイン電極が前記第2のトランジスタのソース電極に接続され、ソース電極が前記接地電位に接続され、オンするための電圧となる基準電圧がゲート電極に印加された第3のトランジスタと、
を有することとしてもよい。
本発明では、外部部品が水晶発振子であると、水晶発振子は電気的には極めて大きい抵抗となるため、第1のトランジスタに電流パスが生じない。そのため第2のトランジスタのソース電極の電位はON状態の第3のトランジスタに引っ張られて接地電位側に近い電位となり、選択信号発生回路は接地電位に近い電位の第1の信号を切換スイッチに送信する。一方、外部部品がRC回路であると、抵抗素子は水晶発振子に比べて抵抗値が小さいため、第1のトランジスタに電流パスが生じる。第1のトランジスタに電流パスが生じると、第2のトランジスタは第1のトランジスタと同じ値の電流を流そうとする。そのため、第3のトランジスタのドレイン電極の電位は第2のトランジスタに引っ張られ電源電位側に近い電位となり、選択信号発生回路は電源電位に近い電位の第2の信号を切換スイッチに送信する。
また、上記本発明の発振回路において、前記基準電圧は前記第3のトランジスタの閾値電圧以上の値であることとしてもよい。
本発明では、第3のトランジスタのゲート電極に印加される基準電圧が閾値電圧以上であればよいため、従来よりも基準電圧の設定マージンが向上する。
また、上記本発明の発振回路において、前記選択信号発生回路と前記切換スイッチとの間に前記選択信号を保持するためのラッチ回路を備えたこととしてもよい。
本発明では、選択信号発生回路と切換スイッチとの間に選択信号を保持するためのラッチ回路を設けているので、リセット信号がオフしても、ラッチ回路から出力される選択信号により切換スイッチが動作して、外部部品に対応した発振器が動作可能となる。
また、上記本発明の発振回路において、前記クロック信号を利用する回路であるクロック信号利用回路の動作に対して該クロック信号が安定するまで待機時間を設けるためのタイマを備えたこととしてもよい。
本発明では、水晶発振子を用いた水晶発振器、またはRC回路を用いたRC発振器が動作を開始した後、クロック信号が安定するまでクロック信号利用回路を動作させないようにするため、クロック信号利用回路の誤動作の発生が抑制される。
また、上記本発明の発振回路において、前記タイマは、
前記外部部品が前記水晶発振子と前記RC回路とで異なる待機時間の設定カウント値が格納され、受信した選択信号に対応して該設定カウント値を特定するタイマ設定回路と、
前記クロック信号のカウント数を求めるカウンタと、
前記カウント数と前記設定カウント値とが一致するか否かを調べ、該設定カウント値と該カウント数とが一致すると、前記クロック信号利用回路に動作を開始させるための信号を送信する比較器と、
を有することとしてもよい。
本発明では、タイマ設定回路は水晶発振子を用いた水晶発振器とRC回路を用いたRC発振器とで異なる設定カウント値のうち受信した選択信号に対応して設定カウント値を特定し、比較器は、特定された設定カウント値とカウント数とを比較し、発振器が安定する待機時間になると設定カウント値とカウント数とが一致するため、クロック信号利用回路に動作を開始させるための信号を送信する。
さらに、上記本発明の発振回路において、前記設定カウント値は、
前記選択信号が前記第1の信号である場合の方が前記選択信号が前記第2の信号である場合よりも大きいこととしてもよい。
本発明では、RC回路を用いたRC発振器に比べて水晶発振子を用いた水晶発振器の方が発振波形が安定するまでの時間を長く必要とするため、設定カウント値についてRC発振器の場合に比べて水晶発振器の場合の方を長くすることで、RC発振器の場合に余分な待機時間を設ける必要がない。
一方、上記目的を達成するための本発明の半導体集積回路装置は、上記いずれかの発振回路と、
前記外部部品を接続するための接続端子と、
を備えた構成である。
本発明では、上記いずれかの発振回路と、外部部品を接続するための接続端子とを備えているため、外部部品に対応した発振器が安定に動作し、半導体集積回路装置内でクロック信号利用回路について、誤動作の発生がより抑制される。
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
本発明では、発振器を選択するための基準電圧の設定マージンが大きくなるため、基準電圧の設定が容易になり、発振回路の誤動作の発生がより低減する。
また、半導体デバイスの動作電圧と基準電圧範囲の関係について、従来では動作電圧が低電圧化すると実装が困難になるのに対し、本発明では基準電圧の範囲が広いため、動作電圧の低電圧化にも対応可能である。
本発明の発振回路は、外部部品として水晶発振子およびRC回路のうちいずれが接続されているかを電流パスが有るか無いかで判定可能としたことを特徴とする。
本発明の発振回路の構成について説明する。なお、従来と同様の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図1は本発明の発振回路の一構成例を示す回路図である。
図1に示すように発振回路は、発振用回路を選択するためのリセット信号を発生する制御信号発生回路1と、発振器を動作させるための発振動作回路2と、リセット信号により発振用回路を選択するための信号である発振器選択信号を発生する選択信号発生回路3とを有する構成である。
制御信号発生回路1は、従来技術の回路構成と同様に、電流パスを形成するために必要な制御信号用トランジスタ14を備えている。
発振動作回路2は、水晶発振子用いて水晶発振器を動作させてクロック信号を発振させるための水晶発振用回路12と、RC回路を用いてRC発振器を動作させてクロック信号を発振させるためのRC発振用回路18と、水晶発振用回路12またはRC発振用回路18を接続端子10a、10bに接続するための切換スイッチ30、31と、水晶発振用回路12およびRC発振用回路18を回路から分離するためのスイッチ32、33とを有する。スイッチ32、33を備えるのは、水晶発振用回路12のインバータからの出力信号が選択信号発生回路3の動作を妨げないようにし、かつフィードバック抵抗経由で電流パスを生じさせないためである。
切換スイッチ30、31は、選択信号用配線36を介して選択信号発生回路3に接続されている。選択信号発生回路3から選択信号用配線36を介して発振器選択信号「L」を受信すると水晶発振用回路12を接続端子10a、10bに接続し、発振器選択信号「H」を受信するとRC発振用回路18を接続端子10a、10bに接続する。
選択信号発生回路3は、リセット信号入力期間中に発振動作回路2と接続するためのスイッチ38と、発振器選択信号を発生するための第1のトランジスタ21、第2のトランジスタ22および第3のトランジスタ23とを備えている。本実施例では、第1のトランジスタ21〜第3のトランジスタ23はNch−Tr(トランジスタ)である。
第1のトランジスタ21は、ソース電極がスイッチ38に接続され、ドレイン電極に電源電位VDD(以下、単にVDDと称する)が印加されている。第2のトランジスタ22は、ドレイン電極にVDDが印加され、ソース電極が第3のトランジスタのドレイン電極および選択信号用配線36に接続されている。第1のトランジスタ21および第2のトランジスタ22のゲート電極は第1のトランジスタ21のソース電極に接続されている。第3のトランジスタ23のソース電極はGNDに接続されている。そして、第3のトランジスタ23のゲート電極には基準電圧が印加される。
なお、第1のトランジスタ21および第2のトランジスタ22は第3のトランジスタ23に比べて駆動能力が大きい。本実施例では、トランジスタ内でチャネルの流れる活性領域の幅を大きくすることで、駆動能力を大きくしている。
接続端子10a、10bに水晶発振子が接続されると、水晶発振子は電気的にはLCR(コイル、コンデンサおよび抵抗)が直列に接続された場合と等価であり抵抗値の極めて大きい抵抗となるため、選択信号発生回路3の第1のトランジスタ21に電流パスがほとんど生じない。そのため電位V3はON状態の第3のトランジスタ23に引っ張られGND側に近い電位となり、選択信号発生回路3は発振器選択信号「L」を選択信号用配線36を介して切換スイッチ30、31に送信する。
一方、接続端子10a、10bに外付け抵抗素子が接続され、接続端子10aとGNDとの間にコンデンサCが接続されると、外付け抵抗素子は水晶発振子に比べて抵抗値が小さいため、選択信号発生回路3の第1のトランジスタ21に電流パスが生じ、所定の値以上の電流が流れる。第1のトランジスタ21に電流パスが生じると、第2のトランジスタ22は第1のトランジスタ21と同じ値の電流を流そうとする。そのため、電位V3は第2のトランジスタ22に引っ張られVDD側に近い電位となり、選択信号発生回路3は発振器選択信号「H」を選択信号用配線36を介して切換スイッチ30、31に送信する。
このようにして、選択信号発生回路3は、外部部品が水晶発振子であるかRC回路であるかの違いにより、GNDレベルの発振器選択信号「L」、またはVDDレベルの発振器選択信号「H」を発生させる。
次に、水晶発振器を動作させるために外部部品として水晶発振子を接続した場合の上記発振回路の動作手順を説明する。
図2(a)はリセット信号入力時の発振回路の状態を示す模式図であり、図2(b)は発振回路の動作手順を示すタイミングチャートである。また、図3(a)は水晶発振子を接続した場合の発振回路の動作を示す模式図である。なお、以下では、図1に示したRC発振用回路18および切換スイッチ30、31の構成は同様であるため、図に示すことを省略する。
外部部品として水晶発振子Qを接続端子10a、10bに接続した後、図2(a)および(b)に示すように、操作者の操作によりリセット信号が入力されると、接続端子10bと選択信号発生回路3とを接続するための信号Dがアクティブになり、信号Dで制御されるスイッチ38がオンして第1のトランジスタ21のソース電極が接続端子10bと接続される。接続端子10a、10bに発振用回路を接続するための信号Bがインアクティブになり、信号Bで制御されるスイッチ32、33がオフして発振用回路を接続端子10a、10bから切り離す。そして、電流パスをつくるために、制御信号用トランジスタ14がオンして接続端子10aがGNDに近いレベルの電位になる。なお、図2(b)に示す信号Bは図1に示した回路図の場合を示している。
外部部品として水晶発振子Qが接続されており、水晶発振子Qは抵抗値の極めて大きい抵抗であるため、VDD→水晶発振子Q→GNDの経路に電流パスが生じない。そのため、図3(a)に示すように、選択信号発生回路3の電位V3はON状態の第3のトランジスタ23に引っ張られGND側に近い電位となり、選択信号発生回路3は発振器選択信号「L」を選択信号用配線36を介して切換スイッチ30、31に送信する。切換スイッチ30、31は、選択信号発生回路3から発振器選択信号「L」を受信すると水晶発振用回路12を接続端子10a、10bに接続する。
次に、RC発振器を動作させるために外部部品としてRC回路を接続した場合の上記発振回路の動作手順を説明する。
図3(b)はRC回路を接続した場合の発振回路の動作を示す模式図である。
外部部品としてRC回路の外付け抵抗素子RBを接続端子10a、10bに接続する。また、コンデンサCの一方の端子を接続端子10aに接続し、その他方の端子をGNDに接続する。その後、操作者の操作によりリセット信号が入力されると、水晶発振子Qを接続した場合と同様にして、信号Dで制御されるスイッチ38がオンして第1のトランジスタ21のソース電極と接続端子10bとを接続し、信号Bで制御されるスイッチ32、33がオフして発振用回路を接続端子10a、10bから切り離す。そして、電流パスをつくるために、制御信号用トランジスタ14がオンして接続端子10aがGNDに近いレベルの電位になる。
外部部品としてRC回路が接続されているため、図3(b)に示すように、VDD→外付け抵抗素子RB→GNDの経路に電流パスが生じ、選択信号発生回路3の電位V3がVDDに近い電位に引き上げられる。その結果、選択信号発生回路3は発振器選択信号「H」を選択信号用配線36を介して切換スイッチ30、31に送信する。切換スイッチ30、31は、選択信号発生回路3から発振器選択信号「H」を受信するとRC発振用回路18を接続端子10a、10bに接続する。
次に、基準電圧の値について従来の場合と本発明の場合で比較した結果について説明する。
表5は半導体デバイスの動作電圧に対する、基準電圧の範囲例を示す表である。表5には比較のために従来の基準電圧の設定値を示す。
Figure 2005057478
表5に示すように、従来の基準電圧の設定値は範囲が狭いのに対し、本発明における基準電圧の設定値は第3のトランジスタ23の閾値電圧より大きければよいことがわかる。
従来では、基準電圧が水晶発振用回路のインバータの閾値電圧より小さいこと、外付け抵抗素子を接続した際に発生する電圧より小さいこと、および、水晶発振子を接続した際に発生する電圧より大きいことの3つ条件を満たす必要があるのに対して、本発明では、上述のようにして、基準電圧を第3のトランジスタ23の閾値電圧以上の値に設定すればよい。
本発明では、上述のことから、発振回路の選択信号発生回路3に印加する基準電圧の設定マージンが大きくなるため、基準電圧の設定が容易になり、発振回路の誤動作の発生がより低減する。
また、半導体デバイスの動作電圧と基準電圧の範囲の関係について、従来では動作電圧が低電圧化すると実装が困難になるのに対し、本発明では基準電圧の範囲が広いため、動作電圧の低電圧化にも対応可能である。
また、外部部品が水晶発振子とRC回路のうちいずれであるかを判定させる際、水晶発振用回路のインバータを回路から切断しているため、インバータの閾値電圧を考慮する必要がない。
また、従来、RC回路の外付け抵抗素子の抵抗値により変化する電位をモニタして基準電圧と比較して発振器選択信号を決定していたため、使用可能な外付け抵抗素子の抵抗値の範囲が決められていた。本発明では、外部部品に電流パスが生じるか否かで発振器選択信号が決まり、発振器選択信号の決定に外付け抵抗素子の抵抗値の影響を受けないため、外付け抵抗素子の抵抗の範囲が従来よりも広くなる。
さらに、発振器選択信号の出力レベルが外付け抵抗素子の抵抗値によらずVDDレベルまたはGNDレベルであるため、誤動作の発生がより低減する。
本実施例は、実施例1のようにして発振器を選択した後、発振器の動作が安定するまでの間、発振器のクロック信号を利用する回路であるクロック信号利用回路を待機させるためのタイマを設けている。このタイマは、選択信号発生回路3からの発振器選択信号により発振器が動作を開始した後、発振器が安定するまでの待機時間を計測し、その待機時間の後に、動作を開始させるための信号である動作許可信号をクロック信号利用回路に送信するものである。
本実施例の発振回路の構成について説明する。
図4(a)は本実施例の発振回路の構成を示す回路図である。
図4(a)に示すように、発振回路は、図1に示した回路に上記タイマの一例としてインターバルタイマ40を備えた構成である。インターバルタイマ40は、選択信号用配線36から分岐したタイマ用配線37に接続されている。インターバルタイマ40は、発振器選択信号をタイマ用配線37を介して受信すると、発振器選択信号に対応して発振器が安定するまでの待機時間を計測した後、動作許可信号をクロック信号利用回路に送信する。なお、クロック信号利用回路は半導体デバイス内にあってもよいし、外部にあってもよい。
図4(b)はインターバルタイマの一構成例を示すブロック図である。
図4(b)に示すように、インターバルタイマ40は、発振器毎に異なる待機時間である設定カウント値を保存するタイマ設定回路42と、発振器から受信するタイマ用クロック信号のカウント数を求めるカウンタ44と、カウント数と設定カウント値とが一致するか否かを調べる比較器46とを有する。なお、実施例1で説明したようにして選択信号発生回路3が発振器選択信号を送信して切換スイッチ30、31が動作した後、選択された発振器が動作を開始して上記タイマ用クロック信号をインターバルタイマ40に送信している。インターバルタイマ40はタイマ用クロック信号を発振器が安定するまでの待機時間を計測するために利用しているが、予め待機時間を大きめに見積もっておくことで、このタイマ用クロック信号の発振波形は必ずしも安定していなくてもよい。
タイマ設定回路42はRC発振器および水晶発振器の各設定カウント値を予め格納している。発振器選択信号を受信した発振器選択信号が「H」であると、RC発振器の設定カウント値を比較器46に送出し、発振器選択信号が「L」であると、水晶発振器の設定カウント値を比較器46に送出する。なお、タイマ用配線37を介して受信する発振器選択信号は設定カウント値を選択するための設定値選択信号となる。
比較器46は、タイマ設定回路42から受信した設定カウント値とカウンタ44から受信したカウント数とが一致するか否かを調べ、設定カウント値とカウント数とが一致すると動作許可信号をクロック信号利用回路に送信する。
次に、上記構成のインターバルタイマ40の動作について説明する。
図5(a)は本実施例の動作を示す模式図であり、図5(b)はインターバルタイマの動作を説明するための図である。なお、タイマ設定回路44はRC発振器の設定カウント値「10」と水晶発振器の設定カウント値「1000」を予め格納している。
タイマ設定回路44は、選択信号発生回路3からタイマ用配線37を介して受け取った設定値選択信号が「L」の場合には設定カウント値として「1000」を比較器46に送出し、設定値選択信号が「H」の場合には設定カウント値として「10」を比較器46に送出する。また、カウンタ44はタイマ用クロック信号を受信する毎にカウント数を増やしてカウント数を比較器46に送出する。
図5(a)および(b)に示すように、比較器46はカウント数と設定カウント値とを比較する。設定値選択信号が「H」の場合には、カウント数が10になると、カウント数と設定カウント値とが一致することになる。そのため、模式的に示したタイマ設定値と発振安定確保用タイマとが一致し、比較器46は動作許可信号をクロック信号利用回路に送信する。一方、設定値選択信号が「L」の場合には、カウント数が1000になると、カウント数と設定カウント値とが一致することになる。そのため、模式的に示したタイマ設定値と発振安定確保用タイマとが一致し、比較器46は動作許可信号をクロック信号利用回路に送信する。
本実施例では、発振波形が十分安定するまでクロック信号利用回路を待機させ、発振波形が十分に安定してからクロック信号利用回路を動作させるために、上述のようにして、タイマにより待機時間を計測し、待機時間になるとクロック信号利用回路に動作を開始させている。そのため、発振波形の不安定なクロック信号がクロック信号利用回路に入力されることを防ぎ、半導体デバイスの誤動作がより抑制される。
一般的に、水晶発振器の方がRC発振器に比べて発振成長が遅く、安定するまでの時間が長いことが知られている。そのため、上述のようにして、水晶発振器を選択する場合には待機時間を長くし、RC発振器を選択する場合には待機時間を短くすることで、RC発振器を選択したときに余分な待機時間を設ける必要がなく、クロック信号利用回路を含む半導体デバイスの動作開始までの時間を最適化できる。
本実施例は、実施例1で示した構成にラッチ回路を設け、発振器選択信号を保持するようにしたものである。
図6は本実施例の発振回路の構成を示す回路図である。
図6に示すように、発振回路は、発振器選択信号を保持するためのラッチ回路48を実施例1の回路に備えた構成である。ラッチ回路48は、図1に示した選択信号発生回路3と切換スイッチ30、31との間に設けられている。切換スイッチ30、31はラッチ回路48から出力される発振器選択信号により動作し、発振器選択信号に対応して水晶発振用回路12またはRC発振用回路18を接続端子10a、10bに接続する。
本実施例では、選択信号発生回路3が発振器選択信号をラッチ回路48に送信した後、リセット信号がオフしても、ラッチ回路48が発振器選択信号を保持しているため、切換スイッチ30、31が動作可能となり、発振器が選択される。そのため、ラッチ回路48が発振器選択信号を受信するまでリセット信号がオンしていればよく、切換スイッチ30、31の動作タイミングとリセット信号をオフにするタイミングとを厳しく設定する必要がないため、回路設計の手間が軽減される。
本実施例は、実施例2のタイマおよび実施例3のラッチ回路を実施例1に適用したものである。
本実施例の発振回路の構成について説明する。なお、実施例1〜実施例3の構成と同様の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7は本実施例の発振回路の構成を示す模式図である。
図7に示すように、発振回路は、図6に示した回路にインターバルタイマ40を備えた構成である。インターバルタイマ40は、ラッチ回路48に接続された選択信号配線36から分岐したタイマ用配線37に接続されている。ラッチ回路48は、保持した発振器選択信号を選択信号用配線36を介して切換スイッチ30、31に送信し、設定値選択信号をタイマ用配線37を介してインターバルタイマ40に送信する。
本実施例では、選択信号発生回路3が発振器選択信号をラッチ回路48に送信した後、リセット信号がオフしても、ラッチ回路48が発振器選択信号を保持しているため、切換スイッチ30、31が動作可能となるだけでなく、タイマにより待機時間を設けることで、安定した出力波形のクロック信号が半導体デバイスに供給される。そのため、半導体デバイスの誤動作がさらに抑制される。
本実施例は、実施例1〜実施例4のうちいずれかの発振回路を半導体デバイスに適用したものである。半導体デバイスの一種としてマイコンについて、例えば、特開2000−112921号公報に開示されている。
実施例1〜実施例4のうちいずれかの発振回路を備えたマイコンの構成について説明する。なお、マイコンの構成は、上記特開2000−112921号公報に開示されているため、その詳細な説明を省略する。
図8はマイコンの一構成例を示すブロック図である。
図8に示すマイコン50は、上記発振回路を含んだ発振器52と、CPU(Central Processing Unit)を含むロジック部54と、プログラムやデータを格納するためのメモリ部56と、外部装置とのデータの送受信をするためのI/O部58とを有する。ロジック部54は上記クロック信号利用回路となる。
本実施例のように、実施例1〜実施例4のうちいずれかの発振回路をマイコン50の発振器52に適用することで、ロジック部54の誤動作の発生がより抑制される。
本発明の発振回路の一構成例を示す回路図である。 本発明の発振回路の動作手順を説明するための図である。 水晶発振子/RC回路接続時の動作を示す模式図である。 実施例2の構成を示す回路図である。 実施例2の動作を説明するための模式図である。 実施例3の構成を示す回路図である。 実施例4の構成を説明するための模式図である。 実施例5の構成を示すブロック図である。 従来の発振回路の一構成例を示す回路図である。 図9に示した発振回路の動作を説明するための模式図である。 図9に示した発振回路における外付け抵抗素子とコンパレータ入力電位との関係を説明するための図である。 図9に示した発振回路の基準電圧設定条件を示すグラフである。
符号の説明
1 制御信号発生回路
2 発振動作回路
3 選択信号発生回路
10a、10b 接続端子
12 水晶発振用回路
14 制御信号用トランジスタ
16 コンパレータ
18 RC発振用回路
20、75 インバータ
21 第1のトランジスタ
22 第2のトランジスタ
23 第3のトランジスタ
30、31 切換スイッチ
32、33、38 スイッチ
36 選択信号用配線
37 タイマ用配線
40 インターバルタイマ
42 タイマ設定回路
44 カウンタ
46 比較器
48 ラッチ回路
50 マイクロコンピュータ(マイコン)
52 発振器
54 ロジック部
56 メモリ部
58 I/O部
71、72、73、74 ゲート
C コンデンサ
Q 水晶発振子
RA フィードバック抵抗
RB 外付け抵抗素子

Claims (8)

  1. 外部部品として、抵抗素子およびコンデンサ素子からなるRC回路、または水晶発振子が接続され、該RC回路または該水晶発振子を用いてクロック信号を発振させるための発振回路であって、
    前記水晶発振子を用いてクロック信号を発振させるための、該水晶発振子と並列接続される水晶発振用回路と、
    前記RC回路を用いてクロック信号を発振させるための、前記抵抗素子と並列接続されるRC発振用回路と、
    リセット信号の入力により前記外部部品の一方の端子を接地電位にする制御信号発生回路と、
    前記水晶発振用回路を動作させるための選択信号となる第1の信号を受信すると該水晶発振用回路を前記水晶発振子と並列に接続し、前記RC発振用回路を動作させるための選択信号となる第2の信号を受信すると該RC発振用回路を前記抵抗素子と並列に接続する切換スイッチと、
    前記リセット信号の入力により前記外部部品の他方の端子に接続され、前記外部部品に流れる電流が所定の値よりも小さい場合には前記第1の信号を前記切換スイッチに送信し、該電流が該所定の値以上である場合には前記第2の信号を前記切換スイッチに送信する選択信号発生回路と、
    を有する発振回路。
  2. 前記選択信号発生回路は、
    ドレイン電極に電源電位が印加され、ソース電極が前記外部部品の他方に接続され、ゲート電極が該ソース電極に接続された第1のトランジスタと、
    ドレイン電極に前記電源電位が印加され、ソース電極が前記切換スイッチに接続され、ゲート電極が前記第1のトランジスタのゲート電極に接続された第2のトランジスタと、
    ドレイン電極が前記第2のトランジスタのソース電極に接続され、ソース電極が前記接地電位に接続され、オンするための電圧となる基準電圧がゲート電極に印加された第3のトランジスタと、
    を有する請求項1記載の発振回路。
  3. 前記基準電圧は前記第3のトランジスタの閾値電圧以上の値である請求項2記載の発振回路。
  4. 前記選択信号発生回路と前記切換スイッチとの間に前記選択信号を保持するためのラッチ回路を備えた請求項1乃至3のいずれか1項記載の発振回路。
  5. 前記クロック信号を利用する回路であるクロック信号利用回路の動作に対して該クロック信号が安定するまで待機時間を設けるためのタイマを備えた請求項1乃至4のいずれか1項記載の発振回路。
  6. 前記タイマは、
    前記外部部品が前記水晶発振子と前記RC回路とで異なる待機時間の設定カウント値が格納され、受信した選択信号に対応して該設定カウント値を特定するタイマ設定回路と、
    前記クロック信号のカウント数を求めるカウンタと、
    前記カウント数と前記設定カウント値とが一致するか否かを調べ、該設定カウント値と該カウント数とが一致すると、前記クロック信号利用回路に動作を開始させるための信号を送信する比較器と、
    を有する請求項5記載の発振回路。
  7. 前記設定カウント値は、
    前記選択信号が前記第1の信号である場合の方が前記選択信号が前記第2の信号である場合よりも大きい請求項6記載の発振回路。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項記載の発振回路と、
    前記外部部品を接続するための接続端子と、
    を備えた半導体集積回路装置。

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