JP4440606B2 - ペルフルオロアルキルアニリンの製造方法並びに該方法において得られる中間体 - Google Patents

ペルフルオロアルキルアニリンの製造方法並びに該方法において得られる中間体 Download PDF

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Description

本発明はペルフルオロアルキルアニリンの製造方法並びに作用物質の製造のための、特に農業化学のためのその使用に関する。
ペルフルオロアルキルアニリン、特に4−ペルフルオロアルキル−2−メチルアニリンはアロイル尿素型の殺虫剤の製造のために有用な出発材料である(EP−A−919542号及びEP−A−936212号も参照のこと)。ペルフルオロアルキルアニリンは、例えばアニリンとヨウ化又は臭化ペルフルオロアルキルとを非プロトン性溶剤中で、かつ金属及び二酸化硫黄の存在下(EP−A−206951号及びFR−A−2660923号)又はアルカリ金属亜ジチオン酸塩(EP−A−298803号)の存在下で反応させることによって製造できる。類似のように塩化ペルフルオロアルキルをジメチルスルホキシド中で反応させてもよい(Huang et al., J. Fluorine Chem., 111, 2001, 107-113)。前記の方法の欠点はヨウ化又は臭化ペルフルオロアルキルが非常に高価であり、かつ非常に低い収率又は中程度の収率だけが達成できるにすぎないことである。
EP−A−1006102号による方法において、ペルフルオロアルキルアニリンは、アニリンとヨウ化ペルフルオロアルキルとの二相系での還元剤の存在下での反応によって得ることが出来る。しかしながらこの場合にも、ヨウ化ペルフルオロアルキルの高いコストは欠点である。
EP−A−919542号 EP−A−936212号 EP−A−206951号 FR−A−2660923号 EP−A−298803号 Huang et al., J. Fluorine Chem., 111, 2001, 107-113 EP−A−1006102号
従って良好な収率でかつ容易にペルフルオロアルキルアニリンの製造を可能にする方法を提供する必要がある。
式(I)
Figure 0004440606
[式中、
及びRはそれぞれ互いに無関係に水素、C〜C12−アルキル、CO(C〜C12−アルキル)、CO(C〜C14−アリール)、CO(C〜C15−アリールアルキル)、COO(C〜C12−アルキル)、COO(C〜C14−アリール)、COO(C〜C15−アリールアルキル)、COO(C〜C12−アルケニル)又はC〜C15−アリールアルキルであるか、又は
全体としてNRは全部で4〜16個の炭素原子を有する環式基又はイソシアネートであり、かつ
、R、R及びRはそれぞれフッ素又はC〜C12−ペルフルオロアルキルであり、及び/又はそれぞれの場合においてR、R、R及びRの2個の基はそれぞれ全部で4〜20個の炭素原子を有する環式のペルフルオロアルキル基を形成し、かつ
nは1又は2であり、かつ
はC〜C12−アルキル、C〜C14−アリール、C〜C15−アリールアルキル、ヒドロキシル、塩素、臭素、フッ素、ニトロ、シアノ、遊離の又は保護されたホルミル、C〜C12−ハロゲンアルキル又は式(IIa)乃至(IIf)
A−B−D−E (IIa)
A−E (IIb)
A−SO−E (IIc)
A−B−SO (IId)
A−SOW (IIe)
A−COW (IIf)
(式中、それぞれ無関係に
Aは不在であるか、又はC〜C−アルキレン基であり、かつ
Bは不在であるか、又は酸素、硫黄又はNRであり、
その際、Rは水素、C〜C−アルキル、C〜C15−アリールアルキル又はC〜C14−アリールであり、かつ
Dはカルボニル基であり、かつ
EはR、OR、NHR10又はN(R10であり、
その際、RはC〜C−アルキル、C〜C15−アリールアルキル、C〜C−ハロゲンアルキル又はC〜C14−アリールであり、かつ
10はそれぞれの場合に無関係にC〜C−アルキル、C〜C15−アリールアルキル又はC〜C14−アリールであるか、又はN(R10は一緒になって4〜12個の炭素原子を有する環式のアミノ基であり、かつ
WはOH、NH又はOMであり、その際、Mはアルカリ金属イオン、半価のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオンであるか、又はR基は一緒になって全部で5〜12個の炭素原子を有する環式基を形成してよい)の基であり、
mは0〜5−nの整数である]の化合物を製造する方法において、
式(II)
Figure 0004440606
[式中、
、R、R及びmはそれぞれ前記の意味を有する]の化合物を工程a)において式(III)
HalC−CHal (III)
[式中、
、R、R及びRはそれぞれ前記の意味を有し、かつ
Hal及びHalはそれぞれ無関係に塩素、臭素又はヨウ素、有利には同一に塩素又は臭素であり、より有利には同一に臭素である]の化合物と反応させて、式(IV)
Figure 0004440606
[式中、
、R、R、R、R、R及びR及びまたm、n及びHalはそれぞれ前記の意味を有する]の化合物を得て、かつ工程b)において式(IV)の化合物をイオン性フッ化物との反応によって式(I)の化合物に変換することを特徴とする方法が見出された。
本発明の目的のために、全ての前記の及び以下に挙げられる一般的に又は有利な範囲に挙げられる定義、パラメータ及び説明において、すなわち特定の範囲及び有利な範囲内で、望ましくは組み合わされる。
アルキル、アルキレン、アルコキシ及びアルケニルはそれぞれ無関係に直鎖状、環式、分枝鎖状又は非分枝鎖状のアルキル、アルキレン、アルコキシ又はアルケニル基である。アリールアルキル基の非芳香族部にも同じことが言える。
〜C−アルキルは、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル及びt−ブチルであり、C〜C−アルキルは更に、例えばn−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、シクロヘキシル、シクロペンチル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、n−ヘプチル及びn−オクチルであり、かつC〜C12−アルキルは更に付加的に、例えばアダマンチル、n−ノニル、n−デシル及びn−ドデシルである。
〜C−アルコキシは、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ及びt−ブトキシである。
〜C12−アルケニルは、例えばビニル、1−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、2−メチル−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−ヘキセニル、1−ヘプテニル、1−オクテニル又は2−オクテニルである。
ペルフルオロアルキルは、それぞれの場合に無関係に直鎖状、環式、分枝鎖状又は非分枝鎖状の完全にフッ素原子によって置換されているアルキル基である。
例えばかつ有利には、C〜C−ペルフルオロアルキルはトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロイソプロピル及びn−ノナフルオロブチルであり、かつC〜C12−ペルフルオロアルキルは更に、例えばペルフルオロシクロペンチル、ペルフルオロシクロヘキシル及びペルフルオロドデシルである。
アリールは、それぞれの場合に無関係に1環あたりの骨格炭素原子が窒素、硫黄及び酸素の群から選択されるヘテロ原子によって置換されていないか、又は1、2又は3つの骨格炭素原子が該ヘテロ原子によって置換されていてよいが、全分子中の少なくとも1個の骨格炭素原子が該ヘテロ原子によって置換されていてよい5〜18個の骨格炭素原子を有する複素芳香族基であるが、有利には6〜18個の骨格炭素原子を有する炭素環式の芳香族基である。
6〜18個の骨格炭素原子を有する炭素環式の芳香族基の例はフェニル、ナフチル、フェナントレニル、アントラセニル又はフルオレニルであり;1環あたりの骨格炭素原子が窒素、硫黄及び酸素の群から選択されるヘテロ原子によって置換されていないか、又は1、2又は3つの骨格炭素原子が該ヘテロ原子によって置換されていてよいが、全分子中の少なくとも1個の骨格炭素原子が該ヘテロ原子によって置換されていてよい5〜18個の骨格炭素原子を有する複素芳香族基は、例えばピリジニル、オキサゾリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル又はキノリニルである。
炭素環式の芳香族基又は複素芳香族基はまた1環あたり5個以下の同一又は異なる、塩素、フッ素、C〜C12−アルキル、C〜C12−ペルフルオロアルキル、COO(C〜C−アルキル)、CON(C〜C−アルキル)、COO(C〜C−アリールアルキル)、COO(C〜C14−アリール)、CO(C〜C−アルキル)、C〜C15−アリールアルキル又はトリ(C〜C−アルキル)シロキシルの群から選択される置換基によって置換されていてもよい。
アリールアルキルは、それぞれの場合に無関係に、前記のアリール基によって単独で、複数で又は完全に置換されていてよい直鎖状、環式、分枝鎖状又は非分枝鎖状のアルキル基である。
〜C15−アリールアルキルは、例えば及び有利にはベンジルである。
式(I)の化合物のために有利な置換型は以下に定義される通りである:
及びRは有利には互いに同一に水素であるか、又は
全体として、NRはNHCO(C〜C12−アルキル)、NHCO(C〜C14−アリール)又はNHCO(C〜C15−アリールアルキル)又はイソシアネートである。
全体として、NRはより有利にはNH又はNHCOCHである。
全体として、RFC−CRは有利には第二級のC〜C12−ペルフルオロアルキル基、より有利には全体としてヘプタフルオロ−2−プロピル、ペルフルオロシクロブチル、ペルフルオロシクロペンチル又はペルフルオロシクロヘキシルである。
より有利には全体としてRFC−CRはヘプタフルオロ−2−プロピルである。
nは有利には1である。
は有利にはそれぞれの場合に無関係にC〜C−アルキル、塩素、フッ素、ニトロ、シアノ又はC〜C−アルコキシ、より有利にはメチル、エチル、メトキシ又はエトキシ、更に有利にはメチルである。
mは有利には0、1又は2、より有利には0又は1である。
式(I)の特に有利な化合物は2−メチル−4−(ヘプタフルオロ−2−プロピル)アニリンである。
出発材料として使用される式(III)の化合物は文献から公知であるか、又は文献と同様に合成できる。特に有利な実施態様において式(III)の化合物は、式(V)
−CR=CR−R (V)
の化合物と式(VI)
Hal−Hal (VI)
のハロゲン化合物との反応によって製造される。
式(V)及び(VI)において、R、R、R及びR及びまたHal及びHalはそれぞれ式(I)及び(III)で前記に示した定義及び有利な範囲を有する。
式(III)の特に有利な化合物は
1,2−ジブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,3−ジブロモ−1,1,1,2,3,4,4,4−オクタフルオロブタン、1,2−ジクロロ−3,3,4,4−テトラフルオロシクロブタン及び1,2−ジブロモ−1,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロシクロペンタンを含み、より特に有利には1,2−ジブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンである。
工程a)において、式(II)の化合物を式(III)の化合物と反応させて、式(IV)の化合物が得られる。
式(III)の化合物と式(II)の化合物とのモル比はnの当量あたり、例えば0.7〜1.8、有利には0.9〜1.2、より有利には1.0〜1.1であってよい。
式(IV)の化合物は同様に特に有用な中間体として本発明によって包含される。有利な範囲については、式(I)及び(III)と同じ規定が適用される。
式(IV)の個々の化合物は
4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリン、2−メチル−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリン、2−フルオロ−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリン、2−クロロ−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリン、2−ブロモ−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリン、2−メチル−4−(2−ブロモテトラフルオロエチル)アニリン、2−メチル−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アセトアニリド、2−メチル−4−(2−ブロモ−1,1,1,2,3,4,4,4−オクタフルオロ−3−ブチル)アニリン及び2−メチル−4−(2−ブロモ−2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロシクロ−1−ペンチル)アニリンを含む。
工程a)における反応は、有利には還元剤の存在下で及び/又は400nm以下の波長を有する光の存在下に実施される。
適当な還元剤は、例えば平均の形式的な酸化状態+III、+IV及び+Vの硫黄化合物、場合により標準還元電位0V以下を有する金属との混合物での硫黄化合物である。
かかる硫黄化合物は、例えばアルカリ金属亜ジチオン酸塩、例えば亜ジチオン酸ナトリウム及び亜ジチオン酸カリウム又は二酸化硫黄である。
適当な金属は、例えばマンガン、亜鉛又はアルミニウムである。
400nm以下の波長を有する光を発生する特に適当な光源は全ての慣用のUV灯、特に水銀蒸気灯である。
工程a)をアルカリ金属亜ジチオン酸塩、より特に有利には亜ジチオン酸ナトリウムの存在下に実施することが特に有利である。
典型的に工程a)は液体反応媒体中で実施される。
例えば、少なくとも2.8の双極子モーメント[μ/D]を有し、場合により水並びに1種の水相及び少なくとも1種の有機相を有する多相反応媒体が添加された極性有機溶剤が適当である。
特に適当な極性有機溶剤はニトリル、例えばアセトニトリル、スルホキシド、例えばジメチルスルホキシド、スルホン、例えばテトラメチレンスルホン、及びアミド系溶剤、例えばジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン及びN−メチルカプロラクタムである。
多相反応媒体のために特に適当な有機溶剤は、例えば脂肪族又は芳香族の場合によりハロゲン化された炭化水素、例えばベンジン留分、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素、エーテル、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、ケトン、例えばシクロヘキサノン、ブタノン又はメチルイソブチルケトン、及びエステル、例えば酢酸メチル又は酢酸エチルである。
本発明による方法の有利な実施態様において、該反応は1種の水相及び少なくとも1種の有機相、より有利には厳密に1種の有機相を有する多相反応媒体中で実施される。
これらの場合において、反応を相転移触媒の存在下に実施することが有利である。
適当な相転移触媒は、例えばクラウンエーテル、例えば18−クラウン−6、12−クラウン−4、ジベンゾ−18−クラウン−6又はジベンゾ−12−クラウン−4、クリプタンド、例えばクリプタンド[2.2.2]又はポダンド、例えばポリグリコールエーテル又は式(VII)
(カチオン)(アニオン) (VII)
[式中、
(カチオン)は置換された第四級アンモニウム又はホスホニウムカチオンであり、かつ
(アニオン)は有機酸もしくは無機酸のアニオンである]のポダンドである。
有利な相転移触媒は式中の(カチオン)が式(VIII)
Figure 0004440606
[式中、
pnicは窒素又はリンであり、かつ
それぞれの場合に(q+r+s+t)=4である]のカチオンである式(VII)の相転移触媒である。
(アニオン)は有利にはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、アセテート、ニトレート、スルフェート、ハイドロゲンスルフェート、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、トシレート及びトリフレート、より有利にはクロリド、ブロミド、ヨージド、スルフェート及びハイドロゲンスルフェートである。
特に有利な相転移触媒は、テトラ−n−ブチルアンモニウムヨージド、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド、テトラ−n−ブチルアンモニウムクロリド、トリ−n−ブチルメチルホスホニウムブロミド、テトラ−n−ブチルアンモニウムハイドロゲンスルフェート、トリメチル−C13/C15−アルキルアンモニウムクロリド、トリメチル−C13/C15−アルキルアンモニウムブロミド、ジベンジルジメチルアンモニウムメチルスルフェート、ジメチル−C12/C14−アルキルベンジルアンモニウムクロリド、ジメチル−C12/C14−アルキルベンジルアンモニウムブロミド、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、メチルトリオクチルアンモニウムクロリド、トリメチルベンジルアンモニウムクロリド、テトラキスジエチルアミノホスホニウムクロリド、−ブロミド又は−ヨージド、及びまたトリス−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アミンであり、テトラ−n−ブチルアンモニウムハイドロゲンスルフェートがより特に有利である。
工程a)における反応温度は、例えば反応圧下で−10℃乃至反応媒体の沸点であってよいが、高くとも200℃であり、かつ0〜70℃の反応温度が有利である。
工程a)における反応圧は、例えば0.5〜100バール、有利には大気圧であってよい。
塩基の存在下に工程a)を実施することが有利である。適当な塩基は、例えばアルカリ土類金属又はアルカリ金属の水酸化物、酢酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、炭酸塩又は炭酸水素塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素ナトリウム、アンモニウム塩、例えば酢酸アンモニウム及び炭酸アンモニウム、アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、テトラメチルグアニジン、N,N−ジメチルアニリン、ジアザ−ビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、N−メチルピペリジン及びピペリジン、又は芳香族窒素化合物、例えばピリジン、2−、3−及び4−N,N−ジメチルアミノピリジンであり、更に有利にはアルカリ金属炭酸塩及び炭酸水素塩である。
工程a)から得られる反応混合物から式(IV)の化合物を単離することが有利である。このことは、自体公知のように抽出工程に引き続いて場合により精製作業、例えば蒸留又は再結晶化を実施してよい。
アミノ基に対してオルト位で塩素又は臭素によって置換されている式(IV)の化合物を引き続いての工程b)のために使用すべき場合には、最初にオルト位で置換されていない相応の化合物に工程a)を行い、かつハロゲン化を行ってから工程b)を行うことが有利である。
ハロゲン化は自体公知のように実施してよく、かつニトリル、例えばアセトニトリル中でN−ハロゲンスクシンイミドと反応させることが有利である。
工程b)において式(IV)の化合物をイオン性フッ化物と反応させて、式(I)の化合物が得られる。
イオン性フッ化物は、例えば第四級アンモニウムフッ化物又はホスホニウムフッ化物であり、またアルカリ金属フッ化物又は前記の化合物の混合物である。
アンモニウムフッ化物又はホスホニウムフッ化物の例は式(IX)
(カチオン)(F) (IX)
[式中、
(カチオン)は式(VII)で定義されるその有利な範囲を含むものである]のフッ化物である。
場合により前記の相転移触媒及び/又はハレックス触媒(halex catalyst)とアルカリ金属フッ化物との混合物を使用してもよい。
ハレックス触媒は、例えばテトラキス(ジアルキルアミノ)ホスホニウム化合物(WO98/05610号)又は式(X)
Figure 0004440606
[式中、
Gは式(XIa)又は(XIb)
Figure 0004440606
の基であり、かつ
HはGと無関係に式(XIa)、(XIb)、(XIc)又は(XId)
Figure 0004440606
の基であり、その際、
11の基はそれぞれ互いに無関係にC〜C12−アルキル、C〜C10−アルケニル又はC〜C12−アリールであるか、又は
全体として、N(R11は3〜5員の飽和又は不飽和の環であるか、又は
式(XIa)の基及び/又は基
Figure 0004440606
は全体としてそれぞれ飽和又は不飽和の4〜8員環であってよく、かつ
Xは窒素又はリンであり、かつ
An(−)は1価のアニオン、例えば及び有利にはクロリド、ブロミド、(CHSiF(−)、HF (−)、H (−)、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、カーボネート又はスルフェートである]の化合物である。
式(X)の化合物は、例えば式(XII)
[G−An′](+)An(−) (XII)
[式中、
G及びAn(−)はそれぞれ式(X)中に定義される意味を有し、かつ
An′はクロリド又はブロミドである]の化合物と式(XIII)
HN=G′ (XIII)
[式中、
G′は原子の配置に関して式(X)中のGについて定義された意味を有するが、二価である]の化合物との反応によって得られ、かつ該反応は塩基の存在下に実施する。
式(X)の化合物はDE10129057号に記載されている。
しかしながら工程b)については相転移触媒及び/又はハレックス触媒を使用せずにアルカリ金属フッ化物を使用することが有利である。
有利なアルカリ金属フッ化物はフッ化ナトリウム、フッ化カリウム及びフッ化セシウム又はそれらの混合物であり、かつフッ化カリウムが特に有利である。
含水量0.5質量%以下、有利には0.05質量%以下、並びに質量に対する平均粒度200μm以下を有するフッ化カリウムを使用することが有利である。
イオン性フッ化物と使用される式(IV)の化合物とのモル比は、例えば0.7〜5、有利には0.9〜2、より有利には1.1〜1.7であってよい。イオン性フッ化物の量は原則的に上限を有さないが、大量に使用することは非経済的である。
有機溶剤の存在下に工程b)を実施することは有利である。適当な有機溶剤は、例えばケトン、例えばアセトン、2−ブタノン又はメチルイソブチルケトン;ニトリル、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリル、ベンジルニトリル又はブチロニトリル;アミド、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン、N−メチルカプロラクタム又はヘキサメチルホスホラミド(hexamethylphosphoramide);スルホキシド、例えばジメチルスルホキシド、スルホン、例えばテトラメチレンスルホン、ポリエーテル、例えば1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル又はジエチレングリコールジエチルエーテル又はかかる有機溶剤の混合物である。
工程b)における溶剤の最大含水量は、有利には1質量%、より有利には0.2質量%である。自体公知のように初期蒸留又は乾燥させることによって、かかる含水量を達成することが有利である。アルカリ金属フッ化物を使用する場合には、使用されるアルカリ金属フッ化物の同時の存在下に溶剤を乾燥又は初期蒸留することが特に有利である。
工程b)における反応温度は、例えば反応圧において60℃乃至使用される溶剤の沸点であってよいが、最高で300℃であり、有利には反応圧において110℃乃至使用される溶剤の沸点であるが、最高で200℃であってよい。
工程b)における反応圧は、例えば0.5〜100バール、有利には3〜25バールであってよい。
工程b)における反応時間は、例えば10分〜72時間、有利には2〜12時間であってよい。
式(I)の化合物を自体公知のように、典型的に例えば直接反応混合物からの分別蒸留によって、場合により減圧下に後処理してよい。
本発明により得られる式(I)の化合物は、特に農業化学における作用物質、例えばアロイル尿素型の殺虫剤の製造のための方法において適当である。
本発明により得られる式(I)の化合物の大きな利点は、これらの化合物が容易に高収率で容易に入手できる反応物から製造できることである。
例1
1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンの製造
2357gの臭素(760ml、14.75モル)を室温で初充填し、かつヘキサフルオロプロペンを一定の撹拌下に脱色するまで(19時間、2400g、16.00モル)導入した。該反応混合物を窒素でパージした。前記のようにして4710gの1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパン(理論値の95%)が得られた。
例2
2−メチル−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリンの製造
まず154.36g(0.887モル)の亜ジチオン酸ナトリウム及び次いで50g(0.467モル)のo−トルイジン(2−メチルアニリン)を室温で、900mlの水、350mlのt−ブチルメチルエーテル、74.48g(0.887モル)の炭酸水素ナトリウム及び12.68gのテトラ−n−ブチルアンモニウム硫酸水素塩の混合物に添加した。引き続き100mlのt−ブチルメチルエーテル中の274.684gの1,2−ジブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの溶液を35〜40℃で滴加し、かつ添加が完了したら、該混合物を40℃で更に18時間撹拌した。必要であれば、炭酸ナトリウムを使用してpHを5に調整し、かつ有機相を分離し、乾燥させ、かつ濃縮ささせた。残留物を0.3ミリバールの減圧下に内部温度100℃までで初期蒸留する。
前記のようにして82g(理論値の53%)の生成物が得られた。
例3
2−メチル−4−(ヘプタフルオロ−2−プロピル)アセトアニリドの製造
10g(26.5ミリモル)の2−メチル−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アセトアニリド及び3g(53ミリモル)の焼成フッ化カリウムを100mlのNMPに添加する。該懸濁液を圧力容器中で3バールの窒素下で撹拌しながら175℃に4時間加熱する。NMPをできる限り減圧下で留去し、かつ残留物を50mlの水に添加し、かつジクロロメタンで3回抽出する。これによって、2−メチル−4−(ヘプタフルオロ−2−プロピル)アセトアニリド及び2−メチル−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アセトアニリドの生成物混合物が得られる。
例4
2−メチル−4−(2−ブロモテトラフルオロエチル)アニリンの製造
まず162.5g(0.93モル)の亜ジチオン酸ナトリウム及び次いで50g(0.47モル)のo−トルイジン(2−メチルアニリン)及び242.47g(0.47モル)の1,2−ジブロモテトラフルオロエタンを室温で、700mlの水、350mlのt−ブチルメチルエーテル、78.4g(0.93モル)の炭酸水素ナトリウム及び38gのテトラ−n−ブチルアンモニウム硫酸水素塩の混合物に添加した。該混合物を室温で更に24時間撹拌した。必要であれば炭酸ナトリウムを使用してpHを約5に調整し、かつ有機相を分離し、乾燥させ、かつ濃縮させた。
これによって組成71%の4−(2−ブロモテトラフルオロエチル)−2−メチルアニリン、13%の2−(2−ブロモテトラフルオロエチル)−6−メチルアニリン及び16%の2,4−ジ(2−ブロモテトラフルオロエチル)−6−メチルアニリンを有する104g(理論値の78%)の生成物が得られた。
例5
4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリンの製造
まず476.74g(2.74モル)の亜ジチオン酸ナトリウム及び次いで250g(2.68モル)のアニリンを室温で、4000mlの水、1200mlのt−ブチルメチルエーテル、270.61g(3.22モル)の炭酸水素ナトリウム及び10.94gのテトラ−n−ブチルアンモニウム硫酸水素塩の混合物に添加した。引き続き300mlのt−ブチルメチルエーテル中の998.07gの1,2−ジブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの溶液を35〜40℃で滴加し、かつ添加が完了したら、該混合物を室温で更に18時間撹拌した。必要であれば炭酸ナトリウムを使用して、pHを5に調整し、有機相を分離し、乾燥させ、かつ濃縮させた。残留物を0.3ミリバールの減圧下に100℃の内部温度までで初期蒸留する。
前記のようにして、644g(理論値の65%)の生成物が得られた。
例6
2−クロロ−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリンの製造
18.24g(0.14モル)のN−クロロスクシンイミドを60℃で、例6からの40.0g(0.12モル)の4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリン並びに125mlのアセトニトリルの混合物に添加し、かつ得られた混合物を3時間還流下に加熱した。引き続き溶剤を殆どの部分について留去し、残留物を100mlの1NのNaOH溶液で洗浄し、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、最後に残留している溶剤を減圧下に分離した。
前記のようにして、41g(理論値の81%)の生成物が得られた。
例7
2−ブロモ−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリンの製造
22.11g(0.12モル)のN−ブロモスクシンイミドを60℃で、例6からの40.0g(0.12モル)の4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリン並びに125mlのアセトニトリルの混合物に添加し、かつ得られた混合物を3時間還流下に加熱した。引き続き溶剤を殆どの部分について留去し、残留物を100mlの1NのNaOH溶液で洗浄し、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ最後に残留している溶剤を減圧下に分離した。
前記のようにして47g(理論値の71%)の生成物が得られた。
例8
2−フルオロ−4−(1−ブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル)アニリンの製造
まず195.86g(1.12モル)の亜ジチオン酸ナトリウム及び次いで50g(0.45モル)の2−フルオロアニリンを室温で、450mlの水、225mlのt−ブチルメチルエーテル、94.50g(1.12モル)の炭酸水素ナトリウム及び18.33gのテトラ−n−ブチルアンモニウム硫酸水素塩の混合物に添加した。引き続き200mlのt−ブチルメチルエーテル中の348.54gの1,2−ジブロモ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの溶液を35〜40℃で滴加し、かつ添加が完了したら、該混合物を室温で一晩撹拌した。炭酸ナトリウムを使用して、pHを5に調整し、かつ有機相を分離し、乾燥させ、かつ濃縮させた。
前記のようにして、25g(理論値の14%)の生成物が得られた。

Claims (1)

  1. 式(I)
    Figure 0004440606
    [式中、
    及びRはそれぞれ水素であり、かつ
    、R、R及びRはそれぞれフッ素又はC ペルフルオロアルキルであり、か
    nは1であり、かつ
    はC アルキル、又は塩素、臭素、フッ素であり、
    mはである]の化合物を製造する方法において、
    式(II)
    Figure 0004440606
    [式中、
    、R、R及びmはそれぞれ前記の意味を有する]の化合物を工程a)において還元剤の存在下で及び/又は400nm以下の波長を有する光の存在下に式(III)
    HalC−CHal (III)
    [式中、
    、R、R及びRはそれぞれ前記の意味を有し、かつ
    Hal及びHalはそれぞれ互いに無関係に塩素、臭素又はヨウ素である]の化合物と反応させて、式(IV)
    Figure 0004440606
    [式中、
    、R、R、R、R、R及びR及びまたm、n及びHalはそれぞれ前記の意味を有する]の化合物を得て、かつ工程b)において式(IV)の化合物をイオン性フッ化物との反応によって60℃〜300℃の反応温度で0.5〜100バールで10分〜72時間で式(I)の化合物に変換することを特徴とし、前記イオン性フッ化物が、第四級アンモニウムフッ化物又はホスホニウムフッ化物であり、またアルカリ金属フッ化物又はそれらの混合物である、式(I)の化合物の製造方法。
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