JP4440593B2 - ヒートポンプ式濃縮装置の運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は各種調味料、各種エキスあるいは工場廃液等を濃縮するために用いられる装置に関するものであって、特にドレンアタックによる圧縮機の損傷を回避することができるヒートポンプ式濃縮装置の運転方法に係るものである。
従来より、漢方薬生薬エキス、各種調味料、動物エキス、魚介エキス、植物エキス、醗酵液等の各種液体物質や、アミノ酸、酵母、蛋白質等の水溶液あるいは各種廃液等を液体原料とし、この液体原料の濃縮を行う場合には、種々の装置が用いられている。
この種の装置は容器内において液体原料を加熱して溶媒成分を蒸発させるものであり、その熱源として、前記容器から排出された蒸気成分を圧縮機によって昇温させた過熱蒸気が用いられている。
そして前記圧縮機としては、高速回転で大容量の気体を処理することができる等の利点があることからスクリュー圧縮機が広く用いられている。しかしながらスクリュー圧縮機の場合、蒸気成分が凝縮して生成されたミストやドレンが圧縮機内に入り込むと、このものがスクリューブレードに衝突して損傷を招いてしまうため(ドレンアタック)、圧縮機入口での蒸気成分温度を1〜2℃過熱状態にしてミストやドレンの生成を抑えることが行われている。
具体的には図4に示す系では、圧縮機7′から排出された過熱蒸気S1の一部を圧縮機7′の前段にフィードバックすることにより、圧縮機7′に入る前の蒸気成分S0を昇温しているものであり、このフィードバック量を全体の5%程度に抑え、且つ圧縮機7′に入る前の蒸気成分S0の温度を1〜2℃程度昇温させるためには、圧縮機7′によって蒸気成分S0を40℃ほど昇温させなければならない。そしてこのタイプの装置では、長管11′に入る過熱蒸気S1の過熱度が大き過ぎ、飽和温度まで低下するまでの間はガス冷却状態となってしまうため、デスーパーヒータを用いて蒸発缶1′内に供給する過熱蒸気S1の温度を飽和温度まで下げる必要があり、このための冷媒として蒸発缶1′から排出されたドレンDが用いられている(非特許文献1参照)。
また図5に示した系では、圧縮機7′の前段の管路を加熱することによりこの中を通る蒸気成分S0を昇温しているものであり、このための熱源として図5(a)に示す系ではコイルヒータを用いており、また図5(b)に示す系では圧縮機7′から排出された過熱蒸気S1を用いている(特許文献1参照)。
上述したようにヒートポンプ式濃縮装置C′においてスクリュー圧縮機を用いた場合には、ドレンアタックからスクリューブレードを保護するための構成が必須となるものであり、装置構成の複雑化や圧縮機7′による過熱度を過剰にしなければならない等の弊害が生じてしまっている。またこのような保護構成を採ったとしても、ヒートポンプ式濃縮装置C′を立ち上げたばかりの状態では圧縮機7′に取り込まれる蒸気成分S0の昇温が十分に行われないため、ミストやドレンの発生を防ぐことができず、ドレンアタックを避けることはできなかった。
化学工業便覧7・5蒸発装置の設計(化学工業会2000) 特許第3226316号公報(第3〜4頁、図1)
本発明はこのような背景を認識してなされたものであって、過熱蒸気のフィードバックや加熱装置を要することなく、ドレンアタックによる圧縮機の損傷を回避することのできる、新規なヒートポンプ式濃縮装置の運転方法の開発を技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載のヒートポンプ式濃縮装置の運転方法は、加熱缶と蒸発缶との間を吹込管路及び戻り管路によって接続することにより循環経路を形成し、前記蒸発缶内に供給された後、戻り管路を通じて前記加熱缶内に配した長管内に流入した液体を、この長管の外側に供給した蒸気からの加熱によって沸騰させることにより溶媒成分を蒸発させ、濃度の高まった液体成分と蒸気成分とを前記蒸発缶内に吹き込み、この蒸発缶内においてこれら液体成分と蒸気成分とを分離して高濃度の液体を得る装置であって、前記蒸発缶から排出された蒸気成分をルーツブロワによって昇温して蒸気とし、この蒸気を加熱缶内に供給する装置の運転において、前記ルーツブロワはケーシングに冷却水を通過させるための流路を具えたものであり、前記装置の起動時には、冷却水量を絞ることにより、圧縮器内での蒸気成分の再凝縮を回避して、液圧縮によるルーツブロワの損傷を防止するとともに、ルーツブロワの回転数を10〜15分かけて1800rpmまで漸増させながら定常運転に移行することを特徴として成るものである。
この発明によれば、ドレンアタックによる圧縮機の損傷を防止することができる。
またルーツブロワ内での蒸気成分の再凝縮を回避して、液圧縮によるルーツブロワの損傷を防止することができる。
また請求項記載のヒートポンプ式濃縮装置の運転方法は、前記要件に加え、前記冷却水の出口温度を監視し、この温度が所定の値となるように冷却水の流量を制御することを特徴として成るものである。
この発明によれば、ルーツブロワのオーバーヒートを防止するとともに、過冷却によるルーツブロワ内での蒸気成分の再凝縮を回避することができる。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
本発明によれば、過熱蒸気のフィードバックや加熱装置を要することがないため、装置構成を複雑化してしまうことがない。また加熱缶から排出される未凝縮ガスやドレンが有する熱エネルギーを高効率で有効利用することができるため、ランニングコストを低減することができる。
以下本発明のヒートポンプ式濃縮装置の運転方法について、図面を参照しながら説明するものであり、まずはじめにヒートポンプ式濃縮装置についてその構成を説明した後、その運転方法について説明する。
図中符号Cで示すものが本発明の適用対象であるヒートポンプ式濃縮装置であり、このものは加熱缶1と蒸発缶2との間を吹込管路3及び戻り管路4によって接続して成るものである。そして前記加熱缶1内に配した長管11内に流入させた液体原料L0を、この長管11の外側に供給した加熱媒体からの伝導熱によって沸騰させることにより溶媒成分を蒸発させ、濃度の高まった状態の液体成分L1と蒸気成分S0とを前記蒸発缶2内に吹き込み、この蒸発缶2内においてこれら液体成分L1と蒸気成分S0との分離が行われるものである。
なお前記長管11の外部に供給される加熱媒体としては、蒸発缶2において分離された蒸気成分S0を圧縮機7によって昇温した蒸気S1を用いている。
以下ヒートポンプ式濃縮装置Cを構成する諸部材について詳しく説明する。
まず前記加熱缶1について説明すると、このものは図2に示すように機密性が確保された筐体10内に、金属等の耐熱素材から成る管路である長管11を複数本具えるものであり、この長管11の下端部を筐体10下部に形成した給液口12と連通状態とし、一方、長管11の上端部を筐体10上部に形成した排出口13に連通状態として成るものである。
また前記筐体10の側周部分には、蒸気口14及びドレン口15が形成される。なお給液口12から長管11を通って排出口13に至る流路と、蒸気口14から筐体10内を通ってドレン口15に至る流路とは、双方を流れる流体が互いに干渉しないようになっており、双方の流路間では熱エネルギーのみが移動するものである。
更にまた前記加熱缶1に形成された蒸気口14には蒸気供給装置9が接続される。
次に前記蒸発缶2について説明すると、このものは図2に示すように一例として円筒部の下部に逆円錐部を接続した形状の中空部材である筐体20の上部に排気口21が形成され、側周部上部側に流入口22が形成されて成るものである。
また筐体20内にはノズル82が配されるものであり、このノズル82内から給液タンク8に貯留された液体原料L0が噴出される。なおこの液体原料L0の噴出量は、バルブ81の開度を調節することにより調節される。
そして前記加熱缶1における排出口13と、蒸発缶2における流入口22との間は吹込管路3によって連通状態に接続され、また前記加熱缶1における給液口12と、蒸発缶2の下部との間は戻り管路4によって連通状態に接続される。この結果、蒸発缶2、戻り管路4、長管11及び吹込管路3を要素とした循環経路が形成されるものである。
なお前記戻り管路4には濃縮液排出口41が形成されるものであり、バルブ42を開放することにより、濃縮された液体成分L1を外部に排出できるように構成されている。
また前記蒸発缶2における排気口21には圧縮機7が接続され、この圧縮機7としては一例として吐出圧力0. 2MPa程度のルーツブロワが適用される。なおこの実施例では三葉タイプのロータ71を具えたルーツブロワが採用されるが、二葉タイプのものを適用することもできる。前記圧縮機7たるルーツブロワは図3に示すように、ケーシング70内に一対のロータ71をシャフト72によって軸支して具えて成るものであり、これらロータ71は図示しないタイミングギヤによって同期回転され、常時一方の凸部73が他方の凹部74に噛み合った状態となるものである。なおこの実施例では前記圧縮機7として株式会社アンレット製「エンドレスケーシングブロワ」を採用するものであり、このルーツブロワは、吸気口76側と排気口77側との間にロータ71とケーシング70とで囲まれた空間が常にできるようにしたものである。更に前記凹部74に小径の連通口75が軸心に向かって穿設され、各凹部74に穿設された連通口75が軸心で接続される。また前記連通口75は、ロータ71の軸方向に沿って適宜複数が形成される。そしてこのような構成を採ることにより、圧力の高い排出口77側の一部の流体が、連通口75を通って吸込口76側に還流するため、いわゆる液圧縮が防止されて振動・騒音を低減することができるものである。
また前記ケーシング70には、その内部に冷却水を循環させるための流路が形成されるものであり、この流路に冷却水を供給するための給水口70aと排水口70bとが形成される。更に前記排水口70b付近には温度センサTが具えられる
そして前記蒸発缶2における排気口21と圧縮機7との間は管路78によって接続されるものであり、この管路78における圧縮機7と蒸発缶2との間には
られる。
またこの実施例においては、前記蒸発缶2内に供給する液体原料L0を、予熱器5によって昇温するものであり、この予熱器5には前記加熱缶1から排出される未凝縮ガスS2とドレンDとが供給される。また前記予熱器5の排気系には適宜の管路によって真空ポンプPが接続される。
本発明の適用対象であるヒートポンプ式濃縮装置Cは、一例として上述したように構成されるものであり、以下、本発明の運転方法について説明する。
〔初期運転〕
まず真空ポンプPを起動してヒートポンプ式濃縮装置Cの系内の減圧を図るものであり、適宜バルブ51を操作して蒸発缶2、加熱缶1及び予熱器5とこれらを結ぶ管路内を減圧しておく。
次いで蒸気供給装置9から加熱缶1内に蒸気を供給するものであり、長管11の外側を通過した蒸気は凝集してドレンDとなり、ドレン口15から排出されて予熱器5に至ることとなる。
この状態でバルブ81の開度を調節して、漢方薬生薬エキス、各種調味料、動物エキス、魚介エキス、植物エキス、醗酵液等の各種液体物質や、アミノ酸、酵母、蛋白質等の水溶液あるいは各種廃液等を液体原料L0として蒸発缶2に投入するものであり、液体原料L0は予熱器5を通過する際に昇温されることとなる。なおここで予熱器5による液体原料L0の昇温は、加熱缶1から排出されるドレンDと未凝縮ガスS2とを熱源として行われるものであり、液体原料L0はこれらの加熱媒体との間で熱交換を行って昇温される。
そしてノズル82から蒸発缶2内に供給された液体原料L0は、戻り管路4を経由して加熱缶1における長缶11内に供給され、蒸気で加熱され長管11内部で沸騰し、発生した蒸気成分S0が長管11内を上昇する際に液体成分L1を引き上げることとなる。これら蒸気成分S0と液体成分L1とは長管11内を上昇して排出口13に至りここから吹込管路3内に入り込み、続いて蒸発缶2における流入口22から筐体20内に流入する。
そしてこの筐体20内において蒸気成分S0と液体成分L1とは分離されるものであり、蒸気成分S0は排気口21から圧縮機7に至り、ここで昇温され、加熱缶1における蒸気口14に供給される。なおこの際、蒸気成分S0中に含まれるミストや粉塵などはデミスタ79によって除去されるが、デミスタ79と圧縮機7との間で生成されたミストやドレンが圧縮機7に入り込むこともある。しかしながら本発明によれば、ここまでの起動時における初期運転において、圧縮機7におけるロータ71の回転数を一例として10〜15分かけて1800rpm まで漸増させるものであり、このような操作をすることにより、圧縮機7の損傷を防止することができる。特に本発明は圧縮機7としてルーツブロワを用いたヒートポンプ式濃縮装置Cを適用対象とするため、スクリュー圧縮機におけるスクリューブレードと比べてロータ71は極めて頑強であり、ドレンアタックを受けてもこれにより損傷することはない。
また起動時の初期運転では、ケーシング20に供給する冷却水の量を絞るものであり、このような操作により、温度が定常状態となっていない圧縮器7内での蒸気成分S0の再凝縮を回避して、液圧縮によるルーツブロワの損傷を防止することができる。
また一対のロータ71の噛み合い部分にドレンが入り込んだ場合であっても、このものは連通口75から噛み合っていない部分に逃げることとなり、液圧縮が起こることはない。
一方、前記液体成分L1は筐体20の下部に溜まり、ここから戻り管路4を経由して蒸発缶1における給液口12に供給される。
このような運転を継続することにより、濃縮された液体成分L1は前記ノズル82から供給された新たな液体原料L0を伴って再び加熱缶1における長管11内に位置することとなり、更なる濃縮が行われるものである。
やがて系内の温度が十分に上昇した時点で蒸気供給装置9を停止し、定常運転に移行するものである。
〔定常運転〕
続いて定常運転の状態にあるときの濃縮装置Cの作動態様について説明する。
まず給液タンク8内に貯留されていた液体原料L0(温度20℃)は、予熱器5に供給され、約70℃まで昇温されて排出されることとなる。このとき加熱管1から排出される未凝縮ガスS2及びドレンDは全て予熱器に供給されるため、これらが有する熱エネルギーを高効率で利用することができる。
続いて予熱器5によって約70℃まで昇温された液体原料L0はノズル82から蒸発缶2内に投入される。
そして液体原料L0は蒸発缶2の下部において濃縮された液体成分L1と混合され、その後加熱缶1における長管11に至ってここで溶媒が蒸発するものであるが、このとき液体原料L0と濃縮された液体成分L1との混合液は80〜85℃と高温状態を維持することができるため、長管11内において直ちに沸騰するものである。
そして以上のような操作を継続し、液体成分L1が所望の濃度となった時点でバルブ42が開放され、濃縮された状態の液体成分L1が外部に排出されるものである。
なお以上のような定常運転時には、温度センサTによって前記冷却水の出口温度を監視し、この温度が所定の値となるように冷却水の流量を制御するものであり、これにより圧縮機7たるルーツブロワのオーバーヒートを防止するとともに、過冷却による圧縮機7内での蒸気成分の再凝縮を回避することができる。更に冷却しすぎによる加熱用蒸気のエンタルピーの低下、また過熱度が過大になることによる加熱缶の能力減少を防止することができる。
本発明の適用対象であるヒートポンプ式濃縮装置全体を骨格的に示す側面図である。 加熱缶及び蒸発缶を一部透視して示す側面図である。 圧縮機の縦断側面図である。 既存の濃縮装置の一部を骨格的に示す側面図である。 既存の濃縮装置の一部を骨格的に示す側面図である。
C ヒートポンプ式濃縮装置
1 加熱缶
10 筐体
11 長管
12 給液口
13 排出口
14 蒸気口
15 ドレン口
2 蒸発缶
20 筐体
21 排気口
22 流入口
3 吹込管路
31 ダクト
4 戻り管路
41 濃縮液排出口
42 バルブ
5 予熱器
50 シェル
51 バルブ
7 圧縮機
70 ケーシング
70a 給水口
70b 排水口
71 ロータ
72 シャフト
73 凸部
74 凹部
75 連通口
76 吸込口
77 排出口
78 管路
79 デミスタ
8 給液タンク
81 バルブ
82 ノズル
9 蒸気供給装置
D ドレン
E1 エリア
E2 エリア
L0 液体原料
L1 液体成分
P 真空ポンプ
S0 蒸気成分
S1 加熱蒸気
S2 未凝縮ガス
T 温度センサ

Claims (2)

  1. 加熱缶と蒸発缶との間を吹込管路及び戻り管路によって接続することにより循環経路を形成し、前記蒸発缶内に供給された後、戻り管路を通じて前記加熱缶内に配した長管内に流入した液体を、この長管の外側に供給した蒸気からの加熱によって沸騰させることにより溶媒成分を蒸発させ、濃度の高まった液体成分と蒸気成分とを前記蒸発缶内に吹き込み、この蒸発缶内においてこれら液体成分と蒸気成分とを分離して高濃度の液体を得る装置であって、前記蒸発缶から排出された蒸気成分をルーツブロワによって昇温して蒸気とし、この蒸気を加熱缶内に供給する装置の運転において、前記ルーツブロワはケーシングに冷却水を通過させるための流路を具えたものであり、前記装置の起動時には、冷却水量を絞ることにより、圧縮器内での蒸気成分の再凝縮を回避して、液圧縮によるルーツブロワの損傷を防止するとともに、ルーツブロワの回転数を10〜15分かけて1800rpmまで漸増させながら定常運転に移行することを特徴とするヒートポンプ式濃縮装置の運転方法。
  2. 前記冷却水の出口温度を監視し、この温度が所定の値となるように冷却水の流量を制御することを特徴とする請求項記載のヒートポンプ式濃縮装置の運転方法。
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