JP4438578B2 - 排気ガス浄化装置 - Google Patents
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Description
一方、理論空燃比よりもリーンな空燃比で運転を行うリーンバーンエンジンも実用化されているが、このようなリーンバーンエンジンにおいて、リーンな空燃比で運転を行うとNOxが多く発生するため、三元触媒だけではNOxを浄化しきれない。このため、酸化雰囲気下でNOxを浄化できるようにした吸蔵型NOx触媒(又は単にNOx触媒という)が開発されている。
そして、このNOx吸蔵触媒を三元触媒の下流側に配設することで、三元触媒で浄化し切れなかったNOxがNOx吸蔵触媒で吸蔵されNOxの排出量を抑制できる。
そこで、例えば三元触媒をバイパスするバイパス通路を設けるとともに、排気通路のメイン通路とバイパス通路との分岐部に切換弁を設け、NOxパージ時に三元触媒をバイパスさせるようにした技術が知られている。
まず、本発明が適用される内燃機関(以下、エンジンともいう)について説明すると、本エンジン2は、リーン空燃比で運転しうる希薄燃焼内燃機関(リーンバーンエンジン)として構成されている。
また、排気管6の比較的エンジン2に近接した位置、即ち、排気管6の比較的上流側には三元触媒(上流側三元触媒又は第1の三元触媒)10が設けられるとともに、この三元触媒10よりも下流側には、排気浄化触媒装置16が設けられている。
この吸蔵型NOx触媒12は、上述したように酸化雰囲気(リーン空燃比)においてNOxを一旦吸蔵する機能(NOx低減機能)以外にも、主としてHC,CO(還元剤として機能する)の存在する還元雰囲気中(リッチ空燃比)においてNOxを放出してNOxをN2 (窒素)等に還元させる還元機能を有している。なお、詳しくは、吸蔵型NOx触媒12は、貴金属として白金(Pt)、ロジウム(Rh)等を有した触媒として構成されており、吸蔵材としてはバリウム(Ba)等のアルカリ金属、アルカリ土類金属が採用されている。
また、ECU20の入力側には、各種センサ類が接続されており、これらセンサ類からの検出情報が入力されるようになっている。一方、ECU20の出力側には、切換弁34以外にも図示しない点火プラグや燃料噴射弁等が接続されており、各種センサ類からの検出情報に基づき演算された制御信号が、これら切換弁34,点火コイル及び燃料噴射弁等にそれぞれ出力されるようになっている。
また、ECU20では、図示しないアクセル開度センサからのアクセル開度情報APSと図示しないエンジン回転数センサからのエンジン回転速度情報Neとに基づいてエンジン負荷に対応する目標筒内圧、即ち、目標平均有効圧Peを求め、更に、この目標平均有効圧Peとエンジン回転速度情報Neとに応じて図示しないマップから燃料噴射モードを設定する機能(運転モード設定手段)22をそなえている。
次に、排気通路のメイン通路30とバイパス通路32との分岐部に設けられた切換弁34の作動態様について説明すると、この切換弁34は、メイン通路30及びバイパス通路32をともに閉塞する(即ち、排気通路8を遮蔽する)第1のモード(図1参照)と、バイパス通路32のみを閉塞しメイン通路30を開放する第2のモード(図2参照)と、メイン通路30のみを閉塞しバイパス通路32を開放する第3のモード(図3参照)とを備えている。
そして、このように排気通路8を閉塞することで排気通路8内の排気圧力を上昇させて排ガス温度の上昇を図り、始動直後のHCの排出量が抑制されるようになっている。
また、第2のモードは、通常運転時(又は通常運転状態)に実行されるモードであって、ECU20によりエンジン2が通常運転状態であると判定されると、ECU20により切換弁34が図2に示す第2のモードに切り換えられるようになっている。そして、このようなモードでエンジン2を運転することにより、エンジン2から排出される排ガスは、上流側の三元触媒10,NOx触媒12及び下流側の三元触媒14により浄化され、排ガス中の有害成分が浄化される。
したがって、具体的には、冷態始動判定手段29によりエンジン2が冷態始動時ではないと判定され、且つNOxパージ制御手段24によりNOxパージ制御中ではないと判定されると、エンジン2は通常運転時であると判定され、第2のモードに切り換えられるようになっている。
ところで、本実施形態に係る切換弁34は、図1〜図3に示すような側面視で略L字形状に形成された弁であって、このような形状の弁を用いることにより、メイン通路30及びバイパス通路32をともに閉塞する第1のモードと、バイパス通路32のみを閉塞しメイン通路30を開放する第2のモードと、メイン通路30のみを閉塞しバイパス通路32を開放する第3のモードとの3つの作動モードを1つの切換弁34で実現することが可能となる。
なお、モードの切り換えの際、排気通路を閉塞する第1のモードを介在しないように制御することが好ましい。
本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置は上述のように構成されているので、図4のフローチャートを用いてその作用について説明すると以下のようになる。
ステップS2では、水温センサ42の情報に基づいて冷態か温態かが判定され、冷態であればステップS3に進み、温態であればステップS5に進む。なお、ここでは、水温センサ42で得られるエンジン水温が所定温度(例えば70℃)未満であると、冷態であると判定される。
これにより、高温となった排ガスが三元触媒10に供給されて、冷態始動直後であっても早期に三元触媒10が活性化し、これにより冷態始動時におけるHCの排出量が大幅に低減される。
一方、NOxパージ制御の開始が判定されると、ステップS7に進み、切換弁34を第2のモードから第3のモードに切り換えて、排気通路8のメイン通路30を閉塞するとともにバイパス通路32を開放する。つまり、NOxパージ制御中には空燃比がリッチに設定され、排ガス中の還元成分としてのHC,COの割合が高められているが、排ガスが上流側三元触媒10に流入するとこの還元成分としてのHCが三元触媒10で酸化されてしまう。そこで、切換弁34を第3のモードに切り換えることで、エンジン2から排出される排ガスが上流側三元触媒10をバイパスして直接NOx触媒12に流入するので、還元成分を効率よくNOx触媒12に供給でき、NOxパージを効率よく実行することができる。
そして、NOxパージが終了したと判定されるまでステップS7,ステップS8を繰り返し、NOxパージが終了すると、リターンする。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態ではメイン通路30とバイパス通路32との分岐部に切換弁34を設けた場合について説明したが、メイン通路30とバイパス通路32との下流側合流部に切換弁を設けても良い。この場合、冷態始動時の第1モードにて排気圧力を上昇させたとき、切換弁の上流に位置する三元触媒10の早期活性化を行うことができ、一層排気ガスの浄化に有利となる。また、このときには追加燃料噴射による2段燃焼を実行すれば、三元触媒10の早期活性化がより一層促進される。
8 排気通路
10 上流側三元触媒(三元触媒)
12 NOx吸蔵触媒(NOx触媒)
14 下流側三元触媒
20 ECU(制御手段)
30 メイン通路(主通路)
32 バイパス通路
34 切換弁
34a,34b 壁部
34c 回動中心軸
Claims (1)
- 内燃機関の排気通路に設けられたNOx触媒と、
該NOx触媒の上流であって該排気通路の主通路に配設された三元触媒と、
該三元触媒をバイパスして該三元触媒の上流と該NOx触媒の上流とを接続するバイパス通路と、
該主通路と該バイパス通路とへの排気ガスの流入状態を切り換える切換弁と、
該切換弁の作動を制御する制御手段とを有し、
該制御手段は、
該内燃機関の冷態始動時には該主通路及び該バイパス通路を遮断して該排気通路内の排気ガスの圧力を上昇させるとともに、該NOx触媒のNOxパージ時には該主通路を遮断して該バイパス通路に排気ガスを流入させるように切換弁を制御し、
該切換弁は、
互いに略直交する2つの壁部と該2つの壁部の交差部に設けられた回動中心軸とを備えるとともに、該回動中心軸が排気ガスの流れ方向に対して直交するように配設され、
該冷態始動時には、該2つの壁部により該主通路及び該バイパス通路が遮断される第1のモードと、
該冷態始動時以外であって且つ該NOxパージ時以外の通常運転時には、該回動中心軸回りに該切換弁を回転させることにより、該主通路が開放されるとともに一方の壁部により該バイパスが遮断される第2のモードと、
該NOxパージ時には、該回動中心軸回りに該切換弁を回転させることにより、該バイパス通路が開放されるとともに他方の壁部により該主通路が遮断される第3のモードとを備えている
ことを特徴とする、排気ガス浄化装置。
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