JP4438393B2 - 駆動波形生成回路、駆動波形生成方法および画像形成装置 - Google Patents

駆動波形生成回路、駆動波形生成方法および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4438393B2
JP4438393B2 JP2003410823A JP2003410823A JP4438393B2 JP 4438393 B2 JP4438393 B2 JP 4438393B2 JP 2003410823 A JP2003410823 A JP 2003410823A JP 2003410823 A JP2003410823 A JP 2003410823A JP 4438393 B2 JP4438393 B2 JP 4438393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive waveform
voltage
circuit
waveform generation
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003410823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005169737A (ja
Inventor
右顕 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003410823A priority Critical patent/JP4438393B2/ja
Publication of JP2005169737A publication Critical patent/JP2005169737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4438393B2 publication Critical patent/JP4438393B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本発明は、インクを満たした圧力室に圧力発生手段により圧力変化を発生させてノズルからインク滴を吐出させて、用紙に文字や画像を記録するインクジェットヘッドのアクチュエータ用のピエゾ素子を駆動するための駆動波形生成回路、駆動波形生成方法および画像形成装置に関する。
インクジェットヘッドのアクチュエータの方式としては、ピエゾ方式、バブルジェット(登録商標)方式が代表的である。特にピエゾ方式は、ピエゾ素子の入力電圧に応じた電歪効果による素子変位を利用するものであり、吐出インク滴の体積を正確にコントロールすることに優れているといえる。正確にインク滴をコントロールするには正確な電圧波形を生成することは言うまでもない。
ピエゾ素子を用いたインクジェットヘッドの駆動波形の一例を図3〜図5に示し、その駆動回路を図6に示す。尚、図3〜図5において、横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示す。
図を用いてヘッド駆動について説明する。
図6に示すコントローラ60が所定のタイミングで駆動波形(図4参照)に対応したデジタルデータをメモリ61から読み出してDAコンバータ62に供給する。DAコンバータ62は入力データに従った値を電圧値として出力する。通常DAコンバータ62のアナログ出力電圧は1〜2V程度であり、インクジェットヘッドを駆動する電圧レベルとしては低く、図3の如き波形(L30)を出力する。
DAコンバータ62からの出力波形は後段の電圧増幅回路63により電圧増幅され、図4に示すような電圧波形となる。電圧増幅回路63は1チップ化されたオペアンプが用いられることが一般的であり、増幅器単体の電力供給能力は乏しいため、さらに後段に電流増幅回路66が必要となる。電流増幅回路66としてはPNPトランジスタ64およびNPNトランジスタ65を用いたpush−pull(プッシュプル回路)回路66が通常よく使われる。
図4に示される、電圧増幅回路の出力波形L40を図6に示した電流増幅回路66に入力したときの出力波形を図5に示す。
図5において破線L50は電圧増幅回路63(図6参照)の出力を示し、実線L51は電流増幅回路66(図6参照)の出力を示す。
プッシュプル回路からなる電流増幅回路66の出力は、画像データの有無すなわちインク滴吐出の有無に応じてon・off(オン・オフ)を行うトランスファーゲート67へと入力される。トランスファーゲート67は一つまたは複数のチップに多数ch(チャンネル:ノズルの数)分だけ集積化されている。
上記動作においてピエゾ素子に入力したい波形は図4に示す波形であるが、実際にはプッシュプル回路66(図6参照)の入出力特性に起因して誤差を生じる。この誤差はピエゾ素子(図示せず)の充電トランジスタ(NPN)65および放電トランジスタ(PNP)64が活性領域および遮断領域にまたがって動作していることと、インク吐出を行うch数の変動による負荷変動から出力電流が変動することとによるものである。
この特性はトランジスタ64、65、ヘッドを電気的な素子としてみた時の部品特性ばらつきも影響しているためプリンタで保証できる画像特性はある範囲のものとなる。この範囲が画像出力上許容できない問題となる場合には許容できる範囲まで誤差を小さくする回路構成が必要となる(例えば、特許文献1参照)。
図7は図6に示した電流増幅回路による誤差を低減した場合のブロック図である。以下、図6に示した回路と同様の要素には共通の符号を用いた。
図7に示した回路は電流増幅回路66の出力トランジスタ64、65を常に活性領域で使用するようにした回路である。この回路では電流増幅回路66を構成する出力トランジスタ64、65が常に活性状態で動作していることから図6に示した回路に比べると誤差は負荷変動による出力特性とバイアス回路を構成する部品(ダイオード70、71と抵抗72、73)ばらつきだけとなる。
また図7に示した回路ではバイアス回路のダイオード70、71および出力トランジスタ64、65のベースエミッタが常に活性状態であることから熱破壊を起こさないようにするための対策が必須である。
たとえば図示はしていないが出力トランジスタ64、65の温度をセンサーで読み取りバイアス電流を調整したり、バイアス回路の温度特性と出力トランジスタ64、65の入出力電位差の温度特性を略一致させて両回路を構成する部品を熱結合させたりする等の処理をしておく必要がある。
当然ながらヘッドが印字している際の駆動電流も考慮して放熱フィン等の発熱対策も必要となる。
特開2002−192720号公報
ところで、図6に示される従来の駆動波形生成回路の構成における増幅回路出力と電流増幅回路出力との差はインク滴の体積精度をそれほど要求しない場合には良いが、階調数の増加に伴い精度要求も厳しくなる場合には図7に示す回路のような構成をとらなければならない。
しかし、先にも述べたとおり電流増幅回路の出力誤差を低く抑えるようにバイアスを行う方法では素子の熱特性を補う処理もしくは出力トランジスタの放熱対策が必要となる。
また、図7に示した構成ではプリンタのコストが高くなってしまうばかりでなく放熱フィン等装置自体の小型化が図れないという問題がある。
そこで本発明の目的は、コストアップせずに簡単な構成で電流増幅回路の入出力差の影響を軽減できる精度の良い駆動波形を生成することができる駆動波形生成回路、駆動波形生成方法および画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、入力信号をディジタル形式からアナログ形式に変換するDAコンバータからの出力信号の電圧を増幅する電圧増幅回路と、該電圧増幅信号からの出力信号の電流を増幅し、インクジェットヘッドのアクチュエータ用のピエゾ素子を駆動する電流増幅回路とを備えた駆動波形生成回路において、前記電流増幅回路の入出力電位の差が補償されるように、あらかじめ補正された所定の出力信号を前記電圧増幅回路から出力し、前記電流増幅回路に入力することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電流増幅回路をPNPトランジスタとNPNトランジスタとによるプッシュプル回路によって構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記電圧増幅回路の出力は、目標とするインクジェットヘッドの駆動波形を電圧変動部と電圧一定部とに分割し、各区間に前記電流増幅回路の入出力関係の近似式を定義して該当区間外の時間領域へ近似式を適用して隣接区間の近似式による軌跡の交点を定めて、交点から交点までを結ぶ近似式に従う軌跡を前記電流増幅回路の補正入力波形としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1または3項記載の発明において、前記補正は、環境温度に応じて可変であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1または3記載の発明において、前記補正は、インクジェットヘッドの駆動負荷の大きさに応じて可変であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記電圧一定部の近似式は、対数関数を含むことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項3から5のいずれか1項記載の発明において、前記近似式は、代数関数であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の駆動波形生成回路を用いたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、入力信号をディジタル形式からアナログ形式に変換し、そのアナログ形式の出力信号の電圧を電圧増幅回路で増幅し、該電圧増幅信号からの出力信号の電流を電流増幅回路で増幅し、インクジェットヘッドのアクチュエータ用のピエゾ素子を駆動する駆動波形生成方法において、前記電流増幅回路の入出力電位の差が補償されるように、あらかじめ補正された所定の出力信号を前記電圧増幅回路から出力し、前記電流増幅回路に入力することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記電圧増幅回路の出力は、目標とするインクジェットヘッドの駆動波形を電圧変動部と電圧一定部とに分割し、各区間に前記電流増幅回路の入出力関係の近似式を定義して該当区間外の時間領域へ近似式を適用して隣接区間の近似式による軌跡の交点を定めて、交点から交点までを結ぶ近似式に従う軌跡を前記電流増幅回路の補正入力波形とすることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9または10記載の発明において、前記補正は、環境温度に応じて可変とすることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項9から11のいずれか1項記載の発明において、前記補正は、インクジェットヘッドの駆動負荷の大きさに応じて可変とすることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項10記載の発明において、前記電圧一定部の近似式は、対数関数を含むことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項10記載の発明において、前記近似式は、代数関数とすることを特徴とする。
すなわち、前記課題を解決するために本発明の駆動波形生成方法は、図6に示される駆動波形生成回路の構成において電圧増幅回路出力に対して電流増幅回路の入出力特性に対応した補正を加えるものである。また本発明は駆動波形の出力誤差を小さくしてインクジェットヘッドの駆動を行う駆動波形生成回路に適用される。
請求項1に示される発明では、ピエゾ素子をアクチュエータに用いたインクジェットヘッドの駆動波形生成回路において、装置がDAコンバータ、電圧増幅回路、電流増幅回路から構成されており、電圧増幅回路出力が電流増幅回路の入出力特性を補正するように出力されることを特徴とする駆動波形の生成装置である。
この発明によれば電流増幅回路が入出力に電位差を生じる特性を有していても、あらかじめ差が補償されるように入力信号を補正できるので目標出力に対する駆動波形の出力誤差を小さくすることが可能となる。
また請求項1記載の発明では、駆動波形を構成する電流増幅回路がPNPトランジスタとNPNトランジスタとによるプッシュプル(push−pull)回路によって構成されていることを特徴とするものであり、誤差の少ない駆動波形生成回路を安価な回路構成で実現することが可能となる。
さらに請求項3記載の発明では、電圧増幅出力は目標とするヘッド駆動電圧波形を電圧変動部と電圧一定部に分割し、各区間に電流増幅段の入出力関係の近似式を定義して該当区間外の時間領域へ近似式を適用して隣接区間同士の近似式による軌跡の交点を定めて、交点から交点までを結ぶ近似式に従う軌跡を電流増幅回路の入力波形とすることを特徴とする駆動波形の生成方法である。近似式の拡張を行わずに電流増幅回路の入力波形を単に補正値または各近似式を定義して生成すると区間の境界値が不連続な波形となりやすい。
これは目標とする駆動波形を得るために増幅回路が駆動波形の周波数よりも遙かに高い周波数帯域の波形再現をする必要があることを意味しており、結果的にはコストが高く現実的なものとならない。この発明により台形波のように駆動波形の構成要素に近似式が定義できれば増幅回路の出力連続性が保たれることになり増幅回路の周波数特性を高くとらなくともよく、コストを安くすることができる。
請求項4記載の発明は請求項1または3記載の発明において、補正すべき値を環境温度に応じてダイナミックに変更可能とすることを特徴とするものである。電流増幅回路としての入出力特性が環境温度に反応して変化するような場合にもその影響を受けずに精度の良い駆動波形を生成することができる。
請求項5記載の発明は請求項1または3記載の発明において、補正値すべき値を駆動するヘッドの負荷の大きさに応じて可変とすることを特徴とする。電流増幅回路としてトランジスタを用いる場合に出力電流により入出力電位差は異なる、当然ながらヘッド駆動負荷は出力画像により大きく異なる。例えば文字画像を印字するときは駆動するチャンネル数は少ないため電流増幅回路の出力電流は小さい。
これとは逆に、べた部を多く含むグラフィックス等の画像を印刷(形成)するときには駆動チャンネル数は多くなるため電流増幅回路の出力電流は大きくなる。
この発明では上記電流増幅回路の出力電流の違いによる入出力特性の変動を吸収することができるので駆動波形の精度をよくすることが可能になる。
請求項6記載の発明は請求項2または3記載の発明において、電圧一定部の近似式として対数関数を含むことを特徴とするものである。ヘッド負荷としてのピエゾ素子は容量性であり電圧値が一定の場合にはほとんど電流が流れない。電流増幅回路としてバイポーラトランジスタを使用した場合には電圧一定の時に電流の充放電はなく、トランジスタは遮断領域での動作となる。電流増幅回路のトランジスタが遮断領域において動作している場合には電流変化に対する電圧変化の感度が高く、活性領域で動作していれば出力電流変化に対する電圧変化の感度は低くなる。よって出力電圧誤差への影響度は遮断領域において大きいのでこの領域にトランジスタ特性の対数関数を用いることにより誤差を大きく軽減できることになる。
さらに請求項7記載の発明は、請求項3から5のいずれか1項記載の発明において、補正のための近似式は直線による一次式を採用することを特徴とするものである。直線近似を行うことにより駆動波形を表すデジタルデータ自体が簡単な規則に従うことになるので駆動波形データを全てメモリにストアする必要がなく、例えば電圧変動部に関しては傾きと切片値、波形長さをメモリにストアしておけばカウンタを用いるだけで波形の生成が可能になりコストが安い。また温度、特に駆動負荷によりインク吐出周期ごとにDAコンバータの入力デジタルデータを逐次処理をしなければならない場合には処理時間に制約があるが直線近似であれば高速化しても十分対応可能となり簡単な方法で精度の良い駆動波形生成を実現することが可能となる。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の発明において、画像形成装置に採用することを特徴とするものである。簡単な方法で精度の良い駆動波形生成を行うことができるので、高画質の画像形成装置が得られる。
尚、請求項9記載の発明は請求項1記載の発明に対応し、請求項10記載の発明は請求項2記載の発明に対応し、請求項11記載の発明は請求項3記載の発明に対応し、請求項12記載の発明は請求項4記載の発明に対応し、請求項13記載の発明は請求項6記載の発明に対応し、請求項14記載の発明は請求項7記載の発明に対応する。
電流増幅回路が入出力に電位差を生じる特性を有していても、あらかじめ差が補償されるように入力信号を補正でき、目標出力に対する駆動波形の出力誤差を小さくすることが可能となるので、コストアップせずに簡単な構成で電流増幅回路の入出力差の影響を軽減できる精度の良い駆動波形を生成することができる駆動波形生成回路および駆動波形生成方法の提供を実現することができる。
本発明の実施の形態を図を用いて説明する。
図1は本発明の駆動波形生成方法を適用した画像形成装置としてのプリンタ全体構成を表す図である。
プリンタ10は、コンピュータ11から画像印刷の指示、またそれに伴う画像データを受信して印字や印刷等の画像形成を行うものでありコントローラ回路12のI/F(インターフェース)部13aはケーブル等を介してコンピュータ11とつながっている。プリンタ10は、コンピュータ11からの指示に従いプリンタ10全体を制御するコントローラ回路12と、紙送り用の副走査モータ14bと、キャリッジ(図示せず)を移動させる主走査モータ14aと、インクを吐出させるヘッド(インクジェットヘッド)15を備えている。コントローラ回路12は、コンピュータ11からの印刷指示や画像信号を受け取るインターフェース13aと、各種データの記憶を行うRAM(ランダムアクセスメモリ)16と、各種処理のためのプログラムやデバイスの設定を記憶したROM(リードオンリーメモリ)17と、プログラムに従い演算処理を行うCPU(中央演算処理部)18と、駆動波形生成回路19と、モータ、ヘッド等のプリンタ上のデバイスとのインターフェース部13bとを備えている。
RAM16は、コンピュータ11からの画像データを蓄え、蓄えられたデータはROM17内のプログラムに従いCPU18により演算されてヘッド駆動用のラスターデータとなり再びRAM16に蓄えられる。ラスターデータはインターフェース13bを介してヘッド15に送られる。
ROM17には、駆動波形生成回路19を制御するための駆動波形データ、各部13〜16、19を制御するためのプログラム等も格納されている。
図2はヘッド駆動の電気的な構成に関わる部分を示す図である。
本実施の形態におけるヘッド15はピエゾ素子20によりインク液室を加圧してノズルからインク滴を吐出させるもので複数のノズルを有する。図2においてヘッド駆動ドライバーはIC化されてヘッド15の近傍に実装されているものである。ドライバーIC21のシフトレジスタ22は記録周期ごとに本体CPU18(図1参照)側から送信される記録データを記憶する。記憶されたデータはラッチパルスによりラッチ23へと転送される。
ここで、プリンタ10(図1参照)が多階調のインク滴を打ち分けるものであれば印字データはチャンネルごとにそれに対応したbit数のデータが送信される。デコーダ24はラッチ23にストアされたデータ及び制御信号を入力として、その出力をレベルシフタ25に入力する。レベルシフタ25はデコーダ24の出力のロジックレベル電圧信号をスイッチ26が動作可能なレベルへとレベル変換を行いスイッチ26の開閉動作を行う。スイッチ26はその入力端が各ピエゾ素子20とも共通となっており駆動波形生成回路19から駆動波形信号が入力されている。各々のスイッチ26の出力側は各ノズル毎のピエゾ素子20の駆動電極(図示せず)に接続される。
本発明の駆動波形生成回路19は図6に示すものとほぼ同一の構成をとる。
図8に電流増幅回路の出力電流と入出力間電位差との関係を示す。図8において横軸は入出力電位差を示し、縦軸は出力電流を示し、電流は電流増幅回路から流れ出す場合を正の向き、電位差は(出力電圧)−(入力電圧)としている。
第一象限(I)の特性はピエゾ素子への充電時の特性を表し、NPNトランジスタ65(図11)の特性となる。第三象限(III )の特性はピエゾ素子への放電時の特性を表しPNPトランジスタ64(図11)の特性となる。両特性は式(1)の如き特性に従う。
Iout=Is*exp((Vout−Vin)/Vt) …(1)
数式(1)において、Ioutは出力電流であり、Voutは出力電圧であり、Vinは入力電圧である。Is、Vtは部品ばらつきにより決定される定数である。Is、Vtは個々の採用部品や、使用環境温度による特性変動を勘案して許容される電圧変動レベルから適当な定数値とされなければならない。本実施の形態では電流増幅回路電圧出力として図4に示す駆動波形を目標値として得る場合の動作について説明する。
駆動波形生成回路の電流増幅段入力電圧波形を生成するための補正式は、充電時は図8に示す領域83(NPNトランジスタの活性領域)に対応する補正式、充電後の電圧一定値に対しては領域82(NPNトランジスタの遮断領域)の電圧補正式、放電時には領域80(PNPトランジスタの活性領域)の補正式、放電直後の電圧一定値に対しては領域81(PNPトランジスタの遮断領域)の補正式が採用される。各補正式を式(2)〜(5)に示す。
領域80:放電時
Vin=Vout(t)+Vc1 …(2)
領域81:放電直後の電圧一定部
Vi(t)=Vo(t)−C1*log(t) …(3)
領域82:充電時
Vi=Vo(t)−Vc3 …(4)
領域83:充電直後の電圧一定部
Vi(t)=Vo(t)−C2*log(t) …(5)
ここでVin(t)は入力電圧であり、Vout(t)は出力電圧であり、ここでは図4に示される目標とする駆動波形に一致する。Vc1〜4、C1、C2は定数である。数式(3)、(5)は電圧、電流特性および想定される駆動負荷の大きさの範囲により許容される変動を考慮して領域82および領域83における遮断領域の電流と時間の関係を規定して得られる特性であり、対数関数で近似している。
ここでは負荷が最小(駆動するピエゾ素子が1ch)の場合に電圧が一定にできる特性としてある。数式(2)、(4)は特定の傾きで変位するパルスによる充放電時の平均的な入出力間電位差が定数になる設定となっている。
図4において電圧変動部は一次直線で表現できることから補正が加えられた数式(2)、(4)も一次直線となる(二次曲線や他の代数関数で表してもよい)。
次に数式(2)〜(5)に基づいてDAコンバータのデジタルデータがどのように規定されるかについて説明する。
図9は各区間の補正式による値と区間外で拡張可能な領域においてその軌跡を描いた図である。
領域81および領域82(図8参照)については区間の始まる前については第三象限において無限大となるため拡張は行わず後方(図では右側)のみの拡張となる。DAコンバータ62(図6参照)に入力されるデジタルデータは、拡張した補正式に従う軌跡L90〜L96同士の交点P90〜P96を求めて交点P90から交点P95までの軌跡L90〜L96が増幅回路の出力すなわち電流増幅段(電流増幅回路66)の入力電圧Vin(t)となるように規定してやればよい。図10に、本発明の駆動波形生成方法により生成される電圧波形Vin(t)(曲線L100)を示す。
ここで、軌跡L90〜L96は近似式として1次関数(2次以上の代数関数でもよい。)および対数関数を用いた。
ところで、第2の実施の形態として図6に示した回路構成を図11に示すように構成することも考えられる。第2の実施の形態は駆動負荷による出力電流の変動、もしくは、電流増幅回路における入出力特性の温度変動に対する出力駆動波形誤差が無視できない場合に効果的となる。図11において温度センサー115は、電流増幅回路66のトランジスタ64、65の温度をモニターするための温度センサーである。2つの出力トランジスタ64、65は1個の放熱板(図示せず)に固定されており、熱結合されている。
温度センサー115によりコントローラ110は、電流増幅回路66の温度を随時モニターする事が可能になる。
カウンタ1(112)、カウンタ2(113)はコントローラ110により制御されるものである。セレクタ114はコントローラ110の指示に従いカウンタ1(112)もしくはカウンタ2(113)のいずれかの出力をDAコンバータ62のデジタルデータ入力へと出力する。
またカウンタ1(112)、カウンタ2(113)出力はコンパレータ111により大小が比較されており、比較結果がコントローラ110に入力される。
図12に図11に示した電流増幅回路の特性を示す。
図12に示した特性はセンサーのモニター温度をパラメータとしたものである。同図において、横軸は入出力電位差を示し、縦軸は出力電流を示す。
本実施の形態では駆動波形の電圧一定部、電圧変動部による区間分けおよび電流増幅回路の出力電流と入出力間電位差の領域分けは第1の実施の形態と同様である。また駆動波形データのねらい値(目標値)は駆動波形の開始時間をt=0として直線の傾きと切片値として表されてメモリ61にストアされている。本実施の形態では各区間の電流増幅回路入力のための補正式は全て直線で表される。補正式を数式(6)に示す。
Vi(t)={C1i+C2i(T,n)}*t+C3i+C4i(T,n)…(6)
数式(6)において、Tは温度センサーの検出温度を表し、nは駆動時のch数を表す。C1I、C3iは駆動波形出力のi番目の区間における傾きと切片値とを表す。C2i(T,n)、C4i(T,n)はT、nにより一意に定まる定数を表す。C2i(T,n)、C4i(T,n)の個々のI、T、nに対応する値は駆動波形データのねらい値(目標値)同様、メモリ61にストアされている。個々の補正の値は出力誤差を最小にするように図12に示される曲線から最適な値が設定されている。
図4に示す駆動波形を出力する場合、電流増幅回路66(図11参照)の入力は図13における各交点P130〜P135を通る実線L130〜L136で示される電圧波形となる。
図13は本発明の駆動波形生成方法を説明するための説明図である。
本実施の形態における駆動波形生成の動作を説明する。
コントローラ110はインク吐出を行う前に駆動ch数nをカウントしておき、さらに温度センサー115の値から決定される補正パラメータ等の情報を全て読み出す。駆動波形が出力開始直前になるとコントローラ110は区間1の補正直線の値がカウント出力されるようにカウンタ1(112)に設定をロードする。同時にカウンタ2(113)には次の区間2の補正直線の値が出力されるように設定をロードする。駆動波形が開始されると2つのカウンタ112、113はDAコンバータ62のサンプリングクロックに従いカウントを開始する。
両カウンタ112、113の出力はコンパレータ111により比較されておりその結果はコントローラ110に戻される。コントローラ110はコンパレータ111の出力が変化するまでカウンタ1(112)の出力をセレクトする。コンパレータ111の出力が変化するとコントローラ110はカウンタ2(113)の値をセレクトする。このときコントローラ110はカウンタ1(112)に区間3の出力が再現されるように設定をロードする。
上記動作を順次繰り返すことにより、結果として補正式同士の交点を結ぶ出力が電流増幅回路66に入力されることになり精度良く駆動波形が再現されることになる。
(発明の効果の説明)
請求項1、9
電流増幅回路が入出力に電位差を生じる特性を有していても、あらかじめ差が補償されるように入力信号を補正できるので目標出力に対する駆動波形の出力誤差を小さくすることが可能となる。
請求項2、10
誤差の少ない駆動波形生成回路を安価な回路構成で実現することが可能となる。
請求項3、11
台形波のように駆動波形の構成要素に近似式が定義できれば増幅回路の出力連続性が保たれることになり増幅回路の周波数特性を高くとらなくともよくコストを安くすることができる。
請求項4、12
電流増幅回路としての入出力特性が環境温度に反応して変化するような場合にもその影響を受けずに精度の良い駆動波形を生成することができる。
請求項5、13
電通増幅回路の駆動負荷による入出力特性の変動を吸収することができるので駆動波形の精度を向上させることが可能になる。
請求項6、14
出力トランジスタが遮断領域で動作しても誤差を軽減できる。
請求項
少ないメモリデータで波形の生成が可能になりコストが安い。また温度、特に駆動負荷によりインク吐出周期ごとにDAコンバータの入力デジタルデータを逐次処理をしなければならない場合に高速化しても十分対応可能となり簡単な方法で精度の良い駆動波形の生成を実現することが可能となる。
請求項8
高画質の画像形成装置が得られる。
は本発明の駆動波形生成方法を適用した画像形成装置としてのプリンタ全体構成を表す図である ヘッド駆動の電気的な構成に関わる部分を示す図である。 ピエゾ素子を用いたインクジェットヘッドの駆動波形の一例を示す図である。 ピエゾ素子を用いたインクジェットヘッドの駆動波形の一例を示す図である。 ピエゾ素子を用いたインクジェットヘッドの駆動波形の一例を示す図である。 ピエゾ素子を用いたインクジェットヘッドの駆動回路である。 図6に示した電流増幅回路による誤差を低減した場合のブロック図である。 電流増幅回路の出力電流と入出力間電位差との関係を示す図である。 各区間の補正式による値と区間外で拡張可能な領域においてその軌跡を描いた図である。 本発明の駆動波形生成方法により生成されるVin(t)である。 本発明の駆動波形生成方法を適用した電流増幅回路の他の実施の形態を示す図である。 図11に示した電流増幅回路の特性を示す図である。 本発明の駆動波形生成方法を説明するための説明図である。
符号の説明
10 プリンタ
11 コンピュータ
12 コントローラ
13a、13b インターフェース(I/F)
14a 主走査モータ
14b 副走査モータ
15 ヘッド
16 RAM
17 ROM
18 CPU
19 駆動波形生成回路

Claims (14)

  1. 入力信号をディジタル形式からアナログ形式に変換するDAコンバータからの出力信号の電圧を増幅する電圧増幅回路と、
    該電圧増幅信号からの出力信号の電流を増幅し、インクジェットヘッドのアクチュエータ用のピエゾ素子を駆動する電流増幅回路とを備えた駆動波形生成回路において、
    前記電流増幅回路の入出力電位の差が補償されるように、あらかじめ補正された所定の出力信号を前記電圧増幅回路から出力し、前記電流増幅回路に入力することを特徴とする駆動波形生成回路。
  2. 前記電流増幅回路をPNPトランジスタとNPNトランジスタとによるプッシュプル回路によって構成したことを特徴とする請求項1記載の駆動波形生成回路。
  3. 前記電圧増幅回路の出力は、目標とするインクジェットヘッドの駆動波形を電圧変動部と電圧一定部とに分割し、各区間に前記電流増幅回路の入出力関係の近似式を定義して該当区間外の時間領域へ近似式を適用して隣接区間の近似式による軌跡の交点を定めて、各交点から次の交点までを結ぶ近似式に従う軌跡を前記電流増幅回路の補正入力波形としたことを特徴とする請求項1または2記載の駆動波形生成回路。
  4. 前記補正は、環境温度に応じて可変であることを特徴とする請求項1または3記載の駆動波形生成回路。
  5. 前記補正は、インクジェットヘッドの駆動負荷の大きさに応じて可変であることを特徴とする請求項1または3記載の駆動波形生成回路。
  6. 前記電圧一定部の近似式は、対数関数を含むことを特徴とする請求項3記載の駆動波形生成回路。
  7. 前記近似式は、代数関数であることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項記載の駆動波形生成回路。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の駆動波形生成回路を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 入力信号をディジタル形式からアナログ形式に変換し、そのアナログ形式の出力信号の電圧を電圧増幅回路で増幅し、該電圧増幅信号からの出力信号の電流を電流増幅回路で増幅し、インクジェットヘッドのアクチュエータ用のピエゾ素子を駆動する駆動波形生成方法において、
    前記電流増幅回路の入出力電位の差が補償されるように、あらかじめ補正された所定の出力信号を前記電圧増幅回路から出力し、前記電流増幅回路に入力することを特徴とする駆動波形生成方法。
  10. 前記電圧増幅回路の出力は、目標とするインクジェットヘッドの駆動波形を電圧変動部と電圧一定部とに分割し、各区間に前記電流増幅回路の入出力関係の近似式を定義して該当区間外の時間領域へ近似式を適用して隣接区間の近似式による軌跡の交点を定めて、交点から交点までを結ぶ近似式に従う軌跡を前記電流増幅回路の補正入力波形とすることを特徴とする請求項9記載の駆動波形生成方法。
  11. 前記補正は、環境温度に応じて可変とすることを特徴とする請求項9または10記載の駆動波形生成方法。
  12. 前記補正は、インクジェットヘッドの駆動負荷の大きさに応じて可変とすることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項記載の駆動波形生成方法。
  13. 前記電圧一定部の近似式は、対数関数を含むことを特徴とする請求項10記載の駆動波形生成方法。
  14. 前記近似式は、代数関数とすることを特徴とする請求項10記載の駆動波形生成方法。
JP2003410823A 2003-12-09 2003-12-09 駆動波形生成回路、駆動波形生成方法および画像形成装置 Expired - Lifetime JP4438393B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003410823A JP4438393B2 (ja) 2003-12-09 2003-12-09 駆動波形生成回路、駆動波形生成方法および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003410823A JP4438393B2 (ja) 2003-12-09 2003-12-09 駆動波形生成回路、駆動波形生成方法および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005169737A JP2005169737A (ja) 2005-06-30
JP4438393B2 true JP4438393B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34731806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003410823A Expired - Lifetime JP4438393B2 (ja) 2003-12-09 2003-12-09 駆動波形生成回路、駆動波形生成方法および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4438393B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4751287B2 (ja) * 2006-10-16 2011-08-17 富士通株式会社 容量性負荷駆動回路
JP4983434B2 (ja) 2007-06-26 2012-07-25 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、及び、液体吐出方法
JP2009029038A (ja) 2007-07-27 2009-02-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びこれを用いた画像形成方法
JPWO2017212865A1 (ja) * 2016-06-09 2019-04-04 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッドの駆動波形信号出力装置、インクジェット記録装置及びインクジェットヘッドの駆動波形信号出力方法
WO2020255188A1 (ja) 2019-06-17 2020-12-24 コニカミノルタ株式会社 記録ヘッドの駆動回路及び画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005169737A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6454377B1 (en) Driving circuit for ink jet printing head
JP2940542B2 (ja) インクジェット式プリントヘッドの駆動波形生成装置及び駆動波形生成方法
US7252355B2 (en) Print head driving circuit
US20080198191A1 (en) Liquid Jetting Device
US20080238964A1 (en) Drive signal generating apparatus, liquid ejecting apparatus, and drive signal generating method
US20140098385A1 (en) Printing apparatus and printing method
JP5163207B2 (ja) 液体噴射装置、及び印刷装置
US6752482B2 (en) Device and method for driving jetting head
JP4438393B2 (ja) 駆動波形生成回路、駆動波形生成方法および画像形成装置
JP2007125732A (ja) 圧電素子の駆動回路および液体吐出装置
JP2017149077A (ja) ヘッドユニット
JP2008238642A (ja) 駆動信号生成装置、液体吐出装置、及び、駆動信号生成方法
JP2007055080A (ja) 液滴吐出装置及び電流制御方法
JP2002283565A (ja) インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置及び駆動方法
JPH1158732A (ja) インクジェットヘッド駆動装置
JP4304910B2 (ja) インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置
US11090927B2 (en) Driving circuit and liquid ejection apparatus
JP2007130834A (ja) 圧電素子の駆動回路および液体吐出装置
JP4227852B2 (ja) インクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法
JP7408998B2 (ja) インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタ駆動方法
JP2002059543A (ja) インクジェット記録装置
US20230311495A1 (en) Inkjet printing apparatus, control method, and storage medium
JP2001138515A (ja) インクジェット記録装置
JP2003246060A (ja) インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置
JP2008296375A (ja) 液体吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4438393

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term