JP4304910B2 - インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置 - Google Patents

インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置 Download PDF

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット式プリンタのヘッドにてインク滴を吐出するためのノズルに対応して設けられた駆動素子の駆動電流を低減するようにしたインクジェット式プリンタのヘッド駆動の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータの出力装置として、数色のインクを記録ヘッドから吐出するタイプのインクジェット式カラープリンタが普及してきており、コンピュータ等が処理した画像を多色多階調で印刷するために広く用いられている。
【0003】
例えば、インク吐出のための駆動素子として圧電素子を用いたインクジェット式プリンタでは、印刷ヘッドの複数のノズルに対応してそれぞれ設けられた複数個の圧電素子を選択的に駆動することにより、各圧電素子の動圧に基づいてノズルからインク滴を吐出させ、印刷用紙にインク滴を付着させることにより、印刷用紙にドットを形成して、印刷を行なうようにしている。
【0004】
ここで、各圧電素子は、インク滴を吐出するためのノズルに対応して設けられており、印刷ヘッド内に実装されたドライバIC(駆動波形発生回路)から供給される駆動信号により駆動され、インク滴を吐出させるようになっている。
【0005】
このようなヘッド駆動装置は、例えば図3に示すように構成されている。図3において、ヘッド駆動装置1は、インクジェット式プリンタの複数のノズルに対応してそれぞれ設けられた圧電素子2と、各圧電素子2の一方の電極2aに対して駆動信号を供給するため駆動波形発生回路3と、この駆動波形発生回路3と各圧電素子2との間に設けられた電流増幅回路4及びスイッチ回路5と、から構成されている。
【0006】
ここで、図3においては、圧電素子2は一つのみが示されているが、実際には、インクジェット式プリンタのヘッドには、複数個のノズルが設けられており、各ノズルに対してそれぞれ一つの圧電素子が備えられている。
【0007】
そして、各圧電素子2に対して、駆動波形発生回路3からの駆動信号COMは、実際にはシフトレジスタ等を介して、順次に出力されるようになっている。
【0008】
圧電素子2は、例えばピエゾ素子であって、双方の電極2a,2b間に印加される電圧により変位するように構成されている。
【0009】
そして、圧電素子2は、常時中間電位付近に充電されており、駆動波形発生回路3からの駆動信号COMに基づいて放電する際に対応するノズル内のインクに圧力を加えることにより、このノズルからインク滴を吐出するように構成されている。
【0010】
駆動波形発生回路3は、インクジェットプリンタのヘッドへの駆動信号COMを発生させるものであり、例えばプリンタ本体内あるいはプリンタヘッド内に配置されている。
【0011】
電流増幅回路4は、二つのトランジスタ4a,4bから構成されている。このうち、第一のトランジスタ4aは、コレクタが定電圧電源に接続され、ベースが駆動波形発生回路3の一方の出力に接続されると共に、エミッタがスイッチ回路5の入力側に接続されている。これにより、駆動波形発生回路3からの信号に基づいて導通して、定電圧Vccをスイッチ回路5を介して圧電素子2に供給する。
【0012】
また、第二のトランジスタ4bは、エミッタがスイッチ回路5の入力側に接続され、ベースが駆動波形発生回路3の第二の出力に接続されると共に、コレクタがグランドにアース接続されている。これにより、駆動波形発生回路3からの信号に基づいて導通して、圧電素子2をスイッチ回路5を介して放電させる。
【0013】
スイッチ回路5は、制御信号が入力されることにより、対応する圧電素子2の駆動タイミングでオンされ、駆動信号COMを圧電素子2に出力する。
【0014】
このスイッチ回路5は、実際には、各圧電素子2をそれぞれオンオフするための所謂トランスミッションゲートとして構成されている。
【0015】
ここで、このような構成のヘッド駆動装置1においては、電流増幅回路4は、一組のトランジスタ4a,4bにより、接続されたすべての圧電素子2を駆動するようになっている。
【0016】
このため、トランジスタ4a,4bとして、すべての圧電素子2を同時駆動する際に必要な電流を供給することができるような最大電流(例えば30A)のトランジスタを使用する必要があるので、大電力トランジスタが必要になり、高速化には限界が生じてしまう。
【0017】
これに対して、電流増幅回路4を構成する二つのトランジスタ4a,4bに関して、それぞれ最大電流の比較的小さい複数個のトランジスタを所謂ダーリントン接続することも考えられるが、このようなトランジスタのダーリントン接続は、負荷が軽い場合でも、波形歪が増大してしまうという問題がある。
【0018】
そこで、本発明の課題は、簡単な構成により、電流増幅回路のピーク電流を低減させながら、駆動信号の電流増幅を行なうようにした、インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、電流増幅回路の電流値が所定値以上になったときには、電流増幅回路の増幅素子と並列に接続された電流増幅素子を動作させて、駆動素子の一方の電極に印加して、電流増幅回路のピーク電流を低減させるようにした。
【0020】
即ち、請求項記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置では、複数のノズルに対応してそれぞれ設けられた駆動素子を、所定の印字タイミングで選択的に、駆動波形発生回路からの駆動信号を電流増幅回路により増幅して上記駆動素子の一方の電極に供給することにより駆動し、対応するノズルからインク滴を吐出させて記録を行なう、インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置であって、上記電流増幅回路の増幅素子に対して並列接続され、上記電流増幅回路の電流値が所定値以上になったときに動作して、上記駆動素子の前記一方の電極に電流を流す電流増幅素子を備え、上記電流増幅素子の上記駆動素子の上記一方の電極に電流を流す側は、上記電流増幅回路の増幅素子から上記駆動素子の一方の電極へ至る途中に、抵抗及びダイオードを介して接続されていることを特徴とする。
【0021】
この構成によれば、電流増幅回路を流れる電流値が小さい場合には、各駆動素子の一方の電極には、駆動波形発生回路からの駆動信号が、電流増幅回路により増幅されて印加されることになる。
【0022】
これに対して、駆動波形発生回路からの駆動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回路を流れる電流値が大きくなると、電流増幅回路の増幅素子に並列接続された電流増幅素子が動作を開始して、その増幅電流が第二の駆動信号として、各駆動素子の一方の電極に流れ、電圧が印加されることになる。
【0023】
従って、電流増幅回路を流れる電流値が所定値以上のときには、電流増幅回路及び電流増幅素子からの電流が各駆動素子に流れることになるため、電流増幅回路のピーク電流が低減され得るので、電流増幅回路を構成するトランジスタ等の増幅素子は小電力のものでよい。
【0024】
これにより、電流増幅回路のコストが低減され得ると共に、例えばダーリントン接続が不要であるので、波形歪の発生も低減され得ることになり、駆動波形の精度が向上することになる。
【0025】
請求項2記載のヘッド駆動装置においては、上記電流増幅回路の電流値が所定値以上になったことを検出する電流検知回路を備えており、上記電流増幅素子が、電流検知回路が所定値以上の電流値を検出することにより、動作することを特徴とする。
【0026】
この構成によれば、駆動波形発生回路からの駆動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回路を流れる電流値が大きくなると、電流検知回路がこれを検出することにより、電流増幅素子が動作を開始する。これにより、電流増幅素子の増幅電流が第二の駆動信号として、各駆動素子の一方の電極に流れ、電圧が印加されることになる。
【0027】
請求項3記載のヘッド駆動装置においては、上記電流検知回路が、電流増幅回路に直列接続された抵抗から構成されており、この抵抗に発生する電圧が、電流増幅素子の制御電極に印加されることを特徴とする。
【0028】
この構成によれば、駆動波形発生回路からの駆動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回路を流れる電流値が大きくなると、電流検知回路としての抵抗に発生する電圧が所定電圧以上となって、電流増幅素子の制御電極に印加される。これにより、電流増幅回路の所定値の電流により抵抗に発生する電圧を、電流増幅素子のしきい値に設定しておくことにより、電流増幅回路の電流値が所定値以上になると、制御電極に印加される抵抗の電圧がしきい値以上となって、電流増幅素子が動作を開始することになる。従って、電流増幅素子の増幅電流が第二の駆動信号として、各駆動素子の一方の電極に流れ、電圧が印加されることになる。
【0029】
請求項4記載のヘッド駆動装置においては、上記電流増幅素子が、トランジスタであって、その制御電極がベースであることを特徴とする。
【0030】
この構成によれば、駆動波形発生回路からの駆動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回路を流れる電流値が大きくなると、電流検知回路としての抵抗に発生する電圧が所定電圧以上となって、トランジスタのベースに印加される。これにより、トランジスタがオンとなって、動作を開始することになる。
【0031】
請求項5記載のヘッド駆動装置においては、上記電流増幅素子が、FET(電界効果トランジスタ)であって、その制御電極がゲートであることを特徴とする。
【0032】
この構成によれば、駆動波形発生回路からの駆動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回路を流れる電流値が大きくなると、電流検知回路としての抵抗に発生する電圧が所定電圧以上となって、FETのゲートに印加される。これにより、FETがオンとなって、動作を開始することになる。
【0033】
この場合、電流増幅素子としてFETが使用されていることにより、トランジスタの場合と比較して、許容されるピーク電流が大きくなるため、より大きな電流を扱えることとなる。
【0034】
更に、請求項記載のヘッド駆動装置においては、上記電流増幅素子の上記駆動素子の上記一方の電極に電流を流す側に接続された上記抵抗と上記ダイオードとの間に、接地されたコンデンサを接続し、上記電流増幅素子の電圧波形を擬似成形することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施の形態に係るインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置について説明する。
【0036】
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0037】
図1は、本発明によるインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置の一実施形態の構成を示している。
【0038】
図1において、ヘッド駆動装置10は、プリンタヘッドの複数のノズルに対応してそれぞれ設けられた駆動素子としての圧電素子11と、各圧電素子11の一方の電極11aに対して第一の駆動信号COMAを供給するため駆動波形発生回路12と、この第一の駆動波形発生回路12と各圧電素子11との間に設けられた電流増幅回路13及びスイッチ回路14と、電流増幅回路13の電流値を検出する電流検知回路20と、電流増幅回路13に対して並列接続された電流増幅素子21,22と、から構成されている。
【0039】
ここで、図1においては、圧電素子11は、実際にはインクジェット式プリンタ10のプリンタヘッドにて、各色毎にそれぞれ一つのノズル列が設けられており、各ノズル列に対してそれぞれ圧電素子が備えられている。
【0040】
そして、駆動波形発生回路12からの第一の駆動信号COMAは、実際にはシフトレジスタ等を介して、各ノズル列の圧電素子に対して順次に出力されるようになっている。
【0041】
上記圧電素子11は、例えばピエゾ素子であって、双方の電極11a,11b間に印加される電圧により変位するように構成されている。
【0042】
そして、圧電素子11は、駆動波形発生回路12からの第一の駆動信号COMA及び電流増幅素子21,22からの第二の駆動信号COMB(後述)の電圧の和に基づいて放電する際に対応するノズル内のインクに圧力を加えることにより、このノズルからインク滴を吐出するように構成されている。
【0043】
上記駆動波形発生回路12は、インクジェットプリンタのヘッドへの第一の駆動信号COMAを発生させるものであり、プリンタ本体の制御部またはプリンタヘッドに搭載されている。
【0044】
上記電流増幅回路13は、二つのトランジスタ13a,13bから構成されている。
【0045】
このうち、第一のトランジスタ13aは、コレクタが電流検知回路20の第一の抵抗23を介して、定電圧電源に接続され、ベースが駆動波形発生回路12の一方の出力に接続されると共に、エミッタがスイッチ回路14の入力側に接続されている。これにより、駆動波形発生回路12からの信号に基づいて導通して、定電圧Vccを抵抗23及びスイッチ回路14を介して圧電素子11に供給する。
【0046】
また、第二のトランジスタ13bは、エミッタがスイッチ回路14の入力側に接続され、ベースが駆動波形発生回路12の第二の出力に接続されると共に、コレクタが電流検知回路20の第二の抵抗24を介して、グランドにアース接続されている。これにより、駆動波形発生回路12からの信号に基づいて導通して、圧電素子11をスイッチ回路14を介して放電させる。
【0047】
ここで、上記スイッチ回路14は、実際には、各圧電素子11をそれぞれオンオフするための所謂トランスミッションゲートとして構成されている。
【0048】
上記電流検知回路20は、それぞれ電流増幅回路13の定電圧電源側及びグランド側の電流値を検出するために、第一のトランジスタ13aのコレクタと定電圧電源の間に、また第二のトランジスタ13bのエミッタとグランドの間にそれぞれ直列に接続された二つの抵抗23,24から構成されている。
【0049】
上記第一の電流増幅素子21は、第一のトランジスタ13aに並列接続された第三のトランジスタから構成されており、エミッタが定電圧電源に接続され、ベースが第一の抵抗23の第一のトランジスタ13a側に接続されると共に、コレクタが抵抗R1及びダイオードD1を介してスイッチ回路14の入力側に接続されている。
【0050】
これにより、第三のトランジスタ21は、第一の抵抗23の電圧が所定値以上になったときオンとなり、定電圧電源から抵抗R1及びダイオードD1を介して、スイッチ回路14の入力側に増幅電流が第二の駆動信号COMBとして流れることになる。
【0051】
上記第二の電流増幅素子22は、第二のトランジスタ13bに並列接続された第四のトランジスタから構成されており、コレクタがダイオードD2及び抵抗R2を介してスイッチ回路14の入力側に接続され、ベースが第二の抵抗24の第二のトランジスタ13b側に接続されると共に、エミッタがグランドにアース接続されている。
【0052】
これにより、第四のトランジスタ22は、第二の抵抗24の電圧が所定値以上になったときオンとなり、第一のスイッチ回路14の入力側からダイオードD2及び抵抗R2を介して、圧電素子11をスイッチ回路14を介して放電させることになる。
【0053】
本発明実施形態によるヘッド駆動装置10は、以上のように構成されており、以下のように動作する。
【0054】
通常は、即ち駆動波形発生回路12からの駆動信号COMAが小さい場合には、電流増幅回路13により増幅される電流値も小さいので、電流検知回路20を構成する抵抗23,24の電圧が低い。従って、電流増幅素子21,22即ち第三及び第四のトランジスタはオフのままである。
【0055】
これにより、駆動波形発生回路12からの駆動信号COMAの変動に従って、駆動電圧が中間電位より高い場合には、電流増幅回路13の第一のトランジスタ13aを介して圧電素子11の一方の電極11aの充電が行なわれ、また駆動電圧が中間電位より低い場合には、第一の電流増幅回路13の第二のトランジスタ13bを介して圧電素子11の一方の電極11aの放電が行なわれる。これにより、圧電素子11が駆動信号COMAに基づいて作動して、インク滴を吐出する。
【0056】
これに対して、駆動波形発生回路12からの駆動信号COMAが大きい場合には、これに対応して電流増幅回路13により増幅される電流値も大きくなる。そして、電流検知回路20を構成する抵抗23,24の電圧が上昇して所定値以上になると、電流増幅素子21,22の第三及び第四のトランジスタのベース電圧がしきい値以上となる。従って、第三及び第四のトランジスタはオンとなる。
【0057】
これにより、圧電素子11には、電流増幅回路13からの駆動信号COMAに対して、電流増幅素子21,22からの駆動信号COMBが付加して印加されることになる。従って、電流増幅回路13のピーク電流値が低減され得ることになる。
【0058】
この場合、電流増幅回路13も動作しており、電流増幅回路13の出力電圧即ち駆動信号COMA及び出力電流I1は、図2(A)及び図2(B)に示すようになっており、第一のトランジスタ13aを流れる出力電流I1により駆動信号COMAの電圧が徐々に上昇し、あるいは第二のトランジスタ13bを流れる出力電流I1により駆動信号COMAの電圧が徐々に低下するようになっている。
【0059】
これに対して、電流増幅素子21,22である第三及び第四のトランジスタの出力電圧即ち駆動信号COMB及び出力電圧V1は、図2(C)及び図2(D)に示すようになっている。
【0060】
ここで、駆動信号COMBは、出力電圧V1の上昇時及び下降時の図2(D)にて符号Xで示すふくらみが発生するが、出力電圧V1の上昇時のふくらみは、放電側の第二のトランジスタ13bがオンとなることにより、整形され、ほぼ一定の傾きで上昇することになる。また、下降時のふくらみも、同様にして充電側の第一のトランジスタ13aのオンにより整形され、駆動信号COMBは、ほぼ一定の傾きで下降することになる。
【0061】
このようにして、本発明実施形態によるヘッド駆動装置10によれば、電流増幅回路13の電流値が所定値以上になると、電流増幅素子21,22が動作を開始して、電流増幅回路13からの駆動信号COMAに加えて、駆動信号COMBを圧電素子11に印加することになる。従って、電流増幅回路13の電流値が所定値に限定されることになる。
【0062】
これにより、電流増幅回路13を構成する各トランジスタ13a,13bは、それぞれ増幅電流が比較的小さくて済むので、小型で低コストのトランジスタを使用することができる。
【0063】
また、電流増幅素子21,22の各トランジスタは、電流増幅回路13の電流値が所定値以上のときにのみ動作するので、あまり高精度のものは必要なく、低コストのものを使用することができる。
【0064】
従って、上述した実施形態によれば、電流増幅回路13の電流値が低い場合には、充電側及び放電側それぞれ一つづつのトランジスタ13a,13bにより電流増幅を行なうことができるので、高い波形精度が得られる。
【0065】
さらに、電流増幅回路13の電流値が高い場合には、電流増幅回路13の各トランジスタ13a,13bに対して並列接続された電流増幅素子21,22としての第三及び第四のトランジスタを流れる電流により、電流増幅回路13の電流値を補完することになる。従って、電流増幅回路13の電流値が比較的小さく制限されることになるので、電流増幅回路13の各トランジスタ13a,13bは、比較的小電力で低コストのものが使用され得る。
【0066】
上述した実施形態においては、電流増幅素子21,22として、それぞれ第三のトランジスタ,第四のトランジスタが使用されているが、これに限らず、FET等の他の増幅素子が使用されてもよい。
【0067】
尚、FETを使用する場合には、トランジスタの場合と比較して、許容されるピーク電流が大きくなるため、より大きな電流を扱えることとなる。
【0068】
また、上述した実施形態においては、駆動素子として、例えばピエゾ素子から成る圧電素子11が使用されているが、これに限らず、他の圧電素子、例えば電歪素子,磁歪素子等を使用してもよい。更に、駆動素子としての抵抗体に電流を流して発熱させ、この発熱によりインク中に発生する気泡の圧力によってインク滴を吐出する方式のインクジェット式プリンタにも本発明を適用し得るのは勿論である。
【0069】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、電流増幅回路を流れる電流値が所定値以上のときには、電流増幅回路及び電流増幅素子からの電流が各駆動素子に流れることになるため、電流増幅回路のピーク電流が低減され得るので、電流増幅回路を構成するトランジスタ等の増幅素子は小電力のものでよい。
【0070】
これにより、電流増幅回路のコストが低減され得ると共に、例えばダーリントン接続が不要であるので、波形歪の発生も低減され得ることになり、駆動波形の精度が向上することになる。
【0071】
このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、電流増幅回路のピーク電流を低減させながら、駆動信号の電流増幅を行なうようにした、極めて優れたインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置が提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のヘッド駆動装置における(A)電流増幅回路の駆動信号COMA,(B)電流増幅回路の出力電流I1,(C)電流増幅素子の駆動信号COMB及び(D)電流増幅素子の出力電圧V1を示すグラフである。
【図3】従来のヘッド駆動装置の一例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ヘッド駆動装置
11 圧電素子
12 駆動波形発生回路
13 電流増幅回路
13a 第一のトランジスタ
13b 第二のトランジスタ
14 スイッチ回路
20 電流検知回路
21 電流増幅素子(第三のトランジスタ)
22 電流増幅素子(第四のトランジスタ)
23 第一の抵抗(電流検知回路)
24 第二の抵抗(電流検知回路)

Claims (5)

  1. 複数のノズルに対応してそれぞれ設けられた駆動素子を、所定の印字タイミングで選択的に、駆動波形発生回路からの駆動信号を電流増幅回路により増幅して前記駆動素子の一方の電極に供給することにより駆動し、対応するノズルからインク滴を吐出させて記録を行なう、インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置であって、
    前記電流増幅素子は、充電側の第1の増幅素子と放電側の第2の増幅素子とを有し、
    前記電流増幅回路の第1の増幅素子に対して並列接続され電流増幅素子を備え、
    前記電流増幅回路の電流値が所定値より小さい場合には、前記電流増幅素子は動作せず、前記電流増幅回路により増幅した前記駆動信号を前記一方の電極に供給し、
    前記電流増幅回路の電流値が所定値より大きい場合には、前記電流増幅素子が動作し、前記電流増幅回路により電流増幅した前記駆動信号に対して、前記電流増幅素子によって電流増幅した駆動信号を付加して、前記一方の電極に供給し、
    前記電流増幅素子の前記駆動素子の前記一方の電極に電流を流す側は、前記電流増幅回路の第1の増幅素子から前記駆動素子の一方の電極へ至る途中に、抵抗及びダイオードを介して接続されており、当該抵抗と当該ダイオードとの間に、接地されたコンデンサを接続しており、
    前記電流増幅回路により電流増幅した前記駆動信号は、一定の傾きで電圧が上昇する上昇時を有し、
    前記電流増幅素子によって電流増幅した駆動信号は、前記上昇時において、前記一定の傾きで上昇する電圧に対して、上方にふくらんで電圧が上昇する駆動信号であり、
    前記電流増幅素子の動作時に、前記上昇時に、前記電流増幅回路の第2の増幅素子が動作することにより、前記上昇時において一定の傾きで電圧が上昇する前記駆動信号を、前記駆動素子へ供給する、
    インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  2. 前記電流増幅回路の電流値が所定値より大きくなったことを検出する電流検知回路を備えており、
    前記電流増幅素子が、電流検知回路が所定値より大きい電流値を検出することにより、動作することを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  3. 前記電流検知回路が、前記電流増幅回路に直列接続された抵抗から構成されており、
    この抵抗に発生する電圧が、前記電流増幅素子の制御電極に印加されることを特徴とする、請求項2に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  4. 前記電流増幅素子が、トランジスタであって、その制御電極がベースであることを特徴とする、請求項3に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  5. 前記電流増幅素子が、FET(電界効果トランジスタ)であって、その制御電極がゲートであることを特徴とする、請求項3に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
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