JP2003300318A - インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置 - Google Patents

インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置

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    • B41J2/04588Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits using a specific waveform

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成により、電流増幅回路
のピーク電流を低減させながら、駆動信号の電流増幅を
行なうようにした、インクジェット式プリンタのヘッド
駆動装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数のノズルに対応してそれぞれ設けら
れた圧電素子11を、所定の印字タイミングで選択的
に、駆動波形発生回路12からの第一の駆動信号COM
Aを電流増幅回路13により増幅して駆動し、対応する
ノズルからインク滴を吐出させて記録を行なう、インク
ジェット式プリンタのヘッド駆動装置10であって、上
記電流増幅回路13の増幅素子13a,13bに対して
並列接続されており、上記電流増幅回路の電流値が所定
値以上になったとき動作する電流増幅素子21,22を
備えるように、インクジェット式プリンタのヘッド駆動
装置10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
プリンタのヘッドにてインク滴を吐出するためのノズル
に対応して設けられた駆動素子の駆動電流を低減するよ
うにしたインクジェット式プリンタのヘッド駆動の技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータの出力装置とし
て、数色のインクを記録ヘッドから吐出するタイプのイ
ンクジェット式カラープリンタが普及してきており、コ
ンピュータ等が処理した画像を多色多階調で印刷するた
めに広く用いられている。
【0003】例えば、インク吐出のための駆動素子とし
て圧電素子を用いたインクジェット式プリンタでは、印
刷ヘッドの複数のノズルに対応してそれぞれ設けられた
複数個の圧電素子を選択的に駆動することにより、各圧
電素子の動圧に基づいてノズルからインク滴を吐出さ
せ、印刷用紙にインク滴を付着させることにより、印刷
用紙にドットを形成して、印刷を行なうようにしてい
る。
【0004】ここで、各圧電素子は、インク滴を吐出す
るためのノズルに対応して設けられており、印刷ヘッド
内に実装されたドライバIC(駆動波形発生回路)から
供給される駆動信号により駆動され、インク滴を吐出さ
せるようになっている。
【0005】このようなヘッド駆動装置は、例えば図3
に示すように構成されている。図3において、ヘッド駆
動装置1は、インクジェット式プリンタの複数のノズル
に対応してそれぞれ設けられた圧電素子2と、各圧電素
子2の一方の電極2aに対して駆動信号を供給するため
駆動波形発生回路3と、この駆動波形発生回路3と各圧
電素子2との間に設けられた電流増幅回路4及びスイッ
チ回路5と、から構成されている。
【0006】ここで、図3においては、圧電素子2は一
つのみが示されているが、実際には、インクジェット式
プリンタのヘッドには、複数個のノズルが設けられてお
り、各ノズルに対してそれぞれ一つの圧電素子が備えら
れている。
【0007】そして、各圧電素子2に対して、駆動波形
発生回路3からの駆動信号COMは、実際にはシフトレ
ジスタ等を介して、順次に出力されるようになってい
る。
【0008】圧電素子2は、例えばピエゾ素子であっ
て、双方の電極2a,2b間に印加される電圧により変
位するように構成されている。
【0009】そして、圧電素子2は、常時中間電位付近
に充電されており、駆動波形発生回路3からの駆動信号
COMに基づいて放電する際に対応するノズル内のイン
クに圧力を加えることにより、このノズルからインク滴
を吐出するように構成されている。
【0010】駆動波形発生回路3は、インクジェットプ
リンタのヘッドへの駆動信号COMを発生させるもので
あり、例えばプリンタ本体内あるいはプリンタヘッド内
に配置されている。
【0011】電流増幅回路4は、二つのトランジスタ4
a,4bから構成されている。このうち、第一のトラン
ジスタ4aは、コレクタが定電圧電源に接続され、ベー
スが駆動波形発生回路3の一方の出力に接続されると共
に、エミッタがスイッチ回路5の入力側に接続されてい
る。これにより、駆動波形発生回路3からの信号に基づ
いて導通して、定電圧Vccをスイッチ回路5を介して
圧電素子2に供給する。
【0012】また、第二のトランジスタ4bは、エミッ
タがスイッチ回路5の入力側に接続され、ベースが駆動
波形発生回路3の第二の出力に接続されると共に、コレ
クタがグランドにアース接続されている。これにより、
駆動波形発生回路3からの信号に基づいて導通して、圧
電素子2をスイッチ回路5を介して放電させる。
【0013】スイッチ回路5は、制御信号が入力される
ことにより、対応する圧電素子2の駆動タイミングでオ
ンされ、駆動信号COMを圧電素子2に出力する。
【0014】このスイッチ回路5は、実際には、各圧電
素子2をそれぞれオンオフするための所謂トランスミッ
ションゲートとして構成されている。
【0015】ここで、このような構成のヘッド駆動装置
1においては、電流増幅回路4は、一組のトランジスタ
4a,4bにより、接続されたすべての圧電素子2を駆
動するようになっている。
【0016】このため、トランジスタ4a,4bとし
て、すべての圧電素子2を同時駆動する際に必要な電流
を供給することができるような最大電流(例えば30
A)のトランジスタを使用する必要があるので、大電力
トランジスタが必要になり、高速化には限界が生じてし
まう。
【0017】これに対して、電流増幅回路4を構成する
二つのトランジスタ4a,4bに関して、それぞれ最大
電流の比較的小さい複数個のトランジスタを所謂ダーリ
ントン接続することも考えられるが、このようなトラン
ジスタのダーリントン接続は、負荷が軽い場合でも、波
形歪が増大してしまうという問題がある。
【0018】そこで、本発明の課題は、簡単な構成によ
り、電流増幅回路のピーク電流を低減させながら、駆動
信号の電流増幅を行なうようにした、インクジェット式
プリンタのヘッド駆動装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、電流増幅回路の電流値が所定値以上に
なったときには、電流増幅回路の増幅素子と並列に接続
された電流増幅素子を動作させて、駆動素子の一方の電
極に印加して、電流増幅回路のピーク電流を低減させる
ようにした。
【0020】即ち、請求項1記載のインクジェット式プ
リンタのヘッド駆動装置では、複数のノズルに対応して
それぞれ設けられた駆動素子を、所定の印字タイミング
で選択的に、駆動波形発生回路からの駆動信号を電流増
幅回路により増幅して駆動し、対応するノズルからイン
ク滴を吐出させて記録を行なう、インクジェット式プリ
ンタのヘッド駆動装置であって、上記電流増幅回路の増
幅素子に対して並列接続されており、上記電流増幅回路
の電流値が所定値以上になったとき動作する電流増幅素
子を備えていることを特徴とする。
【0021】この構成によれば、電流増幅回路を流れる
電流値が小さい場合には、各駆動素子の一方の電極に
は、駆動波形発生回路からの駆動信号が、電流増幅回路
により増幅されて印加されることになる。
【0022】これに対して、駆動波形発生回路からの駆
動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回路を
流れる電流値が大きくなると、電流増幅回路の増幅素子
に並列接続された電流増幅素子が動作を開始して、その
増幅電流が第二の駆動信号として、各駆動素子の一方の
電極に流れ、電圧が印加されることになる。
【0023】従って、電流増幅回路を流れる電流値が所
定値以上のときには、電流増幅回路及び電流増幅素子か
らの電流が各駆動素子に流れることになるため、電流増
幅回路のピーク電流が低減され得るので、電流増幅回路
を構成するトランジスタ等の増幅素子は小電力のもので
よい。
【0024】これにより、電流増幅回路のコストが低減
され得ると共に、例えばダーリントン接続が不要である
ので、波形歪の発生も低減され得ることになり、駆動波
形の精度が向上することになる。
【0025】請求項2記載のヘッド駆動装置において
は、上記電流増幅回路の電流値が所定値以上になったこ
とを検出する電流検知回路を備えており、上記電流増幅
素子が、電流検知回路が所定値以上の電流値を検出する
ことにより、動作することを特徴とする。
【0026】この構成によれば、駆動波形発生回路から
の駆動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回
路を流れる電流値が大きくなると、電流検知回路がこれ
を検出することにより、電流増幅素子が動作を開始す
る。これにより、電流増幅素子の増幅電流が第二の駆動
信号として、各駆動素子の一方の電極に流れ、電圧が印
加されることになる。
【0027】請求項3記載のヘッド駆動装置において
は、上記電流検知回路が、電流増幅回路に直列接続され
た抵抗から構成されており、この抵抗に発生する電圧
が、電流増幅素子の制御電極に印加されることを特徴と
する。
【0028】この構成によれば、駆動波形発生回路から
の駆動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回
路を流れる電流値が大きくなると、電流検知回路として
の抵抗に発生する電圧が所定電圧以上となって、電流増
幅素子の制御電極に印加される。これにより、電流増幅
回路の所定値の電流により抵抗に発生する電圧を、電流
増幅素子のしきい値に設定しておくことにより、電流増
幅回路の電流値が所定値以上になると、制御電極に印加
される抵抗の電圧がしきい値以上となって、電流増幅素
子が動作を開始することになる。従って、電流増幅素子
の増幅電流が第二の駆動信号として、各駆動素子の一方
の電極に流れ、電圧が印加されることになる。
【0029】請求項4記載のヘッド駆動装置において
は、上記電流増幅素子が、トランジスタであって、その
制御電極がベースであることを特徴とする。
【0030】この構成によれば、駆動波形発生回路から
の駆動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回
路を流れる電流値が大きくなると、電流検知回路として
の抵抗に発生する電圧が所定電圧以上となって、トラン
ジスタのベースに印加される。これにより、トランジス
タがオンとなって、動作を開始することになる。
【0031】請求項5記載のヘッド駆動装置において
は、上記電流増幅素子が、FET(電界効果トランジス
タ)であって、その制御電極がゲートであることを特徴
とする。
【0032】この構成によれば、駆動波形発生回路から
の駆動信号が大きくなって、それに対応して電流増幅回
路を流れる電流値が大きくなると、電流検知回路として
の抵抗に発生する電圧が所定電圧以上となって、FET
のゲートに印加される。これにより、FETがオンとな
って、動作を開始することになる。
【0033】この場合、電流増幅素子としてFETが使
用されていることにより、トランジスタの場合と比較し
て、許容されるピーク電流が大きくなるため、より大き
な電流を扱えることとなる。
【0034】更に、請求項6記載のヘッド駆動装置にお
いては、上記電流増幅素子の電圧波形を抵抗及びコンデ
ンサの素子で擬似成形することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態に係るインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置
について説明する。
【0036】尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好
適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が
付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において
特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態
様に限られるものではない。
【0037】図1は、本発明によるインクジェット式プ
リンタのヘッド駆動装置の一実施形態の構成を示してい
る。
【0038】図1において、ヘッド駆動装置10は、プ
リンタヘッドの複数のノズルに対応してそれぞれ設けら
れた駆動素子としての圧電素子11と、各圧電素子11
の一方の電極11aに対して第一の駆動信号COMAを
供給するため駆動波形発生回路12と、この第一の駆動
波形発生回路12と各圧電素子11との間に設けられた
電流増幅回路13及びスイッチ回路14と、電流増幅回
路13の電流値を検出する電流検知回路20と、電流増
幅回路13に対して並列接続された電流増幅素子21,
22と、から構成されている。
【0039】ここで、図1においては、圧電素子11
は、実際にはインクジェット式プリンタ10のプリンタ
ヘッドにて、各色毎にそれぞれ一つのノズル列が設けら
れており、各ノズル列に対してそれぞれ圧電素子が備え
られている。
【0040】そして、駆動波形発生回路12からの第一
の駆動信号COMAは、実際にはシフトレジスタ等を介
して、各ノズル列の圧電素子に対して順次に出力される
ようになっている。
【0041】上記圧電素子11は、例えばピエゾ素子で
あって、双方の電極11a,11b間に印加される電圧
により変位するように構成されている。
【0042】そして、圧電素子11は、駆動波形発生回
路12からの第一の駆動信号COMA及び電流増幅素子
21,22からの第二の駆動信号COMB(後述)の電
圧の和に基づいて放電する際に対応するノズル内のイン
クに圧力を加えることにより、このノズルからインク滴
を吐出するように構成されている。
【0043】上記駆動波形発生回路12は、インクジェ
ットプリンタのヘッドへの第一の駆動信号COMAを発
生させるものであり、プリンタ本体の制御部またはプリ
ンタヘッドに搭載されている。
【0044】上記電流増幅回路13は、二つのトランジ
スタ13a,13bから構成されている。
【0045】このうち、第一のトランジスタ13aは、
コレクタが電流検知回路20の第一の抵抗23を介し
て、定電圧電源に接続され、ベースが駆動波形発生回路
12の一方の出力に接続されると共に、エミッタがスイ
ッチ回路14の入力側に接続されている。これにより、
駆動波形発生回路12からの信号に基づいて導通して、
定電圧Vccを抵抗23及びスイッチ回路14を介して
圧電素子11に供給する。
【0046】また、第二のトランジスタ13bは、エミ
ッタがスイッチ回路14の入力側に接続され、ベースが
駆動波形発生回路12の第二の出力に接続されると共
に、コレクタが電流検知回路20の第二の抵抗24を介
して、グランドにアース接続されている。これにより、
駆動波形発生回路12からの信号に基づいて導通して、
圧電素子11をスイッチ回路14を介して放電させる。
【0047】ここで、上記スイッチ回路14は、実際に
は、各圧電素子11をそれぞれオンオフするための所謂
トランスミッションゲートとして構成されている。
【0048】上記電流検知回路20は、それぞれ電流増
幅回路13の定電圧電源側及びグランド側の電流値を検
出するために、第一のトランジスタ13aのコレクタと
定電圧電源の間に、また第二のトランジスタ13bのエ
ミッタとグランドの間にそれぞれ直列に接続された二つ
の抵抗23,24から構成されている。
【0049】上記第一の電流増幅素子21は、第一のト
ランジスタ13aに並列接続された第三のトランジスタ
から構成されており、エミッタが定電圧電源に接続さ
れ、ベースが第一の抵抗23の第一のトランジスタ13
a側に接続されると共に、コレクタが抵抗R1及びダイ
オードD1を介してスイッチ回路14の入力側に接続さ
れている。
【0050】これにより、第三のトランジスタ21は、
第一の抵抗23の電圧が所定値以上になったときオンと
なり、定電圧電源から抵抗R1及びダイオードD1を介
して、スイッチ回路14の入力側に増幅電流が第二の駆
動信号COMBとして流れることになる。
【0051】上記第二の電流増幅素子22は、第二のト
ランジスタ13bに並列接続された第四のトランジスタ
から構成されており、コレクタがダイオードD2及び抵
抗R2を介してスイッチ回路14の入力側に接続され、
ベースが第二の抵抗24の第二のトランジスタ13b側
に接続されると共に、エミッタがグランドにアース接続
されている。
【0052】これにより、第四のトランジスタ22は、
第二の抵抗24の電圧が所定値以上になったときオンと
なり、第一のスイッチ回路14の入力側からダイオード
D2及び抵抗R2を介して、圧電素子11をスイッチ回
路14を介して放電させることになる。
【0053】本発明実施形態によるヘッド駆動装置10
は、以上のように構成されており、以下のように動作す
る。
【0054】通常は、即ち駆動波形発生回路12からの
駆動信号COMAが小さい場合には、電流増幅回路13
により増幅される電流値も小さいので、電流検知回路2
0を構成する抵抗23,24の電圧が低い。従って、電
流増幅素子21,22即ち第三及び第四のトランジスタ
はオフのままである。
【0055】これにより、駆動波形発生回路12からの
駆動信号COMAの変動に従って、駆動電圧が中間電位
より高い場合には、電流増幅回路13の第一のトランジ
スタ13aを介して圧電素子11の一方の電極11aの
充電が行なわれ、また駆動電圧が中間電位より低い場合
には、第一の電流増幅回路13の第二のトランジスタ1
3bを介して圧電素子11の一方の電極11aの放電が
行なわれる。これにより、圧電素子11が駆動信号CO
MAに基づいて作動して、インク滴を吐出する。
【0056】これに対して、駆動波形発生回路12から
の駆動信号COMAが大きい場合には、これに対応して
電流増幅回路13により増幅される電流値も大きくな
る。そして、電流検知回路20を構成する抵抗23,2
4の電圧が上昇して所定値以上になると、電流増幅素子
21,22の第三及び第四のトランジスタのベース電圧
がしきい値以上となる。従って、第三及び第四のトラン
ジスタはオンとなる。
【0057】これにより、圧電素子11には、電流増幅
回路13からの駆動信号COMAに対して、電流増幅素
子21,22からの駆動信号COMBが付加して印加さ
れることになる。従って、電流増幅回路13のピーク電
流値が低減され得ることになる。
【0058】この場合、電流増幅回路13も動作してお
り、電流増幅回路13の出力電圧即ち駆動信号COMA
及び出力電流I1は、図2(A)及び図2(B)に示す
ようになっており、第一のトランジスタ13aを流れる
出力電流I1により駆動信号COMAの電圧が徐々に上
昇し、あるいは第二のトランジスタ13bを流れる出力
電流I1により駆動信号COMAの電圧が徐々に低下す
るようになっている。
【0059】これに対して、電流増幅素子21,22で
ある第三及び第四のトランジスタの出力電圧即ち駆動信
号COMB及び出力電圧V1は、図2(C)及び図2
(D)に示すようになっている。
【0060】ここで、駆動信号COMBは、出力電圧V
1の上昇時及び下降時の図2(D)にて符号Xで示すふ
くらみが発生するが、出力電圧V1の上昇時のふくらみ
は、放電側の第二のトランジスタ13bがオンとなるこ
とにより、整形され、ほぼ一定の傾きで上昇することに
なる。また、下降時のふくらみも、同様にして充電側の
第一のトランジスタ13aのオンにより整形され、駆動
信号COMBは、ほぼ一定の傾きで下降することにな
る。
【0061】このようにして、本発明実施形態によるヘ
ッド駆動装置10によれば、電流増幅回路13の電流値
が所定値以上になると、電流増幅素子21,22が動作
を開始して、電流増幅回路13からの駆動信号COMA
に加えて、駆動信号COMBを圧電素子11に印加する
ことになる。従って、電流増幅回路13の電流値が所定
値に限定されることになる。
【0062】これにより、電流増幅回路13を構成する
各トランジスタ13a,13bは、それぞれ増幅電流が
比較的小さくて済むので、小型で低コストのトランジス
タを使用することができる。
【0063】また、電流増幅素子21,22の各トラン
ジスタは、電流増幅回路13の電流値が所定値以上のと
きにのみ動作するので、あまり高精度のものは必要な
く、低コストのものを使用することができる。
【0064】従って、上述した実施形態によれば、電流
増幅回路13の電流値が低い場合には、充電側及び放電
側それぞれ一つづつのトランジスタ13a,13bによ
り電流増幅を行なうことができるので、高い波形精度が
得られる。
【0065】さらに、電流増幅回路13の電流値が高い
場合には、電流増幅回路13の各トランジスタ13a,
13bに対して並列接続された電流増幅素子21,22
としての第三及び第四のトランジスタを流れる電流によ
り、電流増幅回路13の電流値を補完することになる。
従って、電流増幅回路13の電流値が比較的小さく制限
されることになるので、電流増幅回路13の各トランジ
スタ13a,13bは、比較的小電力で低コストのもの
が使用され得る。
【0066】上述した実施形態においては、電流増幅素
子21,22として、それぞれ第三のトランジスタ,第
四のトランジスタが使用されているが、これに限らず、
FET等の他の増幅素子が使用されてもよい。
【0067】尚、FETを使用する場合には、トランジ
スタの場合と比較して、許容されるピーク電流が大きく
なるため、より大きな電流を扱えることとなる。
【0068】また、上述した実施形態においては、駆動
素子として、例えばピエゾ素子から成る圧電素子11が
使用されているが、これに限らず、他の圧電素子、例え
ば電歪素子,磁歪素子等を使用してもよい。更に、駆動
素子としての抵抗体に電流を流して発熱させ、この発熱
によりインク中に発生する気泡の圧力によってインク滴
を吐出する方式のインクジェット式プリンタにも本発明
を適用し得るのは勿論である。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
流増幅回路を流れる電流値が所定値以上のときには、電
流増幅回路及び電流増幅素子からの電流が各駆動素子に
流れることになるため、電流増幅回路のピーク電流が低
減され得るので、電流増幅回路を構成するトランジスタ
等の増幅素子は小電力のものでよい。
【0070】これにより、電流増幅回路のコストが低減
され得ると共に、例えばダーリントン接続が不要である
ので、波形歪の発生も低減され得ることになり、駆動波
形の精度が向上することになる。
【0071】このようにして、本発明によれば、簡単な
構成により、電流増幅回路のピーク電流を低減させなが
ら、駆動信号の電流増幅を行なうようにした、極めて優
れたインクジェット式プリンタのヘッド駆動装置が提供
されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェット式プリンタのヘッ
ド駆動装置の一実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のヘッド駆動装置における(A)電流増幅
回路の駆動信号COMA,(B)電流増幅回路の出力電
流I1,(C)電流増幅素子の駆動信号COMB及び
(D)電流増幅素子の出力電圧V1を示すグラフであ
る。
【図3】従来のヘッド駆動装置の一例の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 ヘッド駆動装置 11 圧電素子 12 駆動波形発生回路 13 電流増幅回路 13a 第一のトランジスタ 13b 第二のトランジスタ 14 スイッチ回路 20 電流検知回路 21 電流増幅素子(第三のトランジスタ) 22 電流増幅素子(第四のトランジスタ) 23 第一の抵抗(電流検知回路) 24 第二の抵抗(電流検知回路)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルに対応してそれぞれ設けら
    れた駆動素子を、所定の印字タイミングで選択的に、駆
    動波形発生回路からの駆動信号を電流増幅回路により増
    幅して駆動し、対応するノズルからインク滴を吐出させ
    て記録を行なう、インクジェット式プリンタのヘッド駆
    動装置であって、 上記電流増幅回路の増幅素子に対して並列接続されてお
    り、上記電流増幅回路の電流値が所定値以上になったと
    き動作する電流増幅素子を備えていることを特徴とす
    る、インクジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記電流増幅回路の電流値が所定値以上
    になったことを検出する電流検知回路を備えており、 上記電流増幅素子が、電流検知回路が所定値以上の電流
    値を検出することにより、動作することを特徴とする、
    請求項1に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 上記電流検知回路が、電流増幅回路に直
    列接続された抵抗から構成されており、 この抵抗に発生する電圧が、電流増幅素子の制御電極に
    印加されることを特徴とする、請求項2に記載のインク
    ジェット式プリンタのヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記電流増幅素子が、トランジスタであ
    って、その制御電極がベースであることを特徴とする、
    請求項3に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 上記電流増幅素子が、FET(電界効果
    トランジスタ)であって、その制御電極がゲートである
    ことを特徴とする、請求項3に記載のインクジェット式
    プリンタのヘッド駆動装置。
  6. 【請求項6】 上記電流増幅素子の電圧波形を抵抗及び
    コンデンサの素子で擬似成形することを特徴とする、請
    求項1に記載のインクジェット式プリンタのヘッド駆動
    装置。
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