JP4437693B2 - 箱状ユニット取付構造及び該箱状ユニット取付構造の組付方法 - Google Patents

箱状ユニット取付構造及び該箱状ユニット取付構造の組付方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用の箱状ユニット取付構造及び該箱状ユニット取付構造の組付方法に関し、特に、クラスタリッド内にオーディオ機器を装着する際に用いて好適な箱状ユニット取付構造及び該箱状ユニット取付構造の組付方法に関するものである。
従来の箱状ユニット取付構造として、図4及び図5に示すようなものが知られている。
まず、構成から説明すると、このような従来の箱状ユニット取付構造では、車両1の車室2内の前方には、車幅方向に沿ってインストルメントパネル3が延設されている。
このインストルメントパネル3内には、図示省略のステアリングコラムを支持するステアリングメンバ部材4が、車幅方向に沿って延設されて設けられている。
また、このステアリングメンバ部材4の車幅方向略中央位置から、下方に向けて左,右一対のインストステー部材5,5が延設されて設けられている。
更に、略ボックス状の箱状ユニットとしてのオーディオ機器6には、左,右両側から、取付ブラケット部材7,7が、複数のビス部材8…を用いて装着されている。
この取付ブラケット7,7のうち、車両前方に向けて延長される上面延長部7a,7aの先端部7c,7cには、取付孔7b,7bが開口形成されている。
そして、この先端部7c,7cの裏面側を前記ステアリングメンバ部材4に一体に形成される取付座面部4a,4aに当接させて、前記取付孔7b,7bに挿通される締結部材としてのボルト部材等によって締結固定されるように構成されている。
また、この取付ブラケット7,7のうち、前記オーディオ機器6の下面側6a近傍には、下側取付フランジ部7d,7dが設けられていて、前記インストステー部材5,5から車両後方に向けて向けて延設される下側アーム部材5a,5aの取付座面5b,5bに車室2内側から、裏面側を当接させて、前記取付孔7e,7eに挿通される締結部材としてのボルト部材等によって締結固定されるように構成されている。
更に、この取付ブラケット7,7には、上面部車室内側端縁に、前記オーディオ機器6の室内側側面6bと略面一となるように、前記インストルメントパネル3の一部であるクラスタリッド3aを固定するインパネ固定用フランジ部7f,7fが一体に形成されている。
そして、前記オーディオ機器6を前記取付ブラケット7,7を用いて、インストルメントパネル3内に固定した後、図5に示すように、前記クラスタリッド3a及び上側クラスタリッドカバー部材3bによって、前記オーディオ機器6が覆われるように、インストルメントパネル3の車幅方向略中央位置へこれらの前記クラスタリッド3a及び上側クラスタリッドカバー部材3bを固着するように構成されている。
次に、この従来の箱状ユニット取付構造の作用について説明する。
このように構成された従来の箱状ユニット取付構造では、金属製の取付ブラケット7,7を前記ステアリングメンバ部材4に一体に形成される取付座面部4a,4aに当接させて、締結固定させている。
このため、前記オーディオ機器6と、車体との間でアースが確保されて、オーディオ機器6のラジオノイズを低減させることができる。
なお、他のこの種の箱状ユニット取付構造としては、前記ステアリングメンバ部材から車両後方に向けて延設される取付アーム部材を、オーディオ機器6の左,右両側面部に、固定するものも知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開平6−262983号公報(段落0019乃至0029,第1図,第2図)
しかしながら、このような従来の箱状ユニット取付構造では、車両の室内造形上、更に、車両後方に前記オーディオ機器6を位置させようとすると、前記上面延長部7a,7aがしなり、所望の取付剛性を確保することが困難であった。
また、前記インストルメントパネル3を取り付ける前工程で、前記オーディオ機器6をステアリングメンバ5に取り付けなければならない等、工程順序に規制が発生してしまうといった問題もあった。
更に、前記クラスタリッド3aを取り外さなければ、前記取付座面4a,4a及び5b,5bが車室2内側に露出しない。
このため、オーディオ機器のメンテナンス及び交換等の作業を行う際には、その都度、前記クラスタリッド3aを取り外さなければならず、オーディオ機器6のメンテナンス及び交換等の作業性が良好であるとは、言い難かった。
また、組付け時の工程の順序や、メンテナンス時の取り外しを考慮して、前記クラスタリッド3a及び上側クラスタリッドカバー部材3bを小さめに設計する必要が生じ、例えば、クラスタリッド一体型のインストルメントパネル等を設定することは、インストルメントパネル略全てを、前記オーディオ機器6の交換等の際に取りはずさなければならず、事実上、このような設定をすることは困難であった。
そこで、本発明は、取付剛性を向上させることにより、箱状ユニットの取付位置の自由度を増大させて、造形の設定の自由度を向上させることが出来、しかも、組付性及びメンテナンス性の良好な箱状ユニット取付構造及び該箱状ユニット取付構造の組付方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、車両の車室内の前方に、車幅方向に沿って延設されるインストルメントパネル内に設けられるステアリングメンバ部材の車幅方向略中央位置から、下方に向けて延設される左,右一対のインストステー部材を設け、前記ステアリングメンバ部材から車両後方に向けて延設されるアッパアーム部材と、前記インストステー部材から延設されるサイドアーム部材とによって、略ボックス状の箱状ユニットを支持する箱状ユニット取付構造であって、
前記アッパアーム部材を、前記ステアリングメンバ部材に一体に設けられる第1ブラケット部材と、前記箱状ユニットを装着する第2ブラケット部材とに分割して、前記第1ブラケット部材の車両後方側端部には、車両前後方向に面内外方向を向けて、前記第2ブラケット部材の取付アッパフランジ部を、前記インストルメントパネルの取付面部を介在させて、車両後方から当接させると共に、車両後方から締結部材で、該取付アッパフランジ部及び前記インストルメントパネルの取付面部を共締めするアッパ取付座面部を設けて、更に、前記サイドアーム部材には、車両前後方向に面内外方向を向けて、前記第2ブラケット部材の取付サイドフランジ部を、車両後方から当接させると共に、車両後方から締結部材で、該取付サイドフランジ部を締結固定するサイド取付座面部を設けて、前記インストルメントパネルの車幅方向略中央に開口形成されるクラスタ開口部内では、前記アッパ取付座面部を、前記サイド取付座面部よりも車両後方よりに位置させる箱状ユニット取付構造を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記クラスタ開口部内に位置する前記第1ブラケット部材のアッパ取付座面部に対して、前記インストルメントパネルの取付面部を介在させて、車両後方から、前記第2ブラケット部材の取付アッパフランジ部を当接させると共に、車両後方から締結部材で、該取付アッパフランジ部及び前記インストルメントパネルの取付面部を、前記アッパ取付座面部に対して共締めすると共に、前記クラスタ開口部内に位置する前記サイドアーム部材の前記サイド取付座面部に対して、前記第2ブラケット部材の取付サイドフランジ部を車両後方から当接させると共に、車両後方から締結部材で、該取付サイドフランジ部を、前記サイド取付座面部に対して締結固定する請求項1記載の箱状ユニット取付構造の組付方法を特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものは、まず、前記クラスタ開口部内に位置する前記第1ブラケット部材のアッパ取付座面部に対して、前記インストルメントパネルの取付面部を介在させて、車両後方から、前記第2ブラケット部材の取付アッパフランジ部を当接させる。
更に、前記クラスタ開口部内に位置する前記サイドアーム部材の前記サイド取付座面部に対して、前記第2ブラケット部材の取付サイドフランジ部を車両後方から当接させる。
次に、車両後方から締結部材で、該取付アッパフランジ部及び前記インストルメントパネルの取付面部を、前記アッパ取付座面部に対して共締めする。
そして、車両後方から締結部材で、該取付サイドフランジ部を、前記サイド取付座面部に対して締結固定することにより、略ボックス状の箱状ユニットを、前記インストルメントパネル内の車幅方向略中央に開口形成されるクラスタ開口部内に、支持固定させることができる。
従って、車室内側から、該クラスタ開口部を介して、前記締結部材による締結作業を全て行うことができるので、作業性が良好である。
また、前記車両後方から締結部材によって、該取付アッパフランジ部及び前記インストルメントパネルの取付面部が、前記アッパ取付座面部に対して共締めされている。
このため、前記アッパ取付座面部が形成される前記第1ブラケット部材の車両後方側端部までの前記ステアリングメンバ部材からの延設寸法が長くても、前記インストルメントパネルの取付面部が、共締めされている分、取付剛性を向上させることが出来て、所望の強度を容易に得られる。
しかも、前記サイド取付座面部が設けられたサイドアーム部材を、前記ステアリングメンバ部材の車幅方向略中央位置から、下方に向けて延設される左,右一対のインストステー部材に一体に設けているので、更に、取付剛性を向上させることができる。
このため、前記アッパ取付座面部及び前記サイド取付座面部を、前記ステアリングメンバ部材の位置よりも車両後方に離間させて設けることができるので、インストルメントパネル及びクラスタリッド周縁の造形の自由度を向上させることができる。
また、請求項2に記載されたものは、前記第2ブラケット部材の取付サイドフランジ部よりも、車両前側に位置するように介在されて、前記インストルメントパネルの取付面部が、アッパ取付座面部に、車両後方から当接させられている。
このため、前記第2ブラケット部材のみを前記締結部材による締結を解除して、車両後方へ取り外すことが出来る。
従って、例えば、箱状ユニットとしてオーディオ機器を用いた場合等、オーディオ機器のメンテナンス及び交換等を、前記インストルメントパネルを取り外すことなく、容易に行うことができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
図1乃至図4は、本実施の形態による箱状ユニット取付構造を示している。
まず、構成から説明すると、このような本実施の形態の箱状ユニット取付構造では、車両11の車室2内の前方に、車幅方向に沿ってインストルメントパネル10が延設されている。
また、このインストルメントパネル10の車幅方向略中央位置には、車室2内と連通するクラスタ開口部10aが形成されていて、このクラスタ開口部10a内に、略ボックス状の箱状ユニットとしてのオーディオ機器6が、収納されるように構成されている。
このインストルメントパネル10内には、図示省略のステアリングコラムを支持するステアリングメンバ部材12が、車幅方向に沿って延設されて設けられている。
また、このステアリングメンバ部材12の車幅方向略中央位置から、下方に向けて左,右一対のインストステー部材13,13が、一体に延設されて設けられている。
このインストステー部材13,13には、一体となるようにサイドアーム部材14,14が設けられている。
この各サイドアーム部材14には、前記インストステー部材13の付根部13aから車両後方に向けて延設されるアーム本体部14aと、このアーム本体部14aの後端に一体に屈曲されて、車両後方に面内外方向を向けるサイド取付座面部14bとを有して、主に構成されている。
この実施の形態では、前記ステアリングメンバ部材12,左,右一対のインストステー部材13,13及び、サイドアーム部材14,14が、軽量金属材料であるマグネシウム合金によって、一体に形成されている。
また、前記ステアリングメンバ部材12の車幅方向略中央の車室内側側面12aには、一定の高さh1を有する膨出台座部12bが形成されていて、車両後方に向けて延設される左右一対のアッパアーム部材15,15が固着されて設けられている。
そして、これらの各アッパアーム部材15が、前記ステアリングメンバ部材12に一体に設けられる第1ブラケット部材16と、前記オーディオ機器6を装着する第2ブラケット部材17とに分割されて、主に構成されている。
このうち、前記第1ブラケット部材16は、前記ステアリングメンバ部材12の膨出台座部12bに一体となるように固着される固着片部16aを前縁に設けると共に、車両前後方向に向けて、補強ビード部16cを上面側に膨出形成して、この固着片部16aとの間の曲げ角度に沿って形成される左,右屈曲壁部16d,16dと共に、上下方向の剛性を向上させた略水平に延設される上面部16bを有している。
また、この第1ブラケット部材16の上面部16bの左,右側縁部16fの略全長に渡る箇所からは、下方に向けて、縦壁部16gが、この上面部16bと直交する面延設方向を有すると共に、面内外方向を車幅方向に向けて、一体となるように形成されている。
そして、この縦壁部16gの車両後方側端部で、下端近傍には、内側に向けて屈曲されることにより、車両前後方向に面内外方向を向けて、前記第2ブラケット部材17の取付アッパフランジ部17aを、前記インストルメントパネル10の前記クラスタ開口部10a周縁に形成された取付面部10bを介在させて、車両後方から当接させるアッパ取付座面部16hが設けられている。
従って、これらの左,右各々の第1ブラケット部材16,16では、車室内2側から見た正面形状が、前記上面部16b,縦壁部16g及びアッパ取付座面部16hとによって、内側を開放する略コ字状を呈するように構成されている。
このアッパ取付座面16hでは、車両後方から締結部材としてのボルト部材20が、挿通されて、これらの取付アッパフランジ部17a及び前記インストルメントパネル10の取付面部10b及びアッパ取付座面16hが共締めされるように構成されている。
更に、この実施の形態では、このボルト部材20による共締め位置が、前記オーディオ機器6の上面側で、しかも、操作面部を有する室内側側面6bと略面一となるように、前記取付面部10b,アッパ取付座面16h及び取付アッパフランジ部17aの位置が設定されている。
また、前記第2ブラケット部材17は、前記オーディオ機器6の側面部6cに、ビス部材8…によって固着される側面部17bを有し、この側面部17bの車両前後方向側縁には、更に、一体となるように屈曲形成されて、面内外方向を車両前後方向に向けて構成される取付サイドフランジ部17cが設けられている。
更に、この実施の形態では、図2に示すように、この左右一対の取付サイドフランジ部17c,17cの面延設方向は、前記アッパ取付座面部16h,16hの面延設方向に対して、車室2内側に向けて屈曲するように、180度未満の一定の角度α(この実施の形態では、約150度)が与えられて設けられている。
また、この取付サイドフランジ部17cを車両後方から前記サイド取付座面部14bに当接させると共に、締結部材としてのボルト部材20で、この取付サイドフランジ部17cを、前記サイド取付座面部14bに締結固定するように構成されている。
そして、図3に示すように、前記インストルメントパネル10の車幅方向略中央に開口形成されるクラスタ開口部10a内に、前記アッパ取付座面部16h,16h及びサイド取付座面部14b,14bが位置するように構成されている。
このため、このクラスタ開口部10a周縁部と、前記オーディオ機器6の操作パネル等が設けられた室内側側面6bの外周縁部との間に嵌着されるフィニッシャ部材を取り外した状態では、前記アッパ取付座面部16h,16h及びサイド取付座面部14b,14bが、車室2内空間に露出されている。
更に、この実施の形態の箱状ユニット取付構造では、図1に示すように、クラスタ開口部10a周縁部に位置する取付座面10b,10bのうち、少なくとも何れか一方には、アース線30の先端に設けられた端子31が埋設されている。
そして、前記ボルト部材20…によって、前記取付アッパフランジ部17a,17a及び前記インストルメントパネル10の取付面部10bが、前記アッパ取付座面部16h,16hに対して共締めされる際に、前記取付アッパフランジ部17a,17aの一部と、この端子31が接触されて、アース線30と前記オーディオ機器6とが電気的にアースされるように構成されている。
次に、この実施の形態の箱状ユニット取付構造及び該箱状ユニット取付構造の組付方法の作用について説明する。
まず、取付順序に沿って説明すると、インストルメントパネル10内に、前記ステアリングメンバ部材12が装着された状態で、前記クラスタ開口部10a内に位置する前記第1ブラケット部材16のアッパ取付座面部16h,16hに対して、前記インストルメントパネル10のクラスタ開口部10aの周縁に形成された取付面部10bを介在させて、車両後方から、前記オーディオ機器6の側面部6c,6cに固着された第2ブラケット部材17,17の取付アッパフランジ部17a,17aを当接させる。
更に、前記クラスタ開口部10a内に位置する前記サイドアーム部材14,14の前記サイド取付座面部14b,14bに対して、前記第2ブラケット部材17,17の取付サイドフランジ部17c,17cを車両後方から当接させる。
次に、車両後方である車室2内側からボルト部材20,20を挿通して、これらのボルト部材20,20で、この取付アッパフランジ部17a,17a及び前記インストルメントパネル10の取付面部10b,10bを、前記アッパ取付座面部16h,16hに対して共締めする。
更に、車両後方である車室2内側からボルト部材20,20を挿通すると共に、このボルト部材20,20で、前記取付サイドフランジ部17c,17cを、前記サイド取付座面部14b,14bに対して締結固定することにより、略ボックス状のオーディオ機器6を、前記インストルメントパネル10内の車幅方向略中央に開口形成されるクラスタ開口部10a内に、支持させて固定させることができる。
従って、車室2内側から、このクラスタ開口部10aを介して、前記ボルト部材20…による締結作業を全て行うことができるので、作業性が良好である。
しかも、この実施の形態では、前記サイド取付座面部14b,14bが、オーディオ機器6の側面部6c,6c近傍で、前記取付サイドフランジ部17c,17cを前記ボルト部材20,20によって、締結固定するようにしているので、このオーディオ機器6の下面側6aで、固定作業を行うものに比して、更に作業性が良好である。
固定後、このクラスタ開口部10a周縁部と、前記オーディオ機器6の操作パネル等が設けられた室内側側面6bの外周縁部との間にフィニッシャ部材等を嵌着させれば、前記ボルト部材20…が隠れて見えない。このため、外観品質が良好である。
また、前記車両後方からボルト部材20…によって、前記取付アッパフランジ部17a,17a及び前記インストルメントパネル10の取付面部10bが、前記アッパ取付座面部16h,16hに対して共締めされている。
このため、前記アッパ取付座面部16h,16hが形成される前記第1ブラケット部材16,16の車両後方側端部までの前記ステアリングメンバ部材12からの延設寸法Lが長くても、前記インストルメントパネル10の取付面部10bが、共締めされている分、取付剛性を向上させることが出来て、所望の強度を容易に得られる。
しかも、この実施の形態では、前記サイド取付座面部14b,14bが設けられたサイドアーム部材14,14を、前記ステアリングメンバ部材12の車幅方向略中央位置から、下方に向けて延設される左,右一対のインストステー部材13と共に、マグネシウム合金によって、一体となるように成形して設けているので、更に、取付剛性を向上させることができる。
このため、前記アッパ取付座面部16h,16h及び前記サイド取付座面部14b,14bを、前記ステアリングメンバ部材12の位置よりも車両後方に距離L以上離間させて設けることができるので、インストルメントパネル部材10及び前記クラスタ開口部10aが設けられるクラスタリッド周縁の造形の自由度を向上させることができる。
また、前記第2ブラケット部材17の取付サイドフランジ部17cよりも、車両前側に位置するように介在されて、前記インストルメントパネル10の取付面部10bが、アッパ取付座面部16hに、車両後方から当接させられている。
このため、前記オーディオ機器6と共に、第2ブラケット部材17のみを、前記ボルト部材20,20による締結を解除して、車両後方へ取り外すことが出来る。
従って、例えば、箱状ユニットとしてオーディオ機器6を用いた場合等、オーディオ機器6のメンテナンス及び交換等を、前記インストルメントパネル10全体を取り外すことなく、容易に行うことができる。
更に、この実施の形態では、図2に示すように、この左右一対の取付サイドフランジ部17c,17cの面延設方向が、前記アッパ取付座面部16h,16hの面延設方向に対して、車室2内側に向けて屈曲するように、180度未満の一定の角度α(この実施の形態では、約150度)が与えられて設けられている。
このため、オーディオ機器6の組付け及びメンテナンスの際に、第2ブラケット部材17,17が固着されたオーディオ機器6を、車室2内側から、前記クラスタ開口部10a内へ挿入して、前記アッパ取付座面部16h,16h及び前記サイド取付座面部14b,14bに対して、前記取付アッパフランジ部17a,17a及び取付サイドフランジ部17c,17cを、当接させると、安定して仮保持させることができる。
このため、車室内側から行うボルト部材20…による締結作業の作業性を、更に良好なものとすることができる。
更に、この実施の形態の箱状ユニット取付構造では、図1に示すように、クラスタ開口部10a周縁部に位置する取付座面10b,10bのうち、少なくとも何れか一方には、アース線30の先端に設けられた端子31が埋設されている。
そして、前記ボルト部材20…によって、前記取付アッパフランジ部17a,17a及び前記インストルメントパネル10の取付面部10bが、前記アッパ取付座面部16h,16hに対して共締めされる際に、前記取付アッパフランジ部17a,17aの一部と、この端子31が接触されて、アース線30と前記オーディオ機器6とが電気的にアースされる。
従って、この実施の形態の箱状ユニット取付構造では、良好なアース性能を発揮させることが出来、ラジオノイズ等の影響を防止出来る。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、前記第1ブラケット部材16,16を前記ステアリングメンバ部材12と別体で構成して、固着片部16a,16aを、前記ステアリングメンバ部材12の膨出台座部12bに一体となるように固着させているが、予めマグネシウム合金等の軽金属で一体に形成されていてもよい。
本発明の最良の実施の形態の箱状ユニット取付構造を示し、要部の構成を説明するインストルメントパネル内部の斜視図である。 実施の形態の箱状ユニット取付構造で、ステアリングメンバ部材へのオーディオ機器の取付構造を説明する斜視図である。 実施の形態の箱状ユニット取付構造で、フィニッシャ部材を取り外した状態での車両後方である車室内側から要部を見た正面図である。 従来例の箱状ユニット取付構造で、インストルメントパネルの一部であるクラスタリッドが取り外された様子を説明する斜視図である。 従来例の箱状ユニット取付構造で、全体の構成を説明する分解斜視図である。
符号の説明
2 車室
6 オーディオ機器(箱型ユニット)
10 インストルメントパネル
10a クラスタ開口部
11 車両
12 ステアリングメンバ部材
13,13 インストステー部材
14,14 サイドアーム部材
14b,14b サイド取付座面部
15 アッパアーム部材
16,16 第1ブラケット部材
16h,16h アッパ取付座面部
17,17 第2ブラケット部材
17a,17a 取付アッパフランジ部
17c,17c 取付サイドフランジ部

Claims (2)

  1. 車両の車室内の前方に、車幅方向に沿って延設されるインストルメントパネル内に設けられるステアリングメンバ部材の車幅方向略中央位置から、下方に向けて延設される左,右一対のインストステー部材を設け、前記ステアリングメンバ部材から車両後方に向けて延設されるアッパアーム部材と、
    前記インストステー部材から延設されるサイドアーム部材とによって、略ボックス状の箱状ユニットを支持する箱状ユニット取付構造であって、
    前記アッパアーム部材を、前記ステアリングメンバ部材に一体に設けられる第1ブラケット部材と、前記箱状ユニットを装着する第2ブラケット部材とに分割して、
    前記第1ブラケット部材の車両後方側端部には、車両前後方向に面内外方向を向けて、前記第2ブラケット部材の取付アッパフランジ部を、前記インストルメントパネルの取付面部を介在させて、車両後方から当接させると共に、車両後方から締結部材で、該取付アッパフランジ部及び前記インストルメントパネルの取付面部を共締めするアッパ取付座面部を設けて、
    更に、前記サイドアーム部材には、車両前後方向に面内外方向を向けて、前記第2ブラケット部材の取付サイドフランジ部を、車両後方から当接させると共に、車両後方から締結部材で、該取付サイドフランジ部を締結固定するサイド取付座面部を設けて、
    前記インストルメントパネルの車幅方向略中央に開口形成されるクラスタ開口部内では、前記アッパ取付座面部を、前記サイド取付座面部よりも車両後方よりに位置させることを特徴とする箱状ユニット取付構造。
  2. 前記クラスタ開口部内に位置する前記第1ブラケット部材のアッパ取付座面部に対して、前記インストルメントパネルの取付面部を介在させて、車両後方から、前記第2ブラケット部材の取付アッパフランジ部を当接させると共に、車両後方から締結部材で、該取付アッパフランジ部及び前記インストルメントパネルの取付面部を、前記アッパ取付座面部に対して共締めすると共に、前記クラスタ開口部内に位置する前記サイドアーム部材の前記サイド取付座面部に対して、前記第2ブラケット部材の取付サイドフランジ部を車両後方から当接させると共に、車両後方から締結部材で、該取付サイドフランジ部を、前記サイド取付座面部に対して締結固定することを特徴とする請求項1記載の箱状ユニット取付構造の組付方法。
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