JP4433198B2 - 高電圧貫通型コンデンサ、及び、マグネトロン - Google Patents

高電圧貫通型コンデンサ、及び、マグネトロン Download PDF

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Description

本発明は、高電圧貫通型コンデンサ、及び、この高電圧貫通型コンデンサを用いたマグネトロンに関する。
この種の高電圧貫通型コンデンサは、例えば、マグネトロンの発振動作時に発生する不要輻射波を除去するフィルタとして、マグネトロンに組み込まれるもので、一般的な構造は、たとえば、特許文献1などに開示されている。
この種の高電圧貫通型コンデンサでは、接地金具と、貫通導体との間に、高電圧が印加されるから、両者間で十分な絶縁耐圧を確保しなければならない。その手段の1つとして、特許文献1などにも示されているように、接地金具に備えられた浮き上り部の他面側に凹部を設け、この凹部内に筒状の絶縁カバーを嵌め込込むことにより、接地金具と、貫通導体との間に絶縁のための沿面距離を確保している。
しかし、特許文献1に示された構成によると、絶縁カバーは、接地金具の凹部内に嵌め込まれるになるから、底面積が大きくなる。しかも、絶縁カバーは、沿面距離を確保するため、背の高い筒状に形成されている。このため、接地金具よりも下側の外形を小型化することが困難である。
また、特許文献1に示された構成によると、絶縁カバーを接地金具に固定する必要があるために、絶縁樹脂を、コンデンサ部の内部から、絶縁カバーの内部にまで延長するような状態で充填しなればならない。このため、高電圧貫通型コンデンサは、絶縁樹脂の充填量がどうしても多くなりコスト高を招くとともに、絶縁樹脂の熱膨張/収縮の影響を受け易くなり、絶縁樹脂の膨張/収縮に起因する応力の発生、それに伴う絶縁耐圧の低下を招くおそれがある。
特開平8−78154号公報
本発明の課題は、小型化を実現しコストダウンを図るとともに、信頼性を向上しうる高電圧貫通型コンデンサ、及び、マグネトロンを提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る高電圧貫通型コンデンサは、コンデンサ部と、接地金具と、絶縁樹脂と、貫通導体と、絶縁カバーと、絶縁チューブとを含む。コンデンサ部は、一面側に2つの分割電極を有し、他面側に共通電極を有し、接地金具の一面上に搭載され、共通電極が接地金具の一面に接続されている。絶縁樹脂は、コンデンサ部の内部に充填されている。貫通導体は、2つであって、それぞれは、接地金具、及び、コンデンサ部の内部を貫通する棒状導体部を有し、分割電極に接続されている。絶縁チューブは、少なくとも一部がコンデンサ部の内部において、貫通導体の棒状導体部に装着されている。
上述した構成は、この種の高電圧貫通型コンデンサの基本的な構造である。本発明の特徴は、上述した構造において、絶縁カバーの取り付け構造に工夫を加えた点にある。即ち、本発明において、絶縁カバーは、貫通導体の棒状導体部に装着されており、一端が絶縁チューブの一端に連続している。
上述した特徴的構成によれば、絶縁カバーは棒状導体部に装着されているから、その装着の態様、及び、厚みに対応して、接地金具と、貫通導体との間の絶縁耐圧を確保することができる。しかも、絶縁カバーは棒状導体部に装着されているから、絶縁カバーの壁面により区画される底面積を最小限にとどめ、高電圧貫通型コンデンサの小型化を実現することができる。
さらに、絶縁カバーは棒状導体部に装着されているから、絶縁カバーを接地金具に固定する必要がなくなる。すなわち、高電圧貫通型コンデンサは、特許文献1に示したように、コンデンサ部の内部に備えられる絶縁樹脂を、絶縁カバーの内部にまで延長するような状態で充填する必要がなくなる分、絶縁樹脂の充填量を低減し、コストダウンを図ることができるとともに、絶縁樹脂の熱膨張/収縮の影響を受け難くなり、信頼性を向上することができる。
本発明に係る高電圧貫通型コンデンサは、その好ましい一態様として、絶縁カバーと、絶縁チューブとの連続部分が、絶縁樹脂の内部に埋設される。この構造によれば、絶縁カバーを絶縁樹脂により確実に保持することができる。
もう一つの好ましい態様として、絶縁カバーと絶縁チューブとの連続部分は嵌合されていてもよい。この構造によれば、絶縁カバーと絶縁チューブの嵌合により、両者の連続部分から、絶縁樹脂が棒状導体部の表面に浸入する不都合を回避し、もって、絶縁チューブ、又は、絶縁カバーが、貫通導体から脱落する不都合を回避することができる。
本発明に係るマグネトロンは、上述した高電圧貫通型コンデンサを、フィルタとして用いるので、本発明に係る高電圧貫通型コンデンサの有する利点が、そのまま発揮されることになる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
以上述べたように、本発明によれば、小型化を実現しコストダウンを図るとともに、信頼性を向上しうる高電圧貫通型コンデンサ、及び、マグネトロンを提供することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサの組み立て構造を示す斜視図、図2は図1に示した高電圧貫通型コンデンサの組み立て状態を示す平面図、図3は図2の3−3線に沿った一部断面図、図4は図2の4−4線に沿った一部断面図である。
図1乃至図4を参照すると、本発明の一実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサは、コンデンサ部10と、接地金具20と、絶縁ケース30と、第1及び第2の絶縁樹脂41、42と、貫通導体51、52と、絶縁チューブ61、62と、絶縁カバー71、72とを含む。
コンデンサ部10は、誘電体磁器素体11と、2つの分割電極12、13と、共通電極14とを有する。誘電体磁器素体11には、2つの貫通孔15、16が併設されている。誘電体磁器素体11の組成は、任意である。例えば、BaTiO3−BaZrO3−CaTiO3を主成分とし、一種または複数種の添加物を含む組成とすることができる。誘電体磁器素体11は、機械的応力、及び、電気的応力の集中を避けるため、全体として適度なR(丸み)を付けることが好ましい。
分割電極12、13は、貫通孔15、16の開口する領域を囲うようにして、誘電体磁器素体11の一面側に備えられている。分割電極12、13のそれぞれは、凹部17により、間隔が隔てられている。図示は省略するが、凹部17の代わりに凸部としてもよい。凹部17は、分割電極12、13の間の沿面距離を増大させるためのものであるから、その幅や深さは、必要な沿面距離が確保できるように選定される。共通電極14は、誘電体磁器素体11の他面側に備えられている。
上述したコンデンサ部10は、接地金具20の一面上に搭載され、共通電極14が接地金具20の一面に接続されている。より詳細に説明すると、図示する接地金具20は、例えば、鉄材、銅、真鍮等の導電性金属材料からなり、浮き上り部21と、凹部22と、貫通孔23とを有する。浮き上り部21は接地金具20の一面側に立ち上がり、凹部22は接地金具20の他面側において、浮き上り部21に対応する位置に備えられている。貫通孔23は、浮き上り部21の面内において、接地金具20を一面側から他面側に貫通している。浮き上り部21の上には、コンデンサ部10が搭載されており、コンデンサ部10は、共通電極14が浮き上り部21の面上に、例えば、はんだ付などの手段によって、電気的、機械的に接続固定されている。
絶縁ケース30は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)あるいは変性メラミン等で構成でき、接地金具20の一面側に備えられ、一端が浮き上り部21の外周に挿着されている。
貫通導体51、52は、2つであって、例えば、鉄材、銅、真鍮等の導電性金属材料からなる。図示する貫通導体51は、棒状導体部511と、タブ接続子として用いられるタブ端子部512とを有しており、棒状導体部511と、タブ端子部512とが、かしめ513により接続されている。同様に、貫通導体52は、棒状導体部521と、タブ端子部522とを有しており、棒状導体部521と、タブ端子部522とが、かしめ523により接続されている。
貫通導体51、52は、棒状導体部511、512が、電極接続体53、54、コンデンサ部10の貫通孔15、16、及び、接地金具20の貫通孔23を貫通するとともに、タブ端子部512、522の基部が電極接続体53、54に半田付け等の手段により固着され、電極接続体53、54を介して、分割電極12、13に電気的、機械的に接続されている。
棒状導体部511、512は、少なくとも、コンデンサ部10の貫通孔15、16を貫通する部分が、絶縁チューブ61、62によって被覆されている。具体的に、絶縁チューブ61、62のそれぞれは、例えば、シリコーンゴム等により構成されており、少なくとも一部がコンデンサ部10の内部において、棒状導体部511、521に装着されるとともに、第1の絶縁樹脂41に埋設されている。
第1の絶縁樹脂41は、コンデンサ部10の内部から、接地金具20の貫通孔23の内部まで充填されている。一方、第2の絶縁樹脂42は、コンデンサ部10の周囲に充填されている。すなわち、第2の絶縁樹脂42は、絶縁ケース30の内部であって、接地金具20の一面から、かしめ513、523を覆う位置まで充填されている。第1及び第2の絶縁樹脂41、42としては、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、フェノール樹脂や、シリコーン樹脂等を用いることができる。
上述した構造は、この種の高電圧貫通型コンデンサにおいて、一般に知られているところである。本発明の一実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサの特徴は、上述した高電圧貫通型コンデンサの基本的構成を前提とした、絶縁カバー71、72の取り付け構造にある。この点について、さらに図5を参照して詳しく説明する。図5は、図4に示した高電圧貫通型コンデンサにおいて、一点鎖線で円状に囲んだ領域aを拡大して示す図である。
図5を参照すると、絶縁カバー71、72のそれぞれは、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)あるいは変性メラミン等で構成されている筒状体、又は、管状体であって、接地金具20の他面側において、棒状導体部511、521の一部を覆うように装着されているとともに、その一端が絶縁チューブ61、62の一端に連続して備えられている。具体的には、絶縁カバー71、72のそれぞれは、一端の内周に段部710、720を有しており、段部710、720を先端にして棒状導体部511、521に取り付けられている。絶縁チューブ61、62は、その一端に段部710、720が外側から密着して嵌め合わされ、絶縁チューブ61、62の一端が、絶縁カバー71、72の一端により外側から部分的に覆われている。
コンデンサ部10の内部から、接地金具20の貫通孔23の内部まで充填される第1の絶縁樹脂41は、絶縁チューブ61、62の一端と、絶縁カバー71、72の一端とが連続して嵌合される部分に限って見ると、両者の連続部分を覆うように充填される。
図3乃至図5に示す高電圧貫通型コンデンサにおいて、段部710、720は絶縁カバー71、72のみに備えられているが、絶縁チューブ61、62の一端に段部を形成することができる。また、絶縁カバー71、72の一端と、絶縁チューブ61、62の一端とのそれぞれに、相互に嵌合可能な段部を形成することもできる。
上述した特徴的構成によれば、絶縁カバー71、72は、筒状、又は、管状であって、棒状導体部511、521の一部を覆うように装着されているから、絶縁カバー71、72の装着の態様、及び、厚みに対応する量的限度で、接地金具20と、貫通導体51、52との間の絶縁耐圧を確保することができる。
しかも、絶縁カバー71、72は、棒状導体部511、521に装着されているから、絶縁カバー71、72の壁面により区画される底面積を最小限にとどめることにより、高電圧貫通型コンデンサの小型化を実現することができる。
また、絶縁カバー71、72は、棒状導体部511、521を覆っているから、絶縁カバー71、72を接地金具20に固定する必要がなくなる。すなわち、本発明の一実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサにおいては、特許文献1に示したように、第1の絶縁樹脂41を、コンデンサ部10の内部から、絶縁カバー71、72の内部にまで延長するような状態で充填する必要がなくなる分、第1の絶縁樹脂41の充填量を低減し、コストダウンを図ることができるとともに、絶縁樹脂の熱膨張/収縮の影響を受け難くなり、信頼性を向上することができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサにおいて、絶縁カバー71、72の一端は、絶縁チューブ61、62の一端に連続しており、両者の連続部分が、第1の絶縁樹脂41の内部に埋設されているから、絶縁カバー71、72を第1の絶縁樹脂41により確実に保持することができる。
しかも、絶縁カバー71、72と、絶縁チューブ61、62との連続部分は、段部710、720により相互に密着して嵌合されているから、第1の絶縁樹脂41が両者の連続部分から棒状導体部511、521の表面に浸入することがない。このため、絶縁チューブ61、62、又は、絶縁カバー71、72が、貫通導体51、52から脱落する不都合を回避することができる。
図1及び図5に示した構成によると、絶縁カバー71、72は、棒状導体部511、521に備えられるから、高電圧貫通型コンデンサにおける絶縁カバー71、72の組み込み作業を容易に行うことができる。
次に、図6を参照し、高電圧貫通型コンデンサのもう一つの実施形態を説明する。図6は、本発明のもう一つの実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサについて一部を拡大して示す図である。図6において、図1乃至図5に現れた構成部分に相当する部分については、同一の参照符号を付してある。
図6の実施形態では、絶縁カバー71、72の一端と、絶縁チューブ61、62の一端との連続部分が、段部710、720により嵌合されており、両者の連続部分が、第1の絶縁樹脂41の内部に埋設されている点では、図5の実施形態と同じであるが、図5の実施形態と異なって、段部710、720が、絶縁カバー71、72の一端の外周側に備えられている。すなわち、図6の実施形態において、段部710、720は、絶縁チューブ61、62の一端の内周に密着して嵌め込まれ、絶縁カバー71、72の一端が、絶縁チューブ61、62の一端により外側から部分的に覆われている。このような構造であっても、図1乃至図5に示した実施形態と同程度の作用効果が得られる。
図7は本発明のさらにもう一つの実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサの平面図、図8は図7の8−8線に沿った一部断面図、図9は図7の9−9線に沿った一部断面図である。図7乃至図9において、図1乃至図6に現れた構成部分に相当する部分については、同一の参照符号を付してある。
図7乃至図9に示す実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサの特徴は、図1乃至図6を参照して説明した高電圧貫通型コンデンサの構成を前提として、絶縁ケース30の構造と、これに対する貫通導体51、52の相対関係について工夫を加えた点にある。即ち、本実施形態において、絶縁ケース30は、内面側に支持部31〜34を備え、支持部31〜34により、貫通導体51、52のタブ端子部512、522が固定されている。
具体的には、タブ端子部512の幅方向の両側に位置する絶縁ケース30の内面に、その上端面から間隔をおいて、支持部31、32を設け、支持部31、32により、タブ端子部512の幅方向の両側を、厚み方向の両面、及び、側端面から支持するようになっている。タブ端子部522に関しても、その幅方向の両側に位置する絶縁ケース30の内面に、その上端面から間隔をおいて、支持部33、34を設け、支持部33、34により、タブ端子部522の幅方向の両側を、厚み方向の両面、及び、側端面から支持するようになっている。
図7乃至図9に示す実施形態では、絶縁カバー71、72の一端と、絶縁チューブ61、62の一端とが相互に連続して嵌合されている点では、図1乃至図6の実施形態と同じであるから、図1乃至図6に示した実施形態と同程度の作用効果が得られる。
さらに、図7乃至図9に示す実施形態では、絶縁ケース30は、内面側に支持部31〜34を備え、支持部31〜34によりのタブ端子部512、522が固定されているから、マグネトロン側の接続子が接続されるタブ端子部512、522の機械的強度を、絶縁ケース30の内面側に設けられた支持部31〜34によって、確保することができる。このため、絶縁ケース30の内部において、コンデンサ部10の周りに充填される第2の絶縁樹脂42の充填量を低減した場合でも、貫通導体51、52に関しては、十分な機械的強度を確保し得る。したがって、貫通導体51、52に対する機械的補強作用を増大させながら、第2の絶縁樹脂42の充填量を低減させ、充填量削減に伴う応力の緩和、信頼性の向上、更には、コストダウンを図ることが可能になる。
具体的には、通常、第2の絶縁樹脂42は、図1乃至図6に示したように、タブ端子部512、513において、かしめ513、523を覆う程度の位置まで充填する必要があったが、図7乃至図9に示す実施形態によれば、第2の絶縁樹脂42は、表面位置が、かしめ513、523が露出する位置まで低減することができる。
図1乃至図9を参照して説明した高電圧貫通型コンデンサは、陰極ステムや、フィルタボックス等と組み合わされて、マグネトロンを構成する。次に、本発明の一実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサを用いたマグネトロンについて説明する。図10は本発明の一実施形態に係るマグネトロンの一途を破断して示す図、図11は図10に示したマグネトロンの電気回路図である。図10は、例えば、電子レンジ用のマグネトロンを示し、高電圧貫通型コンデンサ1と、陰極ステム81と、フィルタボックス91とを含む。
フィルタボックス91は、陰極ステム81を覆うように配置され、接地電極GND(図11参照)に接続されている。フィルタボックス91には、冷却フィン92、ガスケット93、RF出力端94、及び、磁石95が備えられている。
高電圧貫通型コンデンサ1は、フィルタボックス91の側面板910に設けた貫通孔を貫通して設けられ、接地金具20が側面板910と電気的、機械的に接続されている。
インダクタ82、83は、フィルタボックス91の内部において、陰極ステム81の陰極端子、及び、高電圧貫通型コンデンサ1と接続されている。
図11において、高電圧貫通型コンデンサ1は、インダクタ81、82と共にフィルタを構成している。先の図面に表れた構成部分に対応する部分には同一の参照符号を付してある。参照符号96は発振器、GNDは接地電極である。インダクタ81、82のそれぞれは、一端側が発振器96に導かれ、他端側が分割電極12、13のそれぞれに導かれている。
マグネトロンには、貫通導体51、52に、例えば、商用周波数、又は、20kHz〜40kHz程度の周波数を持つ4kV0-P程度の高電圧が印加される。これにより、マグネトロンが発振動作をするわけであるが、このとき、ノイズが発生する。発生したノイズは、高電圧貫通型コンデンサ1のフィルタ作用により低減される。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明の一実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサの組み立て構造を示す斜視図である。 図1に示した高電圧貫通型コンデンサの組み立て状態を示す平面図である。 図2の3−3線に沿った一部断面図である。 図2の4−4線に沿った一部断面図である。 図4に示した高電圧貫通型コンデンサの一部を拡大して示す図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサについて一部を拡大して示す図である。 本発明のさらにもう一つの実施形態に係る高電圧貫通型コンデンサの平面図である。 図7の8−8線に沿った一部断面図である。 図7の9−9線に沿った一部断面図である。 本発明の一実施形態に係るマグネトロンの一途を破断して示す図である。 図10に示したマグネトロンの電気回路図である。
符号の説明
1 高電圧貫通型コンデンサ
10 コンデンサ部
12、13 分割電極
14 共通電極
20 接地金具
41、42 第1及び第2の絶縁樹脂
51、52 貫通導体
511、521 棒状導体部
61、62 絶縁チューブ
71、72 絶縁カバー

Claims (3)

  1. 接地金具と、コンデンサ部と、絶縁樹脂と、貫通導体と、絶縁カバーと、絶縁チューブとを含み、
    前記コンデンサ部は、一面側に2つの分割電極を有し、他面側に共通電極を有し、前記接地金具の一面上に搭載され、前記共通電極が前記接地金具の前記一面に接続されており、
    前記絶縁樹脂は、前記コンデンサ部の内部に充填されており、
    前記貫通導体は、2つであって、それぞれは、前記接地金具、及び、前記コンデンサ部の内部を貫通する棒状導体部を有し、前記分割電極に接続されており、
    前記絶縁チューブは、少なくとも一部が前記コンデンサ部の内部において、前記棒状導体部に装着されており、
    前記絶縁カバーは、前記棒状導体部に装着され、その一端が、前記絶縁チューブの一端に連続する、
    高電圧貫通型コンデンサであって、
    前記接地金具は、浮き上り部と、貫通孔とを有し、
    前記浮き上り部は、一面側に立ち上がり、
    前記貫通孔は、前記浮き上り部の面内において、一面側から他面側に貫通しており、
    前記コンデンサ部は、前記浮き上がり部の面上に搭載されており、
    前記絶縁カバーの前記一端と、前記絶縁チューブの前記一端は、互いに密着して嵌合されており、
    前記絶縁樹脂は、前記コンデンサ部の内部から、前記接地金具の前記貫通孔の内部まで充填され、前記絶縁チューブの一端と、前記絶縁カバーの一端との嵌合部分を覆う、
    高電圧貫通型コンデンサ。
  2. 請求項1に記載された高電圧貫通型コンデンサであって、
    前記絶縁カバーは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)または変性メラミンで構成されている、
    高電圧貫通型コンデンサ。
  3. 高電圧貫通型コンデンサを含むマグネトロンであって、
    前記高電圧貫通型コンデンサは、請求項1又は2に記載されたものであり、フィルタとして組み込まれている、
    マグネトロン。
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