JP2003217465A - マグネトロン及びマグネトロンの製造方法 - Google Patents
マグネトロン及びマグネトロンの製造方法Info
- Publication number
- JP2003217465A JP2003217465A JP2002019410A JP2002019410A JP2003217465A JP 2003217465 A JP2003217465 A JP 2003217465A JP 2002019410 A JP2002019410 A JP 2002019410A JP 2002019410 A JP2002019410 A JP 2002019410A JP 2003217465 A JP2003217465 A JP 2003217465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inductor coil
- inductor
- magnetron
- capacitor
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J23/00—Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
- H01J23/02—Electrodes; Magnetic control means; Screens
- H01J23/10—Magnet systems for directing or deflecting the discharge along a desired path, e.g. a spiral path
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/04—Manufacture of electrodes or electrode systems of thermionic cathodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J23/00—Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
- H01J23/14—Leading-in arrangements; Seals therefor
- H01J23/15—Means for preventing wave energy leakage structurally associated with tube leading-in arrangements, e.g. filters, chokes, attenuating devices
Abstract
ンの軸方向においてコンパクトなシールドケースを有す
るマグネトロン及びマグネトロンの製造方法を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】マグネトロン本体1の一部を構成するステ
ム絶縁体3に固着された一対の陰極端子4と貫通コンデ
ンサ5との間にインダクタコイル8を設け、前記貫通コ
ンデンサ5が固定されるシールドケース9と蓋11によ
って前記インダクタコイル8を覆い、前記インダクタコ
イル8は、コア型インダクタ部8b及び空芯型インダク
タ部8cと、該空芯型インダクタ部8cから延びる延長
線部8dとからなり、前記先端部8fを、前記コア型イ
ンダクタ部8b及び前記延長線部8dの径の中心よりも
前記蓋11側に位置するようにした。
Description
載されマイクロ波を発生させるマグネトロン及びマグネ
トロンの製造方法に関する。
フィルタ構成を示すもので、貫通コンデンサ100と一
体に設けられたアース板101をシールドケース102
の側面に固定し、フェライトからなるコア103の表面
を絶縁処理した巻線が巻回されたインダクタコイル10
4の一端を、マグネトロン本体105の陰極端子106
に、他端を貫通コンデンサ100の中心導体107に接
続することで、ローパスフィルタが構成され、ライン上
の雑音を遮断できるようになっている。そして、シール
ドケース102の開口部は蓋108によりカバーされて
おり、空中にも雑音が漏れない構造となっている。
にセラミック等の絶縁物からなるステム絶縁体109に
よって電気的に分離され、マグネトロン本体105、シ
ールドケース102、蓋108がアース電位、それに対
して陰極端子106、インダクタコイル104、貫通コ
ンデンサ100の中心導体107には負の高電位、例え
ば4kVの高電圧が印加されて動作している。このよう
にインダクタコイル104には高電圧が印加されること
から、国際規格IEC60335−1等において、イン
ダクタコイル104の外面とシールドケース102及び
蓋108との空間距離(図4中、A及びB)を14.5
mm以上確保するように安全規格が規定されている。そ
こで、シールドケース102がマグネトロン本体105
の軸方向において大型化しないために、矢印で示したイ
ンダクタコイル104の外面と蓋108との距離Aと、
前記インダクタコイル104の外面とシールドケース1
02との距離Bとは同じ高さ、即ち14.5mmとなる
ように、前記貫通コンデンサ100のアース板101
は、前記シールドケース12に取り付けられている。
体109の沿面を介して放電が起きる場合もあるため、
ステム絶縁体109とシールドケース102との沿面距
離を充分確保する必要がある。この問題を解決するた
め、この沿面距離を長くする方法が考えられるが、ステ
ム絶縁体109の高さを高くすると、陰極端子106の
位置も蓋108側に近づくことから、沿面放電は起きに
くくなるが、インダクタコイル104の先端部104a
と陰極端子106との位置ずれが生じて接続がしにくく
なったり、貫通コンデンサ100のアース板101を位
置ずれした分だけ下側に変更してシールドケース102
に固定しなければならないために、規定された空間距離
を確保するために、シールドケース102の大型化をま
ねいたりするといった問題が生じる。
体からの放電を防止し、マグネトロンの軸方向において
コンパクトなシールドケースを有するマグネトロン及び
マグネトロンの製造方法を提供することを課題とする。
本体の一部を構成するステム絶縁体に固着された一対の
陰極端子に一端が接続されるインダクタコイルと、該イ
ンダクタコイルの他端に接続されるコンデンサと、該コ
ンデンサが固定され、前記インダクタコイルを囲む一面
開口のケースと、該ケースの開口部を塞ぐ蓋とを備え、
前記一端は、前記インダクタコイルの径の中心よりも前
記蓋側に位置することを特徴とする。
記ケースとの沿面距離を長くするために、前記ステム絶
縁体の高さを高くする場合、前記一端を、前記インダク
タコイルの径の中心に対し、前記ステム絶縁体を高くし
た分だけ前記蓋側に位置させておくことで、前記ステム
絶縁体からの沿面放電を防止すると共に、国際規格IE
C60335−1等で規定された前記インダクタコイル
の外面と前記蓋側との空間距離14.5mm以上が確保
でき、マグネトロンが大型化することを抑制できる。そ
して、前記一端と前記陰極端子とを同一高さにすること
ができるので、接続も容易にすることができる。
形成された巻線部と、前記一端側で前記巻線部から延び
る延長線部とで形成され、該延長線部の前記巻線部から
延び始める基端部と前記一端との間に斜めに延長する傾
斜部を形成させたことを特徴とするので、前記一端を前
記延長線部の基端部よりも前記蓋側になるように成形す
る際、前記延長線部の基端部から前記一端にかけて緩や
かに傾斜させることで、略直角に段差をつける場合に比
べ、前記インダクタコイルの線に亀裂もしくは破断等が
発生することを防止できる。
は、同一形状に形成されたことを特徴とするので、前記
インダクタコイルを共通部品として使用することで、部
品管理コスト及び製造工程における作業ロスを低減でき
る。
ステム絶縁体に固着された一対の陰極端子に一端が接続
されるインダクタコイルと、該インダクタコイルの他端
に接続されるコンデンサと、該コンデンサが固定され、
前記インダクタコイルを囲む一面開口のケースと、該ケ
ースの開口部を塞ぐ蓋とを備え、それぞれの前記インダ
クタコイルの他端を前記コンデンサに接続させてから、
前記一端を、前記インダクタコイルの径の中心よりも前
記蓋側に位置するように成形し、この成形後に前記コン
デンサを前記ケースへ固定し、且つ、前記一端を前記陰
極端子へ接続させたことを特徴とする。
と前記ケースとの沿面距離を長くするために、前記ステ
ム絶縁体の高さを高くする場合、予めそれぞれの前記イ
ンダクタコイルの他端を前記コンデンサに接続させて前
記インダクタコイルと前記コンデンサとを一体化してお
き、この一体化された後で前記一端を、前記インダクタ
コイルの径の中心に対し、高くした分だけ前記蓋側に位
置させるように成形すると、前記ステム絶縁体の沿面距
離が確保できると共に、前記陰極端子と前記一端とを同
じ高さの位置にすることができ、前記一端と前記陰極端
子との接続作業が向上する。また、上記構成によって、
前記ケースを高くせずに国際規格IEC60335−1
等で規定された前記インダクタコイルの外面と前記蓋側
との空間距離14.5mm以上を確保することができ、
マグネトロンが大型化することを抑制できる。また、前
記インダクタコイルの他端を前記コンデンサへ接続する
際、前記インダクタコイルに外的な力が加わって前記一
端の高さがずれても、前記傾斜部を成形する工程で高さ
のずれを修正できるため、前記一端と前記陰極端子との
接続作業が安定し、自動化を図ることができる。
形成された巻線部と、前記一端側で前記巻線部から延び
る延長線部とで形成され、該延長線部が前記巻線部から
延び始める基端部と前記一端との間に斜めに延長する傾
斜部を形成させたことを特徴とするので、前記一端を前
記延長線部の基端部よりも前記蓋側に位置するように成
形する際、前記延長線部の基端部から前記一端にかけて
緩やかに傾斜させることで、略直角に段差をつける場合
に比べて前記インダクタコイルの線に亀裂もしくは破断
等が発生することを防止できる。
は、同一形状に形成されたことを特徴とするので、前記
インダクタコイルを共通部品で使用することで、部品管
理コスト及び製造工程における作業ロスを低減できる。
基づき詳述する。
ネトロンの要部縦断面図、図2は、図1における要部の
平面図、図3は、同マグネトロンの組立図である。
も図示しない)等を有するマグネトロン本体である。
成する筒状金属容器で、該筒状金属容器2には、円柱状
に形成されたアルミナセラミック等から成る高耐熱性の
ステム絶縁体3がろう付けによって気密接合されてい
る。
けによって気密接合された一対の陰極端子である。
不要な雑音を遮断する貫通コンデンサで、外部端子6と
導通する中心導体7に後述するインダクタコイル8の他
端が接続されている。
子4との間に設けられ、前記陰極端子4から伝搬されて
くる不要な雑音を遮断もしくは減衰させる一対のインダ
クタコイルである。
mの耐熱性絶縁樹脂を被膜した銅線を、フェライトから
成る外径5mmの円柱状のコア8aに、約9.5ターン
巻回されたコア形インダクタ部8bと、前記コア8aを
有しないで約4.5ターン巻回された空芯型インダクタ
部8cとから構成され、前記コア形インダクタ部8bと
前記空芯型インダクタ部8cの径は、それぞれ7.8m
mとなるように形成されている。そして、前記インダク
タコイル8の一端には、前記空芯型インダクタ部8cか
らこの空芯型インダクタ部8c側に延びる延長線部8d
が形成されている。また、図1に示すように、前記延長
線部8dの前記空芯型インダクタ部8cから延び始める
基端部8eは、前記コア形インダクタ部8b及び前記空
芯型インダクタ部8cの径の略中心に位置し、前記延長
線部8dの先端部8fと基端部8eとの間には傾斜部8
gが形成され、前記延長線部8dの先端部8fは、前記
コア形インダクタ部8b及び前記空芯型インダクタ部8
cの径の略中心よりも前記蓋11側、即ち、前記基端部
8eよりも約2mm、前記蓋11側に位置するようにな
っている。そして、前記延長線部8dの先端部8fは、
前記陰極端子4に各々接続されている。
れる前記インダクタコイル8は、左右どちらにも使用で
きるように同一形状に形成されており、一つの部品を共
通部品として使用することで、部品管理コスト及び製造
工程における作業ロスの低減を図ることができるように
なっている。
開口の金属製のシールドケースで、該シールドケース9
の側面には前記貫通コンデンサ5に一体化されたアース
板10が取り付けられことにより、前記貫通コンデンサ
5が前記シールドケース9に固定されている。
覆う金属製の蓋で、前記シールドケース9とともに雑音
が空中に漏れないようにしている。
デンサ5の外部端子6に、約4kVの負の高電圧が印加
されて動作している。動作時においては、前記ステム絶
縁体3によって電気的に分離されるので、前記マグネト
ロン本体1、前記シールドケース9、前記蓋11がアー
ス電位で、それに対し前記陰極端子4、前記インダクタ
コイル8、前記貫通コンデンサ5の中心導体7が高電位
となっている。
記シールドケース9及び前記蓋11との空間距離は、国
際規格IEC60335−1等で規定された14.5m
m以上が確保されるように、前記貫通コンデンサ5のア
ース板10を前記シールドケース9に取り付けられてい
る。更に、前記ステム絶縁体3の沿面を介して前記シー
ルドケース9への放電が起きる場合もあるため、本実施
例では、前記ステム絶縁体3の沿面距離を十分確保する
ために、前記ステム絶縁体3の高さを、従来よりも約2
mm高くした構成としている。
くなると、前記陰極端子4の位置も高くした分だけ(本
実施例では約2mm)前記蓋11側に近づくが、本実施
例の構成では、前記延長線部8dの前記空芯型インダク
タ部8cから延び始める基端部8eと、前記先端部8f
との間に前記傾斜部8gを形成することで、前記延長線
部8dの先端部8fが、前記コア形インダクタ部8b及
び前記空芯型インダクタ部8cの径の略中心よりも約2
mm、前記蓋11側に位置するため、前記貫通コンデン
サ5のアース板10と前記シールドケース9との取り付
け位置を前記蓋11側に変更しなくても、前記陰極端子
4と前記延長線部8dの先端部8fとを同じ高さにする
ことができ、前記延長線部8dの先端部8fと前記陰極
端子4とを容易に接続できる。従って、前記インダクタ
コイル8の外面と前記蓋11側との空間距離Aと前記イ
ンダクタコイル8の外面と前シールドケース9側との空
間距離Bもそのままであり、国際規格IEC60335
−1等で規定された14.5mm以上確保するために前
記シールドケース9を高くする必要がなくなり、マグネ
トロンが大型化することを抑制できるという効果があ
る。
端部8eよりも前記蓋11側になるように成形する際、
前記基端部8eから前記先端部8fにかけて緩やかに傾
斜するように前記傾斜部8gを形成しているので、略直
角に段差をつける場合に比べ、前記インダクタコイル8
の銅線に亀裂もしくは破断等が発生することを防止でき
るという効果がある。
は、前記陰極端子4の左右どちらにも使用できるように
同一形状に形成されているので、一つの部品を共通部品
として使用することで、部品管理コスト及び製造工程に
おける作業ロスの低減を図ることができるという効果が
ある。
ル8に延長線部8dを形成したが、延長線部を形成せず
に、空芯型インダクタ部8の一端を直接陰極端子4に接
続しても構わない。
有しない空芯型インダクタ部8cとから構成したが、抑
制したい雑音に応じて、コア形インダクタ部のみ、ある
いは空芯形インダクタ部のみ等あらゆるコイルの形態で
も構わない。
て、図3に基づいて説明する。
記貫通コンデンサ5の中心導体7に当接させた後、銅線
の先端をアーク溶接にて溶かして前記中心導体7に接続
し、前記インダクタコイル8と前記貫通コンデンサ5と
を一体化させる。
具J、Jで、上と下から前記延長線部8dを挟み込んで
押圧し、前記先端部8fと前記基端部8eとの間に前記
傾斜部8gを形成し、前記先端部8fが、前記基端部8
eに対して約2mm、即ち、前記コア形インダクタ部8
b及び前記空芯型インダクタ部8cの径の略中心よりも
前記蓋側に位置になるように成形する。
0を前記シールドケース9の側面に取り付け、前記延長
線部8dの先端部8eが前記陰極端子4に当接した後、
銅線の先端をアーク溶接にて溶かして接続する。
部を覆う前記蓋11を取り付ける。
ル8と前記コンデンサ5とを一体化してから前記傾斜部
8gを成形することで、前記インダクタコイル8を前記
コンデンサ5へ接続する際、前記インダクタコイル8に
外的な力が加わって前記延長線部8dの先端部8eの高
さがずれても、前記傾斜部8gを成形する工程で前記先
端部8eの高さのずれを修正できるため、前記延長線部
8dの先端部8eと前記陰極端子4との接続作業が安定
し、自動化を図ることができるという効果がある。
端部8eよりも前記蓋11側に位置するように成形する
際、前記基端部8eから前記先端部8fにかけて緩やか
に傾斜するように前記傾斜部8gを形成したので、略直
角に段差をつける場合に比べ、前記インダクタコイル8
の銅線に亀裂もしくは破断等が発生することを防止でき
るという効果がある。
は、前記陰極端子4の左右どちらにも使用できるように
同一形状に形成されているので、一つの部品を共通部品
として使用することで、部品管理コスト及び製造工程に
おける作業ロスを低減できるという効果がある。
コイルを囲む一面開口のケースと、該ケースの開口部を
塞ぐ蓋とを備え、前記一端は、前記インダクタコイルの
径の中心よりも前記蓋側に位置するので、前記ステム絶
縁体の沿面距離を長くするために、前記ステム絶縁体の
高さを高くしたとき、前記コンデンサの取り付け位置を
前記蓋側へ変更しなくても、前記陰極端子と前記延長線
部の先端とは同じ高さの位置となり、前記ステム絶縁体
からの沿面放電が防止できると共に、前記ケースを高く
せずに国際規格IEC60335−1等で規定された前
記インダクタの外面と前記蓋側との空間距離14.5m
m以上を確保でき、マグネトロンが大型化することを抑
制できる等の効果を奏する。
タコイルは、コイルが形成された巻線部と、前記一端側
で前記巻線部から延びる延長線部とで形成され、該延長
線部の前記巻線部から延び始める基端部と前記一端との
間に斜めに延長する傾斜部を形成させたので、前記傾斜
部を形成する際、前記延長線部の基端部から一端にかけ
て緩やかに傾斜させることで、前記インダクタコイルの
線に亀裂もしくは破断等が発生することを防止できる等
の効果を奏する。
記インダクタコイルは、同一形状に形成されたので、前
記インダクタコイルを共通部品として使用できることか
ら、部品管理コスト及び製造工程における作業ロスの低
減を図ることができる等の効果を奏する。
記インダクタコイルの他端を前記コンデンサに接続させ
てから、前記一端を、前記インダクタコイルの径の中心
よりも前記蓋側に位置するように成形し、この成形後に
前記コンデンサを前記ケースへ固定し、且つ、前記一端
を前記陰極端子へ接続させたので、前記ステム絶縁体の
沿面距離を長くするために、前記ステム絶縁体の高さを
高くしたとき、前記コンデンサの取り付け位置を前記蓋
側へ変更しなくても、前記陰極端子と前記延長線部の一
端とは同じ高さの位置となり、前記ステム絶縁体からの
沿面放電が防止できると共に、前記ケースを高くせずに
国際規格IEC60335−1等で規定された前記イン
ダクタコイルの外面と前記蓋側との空間距離14.5m
m以上を確保でき、マグネトロンが大型化することを抑
制できる。また、前記インダクタコイルを前記コンデン
サへ接続する際、前記インダクタコイルに外的な力が加
わって前記延長線部の一端の高さがずれても、前記傾斜
部を成形する工程で高さのずれを修正できるため、前記
延長線部の一端と前記陰極端子との接続作業が安定し、
自動化を図ることができる等の効果を奏する。
タコイルは、コイルが形成された巻線部と、前記一端側
で前記巻線部から延びる延長線部とで形成され、該延長
線部が前記巻線部から延び始める基端部と前記一端との
間に斜めに延長する傾斜部を形成させたので、前記傾斜
部を形成する際、先端前記延長線部の基端部から一端に
かけて緩やかに傾斜させることで、前記インダクタコイ
ルの線に亀裂もしくは破断等が発生することを防止でき
る等の効果を奏する。
記インダクタコイルは、同一形状に形成されたので、前
記インダクタコイルを共通部品で使用できることから、
部品管理コスト及び製造工程における作業ロスを低減で
きる等の効果を奏する。
部縦断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 マグネトロン本体の一部を構成するステ
ム絶縁体に固着された一対の陰極端子に一端が接続され
るインダクタコイルと、該インダクタコイルの他端に接
続されるコンデンサと、該コンデンサが固定され、前記
インダクタコイルを囲む一面開口のケースと、該ケース
の開口部を塞ぐ蓋とを備え、前記一端は、前記インダク
タコイルの径の中心よりも前記蓋側に位置することを特
徴とするマグネトロン。 - 【請求項2】 前記インダクタコイルは、コイルが形成
された巻線部と、前記一端側で前記巻線部から延びる延
長線部とで形成され、該延長線部の前記巻線部から延び
始める基端部と前記一端との間に斜めに延長する傾斜部
を形成させたことを特徴とする請求項1記載のマグネト
ロン。 - 【請求項3】 それぞれの前記インダクタコイルは、同
一形状に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求
項2記載のマグネトロン。 - 【請求項4】 マグネトロン本体の一部を構成するステ
ム絶縁体に固着された一対の陰極端子に一端が接続され
るインダクタコイルと、該インダクタコイルの他端に接
続されるコンデンサと、該コンデンサが固定され、前記
インダクタコイルを囲む一面開口のケースと、該ケース
の開口部を塞ぐ蓋とを備え、それぞれの前記インダクタ
コイルの他端を前記コンデンサに接続させてから、前記
一端を、前記インダクタコイルの径の中心よりも前記蓋
側に位置するように成形し、この成形後に前記コンデン
サを前記ケースへ固定し、且つ、前記一端を前記陰極端
子へ接続させたことを特徴とするマグネトロンの製造方
法。 - 【請求項5】 前記インダクタコイルは、コイルが形成
された巻線部と、前記一端側で前記巻線部から延びる延
長線部とで形成され、該延長線部が前記巻線部から延び
始める基端部と前記一端との間に斜めに延長する傾斜部
を形成させたことを特徴とする請求項4記載のマグネト
ロンの製造方法。 - 【請求項6】 それぞれの前記インダクタコイルは、同
一形状に形成されたことを特徴とする請求項4又は請求
項5記載のマグネトロンの製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002019410A JP3902480B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | マグネトロン及びマグネトロンの製造方法 |
KR10-2003-0005447A KR20030065362A (ko) | 2002-01-29 | 2003-01-28 | 마그네트론 및 마그네트론의 제조방법 |
CNB03103585XA CN1219311C (zh) | 2002-01-29 | 2003-01-29 | 磁控管以及磁控管的制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002019410A JP3902480B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | マグネトロン及びマグネトロンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003217465A true JP2003217465A (ja) | 2003-07-31 |
JP3902480B2 JP3902480B2 (ja) | 2007-04-04 |
Family
ID=27654223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002019410A Expired - Fee Related JP3902480B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | マグネトロン及びマグネトロンの製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3902480B2 (ja) |
KR (1) | KR20030065362A (ja) |
CN (1) | CN1219311C (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006332016A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-12-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子レンジ用マグネトロン |
WO2009014334A2 (en) * | 2007-07-20 | 2009-01-29 | Lg Electronics Inc. | Magnetron |
JP2009231291A (ja) * | 2008-03-20 | 2009-10-08 | E2V Technologies (Uk) Ltd | マグネトロン |
-
2002
- 2002-01-29 JP JP2002019410A patent/JP3902480B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-01-28 KR KR10-2003-0005447A patent/KR20030065362A/ko not_active Application Discontinuation
- 2003-01-29 CN CNB03103585XA patent/CN1219311C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006332016A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-12-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子レンジ用マグネトロン |
WO2009014334A2 (en) * | 2007-07-20 | 2009-01-29 | Lg Electronics Inc. | Magnetron |
WO2009014334A3 (en) * | 2007-07-20 | 2009-03-12 | Lg Electronics Inc | Magnetron |
JP2009231291A (ja) * | 2008-03-20 | 2009-10-08 | E2V Technologies (Uk) Ltd | マグネトロン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3902480B2 (ja) | 2007-04-04 |
CN1219311C (zh) | 2005-09-14 |
CN1435859A (zh) | 2003-08-13 |
KR20030065362A (ko) | 2003-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100387542B1 (ko) | 면실장형 코일 및 그 제조 방법 | |
US7528693B2 (en) | Transformer and starting device having a transformer, and high pressure discharge lamp having a transformer | |
JP4433198B2 (ja) | 高電圧貫通型コンデンサ、及び、マグネトロン | |
JPH08138872A (ja) | 放電灯装置 | |
JPH10149948A (ja) | 高電圧貫通形コンデンサ | |
JP4898169B2 (ja) | 電子レンジ用マグネトロン及び電子レンジ | |
US4419606A (en) | Magnetron | |
EP0270005A2 (en) | High-voltage input terminal structure of a magnetron for a microwave oven | |
JP2003217465A (ja) | マグネトロン及びマグネトロンの製造方法 | |
JPH0850859A (ja) | 高周波装置 | |
JP2886005B2 (ja) | Lcフィルタ | |
JP6094882B2 (ja) | サージアブソーバ | |
JP3118287B2 (ja) | マグネトロン | |
JPH0878154A (ja) | 電子レンジ用マグネトロンのノイズ遮蔽装置 | |
JP7459767B2 (ja) | サージ防護素子 | |
JP2985757B2 (ja) | 貫通型セラミックコンデンサの組立方法 | |
JP4239422B2 (ja) | サージアブソーバ | |
JPH0423311Y2 (ja) | ||
KR200193515Y1 (ko) | 관형필터용 콘덴서 | |
JPH0739058A (ja) | フィルタを内蔵した電源コード | |
JP3091022U (ja) | ヒューズ | |
CN116417227A (zh) | 一种磁性装置及其制造方法 | |
JP2003263961A (ja) | マグネトロン | |
JPH11224761A (ja) | 高電圧サージアブソーバ | |
JPH0983176A (ja) | 電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040903 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051212 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20051226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061228 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140112 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |