JP4432561B2 - 住宅用換気システム - Google Patents

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Description

本発明は、ダクトを介して複数の居室の換気を行う住宅用換気システムに関する。
従来、この種の住宅用換気システムは複数の居室内の空気をダクトを介して吸込み屋外へ排出し、外気を吸込み複数ダクトを介して屋内へ給気するものが知られているが、この文献以外に複数の居室内の空気をダクトを介して吸込み屋外へ排出し、各居室に取り付けられた自然給気口より給気するものが知られている。
以下、その住宅用換気システムについて図10を参照しながら説明する。
図に示すように、サニタリールーム101の天井裏内に設置された換気装置102は屋外に設けた吹き出し口103と主ダクト104を介して接続されている。また、換気装置102の側面と分岐チャンバー105がダクト106を介し接続され、複数の居室内中央近辺の天井面に設置された吸込み口107、吸込み口108、吸込み口109は小口径ダクト110、小口径ダクト111および小口径ダクト112を介して分岐チャンバー105と接続されている。また、各居室の外壁面には自然給気口113、自然給気口114および自然給気口115が備えている。また、各居室の扉にはガラリ(図示せず)を設けている。換気装置102により吸込み口107、吸込み口108および吸込み口109から吸引された各居室の空気が分岐チャンバー105で合流し換気装置102へ吸引され、吹き出し口103より室外へ排気することにより各居室内が負圧になるため、廊下116の空気は各居室の扉に設けたガラリを通じ各居室内へ吸引され、また、外気が自然給気口113、自然給気口114および自然給気口115から各居室内へ吸引される構成としていた。
特開2000−146248号公報
このような従来の住宅用換気システムでは、換気装置の設置場所が住宅内の外壁面寄りに設置されるため、居室によっては吸込み口の位置が自然給気口の近傍に設置されるため、自然給気口および吸込み口の位置関係が居室全体を換気できなく、居室内に換気斑ができ、居室内にCO2濃度や湿気の高い部位が残り効果的な換気ができなかった。また、サニタリールームの天井裏内などの居室から遠方位置に設置された換気装置の吸込み口に分岐チャンバーを接続し、各居室内の中央近辺に設置された吸込み口までダクトを分配させていたため、ダクトが長くなり、分岐チャンバーなどの部材が必要になり、圧力損失の増大となっていた。そのため、大型の換気装置が必要となり、設置スペース、部材費、施工費、消費電力の増大となっていた。また、廊下、ホールの換気を各居室の扉に備えたガラリ経由で吸気していたため、各居室、廊下、ホールの換気が不均一になり、十分な換気ができず、また、各居室間の騒音の漏洩、臭気の漏洩、居住者のプライバシーが守れないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、居室内にCO2濃度や湿気の高い部位が残らない効果的な換気ができ、複数の居室、廊下、ホールへほぼ均一に十分な給気が効果的にでき、換気装置の小型化、部材費、施工費、消費電力、設置スペースの低減ができることになり、従来アンダーカットやガラリ等から洩れていた臭気、騒音の漏洩がなく、各居室の防音効果が向上し、居住者のプライバシーが守られる住宅用換気システムを提供することを目的としている。
本発明の住宅用換気システムは、上記目的を達成するために、換気装置により建物の換気を強制的に行う住宅用換気システムであって、前記建物内の廊下およびホール等の居室以外の天井裏内に設置される換気装置と、この換気装置と連通して建物内の空気を吸い込むために天井面に設けられる吸込み開口と、前記換気装置とダクトを介して連通し建物内の複数の居室に設けられる吸込み口と、この吸込み口が設けられる前記複数の居室に屋外と連通して開口される給気口とを備え、前記吸込み口を前記居室内であって前記換気装置の近傍に配置し、前記給気口から流入した屋外空気は前記居室内を横断し前記吸込み口より吸引され、廊下およびホール等の空気は前記吸込み開口より吸引されて前記換気装置を介して屋外に排気されることを特徴とするものである。
また、他の手段は、前記吸込み口は、建物の平面視で前記給気口と前記換気装置の間であって、前記換気装置寄りに設けられ、前記給気口から流入した屋外空気は前記居室内を横断し前記吸込み口より吸引され、廊下およびホール等の空気は前記吸込み開口より吸引されて前記換気装置を介して屋外に排気されることを特徴とするものである。
また、他の手段は、前記吸込み口は、建物の平面視で室内の中心より換気装置寄りに設けたことを特徴とするものである。
また、他の手段は、給気口を吸込み口より最も遠方の居室内角部近傍の外壁面に設置することを特徴とするものである。
また、他の手段は、前記吸込み口は建物の平面視で室内の入口近傍に設けたことを特徴とするものである。
また、他の手段は、最上階天井裏内に設置される換気装置で、階段を介して連通された複数階の廊下及びホール等の空気を吸込み開口より吸引することを特徴とするものである。
また、他の手段は、換気装置に内蔵されたファンモータの出力を調節して、吸込み口の開口面積をそれぞれ設定することを特徴とするものである。
また、他の手段は、換気装置に内蔵されたファンモータの出力を調節して、天井面に設けられた吸込み開口の開口面積を調節すること特徴とするものである。
また、他の手段は、前記吸込み開口の開口面積を全閉可能にすることを特徴とするものである。
また、他の手段は、前記吸込み開口および吸込み口にフィルターを備えたことを特徴とするものである。
また、他の手段は、ダクトを介して複数の吸込み口と連通する吸込みダクトアダプターを備えたことを特徴とするものである。
また、他の手段は、換気装置にダクトを介して屋外に連通する吹き出しダクトアダプターを備えたことを特徴とするものである。
また、他の手段は、給気口に空気浄化手段を備えたものである。
本発明によれば、居室内にCO2濃度や湿気の高い部位が残らない効果的な換気ができ、複数の居室、廊下、ホールへほぼ均一に十分な給気が効果的にできるので、各換気空間ごとに適切な換気設計が行える。また、換気装置の小型化、部材費、施工費、消費電力、設置スペースの低減ができることになり、従来、アンダーカットやガラリ等から洩れていた臭気、騒音の漏洩がなく、各居室の防音効果が向上し、居住者のプライバシーが守られる住宅用換気システムを提供することができる。
本発明の請求項1記載の住宅用換気システムは、換気装置により建物の換気を強制的に行う住宅用換気システムであって、前記建物内の廊下およびホール等の居室以外の天井裏内に設置される換気装置と、この換気装置と連通して建物内の空気を吸い込むために前記廊下およびホール等の天井面に設けられる吸込み開口と、前記換気装置とダクトを介して連通し建物内の複数の居室に設けられる吸込み口と、この吸込み口が設けられる前記複数の居室に屋外と連通して開口される給気口とを備え、前記吸込み口を前記居室内であって前記換気装置の近傍に配置し、前記給気口を前記吸込み口に対しもっとも離れた対角部となる前記居室内の角部近傍に配置し、前記給気口から流入した屋外空気は前記居室内を横断し前記吸込み口より吸引され、廊下およびホール等の空気は前記吸込み開口より吸引されて前記換気装置を介して屋外に排気される構成にしたことにより、分岐チャンバーなどの部材が不要で、ダクトが最短で構成できるためダクトの圧力損失が低減でき、ひいては換気装置の小型化、部材費、施工費、消費電力、設置スペースの低減ができるという作用を有する。また、居室内にCO2濃度や湿気の高い部位が残らない効果的な換気ができ、屋外から複数の居室、廊下、ホールへほぼ均一に十分な給気が効果的にできる。また、各換気空間ごとに吸気及び排気の終始が完結しているため適切な換気設計が行える。また、各居室とホールおよび廊下を個別に換気できるため各居室、廊下、ホール間の臭気の漏洩がなく、また扉のアンダーカットやガラリ等が不要となるため、従来アンダーカットやガラリ等から洩れていた騒音もなくなり、各居室の防音効果が向上し居住者のプライバシーが守られるという作用を有する。
また、請求項記載の発明は、請求項に記載の住宅用換気システムにおいて、前記吸込み口は、建物の平面視で室内の中心より換気装置寄りに設けたものであり、給気口から吸込み口に至る室内を略対角線状に横断する気流を形成することができるので、居室内にCO2濃度や湿気の高い部位が残らない効果的な換気ができ、屋外から、複数の居室、廊下、ホールへほぼ均一に十分な給気を効果的に行うことができる作用を有する。
また、請求項記載の発明は、請求項に記載の住宅用換気システムにおいて、前記吸込み口は建物の平面視で室内の入口近傍に設けたものであり、給気口から吸込み口に至る室内のほぼ全体を横断する気流を形成することができるので、室の中で空気の淀む箇所が発生するのを防止して、居室内にCO2濃度や湿気の高い部位が残らない効果的な換気ができ、屋外から、複数の居室、廊下、ホールへほぼ均一に十分な給気を効果的に行うことができるという作用を有する。
また、請求項記載の発明は、請求項に記載の住宅用換気システムにおいて、前記換気装置を建物の最上階の天井裏内に設置し、階段を介して連通された複数階の廊下及びホール等の空気を吸込み開口より吸引するものであり、換気装置のみで最上階の各居室と各階段ホールおよび各階の廊下等の非居住空間の換気をすることができるという作用を有する。また、1FのLDK等に別途換気装置を設置することができるため、例えば、来客などで1FのLDKの換気量が増えた場合においても、別途設置した換気装置の換気風量に関わらず廊下等の非居住空間の計画的な換気が行えるという作用を有する。
また、請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システムにおいて、換気装置に内蔵されたファンモータの出力を調節し、吸込み口の開口面積をそれぞれ設定するものであり、吸込み口の開口面積をそれぞれ使用環境に応じて設定することにより、各居室の広さに適合した吸込み風量に調節できるという作用を有する。
また、請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システムにおいて、換気装置に内蔵されたファンモータの出力を調節して、吸込み開口の開口面積を調節するものであり、使用環境に応じて吸込み開口の開口面積を調節することにより、廊下、ホール等の居室以外の面積に適合した吸込み風量に調節できるという作用を有する。また、請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システムにおいて、前記吸込み開口の開口面積を全閉可能にするものであり、吸込み開口を全閉にすることで廊下、ホールなどの換気が不要な場合の換気計画を容易に行うことができるという作用を有する。
また、請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システムにおいて、吸込み開口および吸込み口にフィルターを備えたものであり、吸込み開口および吸込み口から吸気された室内空気がフィルターを通過するため、吸引時に吸気に含まれる塵埃がフィルターに濾過され、清浄な空気となり換気装置へ吸い込まれる。そのため換気装置の内部が塵埃で汚れることがなくなり換気装置のメンテナンス周期が長くなり、ひいてはメンテナンス費用の削減、塵埃による故障率の低減できるという作用を有する。
また、請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システムにおいて、ダクトを介して複数の吸込み口と連通する吸込みダクトアダプターを備えたものであり、前記吸込みダクトアダプターを交換することにより、前記ダクトの口径および接続ダクト数を変更することができるという作用を有する。
また、請求項10記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システムにおいて、換気装置にダクトを介して屋外に連通する吹き出しダクトアダプターを備えたものであり、前記吹き出しダクトアダプターを交換することで前記ダクトの口径および接続ダクト数を変更することのできるという作用を有する。
また、請求項11記載の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載の住宅用換気システムにおいて、給気口に空気浄化手段を備えたことを特徴とする給気口に空気浄化手段を備えるものであり、屋外から居室内へ給気される給気空気に含まれる室内汚染物質を除去することができ、ひいては居室内の空気を浄化することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図1〜図9を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の住宅用換気システムは、建物内の廊下およびホール等の居室以外の天井裏内に設置される換気装置2と、この換気装置2と連通して建物内の空気を吸い込むために天井面6に設けられる吸込み開口7と、換気装置2とダクト12、13、18、19を介して連通し建物内の複数の居室に設けられる吸込み口10、11、16、17と、この吸込み口10、11、16、17が設けられる複数の居室に屋外と連通して開口される自然給気口20、21、22、23とを備え、吸込み口10、11、16、17を居室内であって換気装置2の近傍に配置し、自然給気口20、21、22、23から流入した屋外空気は居室内を横断し吸込み口10、11、16、17より吸引され、廊下およびホール等の空気は吸込み開口7より吸引されて換気装置2を介して屋外に排気される構成としている。
また、吸込み口10、11、16、17は、建物の平面視で自然給気口20、21、22、23と換気装置2の間であって、換気装置2寄りに設けるように構成としても同様の作用効果を有する。
また、吸込み口10、11、16、17は、建物の平面視で室内の中心より換気装置2寄りに設けるように構成しても同様の作用効果を有する。
以下に具体的な構成を説明する。図1、図2、および図3に示すように、住宅内のほぼ中央に位置する廊下1の天井裏内に設置された換気装置2に着脱可能な主ダクトアダプター3を設け、主ダクトアダプター3は屋外に設けた吹き出し口4と主ダクト5を介して接続され、換気装置2の下面と換気装置2の下方の天井面6に設置された吸込み開口7と連通している。また、換気装置2の側面には着脱可能なダクトアダプター8およびダクトアダプター9を設け、ダクトアダプター8およびダクトアダプター9と室内の天井面6に設置された吸込み口10、吸込み口11はダクト12、ダクト13を介して接続されており、換気装置2の逆側面には着脱可能なダクトアダプター14およびダクトアダプター15を設け、ダクトアダプター14およびダクトアダプター15と室内の天井面6に設置された吸込み口16、吸込み口17はダクト18、ダクト19を介して接続されている。換気装置2に対し最も離れた各居室内における角部の近傍の外壁面には自然給気口20、自然給気口21、自然給気口22および自然給気口23が備えてあり、吸込み口10、吸込み口11、吸込み口16および吸込み口17は各居室内の自然給気口20、自然給気口21、自然給気口22もしくは自然給気口23の対角部近傍であり、換気装置2に近い天井面の角部もしくは辺部に配置されている。
また、吸込み口10、11、16、17は建物の平面視で室内のドアなどで構成される入口近傍に設けられている。
上記構成において、換気装置2により自然給気口20、自然給気口21、自然給気口22および自然給気口23から住宅内を介し、吸込み開口7、吸込み口10、吸込み口11、吸込み口16および吸込み口17へ吸引された室内給気24、室内給気25、室内給気26、室内給気27および室内給気28が吹き出し口4より室外へ排気される。このとき、室内給気24、室内給気25、室内給気26、室内給気27および室内給気28は室内をほぼ横断するため、住宅内にCO2濃度や湿気の高い部位が残らない換気ができ、複数の居室、廊下、ホールへほぼ均一に十分な給気が効果的にできる。また、各換気空間ごとに吸気及び排気の終始が完結しているため適切な換気設計が行える。また、ダクト12、ダクト13、ダクト18およびダクト19のダクト長が最短で構成できるためダクトの圧力損失が低減でき、ひいては換気装置の小型化、部材費、施工費、消費電力、設置スペースの低減ができることになる。また、各居室とホールおよび廊下を個別に換気できるため各居室、廊下、ホール間の臭気の漏洩がなく、また扉のアンダーカットやガラリ等が不要となるため、従来、アンダーカットやガラリ等から洩れていた騒音もなくなり、各居室の防音効果が向上し、居住者のプライバシーが守られる住宅全体換気が可能になる。
また、吸込み口10、11、16、17は、建物の平面視で室内の中心より換気装置2寄りに設けられているので、自然給気口20、21、22、23から吸込み口10、11、16、17に至る室内を略対角線状に横断する気流を形成することができるため、居室内にCO2濃度や湿気の高い部位が残らない効果的な換気ができ、屋外からの複数の居室、廊下、ホールへほぼ均一に十分な給気が効果的に行われるという作用を有する。
また、図4に示すように、1F廊下等の非居住空間(図示せず)と接続された1F階段ホール29と2F廊下等の非居住空間(図示せず)と接続された2F階段ホール30が階段31を介して連通され、換気装置2を建物の最上階である2F階段ホール30の天井裏内に設置し、換気装置2と連通する吸込み開口7は換気装置2の下方の天井面6に設置されている。
上記構成において、換気装置2により吸込み開口7から2F階段ホール30の室内空気32を吸込むことによって2F階段ホール30が負圧になるため、2F廊下等の非居住空間(図示せず)の室内空気(図示せず)および1F階段ホール29の室内空気33が2F階段ホール30へ流入し、また、1F階段ホール29が負圧になるため1F廊下等の非居住空間(図示せず)の室内空気(図示せず)が1F階段ホール29へ流入する。これにより換気装置2のみで1F階段ホール29、1F廊下等の非居住空間(図示せず)、2F階段ホール30および2F廊下等の非居住空間(図示せず)の換気をすることができる。この構成をとることで、1FのLDK等に別途換気装置を設置することができるため、例えば来客などで1FのLDKの換気量が増えた場合においても、別途設置した換気装置の換気風量に関わらず計画的な換気が行うことができる。
また、図5に示すように、吸込み口10、吸込み口11、吸込み口16および吸込み口17に吸込み開口面積を可変することのできるスライド蓋34を設け、吸込み口の開口面積をそれぞれ設定できる構成とし、換気装置2には出力調節可能なファンモーター35を設ける。この構成において、住宅の広さに応じてファンモーター35の出力を調節し、吸込み口10、吸込み口11、吸込み口16および吸込み口17のスライド蓋34の位置を調節することにより、各居室の広さに応じた風量を送風することができる。
また、図6に示すように、吸込み開口7に吸込み開口面積を可変することのできるスライド蓋36を設け、吸込み開口の開口面積を調節する構成とし、換気装置2には出力調節可能なファンモーター35を設ける。この構成において、住宅の広さに応じてファンモーター35の出力を調節し、吸込み開口7のスライド蓋36の位置を調節することにより、ホールおよび廊下の広さに応じた風量を送風することができる。
また、スライド蓋36は全閉可能にも構成されている。この構成において、吸込み開口7が密閉されると、換気装置2の吸気は吸込み口10、吸込み口11、吸込み口16および吸込み口17からのみとなる。これにより廊下、ホールなどの換気が不要な換気設計にも対応可能な住宅用換気システムを提供することができる。
また、図7に示すように、吸込み開口13の前面にフィルター37を設け、吸込み口10、吸込み口11、吸込み口16および吸込み口17の前面にフィルター37を設ける構成とする。吸込み開口13から吸気された吸気38はフィルター37を通過し、吸込み口10、吸込み口11、吸込み口16および吸込み口17から吸気された吸気39はフィルター37を通過するため、吸引時に吸気38および吸気39に含まれる塵埃がフィルター37およびフィルター37に濾過され、清浄な空気となり換気装置2の内部へ吸い込まれる。そのため換気装置2の内部が塵埃で汚れることがなくなり換気装置2のメンテナンス周期が長くなり、ひいてはメンテナンス費用の削減、塵埃による故障率の低減できることになる。
また、図8に示すように、換気装置2に、吹き出しダクトアダプターであり、ダクト接続部を2ヶ所備えた二股主ダクトアダプター40を備える構成としている。主ダクトアダプター3を取り外し、主ダクトアダプター3の着脱部に二股主ダクトアダプター40を取付けることにより、主ダクト5aおよび主ダクト5bを取り付けることが可能になる。これにより1本の主ダクト5では圧力損失が大きいため、ファンモータ35の出力が不足する住宅に対しても二股主ダクトアダプター40および2本の主ダクト5を取り付けることでダクトによる圧力損失が低下し、ファンモータ35の出力でも十分設置可能になるという効果を有する。また、ダクトの接続口を増やしダクトによる圧力損失を低減する方法以外にダクトアダプターの口径を変えることで接続するダクトの口径を変えて、ダクトによる圧力損失を低減することも可能である。
また、ダクトを介して複数の吸込み口と連通する吸込みダクトアダプターである二股ダクトアダプター41、42、43、44を備えた構成とする。ダクトアダプター8、ダクトアダプター9、ダクトアダプター14およびダクトアダプター15を取り外し、二股ダクトアダプター41、二股ダクトアダプター42、二股ダクトアダプター43、および二股ダクトアダプター44を、ダクトアダプター8、ダクトアダプター9、ダクトアダプター14、およびダクトアダプター15の着脱部にそれぞれ取り付けることで各2本の小口径ダクト12、小口径ダクト13、小口径ダクト18、および小口径ダクト19を取り付けることが可能になる。これにより吸込み口10、吸込み口11、吸込み口16、および吸込み口17では吸込み口の数が不足する住宅に対しても、吸込み口数を8箇所まで対応することが可能となる。また、ダクト接続本数を増やすことによりダクトによる圧力損失が低下し、少ない出力のモーターで大風量の換気が可能となるという効果を有する。なお、吸込み口数は8箇所に関わらず分岐できるダクト接続口の個数まで増やすことができる。また、ダクトの接続口を増やしダクトによる圧力損失を低減する方法以外にダクトアダプターの口径を変えることで接続するダクトの口径を変えて、ダクトによる圧力損失を低減することも可能である。
また、図9に示すように、自然給気口20、自然給気口21、自然給気口22および自然給気口23に備えた給気用風路45上に室内汚染物質を浄化する空気浄化手段46を備える構成とする。これにより、屋外から給気用風路45を介し居室内へ給気される給気47に含まれる室内汚染物質を除去することができ、給気47を居室内へ給気することで居室内の空気を浄化することができる。
本発明の住宅用換気システムは、複数の区画された室を有する建物内のフロア全体の換気を行う場合に、換気空間を複数に分割して管理して計画的に換気することができるため、住宅だけでなく、各換気空間ごとに適切な換気設計が行え、各室の防音やプライバシー管理が必要である、オフィス、スポーツ施設などの施設の換気に有用である。
本発明の実施の形態1の住宅用換気システムの建物への設置状態を示すシステム図 同住宅用換気システムの換気装置周辺の構成を示す平面図 同住宅用換気システムの換気装置周辺の構成を示す側面図 同住宅用換気システムの建物への設置状態を示す立面図 同住宅用換気システムの吸込み口の構成を示す下面図 同住宅用換気システムの吸込み開口の構成を示す斜視図 同住宅用換気システムの吸込み口の構成を示す下面図 同住宅用換気システムに小口径ダクト接続時の構成を示す平面図 同住宅用換気システムの給気口の構成を示す断面図 従来の住宅用換気システムの建物への設置状態を示すシステム図
符号の説明
1 廊下
2 換気装置
6 天井面
7 吸込み開口
10 吸込み口
11 吸込み口
16 吸込み口
17 吸込み口
20 自然給気口
21 自然給気口
22 自然給気口
23 自然給気口
29 1F階段ホール
30 2F階段ホール
34 スライド蓋
35 ファンモーター
36 スライド蓋
37 フィルター
40 二股主ダクトアダプター
41 二股ダクトアダプター
42 二股ダクトアダプター
43 二股ダクトアダプター
44 二股ダクトアダプター
46 空気浄化手段

Claims (11)

  1. 換気装置により建物の換気を強制的に行う住宅用換気システムであって、前記建物内の廊下およびホール等の居室以外の天井裏内に設置される換気装置と、この換気装置と連通して建物内の空気を吸い込むために前記廊下およびホール等の天井面に設けられる吸込み開口と、前記換気装置とダクトを介して連通し建物内の複数の居室に設けられる吸込み口と、この吸込み口が設けられる前記複数の居室に屋外と連通して開口される給気口とを備え、前記吸込み口を前記居室内であって前記換気装置の近傍に配置し、前記給気口を前記吸込み口に対しもっとも離れた対角部となる前記居室内の角部近傍に配置し、前記給気口から流入した屋外空気は前記居室内を横断し前記吸込み口より吸引され、廊下およびホール等の空気は前記吸込み開口より吸引されて前記換気装置を介して屋外に排気されることを特徴とする住宅用換気システム。
  2. 前記吸込み口は、建物の平面視で室内の中心より換気装置寄りに設けたことを特徴とする請求項1に記載の住宅用換気システム。
  3. 前記吸込み口は建物の平面視で室内の入口近傍に設けたことを特徴とする請求項に記載の住宅用換気システム。
  4. 前記換気装置を建物の最上階の天井裏内に設置し、階段を介して連通された複数階の廊下及びホール等の空気を吸込み開口より吸引することを特徴とする請求項に記載の住宅用換気システム。
  5. 換気装置に内蔵されたファンモータの出力を調節して、吸込み口の開口面積をそれぞれ設定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システム。
  6. 換気装置に内蔵されたファンモータの出力を調節して、吸込み開口の開口面積を調節することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システム。
  7. 前記吸込み開口の開口面積を全閉可能にすることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システム。
  8. 前記吸込み開口および吸込み口にフィルターを備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システム。
  9. ダクトを介して複数の吸込み口と連通する吸込みダクトアダプターを備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システム。
  10. 換気装置にダクトを介して屋外に連通する吹き出しダクトアダプターを備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の住宅用換気システム。
  11. 給気口に空気浄化手段を備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の住宅用換気システム。
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