JP4432158B2 - 空気調和機の室内ユニットおよび換気用ダクト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、換気機能を有する空気調和機の室内ユニットおよび換気用ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気調和機の室内ユニットとしては、室内の換気を行うために、空気搬送用ホースを備えたものがある。この空気調和機の室内ユニットは、ケーシングの右側に位置する冷媒連絡配管の配管貫通口から引き込まれた空気搬送用ホースを上方に立ち上げて、換気用空気を空気通路に導く吹出口に空気搬送用ホースの一端を接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、上記空気調和機の室内ユニットでは、ケーシングの左側の配管貫通口から引き込まれた冷媒連絡配管を室内熱交換器の右側に接続する場合、室内熱交換器の下流側の空気通路の背面と底フレームの後面との間に形成された配管スペースでは、冷媒連絡配管やドレインホースを通すための限られたスペースしかないため、空気搬送用ホースが冷媒連絡配管やドレインホースに干渉して、空気搬送用ホースを配管スペースに収納することができないという欠点がある。
【0004】
また、上記空気調和機の室内ユニットでは、空気搬送経路を下側から立ち上げるために用いられる換気用ダクトを複数の部材を組み合わせて製作した場合、換気空気が各部材間の接合部より漏れやすいという欠点がある。この換気空気の漏れを防ぐために接合部のない一体成形の換気用ダクトを製作することも考えられるが、この場合、空気搬送用ホースの接続する入口部や吹出部を自由に設定できず、製作が困難であるという問題がある。
【0005】
そこで、この発明の目的は、配管スペースにおいて冷媒連絡配管と空気搬送用ホースとが干渉することなく、換気用空気の搬送通路を配管スペース近傍から立ち上げできる空気調和機の室内ユニットを提供することにある。
【0006】
また、この発明のもう1つの発明は、上記空気調和機の室内ユニットに用いられ、本体と蓋とを組み合わせて容易に製作できると共に、換気空気の漏れを確実に防止できる換気用ダクトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の空気調和機の室内ユニットは、
本体部と、その本体部の一端部に設けられた吹出部と、上記本体部の他端部に設けられた入口部とを有する換気用ダクトと、
上記換気用ダクトが、冷媒連絡配管が熱交換器に接続される接続部と反対側の側部に収納されると共に、上記熱交換器が前面側に固定され、室内ユニット本体の背面側に取り付けられた底フレームを備え、
上記換気用ダクトの上記吹出部は、上記本体部の一端部に略水平方向に突出する筒体であって、
上記底フレームの側部に、上記換気用ダクトの上記吹出部が略水平方向に挿入可能な穴を設け、
上記底フレームの上記穴に上記換気用ダクトの上記吹出部を挿入した状態で上記換気用ダクトを上記底フレームの側部に収納したことを特徴としている。
【0008】
上記請求項1の空気調和機の室内ユニットによれば、冷媒連絡配管が熱交換器に接続される側から配管類を引き込む場合、冷媒連絡配管をそのまま上方に立ち上げ、空気通路の背面と底フレームの後面との間に形成された配管スペースに空気搬送用ホースを通して、冷媒連絡配管が熱交換器に接続される接続部と反対側の側部に収納された上記換気用ダクトの入口部に空気搬送用ホースを接続する。そうして、換気用空気は、空気搬送用ホースと換気用ダクトを介して換気用ダクトの吹出部から吹き出し、換気用ダクトの吹出部を空気通路に配置することにより室内に吹き出す。一方、冷媒連絡配管が熱交換器に接続される接続部と反対の側から配管類を引き込む場合、冷媒連絡配管を上記配管スペースに通して、熱交換器の側部に接続し、空気搬送用ホースをそのまま換気用ダクトの入口部に接続する。したがって、配管スペースにおいて冷媒連絡配管と空気搬送用ホースとが干渉することなく、換気用空気の搬送通路を配管スペース近傍から立ち上げることができる。
また、上記換気用ダクトを底フレームに取り付けるとき、底フレームの側部に、換気用ダクトの吹出部が略水平方向に挿入可能な穴を設け、底フレームの穴に換気用ダクトの吹出部を挿入した状態で換気用ダクトを底フレームの側部に収納する。このような換気用ダクトが底フレームから外れ難い構造によって、換気用ダクトの他端部側を底フレームに固定するだけで、換気用ダクトを底フレームに確実に取り付けできる。
【0009】
また、請求項2の空気調和機の室内ユニットは、請求項1の空気調和機の室内ユニットにおいて、上記換気用ダクトが上記底フレームから抜け出ないように、上記底フレームに係止する係止爪を上記換気用ダクトに設けたことを特徴としている。
【0010】
上記請求項2の空気調和機の室内ユニットによれば、上記換気用ダクトに設けた係止爪によって、換気用ダクトを底フレームから抜けないようにするので、ねじや工具等を用いることなく、換気用ダクトを底フレームに簡単に固定できる。
【0011】
また、請求項3の空気調和機の室内ユニットは、請求項1の空気調和機の室内ユニットにおいて、上記換気用ダクトが上記底フレームから抜け出ないように、上記換気用ダクトに係止する係止爪を上記底フレームに設けたことを特徴としている。
【0012】
上記請求項3の空気調和機の室内ユニットによれば、上記底フレームに設けた係止爪によって、換気用ダクトを底フレームから抜けないようにするので、ねじや工具等を用いることなく、換気用ダクトを底フレームに簡単に固定できる。
【0013】
また、請求項4の空気調和機の室内ユニットは、請求項1乃至3のいずれか1つの空気調和機の室内ユニットにおいて、上記底フレームの上記穴に上記換気用ダクトの上記吹出部を挿入した後、上記底フレームの上記穴を略中心に上記換気用ダクトの上記本体部を回転させて、上記換気用ダクトの上記本体部を上記底フレームの側部に収納したことを特徴としている。
【0014】
上記請求項4の空気調和機の室内ユニットによれば、上記換気用ダクトを底フレームに取り付けるとき、底フレームの側部に、換気用ダクトの吹出部が略水平方向に挿入可能な穴を設け、底フレームの穴に換気用ダクトの吹出部を挿入した後、底フレームの穴を略中心に換気用ダクトの本体部を回転させて、換気用ダクトを底フレームの側部に収納する。このような換気用ダクトが底フレームから外れ難い構造によって、換気用ダクトの他端部側を底フレームに固定するだけで、換気用ダクトを底フレームに確実に取り付けできる。
【0015】
また、請求項5の換気用ダクトは、本体部と、その本体部の一端部に設けられた吹出部と、上記本体部の他端部に設けられた入口部とを有する換気用ダクトと、上記換気用ダクトが、熱交換器の側部に収納されると共に、上記熱交換器が前面側に固定され、室内ユニット本体の背面側に取り付けられた底フレームを備え、上記換気用ダクトの上記吹出部は、上記本体部の一端部に略水平方向に突出する筒体であって、上記底フレームの側部に、上記換気用ダクトの上記吹出部が略水平方向に挿入可能な穴を設け、上記底フレームの上記穴に上記換気用ダクトの上記吹出部を挿入した状態で上記換気用ダクトを上記底フレームの側部に収納した空気調和機の室内ユニットに用いられる換気用ダクトであって、開口側の縁部が同一平面にあってその縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいずれか一方を有する本体と、縁部が同一平面にあってその縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいずれか他方を有する蓋とを備え、上記本体の上記溝または上記凸部のいずれか一方に上記蓋の上記溝または上記凸部のいずれか他方を嵌合させて接合したことを特徴としている。
【0016】
上記請求項5の換気用ダクトによれば、上記本体の開口側の縁部が同一平面にあってその縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいずれか一方と、上記蓋の縁部が同一平面にあってその縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいずれか他方とを同一平面で互いに嵌合させて、嵌合箇所を接着剤等で接合することによって、本体と蓋とを組み合わせて容易に製作できると共に、接合部の換気空気の漏れを確実に防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の空気調和機の室内ユニットおよび換気用ダクトを図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0018】
図1はこの発明の実施の一形態の空気調和機の室内ユニットの要部の斜視図であり、1は底フレーム、2は上記底フレーム1の左側部に取り付けられる換気用ダクトである。上記換気用ダクト2は、本体部21と、その本体部21の上端に設けられた吹出部22と、上記本体部21の下端に設けられた入口部23とを有している。上記換気用ダクト2の吹出部22は、本体部21の上端から略水平方向に突出する円筒形状をしている。また、上記換気用ダクト2の本体部21の下端側に、前方に突出する略三角形状の突出板24を設け、その突出板24の先端に係合爪24aを設けている。一方、上記底フレーム1の左側部に、換気用ダクト2の本体部21の一部が収まる溝11を形成している。上記溝11は、左側板部15と、その左側板部15の前縁から側方外側に延びる連結部16と、その連結部16の先端から後方に上記左側板部15と略平行に延びる台形状の側板12とで形成されている。また、上記底フレーム1の左側板部15の上側に、換気ダクト2の吹出部22を挿入可能な穴13を設けている。なお、上記換気用ダクト2の本体部21の側方に、底フレーム1の台形状の側板12が嵌まる段部21aを設けている。また、上記空気調和機の室内ユニットでは、室内熱交換器(図2(A),(B)に示す)の右側の接続部に冷媒連絡配管5(図2(A)に示す)を接続している。
【0019】
上記構成の空気調和機の室内ユニットにおいて、図1に示すように、換気ダクト2の吹出口22を底フレーム1の穴13に図1中矢印R1の方向に挿入した後、換気ダクト2の本体部21を底フレーム1の穴13を略中心に図1中矢印R2の方向に回転させて、換気ダクト2の本体部21の一部を底フレーム1の溝11に収納する。そうすると、上記換気ダクト2の突出板24が底フレーム1に形成された穴14に挿入され、突出板24の先端の係合爪24aが板部12の前縁に係止する。
【0020】
また、図2(A)は上記空気調和機の室内ユニットの正面パネル(図示せず)を外した状態の側面図を示し、図2(B)は図2(A)に示す室内ユニットの正面図を示している。
【0021】
上記空気調和機の室内ユニットでは、冷媒連絡配管5,ドレインホース6および空気搬送用ホース4を底フレーム1の右下コーナー近傍の配管貫通口(図示せず)から引き込んだ場合、冷媒連絡配管5をそのまま上方に立ち上げて、室内熱交換器3の右側に接続する一方、空気搬送用ホース4を配管スペース7に通して、底フレーム1の左側の換気用ダクト2の入口部23に空気搬送用ホース4の先端を接続する。一方、上記冷媒連絡配管5,ドレインホース6および空気搬送用ホース4を底フレーム1の左下コーナー近傍の配管貫通口(図示せず)から引き込んだ場合、冷媒連絡配管5を配管スペース7に通した後、底フレーム1の右側から立ち上げて、室内熱交換器3の右側に接続する一方、空気搬送用ホース4をそのまま換気用ダクト2の入口部23に接続する。なお、上記ドレンホース6は、ドレンパン(図示せず)の排出口の位置に応じて配管スペース7に通す。
【0022】
このように、上記配管スペース7において冷媒連絡配管5と空気搬送用ホース4とが干渉することなく、換気用空気の搬送通路を配管スペース7近傍から換気用ダクト2により立ち上げることができる。
【0023】
また、上記換気用ダクト2に設けた係止爪24aによって、換気用ダクト2を底フレーム1の溝11から抜けないようにするので、ねじや工具等を用いることなく、換気用ダクト2を底フレーム2に簡単に固定することができる。
【0024】
また、上記換気用ダクト2を底フレーム1に取り付けるとき、底フレーム1の穴13に換気用ダクト2の吹出部22を挿入した後、底フレームの穴を略中心に換気用ダクト2の本体部21を回転させて、換気用ダクト2の本体部21の一部を底フレーム1の溝11に収納するので、換気用ダクト2の下端側を底フレーム1に固定するだけで、換気用ダクト2を底フレーム1に確実に取り付けることができる。
【0025】
また、図3(A),(B)は上記換気用ダクト2の本体2Aの左側面図,正面図を示しており、図4(A),(B)は上記換気用ダクト2の蓋2Bの正面図,右側面図を示している。上記本体2Aと蓋2Bとで換気用ダクト2を構成している。
【0026】
上記本体2Aは、図3(A),(B)に示すように、側板30の外縁に左側方に向かって延びる側壁31を設け、同一平面である開口側の縁部としての側壁31の先端面に、開口側の縁部全周に沿って連続する断面矩形状の溝32を設けている。上記側板30の上端近傍に吹出穴33を設け、その吹出穴33から延びる略円筒形状の吹出部22を設けている。また、上記側板30の下端近傍に凹部30aを設け、その凹部30aの下側に吸込穴34を設け、その吸込穴34から下方かつ斜め後方に延びる入口部23を設けている。さらに、上記側壁31の外側に、4つの突起部35〜38を設けている。また、上記本体2Aの正面側の側壁31の下側に正面外側に延びる略三角形状の突出板24を設け、その突出板24の先端に係合爪24aを設けている。
【0027】
一方、上記蓋2Bは、図4(A),(B)に示すように、側板40の外縁に右側方に向かって延びる側壁41を設け、同一平面である縁部としての側壁41の先端面に、その縁部全周に沿って連続する断面略矩形状の凸部42を設けている。さらに、上記側壁41の外側かつ本体2Aの突起部35〜38に対向する位置に、その突起部35〜38を係止する係止部45〜48を設けている。なお、上記蓋2Bの上側の側壁41の内側に右側方に延びる舌部43を設けている。
【0028】
図5に示すように、上記構成の本体2Aと蓋部2Bとを対向させて、蓋部2Bの側壁41に設けられた凸部42を本体2Aの側壁31の溝32に嵌合させ、その嵌合箇所を接着剤等を用いて接着して、本体2Aに蓋部2Bを固定する。このとき、上記本体2Aの突起部35〜38に蓋2Bの係止部45〜48が夫々係止する。そうして組み立てられた換気用ダクト2の正面図を図6(A)に示すと共に、換気用ダクト2の後面図を図6(B)に示している。また、図7は図6(B)の要部Sの拡大断面図を示しており、本体2Aの側壁31の溝32に蓋2Bの側壁41の凸部42が嵌合している状態を示している。
【0029】
なお、上記換気用ダクト2の本体2Aに溝32を設け、その溝32に嵌合する凸部42を蓋2Bに設けたが、換気用ダクトの本体に凸部を設け、その凸部が嵌合する溝を蓋に設けてもよく、上記溝,凸部の断面形状も矩形に限らないのは勿論である。
【0030】
上記換気用ダクト2では、本体2Aの溝32と蓋2Bの凸部42とを同一平面で互いに嵌合して接合することによって、本体2Aと蓋2Bとを組み合わせて容易に製作することができると共に、接合部の換気空気の漏れを確実に防止することができる。
【0031】
上記実施の形態では、底フレーム1に係止する係止爪24aを換気用ダクト2に設けたが、換気用ダクトに係止する係止爪を底フレームに設けてもよいし、底フレームおよび換気用ダクトの両方に他方に係止する係止爪を夫々設けてもよい。
【0032】
また、上記実施の形態では、底フレーム1の穴13に換気用ダクト2の吹出部22を挿入した後、底フレーム1の穴13を略中心に換気用ダクト2を回転させて、換気用ダクト2の本体部21の一部を底フレーム1の溝11に収納したが、換気用ダクトの収納形態はこれに限らず、換気用ダクトの少なくとも一部が収まる溝を底フレームの側部に形成したものであればよい。
【0033】
また、上記実施の形態では、空気搬送用ホースを介して換気用ダクトに換気用の空気を通したが、加湿された空気を給気用ダクトを介して空気通路に吹き出してもよい。
【0034】
また、上記実施の形態では、空気搬送用ホースを介して換気用ダクトに換気用の空気を吹き出したが、逆に、換気用ダクトから屋内空気を取り込み空気搬送用ホースを介して屋外に排気してもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明の空気調和機の室内ユニットは、換気用ダクトは、本体部と、その本体部の一端部に設けられた吹出部と、上記本体部の他端部に設けられた入口部とを有し、冷媒連絡配管が熱交換器に接続される接続部と反対側の底フレームの側部に換気用ダクトを収めたものであり、換気用ダクトの吹出部が略水平方向に挿入可能な穴が底フレームの側部に設けられ、その穴に換気用ダクトの吹出部(本体部の一端部に略水平方向に突出する筒体)を挿入した状態で換気用ダクトを底フレームの側部に収納したものである。
【0036】
したがって、請求項1の発明の空気調和機の室内ユニットによれば、空気通路の背面と底フレームの裏面との間の配管スペースにおいて冷媒連絡配管と空気搬送用ホースとが干渉することなく、換気用空気の搬送通路を配管スペース近傍から立ち上げることができる。
【0037】
また、請求項2の発明の空気調和機の室内ユニットによれば、請求項1の空気調和機の室内ユニットにおいて、上記換気用ダクトに設けた係止爪によって、換気用ダクトを底フレームから抜けないようにするので、ねじや工具等を用いることなく、換気用ダクトを底フレームに簡単に固定することができる。
【0038】
また、請求項3の発明の空気調和機の室内ユニットによれば、請求項1の空気調和機の室内ユニットにおいて、上記底フレームに設けた係止爪によって、換気用ダクトを底フレームから抜けないようにするので、ねじや工具等を用いることなく、換気用ダクトを底フレームに簡単に固定できる。
【0039】
また、請求項4の発明の空気調和機の室内ユニットによれば、請求項1乃至3のいずれか1つの空気調和機の室内ユニットにおいて、上記底フレームの側部に設けられた穴に換気用ダクトの吹出部を略水平方向に挿入した後、底フレームの穴を略中心に換気用ダクトの本体部を回転させて、換気用ダクトを底フレームの側部に収納するので、換気用ダクトの他端部側を底フレームに固定するだけで、換気用ダクトを底フレームに確実に取り付けることができる。
【0040】
また、請求項5の発明の換気用ダクトは、本体部と、その本体部の一端部に設けられた吹出部と、上記本体部の他端部に設けられた入口部とを有する換気用ダクトと、上記換気用ダクトが、冷媒連絡配管が熱交換器に接続される接続部と反対側の側部に収納される底フレームを備え、上記換気用ダクトの上記吹出部は、上記本体部の一端部に略水平方向に突出する筒体であって、上記底フレームの側部に、上記換気用ダクトの上記吹出部が略水平方向に挿入可能な穴を設け、上記底フレームの上記穴に上記換気用ダクトの上記吹出部を挿入した状態で上記換気用ダクトを上記底フレームの側部に収納した空気調和機の室内ユニットに用いられる換気用ダクトであって、開口側の縁部が同一平面にあって縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいずれか一方を有する本体と、縁部が同一平面にあって縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいずれか他方を有する蓋とを備え、上記本体の溝または凸部のいずれか一方に蓋の溝または凸部のいずれか他方を嵌合させて接合するものである。
【0041】
したがって、請求項5の換気用ダクトによれば、上記本体の開口側の縁部が同一平面にあって縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいずれか一方と、上記蓋の縁部が同一平面にあって縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいずれか他方とを同一平面で互いに嵌合して接合することによって、本体と蓋とを組み合わせて容易に製作することができると共に、接合部の換気空気の漏れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態の空気調和機の室内ユニットの要部の斜視図である。
【図2】 図2(A)は上記空気調和機の室内ユニットの正面パネルを外した状態の側面図であり、図2(B)は上記空気調和機の室内ユニットの要部の正面図である。
【図3】 図3(A)は上記室内ユニットの換気用ダクトの本体部の左側面図であり、図3(B)は上記本体部の正面図である。
【図4】 図4(A)は上記換気用ダクトの蓋の正面図であり、図4(B)は上記蓋の右側面図である。
【図5】 図5は上記換気用ダクトの本体と蓋とを組み合わせる直前の正面図である。
【図6】 図6(A)は上記本体と蓋とを組み合わせた換気用ダクトの正面図であり、図6(B)は上記換気用ダクトの後面図である。
【図7】 図7は図6(B)に示す上記換気用ダクトの要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…底フレーム、2…換気用ダクト、
2A…本体、2B…蓋、
3…熱交換器、4…空気搬送用ホース、
5…冷媒連絡配管、6…ドレインホース、
7…配管スペース、
11…溝、12…板部、
13…穴、14…係合部用穴、
21…本体部、21a…凹部、
22…吹出口、23…入口部、
24…突出板、24a…係止爪、
32…溝、42…凸部。
Claims (5)
- 本体部(21)と、その本体部(21)の一端部に設けられた吹出部(22)と、上記本体部(21)の他端部に設けられた入口部(23)とを有する換気用ダクト(2)と、
上記換気用ダクト(2)が、冷媒連絡配管(5)が熱交換器(3)に接続される接続部と反対側の側部に収納されると共に、上記熱交換器(3)が前面側に固定され、室内ユニット本体の背面側に取り付けられた底フレーム(1)を備え、
上記換気用ダクト(2)の上記吹出部(22)は、上記本体部(21)の一端部に略水平方向に突出する筒体であって、
上記底フレーム(1)の側部に、上記換気用ダクト(2)の上記吹出部(22)が略水平方向に挿入可能な穴(13)を設け、
上記底フレーム(1)の上記穴(13)に上記換気用ダクト(2)の上記吹出部(22)を挿入した状態で上記換気用ダクト(2)を上記底フレーム(1)の側部に収納したことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。 - 請求項1に記載の空気調和機の室内ユニットにおいて、
上記換気用ダクト(2)が上記底フレーム(1)から抜け出ないように、上記底フレーム(1)に係止する係止爪(24a)を上記換気用ダクト(2)に設けたことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。 - 請求項1に記載の空気調和機の室内ユニットにおいて、
上記換気用ダクト(2)が上記底フレーム(1)から抜け出ないように、上記換気用ダクト(2)に係止する係止爪を上記底フレーム(1)に設けたことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。 - 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の空気調和機の室内ユニットにおいて、
上記底フレーム(1)の上記穴(13)に上記換気用ダクト(2)の上記吹出部(22)を挿入した後、上記底フレーム(1)の上記穴(13)を略中心に上記換気用ダクト(2)の上記本体部(21)を回転させて、上記換気用ダクト(2)を上記底フレーム(1)の側部に収納したことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。 - 本体部(21)と、その本体部(21)の一端部に設けられた吹出部(22)と、上記本体部(21)の他端部に設けられた入口部(23)とを有する換気用ダクト(2)と、上記換気用ダクト(2)が、冷媒連絡配管が熱交換器(3)に接続される接続部と反対側の側部に収納されると共に、上記熱交換器(3)が前面側に固定され、室内ユニット本体の背面側に取り付けられた底フレーム(1)を備え、上記換気用ダクト(2)の上記吹出部(22)は、上記本体部(21)の一端部に略水平方向に突出する筒体であって、上記底フレーム(1)の側部に、上記換気用ダクト(2)の上記吹出部(22)が略水平方向に挿入可能な穴(13)を設け、上記底フレーム(1)の上記穴(13)に上記換気用ダクト(2)の上記吹出部(22)を挿入した状態で上記換気用ダクト(2)を上記底フレーム(1)の側部に収納した空気調和機の室内ユニットに用いられる換気用ダクトであって、
開口側の縁部が同一平面にあってその縁部全周に沿って連続する溝(32)または凸部のいずれか一方を有する本体(2A)と、
縁部が同一平面にあってその縁部全周に沿って連続する溝または凸部(42)のいずれか他方を有する蓋(2B)とを備え、
上記本体(2A)の上記溝(32)または上記凸部のいずれか一方に上記蓋(2B)の上記溝または上記凸部(42)のいずれか他方を嵌合させて接合したことを特徴とする換気用ダクト。
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