JP2001141261A - 空気調和機の室内ユニットおよび換気用ダクト - Google Patents

空気調和機の室内ユニットおよび換気用ダクト

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JP2001141261A JP26854499A JP26854499A JP2001141261A JP 2001141261 A JP2001141261 A JP 2001141261A JP 26854499 A JP26854499 A JP 26854499A JP 26854499 A JP26854499 A JP 26854499A JP 2001141261 A JP2001141261 A JP 2001141261A
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哲也 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管スペースにおいて冷媒連絡配管と空気搬
送用ホースとが干渉することなく、換気用空気の搬送通
路を配管スペース近傍から立ち上げできる空気調和機の
室内ユニットおよび換気用ダクトを提供する。 【解決手段】 本体部21と、その本体部21の上端に
設けられた吹出部22と、上記本体部21の下端に設け
られた入口部23とを有する換気用ダクト2を備える。
底フレーム1の冷媒連絡配管が熱交換器に接続される接
続部と反対側の側部に上下方向に溝11を形成する。上
記底フレーム1の溝11に換気用ダクト2の本体部21
の一部が収まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、換気機能を有す
る空気調和機の室内ユニットおよび換気用ダクトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の室内ユニットとして
は、室内の換気を行うために、空気搬送用ホースを備え
たものがある。この空気調和機の室内ユニットは、ケー
シングの右側に位置する冷媒連絡配管の配管貫通口から
引き込まれた空気搬送用ホースを上方に立ち上げて、換
気用空気を空気通路に導く吹出口に空気搬送用ホースの
一端を接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記空気
調和機の室内ユニットでは、ケーシングの左側の配管貫
通口から引き込まれた冷媒連絡配管を室内熱交換器の右
側に接続する場合、室内熱交換器の下流側の空気通路の
背面と底フレームの後面との間に形成された配管スペー
スでは、冷媒連絡配管やドレインホースを通すための限
られたスペースしかないため、空気搬送用ホースが冷媒
連絡配管やドレインホースに干渉して、空気搬送用ホー
スを配管スペースに収納することができないという欠点
がある。
【0004】また、上記空気調和機の室内ユニットで
は、空気搬送経路を下側から立ち上げるために用いられ
る換気用ダクトを複数の部材を組み合わせて製作した場
合、換気空気が各部材間の接合部より漏れやすいという
欠点がある。この換気空気の漏れを防ぐために接合部の
ない一体成形の換気用ダクトを製作することも考えられ
るが、この場合、空気搬送用ホースの接続する入口部や
吹出部を自由に設定できず、製作が困難であるという問
題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、配管スペース
において冷媒連絡配管と空気搬送用ホースとが干渉する
ことなく、換気用空気の搬送通路を配管スペース近傍か
ら立ち上げできる空気調和機の室内ユニットを提供する
ことにある。
【0006】また、この発明のもう1つの発明は、上記
空気調和機の室内ユニットに用いられ、本体と蓋とを組
み合わせて容易に製作できると共に、換気空気の漏れを
確実に防止できる換気用ダクトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の空気調和機の室内ユニットは、本体部
と、その本体部の上端に設けられた吹出部と、上記本体
部の下端に設けられた入口部とを有する換気用ダクト
と、上記換気用ダクトが、冷媒連絡配管が熱交換器に接
続される接続部と反対側の側部に収納される底フレーム
を備えたことを特徴としている。
【0008】上記請求項1の空気調和機の室内ユニット
によれば、上記冷媒連絡配管が熱交換器に接続される側
から配管類を引き込む場合、冷媒連絡配管をそのまま上
方に立ち上げ、空気通路の背面と底フレームの後面との
間に形成された配管スペースに空気搬送用ホースを通し
て、冷媒連絡配管が熱交換器に接続される接続部と反対
側の側部に収納された上記換気用ダクトの下端の入口部
に空気搬送用ホースを接続する。そうして、換気用空気
は、空気搬送用ホースと換気用ダクトを介して換気用ダ
クトの吹出部から吹き出し、換気用ダクトの吹出部を空
気通路に配置することにより室内に吹き出す。一方、冷
媒連絡配管が熱交換器に接続される接続部と反対の側か
ら配管類を引き込む場合、冷媒連絡配管を上記配管スペ
ースに通して、熱交換器の側部に接続し、空気搬送用ホ
ースをそのまま換気用ダクトの入口部に接続する。した
がって、配管スペースにおいて冷媒連絡配管と空気搬送
用ホースとが干渉することなく、換気用空気の搬送通路
を配管スペース近傍から立ち上げることができる。
【0009】また、請求項2の空気調和機の室内ユニッ
トは、請求項1の空気調和機の室内ユニットにおいて、
上記換気用ダクトが上記底フレームから抜け出ないよう
に、上記底フレームに係止する係止爪を上記換気用ダク
トに設けたことを特徴としている。
【0010】上記請求項2の空気調和機の室内ユニット
によれば、上記換気用ダクトに設けた係止爪によって、
換気用ダクトを底フレームから抜けないようにするの
で、ねじや工具等を用いることなく、換気用ダクトを底
フレームに簡単に固定できる。
【0011】また、請求項3の空気調和機の室内ユニッ
トは、請求項1の空気調和機の室内ユニットにおいて、
上記換気用ダクトが上記底フレームから抜け出ないよう
に、上記換気用ダクトに係止する係止爪を上記底フレー
ムに設けたことを特徴としている。
【0012】上記請求項3の空気調和機の室内ユニット
によれば、上記底フレームに設けた係止爪によって、換
気用ダクトを底フレームから抜けないようにするので、
ねじや工具等を用いることなく、換気用ダクトを底フレ
ームに簡単に固定できる。
【0013】また、請求項4の空気調和機の室内ユニッ
トは、請求項1乃至3のいずれか1つの空気調和機の室
内ユニットにおいて、上記換気用ダクトの上記吹出部
は、上記本体部の上端に略水平方向に突出する筒体であ
って、上記底フレームの側部に、上記換気用ダクトの上
記吹出部が略水平方向に挿入可能な穴を設け、上記底フ
レームの上記穴に上記換気用ダクトの上記吹出部を挿入
した後、上記底フレームの上記穴を略中心に上記換気用
ダクトの上記本体部を回転させて、上記換気用ダクトの
上記本体部を上記底フレームに収納したことを特徴とし
ている。
【0014】上記請求項4の空気調和機の室内ユニット
によれば、上記換気用ダクトを底フレームに取り付ける
とき、底フレームの側部に、換気用ダクトの吹出部が略
水平方向に挿入可能な穴を設け、底フレームの穴に換気
用ダクトの吹出部を挿入した後、底フレームの穴を略中
心に換気用ダクトの本体部を回転させて、換気用ダクト
を底フレームに収納する。このような換気用ダクトが底
フレームから外れ難い構造によって、換気用ダクトの下
端側を底フレームに固定するだけで、換気用ダクトを底
フレームに確実に取り付けできる。
【0015】また、請求項5の換気用ダクトは、請求項
1乃至4のいずれか1つの空気調和機の室内ユニットに
用いられる換気用ダクトであって、開口側の縁部が同一
平面にあってその縁部全周に沿って連続する溝または凸
部のいずれか一方を有する本体と、縁部が同一平面にあ
ってその縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいず
れか他方を有する蓋とを備え、上記本体の上記溝または
上記凸部のいずれか一方に上記蓋の上記溝または上記凸
部のいずれか他方を嵌合させて接合したことを特徴とし
ている。
【0016】上記請求項5の換気用ダクトによれば、上
記本体の開口側の縁部が同一平面にあってその縁部全周
に沿って連続する溝または凸部のいずれか一方と、上記
蓋の縁部が同一平面にあってその縁部全周に沿って連続
する溝または凸部のいずれか他方とを同一平面で互いに
嵌合させて、嵌合箇所を接着剤等で接合することによっ
て、本体と蓋とを組み合わせて容易に製作できると共
に、接合部の換気空気の漏れを確実に防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機の室
内ユニットおよび換気用ダクトを図示の実施の形態によ
り詳細に説明する。
【0018】図1はこの発明の実施の一形態の空気調和
機の室内ユニットの要部の斜視図であり、1は底フレー
ム、2は上記底フレーム1の左側部に取り付けられる換
気用ダクトである。上記換気用ダクト2は、本体部21
と、その本体部21の上端に設けられた吹出部22と、
上記本体部21の下端に設けられた入口部23とを有し
ている。上記換気用ダクト2の吹出部22は、本体部2
1の上端から略水平方向に突出する円筒形状をしてい
る。また、上記換気用ダクト2の本体部21の下端側
に、前方に突出する略三角形状の突出板24を設け、そ
の突出板24の先端に係合爪24aを設けている。一
方、上記底フレーム1の左側部に、換気用ダクト2の本
体部21の一部が収まる溝11を形成している。上記溝
11は、左側板部15と、その左側板部15の前縁から
側方外側に延びる連結部16と、その連結部16の先端
から後方に上記左側板部15と略平行に延びる台形状の
側板12とで形成されている。また、上記底フレーム1
の左側板部15の上側に、換気ダクト2の吹出部22を
挿入可能な穴13を設けている。なお、上記換気用ダク
ト2の本体部21の側方に、底フレーム1の台形状の側
板12が嵌まる段部21aを設けている。また、上記空
気調和機の室内ユニットでは、室内熱交換器(図2(A),
(B)に示す)の右側の接続部に冷媒連絡配管5(図2(A)に
示す)を接続している。
【0019】上記構成の空気調和機の室内ユニットにお
いて、図1に示すように、換気ダクト2の吹出口22を
底フレーム1の穴13に図1中矢印R1の方向に挿入し
た後、換気ダクト2の本体部21を底フレーム1の穴1
3を略中心に図1中矢印R2の方向に回転させて、換気
ダクト2の本体部21の一部を底フレーム1の溝11に
収納する。そうすると、上記換気ダクト2の突出板24
が底フレーム1に形成された穴14に挿入され、突出板
24の先端の係合爪24aが板部12の前縁に係止す
る。
【0020】また、図2(A)は上記空気調和機の室内ユ
ニットの正面パネル(図示せず)を外した状態の側面図を
示し、図2(B)は図2(A)に示す室内ユニットの正面図を
示している。
【0021】上記空気調和機の室内ユニットでは、冷媒
連絡配管5,ドレインホース6および空気搬送用ホース
4を底フレーム1の右下コーナー近傍の配管貫通口(図
示せず)から引き込んだ場合、冷媒連絡配管5をそのま
ま上方に立ち上げて、室内熱交換器3の右側に接続する
一方、空気搬送用ホース4を配管スペース7に通して、
底フレーム1の左側の換気用ダクト2の入口部23に空
気搬送用ホース4の先端を接続する。一方、上記冷媒連
絡配管5,ドレインホース6および空気搬送用ホース4
を底フレーム1の左下コーナー近傍の配管貫通口(図示
せず)から引き込んだ場合、冷媒連絡配管5を配管スペ
ース7に通した後、底フレーム1の右側から立ち上げ
て、室内熱交換器3の右側に接続する一方、空気搬送用
ホース4をそのまま換気用ダクト2の入口部23に接続
する。なお、上記ドレンホース6は、ドレンパン(図示
せず)の排出口の位置に応じて配管スペース7に通す。
【0022】このように、上記配管スペース7において
冷媒連絡配管5と空気搬送用ホース4とが干渉すること
なく、換気用空気の搬送通路を配管スペース7近傍から
換気用ダクト2により立ち上げることができる。
【0023】また、上記換気用ダクト2に設けた係止爪
24aによって、換気用ダクト2を底フレーム1の溝1
1から抜けないようにするので、ねじや工具等を用いる
ことなく、換気用ダクト2を底フレーム2に簡単に固定
することができる。
【0024】また、上記換気用ダクト2を底フレーム1
に取り付けるとき、底フレーム1の穴13に換気用ダク
ト2の吹出部22を挿入した後、底フレームの穴を略中
心に換気用ダクト2の本体部21を回転させて、換気用
ダクト2の本体部21の一部を底フレーム1の溝11に
収納するので、換気用ダクト2の下端側を底フレーム1
に固定するだけで、換気用ダクト2を底フレーム1に確
実に取り付けることができる。
【0025】また、図3(A),(B)は上記換気用ダクト2
の本体2Aの左側面図,正面図を示しており、図4(A),
(B)は上記換気用ダクト2の蓋2Bの正面図,右側面図を
示している。上記本体2Aと蓋2Bとで換気用ダクト2
を構成している。
【0026】上記本体2Aは、図3(A),(B)に示すよう
に、側板30の外縁に左側方に向かって延びる側壁31
を設け、同一平面である開口側の縁部としての側壁31
の先端面に、開口側の縁部全周に沿って連続する断面矩
形状の溝32を設けている。上記側板30の上端近傍に
吹出穴33を設け、その吹出穴33から延びる略円筒形
状の吹出部22を設けている。また、上記側板30の下
端近傍に凹部30aを設け、その凹部30aの下側に吸込
穴34を設け、その吸込穴34から下方かつ斜め後方に
延びる入口部23を設けている。さらに、上記側壁31
の外側に、4つの突起部35〜38を設けている。ま
た、上記本体2Aの正面側の側壁31の下側に正面外側
に延びる略三角形状の突出板24を設け、その突出板2
4の先端に係合爪24aを設けている。
【0027】一方、上記蓋2Bは、図4(A),(B)に示す
ように、側板40の外縁に右側方に向かって延びる側壁
41を設け、同一平面である縁部としての側壁41の先
端面に、その縁部全周に沿って連続する断面略矩形状の
凸部42を設けている。さらに、上記側壁41の外側か
つ本体2Aの突起部35〜38に対向する位置に、その
突起部35〜38を係止する係止部45〜48を設けて
いる。なお、上記蓋2Bの上側の側壁41の内側に右側
方に延びる舌部43を設けている。
【0028】図5に示すように、上記構成の本体2Aと
蓋部2Bとを対向させて、蓋部2Bの側壁41に設けら
れた凸部42を本体2Aの側壁31の溝32に嵌合さ
せ、その嵌合箇所を接着剤等を用いて接着して、本体2
Aに蓋部2Bを固定する。このとき、上記本体2Aの突
起部35〜38に蓋2Bの係止部45〜48が夫々係止
する。そうして組み立てられた換気用ダクト2の正面図
を図6(A)に示すと共に、換気用ダクト2の後面図を図
6(B)に示している。また、図7は図6(B)の要部Sの拡
大断面図を示しており、本体2Aの側壁31の溝32に
蓋2Bの側壁41の凸部42が嵌合している状態を示し
ている。
【0029】なお、上記換気用ダクト2の本体2Aに溝
32を設け、その溝32に嵌合する凸部42を蓋2Bに
設けたが、換気用ダクトの本体に凸部を設け、その凸部
が嵌合する溝を蓋に設けてもよく、上記溝,凸部の断面
形状も矩形に限らないのは勿論である。
【0030】上記換気用ダクト2では、本体2Aの溝3
2と蓋2Bの凸部42とを同一平面で互いに嵌合して接
合することによって、本体2Aと蓋2Bとを組み合わせ
て容易に製作することができると共に、接合部の換気空
気の漏れを確実に防止することができる。
【0031】上記実施の形態では、底フレーム1に係止
する係止爪24aを換気用ダクト2に設けたが、換気用
ダクトに係止する係止爪を底フレームに設けてもよい
し、底フレームおよび換気用ダクトの両方に他方に係止
する係止爪を夫々設けてもよい。
【0032】また、上記実施の形態では、底フレーム1
の穴13に換気用ダクト2の吹出部22を挿入した後、
底フレーム1の穴13を略中心に換気用ダクト2を回転
させて、換気用ダクト2の本体部21の一部を底フレー
ム1の溝11に収納したが、換気用ダクトの収納形態は
これに限らず、換気用ダクトの少なくとも一部が収まる
溝を底フレームの側部に形成したものであればよい。
【0033】また、上記実施の形態では、空気搬送用ホ
ースを介して換気用ダクトに換気用の空気を通したが、
加湿された空気を給気用ダクトを介して空気通路に吹き
出してもよい。
【0034】また、上記実施の形態では、空気搬送用ホ
ースを介して換気用ダクトに換気用の空気を吹き出した
が、逆に、換気用ダクトから屋内空気を取り込み空気搬
送用ホースを介して屋外に排気してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の空気調和機の室内ユニットは、換気用ダクトは、本
体部と、その本体部の上端に設けられた吹出部と、上記
本体部の下端に設けられた入口部とを有し、冷媒連絡配
管が熱交換器に接続される接続部と反対側の底フレーム
の側部に換気用ダクトを収めたものである。
【0036】したがって、請求項1の発明の空気調和機
の室内ユニットによれば、空気通路の背面と底フレーム
の裏面との間の配管スペースにおいて冷媒連絡配管と空
気搬送用ホースとが干渉することなく、換気用空気の搬
送通路を配管スペース近傍から立ち上げることができ
る。
【0037】また、請求項2の発明の空気調和機の室内
ユニットによれば、請求項1の空気調和機の室内ユニッ
トにおいて、上記換気用ダクトに設けた係止爪によっ
て、換気用ダクトを底フレームから抜けないようにする
ので、ねじや工具等を用いることなく、換気用ダクトを
底フレームに簡単に固定することができる。
【0038】また、請求項3の発明の空気調和機の室内
ユニットによれば、請求項1の空気調和機の室内ユニッ
トにおいて、上記底フレームに設けた係止爪によって、
換気用ダクトを底フレームから抜けないようにするの
で、ねじや工具等を用いることなく、換気用ダクトを底
フレームに簡単に固定できる。
【0039】また、請求項4の発明の空気調和機の室内
ユニットによれば、請求項1乃至3のいずれか1つの空
気調和機の室内ユニットにおいて、上記底フレームの側
部に設けられた穴に換気用ダクトの吹出部を略水平方向
に挿入した後、底フレームの穴を略中心に換気用ダクト
の本体部を回転させて、換気用ダクトを底フレームに収
納するので、換気用ダクトの下端側を底フレームに固定
するだけで、換気用ダクトを底フレームに確実に取り付
けることができる。
【0040】また、請求項5の発明の換気用ダクトは、
請求項1乃至4のいずれか1つの空気調和機の室内ユニ
ットに用いられる換気用ダクトであって、開口側の縁部
が同一平面にあって縁部全周に沿って連続する溝または
凸部のいずれか一方を有する本体と、縁部が同一平面に
あって縁部全周に沿って連続する溝または凸部のいずれ
か他方を有する蓋とを備え、上記本体の溝または凸部の
いずれか一方に蓋の溝または凸部のいずれか他方を嵌合
させて接合するものである。
【0041】したがって、請求項5の換気用ダクトによ
れば、上記本体の開口側の縁部が同一平面にあって縁部
全周に沿って連続する溝または凸部のいずれか一方と、
上記蓋の縁部が同一平面にあって縁部全周に沿って連続
する溝または凸部のいずれか他方とを同一平面で互いに
嵌合して接合することによって、本体と蓋とを組み合わ
せて容易に製作することができると共に、接合部の換気
空気の漏れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態の空気調和機
の室内ユニットの要部の斜視図である。
【図2】 図2(A)は上記空気調和機の室内ユニットの
正面パネルを外した状態の側面図であり、図2(B)は上
記空気調和機の室内ユニットの要部の正面図である。
【図3】 図3(A)は上記室内ユニットの換気用ダクト
の本体部の左側面図であり、図3(B)は上記本体部の正
面図である。
【図4】 図4(A)は上記換気用ダクトの蓋の正面図で
あり、図4(B)は上記蓋の右側面図である。
【図5】 図5(A)は上記換気用ダクトの本体と蓋とを
組み合わせる直前の正面図である。
【図6】 図6(A)は上記本体と蓋とを組み合わせた換
気用ダクトの正面図であり、図6(B)は上記換気用ダク
トの後面図である。
【図7】 図7は図6(B)に示す上記換気用ダクトの要
部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…底フレーム、2…換気用ダクト、2A…本体、2B
…蓋、3…熱交換器、4…空気搬送用ホース、5…冷媒
連絡配管、6…ドレインホース、7…配管スペース、1
1…溝、12…板部、13…穴、14…係合部用穴、2
1…本体部、21a…凹部、22…吹出口、23…入口
部、24…突出板、24a…係止爪、32…溝、42…
凸部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部(21)と、その本体部(21)の上
    端に設けられた吹出部(22)と、上記本体部(21)の下
    端に設けられた入口部(23)とを有する換気用ダクト
    (2)と、 上記換気用ダクト(2)が、冷媒連絡配管(5)が熱交換器
    (3)に接続される接続部と反対側の側部に収納される底
    フレーム(1)を備えたことを特徴とする空気調和機の室
    内ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機の室内ユニ
    ットにおいて、 上記換気用ダクト(2)が上記底フレーム(1)から抜け出
    ないように、上記底フレーム(1)に係止する係止爪(2
    4a)を上記換気用ダクト(2)に設けたことを特徴とする
    空気調和機の室内ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の空気調和機の室内ユニ
    ットにおいて、 上記換気用ダクト(2)が上記底フレーム(1)から抜け出
    ないように、上記換気用ダクト(2)に係止する係止爪を
    上記底フレーム(1)に設けたことを特徴とする空気調和
    機の室内ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    空気調和機の室内ユニットにおいて、 上記換気用ダクト(2)の上記吹出部(22)は、上記本体
    部(21)の上端に略水平方向に突出する筒体であって、 上記底フレーム(1)の側部に、上記換気用ダクト(2)の
    上記吹出部(22)が略水平方向に挿入可能な穴(13)を
    設け、 上記底フレーム(1)の上記穴(13)に上記換気用ダクト
    (2)の上記吹出部(22)を挿入した後、上記底フレーム
    (1)の上記穴(13)を略中心に上記換気用ダクト(2)の
    上記本体部(21)を回転させて、上記換気用ダクト(2)
    を上記底フレーム(1)に収納したことを特徴とする空気
    調和機の室内ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    空気調和機の室内ユニットに用いられる換気用ダクトで
    あって、 開口側の縁部が同一平面にあってその縁部全周に沿って
    連続する溝(32)または凸部のいずれか一方を有する本
    体(2A)と、 縁部が同一平面にあってその縁部全周に沿って連続する
    溝または凸部(42)のいずれか他方を有する蓋(2B)と
    を備え、 上記本体(2A)の上記溝(32)または上記凸部のいずれ
    か一方に上記蓋(2B)の上記溝または上記凸部(42)の
    いずれか他方を嵌合させて接合したことを特徴とする換
    気用ダクト。
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