JP4431866B2 - 逆止弁内蔵フレア管継手 - Google Patents

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本発明は、逆止弁を内蔵したフレア管継手の技術分野に属する。
従来、自動車のステアリング装置として、ステアリング操作時に油圧により操舵アシスト力を得るパワーステアリング装置が多く用いられている。このパワーステアリング装置は、オイルポンプから吐出されるオイルを、高圧ホースを介してコントロールバルブが内蔵されたギアボックスに供給することにより油圧アシスト力を発生するものである。この種のステアリング装置では、ステアリングをフル転舵状態から元に戻す際に、高圧ホース内で急激な油圧変動が生じ、ギアボックスからオイルポンプ側に向かってオイルが急速に逆流することにより異音が発生したり、ハンドルが取られる等のいわゆるキックバック現象の発生が問題となっていた。
そこで、従来は、ギアボックスの入力ポート内に逆止弁を組み込むこと(特許文献1参照)や、この入力ポートに接続される管継手内にボール式の逆止弁を組み込むこと(特許文献2参照)により、前記キックバック現象が生じるのを防止することが提案されている。
しかしながら、上記ギアボックスの入力ポート内に逆止弁を組み付ける方法は、構造が複雑なため入力ポート内面を複雑形状に加工する必要があるうえ、逆止弁を構成する部品点数が多いため組み付けの作業工程が多く、組み付けに手間がかかるとともに、製造コストが高くなる問題があった。また、逆止弁だけが破損した場合でも逆止弁を取り替えるためにはギアボックスごと交換する必要があり、著しくメンテナンスコストが高くなる問題があった。
この対策として、上記管継手内に逆止弁を組み付ける方法を採用すれば、逆止弁を取り替える際ギアボックスに比べれば格段に安価な管継手だけを交換すればよいためメンテナンスコストは大幅に低減できる。しかしながら、依然として、管継手内部は構造が複雑なため複雑形状に加工する必要があるうえ、逆止弁を構成する部品点数が多いため、組み付けに手間がかかるとともに、製造コストが高い問題が残っていた。
特開平10−273061号公報 特開2001−263560号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであって、構造が簡素で逆止弁を容易に構成できるとともに、製造コストを低減できる管継手を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、機器の取付孔に接続されるフレア管継手であって、バルブシートと、バルブ本体と、前記バルブ本体を前記バルブシートに当座する方向に付勢するスプリングと、これらを一体に収納するバルブカバーとを備えた逆止弁が内蔵されており、前記フレア管継手がダブルフレア部を有し、かつ、前記バルブカバーの前記取付孔側の端部が拡径されて拡径部となされ、この拡径部が前記ダブルフレア部の折り曲げ端部に係止されていることを特徴とするフレア管継手である。
本発明によれば、逆止弁を構成する部品(バルブシート、バルブ本体およびスプリング)がバルブカバーに一体に収納されて逆止弁が構成され、これが安価なフレア管継手の内部に簡易な手段により取り付けられているので、大幅に製造コストを低減できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は実施形態に係るパワーステアリング装置を示すフロー図で、1はオイルポンプ、2はギアボックス、3はリザーバタンク、4は高圧ホース、5はフレア管継手、6はドレーンホース、7はポンプ吸入側ホースである。
図示しないエンジンによりオイルポンプ1が駆動され、このオイルポンプ1で加圧されたオイルはポンプ吐出ポートから高圧ホース4→フレア管継手5を介してギアボックス2の入力ポートに導入される。
ギアボックス2に導入された高圧のオイルは、ギアボックス2に内蔵されたコントロールバルブやパワーピストンを駆動して油圧アシスト力を発生させたのち、低圧のオイルとしてギアボックス2の出口ポートから排出される。
ギアボックス2の出口ポートから排出された低圧のオイルはドレーンホース6を介してリザーバタンク3に貯蔵され、その貯蔵されたオイルがポンプ吸入側ホース7を介してオイルポンプ1の吸込ポートに供給される。このようにして、オイルポンプ1の駆動力を、系内を循環するオイルを介して油圧アシスト力に変換するようになっている。
〔実施形態1〕
図2に、フレア管継手5と機器の取付孔であるギアボックス2の入口ポート2aとの接続構造の詳細を示す。フレア管継手5は、入口ポート2a内に挿入されたフレア部5aがフレアナット5cで締め付けられることによりギアボックス2に締結されている。フレア管継手5は、そのフレア部5a近傍に逆止弁11を内蔵している。この逆止弁11はバルブシート12と、バルブ本体13と、このバルブ本体13をバルブシート12に当座する方向に付勢するスプリング14と、これらを一体に収納するバルブカバー15とを備えている。なお本例では、図2に示すように、バルブ本体13にパッキン13aを取り付け、このパッキン13aとバルブシート12との間でシールを行うようにしている。
これにより、高圧のオイルがフレア管継手5側からギアボックス2の入口ポート2a側に向かって流れようとする(正流の)ときには、オイル圧がスプリング14の付勢に打ち勝ってバルブ本体13をバルブシート12から遠ざける方向に押し退けて流路が確保されるので、オイルが正流方向に流れることができる。一方、これとは逆にギアボックス2の入口ポート2a側からフレア管継手5側にオイルが逆流しようとするときには、このオイル圧とスプリング14の付勢とが相俟ってバルブ本体13(パッキン13a)がバルブシート12に速やかに密着し流路を遮断してオイルの逆流を阻止するため、キックバック現象が防止される。また、逆止弁11は、構成部品12〜14がバルブカバー15内に一体に収納されて構成され、これを規格品(JASO F402)として安価に入手できるフレア管継手の内部に簡易な手段により取り付けることができるので、大幅に製造コストを低減できる。さらに、逆止弁11を、ギアボックス2の入口ポート2a内でなく、フレア管継手5側に内蔵したことから、逆止弁11が損傷した場合に高価なギアボックス2を取り替える必要がなく、逆止弁11を内蔵した安価なフレア管継手5だけを交換すればよいので、メンテナンスコストが大幅に低減できる。
フレア管継手5内部への逆止弁11の取付けは例えば以下のように行うことができる。すなわち、フレア管継手5の直管部に、外側から加締めや転造加工等を行うことにより縮径部16を形成しておく。一方、バルブカバー15の機器の取付孔(本例ではギアボックス2の入口ポート2a)側と反対側の端部に、当該バルブカバー15の本体部(以下、「カバー本体部」という。)15bより径の小さい小径部15aを設け、この小径部15aには環状の溝17を形成し、シール材としてのOリング18を嵌めておく。そして、フレア部5a側から、小径部15aを先頭としてバルブカバー15(逆止弁11)をフレア管継手5内に挿入し、小径部15aを、Oリング18を介して縮径部16に嵌合させる。
この構成により、バルブカバー15に逆流方向にオイル圧が掛かっても、バルブ本体部15bが縮径部16によって係止されるので、バルブカバー15(逆止弁11)がフレア管継手5の奥の方向に移動することが阻止されるとともに、Oリング18のシール機能によりフレア管継手5とバルブカバー15(逆止弁11)の隙間からオイルが漏れることが防止される。
さらに、フレア管継手5として、フレア部5aがダブルフレアのものを用いるとともに、バルブカバー15の機器の取付孔(本例ではギアボックス2の入口ポート2a)側の端部を拡径して先広がり形状の拡径部15cを形成し、バルブカバー15(逆止弁11)をフレア管継手5内部に押し込んだときに、この拡径部15cがダブルフレア部5aの折り曲げ端部5bに丁度係止するように構成することが好ましい。
この構成により、正流方向のオイル圧によってバルブカバー15がフレア管継手5から抜ける方向に移動するおそれがなく、フレア管継手5内部にバルブカバー15をより確実に固定できる。また、この構成により、逆止弁11をフレア管継手5内部の最もギアボックス2に近い側に設置でき、従来のギアボックス2内に逆止弁11を設置した場合と同程度にオイルの逆流を瞬時に阻止できるので、より確実にキックバック現象を防止する効果も得られる。
なお、上記のように、逆止弁11を内蔵したフレア管継手5はギアボックス2の入口ポート2a側に設けることが最も推奨されるが、これに限られるものではなく、オイルポンプ1の出力ポートとギアボックス2の入口ポート2aとの間の油圧回路内であればいずれの位置に設けてもよい。ただし、ギアボックス2の入口ポート2aから逆止弁11までの間の配管内圧が平衡するまでオイルが逆流するため、逆止弁11の設置場所がギアボックス2の入口ポート2aから遠くなるほどオイルの逆流を完全に阻止するまでに時間がかかることに留意する必要がある。
(実施形態1の変形例)
また図3に示すように、バルブカバー15は、小径部15aとカバー本体部15bをそれぞれ別体で形成し、小径部15aの内部に予めバルブシート12を一体に形成しておき、カバー本体部15b内にバルブ本体13およびスプリング14を収納したのち、小径部15aと勘合して一体化したものとすることが好ましい。これにより、逆止弁11を組み立てることが容易になるだけでなく、小径部15aとカバー本体部15bを異なる材質で構成することができる。例えば、小径部15aは縮径部16に嵌合して長期にシール性が確保できるよう耐久性に優れる金属製とし、カバー本体部15bは上記先広がり形状を簡易に形成できる樹脂製とすることが可能となる(小径部15aを樹脂製とするとその経時劣化により上記シール性の低下のおそれがある一方、カバー本体部15bは上記シール性を考慮する必要がないので必ずしも金属製とする必要がない)。
〔実施形態2〕
また、フレア管継手5内部への逆止弁11の取付けは、上記実施形態1に例示した方法に代えて以下のように行ってもよい。すなわち、図4に示すように、フレア管継手5の直管部には、上記実施形態1と同様、外側から加締めや転造加工等を行うことにより縮径部16を形成しておく。一方、バルブカバー15の機器の取付孔(本例ではギアボックス2の入口ポート2a)側と反対側の端部は縮径することなく、当該端部近傍に環状の溝19を形成し、シール材としてのOリング18を嵌めておく。そして、フレア部5a側から、溝19を形成した側の端部を先頭としてバルブカバー15(逆止弁11)をフレア管継手5内に挿入し、当該端部を縮径部16に係止させるとともに、バルブカバー15をOリング18を介してフレア管継手5の直管部に嵌合させる。この構成により、フレア管継手5内部にバルブカバー15をさらに確実に固定できる。
実施形態に係るパワーステアリング装置を示すフロー図である。 実施形態1に係るフレア管継手の構造を示す縦断面図である。 実施形態1の変形例に係る逆止弁の構造を示す縦断面図である。 実施形態2に係るフレア管継手の構造を示す縦断面図である。
符号の説明
1…オイルポンプ
2…機器(ギアボックス)
2a…取付孔(入口ポート)
5…フレア管継手
5a…フレア部(ダブルフレア部)
5b…折り曲げ端部
11…逆止弁
12…バルブシート
13…バルブ本体
14…スプリング
15…バルブカバー
15a…小径部
15b…本体部
15c…拡径部
16…縮径部
17…溝
18…シール材(Oリング)
19…溝


Claims (1)

  1. 機器の取付孔に接続されるフレア管継手であって、
    バルブシートと、バルブ本体と、前記バルブ本体を前記バルブシートに当座する方向に付勢するスプリングと、これらを一体に収納するバルブカバーとを備えた逆止弁が内蔵されており、
    前記フレア管継手がダブルフレア部を有し、かつ、前記バルブカバーの前記取付孔側の端部が拡径されて拡径部となされ、この拡径部が前記ダブルフレア部の折り曲げ端部に係止されていることを特徴とするフレア管継手。
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