JP5369717B2 - ブレーキ液圧制御ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、車両のブレーキ液圧制御、例えばABS制御やトラクション制御などに用いられるブレーキ液圧制御ユニットに関する。
特許文献1に示された従来のブレーキ液圧制御ユニットは、ブレーキ液を吸入して吐出するポンプがハウジング内に収容されている。ハウジングには、封止部材により外部空間と隔離された液溜め室が形成されており、ポンプから洩れ出たブレーキ液が液溜め室に蓄積されるようになっている。
特開2007−1319号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来のブレーキ液圧制御ユニットは、ブレーキ液が流通する油路がハウジングの内部に多数設けられているため、油路との干渉を回避しつつ液溜め室の容積を十分に確保することが困難であった。また、液溜め室の容積を十分に確保しようとすると、ハウジングが大型化し、ひいてはブレーキ液圧制御ユニットが大型化してしまうという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、ブレーキ液圧制御ユニットの大型化を回避しつつ、ポンプから洩れ出たブレーキ液を十分に溜めることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ブレーキ液を吸入して吐出するポンプ(1)がハウジング(2)内に収容され、ハウジング(2)がゴムからなる円柱状のマウント(3)を介してブラケット(5)に取り付けられ、ブラケット(5)が車両に固定されるブレーキ液圧制御ユニットであって、円柱状のマウント(3)内に液溜め室(33、34、42)が形成され、ポンプ(1)から洩れたブレーキ液を液溜め室(33、34、42)に導くドレン通路(22、26、26A、27)がハウジング(2)に形成され、マウント(3)は、液溜め室(33、34)が2つの開口部を除いて密閉された構成になっており、2つの開口部のうちの一方の開口部はドレン通路(22、26、27)に連通され、ハウジング(2)とマウント(3)との密着部(B、C)により、一方の開口部と外部空間との間がシールされ、さらに、ブラケット(5)とマウント(3)との密着部(A)により、2つの開口部のうちの他方の開口部と外部空間との間がシールされていることを特徴とする。
これによると、ハウジング(2)の外にあるマウント(3)内に液溜め室(33、34、42)を設けているため、ハウジング(2)を大型化することなく、ひいては、ブレーキ液圧制御ユニットを大型化することなく、液溜め室(33、34、42)の容積を十分に確保することができる。また、マウント(3)を活用して液溜め室(33、34、42)を設けているため、新たな部品を設けることなく実施することができる。
ところで、特開2000−52959号公報に示された従来のブレーキ液圧制御ユニットは、ブレーキ液を吸入して吐出するポンプがハウジング内に収容されている。ハウジングにはドレン通路が形成されており、ポンプから洩れ出たブレーキ液はドレン通路を介して外部に排出されるようになっている。また、ドレン通路には逆止弁が配置され、この逆止弁により外部からドレン通路への水の浸入を防止するようになっている。
この従来のブレーキ液圧制御ユニットは、ポンプから洩れ出たブレーキ液を外部に排出するため、車両のボデーを汚したり、車両のボデーの塗装面を傷めたり、さらには、地球環境を悪化させてしまう虞がある。また、外部からドレン通路への水の浸入を防止するために逆止弁を設けているため、ブレーキ液圧制御ユニットの構成が複雑になるという問題があった。
その点、請求項1に記載の発明によると、液溜め室(33、34)はドレン通路(22、26、27)との連通部を除いて密閉状態になるため、ポンプ(1)から洩れ出たブレーキ液が外部に排出されることを防止できるとともに、液溜め室(33、34)への水の浸入を防止することができる。また、マウント(3)はゴムよりなるため、マウント(3)とハウジング(2)またはブラケット(5)との密着部のシール機能を確実に得ることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のブレーキ液圧制御ユニットにおいて、マウント(3)は、ボルト(200)によってハウジング(2)およびブラケット(5)のいずれか一方に固定され、マウント(3)は、ボルト(200)が挿入されるとともに液溜め室(33)に連通するボルト挿入穴(35)を備え、マウント(3)は、液溜め室(33)が1つの開口部およびボルト挿入穴(35)を除いて密閉された構成になっており、開口部はドレン通路(22、26、27)に連通され、ハウジング(2)とマウント(3)との密着部(B、C)により、開口部と外部空間との間がシールされ、さらに、ボルト(200)によりボルト挿入穴(35)が閉塞されていることを特徴とする。
これによると、液溜め室(33)はドレン通路(22、26、27)との連通部を除いて密閉状態になるため、ポンプ(1)から洩れ出たブレーキ液が外部に排出されることを防止できるとともに、液溜め室(33)への水の浸入を防止することができる。
請求項3に記載の発明では、ブレーキ液を吸入して吐出するポンプ(1)がハウジング(2)内に収容され、ハウジング(2)が複数個のマウント(3、4)を介してブラケット(5)に取り付けられ、ブラケット(5)が車両に固定されるブレーキ液圧制御ユニットであって、複数個のマウント(3、4)内に液溜め室(33、42)が形成され、ポンプ(1)から洩れたブレーキ液を複数個のマウント(3、4)の液溜め室(33、42)に導くドレン通路(22、26、26A、27)がハウジング(2)に形成されていることを特徴とする。これによると、液溜め室(33、42)の容積をより多く確保することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載のブレーキ液圧制御ユニットにおいて、マウント(3、)は、液溜め室(33、42)が1つの開口部を除いて密閉された構成になっており、開口部はドレン通路(22、26、26A、27)に連通され、ハウジング(2)とマウント(3、)との密着部(E、)により、開口部と外部空間との間がシールされていることを特徴とする。
これによると、液溜め室(33、34)はドレン通路(22、26、26A、27)との連通部を除いて密閉状態になるため、ポンプ(1)から洩れ出たブレーキ液が外部に排出されることを防止できるとともに、液溜め室(33、34)への水の浸入を防止することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。 図2の第1マウント3単体を示す要部の断面図である。 本発明の第3実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。 本発明の第4実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。 本発明の第5実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。 本発明の第6実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。
図1に示すブレーキ液圧制御ユニットは、ブレーキ液を高圧化するポンプ1、このポンプ1を駆動する電動機(図示せず)、ブレーキ液が流通する油路を開閉する複数の電磁弁(図示せず)、電動機や電磁弁等の作動を制御する電子制御装置(図示せず)等を備えており、図1の紙面上下方向が天地方向に向くようにして車両に取り付けられる。
略直方体のアルミニウム合金製のハウジング2には、ブレーキ液が流通する油路が多数形成されており、ハウジング2の表面部には、油路と連通する6個のポート21が形成されている。そして、4個のポート21が車両における4つの車輪それぞれに対応する各ホイールシリンダ(図示せず)に接続され、2個のポート21が車両のマスタシリンダ(図示せず)に接続される。
ハウジング2には、一端が開口されるとともに他端が閉塞された円柱穴形状のカム室22が形成されている。このカム室22は水平方向に延びている。カム室22には、電動機により駆動されるカム軸61、およびこのカム軸61に対して偏心したカム62が配置されている。
また、ハウジング2には、カム軸61の軸線に対して直交するとともに水平方向に延びる円柱穴形状のピストン穴23が、カム軸61を挟んで対称位置に1つずつ形成されている。このピストン穴23は、カム室22に連通している。
ピストン穴23にポンプ1のピストン11が摺動自在に挿入されている。このピストン11は、円柱状であり、ポンプ室12に配置されたスプリング13によりカム62側に向かって付勢されている。そして、ピストン11は、その一端面がカム62に当接し、カム軸61およびカム62の回転に伴って往復動するようになっている。
ハウジング2には、ピストン穴23におけるピストン11が摺動する部位に開口する吸入油路24と、ポンプ室12に連通する吐出油路25とが形成されている。この吸入油路24は、ピストン11に形成された連通穴11aを介してポンプ室12に連通可能になっている。また、ポンプ室12に配置された吸入弁14によって連通穴11aとポンプ室12との間が開閉され、吐出油路25に配置された吐出弁15により吐出油路25が開閉されるようになっている。
ハウジング2には、カム室22から下方に向かって延びる連通路26と、この連通路26からさらに下方に向かって延びる第1マウント挿入穴27が形成されている。第1マウント挿入穴27は、連通路26よりも大径の円柱穴形状であり、ハウジング2の底面に開口している。また、ハウジング2の側面部には、円柱穴形状の第2マウント挿入穴28が2つ形成されている。なお、本実施形態では、連通路26はカム軸61の中心を通る鉛直線方向に延びているが、連通路26は、カム軸61の中心からずれていてもよいし、また鉛直線に対して斜めであってもよい。
第1マウント挿入穴27に第1マウント3が装着され、第2マウント挿入穴28に第2マウント4が装着されている。そして、ハウジング2は、それらのマウント3、4を介してブラケット5に取り付けられている。また、ブラケット5は車両に固定される。
ブラケット5は、金属薄板よりなり、コの字状に成形された本体板部51と、円筒状に成形された円筒板部52とからなる。本体板部51と円筒板部52は溶接等にて接合されている。
第1マウント3は、弾性材よりなり、より詳細には、エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム(EPDM)等のゴムよりなる。第1マウント3は、段付き円柱状であり、第1マウント挿入穴27に挿入される小径円柱部31と、この小径円柱部よりも大径で、且つ円筒板部52に挿入される大径円柱部32とが、同軸に形成されている。
第1マウント3における大径円柱部32側には、ブレーキ液を溜めるための主液溜め室33が形成されている。この主液溜め室33は、第1マウント3における大径円柱部32側の端面で開口した円柱穴形状になっている。また、第1マウント3には、小径円柱部31側の端面から主液溜め室33に至るまで貫通した、ブレーキ液を溜めるための円柱穴形状の副液溜め室34が形成されている。そして、この副液溜め室34により、ハウジング2の連通路26と主液溜め室33とが連通されている。
ハウジング2がマウント3、4を介してブラケット5に取り付けられた状態では、ブラケット5の円筒板部52の内周面と、第1マウント3における大径円柱部32側の外周面とが密着し、その密着部Aにより、主液溜め室33の開口部と外部空間との間がシールされる。また、小径円柱部31の外周面と、ハウジング2において第1マウント挿入穴27を区画形成する環状の周面とが密着し、その密着部Bにより、ならびに、大径円柱部32における小径円柱部31側の端面とハウジング2の底面とが密着し、その密着部Cにより、副液溜め室34の開口部(すなわち、副液溜め室34における連通路26側の端部)と外部空間との間がシールされる。したがって、主液溜め室33および副液溜め室34は、連通路26との連通部を除いて密閉状態になる。
第2マウント4は、弾性材よりなり、より詳細には、エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム(EPDM)等のゴムよりなる。第2マウント4は、円柱状であり、第2マウント挿入穴28に挿入される。第2マウント4は、外部に露出する側に、ボルト100が挿入される円柱穴形状のボルト挿入穴41が形成されている。
ボルト100は、軸方向中間部に鍔100aを有し、鍔100aの一端側に円柱状の第1軸部100bを有し、鍔100aの他端側に円柱状の第2軸部100cを有する。第2軸部100cには雄ねじが形成されている。第1軸部100bがボルト挿入穴41に挿入され、第2軸部100cが、ブラケット5に形成された切り欠き部51aに挿入されている。そして、第2軸部100cの雄ねじにナット110が螺合され、ナット110と鍔100aによりブラケット5が挟持されている。
なお、カム室22、連通路26、および第1マウント挿入穴27は、本発明のドレン通路を構成する。
上記構成になるブレーキ液圧制御ユニットは、カム軸61およびカム62の回転に伴うピストン11の往復動により、吸入行程では吸入弁14が開弁して、吸入油路24および連通穴11aを介してポンプ室12にブレーキ液が吸入され、吐出行程では吐出弁15が開弁して、高圧化されたブレーキ液がポンプ室12から吐出油路25へ吐出される。
このポンプ1の作動時に、微量のブレーキ液がピストン11とピストン穴23との隙間を介してカム室22へ洩れてしまう。カム室22へ洩れてきたブレーキ液は、連通路26および副液溜め室34を介して主液溜め室33に導かれ、主液溜め室33に溜められる。
本実施形態では、ハウジング2の外にある第1マウント3内に液溜め室33、34を設けているため、ハウジング2を大型化することなく、ひいては、ブレーキ液圧制御ユニットを大型化することなく、液溜め室33、34の容積を十分に確保することができる。また、第1マウント3を活用して液溜め室33、34を設けているため、新たな部品を設けることなく実施することができる。
また、密着部Aにより主液溜め室33の開口部と外部空間との間がシールされるとともに、密着部B、Cにより副液溜め室34の開口部と外部空間との間がシールされていて、主液溜め室33および副液溜め室34は連通路26との連通部を除いて密閉状態になっているため、ポンプ1からカム室22へ洩れ出たブレーキ液が外部に排出されることを防止できるとともに、液溜め室33、34への水の浸入を防止することができる。
さらに、第1マウント3をブラケット5に組み付ける際、大径円柱部32を円筒板部52に挿入するだけであるため、換言すると、ボルト等が不要であるため、第1マウント3とブラケット5の組み付け性がよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図2は第2実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図、図3は第1マウント3単体を示す要部の断面図である。本実施形態は、第1マウント3およびブラケット5の構成が第1実施形態と異なっている。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2に示すように、第1マウント3は、円柱状であり、ハウジング2に近い側に主液溜め室33が形成されている。この主液溜め室33は、第1マウント3におけるハウジング2側の端面で開口した円柱穴形状になっており、連通路26と連通している。因みに、第1実施形態における副液溜め室34は廃止されている。
第1マウント3は、第1マウント3におけるブラケット5側の端面から主液溜め室33に至るまで貫通したボルト挿入穴35が形成されるとともに、このボルト挿入穴35内に金属製の円筒状のカラー36が一体化された状態で配置されている。
ブラケット5は、第1実施形態における円筒板部52が廃止されている。本体板部51には貫通穴51bが形成されている。そして、カラー36におけるボルト挿入穴35から突出した部分が貫通穴51bに挿入される。
第1マウント3は、頭部200aに鍔200bが形成されたボルト200およびナット210によりブラケット5に組み付けられる。具体的には、ボルト200を主液溜め室33側からカラー36に挿入して、ボルト200にナット210を螺合することにより、ボルト200とナット210との間に第1マウント3およびブラケット5を挟持している。
ハウジング2がマウント3、4を介してブラケット5に取り付けられた状態では、ハウジング2において第1マウント挿入穴27を区画形成する環状の周面と、これに対向する第1マウント3の外周面とが密着し、その密着部Bにより、ならびに、ハウジング2において第1マウント挿入穴27の奥端を区画形成し連通路26の一端(図2の下方の一端)が開口する面と、第1マウント3におけるハウジング2側の端面とが密着し、その密着部Cにより、主液溜め室33の開口部と外部空間との間がシールされる。また、ボルト200の鍔200bと第1マウント3とが密着し、その密着部Dにより、ボルト挿入穴35と外部空間との間がシールされる。したがって、主液溜め室33は、連通路26との連通部を除いて密閉状態になる。
なお、図3に示すように、カラー36における主液溜め室33側の端面を、ボルト挿入穴35における主液溜め室33側の端面よりも内側にずらして、長さLの締め代部を設けている。これにより、ボルト200とナット210を螺合させた際に締め代部が容易に変形して、密着部Dのシール性が向上する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、ブレーキ液圧制御ユニットを大型化することなく、主液溜め室33の容積を十分に確保することができる。また、新たな部品を設けることなく実施することができる。また、ポンプ1からカム室22へ洩れ出たブレーキ液が外部に排出されることを防止できるとともに、主液溜め室33への水の浸入を防止することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図4は第3実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。本実施形態は、第1マウント3およびブラケット5の構成が第1実施形態と異なっている。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、第1マウント3は、円柱状であり、ハウジング2に近い側に主液溜め室33が形成されている。この主液溜め室33は、第1マウント3におけるハウジング2側の端面で開口した円柱穴形状になっており、連通路26と連通している。また、第1マウント3は、ブラケット5に近い側に凹部37が形成されている。この凹部37は、ボルト200の頭部200aおよび鍔200bの収容空間となる。ボルト挿入穴35は、主液溜め室33から凹部37まで貫通しており、このボルト挿入穴35内に金属製の円筒状のカラー36が一体化された状態で配置されている。ブラケット5は、第1実施形態における円筒板部52が廃止されている。
第1マウント3は、頭部200aに鍔200bが形成されたボルト200によりハウジング2に組み付けられる。具体的には、ボルト200を凹部37側からカラー36に挿入して、ハウジング2に形成された雌ねじ部29にボルト200を螺合することにより、ボルト200とハウジング2との間に第1マウント3を挟持している。なお、本実施形態では、雌ねじ部29がカム軸61の中心を通る鉛直線上に配置されているため、連通路26はカム軸61の中心からずらして配置されている。
ハウジング2がマウント3、4を介してブラケット5に取り付けられた状態では、ハウジング2において第1マウント挿入穴27を区画形成する環状の周面と、これに対向する第1マウント3の外周面とが密着し、その密着部Bにより、ならびに、ハウジング2において第1マウント挿入穴27の奥端を区画形成し連通路26の一端(図2の下方の一端)が開口する面と、第1マウント3におけるハウジング2側の端面とが密着し、その密着部Cにより、主液溜め室33の開口部と外部空間との間がシールされる。また、ボルト200の鍔200bと第1マウント3とが密着し、その密着部Dにより、ボルト挿入穴35と外部空間との間がシールされる。したがって、主液溜め室33は、連通路26との連通部を除いて密閉状態になる。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、ブレーキ液圧制御ユニットを大型化することなく、主液溜め室33の容積を十分に確保することができる。また、新たな部品を設けることなく実施することができる。また、ポンプ1からカム室22へ洩れ出たブレーキ液が外部に排出されることを防止できるとともに、主液溜め室33への水の浸入を防止することができる。
特に、本実施形態では、ボルト200により第1マウント3がハウジング2に押しつけられるため、密着部Cのシール性が向上する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図5は第4実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。本実施形態は、第1マウント3およびブラケット5の構成が第1実施形態と異なっている。また、第2マウント4内にもブレーキ液を溜めるようにしている。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、ハウジング2には、連通路26から分岐して水平方向に延びる副連通路26Aが形成されている。なお、副連通路26Aは、カム室22、連通路26、および第1マウント挿入穴27とともに、本発明のドレン通路を構成する。ブラケット5は、第1実施形態における円筒板部52が廃止されている。本体板部51には貫通穴51bが形成されている。
第1マウント3は、円柱状であり、ハウジング2に近い側に主液溜め室33が形成されている。この主液溜め室33は、第1マウント3におけるハウジング2側の端面で開口した円柱穴形状になっており、連通路26と連通している。また、第1マウント3は、ブラケット5に近い側に凸部38が形成されており、この凸部38が貫通穴51bに挿入される。
第2マウント4は、ハウジング2に近い側に液溜め室42が形成されている。この液溜め室42は、第2マウント4におけるハウジング2側の端面で開口した円柱穴形状になっており、副連通路26Aと連通している。したがって、カム室22へ洩れてきたブレーキ液は、連通路26および副連通路26Aを介して液溜め室42にも導かれる。
ハウジング2がマウント3、4を介してブラケット5に取り付けられた状態では、ハウジング2において第1マウント挿入穴27を形成する環状の周面と、第1マウント3の外周面とが密着し、その密着部Eにより、主液溜め室33の開口部と外部空間との間がシールされる。したがって、主液溜め室33は、連通路26との連通部を除いて密閉状態になる。
また、ハウジング2がマウント3、4を介してブラケット5に取り付けられた状態では、ハウジング2において第2マウント挿入穴28を区画形成する環状の周面と、これに対向する第2マウント4の外周面とが密着し、その密着部Fにより、液溜め室42の開口部と外部空間との間がシールされる。したがって、液溜め室42は、副連通路26Aとの連通部を除いて密閉状態になる。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、ブレーキ液圧制御ユニットを大型化することなく、液溜め室33、42の容積を十分に確保することができる。また、新たな部品を設けることなく実施することができる。また、ポンプ1からカム室22へ洩れ出たブレーキ液が外部に排出されることを防止できるとともに、液溜め室33、42への水の浸入を防止することができる。
特に、本実施形態では、複数のマウント3、4に液溜め室33、42を設けているため、液溜め室の容積をより多く確保することができる。
なお、本実施形態では、副連通路26Aは水平方向に延びているが、連通路26から液溜め室42に向かって下るように副連通路26Aを傾斜させてもよい。
また、本実施形態では、副連通路26Aは連通路26から分岐しているが、副連通路26Aは、カム室22と液溜め室42とを直接連通させるものであってもよい。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。図6は第5実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。本実施形態は、ハウジング2および第1マウント3の構成が第1実施形態と異なっている。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、ハウジング2は、連通路26が廃止されて、第1マウント挿入穴27がカム室22まで延びている。また、第1マウント3は、第1マウント挿入穴27に挿入される小径円柱部31がカム室22まで延びている。換言すると、小径円柱部31内に形成された副液溜め室34がカム室22に直接連通されている。そして、ポンプ1から洩れてきたブレーキ液は、カム室22を介して副液溜め室34に導かれる。したがって、カム室22のみがドレン通路に相当する。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。図7は第6実施形態に係るブレーキ液圧制御ユニットを一部断面で示す正面図である。本実施形態は、ハウジング2に対する第1マウント3の組み付け構造が第5実施形態と異なっている。なお、第5実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、ハウジング2の第1マウント挿入穴27は、一端がカム室22に開口する第1マウント小径挿入穴27aと、第1マウント小径挿入穴27aよりも大径で、一端がハウジング2の底面に開口する第1マウント大径挿入穴27bとからなる。第1マウント小径挿入穴27aと第1マウント大径挿入穴27bは、同軸に形成されている。
そして、第1マウント3における小径円柱部31が第1マウント小径挿入穴27aに挿入され、第1マウント3における大径円柱部32の一部が第1マウント大径挿入穴27bに挿入されている。これにより、大径円柱部32が第1マウント大径挿入穴27bに挿入された分だけ、ハウジング2の底面とブラケット5との天地方向(すなわち、図7の紙面上下方向)の間隔が狭くなり、車両への設置高さが抑えられる。
1…ポンプ、2…ハウジング、3…マウント、5…ブラケット、22…カム室(ドレン通路)、26…連通路(ドレン通路)、26A…副連通路(ドレン通路)、27…第1マウント挿入穴(ドレン通路)、33、34…液溜め室。

Claims (4)

  1. ブレーキ液を吸入して吐出するポンプ(1)がハウジング(2)内に収容され、前記ハウジング(2)がゴムからなる円柱状のマウント(3)を介してブラケット(5)に取り付けられ、前記ブラケット(5)が車両に固定されるブレーキ液圧制御ユニットであって、
    前記円柱状のマウント(3)内に液溜め室(33、34、42)が形成され、前記ポンプ(1)から洩れたブレーキ液を前記液溜め室(33、34、42)に導くドレン通路(22、26、26A、27)が前記ハウジング(2)に形成され、
    前記マウント(3)は、前記液溜め室(33、34)が2つの開口部を除いて密閉された構成になっており、前記2つの開口部のうちの一方の開口部は前記ドレン通路(22、26、27)に連通され、前記ハウジング(2)と前記マウント(3)との密着部(B、C)により、前記一方の開口部と外部空間との間がシールされ、さらに、前記ブラケット(5)と前記マウント(3)との密着部(A)により、前記2つの開口部のうちの他方の開口部と外部空間との間がシールされていることを特徴とするブレーキ液圧制御ユニット。
  2. 前記マウント(3)は、ボルト(200)によって前記ハウジング(2)および前記ブラケット(5)のいずれか一方に固定され、
    前記マウント(3)は、前記ボルト(200)が挿入されるとともに前記液溜め室(33)に連通するボルト挿入穴(35)を備え、
    前記マウント(3)は、前記液溜め室(33)が1つの開口部および前記ボルト挿入穴(35)を除いて密閉された構成になっており、
    前記開口部は前記ドレン通路(22、26、27)に連通され、
    前記ハウジング(2)と前記マウント(3)との密着部(B、C)により、前記開口部と外部空間との間がシールされ、
    さらに、前記ボルト(200)により前記ボルト挿入穴(35)が閉塞されていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ液圧制御ユニット。
  3. ブレーキ液を吸入して吐出するポンプ(1)がハウジング(2)内に収容され、前記ハウジング(2)が複数個のマウント(3、)を介してブラケット(5)に取り付けられ、前記ブラケット(5)が車両に固定されるブレーキ液圧制御ユニットであって、
    前記複数個のマウント(3、)内に液溜め室(33、42)が形成され、前記ポンプ(1)から洩れたブレーキ液を前記複数個のマウント(3、4)の液溜め室(33、42)に導くドレン通路(22、26、26A、27)が前記ハウジング(2)に形成されていることを特徴とするブレーキ液圧制御ユニット。
  4. 前記マウント(3、)は、前記液溜め室(33、42)が1つの開口部を除いて密閉された構成になっており、
    前記開口部は前記ドレン通路(22、26、26A、27)に連通され、
    前記ハウジング(2)と前記マウント(3、)との密着部(E、)により、前記開口部と外部空間との間がシールされていることを特徴とする請求項3に記載のブレーキ液圧制御ユニット。
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