JP4430279B2 - 映像音声ストリームデータ記録再生編集システム - Google Patents

映像音声ストリームデータ記録再生編集システム Download PDF

Info

Publication number
JP4430279B2
JP4430279B2 JP2001537270A JP2001537270A JP4430279B2 JP 4430279 B2 JP4430279 B2 JP 4430279B2 JP 2001537270 A JP2001537270 A JP 2001537270A JP 2001537270 A JP2001537270 A JP 2001537270A JP 4430279 B2 JP4430279 B2 JP 4430279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
video
audio
storage
stream data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001537270A
Other languages
English (en)
Inventor
泰彦 中野
幸弘 安孫子
佳之 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP4430279B2 publication Critical patent/JP4430279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/102Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
    • G11B27/105Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/11Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information not detectable on the record carrier
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/804Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components
    • H04N9/8042Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components involving data reduction
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/804Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components
    • H04N9/806Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components with processing of the sound signal
    • H04N9/8063Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components with processing of the sound signal using time division multiplex of the PCM audio and PCM video signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

本発明の背景
技術分野
本発明は、MPEGプログラムストリームデータのように、映像データと音声データとが入り混じった映像音声ストリームデータの記録、再生、編集する映像音声ストリームデータ記録再生編集システムに関する。
近年では、比較的低価格のパーソナルコンピュータにも大容量のハードディスク装置が搭載されるようになっており、また、アナログの映像および音声をMPEG方式に基づいて符号化するエンコーダの低価格化も進んでいる。
更に、ディジタル衛星放送サービスやケーブルテレビによるディジタル映像配信サービスなども拡大しており、一般ユーザが、通常のアナログ映像と同様にディジタル映像を記録・再生し、また、編集するために必要な技術的な環境が整ってきた。
このような環境の変化に伴って、一般ユーザが、ディジタル映像を手軽に、そして自由に記録し、再生し、更に編集できるようにするための技術が必要とされている。
背景技術
第27図に、ディジタル映像配信サービスシステムの構成を示す。
このディジタル映像配信サービスシステムにおいて、サーバ装置410に備えられた映像エンコーダ411および音声エンコーダ412は、映像信号および音声信号をそれぞれMPEG方式に従って符号化し、映像エレメンタリストリームおよび音声エレメンタリストリームとして、サーバ側マルチプレクサ(サーバ側MUX)413の処理に供している。
このサーバ側マルチプレクサ413は、映像エレメンタリストリームと音声エレメンタリストリームとをそれぞれのビットレートに合わせて合成してMPEGプログラムストリームを形成し、伝送に適したパケット毎に伝送装置414に渡している。
このようにして形成されたMPEGプログラムストリームは、第6図に示すように、画像信号の符号化単位であるGOP(Group Of Pictures)と音声信号の符号化単位であるAAU(Audio Access Unit)とがそれぞれのビットレートに応じて混合されたストリームデータであり、伝送装置414によってネットワークを介して各端末装置420に配信される。
ネットワークを介して配信されるMPEGストリームデータの容量は、アナログ映像データおよび音声データに比べて十分に小さいので、例えば、第27図に示した端末装置420に備えられたストリームデータ保持部421に、通信制御部422を介して受け取ったMPEGストリームデータを保持していくことは十分に現実的である。
この場合は、MPEGストリームデータの配信を受けた後に、ストリームデータ読出部423によって、ストリームデータ保持部421からMPEGストリームデータを先頭から順次に読み出して、映像符号化データおよび音声符号化データを映像/音声再生部424による再生処理に随時に供することができる。
これに応じて、第27図に示した映像/音声再生部424に備えられた映像デコーダ425および音声デコーダ426が、映像符号化データおよび音声符号化データをそれぞれデコードし、得られたデコード結果に基づいて、表示制御部427および音声再生部428が、CRTディスプレイ装置(CRT)429およびスピーカ430などの映像/音声出力装置の動作を制御して、映像および音声を再生出力することにより、利用者は、サービスによって配信されるコンテンツを随時に享受することができる。
また、MPEG方式などに準拠したエンコーダが低価格化したことによって、利用者が、自分のパーソナルコンピュータなどにアナログの映像信号および音声信号を取り込んで符号化し、ストリームデータとして蓄積するシステムも現実的なものとなっている。
第28図に、ストリームデータ記録・再生システムの構成例を示す。
第28図に示すように、ユーザ側マルチプレクサ(ユーザ側MUX)431により、映像エンコーダ411から受け取った映像エレメンタリストリームと、音声エンコーダ412から受け取った音声エレメンタリストリームとが合成され、MPEGプログラムストリームが形成される。
このMPEGプログラムストリームの入力に応じて、ストリームデータ書込み部432およびディスク制御装置433が動作することにより、ハードディスク装置434にストリームデータが蓄積される。
ところで、このようにしてハードディスク装置434に蓄積されたストリームデータは、上述したディジタル映像配信サービスシステムにおいてユーザ側のストリームデータ保持部421に保持されたストリームデータと同様に、ストリームデータ読出部423により、その先頭から順次に読み出して、映像/音声再生部424の処理に供した場合に限って、映像と音声との同期を保って再生することができる。
なぜなら、上述したように、映像信号と音声信号とは、それぞれの先頭を基準として独立に符号化圧縮されており、また、各エレメンタリストリームの先頭を基準としてこれらを合成することにより、MPEGプログラムストリームが形成され、記録されているからである。
このため、従来は、利用者が保存しておいたMPEGプログラムストリームデータに基づいて、映像・音声を編集しようとした場合には、複雑な手順をたどる必要があった。
第29図に、従来のストリームデータ編集作業を説明する図を示す。
利用者がストリームデータの編集を行う場合には、少なくとも、編集対象を含むストリームデータ全体を映像/音声再生部を介して再生し、CRTディスプレイ装置およびスピーカによる出力の提供を受けつつ、編集対象を特定する必要がある。
このとき、再生されたアナログ映像信号および音声信号を編集処理のために保存しておかなければならない。
また、編集指示に応じて、編集処理部によってアナログ映像信号および音声信号の編集が完了した後に、映像エンコーダ、音声エンコーダおよびマルチプレクサ(MUX)によって、再びMPEGプログラムストリームを形成する必要がある。
このため、従来技術では、ストリームデータの編集作業には、一旦デコードしたアナログ映像信号および音声信号とを再びエンコードすることが不可欠であり、また、アナログ映像信号および音声信号を保持しておくために、膨大な記憶容量が必要である。
また、上述したようなMPEGプログラムストリームの特徴は、ストリームデータの記録形式をも制約している。
例えば、第28図に示したストリームデータ記録再生システムにおいて、MPEGプログラムストリームをエンドレス録画しようとする場合には、次のような方法をとる必要がある。
つまり、本来は単一のストリームとなるべき映像データおよび音声データを、所定の短い時間(例えば10秒)毎に別個のストリームとし、これらのストリームデータを保持するファイルの連なりとして映像データおよび音声データを記録する方法である。
この方法を採用すれば、最も古いファイルを新しいファイルに置き換えていくことにより、エンドレス録画を実現することができる。しかしながら、この方法では、ファイルの管理が煩雑であり、また、置き換えの単位を自由に変えることができない。
発明の開示
本発明の主たる目的の第1は、ディジタル映像・音声ストリームデータを高い自由度で再生可能なストリームデータ再生システムを提供することである。
また、本発明の主たる目的の第2は、ディジタル映像・音声ストリームデータを迅速且つ自由に編集可能なストリームデータ編集システムを提供することである。
また、本発明の主たる目的の第3は、ディジタル映像・音声ストリームデータを高い自由度で記録可能なストリームデータ記録システムを提供することである。
更に、本発明の従たる目的の第1は、上述した主たる目的の第1、第2および第3を実現するための基礎となるストリーム記録技術を提供することである。
一方、本発明の従たる目的の第2は、上述したストリームデータ再生システム、ストリームデータ編集システムおよびストリームデータ記録システムで用いられる管理情報の量を削減するための技術を提供することである。
また、本発明の従たる目的の第3は、上述したストリームデータ再生システム、ストリームデータ編集システムおよびストリームデータ記録システムにおいて有効なストリームデータ形成技術を提供することである。
本発明の従たる目的の第1は、第1図に示すように、映像信号を所定のディジタル符号化方式に従って符号化して得られる映像符号化単位と音声信号を所定のディジタル符号化方式に従って符号化して得られる音声符号化単位とからなるストリームデータをストリーム蓄積手段11に記録するストリームデータ記録装置において、ストリームデータを入力するストリーム入力手段12と、ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ストリーム蓄積手段11に備えられたランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて記録する記録手段13と、ストリームデータの記録動作に応じて、少なくとも1部の映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の格納場所に関する映像格納情報および音声格納情報を収集する第1収集手段14と、各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15とを備えたストリームデータ記録装置により達成される。
このストリームデータ記録装置によれば、各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ストリーム蓄積手段11のアクセス単位の先頭からそれぞれ記録することができ、また、管理情報保持手段15に保持された管理情報により、各映像符号化単位と音声符号化単位との対応関係が示されるので、映像符号化単位毎の再生および編集を可能とすることができる。
また、上述した主たる目的の第3は、第1図に示すように、本発明のストリームデータ記録装置が、入力されたストリームデータをストリーム蓄積手段11の所定の記憶領域にエンドレス記録する旨のエンドレス記録指示に応じて、記録手段13による映像符号化単位および音声符号化単位の記録動作を監視し、所定の記憶領域に十分な空きがなくなったことを検出する検出手段16と、検出手段16による検出結果に応じて、ストリーム蓄積手段11において新規のストリームデータを記録すべき記録ポインタを所定の記憶領域の先頭に移動する記録制御手段18と、検出手段16による検出結果に応じて、管理情報保持手段15に保持された先頭の映像格納情報および音声格納情報を削除する第1更新手段19とを備えることにより達成される。
上述した検出手段16による検出結果に応じて、記録制御手段18と更新手段19とが動作することにより、エンドレス記録用に割り当てられた所定の記憶領域に記録された最も古いストリームデータを映像符号化単位毎に新しいストリームデータに置き換えるとともに、この置き換えを管理情報に反映することができる。これにより、一続きの記憶領域を用いて、エンドレス記録を実現することができる。
本発明の従たる目的の第1は、第1図に示すように、本発明のストリームデータ記録装置が、記録手段13に入力されるストリームデータを監視し、映像符号化単位に属するデータと音声符号化単位に属するデータとの境界を検出して、境界の位置を示す境界情報を記録手段13に送出する第2境界検出手段33を備えることにより達成される。
この第2境界検出手段33によって得られる境界情報に基づいて、記録手段13が動作することにより、ストリームデータに含まれるディジタル映像情報とディジタル音声情報とを、ストリーム蓄積手段11の記憶媒体に分離して記録することが可能である。
また、上述した従たる目的の第3は、本発明のストリームデータ記録装置に備えられたストリーム入力手段12が、映像符号化単位からなる映像ストリームをストリーム蓄積手段11におけるアクセス単位と同じ記憶容量を有するパックに分割する映像パック手段と、音声符号化単位からなる音声ストリームをストリーム蓄積手段11におけるアクセス単位と同じ記憶容量を有するパックに分割する音声パック手段と、映像パック手段および音声パック手段による分割動作を監視し、各映像符号化単位の先頭およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が出現した際に、新規のパックに分割する旨の分割指示を送出する第1分割制御手段と、映像パック手段によって形成された映像パックと音声パック手段によって形成された音声パックとを混合して一つのストリームデータとして出力する合成手段とを備えることにより達成される。
上述したストリーム入力手段12によれば、第1分割制御手段からの指示に応じて、映像パック手段および音声パック手段が動作することにより、各映像符号化単位の先頭およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭がそれぞれ先頭に位置する映像パックおよび音声パックを形成することができる。したがって、合成手段によって得られたストリームデータをそのままストリーム蓄積手段11に書き込むことにより、各映像符号化単位の先頭およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭をアクセス単位の先頭からそれぞれ格納することができる。
上述した従たる目的の第3は、本発明のストリームデータ記録装置に備えられたストリーム入力手段12が、映像符号化単位からなる映像ストリームをストリーム蓄積手段11におけるアクセス単位と同じ記憶容量を有するパックに分割する映像パック手段と、音声符号化単位からなる音声ストリームをストリーム蓄積手段11におけるアクセス単位と同じ記憶容量を有するパックに分割する音声パック手段と、映像パック手段および音声パック手段による分割動作を監視し、各映像符号化単位の先頭およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が出現した際に、新規のパックに分割する旨の分割指示を送出する第1分割制御手段と、映像パック手段によって形成された映像パックと音声パック手段によって形成された音声パックとを混合して一つのストリームデータとして出力する合成手段とを備えた構成であり、映像パック手段は、分割指示に応じて新規の映像パックを形成するのに先立って、形成中の映像パックの残り容量に応じて、復元処理において無視される無効データを付加して形成中の映像パックを完成する第1無効データ付加手段を備えた構成であり、音声パック手段は、分割指示に応じて新規の音声パックを形成するのに先立って、形成中の音声パックの残り容量分に応じて、復元処理において無視される無効データを付加して形成中の音声パックを完成する第2無効データ付加手段を備えることにより達成される。
上述したストリーム入力手段12によれば、第1分割制御手段からの指示に応じて、映像パック手段および音声パック手段が映像パックおよび音声パックの分割を行う際に、それぞれ第1無効データ付加手段および第2無効データ付加手段が動作することにより、各映像パックおよび各音声パックの残り容量を無効データによって満たすことができる。
本発明の従たる目的の第1は、第1図に示すように、本発明のストリームデータ記録装置に備えられた記録手段13が、境界情報の入力に応じて、記録中のアクセス単位に残された空き領域を検出する空き領域検出手段と、空き領域検出手段による検出結果に応じて、復元処理において無視される無効データを生成し、記録中のアクセス単位に付加する第3無効データ付加手段とを備えることにより達成される。
上述した記録手段13によれば、空き領域検出手段による検出結果に応じて第3無効データ付加手段が動作することにより、境界情報の入力に応じて、新規のアクセス単位への記録動作を開始する際に、直前のアクセス単位の残り容量を無効データを用いて満たすことができる。
また、上述した従たる目的の第2は、本発明のストリームデータ記録装置が、所定の時間毎に記録手段13によって記録される映像符号化単位についての映像格納情報を収集するとともに、映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位に関する音声格納情報を収集する構成である第1収集手段14を備えることにより達成される。
上述した第1収集手段14によれば、管理情報を所定の時間間隔毎に収集することができるので、例えば、管理情報の収集間隔を1つの映像符号化単位の再生時間よりも長くすることにより、全ての映像符号化単位に対応して管理情報を収集した場合に比べて、管理情報保持手段15に保持する管理情報の容量を削減することができる。
また、上述した主たる目的の第1は、ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15と、再生開始位置の映像符号化単位を示す指定情報の入力に応じて、管理情報保持手段15から該当する映像格納情報および対応する音声格納情報とを検索する第1検索手段21と、得られた映像格納情報および音声格納情報に基づいて、ストリームデータ蓄積手段11に蓄積されたストリームデータを読み出して、映像および音声を再生する再生手段22とを備えたストリームデータ再生装置により達成される。
本発明のストリームデータ再生装置によれば、指定情報の入力に応じて、第1検索手段21が動作することにより、該当する映像符号化単位に対応して管理情報保持手段15に保持された映像格納情報および音声格納情報を取得して、再生手段22による再生処理に供することができる。これらの情報に基づいて、再生手段22が、ストリーム蓄積手段11から該当する映像符号化単位および音声符号化単位を読み出すことにより、ストリームデータの時系列的な制約を排除して、ストリームデータを映像符号化単位毎に自由に再生することが可能となる。
また、上述した従たる目的の第2は、本発明のストリームデータ再生装置が、ストリーム蓄積手段11に蓄積されたストリームデータの再生動作に先立って、ストリーム蓄積手段11を構成する各アクセス単位を参照し、ストリーム蓄積手段11に蓄積されている少なくとも一部の映像符号化単位先頭およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が記録されている格納場所に関する映像格納情報および音声格納情報を収集する第2収集手段23を備えることにより達成される。
上述した第2収集手段23によれば、ストリーム蓄積手段11におけるストリームデータの格納状態を必要に応じて解析し、管理情報を構成することができるから、全てのストリームデータに対応して、それぞれ管理情報を補完しておく必要がない。したがって、多数のストリームデータを蓄積している場合に、全体としての管理情報の容量を削減することができる。
上述した主たる目的の第1および従たる目的の第2は、第2図に示すように、ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15と、再生開始位置の映像符号化単位を示す指定情報の入力に応じて、ストリーム蓄積手段11において、指定情報で示された映像符号化単位およびこの映像符号化単位に対応する音声符号化単位の格納場所を探索し、該当する格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を収集して出力するとともに、管理情報保持手段15に格納する第3収集手段24と、得られた映像格納情報および音声格納情報に基づいて、ストリームデータ蓄積手段11に蓄積されたストリームデータを読み出して、映像および音声を再生する再生手段22とを備えるストリームデータ再生装置によって達成される。
上述したストリームデータ再生装置によれば、指定情報の入力に応じて、第3収集手段24が動作することにより、ストリーム蓄積手段11におけるストリームデータの格納状態を該当する映像符号化単位について解析し、収集された映像格納情報および音声符号化情報を、再生手段22による再生動作に供するとともに、管理情報保持手段15に保持することができる。これにより、利用者からの指示に応じて、必要とされた個所についての管理情報を選択的に収集し、管理情報保持手段15に保持して、以降の再生動作に供することができる。したがって、このストリームデータ再生装置によれば、ストリームデータを自由に再生するとともに、このような再生処理に必要とされる管理情報の容量を削減することができる。
上述した主たる目的の第1および従たる目的の第2は、第3図に示すように、ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、再生開始位置の映像符号化単位を示す指定情報の入力に応じて、ストリーム蓄積手段11において、指定情報で示された映像符号化単位およびこの映像符号化単位に対応する音声符号化単位の格納場所を探索し、該当する格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を出力する第1探索手段25と、得られた映像格納情報および音声格納情報に基づいて、ストリームデータ蓄積手段11に蓄積されたストリームデータを読み出して、映像および音声を再生する再生手段22とを備えるストリームデータ再生装置によって達成される。
上述したストリームデータ再生装置において、指定情報に応じて第1探索手段25が動作することにより、ストリーム蓄積手段11におけるストリームデータの格納状態を該当する映像符号化単位について解析し、収集された映像格納情報および音声符号化情報を再生手段22による再生動作に供することができる。したがって、このストリームデータ再生装置は、利用者からの指示に応じて、必要とされた個所についての管理情報を選択的に収集し、再生動作に利用するので、ストリームデータを自由に再生する処理のために、管理情報を保持しておくことを不要とすることができる。
本発明の主たる目的の第2は、第2図に示すように、ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15と、編集操作の対象となる映像符号化単位の範囲を示す範囲情報を含む編集指示の入力に応じて、管理情報保持手段15から範囲情報で示された映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する音声符号化単位の格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を検索する第2検索手段26と、範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報に基づいて、編集範囲とするべきストリーム蓄積手段11における記憶領域の範囲を特定する範囲特定手段27と、範囲情報に対応して特定された記憶領域の範囲について、編集指示で指定された編集操作を実行する編集手段28と、編集手段28による編集操作に応じて変化した映像格納情報および音声格納情報を管理情報保持手段15の内容に反映する第2更新手段29とを備えるストリームデータ編集装置によって達成される。
このストリームデータ編集装置において、範囲情報の入力に応じて第2検索手段26が動作することにより、管理情報保持手段15に該当する映像符号化単位に対応して保持された映像格納情報および音声格納情報を検索して、範囲特定手段27を介して編集手段28の処理に供することができるので、該当する映像符号化単位および音声符号化単位について、選択的に編集処理を実行することが可能となる。また、この編集手段28による編集結果に応じて、第2更新手段29が動作することにより、ストリーム蓄積手段11における格納状態に生じた変化を管理情報に反映し、以降の再生処理および編集処理に供することができる。
上述した主たる目的の第2および従たる目的の第2は、第2図に示すように、ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15と、編集操作の対象となる映像符号化単位の範囲を示す範囲情報を含む編集指示の入力に応じて、ストリーム蓄積手段11において範囲情報に含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する音声符号化単位を探索し、それぞれの格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を収集して出力するとともに、管理情報保持手段15に格納する第4収集手段31と、範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報に基づいて、編集範囲とするべきストリーム蓄積手段11における記憶領域の範囲を特定する範囲特定手段27と、範囲情報に対応して特定された記憶領域の範囲について、編集指示で指定された編集操作を実行する編集手段28と、編集手段28による編集操作に応じて変化した映像格納情報および音声格納情報を管理情報保持手段15の内容に反映する第2更新手段29とを備えるストリームデータ編集装置によって達成される。
このストリームデータ編集装置において、範囲情報の入力に応じて第4収集手段31が動作することにより、ストリーム蓄積手段11におけるストリームデータの格納状態を該当する映像符号化単位について解析し、収集された映像格納情報および音声符号化情報を、範囲特定手段27を介して編集手段28の処理に供することができるので、該当する映像符号化単位および音声符号化単位について、選択的に編集処理を実行することが可能となる。また、上述した第4収集手段31により、利用者からの指示に応じて、必要とされた個所についての管理情報を選択的に収集して管理情報保持手段15に保持するとともに、編集手段28による編集結果に応じて、第2更新手段29が動作して、ストリーム蓄積手段11における格納状態に生じた変化を管理情報に反映することにより、以降の編集処理に利用することができる。また、以降の再生処理および編集処理に供することができる。
また、上述した主たる目的の第2は、第3図に示すように、ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、編集操作の対象となる映像符号化単位の範囲を示す範囲情報を含む編集指示の入力に応じて、ストリーム蓄積手段11において範囲情報に含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する音声符号化単位を探索し、それぞれの格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を出力する第2探索手段30と、範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報に基づいて、編集範囲とするべきストリーム蓄積手段11における記憶領域の範囲を特定する範囲特定手段27と、範囲情報に対応して特定された記憶領域の範囲について、編集支持で指定された編集操作を実行する編集手段28とを備えるストリームデータ編集装置によって達成される。
このストリームデータ編集装置において、範囲情報の入力に応じて第2探索手段30が動作することにより、ストリーム蓄積手段11におけるストリームデータの格納状態を該当する映像符号化単位について解析し、収集された映像格納情報および音声符号化情報を、範囲特定手段27を介して編集手段28の処理に供することができるので、該当する映像符号化単位および音声符号化単位について、選択的に編集処理を実行することが可能となる。
上述した主たる目的の第2は、請求の範囲12項乃至請求の範囲14項のいずれかに記載のストリームデータ編集装置が、範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報で示された全ての記憶領域の範囲を編集範囲として特定する構成である範囲特定手段27を備えることによって達成される。
この範囲特定手段27によれば、映像情報を基準としてストリームデータの編集範囲を決定することができ、編集後のストリームデータを再生した際に、再生映像の連続性を確保することができる。
上述した主たる目的の第2は、請求の範囲12項乃至請求の範囲14項のいずれかに記載のストリームデータ編集装置が、範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報で示された記憶領域の範囲から一部の音声符号化単位に対応する記憶領域を除いた範囲を編集範囲として特定する構成である範囲特定手段27を備えることによって達成される。
この範囲特定手段27によれば、音声情報を基準としてストリームデータの編集範囲を決定することができ、編集後のストリームデータを再生した際に、再生音声の連続性を確保することができる。
発明を実施するための最良の形態
〔実施例1〕
第4図に、本発明のストリームデータ記録装置およびストリームデータ再生装置の実施例を示す。
第4図に示したストリームデータ記録再生システムにおいて、通信回線を介して供給されたMPEGプログラムストリームは、通信制御部422を介してデータ書込部211に渡され、これに応じて、データ書込部211が書込制御部212からの指示に従って後述する書込動作を行うことにより、ディスク制御装置213を介してハードディスク装置214に記録される。
第4図において、書込制御部212は、境界情報抽出部215によって抽出された境界情報に基づいて、データ書込部211による書込動作を制御するとともに、管理情報作成部216に対して、請求の範囲1項で述べる映像格納情報および音声格納情報に相当する管理情報を作成する旨を指示する。
この管理情報作成部216によって作成された管理情報は、請求の範囲1項で述べる管理情報保持手段15に相当する管理テーブル217に保持され、後述するストリームデータ再生装置による再生処理に供される。
また、第4図に示した境界情報抽出部215において、GOP検出部218は、請求の範囲1項で述べる第1境界検出手段32の一部の機能を果たしており、データ書込部211に渡されるMPEGプログラムストリームに含まれるGOPの先頭を検出し、書込制御部212に通知する。また、AAU検出部219は、データ書込部211に渡されるMPEGプログラムストリームに含まれるAAUの先頭を検出し、書込制御部212に通知する構成である。
一方、データ遷移検出部220は、請求の範囲3項で述べる第2境界検出手段33に相当するものであり、データ書込部211に渡されるデータの種類が遷移する境界を検出し、書込制御部212に通知する構成である。
第5図に、ストリームデータの書き込み動作を表す流れ図を示す。また、第6図に、ストリームデータを格納する動作を説明する図を示す。
第6図に示すように、i−1番目のGOPi−1に続いてi番目のGOPが入力されると(ステップS11)、第4図に示した境界情報抽出部215のGOP検出部218によってGOPの先頭である旨が通知され、これに応じて、書込制御部212は、新規のGOPが入力されたと判断し、ステップS12の肯定判定とする。
このとき、書込制御部212は、ディスク制御装置213を介して、まず、書き込み中のセクタに残っている未使用容量に後述する無効データを書き込み、次いで、この新規のGOPを新規のセクタの先頭から書き込むことにより、新規のセクタへの分割処理を行う(ステップS13)。
例えば、第6図に符号Aで示すセクタの一部(図において斜線を付して示す)がGOPi−1の書き込みに使用されている場合に、書込制御部212は、未使用領域に、MPEG方式によって無効データとして規定されているstuffing byteあるいはpadding streamを書き込んでこのセクタの全領域を書込済みとし、次のセクタ(図において符号Bを付して示す)の先頭から新規のGOPを書き込めばよい。
このように、GOP検出部218からの通知に応じて、書込制御部212が動作することにより、請求の範囲6項で述べる空き領域検出手段および第3無効データ付加手段の機能が果たされている。
また、このとき、管理情報作成部216は、書込制御部212からの指示に応じて動作し、上述したステップS13において新規のGOPを書き込んだセクタを示すセクタ番号を管理情報の一部として管理テーブル217に格納する(ステップS14)。
このように、書込制御部212からの指示に応じて管理情報作成部216が動作することにより、請求の範囲1項で述べる第1収集手段13の機能の一部が実現され、例えば、第6図に示したMPEGプログラムストリームに含まれるi番目のGOPについての書きこみ動作の際に、このGOPの先頭が書きこまれたセクタを示すセクタ番号SViが映像格納情報として収集され、第7図(a)に示すように、管理テーブル217に格納される。
その後、第5図に示したステップS15において、書き込むべきストリームデータが終了したか否かを判定し、否定判定の場合は、上述したステップS11に戻って、ストリームデータの書込処理を続行する。
例えば、第6図に示すように、i番目のGOPを構成するデータが連続して入力されている場合は、書込制御部212は、ステップS16の否定判定としてステップS17に進み、入力されたストリームデータを前のデータに続いて連続して書き込む処理を行えばよい。
一方、例えば、上述したi番目のGOPを構成するデータの途中にAAUが現れた場合(第6図参照)に、第4図に示したデータ遷移検出部220からの通知に応じて、書込制御部212は、データの種類が遷移したと判断してステップS16の肯定判定とし、上述したステップS13同様にして新規のセクタへの分割書き込み処理を行う(ステップS18)。
このとき、書込制御部212は、ステップS18で書き込んだストリームデータが現在書き込み中のGOPに対応する一連のAAUからなるAAUグループの先頭のAAU(以下、先頭AAUと称する)であるか否かを判定し(ステップS19)、否定判定の場合は、そのままステップS15に進めばよい。
ここで、書込制御部212は、例えば、第4図に示したAAU検出部219によって、現在書き込み中のGOPの入力が開始されてから初めてAAUの先頭を検出した旨の通知を受け取ったときに、このAAUを現在書き込み中のGOPに対応する先頭AAUであると判断し、ステップS19の肯定判定とすればよい。
このように、AAU検出部219からの通知に応じて、書込制御部212が動作することにより、請求の範囲1項で述べる第1境界検出手段32の機能の一部が果たされる。
例えば、第6図に示すように、GOPの一部に続いて、このGOPに対応する一連のAAUのグループ(図において、AAUiとして示す)に含まれるAAUi▲1▼が入力されると、まず、GOPからAAUへのデータ遷移に伴ってセクタの分割処理が行われ、入力されたAAUが新規のセクタに書き込まれる(第6図参照)。
このAAUi▲1▼は、GOPに対応する先頭AAUであるから、このとき、上述したステップS19の肯定判定となり、書込制御部212からの指示に応じて、管理情報作成部216が動作して、請求の範囲1項で述べる第1収集手段13の機能の一部が果たし、これにより、第7図(a)に示すように、このセクタを示すセクタ番号SAiが管理テーブル217に書き込まれる。
このように、境界抽出部215による検出結果に応じて書込制御部212がストリームデータの書き込み動作を制御することにより、第6図に示すように、各GOPの先頭および各GOPに対応する先頭AAUの先頭とセクタの先頭とを一致させてハードディスク装置214に記録することができる。
なお、第4図に示した管理情報作成部216により、上述したセクタ番号の代わりに、該当するセクタを示すアドレス(図において、AVi(i=1〜n)およびAAi(i=1〜n)として示す)と各GOPおよびこれに対応する先頭AAUに付されたタイムスタンプ(図において、TPi(i=1〜n)およびTAi(i=1〜n)として示す)を収集すれば、第7図(b)に示すような管理テーブルを作成し、後述する再生処理および編集処理に供することができる。
次に、管理テーブル217に格納された管理情報を利用して、上述したようにして記憶媒体に記録されたストリームデータを自由に再生する方法について説明する。
第4図に示したストリームデータ記録再生システムにおいて、データ読出部221は、再生制御部222からの指示に応じて、ディスク制御装置213を介してハードディスク装置214から指定されたストリームデータを読み出して、映像・音声再生部424の処理に供する構成である。
一方、第4図に示した入力装置223を介して入力された再生指示は、再生指示解析部224によって解析され、この解析結果に応じて、再生制御部222により、データ読出部221の動作の制御が行われる。
また、第4図に示した開始位置算出部225は、再生指示解析部224から、再生開始位置を示す指定情報を受け取り、この指定情報と管理テーブル217に保持された管理情報とに基づいて、適切な再生開始位置を示すセクタ番号を求め、再生制御部222に通知する構成である。
第8図に、ストリームデータ再生動作を表す流れ図を示す。
第4図に示した入力装置223によって後述する特殊再生指示が入力されていない場合(第8図(a)のステップS31の否定判定)は、再生制御部222からの指示に応じて、データ読出部221により、ハードディスク装置214に記録されたストリームデータが順次に読み出され(ステップS32)、映像・音声再生部424によってデコードされる(ステップS33)。
次いで、このデコード結果に基づいて、ディスプレイ装置429およびスピーカ430による再生出力が行われ(ステップS34)、映像および音声が利用者に提供され、ストリームデータに続きがある場合(ステップS35の否定判定)は、ステップS36において読出ポインタ位置を次のセクタに進めた後にステップS31に戻り、以降のストリームデータの再生動作を続行する。
一方、例えば、所定の時間分のストリームデータに関する再生をスキップしてその後のストリームデータを再生する旨のジャンプ再生が指示された場合に、再生制御部222は、再生指示解析部224による解析結果に応じてステップS31の肯定判定とし、ステップS37に進めばよい。
このとき、再生指示解析部224は、第8図(b)に示すように、入力された再生指示を受け付けて解析し(ステップS41)、解析結果としてジャンプ再生が指示された旨を再生制御部222に通知するとともに、再生指示で指定されたスキップ時間Tsを指定情報として開始位置算出部225に渡せばよい。
これに応じて、開始位置算出部225により、現在再生中のGOP番号と上述したスキップ時間TSとに基づいて、ジャンプ先のGOP番号が算出される(ステップS42)。
次いで、この開始位置算出部225により、このGOP番号に基づいて管理テーブル217から該当するGOPの先頭およびこのGOPに対応する先頭AAUが格納されているセクタ番号を検索して(ステップS43)、これらのセクタ番号を再生制御部222に通知し(ステップS44)、特殊再生指示に関する解析処理を終了すればよい。
このようにして通知されたセクタ番号に基づいて、再生制御部222は、再生ポインタ位置を変更し(ステップS37)、その後、ステップS32に進んで、通常と同様にしてストリームデータの再生動作を行えばよい。
このように、入力装置223を介して入力された特殊再生指示に応じて、再生指示解析部224、開始位置算出部225および再生制御部222が動作することにより、請求の範囲8項で述べる第1検索手段21および再生手段22の機能を実現することができる。
これにより、再生指示に応じて、ストリームデータに含まれる任意のGOPから自由に映像および音声を再生することを可能となる。
ここで、MPEG方式における1つのGOPの再生に要する時間は、わずか0.5秒である。
したがって、上述したようにして、ストリームデータの再生動作をGOP単位で制御可能とすることにより、ストリームデータの時系列的な制約を受けることなく、映像および音声を自由自在に再生して利用者に提供可能なストリームデータ再生装置を実現することができる。
〔実施例2〕
第9図に、本発明のストリームデータ編集装置の実施例を示す。
第9に示したストリームデータ編集装置において、入力装置223を介して入力された編集指示は、編集指示解析部233によって解析され、この解析結果と管理テーブル217に保持された管理情報とに基づいて、指定位置特定部234およびテーブル検索部235により、編集指示で指定された編集範囲がハードディスク装置214の記憶媒体における格納場所の範囲として特定され、編集制御部232による編集処理に供される。
この編集制御部232は、上述した指定位置特定部234によって得られた編集範囲と編集指示解析部233による解析結果とに基づいて、ディスク制御装置213の動作を制御することにより、ストリームデータに関する編集処理を行い、また、テーブル更新部236を介して、この編集処理による編集結果を管理テーブル217に反映する構成である。
第10図に、ストリームデータの編集動作を表す流れ図を示す。
編集指示解析部233は、入力装置223を介して入力された編集指示を受け取って解析し(ステップS51)、この編集指示で指定された編集範囲を示す範囲情報を指定位置特定部234に送出するとともに、編集範囲に対する操作を示す情報を編集制御部232に渡す。
ここで、各GOPに対応する先頭AAUの決め方によっては、各GOPに基づく映像の再生時間と各GOPに対応する一連のAAUに基づく音声の再生時間とが完全に一致しない個所が生じる可能性がある。
例えば、第11図(a)に斜線を付して示すように、i番目のGOPに対応するとされたm個のAAUからなるAAUグループ(第11図においてAAUiとして示す)の中に、GOPi−1の末尾の数フレームにおいて再生すべき音声を表すAAUやGOPi+1の冒頭の数フレームにおいて再生すべき音声を表すAAUが含まれている場合がある。
このことを考慮して、ストリームデータの削除あるいは切り出しを行う際に、編集指示によって、映像情報を基準とするか音声情報を基準とするかを指定しておけば、後述するようにして、利用者の好みに応じて、映像情報あるいは音声情報を優先した編集処理を実現することができる。
例えば、ストリームデータの先頭から時間T1が経過した時点からS1秒分の映像および音声を、映像を基準として削除する旨の編集指示が入力された場合は、上述した範囲情報の入力に応じて、指定位置特定部234により、まず、範囲情報で示された編集範囲の先頭および末尾に対応するGOP番号が算出され(ステップS52)、得られたGOP番号に基づいて、テーブル検索部235により、管理テーブル217から該当するセクタ番号が検索される(ステップS53)。
この場合は、編集操作として削除が指示されており、また、映像を基準とする旨が指示されているので、ステップS54における肯定判定の後ステップS55の肯定判定として、ステップS56に進めばよい。
このとき、指定位置特定部234は、テーブル検索部235から受け取ったセクタ番号に基づいて、上述したステップS52で得られたGOP番号の範囲で示される全てのGOPが格納されている記憶媒体の範囲と、これらのGOPに対応するAAUグループに属する各AAUが格納されている記憶媒体の範囲とを求め、これらを合わせた範囲を編集範囲として特定する(ステップS56)。
このように、編集指示解析部233による解析結果に応じて、指定位置特定部234およびテーブル検索部235が動作することにより、請求の範囲12項で述べる第2検索手段26と範囲特定手段27との機能を果たし、編集指示で指定されたストリームデータの範囲に対応する記憶媒体の記憶領域を特定し、編集制御部232の処理に供することができる。
これに応じて、編集制御部232により、編集範囲として特定された記憶領域について、編集指示で指定された編集操作(例えば削除)が実行され(ステップS57)、次いで、テーブル更新部236により、この編集操作結果が、管理テーブル217に保持された管理情報に反映される(ステップS58)。
例えば、上述した範囲の削除が指示された場合に、テーブル更新部236は、上述したステップ52で得られたGOP番号の範囲に対応する管理テーブルの要素を削除すればよい。
このように、編集制御部232からの指示に応じて、テーブル更新部236が管理テーブル217の内容を操作することにより、請求の範囲12項で述べる第1更新手段の機能を実現しすることができる。
上述した例で挙げたように、映像を基準として削除対象となる編集範囲を特定した場合は、削除処理によって、編集対象のGOPに対応する映像とともに再生されるべき音声に対応する符号化データであるAAUとともに、直前のGOPの末尾に位置する数フレームに対応して再生されるべき音声を符号化したAAUと直後のGOPの先頭に位置する数フレームに対応して再生されるべき音声を符号化したAAUとが削除される可能性があるため、編集後のストリームデータを再生した際には、編集個所の前後に若干の無音の区間が現れる場合がある。
しかしながら、1つのAAUに対応する音声の再生時間はごく短いので、編集後のストリームデータを再生した際にあらわれる無音の区間は非常に短いものであり、利用者が非常に厳密な編集結果を求めていないのであれば、十分に無視できる程度の時間である。
また、ストリームデータを構成する各GOPおよび各AAUの再生時間を考慮して、各GOPに対応するAAUのグループを厳密に特定しておけば、上述したような無音の区間をほぼゼロに等しくすることが可能であり、リッピングエラーをほぼ完全に回避することができる。
一方、例えば、ストリームデータの先頭から時間T2が経過した時点からS2秒分の映像および音声を、映像を基準として切り出して指定位置に移動する旨の編集指示が入力された場合は、上述したステップS52,S53と同様にして該当するセクタ番号を得た後に、ステップS54の否定判定としてステップS59に進み、映像が基準として指定されていることから、このステップ59の肯定判定としてステップS60に進む。
このとき、指定位置特定部234は、上述したステップS56と同様にして、上述したステップS52で得られたGOP番号の範囲で示される全てのGOPが格納されている記憶媒体の範囲と、これらのGOPに対応するAAUグループに属するAAUのうち、先頭に位置する所定数のAAUと末尾に位置する所定数のAAUとを除いたものが格納されている記憶媒体の範囲とを求め、これらを合わせた範囲を編集範囲として特定し(ステップS60)、ステップS57に進めばよい。
このように、編集指示解析部233による解析結果に応じて、指定位置特定部234が動作することにより、請求の範囲16項で述べる範囲特定手段27の機能を果たし、移動や複写の対象となるストリームデータの範囲から編集範囲の前後の音声を確実に排除することができる。
また、このようにして特定された編集範囲について、編集制御部232は、編集指示解析部233による解析結果で示された編集操作(例えば、移動操作)を実行し(ステップS57)、テーブル更新部236を介して管理テーブル217を更新し(ステップS58)、この編集操作によって生じたストリームデータの格納場所の変化を管理テーブル217に反映すればよい。
また一方、音声を基準として指定した範囲を削除する旨の編集指示が入力された場合は、ステップS55の否定判定となってステップS60に進み、削除の対象として、指定された範囲の前後のGOPに対応する可能性があるAAUを排除した編集範囲が特定される。
逆に、音声を基準として指定した範囲を切り出す旨の編集指示が入力された場合は、ステップS59の否定判定となってステップS56に進み、管理テーブル217で示された管理情報に従って、該当する全てGOPとこれらに対応するAAUグループに含まれる全てのAAUが格納されている範囲が編集範囲として特定される。
このようにして、音声を基準としてストリームデータを削除あるいは切り出した場合には、映像を基準とした場合とは逆のリッピングエラーが生じる可能性がある。
例えば、第11図(c)に示すように、編集対象のストリームデータを削除した個所に編集範囲から排除されたAAU(第11図において斜線を付して示す)が残されているので、音声のみが再生され映像が伴わない区間(無映像区間)が現れる場合がある。
上述したように、1つのAAUの再生に要する時間は非常に短いので、この無映像区間もごくわずかな時間であり、利用者が極めて高度な編集結果を望まない限り、問題とはならない。また、各GOPに対応するAAUグループを厳密に特定することによって、このようなリッピングエラーをほぼ完全回避できる。
このように、本発明のストリームデータ編集装置によれば、GOPを単位として、MPEGストリームデータをディジタルデータのまま自由に編集することが可能であるから、ランダムアクセス可能な記憶媒体にストリームデータを蓄積したことの利点を活かして、MPEGストリームデータを極めて手軽に編集することができる。
なぜなら、MPEG方式によって圧縮符号化されたストリームデータは、アナログ映像および音声に比べて格段に小さい容量であり、また、アナログ映像および音声情報を再びエンコードする処理も不要となり、したがって、大容量の記憶装置やエンコーダを用意する必要がないからである。
また、上述した本発明のストリームデータ記録装置によって記録されたMPEGプログラムストリームについて編集操作を行う場合は、第6図に示したように、ハードディスク装置214の記憶媒体において、ディジタル映像情報とディジタル音声情報とが分離して記録されているので、映像と音声とを簡単に分離して編集することが可能である。
〔実施例3〕
第12図に、本発明のストリームデータ記録装置およびストリームデータ再生装置の別実施例として、ストリームデータ記録再生システムの構成を示す。
第12図に示したストリームデータ記録再生システムにおいて、入力されたアナログ映像信号および音声信号は、映像エンコーダ241および音声エンコーダ242によってそれぞれ圧縮符号化され、映像エレメンタリストリームおよび音声エレメンタリストリームとしてストリーム合成部243に入力されている。
また、このストリーム合成部243により、上述した映像エレメンタリストリームと音声エレメンタリストリームとが後述するようにして合成され、得られたMPEGプログラムストリームがデータ書込部211に入力されている。
上述した映像エンコーダ241、音声エンコーダ242およびストリーム合成部243は、請求の範囲1項で述べるストリームデータ記録装置におけるストリーム入力手段12を形成しており、これらの各部が動作することによって生成されたMPEGプログラムストリームが、上述したデータ書込部211およびディスク制御装置213を介してハードディスク装置214に蓄積され、ストリームデータ再生装置による再生処理に供される。
第12図に示したストリームデータ記録装置において、管理情報収集部244は、ストリーム合成部243からの収集指示に応じて後述する収集動作を行い、得られた管理情報を管理テーブル217に格納する構成である。
第13図に、ストリーム合成部の詳細構成を示す。
第13図に示したストリーム合成部243において、映像エレメンタリストリームおよび音声エレメンタリストリームは、ストリーム形成部251に入力されており、このストリーム形成部251が、合成制御部252からの指示に応じて後述するパッキング処理を行うことにより、各エレメンタリストリームを合成して、MPEGプログラムストリームを形成する構成である。
また、第13図において、合成制御部252は、GOP検出部254、AAU検出部255およびタイマ257からの通知に基づいて、後述するようにして、上述したストリーム形成部251および無効データ挿入部258とタイムスタンプ付加部259の動作を制御するとともに、必要に応じて収集指示を作成し、第12図に示した管理情報収集部244に送出する構成である。
また、第13図に示したストリーム形成部251において、映像パック形成部261および音声パック形成部262は、合成制御部252からの指示に応じて並行して動作し、それぞれに入力される映像エレメンタリストリームおよび音声エレメンタリストリームをハードディスク装置214のセクタサイズ分の容量を持つ映像パックおよび音声パックに分割する構成である。
一方、このストリーム形成部215において、ストリーム出力部263は、合成制御部252からの指示および映像パックあるいは音声パックを出力する旨の出力要求に応じて、上述した映像パックおよび音声パックを順次に出力することにより、MPEGプログラムストリームを形成する構成である。
第14図(a)、(b)に、それぞれ映像エレメンタリストリームおよび音声エレメンタリストリームをパッキングする動作を表す流れ図を示し、第15図に、MPEGプログラムストリームの出力動作を表す流れ図を示す。
また、第16図に、MPEGプログラムストリームを作成する動作を説明する図を示す。
例えば、第16図に示すように、映像エレメンタリストリームデータとして、i−1番目のGOPの一部が映像パック形成部261(第13図参照)に入力されている場合に(ステップS61)、合成制御部252は、ステップS62の否定判定としてステップS63に進み、映像エレメンタリストリームデータがセクタサイズ分までたまったか否かを判定する。
このステップS63の否定判定の場合に、映像パック形成部261は、ステップS61で入力された映像エレメンタリストリームデータを現在形成中の映像パックに追加し(ステップS64)、次いで、映像エレメンタリストリームが終了したか否かを判定する(ステップS65)。
このステップS65の否定判定の場合に、映像パック形成部261は、ステップS61に戻って新たな映像エレメンタリストリームデータについてのパッキング処理を行えばよい。
その後、映像エレメンタリストリームデータとして、i番目のGOPの先頭部分が映像パック形成部261に入力されたときに、合成制御部252は、GOP検索部264からの通知に応じて上述したステップS62の肯定判定とし、以降のストリームデータを別の映像パックに分割する処理を開始する。
このとき、まず、合成制御部252からの指示に応じて、無効データ挿入部258は、第16図に示すように、形成中の映像パック(第16図において映像パックaとして示す)にその残り容量分の無効データを挿入する(ステップS66)。
次いで、合成制御部252からの指示に応じて、映像パック形成部261は、上述したようにして無効データを挿入した映像パックをストリーム出力部263に渡すとともに、この映像パックの出力を要求し(ステップS67)、その後、第16図に示すように、新たに入力された映像エレメンタリストリームデータを新規の映像パックに蓄積した後(ステップS68)、ステップS65に進めばよい。
この映像パック形成部261の動作と並行して、音声パック形成部262により、第14図(b)に示すように、音声エレメンタリストリームのパッキング動作が行われている。
例えば、第16図に示すように、音声エレメンタリストリームデータとして、i−1番目のGOPに対応するAAUからなるAAUグループ(図において、AAUi−1として示す)の一部が音声パック形成部262(第13図参照)に入力されている場合は(ステップS71)、ステップS72の否定判定となってステップS73に進み、音声エレメンタリストリームデータがセクタサイズ分までたまったか否かを判定する。
このステップS73の否定判定の場合に、音声パック形成部262は、ステップS71で入力された音声エレメンタリストリームデータを現在形成中の音声パックに追加し(ステップS74)、次いで、音声エレメンタリストリームが終了したか否かを判定する(ステップS75)。
このステップS76の否定判定の場合に、音声パック形成部262は、ステップS71に戻って新たな映像エレメンタリストリームデータについてのパッキング処理を行えばよい。
その後、音声エレメンタリストリームデータとして、上述したGOPに対応するAAUのグループ(第16図において、AAUとして示す)に属する最初のAAUi▲1▼が、音声パック形成部262に入力されたときに、合成制御部252は、AAU検出部255からの通知に応じて上述したステップS73の肯定判定とし、以降のストリームデータを別の映像パックに分割する処理を開始する。
このとき、合成制御部252からの指示に応じて、無効データ挿入部258は、上述した映像パックの分割処理と同様に、形成中の音声パック(第16図において、音声パックaとして示す)にその残り容量分の無効データを挿入する(ステップS76)。
次いで、合成制御部252からの指示に応じて、音声パック形成部262は、上述したステップS68と同様にして、この音声パックの出力を要求し(ステップS77)、その後、新たに入力された音声エレメンタリストリームデータ(第16図において、符号▲1▼、▲2▼、▲3▼を付して示す)を新規の音声パックに蓄積し(ステップS78)、ステップS75に進めばよい。
さて、上述したパッキング処理の過程において出力された映像パックの出力要求および音声パックの出力要求を受け付けて(第15図のステップS81)、合成制御部252は出力制御動作を開始し、この合成制御部252からの指示に応じて、ストリーム出力部263は、出力要求の対象となるパックをそのまま出力する(ステップS82)。
このとき、タイムスタンプ付加部259は、合成制御部252からの指示に応じて、現時点の時刻を示すタイムスタンプを生成してストリーム出力部263に渡し、これに応じて、ストリーム出力部263により、該当する映像パックのヘッダにこのタイムスタンプが付加されて出力される。
次に、タイマ257からの通知に基づいて、合成制御部252は、管理情報を収集するタイミングであるか否かを判定し(ステップS83)、肯定判定の場合に、合成制御部252は、GOP検出部254からの通知に基づいて、ステップS82において出力したパックにGOPの先頭部分が含まれているか否かを判定する(ステップS84)。
例えば、第16図に示したi番目のGOPの先頭部分を含む映像パックbについての出力要求に応じて動作を開始し、タイマ257から所定の時間間隔が経過した旨が通知された場合に、合成制御部252は、ストリーム出力部263を介して、該当する映像パックbをMPEGプログラムストリームの一部として出力した後に(第16図参照)、ステップS83の肯定判定としてステップS84に進み、管理情報収集処理の対象となるサンプルGOPであると判断する(ステップS84の肯定判定)。
このとき、合成制御部252は、タイマ257をリセットし(ステップS85)、また、第12図に示した管理情報収集部244に収集指示を送出して(ステップS86)、処理を終了すればよい。
一方、映像パックあるいは音声パックについての出力要求を受け付けたときに、タイマ257からの通知を受けていない場合に、合成制御部252は、ステップS83の否定判定とし、出力要求の対象が、サンプルGOPに対応する先頭AAUを含んでいるか否かを判定する(ステップS86)。
例えば、第16図に示したように、GOPに対応する先頭AAU(AAUi▲1▼)を含んだ音声パックbについての出力要求に応じて動作を開始した場合に、合成制御部252は、該当するAAUが含まれていると判断して(ステップS86の肯定判定)ステップS85に進み、この先頭AAUに関する管理情報の収集を指示した後に、処理を終了すればよい。一方、先頭AAUを含まない音声パックの場合は、ステップS86の否定判定とし、そのまま、処理を終了すればよい。
このように、映像パック形成部261、音声パック形成部262およびストリーム出力部263が、合成制御部252からの指示に応じて動作することにより、請求の範囲4項で述べる映像パック手段、音声パック手段、第1分割制御手段および合成手段の機能が実現されている。
これにより、第16図に示したように、映像エレメンタリストリームと音声エレメンタリストリームとそれぞれハードディスク装置214のセクタサイズに相当する容量を有するパックに分割する処理を並行して実行し、これらの映像パックおよび音声パックからなるMPEGプログラムストリームを形成することができる。
なお、第14図(a)に示したようにして、映像パック形成部261により、映像エレメンタリストリームのデータを順次に映像パックに分割していき、映像エレメンタリストリームの末尾が検出されたときに(ステップS65の肯定判定)、合成制御部252からの指示に応じて、無効データ挿入部258および映像パック形成部261は、上述したステップS66,S67のように動作し、形成中の映像パックに残り容量分の無効データを追加して映像パックを完成し、この映像パックを出力して(ステップS69)、映像エレメンタリストリームについてのパッキング処理を終了すればよい。
同様に、第14図(b)に示したステップS75の肯定判定の場合に、合成制御部252からの指示に応じて無効データ挿入部258および音声パック形成部262は、上述したステップS76、S77のように動作し、形成中の音声パックに残り容量分の無効データを追加して音声パックを完成し、この音声パックを出力して(ステップS79)、音声エレメンタリストリームについてのパッキング処理を終了すればよい。
このように、無効データ挿入部258、映像パック形成部261および音声パック形成部262が、合成制御部252からの指示に応じて動作することにより、請求の範囲5項で述べる第1無効データ付加手段および第2無効データ付加手段の機能を実現し、全ての映像パックおよび音声パックの容量を、第12図に示した映像・音声再生部424において正常に処理可能なデータによって、確実に満たすことができる。
この場合は、ストリーム合成部243によって形成されるMPEGプログラムストリームにおいて、各GOPの先頭およびこれらのGOPに対応する先頭AAUは、それぞれ映像パックおよび音声パックの先頭に位置しており、また、各映像パックおよび音声パックの容量はハードディスク装置214のセクタサイズに一致している。
したがって、データ書込部211が、このMPEGプログラムストリームをそのままハードディスク装置214に書き込むことにより、各GOPおよびこれらのGOPに対応する先頭AAUをハードディスク装置214のセクタの先頭から格納することができる。
もちろん、実施例1で述べたようにして、MPEGプログラムストリームにおけるデータ遷移を検出し、これに応じて、データ書込部211が、新規のセクタへの分割処理を行う構成とすることも可能である。
また、第15図に示したように、タイマ257からの通知に応じて、合成制御部252が動作することにより、所定の時間間隔毎に抽出されたサンプルGOPについて選択的に管理情報の収集を指示することができる。また、この収集指示に応じて、管理情報収集部244が動作することにより、請求の範囲7項で述べた第1収集手段14の機能を実現することができる。
第17図に、管理情報収集動作を表す流れ図を示す。
第12図に示した管理情報収集部244は、上述した収集指示を受け取って動作を開始し(ステップS101)、まず、新たな書き込み対象が映像パックであるか音声パックであるかを判定する(ステップS102)。
書き込み対象が映像パックである場合に、管理情報収集部244は、ステップS102の肯定判定としてステップS103に進み、ディスク制御装置213を介して、この映像パックの格納先を示すセクタ番号を取得し、k番目のサンプルGOPに対応して管理テーブル217に格納した後に(ステップS104)、処理を終了すればよい。
一方、書き込み対象が音声パックである場合に、管理情報収集部244は、ステップS102の否定判定としてステップS105に進み、ディスク制御装置213を介して、この音声パックの格納先を示すセクタ番号を取得し、該当する先頭AAUの格納場所を示す音声格納情報として管理テーブル217に格納した後に(ステップS104)、処理を終了すればよい。
このようにして、管理情報を収集する対象となるGOPおよびAAUを制限したことにより、全てのGOPおよびこれらのGOPに対応するAAUに関する管理情報を収集した場合に比べて、管理テーブル217に収集される管理情報の容量を削減することができる。
また、第12図に示したストリームデータ再生装置において、再生指示解析部224からの指示に応じて、開始位置算出部225および再生制御部222が動作して、データ読出部221によるMPEGプログラムストリームの読出動作を制御することにより、上述した管理テーブル217に保持された管理情報に基づいて、タイマ257に設定された時間間隔TSに相当する所定数のGOPごとに、自由な位置から再生を開始することが可能である。
〔実施例4〕
第18図に、本発明のストリームデータ記録装置の別実施例であるストリームデータ記録再生システムの構成を示す。
第18図に示したストリームデータ記録再生システムは、第4図に示したストリームデータ記録再生システムに、範囲監視部265と録画制御部266とを付加して構成されており、この録画制御部266が、範囲監視部265からの通知に応じて、後述するようにして書込制御部212の動作を制御することにより、ハードディスク装置214において予め割り当てられた所定の記憶領域(以下、エンドレス録画領域と称する)へのエンドレス録画が実現されている。
第19図に、エンドレス録画動作を表す流れ図を示す。
ストリームデータの入力に応じて(ステップS111)、録画制御部266は、まず、自身の内部に設けられたエンドレスフラグ(後述する)がセットされているか否かを判定し(ステップS112)、このステップS112の否定判定の場合に、ステップS113に進む。
また、第18図に示した範囲監視部265は、請求の範囲2項で述べる検出手段16に相当するものであり、ストリームデータの入力に応じてデータ書込部211によって行われる書き込み動作を監視し、上述したエンドレス録画領域に十分な残り容量がなくなったときに、その旨を録画制御部266に通知する構成である。
ここで、範囲監視部265は、例えば、エンドレス録画領域に、一つのGOPおよびこのGOPに対応するAAUグループを格納するために必要な平均の容量Vよりも、大きな未使用領域が残っているときに、十分な未使用領域が残っていると判断すればよい。
例えば、第20図に示すように、MPEGプログラムストリームの先頭部分(第20図において、GOP&AAU(1)として示した)をハードディスク装置214に記録する際には、当然ながら、エンドレス録画領域には十分な未使用領域が残されており、範囲監視部265により、その旨が録画制御部266に通知される。
この場合に、録画制御部266は、ステップS113の肯定判定として書込制御部212に通常の書込動作を指示し、これに応じて、データ書込部211は、書込制御部212からの指示に従って動作し、第5図に示したステップS11〜ステップS20と同様の書込動作が行われる。
このとき、ステップS111で受け取ったストリームデータは、ディスク制御装置213を介して、ハードディスク装置214のエンドレス録画領域に書き込まれ(ステップS114)、次いで、必要な管理情報が収集されて管理テーブル217に追加される(ステップS115)。
その後、書込ポインタの位置を更新して、未使用領域の先頭に移動した後に(ステップS116)、MPEGプログラムストリームが終了したか否かを判定し(ステップS117)、否定判定の場合は、ステップS111に戻って、新たなストリームデータの記録動作を行う。
このようにして、入力されるストリームデータを順次にハードディスク装置214のエンドレス録画領域に記録していき、例えば、第20図に示すk番目のGOPおよびこのGOPに対応するAAUのグループからなるストリームデータが入力されたときに、エンドレス録画領域に残された未使用領域の容量が上述した容量Vよりも小さくなったときに、範囲監視部265は、十分な未使用領域がなくなった旨を録画制御部266に通知する。
この通知をはじめて受けたときに、録画制御部266は、ステップS113の否定判定とし、まず、自身の内部に設けたエンドレスフラグをセットし(ステップS118)、次いで、書込制御部212を介して、データ書込部211が次にストリームデータを書き込むべき位置を示す書込ポインタの位置を、第20図に示すように、上述したエンドレス録画領域の先頭に移動する(ステップS119)。
その後、録画制御部266は、エンドレス録画領域に録画されているMPEGプログラムストリームの先頭のGOP(第20図に示したGOP&AAU▲1▼)に関する管理情報として、管理テーブル217に保持されている管理情報の要素を削除した後(ステップS120)、上述したステップS114に進んで、新しいストリームデータの書込処理を行えばよい。
これに応じて、第20図に斜線を付して示す記憶領域に、1番目のGOPおよびこのGOPに対応するAAUのグループからなるストリームデータに代わって、k番目のGOPおよびこのGOPに対応するAAUのグループからなるストリームデータが格納される。
また、上述したようにして、エンドレスフラグがセットされた後は、新たなストリームデータの入力に応じて、上述したステップS112の肯定判定となってステップS121に進み、範囲監視部265からの通知に応じて、ステップS119あるいはステップS120に進めばよい。
このように、範囲監視部265からの通知に応じて、録画制御部266が動作することにより、請求の範囲2項で述べる記録制御手段18および第1更新手段19の機能を果たし、GOPを単位として最も古いストリームデータを削除しつつ、新たなストリームデータを書きこむことにより、ハードディスク装置214の限られた記憶領域において、MPEGプログラムストリームのエンドレス録画を実現することが可能となる。
上述したエンドレス録画技術を適用した場合は、エンドレス録画領域を一つのファイルとして扱うことができるので、通常のストリームデータを収めたファイルと同様に容易に管理することができる。
また、上述したようにして、エンドレス録画動作に伴って、管理テーブル217に保持されている管理情報も更新されているので、この管理テーブル217に基づいて、指示解析部224、指定位置算出部225が、第8図に示したステップS41〜ステップS44の処理を行うことにより、GOP単位で自由に指定した再生開始位置から、エンドレス録画されたストリームデータを再生することができる。
〔実施例5〕
第21図に、本発明のストリームデータ再生装置の実施例構成を示す。
第21図に示したハードディスク装置214は、MPEGプログラムストリームを格納しており、データ読出部221は、再生制御部222からの指示に応じて、ディスク制御装置213を介してこのハードディスク装置214からストリームデータを読み出し、映像・音声再生部424の処理に供する構成である。
上述したハードディスク装置214において、MPEGプログラムストリームを構成する全てのGOPの先頭部分および各GOPに対応する先頭AAUは、それぞれセクタの先頭から格納されており、このハードディスク装置214により、請求の範囲11項で述べるストリームデータ蓄積手段11の機能が果たされている。
また、第21図に示したストリームデータ再生装置は、第4図に示した開始位置算出部225および管理テーブル217に代えて、範囲推定部267とGOP検索部268を備えている。
この場合は、第8図に示したステップS37において、指示解析部224による解析結果に応じて管理テーブル217についての検索処理を行う代わりに、範囲推定部267とGOP検索部268とが後述する読出開始位置探索動作を実行することにより、請求の範囲11項で述べる第1探索手段25の機能を実現し、このGOP検索部268による検索結果に基づいて、再生制御部222がデータ読出部221の動作を制御する構成である。
第22図に、読出開始位置探索動作を表す流れ図を示す。また、第23図に、読出開始位置探索動作を説明する図を示す。
範囲推定部267は、指示解析部224による解析結果に含まれる位置指定情報を受け付けて動作を開始し(ステップS131)、まず、この位置指定情報に基づいて、上述した開始位置算出部224と同様にして(第8図に示したステップS42参照)、再生開始位置に対応するGOP番号を算出する(ステップS132)。
次いで、範囲推定部267は、例えば、ステップS132で得られたGOP番号と、MPEGプログラムストリームを構成する1つのGOPおよび1つのGOPに対応する一連のAAUからなるAAUグループがハードディスク装置214の記憶領域において示す平均的な容量Vに基づいて、該当するGOPが格納されていると期待できるハードディスク装置214における記憶領域の範囲を推定すればよい(ステップS133)。
例えば、k番目のGOPを指定する位置指定情報が入力された場合に、範囲推定部267は、k−1番目のGOPk−1およびこのGOPk−1に対応するAAUグループ(第23図にGOP&AAU(k−1)として示す)の後半部分と、k番目のGOPおよびこのGOPに対応するAAUグループ(第23図にGOP&AAU(k)として示す)の前半部分とに対応する記憶領域を検索範囲として、GOP検索部268に指示すればよい。
一方、GOP検索部268は、上述したステップ132において推定された範囲を検索範囲とする検索指示に応じて動作を開始し、ディスク制御装置213を介して、ハードディスク装置214の記憶領域において、検索範囲内に含まれる各セクタの先頭部分を参照し(ステップS134)、GOPの先頭が格納されている旨が示されているか否かを判定する(ステップS135)動作を繰り返す。
ここで、上述したように、ハードディスク装置214において、MPEGプログラムストリームを構成する各GOPの先頭は、第23図に示すように、その直前のGOPに属する画像データとは分離され、別のセクタの先頭から格納されている。
したがって、例えば、第23図に示した検索範囲に含まれる各セクタについて、上述したステップS134、S135を繰り返すことにより、目的とするGOP(例えば、GOP)の先頭が格納されているセクタを確実に検出することができる。
このようにして、GOPの先頭が格納されているセクタを検出したときに、ステップS135の肯定判定としてステップS136に進み、該当するセクタ番号を読出開始位置として再生制御部222に通知して、処理を終了すればよい。
また、位置指定情報の入力に応じて、MPEGプログラムストリームが格納されているハードディスク装置214の記憶領域全体について、上述した探索動作を実行し、目的とするGOPの先頭が格納されているセクタを検出する構成とすることも可能である。
この場合は、各GOPのデータ量が大きくばらついている場合においても、確実に目的とするGOPを検出することができる。
また、第9図に示した管理テーブル217、テーブル検索部235およびテーブル更新部236に代えて、上述した範囲推定部267およびGOP検索部268を備えて、ストリームデータ編集装置を構成することも可能である。
この場合は、指示解析部224による解析結果に応じて、範囲推定部267およびGOP検索部268が動作することにより、請求の範囲14項で述べる第2探索手段30の機能が果たされるので、このGOP検索部268によって得られた検索結果に基づいて、指定位置特定部234が範囲特定手段27として動作し、編集範囲を特定すればよい。
〔実施例6〕
第24図に、本発明のストリームデータ再生装置の別実施例構成を示す。
第24図に示すストリームデータ再生装置は、第4図に示した管理テーブル217および開始位置算出部225に代えて、別の管理テーブル271、テーブル検索部272および管理情報収集部273を備えて構成されている。
このストリームデータ再生装置に備えられたハードディスク装置214は、請求の範囲10項で述べるストリームデータ蓄積手段11に相当するものであり、このハードディスク装置214において、MPEGプログラムストリームを構成する全てのGOPの先頭部分および各GOPに対応する先頭AAUは、それぞれセクタの先頭から格納されている。
また、第24図に示した管理情報収集部273は、GOP情報検索部274とAAU情報検索部275とを備えており、再生指示解析部224からの指示に応じて、後述する管理情報収集動作を行うことにより、指定された時点において再生中のMPEGプログラムストリームデータに関する管理情報を収集し、管理テーブル271に保持する構成である。
一方、テーブル検索部272は、再生指示解析部224からの指示に応じて、上述した管理テーブル271から該当するGOPの格納場所を示すセクタ番号を検索し、再生制御部222の処理に供する構成である。
第25図に、管理情報収集動作を表す流れ図を示す。また、第26図に、管理テーブルの例を示す。
MPEGプログラムストリームの再生中に、利用者により入力装置233が操作され、その時点において再生中のストリームデータにマークをつける旨のマーク指示が入力されたときに、指示解析部224による解析結果の入力に応じて管理情報収集部273は動作を開始する。
このとき、GOP情報検索部274は、まず、その時点においてデータ読出部221が読み出しているセクタに関する情報を受け取る(ステップS141)。
次いで、ディスク制御装置213を介してハードディスク装置214にアクセスして、上述したセクタから遡って順次に各セクタの先頭部分を参照し(ステップS142)、各セクタにGOPの先頭部分が格納されているか否かを判定し(ステップS143)、このステップS143の否定判定に応じて、ステップS142、S143の処理を繰り返すことにより、マーク指示に入力時点において再生中であったGOPの先頭を検出する。
その後、GOPの先頭を検出したときに、GOP情報検索部274は、ステップS143の肯定判定としてステップS144に進み、マーク指示で指定されたマーク番号(例えば、マークM1)に対応する映像格納情報として、該当するセクタにその先頭部分が格納されているGOPを示すGOP番号(k)およびこのセクタを示すセクタ番号(pk)を管理テーブル271に保持すればよい(第26図参照)。
このようにして得られたセクタ番号に応じて、AAU情報検索部275が動作を開始し、今度は、上述したセクタ番号で示されるセクタから順次にその先頭部分を参照して(ステップ145)、AAUが格納されているか否かを判定し(ステップ146)、否定判定に応じてこのステップS145、S146を繰り返すことにより、該当するGOPに対応する先頭AAUが格納されているセクタを検出すればよい。
その後、先頭AAUを検出したときに、AAU情報検索部275は、ステップS146の肯定判定としてステップS147に進み、マーク指示で指定されたマーク番号(例えば、マークM1)に対応する音声格納情報として、このセクタを示すセクタ番号(Ak)を管理テーブル271に保持して、処理を終了すればよい(第26図参照)。
このように、指示解析部224による解析結果に応じて、GOP情報検索部274およびAAU情報検索部275が動作することにより、請求の範囲10項で述べる第3収集手段25の機能を実現し、利用者からの指示に応じて、所望のGOPに対応する管理情報を選択的に収集し、管理テーブル271に保持することができる。
この場合は、利用者がマーク指示によって指定したGOPについての管理情報のみが管理テーブル271に保持されるから、管理テーブル271として割り当てるべき記憶容量を大幅に削減することができる。
また、上述したようにして収集された管理情報を利用して、第8図に示した再生制御動作を実行すれば、マーク指示によって指定されたGOPへのジャンプ再生が可能である。
更に、例えば、第24図に示したストリームデータ再生装置に、第21図に示した範囲推定部267およびGOP検索部268を付加し、GOP検索部268による検索結果を管理テーブル271に保持するとともに、この検索結果に基づいて、AAU情報検索部275が動作する構成としてもよい。
これにより、利用者が特殊再生指示によって指定した個所に対応するGOPについて管理情報を収集し、その後の再生制御動作および編集処理に活用することができる。
産業上の利用可能性
本発明のストリームデータ記録装置によれば、MPEGプログラムストリームに代表されるディジタル映像・音声ストリームデータをストリーム蓄積手段に記録する際に、ストリーム蓄積手段におけるランダムアクセス単位の先頭と、ストリームデータを構成する映像符号化単位およびこの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭とを一致させて格納し、また、これらの映像符号化単位および音声符号化単位の格納場所に関する管理情報を収集して保持することにより、ストリーム蓄積手段として利用される記憶媒体のランダムアクセス性を活用した再生動作および編集動作を可能とすることができる。
また、本発明のストリームデータ再生装置によれば、ストリーム蓄積手段において、各映像符号化単位の先頭とこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭とが、それぞれランダムアクセス単位の先頭から格納されており、また、これらの映像符号化単位および音声符号化単位に関する管理情報が与えられていることを利用して、ストリームデータの時系列的な制約を排除して、映像符号化単位毎に自由な再生動作を行うことが可能である。
同様に、本発明のストリームデータ編集装置によれば、ストリーム蓄積手段において、各映像符号化単位の先頭とこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭とが、それぞれランダムアクセス単位の先頭から格納されており、また、これらの映像符号化単位および音声符号化単位に関する管理情報が与えられていることを利用して、映像符号化単位および該当する映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位毎に自由な編集動作を行うことが可能である。
このようにして、ディジタル映像・音声ストリームデータのままで編集可能としたことにより、従来技術において必要とされていた膨大な記憶容量も再符号化のためのエンコーダも不要となるので、一般の利用者が、家庭においてストリームデータを自由に編集することも可能となる。
更に、本発明のストリームデータ記録装置は、上述した特徴を利用して、映像符号化単位毎にストリームデータの記録動作を制御することにより、一続きの記憶領域において、エンドレス録画を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のストリームデータ記録装置の原理ブロック図である。
第2図は、本発明のストリームデータ再生装置およびストリームデータ編集装置の原理ブロック図である。
第3図は、本発明のストリームデータ再生装置およびストリームデータ編集装置の原理ブロック図である。
第4図は、本発明のストリームデータ記録装置およびストリームデータ再生装置の実施例を示す図である。
第5図は、ストリームデータの格納動作を表す流れ図である。
第6図は、MPEGプログラムストリームを記録する動作を説明する図である。
第7図は、管理テーブルの例を示す図である。
第8図は、ストリームデータ再生動作を表す流れ図である。
第9図は、本発明のストリームデータ編集装置の実施例を示す図である。
第10図は、ストリームデータの編集動作を表す流れ図である。
第11図は、ストリームデータの編集動作を説明する図である。
第12図は、本発明のストリームデータ記録装置およびストリームデータ再生装置の別実施例として、ストリームデータ記録再生システムの構成を示す図である。
第13図は、ストリーム合成部の詳細構成を示す図である。
第14図は、それぞれ映像エレメンタリストリームおよび音声エレメンタリストリームをパッキングする動作を表す流れ図である。
第15図は、MPEGプログラムストリームの出力動作を表す流れ図である。
第16図は、MPEGプログラムストリームを作成する動作を説明する図である。
第17図は、管理情報を収集する動作を表す流れ図である。
第18図は、本発明のストリームデータ記録装置の別実施例であるストリームデータ記録再生システムの構成を示す図である。
第19図は、エンドレス録画動作を表す流れ図である。
第20図は、エンドレス録画動作を説明する図である。
第21図は、本発明のストリームデータ再生装置の実施例構成を示す図である。
第22図は、読出開始位置の探索動作を表す流れ図である。
第23図は、読出開始位置の探索動作を説明する図である。
第24図は、本発明のストリームデータ再生装置の別実施例構成を示す図である。
第25図は、管理情報収集動作を表す流れ図である。
第26図は、管理テーブルの例を示す図である。
第27図は、ディジタル映像配信サービスシステムの構成を示す図である。
第28図は、ストリームデータ記録・再生システムの構成例を示す図である。
第29図は、従来のストリームデータ編集作業を説明する図である。

Claims (16)

  1. 映像信号を所定のディジタル符号化方式に従って符号化して得られる映像符号化単位と、音声信号を所定のディジタル符号化方式に従って符号化して得られる音声符号化単位とからなるストリームデータを、ストリーム蓄積手段11に記録するストリームデータ記録装置において、
    前記ストリームデータを入力するストリーム入力手段12と、
    前記ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、前記ストリームデータに含まれる映像情報および音声情報についての境界として検出し、前記境界の位置を示す境界情報を出力する第1境界検出手段32と、
    前記境界情報に基づいて、前記ストリーム蓄積手段11に備えられたランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭と前記ストリームデータに含まれる映像情報および音声情報についての境界とをそれぞれ一致させて記録する記録手段13と、
    前記ストリームデータの記録動作に応じて、少なくとも1部の映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の格納場所に関する映像格納情報および音声格納情報を収集する第1収集手段14と、
    前記各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、前記各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15と
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  2. 請求の範囲1項に記載のストリームデータ記録装置において、
    入力されたストリームデータをストリーム蓄積手段11の所定の記憶領域にエンドレス記録する旨のエンドレス記録指示に応じて、記録手段13による映像符号化単位および音声符号化単位の記録動作を監視し、前記所定の記憶領域に十分な空きがなくなったことを検出する検出手段16と、
    前記検出手段16による検出結果に応じて、前記ストリーム蓄積手段11において新規のストリームデータを記録すべき記録ポインタを前記所定の記憶領域の先頭に移動する記録制御手段18と、
    前記検出手段16による検出結果に応じて、管理情報保持手段15に保持された先頭の映像格納情報および音声格納情報を削除する第1更新手段19と
    を備えたことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  3. 請求の範囲1項に記載のストリームデータ記録装置において、
    記録手段13に入力されるストリームデータを監視し、映像符号化単位に属するデータと音声符号化単位に属するデータとの境界を検出して、前記境界の位置を示す境界情報を前記記録手段13に送出する第2境界検出手段33を備えた
    ことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  4. 請求の範囲1項に記載のストリームデータ記録装置において、
    ストリーム入力手段12は、
    映像符号化単位からなる映像ストリームを、ストリーム蓄積手段11におけるアクセス単位と同じ記憶容量を有するパックに分割する映像パック手段と、
    音声符号化単位からなる音声ストリームを、前記ストリーム蓄積手段11におけるアクセス単位と同じ記憶容量を有するパックに分割する音声パック手段と、
    前記映像パック手段および前記音声パック手段による分割動作を監視し、各映像符号化単位の先頭およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が出現した際に、新規のパックに分割する旨の分割指示を送出する第1分割制御手段と、
    前記映像パック手段によって形成された映像パックと前記音声パック手段によって形成された音声パックとを混合して一つのストリームデータとして出力する合成手段とを備えた構成である
    ことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  5. 請求の範囲1項に記載のストリームデータ記録装置において、
    ストリーム入力手段12は、
    映像符号化単位からなる映像ストリームを、ストリーム蓄積手段11におけるアクセス単位と同じ記憶容量を有するパックに分割する映像パック手段と、
    音声符号化単位からなる音声ストリームを、前記ストリーム蓄積手段11におけるアクセス単位と同じ記憶容量を有するパックに分割する音声パック手段と、
    前記映像パック手段および前記音声パック手段による分割動作を監視し、各映像符号化単位の先頭およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が出現した際に、新規のパックに分割する旨の分割指示を送出する第1分割制御手段と、
    前記映像パック手段によって形成された映像パックと前記音声パック手段によって形成された音声パックとを混合して一つのストリームデータとして出力する合成手段とを備えた構成であり、
    前記映像パック手段は、前記分割指示に応じて新規の映像パックを形成するのに先立って、形成中の映像パックの残り容量に応じて、復元処理において無視される無効データを付加して前記形成中の映像パックを完成する第1無効データ付加手段を備えた構成であり、
    前記音声パック手段は、前記分割指示に応じて新規の音声パックを形成するのに先立って、形成中の音声パックの残り容量分に応じて、復元処理において無視される無効データを付加して前記形成中の音声パックを完成する第2無効データ付加手段を備えた構成である
    ことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  6. 請求の範囲1項に記載のストリームデータ記録装置において、
    記録手段13は、
    境界情報の入力に応じて、記録中のアクセス単位に残された空き領域を検出する空き領域検出手段と、
    前記空き領域検出手段による検出結果に応じて、復元処理において無視される無効データを生成し、前記記録中のアクセス単位に付加する第3無効データ付加手段とを備えた構成である
    ことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  7. 請求の範囲1項に記載のストリームデータ記録装置において、
    第1収集手段14は、所定の時間毎に記録手段13によって記録される映像符号化単位についての映像格納情報を収集するとともに、前記映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位に関する音声格納情報を収集する構成である
    ことを特徴とするストリームデータ記録装置。
  8. ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、
    前記各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、前記各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15と、
    再生開始位置の映像符号化単位を示す指定情報の入力に応じて、前記管理情報保持手段15から該当する映像格納情報および対応する音声格納情報とを検索する第1検索手段21と、
    得られた映像格納情報および音声格納情報に基づいて、前記ストリームデータ蓄積手段11に蓄積されたストリームデータを読み出して、映像および音声を再生する再生手段22と
    を備えたことを特徴とするストリームデータ再生装置。
  9. 請求の範囲8項に記載のストリームデータ再生装置において、
    ストリーム蓄積手段11に蓄積されたストリームデータの再生動作に先立って、前記ストリーム蓄積手段11を構成する各アクセス単位を参照し、前記ストリーム蓄積手段11に蓄積されている少なくとも一部の映像符号化単位先頭およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が記録されている格納場所に関する映像格納情報および音声格納情報を収集する第2収集手段23を備えた
    ことを特徴とするストリームデータ再生装置。
  10. ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、
    前記各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、前記各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15と、
    再生開始位置の映像符号化単位を示す指定情報の入力に応じて、前記ストリーム蓄積手段11において、前記指定情報で示された映像符号化単位およびこの映像符号化単位に対応する音声符号化単位の格納場所を探索し、該当する格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を収集して出力するとともに、前記管理情報保持手段15に格納する第3収集手段24と、
    得られた映像格納情報および音声格納情報に基づいて、前記ストリームデータ蓄積手段11に蓄積されたストリームデータを読み出して、映像および音声を再生する再生手段22と
    を備えたことを特徴とするストリームデータ再生装置。
  11. ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、
    再生開始位置の映像符号化単位を示す指定情報の入力に応じて、前記ストリーム蓄積手段11において、前記指定情報で示された映像符号化単位およびこの映像符号化単位に対応する音声符号化単位の格納場所を探索し、該当する格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を出力する第1探索手段25と、
    得られた映像格納情報および音声格納情報に基づいて、前記ストリームデータ蓄積手段11に蓄積されたストリームデータを読み出して、映像および音声を再生する再生手段22と
    を備えたことを特徴とするストリームデータ再生装置。
  12. ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、
    前記各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、前記各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15と、
    編集操作の対象となる映像符号化単位の範囲を示す範囲情報を含む編集指示の入力に応じて、前記管理情報保持手段15から前記範囲情報で示された映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する音声符号化単位の格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を検索する第2検索手段26と、
    前記範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報に基づいて、編集範囲とするべき前記ストリーム蓄積手段11における記憶領域の範囲を特定する範囲特定手段27と、
    前記範囲情報に対応して特定された記憶領域の範囲について、前記編集指示で指定された編集操作を実行する編集手段28と、
    前記編集手段28による編集操作に応じて変化した映像格納情報および音声格納情報を前記管理情報保持手段15の内容に反映する第2更新手段29と
    を備えたことを特徴とするストリームデータ編集装置。
  13. ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、
    前記各映像符号化単位の先頭が格納されている場所を示す映像格納情報と、前記各映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭が格納されている場所を示す音声格納情報とからなる管理情報を保持する管理情報保持手段15と、
    編集操作の対象となる映像符号化単位の範囲を示す範囲情報を含む編集指示の入力に応じて、前記ストリーム蓄積手段11において前記範囲情報に含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する音声符号化単位を探索し、それぞれの格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を収集して出力するとともに、前記管理情報保持手段15に格納する第4収集手段31と、
    前記範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報に基づいて、編集範囲とするべき前記ストリーム蓄積手段11における記憶領域の範囲を特定する範囲特定手段27と、
    前記範囲情報に対応して特定された記憶領域の範囲について、前記編集指示で指定された編集操作を実行する編集手段28と、
    前記編集手段28による編集操作に応じて変化した映像格納情報および音声格納情報を前記管理情報保持手段15の内容に反映する第2更新手段29と
    を備えたことを特徴とするストリームデータ編集装置。
  14. ストリームデータに含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する一連の音声符号化単位の先頭を、ランダムアクセスが可能な記憶媒体のアクセス単位の先頭にそれぞれ一致させて蓄積しているストリームデータ蓄積手段11と、
    編集操作の対象となる映像符号化単位の範囲を示す範囲情報を含む編集指示の入力に応じて、前記ストリーム蓄積手段11において前記範囲情報に含まれる各映像符号化単位およびこれらの映像符号化単位に対応する音声符号化単位を探索し、それぞれの格納場所を示す映像格納情報および音声格納情報を出力する第2探索手段30と、
    前記範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報に基づいて、編集範囲とするべき前記ストリーム蓄積手段11における記憶領域の範囲を特定する範囲特定手段27と、
    前記範囲情報に対応して特定された記憶領域の範囲について、前記編集支持で指定された編集操作を実行する編集手段28と
    を備えたことを特徴とするストリームデータ編集装置。
  15. 請求の範囲12項乃至請求の範囲14項のいずれかに記載のストリームデータ編集装置において、
    範囲特定手段27は、前記範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報で示された全ての記憶領域の範囲を編集範囲として特定する構成である
    ことを特徴とするストリームデータ編集装置。
  16. 請求の範囲12項乃至請求の範囲14項のいずれかに記載のストリームデータ編集装置において、
    範囲特定手段27は、前記範囲情報に対応する映像格納情報および音声格納情報で示された記憶領域の範囲から一部の音声符号化単位に対応する記憶領域を除いた範囲を編集範囲として特定する構成である
    ことを特徴とするストリームデータ編集装置。
JP2001537270A 1999-11-05 1999-11-05 映像音声ストリームデータ記録再生編集システム Expired - Fee Related JP4430279B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP1999/006173 WO2001035652A1 (fr) 1999-11-05 1999-11-05 Systeme d'enregistrement/reproduction/edition pour flux de donnees video/vocales

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP4430279B2 true JP4430279B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=14237202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001537270A Expired - Fee Related JP4430279B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 映像音声ストリームデータ記録再生編集システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7433574B2 (ja)
JP (1) JP4430279B2 (ja)
WO (1) WO2001035652A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015138438A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 ティアック株式会社 データ記録装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002304196A (ja) * 2001-04-03 2002-10-18 Sony Corp オーディオ信号記録制御方法、プログラムおよび記録媒体、オーディオ信号再生制御方法、プログラムおよび記録媒体、オーディオ信号入力制御方法、プログラムおよび記録媒体
EP1542472A1 (fr) * 2003-12-10 2005-06-15 Canal + Technologies Procédé et dispositif de récupération d'information dans des systèmes de TV numérique interactive
US7586924B2 (en) 2004-02-27 2009-09-08 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung E.V. Apparatus and method for coding an information signal into a data stream, converting the data stream and decoding the data stream
JP4244974B2 (ja) * 2004-10-26 2009-03-25 ソニー株式会社 データ処理システム、再生装置、データ処理装置、再生方法、データ処理方法、プログラムおよび記録媒体
US7865256B2 (en) * 2005-11-04 2011-01-04 Yamaha Corporation Audio playback apparatus
US8606073B2 (en) * 2010-05-12 2013-12-10 Woodman Labs, Inc. Broadcast management system
CN103761056A (zh) * 2014-01-17 2014-04-30 浪潮电子信息产业股份有限公司 一种视频监控应用中流式数据的存储方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0778961B2 (ja) * 1988-08-26 1995-08-23 ヤマハ株式会社 画像記憶装置
KR0178819B1 (ko) * 1993-03-16 1999-05-01 보조 다꾸로 고능률 부호화된 동화상 데이타의 비월재생방법
US6195497B1 (en) * 1993-10-25 2001-02-27 Hitachi, Ltd. Associated image retrieving apparatus and method
JP3211539B2 (ja) 1994-02-14 2001-09-25 松下電器産業株式会社 画像データ記録媒体及び記録再生装置
JPH0845193A (ja) 1994-07-29 1996-02-16 Pioneer Video Corp 記録ディスク及び記録情報再生装置
JP3500724B2 (ja) * 1994-09-05 2004-02-23 ソニー株式会社 データ再生方法およびデータ再生装置
JPH0945051A (ja) 1995-07-31 1997-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像データ管理方法
JP3421897B2 (ja) * 1996-03-29 2003-06-30 ソニー株式会社 データ記録及び/又は再生装置並びに方法
JPH09284647A (ja) * 1996-04-12 1997-10-31 Nec Corp 編集/送出システム
GB2312079B (en) * 1996-04-12 2000-11-15 Sony Uk Ltd Editing of recorded material
JPH10257437A (ja) * 1997-03-12 1998-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mpeg符号化/復号化装置
JPH11112980A (ja) * 1997-10-03 1999-04-23 Sony Corp 信号編集装置及び方法
TW385436B (en) * 1997-12-12 2000-03-21 Toshiba Corp Digital recording system using variable recording rate
CN1253017C (zh) * 1997-12-15 2006-04-19 松下电器产业株式会社 用于把视频目标记录在光盘上的记录设备及其方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015138438A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 ティアック株式会社 データ記録装置
US9978427B2 (en) 2014-01-23 2018-05-22 Teac Corporation Data recorder

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001035652A1 (fr) 2001-05-17
US7433574B2 (en) 2008-10-07
US20020114610A1 (en) 2002-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100653566B1 (ko) 중첩된 서브 정보를 갖는 비디오의 디지털 기록/재생을 위한 방법 및 장치
US6904227B1 (en) Device and method for editing video and/or audio data recorded in a disc storage medium
US8161021B2 (en) Recording apparatus, reproduction apparatus, and file management method
KR100299204B1 (ko) 고속비디오편집시스템
KR100470407B1 (ko) 복수영상정보의이음부없는재생을가능하게하는정보기록디스크저장용비트스트림의생성장치,생성방법,생성장치에적용되는프로그램을기록한기록매체
US6920181B1 (en) Method for synchronizing audio and video streams
KR20040111363A (ko) 동화상 데이터 생성 시스템, 동화상 데이터 생성 방법 및동화상 데이터 생성 프로그램과 정보 기록 매체
JP3285029B2 (ja) 記録媒体
JP2006127574A (ja) コンテンツ利用装置、コンテンツ利用方法、配信サーバー装置、情報配信方法および記録媒体
JP4430279B2 (ja) 映像音声ストリームデータ記録再生編集システム
JP2006073173A (ja) 情報記録再生装置及び方法
JP2002281433A (ja) 動画像検索閲覧編集装置および記録媒体
JP4115061B2 (ja) 記録メディアとこれを用いる映像記録/再生装置
KR20020074328A (ko) 키프레임을 이용한 동영상 재생방법 및 그 장치
JP2006528862A (ja) 格納されている映像データの最適化
KR100960767B1 (ko) 기록 방법 및 기록 장치
WO2005043901A1 (ja) レジューム再生システム
JP4348920B2 (ja) 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2004355794A (ja) 記録再生装置及び記録再生方法
JP4021449B2 (ja) 動画像編集方法および動画像編集装置
KR100938057B1 (ko) 기록 방법
JP4229092B2 (ja) 記録装置及び方法、再生装置及び方法
JP4255796B2 (ja) データ記録装置、データ記録方法、データ記録プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体
JP4171027B2 (ja) 情報信号編集装置、情報信号編集方法、及び情報信号編集プログラム
JP3476145B2 (ja) 編集装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees