JP4430084B2 - Led発光装置及びled発光装置を用いた機器及び灯具 - Google Patents

Led発光装置及びled発光装置を用いた機器及び灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP4430084B2
JP4430084B2 JP2007050425A JP2007050425A JP4430084B2 JP 4430084 B2 JP4430084 B2 JP 4430084B2 JP 2007050425 A JP2007050425 A JP 2007050425A JP 2007050425 A JP2007050425 A JP 2007050425A JP 4430084 B2 JP4430084 B2 JP 4430084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led
light
group
leds
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007050425A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008218043A (ja
Inventor
満 鞠山
正剛 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007050425A priority Critical patent/JP4430084B2/ja
Priority to US12/030,492 priority patent/US7764028B2/en
Priority to KR1020080016179A priority patent/KR100980420B1/ko
Priority to CN2008100806760A priority patent/CN101257750B/zh
Publication of JP2008218043A publication Critical patent/JP2008218043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4430084B2 publication Critical patent/JP4430084B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/20Controlling the colour of the light
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/20Controlling the colour of the light
    • H05B45/22Controlling the colour of the light using optical feedback
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/40Details of LED load circuits
    • H05B45/42Antiparallel configurations
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/175Controlling the light source by remote control
    • H05B47/19Controlling the light source by remote control via wireless transmission
    • H05B47/195Controlling the light source by remote control via wireless transmission the transmission using visible or infrared light
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/37Converter circuits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/30Semiconductor lamps, e.g. solid state lamps [SSL] light emitting diodes [LED] or organic LED [OLED]

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)ユニットを駆動するLED発光装置に関するもので、特に、交流電源によってLEDユニットを駆動させるLED発光装置とそのLED発光装置を用いた機器及び灯具に関する。
近年、映像や音声によるデータを記録するための記録媒体の大容量に伴うことで、記録媒体の高密度化が要求されることにより、記録媒体である光ディスクに照射するレーザ光について、短波長となるレーザ光が求められ、青色レーザを出射するLED(青色LED)が開発されている。この青色LEDの開発とともに、白色レーザを出射するLED(白色LED)についても開発され、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)のバックライトや照明装置などに使用されることで、普及されつつある。そして、現在では、LEDの発光色の種類も多くなっていることから、その用途においても、照明だけでなく、ネオンサインや各種工業用としても多岐にわたって拡大している。
このようなLEDを複数備えたLEDユニットに駆動電流を供給するLED駆動回路には、AC(交流)電源によって動作するものと、DC(直流)電源によって動作するものとが提供されている。そして、AC電源によって駆動させる場合は、図21に示すように、2つのLED群100x,100yをAC電源101に対して並列且つ逆向きに接続し、それぞれのLED群100x,100yを構成するLED100a,100bを同じ向きに接続することで、AC電源の半周期毎にLED群100x,100yを交互に発光させるものが提供されている(特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1のLED照明器では、AC電源より供給される交流電流を制限する電流制限トランスを設けることによって、この電流制限トランスのインピーダンスによって、LED群を構成するLEDに流れる電流を制限する構成としている。又、特許文献2のLED照明装置では、図21のように並列且つ逆向きに接続したLED群100x,100yを1つの負荷回路として複数備えるとともに、各負荷回路をAC電源に対して並列に接続する。そして、負荷回路の一方にインダクタを直列に接続するとともに、他方にコンデンサを直列に接続することで、各負荷回路のLED群に流れる電流位相を異なるものとして、高力率が得られるように構成している。更に、それぞれを流れる電流位相が異なるLED群を交互に配列することで、光歪みを少なくした構成としている。
又、図22に示すように、商用電源であるAC電源150をAC/DCコンバータ151によってDC電源に変換し、変換して得たDC電源が与えられる駆動回路152によってLED群153の駆動を行う構成とされる(特許文献3〜特許文献5参照)。特許文献3のLED点灯装置では、DC電源からの直流電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路が設けられる。そして、このチョッパ回路では、LED群を流れる電流の大きさに応じた電圧信号とLED群の光の調光量を表す電圧信号との和に基づいて、スイッチング素子を動作させるデューティ比を決定して、LED群に、調光量に応じた直流電圧を印加する。
特許文献4のLED点灯装置では、特許文献3におけるLED点灯装置と同様、DC電源からの直流電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路を設けられるが、この昇圧チョッパ回路内に設けられたスイッチング素子を動作させるデューティ比を決定するPWM(Pulse Width Modulation)回路が設けられる。そして、位相制御されたAC電源の交流電圧の実効値を検出し、実効値に応じてデューティ比を設定することで、LEDを調光制御する。
更に、特許文献5のLED点灯装置では、LED群として、白色LEDによるLED群と、有色LEDによるLED群とを備え、白色LED群及び有色LED群それぞれを調光するための制御回路が設けられている。そして、白色LED群及び有色LED群それぞれが制御回路によって調光制御することで、全光時の明るさ及び発光色と、調光時の明るさ及び発光色を連続的に変化させる。
又、位相制御式の調光装置として、フォトトライアックとLEDとをカップリングしたフォトトライアックカプラを備えたものが提案されている(特許文献6〜特許文献9参照)。この特許文献6〜特許文献9のLED点灯装置では、AC電源からの交流電圧を全波整流してLED群に供給するため、交流電圧の半周期毎の位相制御を同様に行った際に、調光の下限付近で発生する不具合を回避するための構成とされる。
特開平11−330561号公報 特開平2002−015606号公報 特開平2002−231471号公報 特開平2004−327152号公報 特開平2004−111104号公報 特開平2006−032030号公報 特開平2006−032031号公報 特開平2006−032032号公報 特開平2006−032033号公報
このように、AC電源及びDC電源それぞれによってLEDの駆動回路を備えたLED発光装置が実現されているが、特許文献1及び特許文献2による構成では、安定したLED駆動や高効率な電力消費を目的とした構成とされるのみで、調光制御を行うための回路構成がない。
又、特許文献3及び特許文献4による構成では、調光制御を行う構成としているが、DC変換後の直流電圧を、昇圧チョッパ回路によってLED群へ供給する電流量に応じた値に変換する必要があるだけでなく、商用電源を用いる環境においては、AC/DCコンバータが必ず必要とされる。そのため、特許文献3及び特許文献4による構成では、駆動回路の回路構成が複雑化するだけではなく、その回路規模も大きくなる。
更に、特許文献5による構成では、白色LED群及び有色LED群それぞれを調光制御するものとしているが、それぞれの調光制御については、同一の位相制御に基づくものであり、独立した調光制御ではない。そのため、全光時の明るさ及び発光色と、調光時の明るさ及び発光色を連続的に変化させることができるが、異なるLED群それぞれを調光制御して、最適な明るさ及び発光色を取得することができない。
又、この特許文献5の構成においても、DC変換されて得られた直流電圧をインバータ回路などにより高周波電圧に変換して、調光制御可能な構成としている。そのため、特許文献3及び特許文献4による構成のものと同様、駆動回路の回路構成が複雑化するだけではなく、その回路規模も大きくなる。
又、特許文献6〜特許文献9は、白色灯を負荷とする照明器具に対する調光装置であるため、半波毎の位相調整を同等として、半波毎に負荷に流れる電流量を調整している。そして、LEDユニットとしては、ダイオードブリッジを用いて全波整流を行うことで、その順方向が同一方向に直列に並んだLEDに直流電流を供給する構成とされる。そのため、半波毎に異なる調光制御を行い、複数のLED群を個々に調光制御することが不可能である。
このような問題を鑑みて、本発明は、AC電源で直接駆動されるとともに複数のLED群を個々に調光制御可能とするLED発光装置とそのLED発光装置を用いた機器及び灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のLED発光装置は、数の第1LEDを直列接続した第1LED群と、前記第1LED群に対して逆並列接続され且つ複数の第2LEDを直列接続した第2LED群とを備え、前記第1LED群と前記第2LED群との発光色を異ならせ、交流電源からの正の電圧によって前記第1のLED群を負の電圧によって前記第2のLED群を発光させるLED発光装置において、前記第1LED群の発光時間を第1パルス信号で制御し、前記第2LED群の発光時間を第2パルス信号で制御する演色制御手段と、前記第1及び第2パルス信号を受けて前記第1及び第2LED群を位相制御によりON制御を行うスイッチ手段と、を設けたことを特徴とする。
このようなLED駆動回路において、前記第1及び第2パルス信号の出力タイミングを時間軸に沿って変化させることを特徴とする
又、前記第1LED群と第2LED群とを近接設置したことを特徴とする
又、前記第1LED群の発光時間と前記第2LED群の発光時間を設定入力する操作部を設けたことを特徴とする
又、前記第1LED群の発光時間と前記第2LED群の発光時間を設定入力するリモートコントローラー及び赤外線信号受信部を設けたを特徴とする
又、本発明は、上記のいずれかのLED発光装置を用いた照明器具である
又、本発明は、LED発光装置を用いた灯具である。
本発明によると、スイッチ回路の導通・非導通のタイミング制御を交流電源の半波毎に行うため、逆並列接続された第1及び第2LED群の発光量を独立して制御することができる。これにより、第1及び第2LED群の発光する色を異なるものとすると、第1及び第2LED群の発光する色の組み合わせによる演色を、その発光タイミングを独立に制御するだけで簡単に行うことができる。又、交流電源とLEDユニットとを直列に接続するだけで、スイッチ回路の動作制御のみで簡単に制御することができるため、その回路構成を簡単なものとすることができる。更に、負荷電流又は発光色によるフィードバック制御を行うことで、要求された発光色によるLEDユニットの発光を高い精度で実現することができる。
<基本構成>
本発明のLED駆動回路を備えたLED発光装置の基本構成について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の基本構成となるLED発光装置の内部構成を示すブロック図である。
1.構成
図1のLED発光装置は、LED群1x,1yが逆並列接続されて構成されるLEDユニット1と、LEDユニット1と2次側が直列に接続されるソリッドステートリレー(SSR)2と、SSR2の1次側に対して2次側の導通/非導通を制御するパルス信号を供給するドライバ回路3と、LEDユニット1と直列に接続されたAC電源である商用電源4と、ドライバ回路3に直流電圧を印加するDC電源5と、SSR2の2次側と接続する抵抗R1と、を備える。
このような構成のLED発光装置において、LEDユニット1は、その順方向が同一方向となるようにして複数のLED1aが直列に接続されたLED群1xと、その順方向が同一方向となるようにして複数のLED1bが直列に接続されたLED群1yとを並列に接続する。そして、LED群1xを構成するLED1aそれぞれの順方向と、LED群1yを構成するLED1bそれぞれの順方向とが、逆方向になるようにすることで、LED群1x,1yが逆並列接続されることとなる。
このLEDユニット1のLED群1x,1yによる一方の接続ノードS1に商用電源4の一端が接続され、LED群1x,1yによる他方の接続ノードS2にSSR2の2次側の一方の端子Taが接続される。そして、抵抗R1の一端がSSR2の2次側の他方の端子Tbに接続されるとともに、抵抗R1の他端が商用電源4の他端に接続される。これにより、LEDユニット1と、SSR2の2次側回路と、抵抗R1とが、商用電源4に対して直列に接続される。
又、SSR2の1次側には、ドライバ回路3より出力されるパルス信号が入力されて、その2次側の導通/非導通が制御されるが、このパルス信号として、商用電源4からの交流電圧が正となる半周期の位相制御を行う第1パルス信号と、商用電源4からの交流電圧が負となる半周期の位相制御を行う第2パルス信号とが、ドライバ回路3から出力される。即ち、第1パルス信号が入力されることで、商用電源4からの交流電圧が正となる半周期で導通する期間(以下、「第1導通期間」とする)が設定され、第2パルス信号が入力されることで、商用電源4からの交流電圧が負となる半周期で導通する期間(以下、「第2導通期間」とする)が設定される。
又、外部から第1導通期間及び第2導通期間を設定入力するための操作部6を備え、操作部6からの信号をドライバ回路3が受け取ることにより、ドライバ回路3からの第1及び第2パルス信号の出力タイミングが設定される。このような構成に更に、第1導通期間及び第2導通期間を設定入力するためのリモートコントローラ(リモコン)8からの赤外線信号を受信する赤外線信号受信部7を備える。この赤外線信号受信部7では、リモコン8から受信した赤外線信号に基づいてドライバ回路3に指令を与えることで、ドライバ回路3からの第1及び第2パルス信号の出力タイミングを設定する。即ち、操作部6又は赤外線信号受信部7からドライバ回路3に与えられる信号が、LEDユニット1の調光制御信号として働く。
2.駆動動作
この図1に示すLED発光装置の動作について、以下に説明する。商用電源4からの交流電圧Vaが図2(a)のように変化しているとき、交流電圧Vaが正の場合に、LEDユニット1のLED群1xを構成するLED1aに電流が流れ、交流電圧Vaが負の場合に、LEDユニット1のLED群1yを構成するLED1bに電流が流れるものとする。即ち、図2(b)のように、交流電圧Vaが正のときに第1パルス信号P1が与えられると、図2(c)のように、第1パルス信号P1が与えられてハイとなった瞬間から交流電圧Vaが0となるまでの期間を第1導通期間として、SSR2の1次側が導通する。又、図2(b)のように、交流電圧Vaが負のときに第2パルス信号P2が与えられると、図2(d)のように、第2パルス信号P2が与えられてハイとなった瞬間から交流電圧Vaが0となるまでの期間を第2導通期間として、SSR2の1次側が導通する。
このように、第1パルス信号P1と第2パルス信号P2の出力タイミングに応じて、LED群1x,1yそれぞれを構成するLED1a,1bの発光期間が設定されることとなる。ここで、LED群1xを構成するLED1aそれぞれの動作電圧Vfの合計値、及び、LED群1yを構成するLED1bそれぞれの動作電圧Vfの合計値をそれぞれ、電圧値Vfsum1,Vfsum2とし、抵抗R1の抵抗値Rとするとともに、LED1a,1bの動作電流をIfとする。即ち、第1導通期間においては、交流電圧Vaが電圧Vfsum1+R×If(=Vth1)よりも高い場合に、LED群1xに負荷電流が流れることとなり、第2導通期間においては、交流電圧Vaが電圧−Vfsum2−R×If(=−Vth2)よりも低い場合に、LED群1yに負荷電流が流れることとなる。
よって、図3(a)に示すように、交流電圧Vaが電圧Vth1より高いときに、第1パルス信号P1がドライバ回路3よりSSR2に出力されると、第1パルス信号P1が与えられた時点から交流電圧Vaが電圧Vth1よりも低くなるまでの期間、LED群1xに負荷電流が流れることとなる。同様に、図3(b)に示すように、交流電圧Vaが電圧−Vth2より低いときに、第2パルス信号P2がドライバ回路3よりSSR2に出力されると、第2パルス信号P2が与えられた時点から交流電圧Vaが電圧−Vth2よりも高くなるまでの期間、LED群1yに負荷電流が流れることとなる。尚、このようにLED群1x,1yに負荷電流が流れる期間が、第1及び第2パルス信号P1,P2によって決定するとき、以下において、その動作状態を「調光状態」と呼ぶ。
逆に、図3(c)に示すように、交流電圧Vaが電圧Vth1より低いときに、第1パルス信号P1がドライバ回路3よりSSR2に出力されると、交流電圧Vaが電圧Vth1より高くなった時点から交流電圧Vaが電圧Vth1よりも低くなるまでの期間、LED群1xに負荷電流が流れることとなる。同様に、図3(d)に示すように、交流電圧Vaが電圧−Vth2より高いときに、第2パルス信号P2がドライバ回路3よりSSR2に出力されると、交流電圧Vaが電圧−Vth2より低くなった時点から交流電圧Vaが電圧−Vth2よりも高くなるまでの期間、LED群1yに負荷電流が流れることとなる。尚、このようにLED群1x,1yに負荷電流が流れる期間が、交流電圧Vaの電圧値によって決定するとき、以下において、その動作状態を「全光状態」と呼ぶ。
3.全光状態での電源効率
全光状態としたときのLED発光装置の電源効率と抵抗R1との関係について、以下に述べる。LEDユニット1を構成するLED1a,1bは、同一特性のLEDを用いることにより動作電圧Vfをなるべく等しいものとすることが理想であるが、現実的には、製造バラツキが生じるため、各LEDの動作電圧Vfにもバラツキが生じる。この動作電圧Vfのバラツキに応じて、LED群1x,1yそれぞれの動作電圧の合計値Vfsum1,Vfsum2についても、各LED発光装置に対してバラツキが生じる。
しかしながら、LED群1x,1yそれぞれが複数のLED1a,1bそれぞれを直列に接続して構成されるため、LED1a,1bの動作電圧Vfのバラツキがあったとしても、LED群1x,1yそれぞれに対する動作電圧の合計値Vfsum1,Vfsum2内で吸収させることができる。これにより、各LED発光装置のLEDユニット1全体に対する動作電圧のバラツキを抑制することができる。
又、各LED発光装置に対する、LED群1x,1yそれぞれの動作電圧の合計値Vfsum1,Vfsum2のバラツキは、LEDユニット1に直列に接続した抵抗R1によって吸収させることができる。又、商用電源4においても電圧バラツキが生じるが、この電圧バラツキについても、抵抗R1で電圧バラツキを吸収させることができ、LED1a,1bの破壊を防ぐことができる。このように、抵抗R1を備えることによって、LEDユニット1を構成するLED1a,1bの動作電圧Vfのバラツキや商用電源4からの電圧バラツキによるLEDユニット1への影響を低減することができる。
但し、抵抗R1において電力消費が行われるため、抵抗R1による電力消費分の効率が低下する。そのため、抵抗R1による電力消費を抑制し、LEDユニット1による電源効率を高くするために、LED群1x,1yそれぞれを構成するLED1a,1bの個数を決定する。即ち、LED群1x,1yそれぞれの動作電圧が同等となり、その値がVfsum(実効値)となるとき、商用電源4の電圧値Va(実効値)に対する電源効率が、Vfsum/Vaによって表されるため、このLED群1x,1yそれぞれの動作電圧が高くなるように設定する。尚、LED群1xによる動作電圧の合計値Vfsum1(実効値)とLED群1yによる動作電圧の合計値Vfsum2(実効値)との間の誤差が±3%となるように、LED1a,1bの個数が設定される。
このように、LED群1x,1yそれぞれの動作電圧を高くして高効率とするとき、抵抗R1の抵抗値Rも設定を行うことで、LEDユニット1を構成するLED1a,1bの駆動電流を最適な値とすることができる。即ち、AC電源である商用電源4によってLEDユニット1が図3(c)、(d)に示すように駆動するため、LED群1x,1yそれぞれに注目した場合、交流半波で駆動するとともに、全光状態におけるON/OFFのデューティ比が実質的に25%程度の間欠点灯となる。これにより、DC電源でLED群1x又はLED群1yを駆動させる場合に比べて大きくしたとしても、LED1a,1bの寿命を同等とすることができる。
このとき、LED群1x,1yに流す駆動電流の実効値について、DC電源でLEDユニットを駆動するときに消費する電力と同等の電力を消費する値まで設定することができる。そして、このLED群1x,1yに流す駆動電流の実効値は、直流電圧を前記LEDユニットに与えて駆動させるときの電力消費と同等の電力消費となる値以下となる実効値で適正化することにより、LEDユニット1の輝度値をDC電源で駆動させた場合と同等とすることができる。
尚、このようなLED発光装置において、高効率で駆動させるために、商用電源4に対するLEDユニット1における電源効率が60%よりも大きくなるように設定することが好ましく、更には、85〜98%に設定することが好ましい。電源効率を98%以下とするのは、電源効率が98%を超える場合は、制限した電流値のバラツキが大きくなり、機能が不安定となる恐れがあるためである。
又、LEDユニット1全体における動作電圧の装置毎のバラツキに対応させるために、図4に示すように、抵抗R1を可変抵抗とし、その抵抗値をLEDユニット1全体における動作電圧に応じて変更できるようにしても構わない。この図4の構成のように、抵抗R1を可変抵抗とすることで、LED発光装置毎に、設置されたLEDユニット1全体の動作電圧に応じた抵抗値を容易に設定することができるため、LEDユニット1に対する電流制限値を装置毎に一定とすることができるとともに、装置の電源効率を高効率にすることができる。
このように電源効率を高くするためにLEDユニット1を構成するため、LED群1x,1yそれぞれを構成するLED1a,1bの個数を多くすることができる。しかしながら、直列に接続されるLED1a,1bそれぞれの個数は、商用電源4の電圧(実効値)によって左右されるため、LED群1x,1yを1群ずつとしたときには、LED1a,1bそれぞれの個数に限界がある。
そのため、発光量を大きくするために、LED1a,1bの個数を増やす場合は、図5に示すように、LED群1x,1yを一組とするLEDユニット1を複数備えるとともに、この複数のLEDユニット1が並列に接続される。又、このようにLEDユニット1を複数配置する際、複数のLED群1x,1yを交互に配置する。即ち、LED群1xがLED群1yの間に、LED群1yがLED群1xの間になるように、LEDユニット1が配置される。
4.LEDの組み合わせ
LEDユニット1のLED群1x,1yを構成するLED1a,1bの組み合わせの種類について、以下に説明する。LEDユニット1を構成するLED1a,1bとして、1色による組み合わせ、2色による組み合わせ、3色による組み合わせのそれぞれについて示す。尚、以下では、1色〜3色による組み合わせについて例示するが、以下に例示した組み合わせと同様にすることで、4色以上の組み合わせとすることができる。又、2色以上組み合わせとするとき、以下では説明しないが、LED1a,1bの少なくとも一方を複数色の組み合わせとして、LED群1x,1yより別の波長の光を発光させることができる。更に、3色以上の組み合わせとしたときは、LED群1x,1yより別の波長の光を発光させるように、LED1a,1bの一方のみを複数色の組み合わせとしても構わない。又、3色以上の組み合わせとしたときは、LED1a,1bの両方をそれぞれ複数色の組み合わせとする場合、LED1a,1bそれぞれで組み合わせを異なるものとすることで、LED群1x,1yより別の波長の光を発光させることができる。
(1色による組み合わせ)
LEDユニット1を構成するLED1a,1bを1色のLEDとする場合、LED群1x,1yそれぞれを半波整流駆動することによって、擬似的に全波整流駆動による発光動作を行う。発光量の調節については、第1及び第2パルス信号の出力タイミングを変化させて、LED1a,1bそれぞれの発光時間を変化させることで、実現される。このようにLEDユニット1を構成するLED1a,1bを1色とする場合、LED1a,1bを白色LEDとすることによって、蛍光灯の代替となる白色照明として利用することができる。このとき、LED1a,1bの個数については同数としても構わないし、LED群1x,1yの動作電圧Vfsum1,Vfsum2が等しくなるように、個数設定を行うものとしても構わない。
そして、LEDユニット1の発光量(輝度)を調整する際、商用電源4からの交流電圧が0から正に変化した後に第1パルス信号が出力されるまでの時間と、商用電源4からの交流電圧が0から負に変化した後に第2パルス信号が出力されるまでの時間とを、同じ時間とすることで、LED群1x,1yそれぞれの発光量(輝度)を同等とするものとしても構わない。即ち、LED群1x,1yのON/OFFデューティ比を同じものとして、それぞれを変化させ、ドライバ回路3に与えられた調光制御信号に応じたLEDユニット1の発光量(輝度)を実現する。
又、第1及び第2パルス信号の出力タイミングを個々に制御することで、LEDユニット1全体の発光量(輝度)を微調整するものとしても構わない。例えば、第1パルス信号によってLED群1xを全光状態とした上で、第2パルス信号の出力タイミングを変更することによってLED群1yの発光量(輝度)を調整する調光状態として、ドライバ回路3に与えられた調光制御信号に応じてLEDユニット1の発光量(輝度)を微調整することができる。
尚、LED1a,1bそれぞれを、例えば照明用途に使用されることが多い白色のLEDとする場合、青色LEDの上に蛍光体が装填されて構成されることが多い。即ち、図6(a)及び図6(b)に示すように、凹部61を備えたパッケージ60において、その凹部61の底部に、光照射面が凹部61の開口面に対向するように青色LED62が設置され、この青色LED62が設置された凹部61を蛍光体63が充填される。
このような構成において、図6(a)のように、畜光材料64が蛍光体63に添加することで、畜光効果が得られるようにしても構わないし、図6(b)のように、蛍光体63を含むパッケージ60の表面に畜光材料64を塗布して、畜光効果が得られるようにしても構わない。これにより、畜光材料で光を蓄えて、商用電源4の交流電流が供給されることにより発生する脈動に基づくちらつきを抑え、照明用として十分な光量を発生する白色のLEDを構成することができる。そして、畜光材料64としては、硫化亜鉛系のZnS+Cds/CuやZnS/Cuや、硫化カルシウム系のCaS/Biなどを用いる。
(2色の組み合わせ)
LEDユニット1を構成するLED1a,1bを2色のLEDとする場合、LED群1xを構成するLED1aそれぞれを同一色のLEDとし、LED群1yを構成するLED1bそれぞれを同一色で且つLED1aと異なる色のLEDとする。このように構成するとき、ドライバ回路3からの第1及び第2パルス信号によって、LED群1x,1yそれぞれの発光量(輝度)を独立して制御することで、LEDユニット1による色調を調整することができる。このとき、商用電源4からのAC電源の半周期(半波)毎に、その設置位置が近接したLED群1x,1yの発光動作が切り替わるため、人の目には、LED群1x,1yそれぞれの発光色を混合した色に見える。
即ち、LED1aを波長L1となる色のLEDとし、LED1bを波長L2(L1≠L2)となる色のLEDとしたとき、第1及び第2パルス信号の出力タイミングを個々に調整することによって、LEDユニット1の発光色が、波長L1の発光色と波長L2の発光色それぞれの輝度値によって決まる波長の色に調整される。このとき、第1パルス信号によって制御されるLED群1xのON期間(発光期間)T1と、第2パルス信号によって制御されるLED群1yのON期間(発光期間)T2との比によって、LEDユニット1の発光色の波長が決定される。そして、LED群1x,1yそれぞれのON期間T1,T2の比を等しいままとして、LED群1x,1yそれぞれのON期間T1,T2それぞれの長さを第1及び第2パルス信号によって調整することで、LEDユニット1の発光色を同一の波長のままで、その発光量(輝度)を調整することができる。
このような2色のLEDを組み合わせる場合において、LED群1xを構成するLED1aの個数と、LED群1yを構成するLED1bの個数とについて、LED群1x,1yの動作電圧Vfsum1,Vfsum2が等しくなるように、個数設定を行うものとしても構わない。
又、LED群1x,1yの両方を全光状態としたときの色を所望の波長の色に設定するように、LED1a,1bの個数を設定するものとしても構わない。このとき、LED1a,1bのうちの一方の個数を基準にして、他方の個数を設定する。即ち、LED1aの個数を基準とする場合は、LED群1xの動作電圧に基づいて電源効率が高くなるように抵抗R1の抵抗値とLED1aの個数とを設定した後、LED群1x,1yの両方を全光状態としたときの色が特定の波長の色となるようにLED1bの個数を設定する。尚、このように全光状態の色に基づいて設定した場合、動作電圧が低い方のLED群を構成するLEDと直列に抵抗を接続することで、LED群1x,1yそれぞれにかかる電圧が等しくなるように設定する。
更に、LED群1x,1yそれぞれを構成するLED1a,1bの個数が異なる場合においては、LED1a,1bそれぞれが等間隔に配置されるだけではなく、その個数が多いLEDの間に、個数が少ないLEDが配置することが好ましい。このようにLED1a,1bそれぞれを配置することにより、LED群1x,1yの両方を全光状態としたときに、LED1a,1bそれぞれの発光色が混合した色を、LEDユニット1全体で一様とすることができる。
このような2色の組み合わせとして、例えば、(1)LED1aを緑色(波長520nm)のLEDとするとともに、LED1bを青色(波長420nm)のLEDとした組み合わせ、(2)LED1aを緑色(波長520nm)のLEDとするとともに、LED1bを赤色(波長680nm)のLEDとした組み合わせ、(3)LED1aを赤色(波長680nm)のLEDとするとともに、LED1bを青色(波長420nm)のLEDとした組み合わせなどが挙げられる。これらの3つの組み合わせの例について、以下に簡単に説明する。
(1)緑色LEDと青色LEDの組み合わせ
このように、LED1aを緑色LEDとし、LED1bを青色LEDとしたとき、第1パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1xのみが半波整流で駆動することとなる。よって、LED群1xのみが発光することとなり、緑色の光がLEDユニット1より照射されることとなり、第1パルス信号の出力タイミングに応じて、緑色の光の輝度が設定される。又、第2パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1yのみが半波整流で駆動するため、LED1yのみが発光することとなり、青色の光がLEDユニット1より照射される。そして、第2パルス信号の出力タイミングに応じて、青色の光の輝度が設定される。
更に、第1及び第2パルス信号をドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1x,1yそれぞれが半波整流で駆動することとなる。よって、第1及び第2パルス信号の出力タイミングによって、緑色の光と青色の光が混合されて色調された水色の光がLEDユニット1より照射される。このとき、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて長いと、緑色(波長520nm)に近い水色の光がLEDユニット1から照射され、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて短いと、青色(波長420nm)に近い水色の光がLEDユニット1から照射される。又、このようにLEDユニット1から照射する光の色調を設定する第1及び第2パルス信号の出力タイミングに応じて、LEDユニット1からの水色の光の輝度も設定される。
このように、第1及び第2パルス信号の出力タイミングによってLED1x,1yそれぞれの発光量(輝度)を独立して制御することによって、青色、緑色、水色の各色の間での演色ができる。よって、第1及び第2パルス信号の出力タイミングを時間軸に沿って変化させることにより、LEDユニット1から発光する色を時間的に変化させるイルミネーションなどに利用することができる。
(2)緑色LEDと赤色LEDの組み合わせ
このように、LED1aを緑色LEDとし、LED1bを赤色LEDとしたとき、第1パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合は、上述の(1)の組み合わせ例と同様、緑色の光がLEDユニット1より照射されることとなる。又、第2パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合は、LED群1yのみが半波整流で駆動するため、LED1yのみが発光することとなり、赤色の光がLEDユニット1より照射されることとなり、第2パルス信号の出力タイミングに応じて、赤色の光の輝度が設定される。
更に、第1及び第2パルス信号をドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1x,1yそれぞれが半波整流で駆動するため、第1及び第2パルス信号の出力タイミングによって、緑色の光と赤色の光が混合されて色調された黄色の光がLEDユニット1より照射される。このとき、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて長いと、緑色(波長520nm)に近い黄色の光がLEDユニット1から照射され、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて短いと、赤色(波長680nm)に近い黄色の光がLEDユニット1から照射される。又、このようにLEDユニット1から照射する光の色調を設定する第1及び第2パルス信号の出力タイミングに応じて、LEDユニット1からの黄色の光の輝度も設定される。
このように、第1及び第2パルス信号の出力タイミングによってLED1x,1yそれぞれの発光量(輝度)を独立して制御することによって、緑色、赤色、黄色の各色の間での演色ができる。よって、第1及び第2パルス信号の出力タイミングを時間軸に沿って変化させることにより、LEDユニット1から発光する色を時間的に変化させるイルミネーションなどに利用することができる。又、緑色、赤色、黄色で発色できるため、信号機にも利用することができる。
(3)赤色LEDと青色LEDの組み合わせ
このように、LED1aを赤色LEDとし、LED1bを青色LEDとしたとき、第1パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合は、上述の(2)の組み合わせ例で第2パルス信号のみが供給される場合と同様、赤色の光がLEDユニット1より照射されることとなる。又、第2パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合は、上述の(1)の組み合わせ例と同様、青色の光がLEDユニット1より照射されることとなる。
更に、第1及び第2パルス信号をドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1x,1yそれぞれが半波整流で駆動するため、第1及び第2パルス信号の出力タイミングによって、赤色の光と青色の光が混合されて色調された紫色の光がLEDユニット1より照射される。このとき、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて長いと、赤色(波長680nm)に近い紫色の光がLEDユニット1から照射され、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて短いと、青色(波長420nm)に近い紫色の光がLEDユニット1から照射される。又、このようにLEDユニット1から照射する光の色調を設定する第1及び第2パルス信号の出力タイミングに応じて、LEDユニット1からの紫色の光の輝度も設定される。
このように、第1及び第2パルス信号の出力タイミングによってLED1x,1yそれぞれの発光量(輝度)を独立して制御することによって、赤色、青色、紫色の各色の間での演色ができる。よって、第1及び第2パルス信号の出力タイミングを時間軸に沿って変化させることにより、LEDユニット1から発光する色を時間的に変化させるイルミネーションなどに利用することができる。
又、青色LEDの光によって発芽を促進させ、又、赤色LEDの光によって発芽、光合成、開花を促進させることにより、野菜栽培の促進を行うことが知られている。このような野菜栽培の促進に、例えば、第1及び第2パルス信号を交互に一定のタイミングで供給することで赤色及び青色の発光をフラッシュ駆動させて、利用することができる。更に、LEDユニット1からの発光色を紫外線とすることによる、ポリフェノールの増加や殺菌効果、又は、LEDユニット1からの発光色を青色とすることによる、野菜の鮮度の保持などの効果を与えることができる。
(3色の組み合わせ)
LEDユニット1を構成するLED1a,1bを3色のLEDとする場合、LED群1xを構成するLED1aそれぞれを2色のLEDで組み合わせたものとし、LED群1yを構成するLED1bそれぞれを同一色で且つLED1aと異なる色のLEDとする。このように構成するとき、2色のLEDを組み合わせた場合と同様、ドライバ回路3からの第1及び第2パルス信号によって、LED群1x,1yそれぞれの発光量(輝度)を独立して制御することで、LEDユニット1による色調を調整することができる。このとき、商用電源4からのAC電源の半周期(半波)毎に、その設置位置が近接したLED群1x,1yの発光動作が切り替わるため、人の目には、LED群1x,1yそれぞれの発光色を混合した色に見える。
即ち、波長L1,L2(L1≠L2)の2色のLED1aを直列に接続してLED群1xを構成し、波長L3となる色(L3≠L1,L3≠L2)のLED1bを直列に接続してLED群1yを構成する。尚、LED1aとなる波長L1,L2のLEDの個数が等しい場合、交互に配置する。又、LED1aとなる波長L1,L2のLEDの個数が等しくない場合、例えば、その個数の比率の最小単位を1群として、巡回させるように配置する。即ち、LED1aとなる波長L1,L2のLEDの個数がx:yとなる場合、x個の波長L1のLED1aとy個の波長L2のLED1aを1群とし、このx+y個の1群を巡回させた配置とする。これらの配置とすることで、LED群1xからの発光色が波長L1,L2の2色が混合した色となる。
これにより、2色で構成した場合と同様、第1パルス信号によって制御されるLED群1xのON期間(発光期間)T1と、第2パルス信号によって制御されるLED群1yのON期間(発光期間)T2との比によって、LEDユニット1の発光色の波長が決定される。そして、LED群1x,1yそれぞれのON期間T1,T2の比を等しいままとして、LED群1x,1yそれぞれのON期間T1,T2それぞれの長さを第1及び第2パルス信号によって調整することで、LEDユニット1の発光色を同一の波長のままで、その発光量(輝度)を調整することができる。
又、2色による組み合わせの時と同様、LED群1x,1yそれぞれを構成するLED1a,1bの個数が異なる場合においては、LED1a,1bそれぞれが等間隔に配置されるだけではなく、その個数が多いLEDの間に、個数が少ないLEDが配置することが好ましい。このようにLED1a,1bそれぞれを配置することにより、LED群1x,1yの両方を全光状態としたときに、LED1a,1bそれぞれの発光色が混合した色を、LEDユニット1全体で一様とすることができる。
このような3色のLEDを組み合わせる場合において、2色による組み合わせの時と同様、LED群1xを構成するLED1aの個数と、LED群1yを構成するLED1bの個数とについて、LED群1x,1yの動作電圧Vfsum1,Vfsum2が等しくなるように、個数設定を行うものとしても構わない。
又、LED群1x,1yの両方を全光状態としたときの色を所望の波長の色に設定するように、LED1a,1bの個数を設定するものとしても構わない。このとき、例えば、赤色、緑色、青色のLEDによって、LED群1x,1yのLED1a,1bを構成し、LED群1x,1y両方を全光状態としたときに白色で発光させる場合において、赤色、緑色、青色の輝度の比率が3:6:1となるように個数設定する。尚、このように全光状態の色に基づいて設定した場合、動作電圧が低い方のLED群を構成するLEDと直列に抵抗を接続することで、LED群1x,1yそれぞれにかかる電圧が等しくなるように設定する。
このような3色の組み合わせとして、例えば、LED群1x,1y両方を全光状態としたときに白色で発光させる場合、(1)LED1aを緑色(波長520nm)のLEDと赤色(波長680nm)のLEDとするとともに、LED1bを青色(波長420nm)のLEDとした組み合わせ、(2)LED1aを青色(波長420nm)のLEDと緑色(波長520nm)のLEDとするとともに、LED1bを赤色(波長680nm)のLEDとした組み合わせ、(3)LED1aを青色(波長420nm)のLEDと赤色(波長680nm)のLEDとするとともに、LED1bを緑色(波長520nm)のLEDとするによる組み合わせなどが挙げられる。これらの3つの組み合わせの例について、以下に簡単に説明する。
(1)LED群1xを緑色と赤色のLEDとしたときの組み合わせ
この場合、LED群1xを、緑色のLED1aと赤色のLED1aとを組み合わせることによって構成し、LED群1yを青色のLED1bによって構成する。そして、上述したように、赤色、緑色、青色の輝度の比率が3:6:1となるように個数設定する。即ち、各LEDの発光輝度が等しいものとすると、赤色、緑色、青色のLEDそれぞれの個数が3:6:1で設定される。尚、本組み合わせ例も含めて、以下の各組み合わせ例において、赤色、緑色、青色のLEDそれぞれの発光輝度が等しいものとして説明する。
このとき、LED群1yが、x個の青色のLED1bで構成されると、LED群1xが、3x個の赤色のLED1aと、6x個の緑色のLED1aとで構成されることとなる。そして、赤色、緑色、青色のLEDそれぞれの動作電圧が等しいものとすると、LEDの個数が少ないLED群1yに抵抗が直列に接続されて、LED1a,1bに同等の動作電流が流れるように設定される。
このようにして、LED群1x,1yが構成されるとき、例えば、赤色及び緑色のLED1aと青色のLED1bとの配列関係を、図7(a)に示すようにすることで、LED群1x,1yを共に全光状態としたときにLEDユニット1の発光色が一様化させるようにしても構わない。即ち、LED群1xでは、2個の緑色のLED1a(図7(a)中の符号GのLED)の間に1個の赤色のLED1a(図7(a)中の符号RのLED)が配置される。そして、LED群1yでは、6個の緑色のLED1a(G)と3個の赤色のLED1a(R)による1群の中央位置に、1個の青色のLED1b(図7(a)中の符号BのLED)が配置される。
このように構成することで、第1パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1xのみが半波整流で駆動して、LED群1xのみが発光することとなり、黄色の光がLEDユニット1より照射される。そして、第1パルス信号の出力タイミングに応じて、黄色の光の輝度が設定される。又、第2パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1yのみが半波整流で駆動して、LED群1yのみが発光することとなり、青色の光がLEDユニット1より照射される。そして、第2パルス信号の出力タイミングに応じて、青色の光の輝度が設定される。
更に、第1及び第2パルス信号をドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1x,1yそれぞれが半波整流で駆動して、LED群1x,1yが発光することとなり、白色の光がLEDユニット1より照射される。このとき、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて長いと、黄色に近い白色の光がLEDユニット1から照射され、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて短いと、青色に近い白色の光がLEDユニット1から照射される。又、このようにLEDユニット1から照射する光の色調を設定する第1及び第2パルス信号の出力タイミングに応じて、LEDユニット1からの白色の光の輝度も設定される。
このように、第1及び第2パルス信号の出力タイミングによってLED1x,1yそれぞれの発光量(輝度)を独立して制御することによって、黄色、青色、白色の各色の間での演色ができる。よって、第1及び第2パルス信号の出力タイミングを時間軸に沿って変化させることにより、LEDユニット1から発光する色を時間的に変化させるイルミネーションなどに利用することができる。又、LED1x,1y両方を発光させることで、例えば、照明用の白色灯として利用することができる。
(2)LED群1xを青色と緑色のLEDとしたときの組み合わせ
この場合、LED群1xを、青色のLED1aと緑色のLED1aとを組み合わせることによって構成し、LED群1yを赤色のLED1bによって構成する。そして、上述したように、赤色、緑色、青色の輝度の比率が3:6:1となるように個数設定する。このとき、赤色、緑色、青色のLEDそれぞれの発光輝度が等しいものとすると、LED群1yが、3x個の赤色のLED1bで構成されると、LED群1xが、x個の青色のLED1aと、6x個の緑色のLED1aとで構成されることとなる。そして、赤色、緑色、青色のLEDそれぞれの動作電圧が等しいものとすると、LED群1yに抵抗が直列に接続されて、LED1a,1bに同等の動作電流が流れるように設定される。
このようにして、LED群1x,1yが構成されるとき、例えば、青色及び緑色のLED1aと赤色のLED1bとの配列関係を、図7(b)に示すようにすることで、LED群1x,1yを共に全光状態としたときにLEDユニット1の発光色が一様化させるようにしても構わない。即ち、LED群1xでは、6個の緑色のLED1a(図7(b)中の符号GのLED)の中央位置に1個の青色のLED1a(図7(b)中の符号BのLED)が配置される。そして、LED群1yでは、6個の緑色のLED1a(G)と1個の青色のLED1a(B)による1群を略3等分する位置に、3個の赤色のLED1b(図7(b)中の符号RのLED)が配置される。
このように構成することで、第1パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1xのみが発光することとなり、水色の光がLEDユニット1より照射される。そして、第1パルス信号の出力タイミングに応じて、水色の光の輝度が設定される。又、第2パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1yのみが発光することとなり、赤色の光がLEDユニット1より照射される。そして、第2パルス信号の出力タイミングに応じて、赤色の光の輝度が設定される。
更に、第1及び第2パルス信号をドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、(1)の場合と同様、LED群1x,1yが発光することとなり、白色の光がLEDユニット1より照射される。このとき、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて長いと、水色に近い白色の光がLEDユニット1から照射され、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて短いと、赤色に近い白色の光がLEDユニット1から照射される。又、このようにLEDユニット1から照射する光の色調を設定する第1及び第2パルス信号の出力タイミングに応じて、LEDユニット1からの白色の光の輝度も設定される。
このように、第1及び第2パルス信号の出力タイミングによってLED1x,1yそれぞれの発光量(輝度)を独立して制御することによって、水色、赤色、白色の各色の間での演色ができる。よって、第1及び第2パルス信号の出力タイミングを時間軸に沿って変化させることにより、LEDユニット1から発光する色を時間的に変化させるイルミネーションなどに利用することができる。又、LED1x,1y両方を発光させることで、例えば、照明用の白色灯として利用することができる。
(3)LED群1xを赤色と青色のLEDとしたときの組み合わせ
この場合、LED群1xを、赤色のLED1aと青色のLED1aとを組み合わせることによって構成し、LED群1yを緑色のLED1bによって構成する。そして、上述したように、赤色、緑色、青色の輝度の比率が3:6:1となるように個数設定する。このとき、赤色、緑色、青色のLEDそれぞれの発光輝度が等しいものとすると、LED群1yが、6x個の緑色のLED1bで構成されると、LED群1xが、x個の青色のLED1aと、3x個の赤色のLED1aとで構成されることとなる。そして、赤色、緑色、青色のLEDそれぞれの動作電圧が等しいものとすると、LED群1xに抵抗が直列に接続されて、LED1a,1bに同等の動作電流が流れるように設定される。
このようにして、LED群1x,1yが構成されるとき、例えば、青色及び赤色のLED1aと緑色のLED1bとの配列関係を、図7(c)に示すようにすることで、LED群1x,1yを共に全光状態としたときにLEDユニット1の発光色が一様化させるようにしても構わない。即ち、LED群1xでは、2個の赤色のLED1a(図7(c)中の符号RのLED)に挟まれるように、1個の赤色のLED1a(R)と1個の青色のLED1a(図7(c)中の符号BのLED)が配置される。そして、LED群1yを構成する6個の緑のLED1b(図7(c)中の符号GのLED)による1群を略4等分する位置に、上述の3個の赤色のLED1a(R)と1個の青色のLED1a(B)が配置される。
このように構成することで、第1パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1xのみが発光することとなり、紫色の光がLEDユニット1より照射される。そして、第1パルス信号の出力タイミングに応じて、紫色の光の輝度が設定される。又、第2パルス信号のみがドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、LED群1yのみが発光することとなり、緑色の光がLEDユニット1より照射される。そして、第2パルス信号の出力タイミングに応じて、緑色の光の輝度が設定される。
更に、第1及び第2パルス信号をドライバ回路3よりSSR2に供給される場合、(1)の場合と同様、LED群1x,1yが発光することとなり、白色の光がLEDユニット1より照射される。このとき、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて長いと、紫色に近い白色の光がLEDユニット1から照射され、LED群1xのON期間T1がLED群1yのON期間T2に比べて短いと、緑色に近い白色の光がLEDユニット1から照射される。又、このようにLEDユニット1から照射する光の色調を設定する第1及び第2パルス信号の出力タイミングに応じて、LEDユニット1からの白色の光の輝度も設定される。
このように、第1及び第2パルス信号の出力タイミングによってLED1x,1yそれぞれの発光量(輝度)を独立して制御することによって、紫色、緑色、白色の各色の間での演色ができる。よって、第1及び第2パルス信号の出力タイミングを時間軸に沿って変化させることにより、LEDユニット1から発光する色を時間的に変化させるイルミネーションなどに利用することができる。又、LED1x,1y両方を発光させることで、例えば、照明用の白色灯として利用することができる。
5.SSRの構成
上述のようにLEDユニット1が構成されるとき、このLEDユニット1への商用電源4からの電力供給を決定するSSR2の構成について、以下に説明する。このSSR2として、光トリガ型のトライアックを利用するものや、ゲート電流トリガ型のトライアックを利用するものがある。
(光トリガ型)
SSR2を光トリガ型のトライアックによるものとするとき、ドライバ回路3からのパルス信号によって駆動するLEDを1次側に備えるとともに、1次側のLEDからの光によって動作する双方向型のサイリスタである光点弧用トライアックを2次側に備える。尚、1次側のLEDと、2次側のトライアックとによって、フォトトライアックカプラが形成される。このフォトトライアックカプラを備えるSSR2の構成例について、説明する。尚、ドライバ回路3からは、フォトトライアックカプラのLEDに対して、LEDのアノード側がカソード側より電圧が高くなりLEDを導通させるパルス信号(上述の第1及び第2パルス信号を含む全てのパルス信号に相当)を発生する。
(1)フォトトライアックカプラのみによる構成
商用電源4より供給される交流電流が0.1A(実効値)以下となる場合は、図8(a)に示すように、SSR2が、フォトトライアックカプラ20だけの構成とされる。即ち、ドライバ回路3からのパルス信号で発光動作を行う1次側のLED21と、LED21からの光を受光してON/OFF駆動する2次側のフォトトライアック22と、を備える。
そして、フォトトライアック22がLEDユニット1と抵抗R1との間でLEDユニット1及び抵抗R1と直列に接続されることで、LEDユニット1の導通制御が成される。又、このフォトトライアック22は、LED21の発光に同期してON/OFF動作する非ゼロクロス型として働く。尚、LED21の発光に同期してフォトトライアック22が動作するには、商用電源4からの交流電圧により与えられる交流電圧が、ON電圧(例えば、約1.5V)よりも高い状態である必要がある。
このように構成されるとき、図2のタイミングチャートに示すように、ドライバ回路3から第1パルス信号P1が与えられると、LED21が発光して、LED21からの光を受光したフォトトライアック22が導通状態となり、第1導通期間となる。そのため、商用電源4からの交流電圧VaがLED群1xの動作電圧よりも高いと、LEDユニット1に電流が流れる。又、ドライバ回路3から第2パルス信号P2が与えられるときについても同様に、LED21が発光して、LED21からの光を受光したフォトトライアック22が導通状態となり、第2導通期間となる。そのため、商用電源4からの交流電圧VaがLED群1yの動作電圧よりも高いと、LEDユニット1に電流が流れる。
このように非ゼロクロス型とした場合、パルス信号に対する動作応答が速く、フォトトライアック22が導通状態となる第1及び第2導通期間の長さが、ドライバ回路3からのパルス信号の出力タイミングによって設定される。又、フォトトライアック22にLEDユニット1を流れる負荷電流が流れる構成とされる。そのため、上述したように、フォトトライアック22によってLEDユニット1に流す負荷電流が制限されてしまい、交流電流が0.1A(実効値)以下となる場合に使用される。
(2)メイントライアックを組み合わせた構成
又、商用電源4より供給される交流電流が0.1A(実効値)より大きく8A(実効値)以下となる場合は、図8(b)に示すように、SSR2が、フォトトライアックカプラ20によってON/OFF駆動するメイントライアック23を2次側に更に備えた構成とされる。即ち、メイントライアック23が、LEDユニット1と抵抗R1との間でLEDユニット1及び抵抗R1と直列に接続される。そして、メイントライアック23の一端(図中ではLEDユニット1側)とゲートとの間に、フォトトライアックカプラ20のフォトトライアック22が接続されることで、LEDユニット1の導通制御が成される。
このように構成されるとき、図2のタイミングチャートに示すように、ドライバ回路3から第1パルス信号P1が与えられると、LED21が発光して、LED21からの光を受光したフォトトライアック22が導通状態となる。これにより、導通状態のフォトトライアック22を通じて電流がメイントライアック23のゲートに流れ込み、メイントライアック23が導通状態となり、第1導通期間となる。そのため、商用電源4からの交流電圧VaがLED群1xの動作電圧よりも高いと、LEDユニット1に電流が流れる。
又、ドライバ回路3から第2パルス信号P2が与えられるときについても同様に、LED21が発光して、LED21からの光を受光したフォトトライアック22が導通状態となるため、導通状態のフォトトライアック22を通じて電流がメイントライアック23のゲートに流れ込む。これにより、メイントライアック23が導通状態となり、第2導通期間となるため、商用電源4からの交流電圧VaがLED群1yの動作電圧よりも高いと、LEDユニット1に電流が流れる。
本構成においても、非ゼロクロス型とするため、パルス信号に対する動作応答が速く、フォトトライアック22が導通状態となる第1及び第2導通期間の長さが、ドライバ回路3からのパルス信号の出力タイミングによって設定される。又、メイントライアック23にLEDユニット1を流れる負荷電流が流れる構成とされるため、フォトトライアック22に負荷電流が流れる構成としたときよりも大きな電流を流すことができる。よって、上述したように、交流電流が0.1A(実効値)以上8A(実効値)以下となる場合に使用することができる。
(3)ゼロクロス型とした構成
又、上述の2構成において、非ゼロクロス型のフォトトライアックカプラを用いたが、ゼロクロス型のフォトトライアックカプラを用いた構成としても構わない。図9(a)及び図9(b)のように、フォトトライアックカプラとして、図8(a)及び図8(b)のフォトトライアックカプラ20に対して2つのゼロクロス回路24a,24bを追加した構成のフォトトライアックカプラ20aが使用される。その他の構成については、上述の2構成(図8(a)及び図8(b)の構成)と同一である。尚、ゼロクロス回路24a,24bについては、公知又は周知のゼロクロス回路を用いるものとし、その詳細な説明については省略する。
そして、ゼロクロス回路24aが、フォトトライアック22の一方の端子とゲートの間に構成されるとともに、ゼロクロス回路24bが、フォトトライアック22の他方の端子とゲートの間に構成される。そして、このゼロクロス回路24a,24bにより、LED21が発光していたとしても、フォトトライアック22の両端にかかる電圧が所定の電圧値以下でなければ、フォトトライアック22が導通状態とならない。
上述の2構成と異なり、商用電源4からの交流電圧がゼロクロスするまでLED21を発光させるようなパルス信号を発生させる必要がある。又、非ゼロクロス型のように、商用電源4からの交流電圧の半周期よりも短い期間で、第1及び第2導通期間の調整が不可能となるが、その動作を安定させることができる。このゼロクロス型のフォトトライアックカプラを使用したときの動作の安定化は、その耐ノイズ性の向上やフォトトライアックカプラでのスイッチング動作時に発生するノイズ電流の抑制に基づくものである。
即ち、ゼロクロス型のフォトトライアックカプラとすることで、商用電源4からの電圧がフォトトライアック22に急激に印加されることや、商用電源4からのAC電源に重畳される電圧ノイズによりフォトトライアック22が誤動作することを軽減することができる。又、商用電源4からの交流電圧が最大値又は最小値付近となるタイミングで、フォトトライアック22がONした際に、急激な高い動作電流が発生することを防ぐことができる。これにより、負荷であるLEDユニット1に高い動作電流が急激に流れることを防いで、LEDユニット1内のLED1a,1bの劣化や破壊などを防止することができる。
(ゲート電流トリガ型)
上述の光トリガ型の場合、SSR2の1次側と2次側の間で光を仲介することで、SSR2の2次側の導通状態をON/OFF切り換えするため、その絶縁する機能を備えるものとできるが、1次側にパルス信号を与えるドライバ回路3に電力供給するDC電源5をも商用電源4から取得される場合は、1次側と2次側で絶縁する必要がない。そのため、図10のように、ゲート電流トリガ型のトライアック20bによってSSR2を構成することができる。
このトライアック20bは、LEDユニット1と抵抗R1との間でLEDユニット1及び抵抗R1と直列に接続されるとともに、その両端それぞれに対する2つのゲートG1,G2を備える。即ち、LEDユニット1と接続される端子Ta側にゲートG1が、抵抗R1と接続される端子Tb側にゲートG2が、それぞれ設けられている。そして、ゲートG1に、ドライバ回路3より第2パルス信P2が入力されて、第2導通期間が制御されることで、LED群1yの発光期間(発光量)が制御される。又、ゲートG2に、ドライバ回路3より第1パルス信P1が入力されて、第1導通期間が制御されることで、LED群1xの発光期間(発光量)が制御される。
このように、ゲート電流トリガ型のトライアック20bによってSSR2を構成した場合においても、光トリガ型のフォトトライアック20によってSSR2を構成した場合と同様の発光駆動動作を行うことができる。そして、LED21を不要とするため、光トリガ型と比べて、その構成をより簡単な構成とすることができる。又、商用電源4からDC電源5を生成する場合は、例えば、図11(a)に示すように、商用電源4に接続されて整流動作を行うブリッジ回路51と、ブリッジ回路51の後段に接続される平滑回路52を設けることで、DC電源5と同等の直流電圧をドライバ回路3に供給することができる。
このとき、平滑回路52が、図11(a)に示すように、ブリッジ回路51の接点Aにアノードが接続されたダイオードDxと、ダイオードDxのカソードに一端が接続されてドライバ回路2と並列に接続されたコンデンサCxと、コンデンサCxの他端とブリッジ回路51の接点Cとの間にドライバ回路2と直列に接続された抵抗Rxとによって構成される。尚、ブリッジ回路51の接点B及び接点Dに商用電源4が接続される。
更に、このとき、例えば、図11(b)に示すように、ブリッジ回路51の接点Aにコレクタが接続されるとともにブリッジ回路51の接点Cにエミッタが接続されたフォトトランジスタTrを設けるものとしても構わない。このようにすることで、フォトトランジスタTrに外光の入光がないときは、フォトトランジスタTrが非導通となるため、ドライバ回路2に対して平滑回路52より電力供給が成される。逆に、フォトトランジスタTrに外光が入光したときは、フォトトランジスタTrが導通となるため、ドライバ回路2に対して平滑回路52からの電力の供給がない。
6.各種保護構成
上述のようにSSR2を構成するときにおいて、各種保護対策として、上記の構成に追加するものとしても構わない。即ち、図12に示すように、抵抗R2とコンデンサC1との直列回路によって構成されるスナバ回路9をSSR2と並列に接続することで、商用電源4による急激な過電圧からSSR2を保護する構成とすることができる。又、図13に示すように、商用電源4とLEDユニット1との間にヒューズ10を直列に接続することで、商用電源4による急激な電圧変化により過電流がLEDユニット1に流れることで、LEDユニット1内のLED1a,1bの過電流サージ破壊を防止する構成することができる。
更に、LEDユニット1において、図14に示すように、LED群1x,1yそれぞれに、直列接続したLED1a,1bと同じ電流方向で接続する整流ダイオードD1,D2を設けることで、LED群1x,1yそれぞれの逆耐圧補償を行うことできる。これにより、LED群1x,1yそれぞれを構成するLED1a,1bの逆耐圧のばらつきによって、LED群1x,1y全体の逆耐圧が低くなったとしても、LED群1x,1yへの逆流を防止することができ、その安全性を補償することができる。
尚、これらの各種保護構成については、その設計時において必要とされる構成が採用されるもので、それぞれを組み合わせて構成しても構わないし、不要となる場合は、その構成を省略するものとしても構わない。
これらの上述の各構成や動作について、以下の各実施形態では共通に利用される構成や動作であるため、以下の各実施形態では、その詳細な説明については省略する。又、以下の各実施形態では、LEDユニット1の発光量の制御動作について、制御の基準となる信号と、その信号による制御動作について説明するものとする。
<第1の実施形態>
上述した基本構成(図1)に対して、LEDユニット1に流れる電流を検出してドライバ回路にフィードバックする第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図15は、本実施形態におけるLED発光装置の構成を示すブロック図である。尚、図15の構成において、図1の構成と同一の目的で使用する部分及び素子については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図15のLED発光装置は、図1のLED発光装置の構成に、抵抗R1の両端の電圧を検出することで負荷電流の電流値を検出する電流検出器11を追加した構成とし、この電流検出器11で検出した値がドライバ回路3に与えられる。そして、ドライバ回路3では、操作部6又は赤外線信号受信部7によって指示された電流値と、電流検出器11で検出した電流値とを比較し、指示された電流値に近づくようにパルス信号の出力が行われる。
電流検出器11では、商用電源4からのAC電源の半周期毎に、抵抗R1即ちLEDユニット1を流れるピーク電流を検出し、検出したピーク電流をドライバ回路3に与える。以下において、LED群1xに電流が流れるときの商用電源4によるAC電源の「往側」とし、LED群1yに電流が流れるときの商用電源4によるAC電源の「復側」とする。よって、往側における負荷電流のピーク電流がドライバ回路4に与えられると、SSR2に供給する第1パルス信号の出力タイミングが調整され、復側における負荷電流のピーク電流がドライバ回路4に与えられると、SSR2に供給する第2パルス信号の出力タイミングが調整される。
このように動作するLED発光装置において、電流検出器11が、図16のような構成とされる。図16に示す電流検出器11は、抵抗R1の商用電源4側の一端が反転入力端子に接続されるとともに抵抗R1の他端が非反転入力端子に接続された差動増幅回路111と、差動増幅回路111の出力端子にアノードが接続されるダイオードDaと、差動増幅回路111の出力端子にカソードが接続されるダイオードDbと、ダイオードDaのカソードに一端が接続されるとともに他端が接地されることで並列回路を構成するコンデンサCa及び抵抗Raと、ダイオードDbのアノードに一端が接続されるとともに他端が接地されることで並列回路を構成するコンデンサCb及び抵抗Rbと、を備える。
又、ドライバ回路3は、図17に示すように、SSR2に供給する第1及び第2パルス信号それぞれを発生するパルス発生回路31と、パルス発生回路31における第1及び第2パルス信号の出力タイミングを設定する信号処理回路32と、を備える。このように構成されるとき、操作部6又は赤外線信号受信部7からの調光制御信号が信号処理回路32に与えられると、調光制御信号を解析することにより第1及び第2パルス信号の出力タイミングが設定される。そして、設定した第1及び第2パルス信号の出力タイミングによって、パルス発生回路31が第1及び第2パルス信号をSSR2に出力する。
このように、ドライバ回路3によって、LEDユニット1のLED群1x,1yそれぞれの発光量(発光時間)が、外部からの調光制御信号に基づいて制御される。即ち、LED群1xの輝度を高くする場合、LED群1xの発光時間を長くするように、第1パルス信号の出力タイミングが設定され、逆に、LED群1xの輝度を低くする場合、LED群1xの発光時間を短くするように、第1パルス信号の出力タイミングが設定される。尚、LED群1yの輝度に対して設定される第2パルス信号の出力タイミングについても同様である。
そして、この外部からの調光制御信号に応じて第1及び第2パルス信号がパルス発生回路31より出力されているとき、電流検出器11によって抵抗R1の両端の電圧が検出されることで、LEDユニット1を流れる負荷電流の検出が行われる。このとき、商用電源4から流れる電流が往側である場合、LED群1xに電流が流れて、その負荷電流による電圧が抵抗R1に現れる。そして、抵抗R1の両端の電圧が差動増幅回路111に入力されると、差動増幅回路111の出力が正となるため、ダイオードDa及びコンデンサCaによって、負荷電流のピーク値に相当する電圧がコンデンサCaと抵抗Raとの接続ノードに現れる。
よって、コンデンサCaと抵抗Raとの接続ノードに現れる負荷電流のピーク値に相当する電圧がドライバ回路3に与えられることにより、商用電源4からの交流電圧が往側となるときの負荷電流のピーク値がドライバ回路3の信号処理回路32で確認される。信号処理回路32では、コンデンサCaと抵抗Raとの接続ノードに現れる電圧より、負荷電流のピーク値を確認すると、この負荷電流のピーク値に基づいて、負荷電流の実効値を求める。そして、求めた負荷電流の実効値と、実際に必要とされる負荷電流の実効値とを比較することで、LED群1xに流れている負荷電流の大小を確認する。
同様に、商用電源4から流れる電流が復側である場合、LED群1yに電流が流れて、その負荷電流による電圧が抵抗R1に現れるため、差動増幅回路111の出力が負となり、ダイオードDb及びコンデンサCbによって、負荷電流のピーク値に相当する電圧がコンデンサCbと抵抗Rbとの接続ノードに現れる。よって、ドライバ回路3では、コンデンサCbと抵抗Rbとの接続ノードに現れる電圧より負荷電流のピーク値を確認し、この負荷電流のピーク値に基づいて、負荷電流の実効値を求める。そして、求めた負荷電流の実効値と、実際に必要とされる負荷電流の実効値とを比較することで、LED群1yに流れている負荷電流の大小を確認する。
このようにして、LED群1x,1yそれぞれの負荷電流の大小が確認されると、その大小に基づいて、パルス発生回路31による第1及び第2パルス信号の出力タイミングを変化させる。即ち、信号処理回路32において、LED群1x,1yの負荷電流が大きいことが、電流検出器11の検出結果より確認されると、第1及び第2パルス信号の出力タイミングが、第1及び第2導通期間が短くなるようなタイミングに変更される。逆に、信号処理回路32において、LED群1x,1yの負荷電流が小さいことが、電流検出器11の検出結果より確認されると、第1及び第2パルス信号の出力タイミングが、第1及び第2導通期間が長くなるようなタイミングに変更される。
このように、本実施形態によると、商用電源4の交流電圧の往側及び復側それぞれに対して、負荷電流のピーク値を検出するピーク検出回路を設けることで、簡単な回路でLEDユニット1を流れる負荷電流の検出を行うことができる。そして、LEDユニット1の負荷電流の検出値をドライバ回路3に与えることで、外部より指示された発光量による発光が成されるように、SSR2に対して与えるパルス信号の出力タイミングをフィードバック制御することができる。
尚、本実施形態において、LEDユニット1を補償するための抵抗R1の両端の電圧を検出することで、負荷電流が検出されるものとしたが、この抵抗R1とは別に直列に抵抗を設置し、この抵抗の両端の電圧を検出することで、負荷電流が検出されるものとしても構わない。このとき、負荷電流検出用の抵抗が新たに設置される構成となるが、この抵抗についても、LEDユニット1を補償するための抵抗R1の一部として働く。又、負荷電流の実効値については、電流検出器からの電圧信号の値と負か電流の実効値との相関データを予め求めて得られたデータテーブルを参照することで、求められるものとしても構わない。
<第2の実施形態>
上述した基本構成(図1)に対して、LEDユニット1に流れる電流を検出してドライバ回路にフィードバックする第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図18は、本実施形態におけるLED発光装置の構成を示すブロック図である。尚、図18の構成において、図15の構成と同一の目的で使用する部分及び素子については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図18のLED発光装置は、図1のLED発光装置の構成に、LEDユニット1のLED群1x,1yそれぞれに直列に接続された抵抗R2x,R2yと、抵抗R2x,R2yそれぞれの両端の電圧を検出することで負荷電流の電流値を検出する電流検出器11x,11yと、を追加した構成とし、この電流検出器11x,11yで検出した値がドライバ回路3に与えられる。そして、抵抗R2x,R2yの一端がそれぞれLED1a,1bのカソードに接続されるとともに、抵抗R2x,R2yの他端がそれぞれLED1b,1aのアノードに接続される。
電流検出器11xが、商用電源4からの交流電圧が「往側」であり、LED群1xに電流が流れるときの負荷電流を検出し、電流検出器11yが、商用電源4からの交流電圧が「復側」であり、LED群1yに電流が流れるときの負荷電流を検出する。そして、ドライバ回路3では、操作部6又は赤外線信号受信部7によって指示された電流値と、電流検出器11x,11yで検出した電流値とを比較し、指示された電流値に近づくようにパルス信号の出力が行われる。
このように動作するLED発光装置において、電流検出器11x,11yが、図19のような構成とされる。尚、電流検出器11x,11yの構成は同一であるため、図19においては、電流検出器11xの構成を示し、電流検出器11yに対して相当する部分については、括弧内の符号で示す。図19に示す電流検出器11x(11y)は、抵抗R2x(R2y)の両端の電圧を増幅する差動増幅回路112と、差動増幅回路112の出力端子に一端が接続された抵抗Rと、抵抗Rの他端に一端が接続されると共に他端が接地されたコンデンサCとを、備える。
この電流検出器11x(11y)において、抵抗RとコンデンサCとの接続ノードに現れる電圧が、LED群1x(1y)を流れる負荷電流の大きさを表す。又、差動増幅回路112では、非反転入力端子に抵抗R2x(R2y)の一端とLED1a(1b)のカソードとの接続ノードが接続され、反転入力端子に抵抗R2x(R2y)の他端とLED1b(1a)のアノードとの接続ノードが接続される。図19のように電流検出器11x,11yが構成されるLED発光装置において、ドライバ回路3は、第1の実施形態のLED発光装置と同様、図17に示す構成となる。
本実施形態では、第1の実施形態と異なり、LED群1x,1yそれぞれに対して電流検出器11x,11yが設けられるが、その他の構成については、第1の実施形態と同様である。又、その動作についても、電流検出器11x,11yからの検出結果を用いて負荷電流の調整を行う部分が異なり、その他の部分については同様の動作を行う。よって、以下では、電流検出器11x,11yの検出動作について説明し、その他の動作部分については、第1の実施形態を参照するものとして、その詳細な説明については省略する。
商用電源4からの交流電圧が「往側」であり、LED群1xに電流が流れるとき、電流検出器11xでは、差動増幅回路112で抵抗R2xの両端に現れる電圧が増幅される。そして、抵抗RとコンデンサCとによって、差動増幅回路112からの出力電圧が平滑されて、ドライバ回路3に与えられる。よって、ドライバ回路3には、LED群1xに流れる負荷電流の電流値を平滑化した値に相当する電圧信号が与えられる。又、商用電源4からの交流電圧が「復側」であり、LED群1yに電流が流れるとき、電流検出器11yでは、差動増幅回路112で抵抗R2yの両端に現れる電圧が増幅され、抵抗RとコンデンサCとによって平滑される。よって、ドライバ回路3には、LED群1yに流れる負荷電流の電流値を平滑化した値に相当する電圧信号が与えられる。
このようにして、電流検出器11x,11yそれぞれからの電圧信号がドライバ回路3で与えられると、信号処理回路32において、LED群1x,1yを流れる負荷電流の実効値を求め、求めた負荷電流の実効値と、実際に必要とされる負荷電流の実効値とを比較することで、LED群1x,1yに流れている負荷電流の大小を確認する。そして、確認した負荷電流の大小に基づいて、パルス発生回路31による第1及び第2パルス信号の出力タイミングを変化させることができる。
本実施形態では、第1の実施形態と異なり、LED群1x,1yそれぞれに対して電流検出器を設けた構成とするため、第1の実施形態に比べて、その負荷電流の検出を比較的精度良く検出することができる。又、第1の実施形態と同様、LEDユニット1の負荷電流の検出値をドライバ回路3に与えることで、外部より指示された発光量による発光が成されるように、SSR2に対して与えるパルス信号の出力タイミングをフィードバック制御することができる。
<第3の実施形態>
上述した基本構成(図1)に対して、LEDユニット1からの発光色を検出してドライバ回路にフィードバックする第3の実施形態について、図面を参照して説明する。図20は、本実施形態におけるLED発光装置の構成を示すブロック図である。尚、図20の構成において、図1の構成と同一の目的で使用する部分及び素子については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図20のLED発光装置は、図1のLED発光装置の構成に、LEDユニット1から出射される光の色温度を測定するカラーセンサ12を追加した構成とし、このカラーセンサ12で検出した値がドライバ回路3に与えられる。そして、ドライバ回路3では、カラーセンサ12で検出された色温度による色と、操作部6又は赤外線信号受信部7によって指示された色とを比較し、指示された色や波長に近づくようにパルス信号の出力が行われる。尚、カラーセンサ12として、例えば、赤色、緑色、及び青色の各色を分光するRGBフィルタと、RGBフィルタで分光された各色の輝度値を計測する各色に対応した受光素子と、によって構成される。
このように構成するLED発光装置では、商用電源4からの交流電圧が「往側」であり、LED群1xに電流が流れるとき、カラーセンサ12によって、LED群1xからの発光色が検出され、ドライバ回路3に与えられる。よって、ドライバ回路3では、信号処理回路32において、操作部6又は赤外線信号受信部7からの調光制御信号によって指示されるLED群1xの発光色と、カラーセンサ12によって検出された発光色とが比較される。即ち、カラーセンサ12によって与えられる発光色の色温度や波長が確認され、指示されたものと比較する。そして、その比較結果に基づいて、パルス発生回路31における第1パルス信号の出力タイミングを設定し、LED群1xの発光量(発光時間)が制御されることで、指示された色の発光が行われるように、フィードバック制御される。
同様に、商用電源4からの交流電圧が「復側」であり、LED群1yに電流が流れるとき、カラーセンサ12によって、LED群1yからの発光色が検出されてドライバ回路3に与えられ、信号処理回路32において、調光制御信号によって指示されるLED群1yの発光色と、カラーセンサ12によって検出された発光色とが比較される。そして、その比較結果に基づいて、パルス発生回路31における第2パルス信号の出力タイミングを設定し、LED群1yの発光量(発光時間)が制御されることで、指示された色の発光が行われるように、フィードバック制御される。
このように、本実施形態によると、カラーセンサ12を設けることによって、LED群1x,1yの発光量を、調光制御信号によって指示される波長の色に近い値にフィードバック制御することができる。又、このカラーセンサ12による色温度や色波長の検出により、LEDユニット1の輝度調整や電流調整による過電流保護機能を実現することができる。
尚、本実施形態において、カラーセンサ12をLEDユニット1に対して1体とする場合、設置される色フィルタを、LED群1x,1yそれぞれを構成するLED1a,1bの発光色に応じたものとする。又、カラーセンサ12を、LED群1xの色温度や色波長の検出を行うセンサと、LED群1yの色温度や色波長の検出を行うセンサとを、別体として構成するものとしても構わない。このとき、LED群1xの発光色を検出するセンサの色フィルタを、LED群1xを構成するLED1aの発光色に応じたものとするとともに、LED群1yの発光色を検出するセンサの色フィルタを、LED群1yを構成するLED1bの発光色に応じたものとすることができる。
又、第1〜第3の実施形態において、初期状態において、全光状態でLED群1x,1yを駆動させる際、実際駆動させる期間を、SSR2の2次側を常に導通させて駆動可能な期間の90〜95%としても構わない。即ち、初期状態において、全光状態を指示してLED群1x,1yそれぞれをONとさせる期間が、ONとすることが可能な期間の90〜95%とすることで、本来の発光時間よりも短く設定する。これにより、長期使用によってLED群1x,1yを流れる負荷電流値が小さくなった場合に、残りの5〜10%分の発光時間を利用して、輝度上昇を行って「全光状態」の輝度を補うことができる。
本発明は、演色照明やイルミネーション照明を行うものを含む照明器具に適用することができる。又、LEDの組み合わせによっては、LED信号機や、冷蔵庫内の保鮮度用LED灯や、野菜培養用LED灯や、殺菌灯などへの適用も可能である。
は、本発明のLED発光装置の基本構成となる内部構成を示すブロック図である。 は、図1のLED発光装置における各部の状態を示すタイミングチャートである。 は、LEDユニットにおける全光状態及び調光状態それぞれの動作状態を示すタイミングチャートである。 は、図1のLED発光装置における抵抗を可変としたときのブロック図である。 は、LEDユニットを並列に複数接続したときのLED発光装置の構成を示すブロック図である。 は、LEDの概略構成を示す断面図である。 は、LEDユニットを構成する各LED群におけるLEDの配列例を示す図である。 は、光トリガ型のSSRの構成例を示す回路図である。 は、光トリガ型のSSRの別の構成例を示す回路図である。 は、ゲート電流トリガ型のSSRの構成例を示す回路図である。 は、直流電源の代わりに商用電源からの交流電源を直流電源に変換して供給するときの構成を示す図である。 は、スナバ回路を備えた構成としたときのLED発光装置の内部構成を示すブロック図である。 は、ヒューズを備えた構成としたときのLED発光装置の内部構成を示すブロック図である。 は、逆耐圧補償を与えたLEDユニットの構成を示すブロック図である。 は、第1の実施形態のLED発光装置の内部構成を示すブロック図である。 は、図15のLED発光装置における電流検出器の構成を示す回路図である。 は、図15のLED発光装置におけるドライバ回路の構成を示すブロック図である。 は、第2の実施形態のLED発光装置の内部構成を示すブロック図である。 は、図18のLED発光装置における電流検出器の構成を示す回路図である。 は、第3の実施形態のLED発光装置の内部構成を示すブロック図である。 は、AC電源で駆動する従来のLED発光装置の構成を示すブロック図である。 は、DC電源で駆動する従来のLED発光装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 LEDユニット
1x,1y LED群
1a,1b LED
2 SSR
3 ドライバ回路
4 商用電源
5 DC電源
6 操作部
7 赤外線信号受信部
8 リモコン
9 スナバ回路
10 ヒューズ
11,11x,11y 電流検出器

Claims (7)

  1. 数の第1LEDを直列接続した第1LED群と、前記第1LED群に対して逆並列接続され且つ複数の第2LEDを直列接続した第2LED群とを備え、前記第1LED群と前記第2LED群との発光色を異ならせ、交流電源からの正の電圧によって前記第1のLED群を負の電圧によって前記第2のLED群を発光させるLED発光装置において、
    前記第1LED群の発光時間を第1パルス信号で制御し、前記第2LED群の発光時間を第2パルス信号で制御する演色制御手段と、
    前記第1及び第2パルス信号を受けて前記第1及び第2LED群を位相制御によりON制御を行うスイッチ手段と、
    を設けたことを特徴とするLED発光装置
  2. 前記第1及び第2パルス信号の出力タイミングを時間軸に沿って変化させることを特徴とする請求項1記載のLED発光装置
  3. 前記第1LED群と第2LED群とを近接設置したことを特徴とする請求項1又は2記載のLED発光装置
  4. 前記第1LED群の発光時間と前記第2LED群の発光時間を設定入力する操作部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のLED発光装置
  5. 前記第1LED群の発光時間と前記第2LED群の発光時間を設定入力するリモートコントローラー及び赤外線信号受信部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のLED発光装置
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のLED発光装置を用いた照明器具
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のLED発光装置を用いた灯具
JP2007050425A 2007-02-28 2007-02-28 Led発光装置及びled発光装置を用いた機器及び灯具 Expired - Fee Related JP4430084B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007050425A JP4430084B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 Led発光装置及びled発光装置を用いた機器及び灯具
US12/030,492 US7764028B2 (en) 2007-02-28 2008-02-13 LED drive circuit and LED light-emitting device
KR1020080016179A KR100980420B1 (ko) 2007-02-28 2008-02-22 Led 구동 회로 및 led 발광 장치
CN2008100806760A CN101257750B (zh) 2007-02-28 2008-02-28 发光二极管驱动电路和发光二极管发光设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007050425A JP4430084B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 Led発光装置及びled発光装置を用いた機器及び灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008218043A JP2008218043A (ja) 2008-09-18
JP4430084B2 true JP4430084B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=39715102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007050425A Expired - Fee Related JP4430084B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 Led発光装置及びled発光装置を用いた機器及び灯具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7764028B2 (ja)
JP (1) JP4430084B2 (ja)
KR (1) KR100980420B1 (ja)
CN (1) CN101257750B (ja)

Families Citing this family (104)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9198237B2 (en) 2004-02-25 2015-11-24 Lynk Labs, Inc. LED lighting system
US8179055B2 (en) 2007-10-06 2012-05-15 Lynk Labs, Inc. LED circuits and assemblies
US10499465B2 (en) 2004-02-25 2019-12-03 Lynk Labs, Inc. High frequency multi-voltage and multi-brightness LED lighting devices and systems and methods of using same
EP1731003B1 (en) 2004-02-25 2011-03-30 Michael Miskin Ac light emitting diode and ac led drive methods and apparatus
US10091842B2 (en) 2004-02-25 2018-10-02 Lynk Labs, Inc. AC light emitting diode and AC LED drive methods and apparatus
WO2011143510A1 (en) 2010-05-12 2011-11-17 Lynk Labs, Inc. Led lighting system
US10506674B2 (en) 2004-02-25 2019-12-10 Lynk Labs, Inc. AC light emitting diode and AC LED drive methods and apparatus
US10575376B2 (en) 2004-02-25 2020-02-25 Lynk Labs, Inc. AC light emitting diode and AC LED drive methods and apparatus
US10154551B2 (en) 2004-02-25 2018-12-11 Lynk Labs, Inc. AC light emitting diode and AC LED drive methods and apparatus
US20060006820A1 (en) * 2004-07-07 2006-01-12 Roseman Douglas L Horticultural lighting system
US11297705B2 (en) 2007-10-06 2022-04-05 Lynk Labs, Inc. Multi-voltage and multi-brightness LED lighting devices and methods of using same
US10986714B2 (en) 2007-10-06 2021-04-20 Lynk Labs, Inc. Lighting system having two or more LED packages having a specified separation distance
CN101940063A (zh) * 2008-02-06 2011-01-05 Nxp股份有限公司 光色可调性
US8354800B2 (en) * 2008-09-07 2013-01-15 Q Technology, Inc. Lighting source with low total harmonic distortion
US8600354B2 (en) * 2008-10-29 2013-12-03 Kyocera Corporation Portable electronic device
JP4864994B2 (ja) * 2009-03-06 2012-02-01 シャープ株式会社 Led駆動回路、led照明灯具、led照明機器、及びled照明システム
ITRM20090198A1 (it) * 2009-04-27 2010-10-28 S Ele So Srl Serie di antiparallelo di diodi led per applicazioni di illuminotecnica
US7956546B2 (en) * 2009-05-15 2011-06-07 Bridgelux, Inc. Modular LED light bulb
EP2436236A4 (en) * 2009-05-28 2012-11-21 Lynk Labs Inc LED LIGHTING DEVICES, MULTI-TENSION AND MULTI-BRIGHTNESS, AND METHODS FOR THEIR USE
US20100308780A1 (en) * 2009-06-08 2010-12-09 Vishay Infrared Components, Inc. Phase-controlled non-zero-cross phototriac with isolated feedback
FR2946827A1 (fr) * 2009-06-12 2010-12-17 St Microelectronics Tours Sas Circuit de commande d'un dispositif d'eclairage a diodes electroluminescentes.
CN101841957A (zh) * 2009-07-17 2010-09-22 罗宏基 Led通电发光电路
CN101868091A (zh) * 2009-07-17 2010-10-20 罗宏基 Led通电发光电路
TWM370269U (en) * 2009-07-27 2009-12-01 Forward Electronics Co Ltd AC LED for preventing generation of harmonic wave and stroboscopic effect
TW201134305A (en) * 2009-07-27 2011-10-01 Koninkl Philips Electronics Nv Bleeder circuit
CN102474953B (zh) * 2009-07-28 2015-03-04 首尔半导体股份有限公司 发光装置的调光器
EP2465329B1 (en) * 2009-08-14 2019-10-16 Signify North America Corporation Spectral shift control for dimmable ac led lighting
US8373363B2 (en) 2009-08-14 2013-02-12 Once Innovations, Inc. Reduction of harmonic distortion for LED loads
US9433046B2 (en) 2011-01-21 2016-08-30 Once Innovations, Inc. Driving circuitry for LED lighting with reduced total harmonic distortion
US9232590B2 (en) 2009-08-14 2016-01-05 Once Innovations, Inc. Driving circuitry for LED lighting with reduced total harmonic distortion
US9380665B2 (en) 2009-08-14 2016-06-28 Once Innovations, Inc. Spectral shift control for dimmable AC LED lighting
KR100986570B1 (ko) 2009-08-31 2010-10-07 엘지이노텍 주식회사 반도체 발광소자 및 그 제조방법
CA2772759C (en) * 2009-09-04 2017-02-28 Koninklijke Philips Electronics N.V. Light emitting diode circuit
TWI430705B (zh) * 2009-09-16 2014-03-11 Novatek Microelectronics Corp 發光二極體的驅動裝置及其驅動方法
KR101107416B1 (ko) * 2009-10-14 2012-01-19 엘지이노텍 주식회사 발광 다이오드 구동 장치
CA2785721C (en) 2009-12-28 2020-10-27 Lynk Labs, Inc. High frequency multi-voltage and multi-brightness led lighting devices
WO2011093395A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 三菱化学株式会社 白色led発光デバイスの調光装置,及び照明システム
US9482397B2 (en) 2010-03-17 2016-11-01 Once Innovations, Inc. Light sources adapted to spectral sensitivity of diurnal avians and humans
EP2557900A1 (en) 2010-04-09 2013-02-13 Mitsubishi Chemical Corporation Light dimming apparatus and led illumination system
US8411025B2 (en) 2010-04-10 2013-04-02 Lg Innotek Co., Ltd. Lighting apparauts
KR101694995B1 (ko) * 2010-04-10 2017-01-24 엘지이노텍 주식회사 조명 장치 및 조명 장치의 제어 방법
JP5188540B2 (ja) * 2010-06-15 2013-04-24 株式会社遠藤照明 Led照明器具
US8388158B2 (en) 2010-06-18 2013-03-05 General Electric Company Appliance with an improved solid state device lighting
US8786210B2 (en) * 2010-06-30 2014-07-22 Welch Allyn, Inc. Drive circuit for light emitting diode
JP4922439B2 (ja) * 2010-07-01 2012-04-25 シャープ株式会社 Led制御装置,液晶表示装置
KR20120011771A (ko) * 2010-07-20 2012-02-08 양태허 전압배분 부하에 의해 분류하는 전류 레귤레이터 구동회로
BR112013001421A2 (pt) 2010-07-21 2016-05-24 Koninkl Philips Electronics Nv método para a iluminação controlada de uma área com um sistema de iluminação, produto de programa de computador, sistema de iluminação e sistema de iluminação
SE1000801A2 (sv) * 2010-07-29 2012-04-30 Andreas Vinnberg LED lampa
JP5760169B2 (ja) * 2010-10-25 2015-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 点灯装置および、これを用いた照明器具
JP5545866B2 (ja) * 2010-11-01 2014-07-09 シチズン電子株式会社 半導体発光装置
DE102010043613A1 (de) * 2010-11-09 2012-05-10 Tridonic Gmbh & Co. Kg Störsichere Leuchtmittelsteuerung
JP5605702B2 (ja) * 2010-12-21 2014-10-15 東芝ライテック株式会社 照明装置
JP2012138428A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Mitsubishi Chemicals Corp 2端子led発光デバイス及びそれを備えたled照明装置
JP2012138220A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Mitsubishi Chemicals Corp Led照明システム
US9210944B2 (en) 2011-01-28 2015-12-15 Yu Chen Physical method for maintaining freshness of vegetables and fruits via technology of optical signal and optical signal generator
KR101287901B1 (ko) 2011-02-25 2013-07-18 주식회사 우리조명지주 피엔접합 발광소자 조명 장치
CN102769961B (zh) * 2011-05-05 2015-03-18 光宝电子(广州)有限公司 交流发光装置
US8847514B1 (en) 2011-05-24 2014-09-30 Aaron Reynoso Programmable lighting with multi-day variations of wavelength and intensity, optimized by crowdsourcing using an online social community network
JP5820062B2 (ja) 2011-05-26 2015-11-24 コリア エレクトロテクノロジー リサーチ インスティチュート Led駆動制御装置及びその駆動電流制御方法
US20140239809A1 (en) 2011-08-18 2014-08-28 Lynk Labs, Inc. Devices and systems having ac led circuits and methods of driving the same
JP5162013B1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-13 株式会社東芝 光源装置、駆動装置及び電子機器
BR112014008524A2 (pt) * 2011-10-14 2017-04-18 Koninklijke Philips Nv método de determinação de uma quantidade de geração de luz a partir de uma unidade de iluminação de estado sólido, e, unidade de iluminação de estado sólido configurada para conectar-se a um dimmer em um circuito de dimmer
WO2013071313A1 (en) 2011-11-11 2013-05-16 Lynk Labs, Inc. Led lamp having a selectable beam angle
WO2013082609A1 (en) 2011-12-02 2013-06-06 Lynk Labs, Inc. Color temperature controlled and low thd led lighting devices and systems and methods of driving the same
US9374985B2 (en) 2011-12-14 2016-06-28 Once Innovations, Inc. Method of manufacturing of a light emitting system with adjustable watt equivalence
CN103179722B (zh) * 2011-12-22 2016-10-05 海洋王照明科技股份有限公司 一种led灯驱动电路及灯具
WO2013110027A1 (en) 2012-01-20 2013-07-25 Osram Sylvania Inc. Techniques for assessing condition of leds and power supply
EP2805570A1 (de) * 2012-01-20 2014-11-26 OSRAM GmbH Optoelektronische bauelementevorrichtung
US9498641B2 (en) * 2012-03-05 2016-11-22 Blue Water Innovations, Llc Fat reducing device and method utilizing optical emitters
US8860326B2 (en) 2012-03-21 2014-10-14 Electronic Theatre Controls, Inc. Dimmable light emitting diode lighting system
US9456478B2 (en) 2012-04-23 2016-09-27 Abl Ip Holding Llc System and method for controlling LED segments to provide lighting effects
JP2014007208A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Nano Material Kenkyusho:Kk 半導体デバイス
CN103687142A (zh) * 2012-09-11 2014-03-26 北京吉乐电子集团有限公司 交流直接驱动的发光二极管灯具的设计方法
US9255674B2 (en) 2012-10-04 2016-02-09 Once Innovations, Inc. Method of manufacturing a light emitting diode lighting assembly
CN103841704B (zh) * 2012-11-23 2018-07-27 海洋王(东莞)照明科技有限公司 Led灯具控制电路
CN103874261A (zh) * 2012-12-10 2014-06-18 江苏施诺照明有限公司 一种单键遥控调光led灯
KR20140102481A (ko) * 2013-02-14 2014-08-22 서울바이오시스 주식회사 고 진세노사이드 함량의 인삼 생산을 위한 인삼 재배 장치
WO2014164422A1 (en) * 2013-03-11 2014-10-09 Carmen Rapisarda Multi-sequenced leds on two or more wires
US9615412B2 (en) * 2013-03-11 2017-04-04 Carmen Rapisarda Multi-sequenced LEDs on two or more wires
JP2013157630A (ja) * 2013-04-18 2013-08-15 Mitsubishi Electric Corp 発光素子駆動装置
ITBO20130382A1 (it) * 2013-07-19 2015-01-20 Calzoni Srl Sistema e metodo di illuminazione
CN109600884B (zh) 2013-08-02 2021-02-12 昕诺飞北美公司 对家畜进行照明的系统和方法
US9936716B2 (en) * 2013-12-23 2018-04-10 Jing Li Chen Physical method for maintaining freshness of vegetables and fruits via technology of optical signal and optical signal generator
EP3091832A4 (en) 2014-01-07 2017-10-04 Once Innovations, Inc. System and method of enhancing swine reproduction
CN103781248A (zh) * 2014-01-20 2014-05-07 南京云泰电气制造有限公司 一种双向驱动led电路
US9247603B2 (en) 2014-02-11 2016-01-26 Once Innovations, Inc. Shunt regulator for spectral shift controlled light source
CN103824547A (zh) * 2014-02-27 2014-05-28 深圳市华星光电技术有限公司 一种液晶显示装置的背光源及其驱动电路
CN106455596B (zh) * 2014-03-31 2021-07-23 昕诺飞控股有限公司 水果和/或蔬菜的新鲜度
CN105815133A (zh) * 2015-01-06 2016-08-03 苏州镭旭光电科技有限公司 一种智能植物补光系统
WO2016113919A1 (ja) * 2015-01-16 2016-07-21 崇 中尾 コントロール装置、これを用いたスイッチ装置、アダプタ装置、ソケット装置および負荷装置
US10785836B2 (en) * 2015-02-02 2020-09-22 Bocatech Inc. Stainless steel LED power switch
KR20160106962A (ko) * 2015-03-03 2016-09-13 (주) 파워에이앤디 Led 전원공급회로
CN106163032A (zh) * 2015-04-08 2016-11-23 苏州镭旭光电科技有限公司 一种智能配光led植物补光系统
CA2951301C (en) 2015-12-09 2019-03-05 Abl Ip Holding Llc Color mixing for solid state lighting using direct ac drives
US9603213B1 (en) 2016-02-05 2017-03-21 Abl Ip Holding Llc Controlling multiple groups of LEDs
CN109076682B (zh) 2016-03-29 2021-07-09 昕诺飞北美公司 对家畜进行照明的系统和方法
US9854637B2 (en) 2016-05-18 2017-12-26 Abl Ip Holding Llc Method for controlling a tunable white fixture using a single handle
US10314125B2 (en) 2016-09-30 2019-06-04 Once Innovations, Inc. Dimmable analog AC circuit
US10874006B1 (en) 2019-03-08 2020-12-22 Abl Ip Holding Llc Lighting fixture controller for controlling color temperature and intensity
CN110191549B (zh) * 2019-07-04 2021-03-09 浙江阳光美加照明有限公司 一种led精准定时开关灯及其精准定时的驱动电路
WO2021010201A1 (ja) * 2019-07-12 2021-01-21 株式会社小糸製作所 車載カメラ用照明システム
US10728979B1 (en) 2019-09-30 2020-07-28 Abl Ip Holding Llc Lighting fixture configured to provide multiple lighting effects
US11026305B1 (en) 2019-11-08 2021-06-01 Apogee Lighting Holdings, Llc Dimming circuit with reference control
CN113194565A (zh) * 2021-04-14 2021-07-30 中车长春轨道客车股份有限公司 一种轨道交通车辆用紫外线led杀菌消毒系统

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5852348A (en) * 1997-05-08 1998-12-22 Lin; Wen-Juei Christmas tree ornamental lighting system
WO1999020085A1 (en) 1997-10-10 1999-04-22 Se Kang Electric Co., Ltd. Electric lamp circuit and structure using light emitting diodes
KR100287781B1 (ko) 1998-06-15 2001-04-16 민병효 발광다이오드를이용한전등회로및전등구조
JPH11330561A (ja) 1998-05-14 1999-11-30 Oki Electric Ind Co Ltd Led照明器
US7679292B2 (en) * 1998-08-28 2010-03-16 Fiber Optic Designs, Inc. LED lights with matched AC voltage using rectified circuitry
JP2002016290A (ja) 2000-06-28 2002-01-18 Toshiba Lighting & Technology Corp Led光源装置
JP2002015606A (ja) 2000-06-30 2002-01-18 Toshiba Lighting & Technology Corp Led照明装置
US6664735B2 (en) 2000-08-24 2003-12-16 Marumo Electric Co., Ltd. Dimmer for incandesent lamp
JP2002231471A (ja) 2001-01-31 2002-08-16 Toshiba Lighting & Technology Corp Led点灯装置及び照明装置
JP4081665B2 (ja) 2002-09-13 2008-04-30 三菱電機株式会社 Led点灯装置及び照明器具
JP2004327152A (ja) 2003-04-23 2004-11-18 Toshiba Lighting & Technology Corp Led点灯装置およびled照明器具
JP4145757B2 (ja) * 2003-09-02 2008-09-03 シャープ株式会社 フォトサイリスタ素子および電子機器
JP4349225B2 (ja) 2004-07-14 2009-10-21 パナソニック電工株式会社 調光装置
JP4379235B2 (ja) 2004-07-14 2009-12-09 パナソニック電工株式会社 調光装置
JP4379236B2 (ja) 2004-07-14 2009-12-09 パナソニック電工株式会社 調光装置
JP4305308B2 (ja) 2004-07-14 2009-07-29 パナソニック電工株式会社 調光装置
US7404652B2 (en) 2004-12-15 2008-07-29 Avago Technologies Ecbu Ip Pte Ltd Light-emitting diode flash module with enhanced spectral emission
JP4337731B2 (ja) 2004-12-22 2009-09-30 ソニー株式会社 照明装置、及び画像表示装置
US7081722B1 (en) * 2005-02-04 2006-07-25 Kimlong Huynh Light emitting diode multiphase driver circuit and method
JP2006313808A (ja) 2005-05-09 2006-11-16 Okaya Electric Ind Co Ltd 発光ダイオードランプ
US7294978B1 (en) * 2006-04-28 2007-11-13 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co. Ltd. Efficient lighting

Also Published As

Publication number Publication date
US20080203936A1 (en) 2008-08-28
US7764028B2 (en) 2010-07-27
KR20080080012A (ko) 2008-09-02
KR100980420B1 (ko) 2010-09-07
CN101257750A (zh) 2008-09-03
CN101257750B (zh) 2011-07-06
JP2008218043A (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4430084B2 (ja) Led発光装置及びled発光装置を用いた機器及び灯具
US9474111B2 (en) Solid state lighting apparatus including separately driven LED strings and methods of operating the same
US8629619B2 (en) Method and apparatus for controlling dimming levels of LEDs
EP2471344B1 (en) Multichannel lighting unit and driver for supplying current to light sources in multichannel lighting unit
US10405383B2 (en) Method of controlling a lighting arrangement, a lighting control circuit and a lighting system
JP5122141B2 (ja) 輝度および色調の調整を伴う共振型パワーled制御回路
US8669721B2 (en) Solid state light source based lighting device and lighting system
RU2604869C2 (ru) Система и способ воплощения уменьшения яркости, проводимого на основе сигнала сети, твердотельного осветительного модуля
US8258710B2 (en) Solid state light source driving and dimming using an AC voltage source
US7321199B2 (en) Display apparatus and control method thereof
KR20120070503A (ko) Led 구동 회로 및 이것을 이용한 led 조명 등구
CA2589207A1 (en) Apparatus and method for controlling colour and colour temperature of light generated by a digitally controlled luminaire
KR20090058026A (ko) 발광 소자 제어 시스템 및 이를 포함한 조명 시스템
US9148926B2 (en) LED lamp
US10582578B2 (en) Solid state light fixtures having variable current dimming and related driver circuits and methods
CN105704858B (zh) 用于两个或多个并联led灯串的驱动器
KR101033364B1 (ko) Led 구동 회로

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees