JP4427816B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、列をなすよう配置した複数の可動体を動作させて所要の演出を行なう可動式演出装置を備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に装飾部材が配設されて、該装飾部材に形成した開口部から液晶式やドラム式等の図柄表示装置を臨ませ、この図柄表示装置で図柄組合わせゲームやリーチ演出等の遊技演出を行なうようになっている。また、前記装飾部材に、所要の動作を行なう可動体を備えた可動式演出装置を配設し、該可動体を前記図柄表示装置で行なわれる遊技演出に合わせて動作させることにより演出効果を向上させ、遊技の興趣を増大するようにしたパチンコ機も知られている(例えば特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載された可動式演出装置は、図柄表示装置の上方位置に、駆動手段の駆動により左右方向に平行移動される台座部材が配設されると共に、該台座部材に対してバネ部材を介して複数のキャラクタ部材が取付けられている。そして、前記駆動手段を駆動して台座部材を左右方向に移動させて前記各キャラクタ部材を動作させた際に、前記バネ部材の弾性力により該キャラクタ部材が振動(動作)するよう構成されている。
特開2003−144678号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された可動式演出装置のように、バネ部材の弾性力により複数のキャラクタ部材を取付けた場合には、各キャラクタ部材の動作がランダムになるため、これらキャラクタ部材の動作に統一感がなく、乱雑なものとなってしまう。このため、前記キャラクタ部材を動作させたとしても、遊技の興趣が効果的に増大し得ない問題が指摘される。
そこで、本発明は、複数の可動体に統一感のある動作を行なわせることで、視覚的効果に優れた演出を行ない得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機は
前側に遊技領域(21)が画成された遊技盤(20)と、前記遊技盤(20)の裏側に配設された図柄表示装置(23)と、前記遊技盤(20)に配設されて窓口(22b)から前記図柄表示装置(23)を前側に臨ませる装飾部材(22)とを備え、前記装飾部材(22)に可動式演出装置(30)が配設された遊技機において
前記可動式演出装置(30)は、
本体(35)の内部に配設した発光体(38)および該発光体(38)の光を外部に拡散させる凸レンズ(36)を備え、前記装飾部材(22)における窓口(22b)の上部において左右方向に列をなすように配置され、本体(35)が左右方向に整列する軸に揺動自在に配設される少なくとも3つ以上の可動体(31,32,33,34)と、
前記可動体(31,32,33,34)を、凸レンズ(36)が正面側を向く第1の折返し位置と、前記発光体(38)の光が前記図柄表示装置(23)に向けて照射されない角度で該凸レンズ(36)が下方を向く第2の折返し位置との間で揺動するよう動作する駆動手段(39)と、
前記駆動手段(39)を制御する制御装置(40)とを備え、
前記複数の可動体(31,32,33,34)は、全て同一の折返し位置から動作を開始するよう構成され、
前記制御装置(40)は、前記列をなす複数の可動体(31,32,33,34)における一方の端に位置する可動体(31)から他方の端に位置する可動体(34)に向けて、上流側の可動体(31,32、33)の動作開始から一定時間が経過したときに下流側に隣接位置する可動体(32,33,34)の動作を開始させると共に、各可動体(31,32,33,34)が第1の折返し位置と第2の折返し位置との間を前記一定時間の2倍の時間で動作するよう前記駆動手段(39)を駆動制御し、
また前記制御装置(40)は、各可動体(31,32,33,34)が第1の折返し位置から第2の折返し位置まで変位した際、および第2の折返し位置から第1の折返し位置まで変位した際に、該可動体(31,32,33,34)を待機時間だけ一時停止した後に逆方向に動作を開始するよう前記駆動手段(39)を駆動制御し、
前記待機時間は、一方の端に位置する可動体(31)が第1の折返し位置から第2の折返し位置または第2の折返し位置から第1の折返し位置まで変位した後、他の全ての可動体(32,33,34)が同一位置まで変位するのに要する時間より長く設定されることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る遊技機によれば、列をなすように複数の可動体を配置し、これら可動体を動作させるに際しては、その一方の端部に位置する可動体から他方の端部に位置する可動体に向けて順次動作を開始させると共に、上流側の可動体が動作を継続している間に下流側に隣接位置する可動体の動作を開始させ、かつ該上流側の可動体の動作開始時から下流側に隣接位置する可動体の動作開始までの間隔が一定になるよう構成してある。すなわち、前記複数の可動体を一定の規則のもとで動作させるようにしたことで、全体としての統一感が生じ、視覚的効果に優れた演出を行ない得る。また可動体では、折返し位置において凸レンズは、発光体の光が図柄表示装置に向けて照射されない角度で下方を向くようにしたから、光が図柄表示装置に映り込んで図柄表示装置での表示が見え難くなるのを防止し得る。
また、前記可動体の夫々を、隣接する可動体が動作を開始してから折返すまでの間に動作を開始させることで、各可動体を連続的に動作させることができる。更に、全ての可動体が同一位置から動作を開始するようにすることで、全体的な統一感をより向上することができる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技球としてパチンコ球を使用する一般的なパチンコ機を例にして説明する。また、以下の説明において前・後および左・右とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機10を正面側から見た場合において指称するものとする。
先ず実施例に係るパチンコ機の概略構成について、図1を参照して説明する。パチンコ機10は、外郭をなす外枠11の開口前面側に対して中枠12が、パチンコ機10の左側に位置する連結支持手段14、および右側に位置する施錠手段15を利用して着脱および開放可能に組み付けられている。また、前記中枠12には、所要の遊技領域21を構成した遊技盤20(後述)が着脱交換可能に取付けられると共に、該中枠12の前面側に、遊技盤20を透視保護するガラス板を組み付けた前枠13と、パチンコ球を貯留する上球皿16とを横開き形態で開閉可能に組み付けてある。更に、前記中枠12における上球皿16の下方には、左右方向の略中央位置に、上球皿16から溢れたパチンコ球を貯留し得る下球皿17が配設されている。そして、前記中枠12における下球皿17の右側には、遊技者の操作に応じて図示しない打球発射装置を駆動して、前記上球皿16に貯留したパチンコ球を前記遊技領域21に向けて発射させるハンドルユニット18が配設される。
前記遊技盤20は、前記中枠12の上方位置に前後に開口するよう開設された遊技盤保持部(図示せず)に保持される。そして、図1に示すように、前記遊技盤20の前面側に、略円形状に湾曲形成したレール20aにより前記遊技領域21が画成されて、該遊技領域21の上方位置に、遊技盤20の裏側に配設される図柄表示装置23が臨む大型の装飾部材22が配設されている。前記装飾部材22は、前記遊技領域21の左右幅方向の大部分を占める横長の枠状本体22aに、所要の意匠を施した装飾部品等を配設して構成され、遊技盤20に開設した装着孔(図示せず)に枠状本体22aを前側から挿入したもとでネジ止めされる。そして、前記枠状本体22aの略中央位置に開設した窓口22bを介して、前記図柄表示装置23がパチンコ機10の前側に臨むようになっている。また、前記遊技領域21における前記装飾部材22の下方位置には、パチンコ球の入賞により前記図柄表示装置23において図柄変動ゲームを開始させる始動入賞具24が配設され、該始動入賞具24の下側に、該図柄表示装置23での図柄変動ゲームの結果により発生する大当り時に開放する大型電動式の入賞装置25を配設してある。
また、図2に示すように、前記装飾部材22(枠状本体22a)における前記窓口22bの上部には、可動式演出装置30が設けられている。前記可動式演出装置30は、同一形状に形成された4つの可動体31,32,33,34が、該窓口22bの縁部に沿って(図柄表示装置23の外部輪郭形状に倣って)左右方向に列をなすよう配設されて、これら可動体31,32,33,34を図柄表示装置23での図柄変動ゲームに合わせて動作させることで、補助的な遊技演出を行なうようになっている。なお、以下の説明においては、図2において右側に位置する可動体から左側へ順に、第1の可動体31、第2の可動体32、第3の可動体33、第4の可動体34という。
図3に示すように、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34の夫々は、有底の略矩形筒状に形成した本体35と、該本体35の筒底部35aに開設した略円形状の開口部35bに臨む凸レンズ36と、該本体35内に配設されるLED等の発光体38と、該凸レンズ36および発光体38の間に配置される光拡散レンズ37とから構成されて、発光体38の点灯時に、その光を凸レンズ36および光拡散レンズ37を介して広範囲に拡散させるようになっている。また、前記各可動体31,32,33,34の本体35には、前記開口部35bから離間する位置に左右方向に貫通する通孔35c(図3に1つだけ図示)が2箇所に穿設されており、前記窓口22bに沿って延在させた支軸27(図2参照)をこの通孔35cに挿通させることで、各可動体31,32,33,34が上下方向(可動体の配列方向と交差する方向)に揺動自在に構成される。なお、実施例では、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34は、前記支軸27に等間隔で配置されており、各隣接する可動体31,32,33,34の間の離間寸法が、各可動体31,32,33,34の左右方向の幅寸法より小さくなるよう(実施例では、可動体31,32,33,34の左右方向の幅寸法の略1/3)に設定してある(図2、図5または図6参照)。
また、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34の夫々は、図4に示すように、ギアやカム板等からなる伝達機構(図示せず)を介して対応するモータ39,39,39,39(駆動手段)に連繋接続されており、制御装置40からの制御信号に基づいて各可動体31,32,33,34に対応するモータ39,39,39,39を駆動して各可動体31,32,33,34の夫々を独立して揺動させ得るようになっている。なお、実施例では、前記制御装置40の制御により、大当りの開始時、大当り中、大当り終了時、リーチ演出の開始時、リーチ演出中、リーチ予告時、パチンコ機10への電源投入時のタイミングで、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34を動作させるよう設定してある。ここで、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34の夫々は、常には前記凸レンズ36が略正面側を向く初期位置(第1の折返し位置、図2または図5(a)参照)に保持されて、対応するモータ39,39,39,39を駆動することにより、該初期位置と、凸レンズ36が下方を向く折返し位置(第2の折返し位置、図6(a)参照)との間で往復動作するよう構成される。
なお、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34が初期位置にある状態では、該可動体31,32,33,34の夫々が図柄表示装置23となす角度θは、θ<90°となるよう設定されており、この状態で発光させた前記発光体38,38,38,38の光が遊技者の目線方向に向かないよう構成される。更に、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34を折返し位置に変位させた状態では、該可動体31,32,33,34の夫々が図柄表示装置23となす角度θは、θ>0°に設定されて、各可動体31,32,33,34が図柄表示装置23に接触しないよう構成されると共に、この状態で発光させた前記発光体38,38,38,38の光が、該図柄表示装置23に向けて照射されないようになっている。
また、実施例では、前記伝達手段の組合わせの選択や、モータ39,39,39,39の回転速度の制御等により、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34が同一の速度で往復動作を行なうよう設定されて、これら第1〜第4の可動体31,32,33,34の夫々が単位時間当りに同一回数の往復動作を行なうようになっている。すなわち、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34の夫々が1サイクルの動作に要する時間は全て同一時間Tに設定してある(図7参照)。
ここで、前記列をなす第1〜第4の可動体31,32,33,34は、右端(一方の端)に位置する第1の可動体31から左端(他方の端)に位置する第4の可動体34に向けて順次動作を開始するよう構成される。このとき、下流側に位置する第2〜第4の可動体32,33,34は、上流側に隣接する第1〜第3の可動体31,32,33が動作している間に動作を開始するよう設定され、第1〜第4の可動体31,32,33,34が連続的に動作するようになっている。更に、実施例では、上流側の第1〜第3の可動体31,32,33が動作を開始してから折返すまでの間(すなわち初期位置から折返し位置まで移動する間、および折返し位置から初期位置まで移動する間)に、下流側に隣接位置する第2〜第4の可動体32,33,34が動作を開始するよう設定してある。
また、図7に示すように、上流側の第1〜第3の可動体31,32,33の動作開始から下流側に隣接位置する第2〜第4の可動体32,33,34の動作開始までの間隔が一定時間t1となるよう設定されている。なお、実施例では、前記各可動体31,32,33,34は、動作開始から略2×t1だけ時間が経過すると、初期位置から折返し位置あるいは折返し位置から初期位置まで変位するよう設定してある。また、前記第1の可動体31は、前記初期位置から折返し位置まで変位した際、および折返し位置から初期位置まで変位した際に、所定の待機時間t2だけ一時停止し、その間に第2〜第4の可動体32,33,34の全てが第1の可動体31と同一位置(すなわち初期位置または折返し位置)まで変位するよう設定してある。すなわち、前記待機時間t2は、t2>3×t1となるよう設定されて、該待機時間t2の経過後に、前記第1の可動体31が逆方向に動作を開始するようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る遊技機の作用につき説明する。パチンコ機10に電源を投入すると、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34に対応するモータ39,39,39,39の夫々が駆動されて、各可動体31,32,33,34が初期位置に停止保持される(図5(a)参照)。そして、前記遊技盤20の遊技領域21に打出されたパチンコ球が前記始動入賞具24に入賞すると、前記図柄表示装置23において所要の図柄変動ゲームが行なわれる。このとき、所定の条件が成立すると、前記制御装置40から各モータ39,39,39,39に対して制御信号が送信されて、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34が動作を開始する。
図7に示すように、先ず前記第1の可動体31に対応するモータ39が駆動されて、該第1の可動体31が前記支軸27を中心に初期位置から折返し位置に向けて揺動開始する(図5(b)参照)。そして、前記第1の可動体31の動作開始から一定時間t1だけ経過すると、前記第2の可動体32に対応するモータ39が駆動されて、該第2の可動体32が前記支軸27を中心に初期位置から折返し位置に向けて揺動開始する(図5(c)参照)。更に、前記第2の可動体32の動作開始から一定時間t1だけ経過すると、前記第1の可動体31が折返し位置まで変位して対応するモータ39が停止すると共に、前記第3の可動体33に対応するモータ39が駆動されて、該第3の可動体33が前記支軸27を中心に初期位置から折返し位置に向けて揺動開始する(図5(d)参照)。更にまた、前記第3の可動体33の動作開始から一定時間t1だけ経過すると、前記第2の可動体32が折返し位置まで変位して対応するモータ39が停止すると共に、前記第4の可動体34に対応するモータ39が駆動されて、該第4の可動体34が前記支軸27を中心に初期位置から折返し位置に向けて揺動開始する(図5(e)参照)。そして、前記第1および第2の可動体31,32の夫々が停止した状態で、前記第3および第4の可動体33,34の夫々が折返し位置まで順次変位され(図5(e),(f)参照)、全ての可動体31,32,33,34が折返し位置で停止する(図6(a)参照)。
このとき、図7に示すように、前記第1の可動体31が、前記折返し位置で停止してから所定の待機時間t2だけ経過すると、該第1の可動体31に対応するモータ39が駆動され、当該第1の可動体31が初期位置に向けて揺動を開始する(図6(b)参照)。そして、前記第1の可動体31の動作開始から一定時間t1だけ経過すると、前記第2の可動体32に対応するモータ39が駆動されて、該第2の可動体32が折返し位置から初期位置に向けて揺動を開始する(図6(c)参照)。更に、前記第2の可動体32の動作開始から一定時間t1だけ経過すると、前記第1の可動体31が前記初期位置まで変位して対応するモータ39が停止すると共に、前記第3の可動体33に対応するモータ39が駆動され、該第3の可動体33が初期位置に向けて揺動を開始する(図6(d)参照)。更にまた、前記第3の可動体33の動作開始から一定時間t1だけ経過すると、前記第2の可動体32が前記初期位置まで変位して対応するモータ39が停止すると共に、前記第4の可動体34に対応するモータ39が駆動されて、該第4の可動体34が初期位置に向けて揺動を開始する(図6(e)参照)。そして、前記第1および第2の可動体31,32の夫々が停止した状態で、前記第3および第4の可動体33,34の夫々が初期位置まで順次変位されて(図6(e),(f)参照)、全ての可動体31,32,33,34が初期位置で停止する(図5(a)参照)。そして、前記第1の可動体31が、前記初期位置で停止してから所定の待機時間t2だけ経過すると、該第1の可動体31が1サイクルの動作が終了し、前述と同様に初期位置から折返し位置に向けて動作を開始して、所定の往復動作を反復する。
このように、実施例に係る可動式演出装置30では、列をなすように配置した第1〜第4の可動体31,32,33,34を動作させるに際して、一方の端に位置する第1の可動体31から他方の端部に位置する第4の可動体34に向けて順次動作を開始させると共に、上流側の第1〜第3の可動体31,32,33が動作を継続している間に下流側に隣接位置する第2〜第4の可動体32,33,34の動作を開始させ、かつ該上流側の第1〜第3の可動体31,32,33の動作開始時から下流側に隣接位置する第2〜第4の可動体32,33,34の動作開始までの間隔t1が一定になるよう構成している。すなわち、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34を、一定の規則のもとで動作させることで、全体としての統一感が生じ、視覚的効果に優れた演出を行ない得る。また、下流側の前記第2〜第4の可動体32,33,34の夫々を、上流側に隣接位置する第1〜第3の可動体31,32,33が動作を開始してから折返すまでの間に動作を開始するよう構成したことにより、各可動体31,32,33,34を連続的に動作させ得るから、多くの遊技者に対して統一感のある動作が行なわれているのを認識させ得る。
更に、初期位置での第1〜第4の可動体31,32,33,34の姿勢を全て同一にし、各可動体31,32,33,34を同一姿勢から動作を開始させたことで、全体的な統一感がより向上される。更に、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34を前記装飾部材22の窓口22bに沿って左右方向に配列する一方で、これら各可動体31,32,33,34を上下方向に揺動するよう構成したことで、第1の可動体31から第4の可動体34に向けて順次動作を開始させた際に、各可動体31,32,33,34が、所謂「ウェーブ」するような動きをする。このように、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34を、遊技者に親しみのある「ウェーブ」する動作を行なわせることで、演出効果を向上させ得る利点もある。
また、実施例では、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34を、図柄表示装置23の外部輪郭形状に倣うよう等間隔で配置したから、可動式演出装置30の見栄えが向上すると共に、第1〜第4の可動体31,32,33,34の全てを同一形状に形成したことで、可動式演出装置30に一体感が生じて、装置全体の統一感を向上させ得る。なお、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34を遊技者の関心が向く図柄表示装置23の外部輪郭形状に倣うよう可動体31,32,33,34を配置することで、これら可動体31,32,33,34を動作させた際に遊技者の目に留まりやすく、演出効果を最大限に生かし得る。また、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34を動作させた際に、該可動体31,32,33,34が図柄表示装置23に接触しないよう構成したから、当該可動体31,32,33,34(可動式演出装置30)や図柄表示装置23の損傷を招来することはない。
更に、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34の夫々に発光体38を配設してあるから、これら第1〜第4の可動体31,32,33,34を動作させて演出すると共に、発光体38を発光させて演出することが可能となる。すなわち、実施例に係る可動式演出装置30を用いることで、多彩な遊技演出を行なうことができ、演出効果の向上を図り得る。なお、実施例では、前記発光体38の光を、前記光拡散レンズ37および凸レンズ36を介して、広範囲に照射し得るよう構成してあるから、視覚的な演出効果はより一層向上される。ここで、実施例では、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34を初期位置と折返し位置との間を変位させた際に、該可動体31,32,33,34と図柄表示装置23とのなす角度θが、0°<θ<90°の範囲となるよう設定してある。このため、前記第1〜第4の可動体31,32,33,34に設けた発光体38,38,38,38を発光させた際に、その光の照射方向が遊技者の目線方向に向いて遊技者に不快感を覚えさせたり、光が図柄表示装置23に映り込んで図柄表示装置23での表示が見え難くなるのを防止し得る。
〔変更例〕
本発明に係る遊技機としては、前述した実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、実施例では、可動式演出装置に4つの可動体を配設するようにしたが、3つ以上の複数の可動体を配設するようにすればよい。すなわち、3つ以上の可動体を配設することで、可動体を順次動作させた場合に統一感が生じ、視覚的な演出効果の向上を図り得るようになる。また、複数の可動体の形状や大きさに関しても、実施例のものに限られるものではなく、任意に変更することができ、また実施例のように全ての可動体を同一形状にする必要はなく、個々の可動体の形状を異ならせることも可能である
そして、前記複数の可動体の動作パターンとしては、実施例のものに限られるものではなく、所要に応じて変更することが可能である。すなわち、複数の可動体の夫々を単位時間当りに同一回数の往復動作を可能で、列をなす複数の可動体における一方の端に位置する可動体から他方の端に位置する可動体に向けて、上流側の可動体が動作している間に下流側に隣接位置する可動体の動作を開始させると共に、該上流側の可動体の動作開始から下流側に隣接位置する可動体の動作開始までの間隔が一定になるよう構成すれば、実施例と同様に、統一感のある演出を行なうことが可能である。
更に、実施例では、複数設けた可動体の夫々に対応して駆動手段を設けるようにしたが、1つの駆動手段で複数の可動体を作動させるよう構成してもよく、この場合には、各可動体と駆動手段とを連繋する伝達手段の組合わせを変更することで、複数の可動体に実施例と同様の動作を行なわせることが可能である。このように、1つの駆動手段により複数の可動体を動作させるよう構成することで、コスト削減やスペースの利用効率の向上を図り得るようになる
た、実施例では、可動式演出装置を配設する遊技機としてパチンコ機を採用したが、アレンジボール機やスロットマシン機等の何れの遊技機も採用し得る。
〔付記〕
なお、本発明に係る遊技機の具体的構成としては、以下のような限定が可能である。
(A) 請求項1に記載の遊技機に関して、前記複数の可動体(31,32,33,34)を、その配列方向と交差する方向に沿って往復動作するよう構成する。
このように、前記複数の可動体の配列方向と交差する方向に該可動体の夫々を動作させることで、該可動体に、全体としてウェーブのような動きをさせ得る。
(B) 請求項1および前記(A)の何れかに記載の遊技機に関して、前記複数の可動体(31,32,33,34)を等間隔で配置する。
このように、前記複数の可動体を等間隔で配置することで、可動式演出装置の見栄えが向上される。
(C) 請求項1および前記(A),(B)の何れかに記載の遊技機に関して、前記複数の可動体(31,32,33,34)の全てを同一形状に形成する。
このように、複数の可動体の全てを同一形状に形成することで、可動式演出装置に一体感が生ずるから、全体的な統一感を向上し得る。
(D) 請求項1および前記(A)〜(C)の何れかに記載の遊技機に関して、前記複数の可動体(31,32,33,34)を、図柄表示装置(23)の外部輪郭形状に倣って配置する。
このように、図柄表示装置の外部輪郭形状に倣うよう複数の可動体を配置することで見栄えを向上させ得る。また、遊技者の関心が向く図柄表示装置の外部輪郭形状に倣うよう可動体を配置することで、これら可動体を動作させた際に遊技者の目に留まりやすく、演出効果を最大限に生かし得る利点がある。
本発明の実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る可動式演出装置を配設した装飾部材を示す正面図である。 実施例に係る可動体を分解して示す斜視図である。 実施例に係る第1〜第4の可動体と、制御装置と、モータとの関係を示すブロック図である。 実施例に係る第1〜第4の可動体を初期位置から折返し位置に向けて動作させた状態を概略で示す説明図である。 実施例に係る第1〜第4の可動体を折返し位置から初期位置に向けて動作させた状態を概略で示す説明図である。 実施例に係る第1〜第4の可動体が動作を開始するタイミングを示すタイミングチャート図である。
符号の説明
20 遊技盤
21 遊技領域
22 装飾部材
22b 窓口
23 図柄表示装置
27 支軸
30 可動式演出装置
31 第1の可動体(可動体)
32 第2の可動体(可動体)
33 第3の可動体(可動体)
34 第4の可動体(可動体)
35 本体
36 凸レンズ
38 発光体
39 モータ(駆動手段)
40 制御装置

Claims (1)

  1. 前側に遊技領域が画成された遊技盤と、前記遊技盤の裏側に配設された図柄表示装置と、前記遊技盤に配設されて窓口から前記図柄表示装置を前側に臨ませる装飾部材とを備え、前記装飾部材に可動式演出装置が配設された遊技機において
    前記可動式演出装置は、
    本体の内部に配設した発光体および該発光体の光を外部に拡散させる凸レンズを備え、前記装飾部材における窓口の上部において左右方向に列をなすように配置され、本体が左右方向に整列する軸に揺動自在に配設される少なくとも3つ以上の可動体と、
    前記可動体を、凸レンズが正面側を向く第1の折返し位置と、前記発光体の光が前記図柄表示装置に向けて照射されない角度で該凸レンズが下方を向く第2の折返し位置との間で揺動するよう動作する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する制御装置とを備え、
    前記複数の可動体は、全て同一の折返し位置から動作を開始するよう構成され、
    前記制御装置は、前記列をなす複数の可動体における一方の端に位置する可動体から他方の端に位置する可動体に向けて、上流側の可動体の動作開始から一定時間が経過したときに下流側に隣接位置する可動体の動作を開始させると共に、各可動体が第1の折返し位置と第2の折返し位置との間を前記一定時間の2倍の時間で動作するよう前記駆動手段を駆動制御し、
    また前記制御装置は、各可動体が第1の折返し位置から第2の折返し位置まで変位した際、および第2の折返し位置から第1の折返し位置まで変位した際に、該可動体を待機時間だけ一時停止した後に逆方向に動作を開始するよう前記駆動手段を駆動制御し、
    前記待機時間は、一方の端に位置する可動体が第1の折返し位置から第2の折返し位置または第2の折返し位置から第1の折返し位置まで変位した後、他の全ての可動体が同一位置まで変位するのに要する時間より長く設定される
    ことを特徴とする遊技機
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