JP4906050B2 - 遊技機 - Google Patents
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さらにこの場合、遊技盤の面方向に広がるスペースを省略しようとしているため、可動演出装置の多くの部材を前後方向に配置することでスペースを確保している。そのため、可動演出部材の動作方向はさらに一定方向、すなわち横方向(表示部側、遊技領域の面方向)に限られてしまい、奥行き感のある前後動の動作を行うような斬新な可動演出部材を実現することはできないという問題があった。また、作動する領域が面方向に限られると、その分面方向のスペースを確保することになるが、そうなれば必然的に可動領域は狭くなるという問題もあった。
そこで本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、センターケースにおける前後動という斬新な可動部材の動作を遊技者に見せるとともに、今までにない装飾効果、遊技の興趣の向上を実現する遊技機を提供することを主目的とする。また、可動部材のための構造が、面方向に広がりすぎず、省スペース化が図れる遊技機を提供することを、さらなる目的とする。
該表示部を視認可能な開口部が形成された装飾枠体と、該装飾枠体に設けられる装飾可動部と、を少なくとも有するセンターケースを備えた遊技機において、
前記装飾可動部は、
同芯状に配置された複数の可動部材を有し、これら可動部材が連動して前後動可能とされ、
前記複数の可動部材は、光を前面側に放射する十分な隙間が各可動部材相互間に形成された作動状態に動作可能であるとともに、
前記装飾可動部には、
後方から前記可動部材に向けて光を出力する発光体を有する発光部と、
該発光部の前面側であって前記可動部材の裏面側に配設され、当該発光体による光を透す装飾レンズ部材と、が備えられ、
前記発光体は、前記作動状態における各可動部材相互間の隙間を介して、光を前記可動部材の前面側に放射可能であることを特徴とする。
なお、「同芯状に配置された複数の可動部材」の具体例としては、例えば、同芯円状に配置された円形又は楕円形状のものがあり得る。
当該装飾可動部を前記装飾枠体に取り付けるためのベース部材と、
前記複数の可動部材を前記ベース部材に取り付けられた共通の固定軸により回動可能に軸支することによって、前記複数の可動部材の前後動を可能とする支持機構と、
前記複数の可動部材を共通の連動軸により連結することによって、前記複数の可動部材を連動させる連動機構と、
前記複数の可動部材のうちの何れか一つの可動部材である特定可動部材を回動させることによって、前記複数の可動部材の前後動を実現する駆動機構と、を備える構成としてもよい。
前記連動軸と、少なくとも前記特定可動部材以外の他の可動部材に形成されて前記連動軸が嵌め込まれる連動軸受部とよりなり、前記連動軸が前記連動軸受部に当たって前記他の可動部材を押すことによって、前記特定可動部材の動きを前記他の可動部材に伝えて前記他の可動部材を連動させるものであり、
前記他の可動部材の前記連動軸受部が長孔となっており、その内面に前記連動軸が当るタイミングが異なることにより、各可動部材の作動時期や作動量に違いが設けられている構成としてもよい。
該表示部を視認可能な開口部が形成された装飾枠体と、該装飾枠体に設けられる装飾可動部と、を少なくとも有するセンターケースを備えた遊技機において、
前記装飾可動部は、
当該装飾可動部を前記装飾枠体に取り付けるためのベース部材と、
楕円形状の第1可動部材と、
該第1可動部材の周囲に同芯円状に配置された楕円形リング状の第2可動部材と、
該第2可動部材の周囲に同芯円状に配置された楕円形リング状の第3可動部材と、
前記第1〜第3可動部材を前記ベース部材に取り付けられた共通の固定軸により回動可能に軸支することによって、前記複数の可動部材を前後動可能に支持する支持機構と、
前記第1〜第3可動部材を共通の連動軸により連結することによって、前記複数の可動部材を連動させる連動機構と、
前記第1可動部材を回動させることによって、前記複数の可動部材の前後動を実現する駆動機構と、
後方から前記可動部材に向けて光を出力する発光体を有する発光部と、
該発光部の前面側であって前記可動部材の裏面側に配設され、当該発光体による光を透す装飾レンズ部材と、を備え
前記連動機構は、
前記連動軸と、少なくとも前記第2可動部材と第3可動部材に形成されて前記連動軸が嵌め込まれる連動軸受部とよりなり、前記連動軸が前記連動軸受部に当たって前記第2可動部材と第3可動部材を押すことによって、前記第1可動部材の動きを前記第2可動部材と第3可動部材に伝えて前記第2可動部材と第3可動部材を連動させるものであり、
前記第2可動部材と第3可動部材の前記連動軸受部が長孔となっており、その内面に前記連動軸が当るタイミングが異なることにより、前記第1〜第3可動部材の作動時期や作動量に違いが設けられ、
前記第1〜第3可動部材は、光を前面側に放射する十分な隙間が各可動部材相互間に形成された作動状態に動作可能であるとともに、
前記発光体は、前記作動状態における各可動部材相互間の隙間を介して、光を前記可動部材の前面側に放射可能であることを特徴とする。
また、表示部での表示内容に絡めて上記可動部材の動作(或いはさらに、後述する光の照射)を行うことで、センターケース内全てを有効に利用して装飾領域とすることができる。
また、可動部材の動作タイミングと表示部の表示演出、遊技の進行等を同期させる等すれば、通常分かりづらい予告や報知等を確実に遊技者に印象づけることができる効果もある。
また、可動部材が前後方向に動くものであるため、可動部材の動作範囲を遊技球の動きや衝突に絡まない位置に容易に設定でき、可動部材の高い強度(例えば、遊技球の衝突に耐え得る強度)を確保する必要がなく、コスト低減にも貢献できる利点がある。
このため、例えば各可動部材を別個に支持して別個に駆動する構成等に比較して、部品点数が格段に少なくて済み、面方向においても無駄なスペースを設ける必要がない。また、1つの駆動源で多くの可動部材に、動作を行わせることができる。
また、請求項3に記載の遊技機によれば、各可動部材の作動時期や作動量に違いが設けられているため、各可動部材が一様に動く場合に比較して、より躍動感溢れる面白みの有る動きとなり、より演出効果が高まる。
また、表示部での表示内容に絡めて上記可動部材の動作(或いはさらに、発光部からの光の照射)を行うことで、センターケース内全てを有効に利用して装飾領域とすることができる。
また、可動部材の動作タイミングと表示部の表示演出、遊技の進行等を同期させる等すれば、通常分かりづらい予告や報知等を確実に遊技者に印象づけることができる効果もある。
また、可動部材が前後方向に動くものであるため、可動部材の動作範囲を遊技球の動きや衝突に絡まない位置に容易に設定でき、可動部材の高い強度(例えば、遊技球の衝突に耐え得る強度)を確保する必要がなく、コスト低減にも貢献できる利点がある。
このため、例えば各可動部材を別個に支持して別個に駆動する構成等に比較して、部品点数が格段に少なくて済み、面方向においても無駄なスペースを設ける必要がない。また、1つの駆動源で多くの可動部材に、動作を行わせることができる。
また同遊技機によれば、各可動部材の作動時期や作動量に違いが設けられているため、各可動部材が一様に動く場合に比較して、より躍動感溢れる面白みの有る動きとなり、より演出効果が高まる。
また同遊技機によれば、作動状態における各可動部材相互間の隙間を介して、後方の発光部からの光を各可動部材の前面側に放射可能である。このため、各可動部材後方からの光がまるでサンバースト(雲間からもれる日光)のように各可動部材の隙間から前面側へ届き、非常にインパクトのある高い装飾効果が奏される。さらにいえば、各可動部材が作動した時の隙間を介し、いちばん後方から照射しているので、より奥行き感のある照明効果が期待できる。
A.遊技機の正面構成
図1は本形態例のパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。図1において、符号1は遊技盤であり、前面の略円形領域がガイドレール2で囲まれることにより遊技領域3が形成されている。
そして、このセンターケース10の凹部の底部には、遊技球が転動可能ないわゆる球見せ用のステージ21が形成されている。ここで、ステージ21は、所定の確率で遊技球を始動入賞口11又は12に誘導する機能を有する。
また、センターケース10の左辺側には、装飾部22が設けられ、この装飾部22には、遊技球をセンターケース10内に誘導するワープ口23が設けられている。このワープ口23には、例えばセンターケース10の上に流下して左に流れ落ちた遊技球等が、図示しない障害釘に当って、ある程度の確率で流入するようになっている。また、このように流入した遊技球は、ワープ口23から、ステージ21に流下する構成となっている。
また、始動入賞口11,12は、別個の特図の始動入賞口として夫々が機能する入賞口である。このうち、始動入賞口11は、始動入賞誘導口24の左端部24aの真下に配置され、始動入賞口12は、始動入賞誘導口24の右端部24bの真下に配置されている。なお本明細書では、始動入賞口11への入賞に基づいて実行される変動表示ゲームの特図を特図1とし、始動入賞口12への入賞に基づいて実行される変動表示ゲームの特図を特図2とする。
また、特図1記憶表示器17は、特図1表示器15の周囲4箇所に設けられた小さなランプよりなり、そのランプの点灯数によって、始動入賞口11への入賞により発生した始動記憶の数(この場合、上限数が4個)を表示するものである。また同様に、特図2記憶表示器18は、特図2表示器16の周囲4箇所に設けられた小さなランプよりなり、そのランプの点灯数によって、始動入賞口12への入賞により発生した始動記憶の数(この場合、上限数が4個)を表示するものである。
また、遊技状態1表示器19は、特図1記憶表示器17の隣に設けられた2個の小さなランプよりなり、その点灯状態によって、特図1に関連する遊技状態を報知する。同様に、遊技状態2表示器20は、特図2記憶表示器18の隣に設けられた2個の小さなランプよりなり、その点灯状態によって、特図2に関連する遊技状態を報知する。
次に、センターケース10の構成について、図2〜図4を参照して説明する。図2は、センターケース10を示す斜視図(前面を右側から斜めに見た図)である。また図3は、センターケース10を示す正面図である。また図4は、センターケース10や表示装置本体5を示す分解斜視図である。
遊技盤1を構成する基板(いわゆるベニヤ)には、上記装飾枠体31をはめ込むためのセンターケース用開口(図示省略)が形成され、上記装飾枠体31は、遊技盤1の前面からこのセンターケース用開口にはめ込まれて取り付けられる。
また装飾枠体31には、表示部6の上方に、前方に突出する鎧部34が設けられている。鎧部34は、遊技球が表示部6の前面に落下しないようにする部分であり、本例の場合には、打ち込まれた遊技球を必ずセンターケース10の左側に誘導する。
一方、画面枠32は、裏面側から表示装置本体5が取り付けられる部材であり、前記表示部6が臨む矩形の表示用開口部33を内側に有し、遊技盤1の裏面側から装飾枠体31に対して固定される部材である。なお図4に示すように、ステージ21は、これを構成する部材を画面枠32の下端部に固定することによって、設けられている。
次に、装飾部25(装飾可動部)の構成について、図5〜図10を参照して説明する。図5は、装飾部25の分解斜視図である。図6は、装飾部25の裏面から見た分解斜視図である。図7は、装飾部25の正面図であり、(a)は常態を(b)は作動状態を表す。図8は、可動部材と駆動機構がとりついた際の裏面図であり、(a)は常態を(b)は作動状態を表す。図9は、装飾部25の断面図であり、(a)は常態(図7のA−A断面)を(b)は作動状態(図7のB−B断面)を表す。図10は、可動部材と駆動機構の取り付けを説明する分解斜視図である。
ここで、ベース部材39は、各可動部材の外周側を装飾する部材であるとともに、装飾部25全体を装飾枠体31に取り付けるための部材である。図6等に示すように、このベース部材39には、各可動部材を内側に配置するための縦長楕円形の開口48が形成されている。なお、開口48の形状は、最外周の可動部材である第3可動部材43の外周に対する相似形となっており、開口48の大きさは、第3可動部材43の外周より僅かに大きく設定されている。
また、各可動部材は、全体として中心部が前面側に凸となるドーム型曲面を構成するように、少し湾曲している。
次に、LED基板47は、カバー部材46の裏側に取り付けられ、複数のフルカラーLED49(発光体)を前面側に搭載したもので、本発明の発光部に相当する。
図10等に示すように、各可動部材(第1可動部材41、第2可動部材42、第3可動部材43)には、その裏面側から伸びる腕部(第1腕部51、第2腕部52、第3腕部53)がそれぞれ一体に形成されている。各腕部は、上下に2枚の板状部(符号省略)を有し、これら板状部が略水平になるように配置される。また組立て状態において、各腕部の板状部は、図8に示すように、下から上に向かって、第1腕部51の下側の板状部、第2腕部52の下側の板状部、第3腕部53の下側の板状部、第1腕部51の上側の板状部、第2腕部52の上側の板状部、第3腕部53の上側の板状部の順に、重ねて配置される。
ここで、固定軸受部51a,52a,53aは、共通の固定軸54が挿通される略上下方向の貫通口であり、各腕部を構成する2枚の板状部の同軸位置を貫くように形成されている。固定軸54は、略上下方向に配置され、ベース部材39に対して固定状態に設けられる軸であり、この固定軸54を中心として、各腕部とこれと一体の各可動部材がそれぞれ別個に回動可能に支持されている。なお、連動軸受部51b,52b,53bの内周と固定軸54の外周との間には、各可動部材の固定軸54を中心とした回転運動が可能となるように、僅かな隙間が形成されている。しかし、連動軸受部51b,52b,53bは、前記回転運動以外の相対運動を固定軸54に対して積極的に許容する孔(例えば長孔)ではない。また、固定軸受部51a,52a,53aと固定軸54によって、各可動部材の支持機構が構成されている。
なお、連動軸55は、固定軸54と平行に配置され、第1腕部51と一体に固定軸54を中心として回転運動する軸である。即ち、第1可動部材41の連動軸受部51bは、連動軸55に対して自転以外の相対運動を積極的に許容する孔(例えば長孔)ではなく、連動軸55が連動軸受部51bに例えば圧入されて固定されていてもよい。
即ち、第1可動部材41の連動軸受部51bの断面寸法は連動軸55とほぼ同一の大きさであり、第2可動部材42の連動軸受部52bでは少し広くなり、第3可動部材43の連動軸受部53bではさらに広くなることで、これら3つの可動部材の動作がずれる(詳細後述する)構成となっている。
なお、連動軸受部51b,52b,53bと連動軸55によって、各可動部材の連動機構が構成されている。
図10等に示すように、駆動機構44は、ベース部材39に対して固定状態に取り付けられる駆動機構ベース60と、この駆動機構ベース60上に出力軸を略鉛直下方(前記固定軸54と平行な方向で下向き)に向けて搭載されたモータ61と、このモータ61の出力軸上に直結されて前記出力軸と一体に回転する第1歯車62と、駆動機構ベース60上の略鉛直方向(前記固定軸54と平行な方向)の軸を中心として回転可能(自転可能)に設けられ、第1歯車62と噛み合って第1歯車62に駆動されて自転する第2歯車63と、この第2歯車63の上面外周側から略上方(前記固定軸54と平行な方向)に伸びるように形成された回動軸64と、を備える。
ここで、第2歯車63の歯数は、第1歯車62より少なく設定され、モータ61の出力軸の回転が減速されて第2歯車63に伝達される。
また、第2歯車63と一体に回転する回動軸64は、前記第1腕部51の下側の板状部に形成された長孔51cに係合している。
次に、各可動部材の動作について、説明する。
前記回動軸64と長孔51cの係合によって、回動軸64の回転(即ち、モータ61の回転)に伴い、第1可動部材41が回動し、さらにこの第1可動部材41の動きが、連動軸55を介して他の可動部材(第2可動部材42と第3可動部材43)に伝わり、他の可動部材も連動して回動する。即ち、連動軸55が連動軸受部(長孔)52b,53bの内面に当たって第2可動部材42と第3可動部材43を押すことによって、第1可動部材41の動きを第2可動部材42と第3可動部材43に伝えて第2可動部材42と第3可動部材43を連動させる
ちなみに、図1や図2は各可動部材が上記常態にある場合を、図3は各可動部材が上記作動常態にある場合を、図示している。
また、上記作動常態から常態に戻る時には、まず第1可動部材41が戻り始め、その後第2可動部材42が戻り始め、さらにその後第3可動部材43が戻り始め、上記常態に戻る。
次に、本形態例のパチンコ機で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、客待ち状態(デモ中)となっており、表示装置5の画面(表示部6)には客待ち画像(動画又は静止画)が表示される。
ガイドレール2を介して遊技領域3に打込まれた遊技球が、始動入賞口11又は12に入賞すると(即ち、特図の始動入賞があると)、表示部6において特図(ダミー)の変動表示が行われるとともに、対応する本特図の表示器(特図1表示器15又は特図2表示器16)で本特図の変動表示が行われて、変動表示ゲームが実行される。
なお、特図1と特図2の両方の始動記憶が存在する場合には、例えば特図1と特図2の変動表示ゲームが交互に実行されてもよいし、表示部6において、各特図表示用の領域が夫々形成されて、別個独立に表示部6における各特図の変動表示が実行され、特図1と特図2の変動表示ゲームが別個独立に実行されてもよい。また、始動入賞があった順番に特図1又は特図2の変動表示ゲームが実行される態様でもよい。
また、上記変動表示ゲームの終了前には、場合によりリーチアクションと呼ばれる特別な演出(例えば、特図の2列分を同じ図柄とし、残りの1列分の図柄をゆっくり変動させる動作)が表示部6において実行される。
即ち、何れかの特図の変動表示ゲームが大当たりで終了すれば大当たり状態に移行し、何れかの変動表示ゲームがはずれで終了し何れかの特図の始動記憶があれば再度その始動記憶に応じた変動表示ゲームが実行され、何れかの変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶がなければ客待ち状態に戻り、大当たりが終了して何れかの特図の始動記憶があれば再度その始動記憶に対応した変動表示ゲームが実行され、大当たりが終了して何れの特図についても始動記憶がなければ客待ち状態に戻る流れとなっている。
また、表示部6での表示内容に絡めて上記可動部材の動作(或いはさらに、発光部であるLED基板47からの光の照射)を行うことで、センターケース10内全てを有効に利用して装飾領域とすることができる。
また、上記可動部材の動作タイミングと表示部6の表示演出、遊技の進行等を同期させる等すれば、通常分かりづらい予告や報知等を確実に遊技者に印象づけることができる効果もある。
また、上記可動部材が前後方向に動くものであるため、本例のように、上記可動部材の動作範囲を遊技球の動きや衝突に絡まない位置に容易に設定でき、可動部材の高い強度(例えば、遊技球の衝突に耐え得る強度)を確保する必要がなく、コスト低減にも貢献できる利点がある。
このため、例えば各可動部材を別個に支持して別個に駆動する構成等に比較して、部品点数が格段に少なくて済み、面方向においても無駄なスペースを設ける必要がない。また、1つの駆動源(モータ61)で多くの可動部材に、動作を行わせることができる。
また本遊技機によれば、各可動部材の作動時期や作動量に違いが設けられているため、各可動部材が一様に動く場合に比較して、より躍動感溢れる面白みの有る動きとなり、より演出効果が高まる。
また本遊技機によれば、作動状態における各可動部材相互間の隙間を介して、後方の発光部(LED基板47)からの光を各可動部材の前面側に放射可能である。このため、各可動部材後方からの光がまるでサンバースト(雲間からもれる日光)のように各可動部材の隙間から前面側へ届き、非常にインパクトのある高い装飾効果が奏される。さらにいえば、各可動部材が作動した時の隙間を介し、いちばん後方から照射しているので、より奥行き感のある照明効果が期待できる。
例えば、上記形態例では、楕円形の可動部材を例示したが、円形でもよいし、他の形状(例えば、四角形、星形など)でもよい。また、連動軸が特定可動部材(上記形態例では、第1可動部材41)に一体に形成され、特定可動部材には連動軸受部(上記形態例では、連動軸受部51b)が形成されていない構成でもよい。
また、各可動部材の作動時期や作動量についても、上記形態例の態様に限定されない。例えば、上記形態例では、第1可動部材41の次に第2可動部材42が動き始め、さらにその後第3可動部材43が動き始めるが、第1可動部材41の次に第3可動部材43が動き始め、さらにその後第2稼動部材42が動き始める、といった異なる態様もあり得る。また、作動状態が多段階に設定されていてもよい。
3 遊技領域
5 表示装置本体
6 表示部
10 センターケース
25 装飾部(装飾可動部)
31 装飾枠体
39 ベース部材
41 第1可動部材(特定可動部材)
42 第2可動部材
43 第3可動部材
44 駆動機構
45 装飾レンズ部材
47 LED基板(発光部)
49 フルカラーLED(発光体)
51b,52b,53b 連動軸受部
54 固定軸
55 連動軸
Claims (5)
- 表示部を有する表示装置本体を備えるとともに、
該表示部を視認可能な開口部が形成された装飾枠体と、該装飾枠体に設けられる装飾可動部と、を少なくとも有するセンターケースを備えた遊技機において、
前記装飾可動部は、
同芯状に配置された複数の可動部材を有し、これら可動部材が連動して前後動可能とされ、
前記複数の可動部材は、光を前面側に放射する十分な隙間が各可動部材相互間に形成された作動状態に動作可能であるとともに、
前記装飾可動部には、
後方から前記可動部材に向けて光を出力する発光体を有する発光部と、
該発光部の前面側であって前記可動部材の裏面側に配設され、当該発光体による光を透す装飾レンズ部材と、が備えられ、
前記発光体は、前記作動状態における各可動部材相互間の隙間を介して、光を前記可動部材の前面側に放射可能であることを特徴とする遊技機。 - 前記装飾可動部は、
当該装飾可動部を前記装飾枠体に取り付けるためのベース部材と、
前記複数の可動部材を前記ベース部材に取り付けられた共通の固定軸により回動可能に軸支することによって、前記複数の可動部材の前後動を可能とする支持機構と、
前記複数の可動部材を共通の連動軸により連結することによって、前記複数の可動部材を連動させる連動機構と、
前記複数の可動部材のうちの何れか一つの可動部材である特定可動部材を回動させることによって、前記複数の可動部材の前後動を実現する駆動機構と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記連動機構は、
前記連動軸と、少なくとも前記特定可動部材以外の他の可動部材に形成されて前記連動軸が嵌め込まれる連動軸受部とよりなり、前記連動軸が前記連動軸受部に当たって前記他の可動部材を押すことによって、前記特定可動部材の動きを前記他の可動部材に伝えて前記他の可動部材を連動させるものであり、
前記他の可動部材の前記連動軸受部が長孔となっており、その内面に前記連動軸が当るタイミングが異なることにより、各可動部材の作動時期や作動量に違いが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記装飾レンズ部材の前記光を透す面が、光を散乱させる凹凸形状であるとともに、前記発光体は、フルカラーLEDであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
- 表示部を有する表示装置本体を備えるとともに、
該表示部を視認可能な開口部が形成された装飾枠体と、該装飾枠体に設けられる装飾可動部と、を少なくとも有するセンターケースを備えた遊技機において、
前記装飾可動部は、
当該装飾可動部を前記装飾枠体に取り付けるためのベース部材と、
楕円形状の第1可動部材と、
該第1可動部材の周囲に同芯円状に配置された楕円形リング状の第2可動部材と、
該第2可動部材の周囲に同芯円状に配置された楕円形リング状の第3可動部材と、
前記第1〜第3可動部材を前記ベース部材に取り付けられた共通の固定軸により回動可能に軸支することによって、前記複数の可動部材を前後動可能に支持する支持機構と、
前記第1〜第3可動部材を共通の連動軸により連結することによって、前記複数の可動部材を連動させる連動機構と、
前記第1可動部材を回動させることによって、前記複数の可動部材の前後動を実現する駆動機構と、
後方から前記可動部材に向けて光を出力する発光体を有する発光部と、
該発光部の前面側であって前記可動部材の裏面側に配設され、当該発光体による光を透す装飾レンズ部材と、を備え
前記連動機構は、
前記連動軸と、少なくとも前記第2可動部材と第3可動部材に形成されて前記連動軸が嵌め込まれる連動軸受部とよりなり、前記連動軸が前記連動軸受部に当たって前記第2可動部材と第3可動部材を押すことによって、前記第1可動部材の動きを前記第2可動部材と第3可動部材に伝えて前記第2可動部材と第3可動部材を連動させるものであり、
前記第2可動部材と第3可動部材の前記連動軸受部が長孔となっており、その内面に前記連動軸が当るタイミングが異なることにより、前記第1〜第3可動部材の作動時期や作動量に違いが設けられ、
前記第1〜第3可動部材は、光を前面側に放射する十分な隙間が各可動部材相互間に形成された作動状態に動作可能であるとともに、
前記発光体は、前記作動状態における各可動部材相互間の隙間を介して、光を前記可動部材の前面側に放射可能であることを特徴とする遊技機。
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