JP2012239631A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2012239631A
JP2012239631A JP2011112338A JP2011112338A JP2012239631A JP 2012239631 A JP2012239631 A JP 2012239631A JP 2011112338 A JP2011112338 A JP 2011112338A JP 2011112338 A JP2011112338 A JP 2011112338A JP 2012239631 A JP2012239631 A JP 2012239631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control data
movable body
stepping motor
drive source
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011112338A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Nakamura
竜也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Sangyo Co Ltd filed Critical Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority to JP2011112338A priority Critical patent/JP2012239631A/ja
Publication of JP2012239631A publication Critical patent/JP2012239631A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】複数の駆動源の駆動に同期ずれが生じても、その同期ずれによる影響を抑えて可動体を動作させることが可能なパチンコ遊技機を提供すること。
【解決手段】パチンコ遊技機1は、装飾可動体42と、装飾可動体を移動させる第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67と、両モータの駆動を制御する駆動制御手段(ランプ制御基板24)とを備える。第1ステッピングモータを駆動するための制御データ82及び第2ステッピングモータを駆動するための制御データ83はいずれも、装飾可動体に所定の動作(上昇動作)を行わせるための役物上昇制御データ84,87と、所定の動作に続く動作(停止動作)を行わせるための役物停止制御データ85,88を含んでいる。ランプ制御基板は、役物上昇制御データを実行した後、装飾可動体が所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を満たした場合に、役物停止制御データを実行する。
【選択図】図18

Description

本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に、駆動源を用いて可動体を駆動する技術に関する。
従来より、下記特許文献1に示すように、一つの可動体(可動ギミック)を一つのステッピングモータを用いて駆動させるものが一般的に知られている。
また近年では、従来のものと比べて大きな可動体を搭載した遊技機が登場している。このような大きな可動体を駆動するには、高いトルクが必要となるため、一つの可動体に対して一つのステッピングモータを用いたのでは、トルクが足りず可動体を動作させることが難しい。そこで、このような大きな可動体を駆動する場合には、2つのステッピングモータを用いて、各モータを同期させて同時に駆動する方法が採用される。
例えば、可動体の左右にそれぞれステッピングモータを配して、これらのステッピングモータの駆動により、可動体を上昇させ停止させ下降させるという一連の動作を行う場合、遊技機は、左に配したステッピングモータを正転させ励磁状態で停止させ逆転させるという一連の制御データと、右に配したステッピングモータを逆転させ励磁状態で停止させ正転させるという一連の制御データとを、同時に実行することとなる(図16(a)参照)。
特開2007−268038号公報
しかしながら、上述のような一連の制御データに基づいて2つのステッピングモータの駆動を制御した場合、左に配したステッピングモータの駆動と、右に配したステッピングモータの駆動との同期がずれると、その同期ずれによる影響は、可動体の一連の動作が終了するまで続いてしまう(図16(b)参照)。すなわち、可動体の上昇時に同期ずれが生じて、可動体が左右のバランスを崩した姿勢で上昇した場合には、その可動体は姿勢を崩したまま下降することとなってしまう(図17参照)。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、複数の駆動源を利用して可動体に一連の動作を行わせる場合に、複数の駆動源の駆動に同期ずれが生じても、その同期ずれによる影響を抑えて可動体を動作させることが可能なパチンコ遊技機の提供を目的とする。
本発明の第1のパチンコ遊技機は、遊技盤に対して移動可能な可動体と、協働して前記可動体を移動させる第1駆動源、及び第2駆動源と、前記第1駆動源を駆動するための制御データ、及び前記第2駆動源を駆動するための制御データに従って、前記第1駆動源及び前記第2駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、を備え、前記第1駆動源を駆動するための制御データ、及び前記第2駆動源を駆動するための制御データは、いずれも、前記可動体に所定の動作を行わせるための第1制御データと、前記所定の動作に続く動作を行わせるための第2制御データとを含み、前記駆動制御手段は、前記第1駆動源及び前記第2駆動源に対する第1制御データを実行した後、前記可動体が前記所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を満たした場合に、前記第1駆動源及び前記第2駆動源に対する第2制御データを実行することを特徴とする。
また、本発明の第2のパチンコ遊技機は、遊技盤に対して移動可能な第1可動体及び第2可動体と、前記第1可動体を移動させる第1駆動源と、前記第2可動体を移動させる第2駆動源と、前記第1駆動源を駆動するための制御データ、及び前記第2駆動源を駆動するための制御データに従って、前記第1駆動源及び前記第2駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、を備え、前記第1駆動源を駆動するための制御データは、前記第1可動体に所定の動作を行わせるための第1制御データと、該所定の動作に続く動作を行わせるための第2制御データとを含み、前記第2駆動源を駆動するための制御データは、前記第2可動体に所定の動作を行わせるための第1制御データと、該所定の動作に続く動作を行わせるための第2制御データとを含み、前記駆動制御手段は、前記第1駆動源及び前記第2駆動源に対する第1制御データを実行した後、前記第1可動体が前記所定の動作を終了し且つ前記第2可動体が前記所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を満たした場合に、前記第1駆動源及び前記第2駆動源に対する第2制御データを実行することを特徴とする。
ここで、本発明のパチンコ遊技機では、前記所定の条件を、所定の待機時間が経過したことであるとして構成することができる。
また、本発明の第1のパチンコ遊技機では、前記可動体が前記所定の動作を終了したことを検知する検知手段を備え、前記所定の条件を、前記検知手段が前記所定の動作の終了を検知したことであるとして構成することができる。
また、本発明の第2のパチンコ遊技機では、前記第1可動体が前記所定の動作を終了したことを検知する第1検知手段と、前記第2可動体が前記所定の動作を終了したことを検知する第2検知手段と、を備え、前記所定の条件を、前記第1検知手段が前記所定の動作の終了を検知し、且つ、前記第2検知手段が前記所定の動作の終了を検知したことであるとして構成することができる。
本発明によれば、可動体が所定の動作をしているときに第1駆動源と第2駆動源の駆動の同期がずれても、その影響は可動体の所定の動作に続く動作に及ばないため、複数の駆動源の駆動に同期ずれが生じた場合の可動体の動作に対する影響を少なくすることができる。
本発明の第1実施形態のパチンコ遊技機の正面図である。 同実施形態のパチンコ遊技機が備える可動役物装置を示す図であり、(a)は、初期位置における可動役物装置の概略正面図であり、(b)は、初期位置における可動役物装の概略背面図である。 可動役物装置の動作を示す図であり、(a)は、演出位置における可動役物装置の概略正面図であり、(b)は、演出位置における可動役物装の概略背面図である。 同実施形態に係る遊技機の電気系統のブロック図である。 ランプ制御基板の構成を示すブロック図である。 (a)は第1ステッピングモータに対する制御データを示し、(b)は第2ステッピングモータに対する制御データを示す。 (a)は通常遊技状態又は時短遊技状態における大当たり乱数の判定テーブルを、(b)は確変遊技状態又は潜確遊技状態における大当たり乱数の判定テーブルを、(c)は第1始動口入賞により取得した図柄乱数の判定テーブルを、(d)は第2始動口入賞により取得した図柄乱数の判定テーブルをそれぞれ示す。 メイン側タイマ割込処理のフローチャートである。 サブ側タイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 演出選択処理のフローチャートである。 変動演出終了中処理のフローチャートである。 当たり演出選択処理のフローチャートである。 客待ちコマンド受信処理のフローチャートである。 演出ボタン処理のフローチャートである。 従来の制御方法に基づいて可動役物装置を動作させた場合のタイミングチャートであり、(a)は正常時、(b)は同期ずれ発生時を示す。 従来の制御方法に基づいて可動役物装置を動作させた場合の同期ずれ発生時の装飾可動体の動作を示す図であり、(a)は上昇時、(b)は停止時、(c)は下降時を示す。 第1実施形態のパチンコ遊技機が採用する制御方法に基づいて可動役物装置を動作させた場合のタイミングチャートであり、(a)は正常時、(b)は同期ずれ発生時を示す。 第1実施形態のパチンコ遊技機が採用する制御方法に基づいて可動役物装置を動作させた場合の同期ずれ発生時の装飾可動体の動作を示す図であり、(a)は上昇時、(b)は停止時、(c)は下降時を示す。 本発明の第2実施形態のパチンコ遊技機が備える可動役物装置の概略正面図であり、(a)は初期位置、(b)は演出位置を示す。 第2実施形態のパチンコ遊技機が採用する制御方法に基づいて可動役物装置を動作させた場合のタイミングチャートであり、(a)は正常時、(b)は同期ずれ発生時を示す。 第3実施形態のパチンコ遊技機における遊技盤の正面図である。 第3実施形態のパチンコ遊技機が備える第1装飾可動体装置を示す概略背面図である。 第3実施形態のパチンコ遊技機が備える第2装飾可動体装置を示す概略背面図である。 第4実施形態のパチンコ遊技機が採用する制御方法に基づいて可動役物装置を動作させた場合のタイミングチャートであり、(a)は正常時、(b)は同期ずれ発生時を示す。 第4実施形態のパチンコ遊技機における電気系統の概略ブロック図である。 第4実施形態のパチンコ遊技機が採用する制御方法の変更例を示すタイミングチャートであり、(a)は正常時、(b)は同期ずれ発生時を示す。
1.第1実施形態
(1)パチンコ遊技機の構造
本発明の第1実施形態に係るパチンコ遊技機について、図面に基づいて説明する。図1に示すように、第1実施形態のパチンコ遊技機1は、前面枠10の内側に取着された遊技盤2を備えている。遊技盤2には、ハンドル11の操作により発射された遊技球が流下する遊技領域3が、レール部材12で囲まれて形成されている。遊技領域3には、遊技球を誘導する案内釘(図示せず)が多数突設されている。前面枠10には、複数の枠ランプ18及びスピーカ17が配設されている。また、遊技盤2には、盤ランプ19が設けられている。
ここで、本明細書中、上下方向および左右方向は、図1に示す遊技盤2の正面側(遊技領域3側)を基準とし、また、前後方向は、遊技盤2の正面側(遊技領域3側)を前方とし、遊技盤2の裏面側を後方とする。
遊技領域3には、液晶表示装置である画像表示器4の表示部4aが配置されている。画像表示器4は、客待ち用のデモ表示、装飾図柄変動演出、大当たり遊技に並行して行われる大当たり演出などを表示部4aに表示する。装飾図柄変動演出は、数字等の装飾図柄と装飾図柄以外の演出画像とにより構成されて、変動表示を経て停止表示された装飾図柄により、大当たり抽選(即ち、大当たり乱数の取得とその大当たり乱数を用いた判定)の結果を報知する演出である。この装飾図柄変動演出は、特別図柄変動に並行して行われる。また、大当たり抽選は、遊技球の第1始動口51aまたは第2始動口51bへの入賞に対して行われる。
遊技領域3の中央部であって画像表示器4の前方には、センター役物装置30が配置されている。センター役物装置30は、遊技盤2に前面側から取り付けられる前飾り31と、遊技盤2に裏面側から取り付けられる液晶ベース(図示せず)とを備えている。前飾り31の下部には、上面を転動する遊技球を、第1始動口51aへと案内可能なステージ部33が形成されている。前飾り31の左部には、入口から遊技球を流入させ、出口からステージ部33へ遊技球を流出するワープ部34が配設されている。前飾り31の上部には、文字や図形等を表現した装飾部材35が配されている。なお、図示しない液晶ベースには、ステージ部33の後方にあたる位置に、「肉」の文字を模った装飾可動体42を有する可動役物装置40が組み付けられている。装飾可動体42は、非作動時、ステージ部33の上面より下方に位置して遊技者から視認不能に格納され、作動時、ステージ部33の上面より上方へ突出して遊技者から視認可能に露出する。装飾可動体42の詳細については、後述する。
遊技領域3の左右方向における中央下部には、始動入賞装置50が設けられている。始動入賞装置50は、遊技球の入球し易さが常時変わらない第1始動口51aと、電動チューリップ(以下、「電チュー」という。)52により開閉される第2始動口51bとを備えている。電チュー52は、電チューソレノイド53(図4参照)により駆動される。第2始動口51bは、電チュー52が開いているときのみ遊技球が入賞可能となる。
また、遊技領域3には、大入賞装置70が設けられている。大入賞装置70は、始動入賞装置50の下方に配置されており、大入賞口71と、大入賞口ソレノイド73(図4参照)により動作する開閉部材72とを備えている。大入賞口71は、開閉部材72により開閉される。
また、遊技領域3には、複数の普通入賞装置90及び遊技球が通過可能なゲート8が設けられている。各普通入賞装置90は、始動入賞装置50の左方に配置されている。各普通入賞装置90に入った遊技球は、その普通入賞装置90内の普通入賞口91に入賞する。ゲート8は、センター役物装置30の左方に配置されている。
遊技領域3の外側には、普通図柄表示器13、第1特別図柄表示器14a、及び、第2特別図柄表示器14bが設けられるとともに、普通図柄保留ランプ15、第1特別図柄保留ランプ16a、第2特別図柄保留ランプ16bがそれぞれ4つ設けられている。
第1特別図柄表示器14a、第2特別図柄表示器14bは、それぞれ、遊技球の第1始動口51a、第2始動口51bへの入賞を契機として行われる大当たり抽選の結果を、変動表示を経て停止表示された図柄(特別図柄)により報知する(これを「特別図柄変動」という)ものである。第1特別図柄表示器14a、第2特別図柄表示器14bに停止表示された図柄(特別図柄)が大当たり図柄又は小当たり図柄であれば、大入賞口71を所定回数開閉する当たり遊技が行われる。
特別図柄の変動表示中または当たり遊技中に、遊技球が第1始動口51aまたは第2始動口51bに入賞すると、メイン制御基板20(図4参照)は、その入賞に対して取得した大当たり乱数等の乱数を、第1始動口51aへの入賞であれば第1保留記憶部27a(図4参照)に、第2始動口51bへの入賞であれば第2保留記憶部27b(図4参照)に、保留記憶として記憶する。そして、特別図柄変動を実行可能になったときに、記憶しておいた保留記憶に基づいて大当たりか否かの判定を行い、特別図柄変動を実行する。
第1特別図柄保留ランプ16a、第2特別図柄保留ランプ16bは、それぞれ、第1保留記憶部27a、第2保留記憶部27bに記憶されている保留記憶の個数を表示するものである。なお、第1保留記憶部27a、第2保留記憶部27bに記憶される保留記憶の個数は、それぞれ4個が上限とされているため、第1保留記憶部27aに4個の保留記憶がある状態で遊技球が第1始動口51aに入賞したときや、第2保留記憶部27bに4個の保留記憶がある状態で遊技球が第2始動口51bに入賞したときは、その入賞に対して大当たり乱数等の乱数は取得されない。
普通図柄表示器13は、ゲート8への遊技球の通過を契機として行われる普通図柄抽選の結果を、変動表示を経て停止表示される普通図柄により報知するものである。停止表示された普通図柄が当たり図柄であれば、所定時間及び所定回数、電チュー52を開く補助遊技が行われる。
普通図柄の変動表示中または補助遊技中に、遊技球がゲート8を通過すると、メイン制御基板20(図4参照)は、その通過に対して取得した当たり乱数を記憶する。そして、普通図柄の変動表示を開始可能な状態になったときに、記憶しておいた当たり乱数を用いて当たりか否かの判定を行い、普通図柄の変動表示を開始して、その判定結果を示す普通図柄を停止表示する。普通図柄保留ランプ15は、このように記憶されている当たり乱数の個数を表示するものである。なお、記憶される当たり乱数は4個が上限とされているため、4個の当たり乱数が記憶されている状態で遊技球がゲート8を通過しても、その通過に対する当たり乱数の取得は行われない。
図2は、図示しない液晶ベースの前面下部に組み付けられた可動役物装置40の概略正面図である。なお、液晶ベースは、後方から画像表示器4が取り付けられた状態で、遊技盤2の裏面側に取り付けられ固定されるものである。
図2、3に示すように、可動役物装置40は、装飾可動体42を備える。装飾可動体42は、正面視略四角形状とされ、「肉」の文字を模した装飾面42aを有している。なお、図2は、装飾可動体42が初期位置にあるときを示し、図3は、装飾可動体42が初期位置から上昇して演出位置にあるときを示している。図示を省略するが、装飾可動体42は、LED素子を実装したLED基板と、LED素子が発した光を拡散させて装飾面42aが一様に光っているようにみせるための拡散板とを、内部に備えている。LED基板は、図示しない中継基板を介してランプ制御基板24(図4参照)に接続されている。
装飾可動体42の裏面側の左端及び右端には、第1ラック部材44及び第2ラック部材56が取り付けられている。第1ラック部材44及び第2ラック部材56は、平面視略L字形状とされ、上下方向に延びる長尺状の部材である。第2ラック部材56は、第1ラック部材44とは左右対称に構成されたものである。第1ラック部材44及び第2ラック部材56は、それぞれ、上部44a,56aを装飾可動体42の裏面側に取付固定されている。第1ラック部材44は、左側面に、上下方向に沿って直線状に歯が形成された第1ラック部45を備えており、第2ラック部材56は、右側面に、上下方向に沿って直線状に歯が形成された第2ラック部57を備えている。なお、第1ラック部材44及び第2ラック部材56は、図示しない液晶ベースに移動可能に支持される。
第1ラック部45には、中間ギア62が噛み合っている。中間ギア62は、第1ステッピングモータ63の回転軸63aに固着された駆動ギア64と噛み合っている。また、第2ラック部57には、中間ギア66が噛み合っている。中間ギア66は、第2ステッピングモータ67の回転軸67aに固着された駆動ギア68と噛み合っている。なお、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67は、入力パルスに応じたステップ数だけ回転駆動されるモータである。また、第1ステッピングモータ63、中間ギア62、第2ステッピングモータ67、及び中間ギア66は、図示しない液晶ベースに、固定部材等(図示せず)を介して組み付けられる。また、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67は、図示しない中継基板を介してランプ制御基板24(図4参照)に接続される。
第1ラック部材44の下端部44bには、第1フォトセンサ47の発光部と受光部との間に入って発光部からの光を遮断する遮蔽板部46が左方に向かって突設されている。第1フォトセンサ47は、第1ラック部材44の初期位置を検出するもの(装飾可動体42の初期位置を検出するもの)であり、図示しない液晶ベース側に取り付けられている。また、第2ラック部材56の下端部56bには、第2フォトセンサ59の発光部と受光部との間に入って発光部からの光を遮断する遮蔽板部58が左方に向かって突設されている。第2フォトセンサ59は、第2ラック部材56の初期位置を検出するもの(装飾可動体42の初期位置を検出するもの)であり、図示しない液晶ベース側に取り付けられている。
以上のように、可動役物装置40は、第1ステッピングモータ63と第2ステッピングモータ67の2つの駆動源により、装飾可動体42(以下「肉ギミック」ともいう)を動作させるものである。可動役物装置40において、2つの駆動源63,67を用いて1つの装飾可動体42を動作させることとしているのは、装飾可動体42が、左右方向の幅寸法を表示画面の1/2程度、上下方向の長さ寸法を表示画面の7割程度と大きく形成されており、下から上へ持ち上げるのに大きなトルクを必要とするからである。
ここで、可動役物装置40の動作について簡単に説明する。なお、動作の詳細については後述する。装飾可動体42が図2に示す初期位置にある状態から、第1ステッピングモータ63を駆動して駆動ギア64を時計方向に回転(正転)させると、駆動ギア64と噛み合っている中間ギア62が反時計方向に回転する。また、これと同時に、第2ステッピングモータ67を第1ステッピングモータ63と同じ速度で駆動して駆動ギア68を反時計方向に回転(逆転)させると、駆動ギア68と噛み合っている中間ギア66が時計方向に回転する。これにより、中間ギア62と噛み合っている第1ラック部材44、及び、中間ギア66と噛み合っている第2ラック部材56は、互いに同じ高さを保ちながら、上方へ移動していく。従って、第1ラック部材44及び第2ラック部材56に固定されている装飾可動体42は、図3に示すように、演出位置まで上昇することとなる。図3に示す演出位置では、「肉」の文字が施された装飾可動体42は、ステージ部33から略全部露出する(図1参照)。
演出位置にある装飾可動体42を初期位置に戻す場合には、第1ステッピングモータ63を反時計方向に回転(逆転)させると同時に、第2ステッピングモータ67を第1ステッピングモータ63と同じ速度で時計方向に回転(正転)させる。これにより、第1ラック部材44及び第2ラック部材56は、互いに同じ高さを保ちながら、下方へ移動していく。従って、第1ラック部材44及び第2ラック部材56に固定されている装飾可動体42は、図2に示す初期位置まで下降することとなる。図2に示す初期位置では、「肉」の文字が施された装飾可動体42は、ステージ部33の後方に略全部格納される(図1参照)。
(2)パチンコ遊技機の電気系統
次に、図4に基づいて実施形態のパチンコ遊技機1の電気系統について説明する。図4に示すように、実施形態のパチンコ遊技機1は、メイン制御基板20、払出制御基板21、サブ制御基板25を備え、サブ制御基板25は、演出制御基板22、画像制御基板23、及び、ランプ制御基板24を備えている。そして、払出制御基板21及び演出制御基板22はメイン制御基板20に接続され、画像制御基板23及びランプ制御基板24は演出制御基板22に接続されている。各制御基板は、CPU、ROM、RAM等を備えている。また、メイン制御基板20は、RAM内に、第1保留記憶部27a及び第2保留記憶部27bを有する保留記憶部27を備えている。
メイン制御基板20は、大当たりの抽選や遊技状態の移行など主に利益に関わる制御を行うものである。メイン制御基板20には、第1始動口51a内に設けられて第1始動口51aに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW(スイッチ)54a、第2始動口51b内に設けられて第2始動口51bに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW54b、電チュー52を駆動する電チューソレノイド53、ゲート8内に設けられてゲート8を通過した遊技球を検出するゲートSW80、大入賞口71内に設けられて大入賞口71に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW74、開閉部材72を駆動する大入賞口ソレノイド73、各普通入賞口91内にそれぞれ設けられてその普通入賞口91に入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW92、第1特別図柄保留ランプ16a、第2特別図柄保留ランプ16b、普通図柄保留ランプ15、第1特別図柄表示器14a、第2特別図柄表示器14b、普通図柄表示器13がそれぞれ接続され、図4に矢印で示すように、各スイッチからはメイン制御基板20に信号が入力され、各ソレノイドやランプ等にはメイン制御基板20から信号が出力される。
また、メイン制御基板20は、払出制御基板21に各種コマンドを送信するとともに、払い出し監視のために払出制御基板21から信号を受信する。払出制御基板21には、図示しない払出装置を駆動する払出駆動モータ26が接続され、払出制御基板21は、メイン制御基板20から受信したコマンドに従って払出駆動モータ26を動作させ、賞球の払出を行わせる。
また、メイン制御基板20は、演出制御基板22に対し各種コマンドを送信し、演出制御基板22は、画像制御基板23との間でコマンドや信号の送受信を行う。画像制御基板23には画像表示器4及びスピーカ17が接続され、画像制御基板23は、演出制御基板22から受信したコマンドに従って、画像表示器4の表示部4aに装飾図柄その他の画像を表示し、スピーカ17から音声を出力する。
具体的には、画像制御基板23のROMには、画像表示器4において表示する装飾図柄、背景、キャラクタ、アイテム等の画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて又は画像データとは独立にスピーカ17から出力する音声、楽曲、効果音等の音響データが記憶されている。画像制御基板23のCPUは、ROMに記憶された画像データや音響データの中から、演出制御基板22から受信したコマンドに対応したものを選択して読み出し、読み出した画像データを用いて装飾図柄等の画像を表示するための画像処理を行い、また、読み出した音響データを用いて音声等の音響を出力するための音声処理を行う。そして、画像制御基板23は、画像処理された画像データに基づいて画像表示器4に画像を表示し、音声処理された音響データに基づいてスピーカ17から音響を出力する。
また、演出制御基板22は、ランプ制御基板24との間でコマンドや信号の送受信を行う。ランプ制御基板24には枠ランプ18、盤ランプ19、及び可動役物装置40の第1ステッピングモータ63、第2ステッピングモータ67、第1フォトセンサ47、及び第2フォトセンサ59等が接続され、ランプ制御基板24は、演出制御基板22から受信したコマンドに従って、枠ランプ18や盤ランプ19を点灯・消灯し、第1ステッピングモータ63、第2ステッピングモータ67を駆動させ可動役物装置40を動作させる。
具体的には、ランプ制御基板24のROM81には、演出制御基板22にて決定される演出内容に応じた枠ランプ18及び盤ランプ19の発光パターンデータ(点灯/点滅や発光色に関するデータ)が記憶されている。ランプ制御基板24のCPUは、ROMに記憶された発光パターンデータの中から、演出制御基板22から受信したコマンドに対応したものを選択して読み出し、読み出した発光パターンデータに従って枠ランプ18、盤ランプ19の発光を制御する。また、ランプ制御基板24のROM81には、演出制御基板22にて決定される演出内容に応じた装飾可動体42の動作パターンデータ(以下「制御データ」ともいう)が記憶されている。ランプ制御基板24のCPUは、読み出した動作パターンデータに従って、装飾可動体42の動作を制御する。
なお、演出制御基板22には、演出ボタン28(図1参照)が押下操作されたことを検出する演出ボタン検出SW28aが接続されており、演出ボタン28が押下されると、演出ボタン検出SW28aから演出制御基板22に対して信号が出力される。
ここで、図5に基づいてランプ制御基板24のROM81について詳述する。図5に示すように、ランプ制御基板24のROM81には、第1ステッピングモータ63に対する制御データ82(第1ステッピングモータ63の駆動を制御するためのプログラム)、及び第2ステッピングモータ67に対する制御データ83(第2ステッピングモータ67の駆動を制御するためのプログラム)が記憶されている。第1ステッピングモータ63に対する制御データ82、及び第2ステッピングモータ67に対する制御データ83は、それぞれ、役物上昇制御データ84,87、役物停止制御データ85,88、役物下降制御データ86,88を含んでいる。
図6(a)に示すように、第1ステッピングモータ63に対する制御データ82のうち、役物上昇制御データ84は、第1ステッピングモータ63を、第1フォトセンサ47が遮蔽板部46を検知しなくなるまで、速度200pps(パルス/秒)で5ステップ正転させた後、速度250ppsで10ステップ正転させ、さらに速度200ppsで5ステップ正転させるプログラムである。これにより、第1ラック部材44は演出位置まで上昇する。また、役物停止制御データ85は、第1ステッピングモータ63を100msec(ミリ秒)間、通電状態で停止させるプログラムである。これにより、第1ステッピングモータ63のホールディングトルクが第1ラック部材44に働き、第1ラック部材44は演出位置で保持される。また、役物上昇制御データ86は、第1ステッピングモータ63を、速度200ppsで5ステップ逆転させた後、第1フォトセンサ47が遮蔽板部46を検知するまで、速度250ppsで10ステップ逆転させ、さらに速度200ppsで5ステップ逆転させるプログラムである。これにより、第1ラック部材44は初期位置まで下降する。
また、図6(b)に示すように、第2ステッピングモータ67に対する制御データ83のうち、役物上昇制御データ87は、第2ステッピングモータ67を、第2フォトセンサ59が遮蔽板部58を検知しなくなるまで、速度200pps(パルス/秒)で5ステップ逆転させた後、速度250ppsで10ステップ逆転させ、さらに速度200ppsで5ステップ逆転させるプログラムである。これにより、第2ラック部材56は演出位置まで上昇する。また、役物停止制御データ88は、第2ステッピングモータ67を、100msec(ミリ秒)間、通電状態で停止させるプログラムである。これにより、第2ステッピングモータ67のホールディングトルクが第2ラック部材56に働き、第2ラック部材56は演出位置で保持される。また、役物上昇制御データ89は、第2ステッピングモータ67を、速度200ppsで5ステップ正転させた後、第2フォトセンサ59が遮蔽板部58を検知するまで、速度250ppsで10ステップ正転させ、さらに、速度200ppsで5ステップ正転させるプログラムある。これにより、第2ラック部材56は初期位置まで下降する。
このように実施形態のパチンコ遊技機1では、図6に示す制御データを上から下へ順番に実行していくことにより、装飾可動体42に一連の動作(初期位置から演出位置まで上昇し、演出位置で停止し、演出位置から初期位置まで復帰するという一連の動作)を実行させることができるようになっている。すなわち、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67に対する制御データ82,83は、装飾可動体42の動作に応じた複数の制御データ84,85,86,87,88,89から構成され、複数の制御データを構成する各制御データ84,85,86,87,88,89は、順次実行されることにより装飾可動体42が所定の一連の動作をするように互いに関連している。
ここで、実施形態のパチンコ遊技機1では、役物上昇制御データ84,87により駆動されるステップ数は、第1ステッピングモータ63、第2ステッピングモータ67ともに20ステップずつとされているが、この20ステップは、装飾可動体42が上下方向に移動できる最大ステップ数に満たない値に設定されている。すなわち、装飾可動体42が動作可能な機構的な限界に達しない範囲で設定されている。なお、装飾可動体42の機構限界に達しない範囲で設定することなく、装飾可動体42の位置を検知するためのセンサを設けて、このセンサが作動したとき、又は上限ステップ数駆動されたときに、ステッピングモータを停止させる制御を役物上昇時の制御として採用してもよい。この場合には、同期ずれによる装飾可動体42の傾きのみならず、脱調により生じた装飾可動体42の傾きも解消することが可能となる。
(3)遊技状態等の説明
次に、第1実施形態のパチンコ遊技機1の遊技状態等について説明する。第1実施形態のパチンコ遊技機1は、通常遊技状態、時短遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態の4つの遊技状態と、大当たり遊技、小当たり遊技とを有している。
時短遊技状態とは、通常遊技状態よりも第2始動口51bへ遊技球が入賞し易い状態をいい、通常遊技状態では、普通図柄抽選の当選確率が約1/10、普通図柄変動時間が4秒、第2始動口51bの開放時間が0.15秒、第2始動口51bの開放回数が1回であるのに対して、時短遊技状態では、普通図柄抽選の当選確率が約9/10、普通図柄変動時間が1.5秒、第2始動口51bの開放時間が1.80秒、第2始動口51bの開放回数が3回となっている。
確変遊技状態とは、通常遊技状態よりも大当たりに当選しやすく、かつ第2始動口51bへ遊技球が入賞し易い状態をいい、通常遊技状態では、大当たり当選確率が約1/300であるのに対して、確変遊技状態では、大当たり当選確率が約1/30となっている。また、確変遊技状態では、時短遊技状態と同様、普通図柄抽選の当選確率が約9/10、普通図柄変動時間が1.5秒、第2始動口51bの開放時間が1.80秒、第2始動口51bの開放回数が3回となっている。
潜確遊技状態とは、通常遊技状態よりも大当たりに当選しやすい状態をいい、潜確遊技状態では、確変遊技状態と同様、大当たり当選確率が約1/30となっている。また、潜確遊技状態では、通常遊技状態と同様、普通図柄抽選の当選確率が約1/10、普通図柄変動時間が4秒、第2始動口51bの開放時間が0.15秒、第2始動口51bの開放回数が1回となっている。
そして、初期状態では(即ち、電源が投入されて最初の遊技が開始されるときは)通常遊技状態であり、大当たりが発生すれば、大入賞口71を所定回数開閉する大当たり遊技を経て、その大当たりの種類に応じた遊技状態に遷移する。大当たりの種類には、ほとんど賞球の獲得が望めない短当たりとして、2R(ラウンド)潜確大当たりがあり、多くの賞球を獲得可能な長当たりとして、15R(ラウンド)確変大当たり、15R(ラウンド)通常大当たりがある。また、これら大当たりの他に小当たりがある。なお、ラウンドとは大入賞口71の開放期間を言う。2R潜確大当たりでは、大入賞口71を極短時間2回開放する大当たり遊技を行った後、潜確遊技状態に遷移し、15R確変大当たりでは、大入賞口71を15回開放する大当たり遊技を行った後、確変遊技状態に遷移し、15R通常大当たりでは、大入賞口71を15回開放する大当たり遊技を行った後、時短遊技状態に遷移する。また、小当たりは、見かけ上2R潜確大当たりと変わらない動作をするもので、大入賞口71を極短時間2回開放する小当たり遊技を行うが、遊技状態は遷移しない。なお、時短遊技状態において途中で大当たりが発生することなく100回の特別図柄変動が行われたときも、通常遊技状態に遷移する。
なお、大当たり及び小当たりの抽選は大当たり乱数を用いて行われ、大当たりに当選した場合に当選した大当たりがいずれの種類の大当たりとなるかの抽選は、大当たり図柄乱数を用いて行われる。大当たり乱数は、図7(a)(b)に示すように、0〜299までの範囲で値をとることとされ、通常遊技状態時又は時短遊技状態時では、大当たりに当選する割合が1/300となるよう大当たりに当選する乱数値が定められるとともに、小当たりに当選する割合が3/300となるよう、小当たりに当選する乱数値が定められている。また、大当たり乱数は、確変遊技状態時又は潜確遊技状態時では、大当たりに当選する割合が10/300となるよう、大当たりに当選する乱数値が定められるとともに、小当たりに当選する割合が3/300となるよう、小当たりに当選する乱数値が定められている。大当たり図柄乱数は、図7(c)(d)に示すように、0〜249までの範囲で値をとることとされ、第1始動口51aへの入賞に対しては、15R通常大当たりに当選する割合が100/250となり、15R確変大当たりに当選する割合が75/250となり、2R潜確大当たりに当選する割合が75/250になるよう各大当たりに当選する乱数値が定められ、第2始動口51bへの入賞に対しては、15R通常大当たりに当選する割合が100/250となり、15R確変大当たりに当選する割合が125/250となり、2R潜確大当たりに当選する割合が25/250になるよう各大当たりに当選する乱数値が定められており、第1始動口51aへ入賞したときよりも長当たりに当選する割合が高くなっている。
(4)パチンコ遊技機の動作
次に、図8に基づいてメイン制御基板20の動作について説明し、図9〜15に基づいて演出制御基板22の動作について説明する。まず、メイン制御基板20の動作について説明する。なお、後述する各カウンタは、RAMに設けられ、パチンコ遊技機1の電源投入時にゼロクリアされる。
[メイン側タイマ割込処理]メイン制御基板20は、図8に示すメイン側タイマ割込処理を例えば4msecといった短時間毎に繰り返す。まず、メイン制御基板20は、大当たり抽選に用いる大当たり乱数、大当たりの種類を決めるための大当たり図柄乱数、装飾図柄変動演出においてリーチ状態とするか否か決めるためのリーチ乱数、変動パターンを決めるための変動パターン乱数、普通図柄抽選に用いる当たり乱数等を更新する乱数更新処理を行う(ステップS101)。
次に、メイン制御基板20は、始動口SW処理(S102)、ゲートSW処理(S103)、大入賞口SW処理(S104)及び普通入賞口SW処理(S105)を行う。始動口SW処理(S102)は、第1始動口SW54a又は第2始動口SW54bがONしていれば、ONした始動口に対応する保留記憶が4個未満であることを条件に大当たり乱数等の乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数)を取得するとともに、始動口カウンタの値に1を加算する処理である。ゲートSW処理(S103)は、ゲートSW80がONしていれば、すでに記憶されている当たり乱数が4個未満であることを条件に当り乱数を取得する処理である。大入賞口SW処理(S104)は、大入賞口SW74がONしていれば、大当たり遊技中又は小当たり遊技中か否かを判定して、大当たり遊技中又は小当たり遊技中であれば、入賞個数カウンタの値に1を加算するとともに、大入賞口カウンタの値に1を加算する処理である。普通入賞口SW処理(S105)は、普通入賞口SW92がONしていれば、普通入賞口カウンタの値に1を加算する処理である。
次に、メイン制御基板20は、特別図柄処理(S106)、普通図柄処理(S107)、大入賞口処理(S108)、及び、電チュー処理(S109)を行う。特別図柄処理(S106)は、始動口SW処理にて取得した大当たり乱数等の乱数を判定し、その判定結果を報知するための特別図柄変動の開始および停止をする処理である。普通図柄処理(S107)は、ゲートSW処理にて取得した当り乱数を判定し、その判定結果を報知するための普通図柄変動の開始および停止をする処理である。大入賞口処理(S108)は、特別図柄処理の結果、当り遊技に当選していた場合に、所定の開放パターン(ラウンド数、1ラウンド当りの開放時間、1ラウンド当りの規定入賞個数)に従って大入賞口71を開放させる処理である。電チュー処理(S109)は、普通図柄処理の結果、補助遊技に当選していた場合に、所定の開放パターン(開放回数、1回当りの開放時間)に従って電チュー52を開放させる処理である。
次に、メイン制御基板20は、始動入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり3球)、大入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり15球)、及び、普通入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり10球)を払い出すためのコマンドをセットして、それらのカウンタをゼロクリアする賞球処理(S110)を行い、以上の各処理においてセットしたコマンドを払出制御基板21及び演出制御基板22に出力する出力処理(S111)を行う。
以上のメイン制御基板20における処理と並行して、演出制御基板22では図9〜15に示す処理を行う。以下、演出制御基板22の動作について説明する。
[サブ側タイマ割込処理]演出制御基板22は、図9に示すようなサブ側タイマ割込処理を所定の短時間毎に繰り返す。サブ側タイマ割込処理では、後述するコマンド受信処理(S1101)及び演出ボタン処理(S1102)と、コマンド受信処理及び演出ボタン処理でセットしたコマンドを画像制御基板23やランプ制御基板24に送信するコマンド送信処理(S1103)とを行う。コマンド送信処理が実行されると、各種コマンドを受信した画像制御基板23やランプ制御基板24は、各種演出装置(画像表示器4,スピーカ17,枠ランプ18,盤ランプ19,可動役物装置40)を用いて各種演出(図柄変動演出や大当たり演出など)を実行する。
[コマンド受信処理]図10に示すように、コマンド受信処理では、演出制御基板22は、メイン制御基板20から変動開始コマンドを受信していれば後述する演出選択処理を行い(S1301,S1302)、変動停止コマンドを受信していれば後述する変動演出終了中処理を行う(S1303,1304)。そして、演出制御基板22は、オープニングコマンドを受信していれば、後述する当たり演出選択処理を行い(S1305,1306)、エンディングコマンドを受信していれば、エンディングコマンドを解析し、モードフラグを参照してエンディング演出パターンを選択し、エンディング演出開始コマンドをセットするエンディング演出選択処理を行う(S1307,1308)。続いて、演出制御基板22は、後述する客待ちコマンド受信処理を行って(S1309)、コマンド受信処理を終える。
[演出選択処理]図11に示すように、演出選択処理では、演出制御基板22は、メイン制御基板20から受信した変動開始コマンドを解析する(S1401)。変動開始コマンドには、現在の遊技状態を示す情報、大当たり抽選において当選した特別図柄の種類を示す情報、及び、装飾図柄変動演出の変動パターンを示す変動パターン情報が含まれている。次に、演出制御基板22は、演出モードを示すモードフラグを参照する(S1402)。続いて、解析した変動開始コマンドおよび参照したモードフラグに基づいて装飾図柄変動演出の変動パターンを選択する変動演出パターン選択処理を行う(S1403)。そして、演出制御基板22は、装飾図柄変動演出を開始するための変動演出開始コマンドをセットする(S1404)。ここで、演出モードとは、画像表示器4における演出の態様であり、演出モードが異なると、登場するキャラクタや背景が異なる等、画像表示器4に表示される動画が異なり、装飾図柄変動演出も演出モードに応じたものが選択される。
ステップS1404でセットされた変動演出開始コマンドが、コマンド送信処理(図9のステップS1103参照)により画像制御基板23およびランプ制御基板24に送信されると、画像制御基板23は、画像表示器4の表示部4aにおいて装飾図柄変動演出を開始し、ランプ制御基板24は、受信した変動演出開始コマンドが可動役物装置40を動作させる演出を指示している場合には、装飾図柄変動演出に合わせて、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67を駆動して可動役物装置40を動作させる。すなわち、ランプ制御基板24は、演出制御基板22から可動役物装置40を動作させる旨のコマンドを受信すると、図6に示す第1ステッピングモータ63に対する制御データ82としての役物上昇制御データ84、役物停止制御データ85、役物下降制御データ86と、第2ステッピングモータ67に対する制御データ83としての役物上昇制御データ87、役物停止制御データ88、役物下降制御データ89に従って、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67を駆動制御して、装飾可動体42を初期位置(図2に示す位置)から演出位置(図3に示す位置)まで上昇させたのち、演出位置にて一旦停止させ、その後初期位置まで戻すという一連の動作を実行する。そして、ランプ制御基板24は、第1フォトセンサ47が第1ラック部材44の遮蔽板部46を検知したことに基づいて、第1ステッピングモータ63の回転を停止させるとともに、第2フォトセンサ59が第2ラック部材56の遮蔽板部58を検知したことに基づいて、第2ステッピングモータ67の回転を停止させて、装飾可動体42を初期位置で停止させる。なお、実施形態のパチンコ遊技機1では、可動役物装置40は、後述するように、装飾図柄変動演出中に演出ボタン28(図1参照)が押下操作されたことに基づいて動作したり、演出ボタン28の押下操作に基づくことなく装飾図柄変動演出中の所定タイミングで動作したりするように構成されている。
[変動演出終了中処理]図12に示すように、変動演出終了中処理では、演出制御基板22は、変動停止コマンドを解析し(S1501)、モードフラグを参照する(S1502)。次に、今終了しようとする装飾図柄変動演出が当たり(大当たりまたは小当たり)を報知するものか否かを判定して(S1503)、当たりを報知するものであればモードフラグ変更処理を行う(S1508)。モードフラグ変更処理では、その当たりの種類に応じた演出モードを示すものにモードフラグを変更するとともに、変更後の演出モードが通常モードでない場合には、その演出モードに対応するカウンタの値Mに上限回数をセットする。
一方、演出制御基板22は、今終了しようとする装飾図柄変動演出が当たりを報知するものでなければ(S1503でNO)、モードフラグが0か否かを判定し(S1504)、0であればステップS1509に進む。なお、モードフラグが0とは通常モードであることを示し、初期状態では(即ち、電源が投入されて最初の遊技が開始されるときは)モードフラグは0である。一方、モードフラグが0でなければ、現在の演出モード用のカウンタの値Mを1減少させて(S1505)、その値Mが0にならなければ(S1506でNO)、ステップS1509に進むが、0になれば(S1506でYES)、通常モードに戻すためにモードフラグを0として(S1507)、ステップS1509に進む。ステップS1509では、演出制御基板22は、装飾図柄変動演出を終了させるための変動演出終了コマンドをセットする。
[当たり演出選択処理]図13に示すように、当たり演出選択処理では、演出制御基板22は、オープニングコマンドを解析して(S1601)、解析したオープニングコマンドに基づいて、当たり演出のパターンを選択する当たり演出パターン選択処理を行う(S1602)。そして、演出制御基板22は、当たり演出を開始するためのオープニング演出開始コマンドをセットする(S1603)。なお、当たり演出とは、小当たり遊技又は大当たり遊技時に実行される演出をいう。
[客待ちコマンド受信処理]図14に示すように、客待ちコマンド受信処理では、演出制御基板22は、客待ちコマンドを受信したか否かを判定し(S1701)、受信していれば、客待ち演出を実行するまでの時間の計測を開始するとともに計測フラグをONして(S1702、S1703)、ステップS1705に進む。一方、受信していなければ、計測フラグがONされているか否か判定し(S1704)、オンされていなければ、客待ち演出実行までの時間の計測中ではないので処理を終え、オンされていればタイムアップか、すなわち、いま計測している時間が客待ち演出実行までの時間として設定した所定時間に達したか否か判定する(S1705)。そして、タイムアップでなければ、処理を終え、タイムアップであれば、計測フラグをOFFするとともに(S1706)、客待ち演出を開始するための客待ち演出開始コマンドをセットする(S1707)。
[演出ボタン処理]図15に示すように、演出ボタン処理では、演出制御基板22は、演出ボタン検出SW28aからの信号により、演出ボタン28が押下されたか(ONされたか)否かを判定し(S1801)、ONされていなければ処理を終え、ONされていれば装飾図柄変動演出中か否かを判定する(S1802)。そして、装飾図柄変動演出中でなければ処理を終え、装飾図柄変動演出中であれば、その装飾図柄変動演出において演出ボタン28を操作するよう指示がでているか否かを判定する(S1803)。そして、演出ボタン28の操作指示中でなければ処理を終え、演出ボタン28の操作指示中であれば、可動役物装置40を動作させるための可動役物作動コマンドをセットして処理を終える(S1804)。ステップS1804でセットされた可動役物作動コマンドが、コマンド送信処理(図9のステップS1103参照)によりランプ制御基板24に送信されると、ランプ制御基板24は、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67を駆動して可動役物装置40を動作させる。
(5)可動役物装置の動作の詳細
ここで、第1実施形態のパチンコ遊技機1が備える可動役物装置40の動作について詳述する。まず、図16及び図17に基づいて、従来の制御方法に基づいて可動役物装置40を動作させた場合について説明し、続いて、図18及び図19に基づいて、第1実施形態のパチンコ遊技機1が採用している制御方法に基づいて可動役物装置40を動作させた場合について説明する。
図16(a)に示す制御方法は、第1ステッピングモータ63に対する制御データ82としての役物上昇制御データ84、役物停止制御データ85、役物下降制御データ86を、ひとかたまりの制御データとし、かつ、第2ステッピングモータ67に対する制御データ83としての役物上昇制御データ87、役物停止制御データ88、役物下降制御データ89を、ひとかたまりの制御データとして、同時に実行するものである。
この場合、図16(b)に示すように、第1ステッピングモータ63の駆動と第2ステッピングモータ67の駆動との同期がずれて、第1ステッピングモータ63の駆動に対して、第2ステッピングモータ67の駆動が遅れた場合には、その影響は、役物上昇動作におけるずれ、役物停止動作におけるずれ、役物下降動作におけるずれと、装飾可動体42の全ての動作に対して及ぶこととなる。なお、同期ずれは、例えば、ハードウェア上で信号の伝達が遅延することにより生じる。
そして、図16(b)に示すように同期ずれが発生した場合、装飾可動体42は、図17に示すように動作する。すなわち、装飾可動体42の上昇時には、図17(a)に示すように、第1ステッピングモータ63により駆動される左側の第1ラック部材44が、第2ステッピングモータ67により駆動される右側の第2ラック部材56よりも先に上昇するため、装飾可動体42は、右下がりに傾いて上昇していく。そして、図17(b)に示すように、装飾可動体42の演出位置での停止時に、遅れて上昇してきた第2ラック部材56が追いつくため、装飾可動体42の傾きは一旦補正されるが、装飾可動体42の下降時には、図17(c)に示すように、先に上昇した第1ラック部材44が、第2ラック部材56よりも先に下降するため、装飾可動体42は、左下がりに傾斜して下降していく。
このように、図16(a)に示すような制御方法を採用した場合、第1ステッピングモータ63の駆動と第2ステッピングモータ67の駆動との同期ずれが発生すると、その影響は、装飾可動体42の一連の動作の全てに及ぶこととなる。
そこで、第1実施形態のパチンコ遊技機1では、図18(a)に示す制御方法を採用している。図18(a)に示す制御方法では、第1ステッピングモータ63に対する制御データ82としての役物上昇制御データ84、役物停止制御データ85、役物下降制御データ86を、それぞれ分けて、ひとつの制御データを実行した後所定の待機時間Tを経てから、次の制御データを実行することとし、かつ、第2ステッピングモータ67に対する制御データ83としての役物上昇制御データ87、役物停止制御データ88、役物下降制御データ89を、それぞれ分けて、ひとつの制御データを実行した後所定の待機時間Tを経てから、次の制御データを実行することとしている。各ステッピングモータ63,67に対する制御データ82,83のうち対応する制御データ(例えば、第1ステッピングモータ63に対する役物上昇制御データ84と第2ステッピングモータ67に対する役物上昇制御データ87)は、同時に実行を開始される。
この場合、図18(b)に示すように、第1ステッピングモータ63の駆動と第2ステッピングモータ67の駆動との同期がずれて、第1ステッピングモータ63の駆動に対して、第2ステッピングモータ67の駆動が遅れた場合、その影響は、役物上昇動作におけるずれとして装飾可動体42の動作に表れるが、役物停止制御データを実行する前の待機時間T中に、同期ずれが解消されるため、役物停止制御データおよび役物下降制御データは、同時に実行されることとなる。すなわち、同期ずれの影響が、役物停止動作におけるずれや役物下降動作におけるずれとして表れない。
したがって、同期ずれが生じた場合、装飾可動体42は、図19に示すように動作する。すなわち、装飾可動体42の上昇時には、図19(a)に示すように、第1ステッピングモータ63により駆動される左側の第1ラック部材44が、第2ステッピングモータ67により駆動される右側の第2ラック部材56よりも先に上昇するため、装飾可動体42は、右下がりに傾いて上昇していくが、その後の待機時間T(図18(b)参照)の間に、遅れて上昇してきた第2ラック部材56が追いつくため、装飾可動体42の傾きは補正される。そして、図19(b)に示す装飾可動体42の演出位置での停止時や、図19(c)に示す装飾可動体42の下降時には、装飾可動体42の上昇時に生じた同期ずれの影響はなく、装飾可動体42は、傾くことなく演出位置で停止しその後下降していく。
このように、図18(a)に示すような制御方法を採用した第1実施形態のパチンコ遊技機1によれば、第1ステッピングモータ63の駆動と第2ステッピングモータ67の駆動との同期ずれが発生しても、その影響が装飾可動体42の一連の動作の全てに及ぶことを防止することができる。
なお実施形態では、待機時間Tは、10msecに設定されている。これは、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67が、速度200ppsで駆動されることを考慮したものである。すなわち、200ppsの場合、1ステップは5msecであるから、1ステップよりも十分長い時間を待機時間とすることで、同期ずれにより動作に1ステップ程度のずれが生じても十分解消できるようにしている。
(6)実施形態の効果
以上説明したように、第1実施形態のパチンコ遊技機1は、遊技盤2に対して移動可能な装飾可動体42と、協働して装飾可動体42を移動させる第1ステッピングモータ63(第1駆動源に相当する)、及び第2ステッピングモータ67(第2駆動源に相当する)と、第1ステッピングモータ63を駆動するための制御データ82、及び第2ステッピングモータ67を駆動するための制御データ83に従って、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67の駆動を制御する駆動制御手段(ランプ制御基板24により構成される)とを備える。そして、第1ステッピングモータ63を駆動するための制御データ82、及び第2ステッピングモータ67を駆動するための制御データ83は、いずれも、装飾可動体42に所定の動作(上昇動作)を行わせるための第1制御データ(役物上昇制御データ84,87)と、所定の動作に続く動作(停止動作)を行わせるための第2制御データ(役物停止制御データ85,88)とを含んでいる。すなわち、第1ステッピングモータ63を駆動するための制御データ82、及び第2ステッピングモータ67を駆動するための制御データ83は、いずれも、装飾可動体42の一連の動作のうちの一部の動作(上昇動作)を行わせるための第1制御データ(役物上昇制御データ84,87)と、一部の動作に続く動作(停止動作)を行わせるための第2制御データ(役物停止制御データ85,88)とを含んでいる。そして、駆動制御手段(ランプ制御基板24)は、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67に対する第1制御データ(役物上昇制御データ84,87)を実行した後、装飾可動体42が所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を満たした場合に、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67に対する第2制御データ(役物停止制御データ85,88)を実行することとしている。
したがって、第1実施形態のパチンコ遊技機1によれば、装飾可動体42の所定の動作(上昇動作)中に、第1ステッピングモータ63と第2ステッピングモータ67の駆動の同期がずれても、その影響は装飾可動体42の所定の動作に続く動作(停止動作や下降動作)には及ばない(図18(b)参照)。よって、第1ステッピングモータ63と第2ステッピングモータ67の駆動に同期ずれが生じた場合の装飾可動体42の動作に対する影響を少なくすることができる(図19参照)。
ここで、第1実施形態のパチンコ遊技機1では、装飾可動体42が所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を、所定の待機時間T(図18参照)が経過したこととしている。
したがって、装飾可動体42の所定の動作(一連の動作のうちの一部の動作、すなわち上昇動作)中に、第1ステッピングモータ63と第2ステッピングモータ67の駆動の同期がずれても、待機時間Tの間に装飾可動体42の動作に対する同期ずれの影響が解消される。よって、装飾可動体42の所定の動作に続く動作(一連の動作のうちの一部の動作に続く動作、すなわち停止動作や下降動作)においては、同期ずれによる影響が生じない。
具体的には、図18(b)に示すように、装飾可動体42を上昇させる制御データの実行中に同期ずれが生じても、その影響は、次の制御データを同時に実行するまでの間に吸収される。したがって、図19に示すように、装飾可動体42が左右のバランスを崩した姿勢で上昇しても、その装飾可動体42は、同期ずれの影響を受けることなく、正常な姿勢で下降することができる。
また、第1実施形態のパチンコ遊技機1によれば、予め決められた時間間隔T(図18参照)で、各制御データを実行していくだけで、装飾可動体42に一連の動作を実行させることができるため、制御の途中で判定処理などを必要とするものと比べて、制御が複雑にならず、ランプ制御基板24の負担が少ない。
2.第2実施形態
上述した第1実施形態のパチンコ遊技機1では、待機時間Tが経過した後に装飾可動体42の上昇動作に続く動作を実行することで、同期ずれ発生時の第1ラック部材44と第2ラック部材56の移動量のずれを解消するよう構成したが、図20,21に示す第2実施形態のパチンコ遊技機では、装飾可動体42が上昇動作を終了したことを、フォトセンサ94,95により検出し、これに基づいて、装飾可動体42の上昇動作に続く動作を実行することで、同期ずれ発生時の第1ラック部材44と第2ラック部材56の移動量のずれを解消するよう構成している。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
具体的には、図20に示すように、第2実施形態のパチンコ遊技機は、第1ラック部材44の初期位置を検知するための第1フォトセンサ47、第2ラック部材56の初期位置を検知するための第2フォトセンサ59以外に、第1ラック部材44の演出位置を検知するための第3フォトセンサ94と、第2ラック部材56の演出位置を検知するための第4フォトセンサ95を、備えて構成されている。その他の構造は、第1実施形態のパチンコ遊技機1における可動役物装置40と同じである。
したがって、図20(a)に示すように、装飾可動体42が初期位置にあるときは、第1ラック部材44の遮蔽板部46が第1フォトセンサ47の発光部と受光部との間に入り、第2ラック部材56の遮蔽板部58が第2フォトセンサ59の発光部と受光部との間に入るので、装飾可動体42が初期位置にあることが検出され、装飾可動体42が演出位置にあるときは、図20(b)に示すように、第1ラック部材44の遮蔽板部46が第3フォトセンサ94の発光部と受光部との間に入り、第2ラック部材56の遮蔽板部58が第4フォトセンサ95の発光部と受光部との間に入るので、装飾可動体42が演出位置にあることが検出される。
以上のように構成された第2実施形態のパチンコ遊技機では、可動役物装置40は、図21に示す制御方法に基づいて駆動される。すなわち、図21(a)に示すように、第3フォトセンサ94が第1ラック部材44を検出してオンされ、且つ、第4フォトセンサ95が第2ラック部材56を検出してオンされたときに、第1ステッピングモータ63に対する役物停止制御データ85(図6参照)と、第2ステッピングモータ67に対する役物停止制御データ88(図6参照)とが、ランプ制御基板24により同時に実行される。
したがって、図21(b)に示すように、同期ずれが発生し、第2ステッピングモータ67の動作が、第1ステッピングモータ63の動作に対して遅れた場合には、第3フォトセンサ94が第1ラック部材44を検出して先にオンされることとなるが、すぐに第1ステッピングモータ63に対する役物停止制御データ85(図6参照)が実行されるわけではなく、第4フォトセンサ95が第2ラック部材56を検出してオンされてから、第1ステッピングモータ63に対する役物停止制御データ85(図6参照)と、第2ステッピングモータ67に対する役物停止制御データ88(図6参照)とが同時に実行される。よって、このときの装飾可動体42の動作は、図19に示す第1実施形態の場合と同様となり、装飾可動体42が傾きながら上昇した場合でも、傾くことなく下降することが可能となる。
以上説明したように、第2実施形態のパチンコ遊技機は、装飾可動体42が所定の動作を終了したことを検知する第3フォトセンサ94及び第4フォトセンサ95(検知手段に相当する)を備えて構成され、装飾可動体42が所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件は、第3フォトセンサ94及び第4フォトセンサ95が装飾可動体42の所定の動作の終了を検知したこととされている。
したがって、第2実施形態のパチンコ遊技機によれば、装飾可動体42が所定の動作(一連の動作のうちの一部の動作、すなわち上昇動作)を終えたことを第3フォトセンサ94及び第4フォトセンサ95(検知手段)が検知するまで、所定の動作に続く動作(一連の動作のうちの一部の動作に続く動作、すなわち停止動作や下降動作)がなされない。そのため、所定の動作中に第1ステッピングモータ63と第2ステッピングモータ67の駆動の同期がずれても、所定の動作に続く動作に同期ずれによる影響が生じるのを防ぐことができる。
3.第3実施形態
第1実施形態のパチンコ遊技機1では、第1ステッピングモータ63および第2ステッピングモータ67により一つの装飾可動体42を駆動する構成としたが、図22〜24に示す第3実施形態のパチンコ遊技機では、第1ステッピングモータ63が、第1可動体(刀部材)101を駆動し、第2ステッピングモータ67が、第2可動体(手飾り部材)107を駆動することにより、第1可動体101と第2可動体107とを同期させて一連の演出を実行するよう構成している。この場合も、図18(a)に示す制御方法を採用することにより、動作の初期で生じた同期ずれの影響を、動作の途中で解消することができる。
具体的には、第3実施形態のパチンコ遊技機は、図22に示すように、刀部材101を揺動動作させる第1可動体装置100と、手飾り部材107を揺動動作させる第2可動体装置106とを備えて構成されている。
第1可動体装置100は、図23に示すように、刀部材101を第1ステッピングモータ63と第1ギア102と第2ギア103とフォトセンサ104を用いて作動させるものである。刀部材101は、通常時には、図23に実線で示すように垂直状態に維持される。第1ステッピングモータ63が正転駆動されると、第1ギア102、第2ギア103を介して刀部材101の扇ギア部101aに動力が伝達され、刀部材101が図23に二点鎖線で示すように作動する。フォトセンサ104が第2ギア103に設けられた遮蔽板部103aを検知すると第1ステッピングモータ63の正転駆動が停止され、刀部材101が停止する。これにより、刀部材101は、表示部4aの前方へ傾斜状態で露出する。その後、第1ステッピングモータ63が逆転駆動されると、刀部材101は図23に実線で示した初期位置へ戻る。
第2可動体装置106は、図24に示すように、手飾り部材107を第2ステッピングモータ67と第1ギア108と第2ギア109とフォトセンサ110を用いて作動させるものであり、上記のような刀部材101の動作と共に動作されるものである。手飾り部材107は、通常時には、図24に実線で示すように停止状態に維持される。第2ステッピングモータ67が逆転駆動されると、第1ギア108、第2ギア109を介して手飾り部材107に固定された固定ギア107aに動力が伝達され、手飾り部材107が図24に二点鎖線で示すように作動する。フォトセンサ110が第2ギア109の遮蔽板部109aを検知すると第2ステッピングモータ67の逆転駆動が停止され、手飾り部材107が停止する。その後、第2ステッピングモータ67が正転されると、手飾り部材107は図24に実線で示した初期位置へ戻る。
このように構成された第3実施形態のパチンコ遊技機では、刀部材101が傾斜状態に変位する際に、手飾り部材107が時計方向に回動し、刀部材101が垂直状態に復帰する際に、手飾り部材107が反時計方向に回動するように、刀部材駆動用の第1ステッピングモータ63と手飾り部材駆動用の第2ステッピングモータ67の駆動がランプ制御基板24により制御される。従って、この場合も、図18(a)に示す制御方法を採用することにより、動作の初期で生じた同期ずれの影響を、動作の途中で解消することができる。すなわち、図18(b)に示す場合のように同期ずれが生じて、刀部材101が傾斜状態へ変位する途中で手飾り部材107の動作が遅れた場合でも、刀部材101が傾斜状態にある待機時間T中に手飾り部材107の遅れが解消されるため、刀部材101が垂直状態に戻る際には、手飾り部材107は遅れることなく動作することができる。
以上説明したように、第3実施形態のパチンコ遊技機では、遊技盤2に対して移動可能な刀部材101(第1可動体)及び手飾り部材107(第2可動体)と、刀部材101(第1可動体)を移動させる第1ステッピングモータ63(第1駆動源)と、手飾り部材107(第2可動体)を移動させる第2ステッピングモータ67(第2駆動源)と、第1ステッピングモータ63を駆動するための制御データ82、及び第2ステッピングモータ67を駆動するための制御データ83に従って、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67の駆動を制御する駆動制御手段(ランプ制御基板24)と、を備える。第1ステッピングモータ63を駆動するための制御データ82は、刀部材101に所定の動作(裏面から見て時計方向に回動させる動作)を行わせるための第1制御データ84と、該所定の動作に続く動作(裏面から見て反時計方向に回動させる動作)を行わせるための第2制御データ85とを含んでいる。第2ステッピングモータ67を駆動するための制御データ83は、手飾り部材107に所定の動作(裏面から見て反時計方向に回動させる動作)を行わせるための第1制御データ87と、該所定の動作に続く動作(裏面から見て時計方向に回動させる動作)を行わせるための第2制御データ88とを含んでいる。駆動制御手段(ランプ制御基板24)は、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67に対する第1制御データ84,87を実行した後、刀部材101が所定の動作を終了し且つ手飾り部材107が所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を満たした場合に、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67に対する第2制御データ85,88を実行する。
ここで、第3実施形態のパチンコ遊技機では、刀部材101及び手飾り部材107が所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を、所定の待機時間T(図18参照)が経過したこととしている。
したがって、刀部材101及び手飾り部材107の所定の動作中に、第1ステッピングモータ63と第2ステッピングモータ67の駆動の同期がずれても、待機時間Tの間に、刀部材101及び手飾り部材107の動作に対する同期ずれの影響が解消される。よって、刀部材101及び手飾り部材107の所定の動作に続く動作においては、同期ずれによる影響が生じない。
なお、第3実施形態のパチンコ遊技機に対して、図21に示すフォトセンサを利用した制御方法を採用してもよい。すなわち、第3実施形態のパチンコ遊技機は、刀部材101が所定の動作を終了したことを検知するフォトセンサ104(第1検知手段に相当する)と、手飾り部材107が所定の動作を終了したことを検知するフォトセンサ110(第2検知手段に相当する)とを備えているので、刀部材101及び手飾り部材107が所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を、フォトセンサ104(第1検知手段)が所定の動作の終了を検知し、且つ、フォトセンサ110(第2検知手段)が所定の動作の終了を検知したこととして構成してもよい。
4.第4実施形態
上述した第1実施形態のパチンコ遊技機1では、役物上昇制御データ84,87に従って制御を実行した後、役物停止制御データ85,88に従って制御を実行するまでの間に、待機時間Tを設けて、この待機時間T中に、同期ずれによる動作のずれ分を解消するように構成したが、図25(b)に示すように、同期ずれが発生した場合には、同期ずれにより遅れたステッピングモータに対する役物停止制御データが規定する励磁時間を短くして役物停止制御データに従った制御を実行するよう構成してもよい。この場合、図25(a)に示すように、同期ずれが発生していないときは、役物上昇制御データに従った制御が終了したらすぐに次の役物停止制御データに従った制御を実行するよう構成する。なお、第4実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
具体的には、第4実施形態のパチンコ遊技機は、図26に示すように、第1ステッピングモータ63の駆動回路96に実装されたモータドライバICから出力されている第1ステッピングモータ63に対する駆動電流の波形を測定し、A/D変換してランプ制御基板24にフィードバックする第1フィードバック回路97と、第2ステッピングモータ67の駆動回路98に実装されたモータドライバICから出力されている第2ステッピングモータ67に対する駆動電流を測定し、A/D変換してランプ制御基板24にフィードバックする第2フィードバック回路99を備え、両フィードバック回路97,99から入力された信号をランプ制御基板24が比較して、同期ずれが発生していないか判定する。なお、第1フィードバック回路97および第2フィードバック回路99が測定する負荷時の電流波形は、図26に示すような波形である。そして、ランプ制御基板24が同期ずれが発生していると判定した場合には、図25(b)に示すように、駆動の遅れている第2ステッピングモータ67に対する役物停止制御データ88に規定された励磁時間を同期ずれにより遅れた分だけ短くして(例えば3msecずれている場合は3msec短くして)、役物停止制御データ88を実行する。なお、その他の構成は、第1実施形態のパチンコ遊技機1と同様である。
以上説明したように、第4実施形態のパチンコ遊技機は、第1ステッピングモータ63の駆動と第2ステッピングモータ67の駆動の同期がずれたことを検知する同期ずれ検知手段(ランプ制御基板24、第1フィードバック回路97、及び第2フィードバック回路99により構成される)を備える。第1ステッピングモータ63に対する第2制御データ85は、第1ステッピングモータ63を励磁させる制御データとされ、第2ステッピングモータ67に対する第2制御データ88は、第2ステッピングモータ67を励磁させる制御データとされている。駆動制御手段(ランプ制御基板24)は、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67に対する第1制御データ(役物上昇制御データ84,87)を実行した後、装飾可動体42が所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を満たした場合に、第1ステッピングモータ63及び第2ステッピングモータ67に対する第2制御データ(役物停止制御データ85,88)を実行する。ここで、装飾可動体42が所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件は、同期ずれ検知手段が同期ずれを検知しないことされている。一方、同期ずれ検知手段が同期ずれを検知したときは、駆動制御手段(ランプ制御基板24)は、第1ステッピングモータ63又は第2ステッピングモータ67のうち動作の遅れている駆動源に対する励磁時間を短して、第1ステッピングモータ63に対する第2制御データ(役物停止制御データ85)と、第2ステッピングモータ67に対する第2制御データ(役物停止制御データ88)を実行する。
第4実施形態のパチンコ遊技機によれば、同期がずれた分だけ役物停止制御データ88に従って励磁される時間を変えることで、第1ステッピングモータ63に対する役物停止制御データ85と第2ステッピングモータ67に対する役物停止制御データ88の実行の終了時期を一致させることができる。したがって、役物停止制御データ85,88に続く動作(下降動作)がある場合でも、その動作が同期ずれの影響を受けることを防止できる。
なお、第4実施形態のパチンコ遊技機では、図25(b)に示すように、同期ずれが発生した場合には、同期ずれにより遅れたステッピングモータに対する役物停止制御データが規定する励磁時間を短くして役物停止制御データに従った制御を実行するよう構成したが、図27(b)に示すように、同期ずれが発生した場合には、同期ずれにより遅れていないステッピングモータに対する役物停止制御データが規定する励磁時間を長くして(すなわち第1ステッピングモータ63又は第2ステッピングモータ67のうち動作の遅れていない駆動源に対する励磁時間を長くして)、役物停止制御データに従った制御を実行するよう構成してもよい。この場合も、図27(a)に示すように、同期ずれが発生していないときは、役物上昇制御データに従った制御が終了したらすぐに次の役物停止制御データに従った制御を実行するよう構成する。
また、第4実施形態のパチンコ遊技機では、図26に示すように、第1フィードバック回路97及び第2フィードバック回路99を設けて、ランプ制御基板24が同期ずれの発生の有無を判定するよう構成したが、動作の途中を検知するセンサを、第1ステッピングモータ63と第2ステッピングモータ67のそれぞれに対して別途設けて、両センサが動作を検知するタイミングがずれた場合に、同期ずれが発生したと判定するよう構成してもよい。
5.その他の変更例
以下、その他の変更例について説明する。なお、変更例の説明において、第1実施形態のパチンコ遊技機1と同様の構成については、第1実施形態のパチンコ遊技機1と同様の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態のパチンコ遊技機1では、装飾可動体42を上昇させた後、停止させて、下降させることを一連の動作として構成したが、装飾可動体42の一連の動作は任意に変更可能であり、例えば、装飾可動体42を上昇させた後、停止させることなく、下降させることを一連の動作として構成してもよい。この場合、役物上昇制御データ84,87が第1制御データに相当し、役物下降制御データ86,89が第2制御データに相当する。
第1実施形態のパチンコ遊技機1では、第1駆動源を第1ステッピングモータ63とし、第2駆動源を第2ステッピングモータ67として構成したが、第1駆動源及び第2駆動源は、ソレノイドなど他の駆動源により構成してもよい。
1…パチンコ遊技機
24…ランプ制御基板(駆動制御手段)
42…装飾可動体
63…第1ステッピングモータ(第1駆動源)
67…第2ステッピングモータ(第2駆動源)
82…第1ステッピングモータに対する制御データ
83…第2ステッピングモータに対する制御データ
84…役物上昇制御データ(第1制御データ)
85…役物停止制御データ(第2制御データ)
87…役物上昇制御データ(第1制御データ)
88…役物停止制御データ(第2制御データ)
94…第3フォトセンサ(検知手段)
95…第4フォトセンサ(検知手段)
101…刀部材(第1可動体)
107…花飾り部材(第2可動体)
104…フォトセンサ(第1検知手段)
110…フォトセンサ(第2検知手段)

Claims (5)

  1. 遊技盤に対して移動可能な可動体と、
    協働して前記可動体を移動させる第1駆動源、及び第2駆動源と、
    前記第1駆動源を駆動するための制御データ、及び前記第2駆動源を駆動するための制御データに従って、前記第1駆動源及び前記第2駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記第1駆動源を駆動するための制御データ、及び前記第2駆動源を駆動するための制御データは、いずれも、前記可動体に所定の動作を行わせるための第1制御データと、前記所定の動作に続く動作を行わせるための第2制御データとを含み、
    前記駆動制御手段は、前記第1駆動源及び前記第2駆動源に対する第1制御データを実行した後、前記可動体が前記所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を満たした場合に、前記第1駆動源及び前記第2駆動源に対する第2制御データを実行することを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技盤に対して移動可能な第1可動体及び第2可動体と、
    前記第1可動体を移動させる第1駆動源と、
    前記第2可動体を移動させる第2駆動源と、
    前記第1駆動源を駆動するための制御データ、及び前記第2駆動源を駆動するための制御データに従って、前記第1駆動源及び前記第2駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記第1駆動源を駆動するための制御データは、前記第1可動体に所定の動作を行わせるための第1制御データと、該所定の動作に続く動作を行わせるための第2制御データとを含み、
    前記第2駆動源を駆動するための制御データは、前記第2可動体に所定の動作を行わせるための第1制御データと、該所定の動作に続く動作を行わせるための第2制御データとを含み、
    前記駆動制御手段は、前記第1駆動源及び前記第2駆動源に対する第1制御データを実行した後、前記第1可動体が前記所定の動作を終了し且つ前記第2可動体が前記所定の動作を終了したと判断されるような所定の条件を満たした場合に、前記第1駆動源及び前記第2駆動源に対する第2制御データを実行することを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 前記所定の条件は、所定の待機時間が経過したことであることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記可動体が前記所定の動作を終了したことを検知する検知手段を備え、
    前記所定の条件は、前記検知手段が前記所定の動作の終了を検知したことであることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記第1可動体が前記所定の動作を終了したことを検知する第1検知手段と、
    前記第2可動体が前記所定の動作を終了したことを検知する第2検知手段と、を備え、
    前記所定の条件は、前記第1検知手段が前記所定の動作の終了を検知し、且つ、前記第2検知手段が前記所定の動作の終了を検知したことであることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
JP2011112338A 2011-05-19 2011-05-19 パチンコ遊技機 Pending JP2012239631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011112338A JP2012239631A (ja) 2011-05-19 2011-05-19 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011112338A JP2012239631A (ja) 2011-05-19 2011-05-19 パチンコ遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012239631A true JP2012239631A (ja) 2012-12-10

Family

ID=47461987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011112338A Pending JP2012239631A (ja) 2011-05-19 2011-05-19 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012239631A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012888A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 株式会社高尾 遊技機
JP2016016081A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 株式会社三共 遊技機
JP2016209163A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016209164A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP6197225B1 (ja) * 2016-10-11 2017-09-20 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018061593A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018061591A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018061596A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018143598A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 株式会社大一商会 遊技機
JP2018201730A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342185A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Newgin Corp 遊技機の可動式演出装置
JP2007014408A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機における可動体の制御方法
JP2009247833A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Omron Corp 可動体駆動装置および方法、並びにプログラム
JP2009268538A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2010268913A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Olympia:Kk 可動役物装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342185A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Newgin Corp 遊技機の可動式演出装置
JP2007014408A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機における可動体の制御方法
JP2009247833A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Omron Corp 可動体駆動装置および方法、並びにプログラム
JP2009268538A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2010268913A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Olympia:Kk 可動役物装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012888A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 株式会社高尾 遊技機
JP2016016081A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 株式会社三共 遊技機
JP2016209163A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016209164A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP6197225B1 (ja) * 2016-10-11 2017-09-20 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018061593A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018061591A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018061596A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018143598A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 株式会社大一商会 遊技機
JP2018201730A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012239631A (ja) パチンコ遊技機
JP5188599B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5341851B2 (ja) 遊技機
JP2008295544A (ja) 遊技機
JP5128694B2 (ja) 遊技機
JP5395120B2 (ja) 遊技機
JP6035359B2 (ja) パチンコ遊技機
JP6033344B2 (ja) パチンコ遊技機
JP6033345B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5236048B2 (ja) 遊技機
JP2013236827A (ja) 遊技機
JP5706211B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2012157584A (ja) パチンコ遊技機
JP5236047B2 (ja) 遊技機
JP5706210B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2011072328A (ja) 可動式演出表示装置及びこの可動式演出表示装置を備えるパチンコ遊技機
JP6165831B2 (ja) 遊技機
JP6165830B2 (ja) 遊技機
JP6159353B2 (ja) パチンコ遊技機
JP6421219B2 (ja) 遊技機
JP5832767B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5541896B2 (ja) 可動式演出表示装置及びこの可動式演出表示装置を備えるパチンコ遊技機
JP5921076B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4308129B2 (ja) パチンコ遊技機
JP6165494B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131022