JP2010268913A - 可動役物装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動体のストローク長を簡単な構成で変えることができる可動役物装置の提供。
【解決手段】ソレノイド23を駆動源として上下動する第1の可動体22の近傍に第2の可動体24A,24Bを配設し、モータ25A,25Bを駆動源として第2の可動体24A,24Bが待機位置から動作位置へ回転移動するときに、第2の可動体24A,24Bと一体回転する回転板33A,33Bを受部22bに当接させて第1の可動体22を所定量持ち上げることにより、第1の可動体22の上下方向における初期位置を上方へシフトさせ、それに伴って第1の可動体22のストローク長を短くするようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、弾球遊技機に備えられる可動役物装置に係り、特に、ソレノイドを駆動源として上下動する可動体を有する可動役物装置に関するものである。
パチンコ機に代表される弾球遊技機の中には、遊技盤の遊技領域に可変表示装置や始動入賞口を設け、遊技領域に向けて発射された遊技球が始動入賞口に入賞したことを契機に電子抽選を行い、その抽選結果に基づいて可変表示装置が図柄の変動表示および停止表示を行うようにした機種が存在する。電子抽選の抽選結果には当たり(当選)とハズレ(非当選)があり、抽選結果が当たりの場合には、可変表示装置に所定の特別図柄の組み合わせが表示され、通常モードから特別遊技モードへと移行する。この特別遊技モードでは、例えばアタッカーが開放動作して露呈された大入賞口に遊技球が入るので、遊技者は多くの賞球を獲得することができる。
このような弾球遊技機において、可動態様を変化させることができる可動体を遊技領域の適宜位置(例えば可変表示装置の近傍)に配置し、電子抽選で当選していることを可動体の可動態様によって示唆または報知するようにした可動役物装置が広く採用されている。かかる可動役物装置は、モータやソレノイド等からなるアクチュエータと、このアクチュエータを駆動源として種々の運動を行う可動体とを備えており、従来より、ソレノイドを駆動源として球状の可動体を上下動させることにより、帽子(ハット)を模した別の可動体を開閉動作させるようにした可動役物装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−292755号公報
しかしながら、前述した従来の可動役物装置においては、ソレノイドが有するプランジャーの移動量によって可動体の上下方向のストローク長が決定されてしまうため、可動体の動きが単調になってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、可動体のストローク長を簡単な構成で変えることができる可動役物装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、遊技盤の遊技領域に配設され、電子抽選の結果を可動態様によって遊技者に示唆する可動役物装置において、所定ストロークの範囲内で直線的に移動可能な第1の可動体と、前記第1の可動体を上下方向へ駆動するソレノイドと、前記第1の可動体の近傍に配設された第2の可動体と、前記第2の可動体を待機位置と動作位置との間で往復移動するアクチュエータとを備え、前記第2の可動体が待機位置から動作位置へ移動するときに、前記第1の可動体を前記第2の可動体の駆動力で上昇させることにより、前記第1の可動体のストローク長を短縮するように構成した。
このように構成された可動役物装置では、第2の可動体が待機位置にあるときに第1の可動体の初期位置(デフォルト位置)は上下方向の最下位置にあり、この状態でソレノイドに通電されると、第1の可動体は最下位置と最上位置との間を長いストローク長で上下動する。一方、第2の可動体が待機位置から動作位置へ移動するときに、第1の可動体が第2の可動体によって持ち上げられるため、第1の可動体の初期位置が最下位置から上方の中間位置へ変更される。これにより、第2の可動体が動作位置にある状態でソレノイドに通電されると、第1の可動体は中間位置と最上位置との間を短いストローク長で高速に上下動することになり、第2の可動体の動きを利用して第1の可動体のストローク長を変えることができる。
上記の構成において、第2の可動体の移動方向やアクチュエータの種類は特に限定されないが、前記アクチュエータがモータであり、このモータを駆動源として前記第2の可動体が待機位置と動作位置との間を回転移動する構成とした場合、第1の可動体の上下方向の直線移動と第2の可動体の回転移動という異なる動きにより、演出効果の高い可動役物装置を実現することができて好ましい。
また、上記の構成において、前記第2の可動体が、前記第1の可動体の下方に回転可能に配設された駆動部と、この駆動部から突出する本体部とを有し、前記モータを前記第1の可動体の下方に配置すると共に、前記駆動部に形成したギア部を前記モータに連動して回転するピニオンに噛合し、前記第2の可動体が待機位置から動作位置へ回転移動するときに、前記駆動部を前記第1の可動体の下面に当接させるようにすると、第2の可動体の円滑な回転移動を利用して第1の可動体のストローク長を確実に変えることができて好ましい。
この場合において、第1の可動体の中心を通る仮想線を挟んだ左右両側に前記モータと前記第2の可動体の組をそれぞれ配置し、これら一対のモータを逆方向に回転することにより、各組の前記第2の可動体が待機位置と動作位置との間を互いに逆向きに回転移動するようにすると、一対の第2の可動体の逆向きの回転移動によって第1の可動体をバランス良く持ち上げることができて好ましい。
本発明の可動役物装置は、ソレノイドを駆動源として上下動する第1の可動体の近傍に第2の可動体を配設し、この第2の可動体が待機位置から動作位置へ移動するときに、第2の可動体の駆動力を利用して第1の可動体を持ち上げることにより、第1の可動体の上下方向における初期位置(デフォルト位置)を上方へシフトさせるようにしたので、第1の可動体のストローク長を簡単な構成で長短2通りに変えることができ、それぞれのストローク長の範囲内で第1の可動体を上下動させて演出効果を高めることができる。
パチンコ機の外観を示す斜視図である。 図1のパチンコ機に備えられる遊技盤の正面図である。 該遊技盤の斜視図である。 本発明の実施形態例に係る可動役物装置が動作状態にあるときの該遊技盤の正面図である。 該可動役物装置の正面図である。 該可動役物装置の平面図である。 該可動役物装置の底面図である。 該可動役物装置の背面図である。 該可動役物装置の斜視図である。 該可動役物装置に備えられる第2の可動体が待機位置にあるときの第1の可動体の上下動作を示す正面図である。 図10に対応する背面図である。 該第2の可動体が待機位置から動作位置へ移動する途中状態を示す正面図である。 図12に対応する背面図である。 該第2の可動体が動作位置まで移動した状態を示す正面図である。 図14に対応する背面図である。 該第2の可動体が動作位置にあるときの第1の可動体の上下動作を示す正面図である。 図16に対応する背面図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本発明の可動役物装置が適用されたパチンコ機Pは、遊技場の島設備に配置される機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2に収納保持された後述する遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉4と、前面枠2の下方に配設された前面ボード5と、前面ボード5に取り付けられた発射ハンドル6等を具備しており、前面ボード5には受け皿7が設けられている。
図2〜図4に示すように、遊技盤3の盤面はガイドレール8等で囲まれた遊技領域9となっており、発射ハンドル6が遊技者によって任意角度に回転操作されると、図示せぬ発射装置が受け皿7に貯留された遊技球を遊技領域9に向けて連続的に打ち出すようになっている。遊技領域9の上部中央付近には中央役物ユニット10が配設されており、この中央役物ユニット10は、中央部に開口11を有する枠状の装飾ケース12と、装飾ケース12の下部背面側に配置された可動役物装置13とを具備している。また、中央役物ユニット10の裏面には液晶パネル(LCD)からなる可変表示装置14が配設されており、この可変表示装置14の表示画面14aは装飾ケース12の開口11から露出している。
装飾ケース12には、上側ステージ15aと下側ステージ15bとで構成される二段ステージ15が設けられている。上側ステージ15aは開口11の下辺に沿って左右方向に延びており、その中央部には下側ステージ15bに通じる透孔15cが形成されている。下側ステージ15bは上側ステージ15aの下面に沿って左右方向に延びており、その中央部には溝15dが形成されている。また、装飾ケース12の左側壁には中空構造のワープ通路12aが形成されており、このワープ通路12aの入口は遊技領域9に開口していると共に、ワープ通路12aの出口は上側ステージ15aの左上部に開口している。したがって、中央役物ユニット10の左側の遊技領域9を流下する遊技球がワープ通路12aに入球すると、その遊技球はワープ通路12aの内部を通って上側ステージ15aに排出された後、上側ステージ15a上を転動して透孔15cから下側ステージ15bへと誘導される。
二段ステージ15の溝15dの真下位置には第1の始動入賞口16と第2の始動入賞口17が上下二段に配設されており、下側ステージ15b上を転動して溝15dから落下した遊技球は高い確率で第1の始動入賞口16へ導かれるようになっている。ここで、第1の始動入賞口16は上面に入賞孔が開口された単純構造の始動入賞口であるが、第2の始動入賞口17は一対の可動片を有する電動チューリップ構造の始動入賞口となっている。そして、第1および第2の始動入賞口16,17のいずれか一方に遊技球が入賞すると、それを契機として特別図柄表示の電子抽選が行われ、可変表示装置14の表示画面14a上で図柄の変動表示と停止表示が行われる。また、中央役物ユニット10の左側には通過チャッカー18が配設されており、この通過チャッカー18を遊技球が通過したことを契機に普通図柄表示の電子抽選が行われ、その抽選結果が当たりの場合に第2の始動入賞口17の可動片を一時的に開放して遊技球の入球を許可するようになっている。
さらに、第2の始動入賞口17の真下位置にはアタッカー19が配設されており、このアタッカー19によって図示せぬ大入賞口が覆われている。アタッカー19は、第1および第2の始動入賞口16,17のいずれか一方に遊技球が入賞することを契機に行われる特別図柄表示の電子抽選の結果、当たりとなって大当たり遊技状態(特別遊技モード)に移行した場合に作動される装置である。具体的には、特別図柄表示の抽選結果が当たりの場合、可変表示装置14の表示画面14a上で図柄の変動表示を例えば「777」のように特定図柄で停止させると共に、アタッカー19が複数回繰り返し開放動作して大入賞口を露呈させる。アタッカー19は1回の開放動作について例えば30秒通過するまで、あるいは遊技球が大入賞口に例えば10個入球するまで開放状態を維持し、かかる開放動作を例えば15回繰り返した後に大当たりが終了する。その他、遊技領域9には遊技球の払い出しのみを行う複数の一般入賞口20が配設されており、いずれの始動入賞口16,17や一般入賞口20にも入賞しなかった遊技球は、遊技領域9の最下端部に設けられたアウト口21から遊技盤3の裏面側に排出されるようになっている。
図5〜図9に示すように、本発明の実施形態例に係る可動役物装置13は、所定ストロークの範囲内で直線的に上下動可能な第1の可動体22と、第1の可動体22を上下方向へ駆動するソレノイド23と、第1の可動体22の中心を通る仮想線を挟んで左右両側に配置された一対の第2の可動体24A,24Bと、これら第2の可動体24A,24Bを待機位置と動作位置との間で回転駆動する一対のモータ25A,25B等によって主に構成されている。なお、図5〜図8の2点鎖線で示すように、ソレノイド23とモータ25A,25Bは支持板26の前面に取り付けられており、この支持板26はベース板27の前方に所定間隔を存して一体化されている。
第1の可動体22は大ドラムを模した役物であり、その中央付近から下方へ向かって垂下部22aが突設されている。垂下部22aには上下方向へ延びる長孔28が形成されており、この長孔28を支持板26の前面に植設した一対のガイドピン29,29に挿入することにより、第1の可動体22は支持板26に上下動可能に支持されている。ソレノイド23は通電によって上下動するプランジャー23aを有しており、プランジャー23aの先端部には回動アーム30の一端がピン結合されている。この回動アーム30は支持板26の前面に回転可能に支持されており、回動アーム30の他端は垂下部22aの側部に連結されている。これにより、ソレノイド23への通電によってプランジャー23aが下方へ引き込まれると、回動アーム30の回転に伴って第1の可動体22が初期位置(デフォルト位置)から上方へ所定ストロークだけ移動し、そのストローク長は下側のガイドピン29が長孔28の下端に当接することによって規定される。ただし、第1の可動体22の初期位置は第2の可動体24A,24Bの回転移動によって変化し、それに伴って第1の可動体22のストローク長も変化するようになっている(この点については、後ほど詳細に説明する)。
第2の可動体24A,24Bはいずれも2連の小ドラムを模した役物であり、一方の第2の可動体24Aは第1の可動体22の左半分領域内を回転移動し、他方の第2の可動体24Bは第1の可動体22の右半分領域内を回転移動する。一方の第2の可動体24Aの駆動源であるモータ25Aは減速ギアユニット31Aに積層・一体化されており、この減速ギアユニット31Aの出力軸は支持板26を貫通して裏面側に達している。そして、支持板26の裏面側において減速ギアユニット31Aの出力軸の先端にピニオン32Aが固着されており、モータ25Aの回転が減速ギアユニット31Aで減速されてピニオン32Aに伝達されるようになっている。ピニオン32Aには扇形状をなす回転板33Aの外周面に刻設されたギア部34Aが噛合しており、この回転板33Aは支持板26とベース板27との間に架設された支軸35Aに回転可能に支承されている。回転板33Aは第1の可動体22の下方に配置された駆動部であり、第1の可動体22の下面には回転板33Aの側端面に対向する受部22bが形成されている(図8参照)。また、回転板33Aには支軸35Aから離れる方向へ突出する本体部36Aが一体形成されており、この本体部36Aには第2の可動体24Aを直線的に往復移動させるソレノイド37Aが保持されている。
なお、モータ25Bを駆動源とする他方の第2の可動体24Bについても、上記した一方の第2の可動体24Aと同様の駆動機構によって回転動作されるようになっており、ここでは対応する部材に符号Aの代わりに符号Bを付すことにより、重複する説明は省略することとする。すなわち、モータ25Aから第2の可動体24Aに至る各部材で構成される一方の組と、モータ25Bから第2の可動体24Bに至る各部材で構成される他方の組とは、第1の可動体22の中心を通る仮想線を挟んだ左右両側に対称構造として配置されており、それぞれの駆動源であるモータ25A,25Bを逆方向に回転することにより、各組の第2の可動体24A,24Bが待機位置と動作位置との間を互いに逆向きに回転移動するようになっている。
次に、このように構成された可動役物装置13の動作を主として図5〜図17を参照して説明する。なお、これらの図において、図5,10,12,14,16は可動役物装置13を正面側から見た動作説明図であり、それらに対応する図8,11,13,15,17は可動役物装置13を背面側から見た動作説明図であるため、両者は各部品の移動方向や配置関係が左右で逆になっている。
本実施形態例に係る可動役物装置13において、通常、第2の可動体24A,24Bは図5と図8に示すホームポジションにあり、このホームポジションを待機位置と呼ぶと、待機位置で回転板33A,33Bは第1の可動体22の受部22b,22bから大きく離反している。この場合、第1の可動体22は自重によって上側のガイドピン29が長孔28の上端に当接する位置まで下降しており、当該位置が第1の可動体22の初期位置(以下、これを第1の初期位置と呼ぶ)となっている。なお、図2に示すように、第1の可動体22が第1の初期位置にあるとき、第1の可動体22の上部のみが上側ステージ15aから露出しており、第2の可動体24A,24Bは二段ステージ15の裏側に隠されている。
この状態でソレノイド23に通電するとプランジャー23aが下方へ引き込まれ、それに伴って回動アーム30が図5の反時計回りに回転するため、図10と図11に示すように、第1の可動体22が第1の初期位置から上方へ所定ストロークだけ移動する。この場合、第1の可動体22は下側のガイドピン29が長孔28の下端に当接する位置まで上昇するため、第1の可動体22は第1の初期位置から最上位置までの長いストローク長S1(フルストローク)を上昇することになる。したがって、ソレノイド23への通電と非通電を繰り返すことにより、第1の可動体22を長いストローク長S1で上下動させることができる。
また、第2の可動体24A,24Bが待機位置にあるとき、モータ25A,25Bを互いに逆方向へ回転すると、一方の第2の可動体24Aは第1の可動体22の左半分領域内を上方へ向かって時計回りに回転し、他方の第2の可動体24Bは第1の可動体22の右半分領域内を上方へ向かって反時計回りに回転する。具体的には、モータ25Aの回転が減速ギアユニット31Aからピニオン32Aを介して回転板33Aに伝達されるため、回転板33Aと本体部36Aおよび第2の可動体24Aが支軸35Aを中心に時計回りに回転し、同様に、モータ25Bの回転が減速ギアユニット31Bからピニオン32Bを介して回転板33Bに伝達されるため、回転板33Bと本体部36Bおよび第2の可動体24Bが支軸35Bを中心に反時計回りに回転する。モータ25A,25Bの回転を続行すると回転板33A,33Bの側端面が第1の可動体22の下面に次第に近付いていき、第2の可動体24A,24Bが待機位置から所定角度まで回転すると、図12と図13に示すように、回転板33A,33Bの側端面がそれぞれ対応する受部22bに当接する。この状態からモータ25A,25Bの回転をさらに続行し、第2の可動体24A,24Bが動作位置まで回転した時点でモータ25A,25Bの回転を停止すると、図14と図15に示すように、第1の可動体22が回転板33A,33Bによって所定量だけ持ち上げられる。その結果、下側のガイドピン29と長孔28の下端との距離が短くなり、第1の可動体22の初期位置が第1の初期位置から上方の中間位置(以下、これを第2の初期位置と呼ぶ)へ変更される。
このように第2の可動体24A,24Bが待機位置から動作位置まで回転移動すると、図4に示すように、第2の可動体24A,24Bが二段ステージ15の裏側から突出し、大ドラムの周囲に4つの小ドラムを配置した可動役物装置13が表示画面14aの前方に出現する。この状態でソレノイド23に通電するとプランジャー23aが下方へ引き込まれ、それに伴って回動アーム30が図14の反時計回りに回転するため、図16と図17に示すように、第1の可動体22が第2の初期位置から上方へ所定ストロークだけ移動する。この場合、第1の可動体22の初期位置は第1の初期位置から第2の初期位置へ変更されており、それに伴って下側のガイドピン29と長孔28の下端との距離が短くなっているため、第1の可動体22は第2の初期位置から最上位置までの短いストローク長S2を上昇することになる。したがって、ソレノイド23への通電と非通電を繰り返すことにより、第1の可動体22を短いストローク長S2で高速に上下動させることができる。
また、第2の可動体24A,24Bが図14〜図17に示す動作位置にあるとき、本体部36A,36Bに保持されたソレノイド37A,37Bに通電することにより、第2の可動体24A,24Bを本体部36A,36Bに対して上下動させることができる。したがって、例えばスーパーリーチ時に第2の可動体24A,24Bを単独で上下動させたり、第1の可動体22と第2の可動体24A,24Bを同時に上下動させることにより、これらの可動態様によって大当たりの可能性が高いことを遊技者に示唆させることができる。なお、第2の可動体24A,24Bが動作位置にあるときにモータ25A,25Bを上記と反対方向へ回転すると、第2の可動体24A,24Bは動作位置から図5と図8に示す待機位置(ホームポジション)まで回転移動する。
以上説明したように、本実施形態例に係る可動役物装置13では、ソレノイド23を駆動源として上下動する第1の可動体22の近傍に第2の可動体24A,24Bを配設し、第2の可動体24A,24Bが待機位置から動作位置へ移動するときに、第2の可動体24A,24Bの駆動力を利用して第1の可動体22を所定量持ち上げることにより、第1の可動体22の上下方向における初期位置(デフォルト位置)を上方へシフトさせるようにしたので、第1の可動体22のストローク長を簡単な構成で長短2通り(S1,S2)に変えることができ、それぞれのストローク長S1,S2の範囲内で第1の可動体22を上下動させて演出効果を高めることができる。
また、第1の可動体22の下方にモータ25A,25Bと回転板(駆動部)33A,33Bとを配置し、回転板33A,33Bに形成したギア部34A,34Bをモータ25A,25Bに連動して回転するピニオン32Aに噛合すると共に、回転板33A,33Bから突出する本体部36A,36Bに第2の可動体24A,24Bを支持させ、モータ25A,25Bを駆動源として第2の可動体24A,24Bが待機位置から動作位置へ回転移動するときに、回転板33A,33Bの一部を受部22bに当接させて第1の可動体22を持ち上げるようにしたので、第2の可動体24A,24Bの円滑な回転移動を利用して第1の可動体22のストローク長を確実に変えることができる。しかも、一対の第2の可動体24A,24Bを第1の可動体22の中心を通る仮想線を挟んだ左右両側に配設し、モータ25A,25Bを駆動源として第2の可動体24A,24Bを互いに逆向きに回転するようにしたので、第1の可動体22の上下方向の直線移動と第2の可動体24A,24Bの回転移動という異なる動きにより、演出効果の高い可動役物装置13を実現することができると共に、一対の第2の可動体24A,24Bの逆向きの回転移動によって第1の可動体22をバランス良く持ち上げることができる。
なお、上記実施形態例では、モータ25A,25Bを駆動源として第2の可動体24A,24Bを待機位置と動作位置との間で回転移動させる場合について説明したが、モータ以外のアクチュエータ(例えばソレノイド)を第2の可動体24A,24Bの駆動源とすることも可能であり、第2の可動体24A,24Bを待機位置と動作位置との間で直線的にスライド移動させるようにしても良い。
また、上記実施形態例では、ソレノイド37A,37Bを駆動源として第2の可動体24A,24Bが本体部36A,36Bに対して上下動可能となっているが、第2の可動体24A,24Bと本体部36A,36Bおよび回転板33A,33Bを一体成形品として構成することも可能である。
3 遊技盤
9 遊技領域
10 中央役物ユニット
12 装飾ケース
13 可動役物装置
14 可変表示装置
14a 表示画面
15 二段ステージ
16 第1の始動入賞口
17 第2の始動入賞口
18 通過チャッカー
22 第1の可動体
22a 垂下部
22b 受部
23 ソレノイド
23a プランジャー
24A,24B 第2の可動体
25A,25B モータ(アクチュエータ)
26 支持板
27 ベース板
28 長孔
29 ガイドピン
30 回動アーム
31A,31B 減速ギアユニット
32A,32B ピニオン
33A,33B 回転板(駆動部)
34A,34B ギア部
35A,35B 支軸
36A,36B 本体部
37A,37B ソレノイド
P パチンコ機

Claims (4)

  1. 遊技盤の遊技領域に配設され、電子抽選の結果を可動態様によって遊技者に示唆する可動役物装置において、
    所定ストロークの範囲内で直線的に移動可能な第1の可動体と、前記第1の可動体を上下方向へ駆動するソレノイドと、前記第1の可動体の近傍に配設された第2の可動体と、前記第2の可動体を待機位置と動作位置との間で往復移動するアクチュエータとを備え、
    前記第2の可動体が待機位置から動作位置へ移動するときに、前記第1の可動体を前記第2の可動体の駆動力で上昇させることにより、前記第1の可動体のストローク長を短縮するようにしたことを特徴とする可動役物装置。
  2. 請求項1の記載において、前記アクチュエータがモータであり、このモータを駆動源として前記第2の可動体が待機位置と動作位置との間を回転移動することを特徴とする可動役物装置。
  3. 請求項2の記載において、前記第2の可動体が、前記第1の可動体の下方に回転可能に配設された駆動部と、この駆動部から突出する本体部とを有し、前記モータを前記第1の可動体の下方に配置すると共に、前記駆動部に形成したギア部を前記モータに連動して回転するピニオンに噛合し、前記第2の可動体が待機位置から動作位置へ回転移動するときに、前記駆動部を前記第1の可動体の下面に当接させるようにしたことを特徴とする可動役物装置。
  4. 請求項3の記載において、前記第1の可動体の中心を通る仮想線を挟んだ左右両側に前記モータと前記第2の可動体の組をそれぞれ配置し、これら一対のモータを逆方向に回転することにより、各組の前記第2の可動体が待機位置と動作位置との間を互いに逆向きに回転移動するようにしたことを特徴とする可動役物装置。
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