JP4427561B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、保護素子が形成された半導体装置に関する。
近年、情報処理技術は高速化及び大容量化が進んでおり、半導体装置に対する高周波化及び微細化の要求はますます高まってきている。これにより、例えば、高速スイッチング素子又は電圧コンバータ回路等に広く用いられるMOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化物半導体)トランジスタにおいても、素子の微細化及びゲート絶縁膜の薄膜化が進行し、ESD(Electro Static Discharge:静電気放電)耐量の低下が懸念されている。このため、半導体装置に対する静電破壊耐量向上の要求も急激に高まってきている。
MOSトランジスタを備えた半導体装置においては、シリコン基板にMOSトランジスタを形成する際に、同時にESD保護用ダイオードを形成することが多い。例えば、特許文献1には、シリコン基板上に多結晶シリコン層を形成し、この多結晶シリコン層内にP型層とN型層とを交互に配列させて、相互に逆方向に直列に接続された6段のPNダイオードを形成し、このダイオードをMOSトランジスタのゲート−ソース間に接続する技術が開示されている。これにより、ESDなどによりMOSトランジスタのゲート−ソース間にサージ電圧が印加されたときに、ダイオード内でアバランシェ降伏が発生して導通状態となり、ダイオード内にサージ電流が流れるようになる。この結果、サージ電流の電気エネルギーをダイオード内で消費することができるため、サージ電圧がMOSトランジスタのゲート酸化膜に印加されることを防ぎ、ゲート酸化膜が破壊されることを防止できる。この多結晶シリコン層にPNダイオードを形成する技術は、素子製造プロセス上の自由度が高いため、広く用いられている。
しかしながら、本発明者等の検討によれば、このような構造では保護ダイオードの効果を十分に発揮できないことが明らかになってきた。すなわち、多結晶シリコン層内に形成されたPNダイオードにおいては、結晶粒界に存在する電子トラップ又は正孔トラップによって、電子又は正孔の輸送が著しく阻害されてしまう。この結果、多結晶シリコン内におけるこれらのキャリアの移動度は、単結晶シリコン内における移動度の数分の1以下となってしまう。これにより、いわゆるスナップバック効果が生じず、電圧に対する電流の変化は単調増加となる。すなわち、電圧がある値を超えると抵抗が急激に低下して電流が増加するということはなく、電流は電圧の増加によってしか増加しない。このため、保護ダイオードの動作時電圧が高くなり、従って電流輸送能力は低くなり、サージ電流のエネルギーを十分に消費することができない。また、ESDが印加された際に多結晶シリコン層内で発生する熱量は数10〜100Wにも達するが、多結晶シリコン層の直下には酸化膜が形成されているため、熱抵抗が極めて高い。このため、この保護素子は、発生した熱を速やかに排出することができず、熱破壊しやすい。このように、上述の多結晶シリコン層内にPNダイオードを形成する技術は、製造工程の簡略化には効果があるものの、保護効果が不十分である。
このような問題を回避するためには、基板上に設けられた多結晶シリコン層内ではなく、基板を形成している単結晶シリコン内にPNダイオードを形成すればよい。例えば、特許文献2には、N型シリコン基板上にN型エピタキシャル層を形成し、このN型エピタキシャル層の表面に局所的にP型層を形成し、このP型層の内部に局所的に複数のN型領域を形成する技術が開示されている。これにより、単結晶シリコン基板内にNPN構造を形成することができる。このNPN構造は、相互に逆方向に接続された1対のツェナーダイオード(すなわち、NPPN構造)として動作する。又は、ベースが開放されたNPNトランジスタの動作と考えてもよい。
このNPN構造にサージ電圧が印加されると、スナップバック効果により抵抗が低下し、サージ電流を流すことができる。これにより、このNPN構造に並列に接続された素子、例えば、MOSトランジスタのゲート酸化膜を、ESD破壊から保護することができる。また、このNPN構造は基板内に形成されているため、発生した熱を、基板を通じて排出することができ、熱破壊されにくい。このように、単結晶シリコン基板内にNPN構造を形成すれば、大電流を流すことができ、熱にも強い保護素子を実現することができる。しかしながら、このような保護素子は、基板の表面において一定の面積を占めることになるため、半導体装置の小型化を阻害してしまう。
特開2000−91344号公報 特開平7−122712号公報
本発明の目的は、面積効率が高く保護性能が高い保護素子を備えた半導体装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられた半導体膜と、前記半導体基板内に形成された第1導電型の第1領域と、前記半導体基板内に形成され前記第1領域に接する第2導電型の第2領域と、前記半導体基板内に形成された第1導電型の第3領域と、前記半導体膜内に形成された第1導電型の第1部分と、前記半導体膜内に形成され前記第1部分に接する第2導電型の第2部分と、前記半導体膜内に形成された第1導電型の第3部分と、前記第1部分に接続された第1電極と、第2電極と、前記第3部分に接続された第3電極と、を備え、前記第1領域は、前記第1部分に接続された第1の高濃度領域と、前記第2領域に接し、前記第2電極に接続された第2の高濃度領域と、前記第1の高濃度領域と前記第2の高濃度領域との間に配置され、不純物濃度が前記第1の高濃度領域の不純物濃度及び前記第2の高濃度領域の不純物濃度よりも低い低濃度領域と、を有し、前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域はこの順に配列されており、前記第1領域から前記第2領域を通過して前記第3領域に至る第1の電流経路が形成されており、前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分はこの順に配列されており、前記第1部分から前記第2部分を通過して前記第3部分に至る第2の電流経路が形成されており、前記第1領域は、前記第1部分の直下域の少なくとも一部を含む領域に配置されており、前記第3領域は、前記第3部分の直下域の少なくとも一部を含む領域に配置され、前記第3部分に接続されていることを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明によれば、面積効率が高く保護性能が高い保護素子を備えた半導体装置を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る半導体装置を例示する断面図であり、
図2は、この半導体装置を例示する回路図である。
図1に示すように、本実施形態に係る半導体装置1においては、例えば単結晶のシリコン(Si)からなるシリコン基板2が設けられている。また、シリコン基板2上には、例えばシリコン酸化物(SiO)からなる絶縁膜3が設けられており、絶縁膜3上には、例えば多結晶シリコンからなるシリコン膜4が設けられている。
シリコン基板2の上層部には、N型領域5、P型領域6及びN型領域7が形成されており、この順に配列されている。P型領域6はN型領域5及び7の双方に接している。一方、シリコン膜4内には、N型部分8、P型部分9及びN型部分10が形成されており、この順に配列されている。P型部分9はN型部分8及びN型部分10の双方に接している。なお、本明細書において、「N型領域」又は「N型部分」というときは、その領域又は部分の導電型はN型である。P型についても同様である。
N型領域5は、3つの領域、すなわち、N型領域5a、N型領域5b及びN型領域5cに分割されている。N型領域5a、N型領域5b及びN型領域5cはこの順に配列されており、N型領域5bはN型領域5a及びN型領域5cの双方に接しており、N型領域5cはP型領域6に接している。また、N型領域5bの不純物濃度は、N型領域5aの不純物濃度及びN型領域5cの不純物濃度よりも低い。
そして、N型領域5のN型領域5aはN型部分8の直下域の少なくとも一部を含む領域に配置されており、絶縁膜3におけるN型領域5aとN型部分8との間の領域にはコンタクト11が形成されており、N型領域5aをN型部分8に接続している。また、N型領域7はN型部分10の直下域の少なくとも一部を含む領域に配置されており、絶縁膜3におけるN型領域7とN型部分10との間の領域にはコンタクト12が形成されており、N型領域7をN型部分10に接続している。
更に、N型部分8には電極E1が接続されており、N型領域5cには電極E2が接続されており、N型部分10には電極E3が接続されている。
これにより、N型領域5cとP型領域6との界面、及びP型領域6とN型領域7との界面には、それぞれPNダイオードが形成される。これらのPNダイオードは、相互に逆方向に直列に接続されている。この結果、図2に示すように、シリコン基板2内には、N型領域5aからP型領域6を通過してN型領域7に至り、2つのダイオードを含む電流経路C1が形成されている。また、N型領域5にはN型領域5bが設けられており、抵抗として作用する。
一方、N型部分8とP型部分9との界面、及びP型部分9とN型部分10との界面には、それぞれPNダイオードが形成される。これらのPNダイオードは、相互に逆方向に直列に接続されている。この結果、シリコン膜4内には、N型部分8からP型部分9を通過してN型部分10に至り、2つのダイオードを含む電流経路C2が形成されている。
そして、N型領域5のN型領域5aとN型部分8とがコンタクト11を介して相互に接続され、N型領域7とN型部分10とがコンタクト12を介して相互に接続されることにより、電流経路C1と電流経路C2とは相互に並列に接続されている。また、電流経路C1にはN型領域5bが抵抗として介在しているため、電流経路C1の抵抗は電流経路C2の抵抗よりも高い。このようにして、半導体装置1においては、逆直列ツェナーダイオード及び抵抗からなるπ型回路が構成されている。なお、N型領域5aはN型部分8の直下域の少なくとも一部を含む領域に配置されており、N型領域7はN型部分10の直下域の少なくとも一部を含む領域に配置されているため、シリコン基板2における電流経路C1が形成されている領域は、シリコン膜4における電流経路C2が形成されている領域の直下域の少なくとも一部を含む領域である。すなわち、上方から見て、電流経路C1が形成されている領域と電流経路C2が形成されている領域とは、少なくとも部分的に重なり合っている。
次に、本実施形態に係る半導体装置の動作について説明する。
図2に示すように、半導体装置1においては、電極E1と電極E3との間に電流経路C1及びC2が相互に並列に接続されており、各電流経路においては、1対のダイオードが相互に逆方向に直列接続されているため、電極E1と電極E3との間に印加される電圧が一定値未満であれば、これらの電極間にはいずれの方向にも電流が流れない。
これに対して、サージが入力されるなどの原因により、電極E1と電極E3との間に一定値以上の電圧が印加されると、シリコン基板2内及びシリコン膜4内において、逆方向バイアスが印加されたダイオードが降伏し、電流経路C1及びC2に電流が流れる。これにより、サージ電力が消費される。このように、電流経路C1及びC2からなる回路を、ESD保護素子として使用することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態に係る半導体装置1においては、2本の電流経路C1及びC2が設けられており、相互に並列に接続されているため、1本の電流経路しか設けない場合と比較して、より多くの電流を流すことができる。また、電流経路C1が電流経路C2の直下域に配置されているため、素子面積を有効に活用することができる。更に、電流経路C1においてより多くの熱が発生する場合があるが、この場合にも、電流経路C1はシリコン基板2内に形成されているため、電流経路C1において発生した熱は、シリコン基板2を介して排出されやすい。このため、半導体装置1は耐熱性が優れている。このように、本実施形態によれば、面積効率が高く保護性能が高い保護素子を備えた半導体装置を実現することができる。
なお、本実施形態においては、電流経路C1及びC2がそれぞれ1対のPNダイオードを含む例を示したが、本実施形態はこれに限定されず、少なくとも一方の電流経路において3個以上のPNダイオードが設けられていてもよい。例えば、P型部分9とN型部分10との間に、N型部分及びP型部分からなる対が1対以上設けられていてもよい。また、通常の状態において印加される電圧の方向が決まっている場合には、各電流経路に1個のPNダイオードのみが設けられていてもよい。更に、上述の各領域及び各部分の導電型を逆にしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図3は、本実施形態に係る半導体装置を例示する平面図であり、多結晶シリコン膜の上面を示し、
図4は、本実施形態に係る半導体装置を例示する平面図であり、シリコン基板の上面を示し、
図5は、図3及び図4に示すA−A’線による断面図であり、
図6は、図3及び図4に示すB−B’線による断面図であり、
図7は、この半導体装置を例示する斜視断面図であり、
図8は、この半導体装置を例示する斜視断面図であり、多結晶シリコン膜の上面を示し、
図9は、この半導体装置を例示する斜視断面図であり、シリコン基板の上面を示す。
なお、図7乃至図9に示す斜視断面図においては、各図の左側に図5に示すA−A’断面を示し、各図の右側に図6に示すB−B’断面を示している。また、図8は、図7から後述する電極51乃至53及びシリコン酸化膜46を除去した図であり、図9は、図8から後述する多結晶シリコン膜36及びシリコン酸化膜31を除去した図である。
以下、図3乃至図9を参照して説明する。特に図5に示すように、本実施形態に係る半導体装置21においては、単結晶シリコンからなる基板22が設けられており、基板22の上面上には、エピタキシャル成長によってN型シリコン層23が形成されている。以下、基板22及びN型シリコン層23を合わせて、シリコン基板24という。
特に図4及び図5に示すように、N型シリコン層23の上面の一部には、P型領域25が形成されている。N型シリコン層23の上面に対して垂直な方向から見て(以下、「平面視で」という)、P型領域25の形状は略円形である。但し、P型領域25の外縁におけるP型領域25の中心軸Oに関して4回対称となる位置には、中心軸Oから離隔する方向(以下、「外方向」という)に向けて延出した矩形の延出部25aがそれぞれ形成されている。P型領域25の不純物濃度は、例えば、1×1017乃至5×1018cm−3である。
P型領域25の上面には、N型領域26、N型領域27、N型領域28及びN型領域29が、この順に外方向に向かって同心円状に形成されている。N型領域26の不純物濃度は、例えば、1×1019cm−3以上である。また、N型領域27の不純物濃度は、N型領域26、28及び29の不純物濃度よりも低い。平面視で、N型領域26の形状はP型領域25の中心軸Oを中心とする円形であり、N型領域27の形状は中心軸Oを中心とする円環形であり、N型領域28及びN型領域29の形状は略円環形である。N型領域28及びN型領域29における延出部25aに相当する位置には、外方向に向けて延出した矩形の延出部28a及び29aがそれぞれ形成されている。
型領域26はN型領域27に接しており、N型領域27はN型領域28に接している。一方、N型領域28とN型領域29とは離隔しており、両領域の間には、P型領域25が介在している。P型領域25におけるN型領域28とN型領域29との間に配置された部分の形状は、平面視で略円環状である。
そして、N型シリコン層23上には、シリコン酸化膜31が設けられている。シリコン酸化膜31におけるN型領域26の直上域には、円形の開口部32が形成されている。開口部32の中心軸はP型領域25の中心軸Oと一致しており、平面視で、開口部32はN型領域26の内側に配置されている。また、シリコン酸化膜31におけるN型領域28の延出部28aの直上域には、例えば矩形の開口部33が形成されている。更に、シリコン酸化膜31におけるN型領域29の直上域には、N型領域29の周方向に沿って複数の開口部34が形成されている。開口部34は、例えば、延出部29a間にそれぞれ3ヶ所、合計で12ヶ所形成されており、その形状は例えば矩形である。
特に図3及び図6に示すように、シリコン酸化膜31上には、多結晶シリコンからなる多結晶シリコン膜36が設けられている。多結晶シリコン膜36内においては、N型部分37、P型部分38、N型部分39、P型部分40及びN型部分41が、この順に外方向に向かって同心円状に形成されている。各部分はその隣に配置された部分と接触している。平面視で、N型部分37の形状は中心軸Oを中心とする円形であり、開口部32及びN型領域26は、N型部分37の内側に配置されている。これにより、N型部分37は、開口部32を介してN型領域26に接続されている。
また、平面視で、P型部分38、N型部分39、P型部分40及びN型部分41からなる部分は、中心軸Oを中心とする円環が周方向に沿って4つの部分に分断された4つの扇台形状をなしている。そして、各扇台形状の領域に配置されたP型部分38、N型部分39、P型部分40及びN型部分41のそれぞれの形状は、中心軸Oを中心とする円環が周方向に沿って4つの部分に分断された円弧状である。これにより、延出部28aの直上域、すなわち、開口部33の直上域には、P型部分38、N型部分39、P型部分40及びN型部分41は配置されていない。そして、N型部分41の幅、すなわち、外方向に沿った長さは、P型部分38、N型部分39及びP型部分40の幅よりも広い。これにより、N型部分41は開口部34の直上域に位置し、開口部34を介してN型領域29に接続されている。
特に図5に示すように、シリコン酸化膜31上には、多結晶シリコン膜36を覆うように、シリコン酸化膜46が設けられている。シリコン酸化膜46の下面における多結晶シリコン膜36の直上域に相当する領域は多結晶シリコン膜36の上面に接しており、それ以外の領域はシリコン酸化膜31の上面に接している。特に図3に示すように、シリコン酸化膜46におけるN型部分37の直上域には、円形の開口部47が形成されている。開口部47の中心軸は中心軸Oと一致しており、平面視で、開口部47はN型部分37の内側に配置されている。また、シリコン酸化膜46における開口部33の直上域には開口部48が形成されており、開口部33に連通している。更に、シリコン酸化膜46におけるN型部分41の直上域には、N型部分41の周方向に沿って複数の開口部49が形成されている。開口部49は、例えば、N型部分41の各円弧状の部分にそれぞれ3ヶ所、合計で12ヶ所形成されており、その形状は例えば矩形である。例えば、平面視で、シリコン酸化膜46の開口部49の内側に、シリコン酸化膜31の開口部34が配置されている。
そして、特に図5乃至図7に示すように、シリコン酸化膜46上には、3種類の電極51乃至53が設けられている。電極51の個数は1個であり、中心軸O上に配置されている。平面視で、電極51の形状は中心軸Oを中心とする円形であり、開口部47の直上域を含む領域に配置されている。これにより、電極51は、開口部47を介してN型部分37に接続されている。
また、電極52及び53の個数はそれぞれ4個であり、中心軸Oに関してそれぞれ4回対称の位置に配置されている。但し、電極52及び電極53は、中心軸Oを中心とする仮想的な円の円周方向に沿って、交互に且つ相互に離隔して配列されている。平面視で、電極52の形状は例えば略矩形であり、開口部33及び48の直上域を含む領域に配置されている。これにより、電極52は、開口部48及び33を介してN型領域28に接続されている。一方、電極53の形状は例えば扇台形状であり、開口部49の直上域を含む領域に配置されている。これにより、電極53は、開口部49を介してN型部分41に接続されている。一方、基板22の下面上には、基板22に接続された電極54が設けられている。
以上のような構成により、半導体装置21内には、以下のような回路が形成されている。すなわち、電極51は開口部47を介してN型部分37に接続されており、N型部分37は開口部32を介してN型領域26に接続されている。また、電極53は開口部49を介してN型部分41に接続されており、N型部分41は開口部34を介してN型領域29に接続されている。これにより、電極51と電極53との間には、シリコン基板24内を通過する電流経路(以下、「下側電流経路」ともいう)と、多結晶シリコン膜36内を通過する電流経路(以下、「上側電流経路」ともいう)とが相互に並列に形成される。
下側電流経路は、N型領域26、N型領域27、N型領域28、P型領域25及びN型領域29が直列に接続されることによって構成されている。このうち、N型領域27は下側電流経路の抵抗として機能する。また、N型領域28及びP型領域25はPNダイオードを構成し、P型領域25及びN型領域29も他のPNダイオードを構成する。従って、下側電流経路においては、抵抗と、相互に逆方向に接続された1対のPNダイオードからなるNPN構造とが、直列に接続されている。
一方、上側電流経路は、N型部分37、P型部分38、N型部分39、P型部分40及びN型部分41が直列に接続されることによって構成されている。これにより、上側電流経路はNPNPN構造となっており、順方向ダイオードと逆方向ダイオードとが交互に配列されるように、4つのPNダイオードが直列に接続された構造となっている。そして、下側電流経路はN型領域27を含んでいるため、下側電流経路の抵抗は上側電流経路の抵抗よりも高い。
また、電極52は開口部48及び33を介してN型領域28に接続されている。これにより、電極52は、下側電流経路における抵抗(N型領域27)とNPN構造(N型領域28、P型領域25及びN型領域29)との間に接続されている。これにより、図2に示す回路と等価な回路、すなわち、逆直列ツェナーダイオード及び抵抗からなるπ型回路が構成されている。
次に、本実施形態に係る半導体装置21の製造方法について説明する。なお、各部の形状、位置関係及び電気的な接続関係は上述のとおりであるため、詳細な説明は省略する。
先ず、基板22上にN型シリコン層23をエピタキシャル成長させて、シリコン基板24を作製する。次に、シリコン基板24の上面側からイオン注入法又は拡散法によってアクセプタとなる不純物を導入し、N型シリコン層23の上面の一部にP型領域25を形成する。
次に、N型シリコン層23上の全面にシリコン酸化膜31を形成する。そして、シリコン酸化膜31を部分的に除去して、シリコン酸化膜31に開口部32、33及び34を形成する。次に、P型領域25の中心軸Oを中心とする円形の領域に、イオン注入法又は拡散法によってドナーとなる不純物を導入し、N型領域26を形成する。その後、同様な方法により、外方向に向けて順次同心円状に、N型領域27、N型領域28及びN型領域29を形成する。
次に、シリコン酸化膜31上に多結晶シリコンを選択的に堆積させて、多結晶シリコン膜36を選択的に形成する。そして、イオン注入法又は拡散法によって多結晶シリコン膜36内に不純物を選択的に導入し、N型部分37、P型部分38、N型部分39、P型部分40及びN型部分41を外方向に向けて順次同心円状に形成する。このとき、N型部分37は開口部32内にも形成され、N型領域26に接続される。また、N型部分41は開口部34内にも形成され、N型領域29に接続される。
次に、シリコン酸化膜31上の全面に、多結晶シリコン膜36を覆うように、シリコン酸化膜46を形成する。そして、シリコン酸化膜46を選択的に除去して、開口部47、48及び49を形成する。このとき、開口部47はN型部分37の直上域における円形の領域に形成し、開口部48は開口部33の直上域に形成し、開口部49はN型部分41の直上域の一部に形成する。
次に、シリコン酸化膜46上に、1個の電極51、4個の電極52及び4個の電極53を相互に離隔して形成する。このとき、電極51は開口部47を覆うように形成し、電極52は開口部48を覆うように形成し、電極53は開口部49を覆うように形成する。一方、基板22の下面上には、電極54を形成する。これにより、電極51は、開口部47を介してN型部分37に接続され、更にN型部分37を介してN型領域26に接続される。また、電極52は、開口部48及び33を介してN型領域28に接続される。更に、電極53は、開口部49を介してN型部分41に接続され、更にN型部分41を介してN型領域29に接続される。更にまた、電極54は基板22に接続される。このようにして、半導体装置21が製造される。
次に、本実施形態に係る半導体装置の動作について説明する。
上述の如く、半導体装置21においては、電極51と電極53との間に下側電流経路及び上側電流経路が相互に並列に接続されており、各電流経路においては、複数個のダイオードが相互に逆方向に直列接続されている。このため、電極51と電極53との間に電圧が印加されても、各電流経路には必ず逆方向接続されたダイオードが介在しているため、印加される電圧が一定値未満であれば、これらの電極間にはいずれの方向にも電流が流れない。
一方、電極51と電極53との間にサージが入力され、一定値以上の電圧が印加されると、各電流経路において逆方向接続されたダイオードが降伏し、各電流経路に電流が流れるようになり、サージ電力が消費される。これにより、半導体装置21内に形成された回路を、ESD保護素子として使用することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態に係る半導体装置21においては、2本の電流経路が相互に並列に接続されているため、1本の電流経路しか設けない場合と比較して、より多くの電流を流すことができる。このとき、下側電流経路は単結晶シリコン中に形成されているため、キャリアの移動度が高く、特に大きな電流が流れる。また、下側電流経路を構成するP型領域25及びその内部に形成された各N型領域は、上側電流経路を構成する多結晶シリコン膜36の直下域に配置されているため、素子面積を有効に活用することができる。このように、本実施形態においては、バルク状の単結晶シリコンからなる下側電流経路と膜状の多結晶シリコンからなる上側電流経路とを3次元的に構成しているため、素子面積を小さく保ちつつ大きなESD耐量を保持することができる。
更に、半導体装置21においては、下側電流経路においてより多くの熱が発生する場合があるが、この場合にも、下側電流経路はシリコン基板24内に形成されているため、下側電流経路において発生した熱は、シリコン基板24を介して容易に排出される。このため、半導体装置21は耐熱性が優れている。
更にまた、本実施形態においては、平面視で、下側電流経路及び上側電流経路が円形の領域に配置されている。通常、半導体装置においては、外部配線がボンディングされるパッドは、円形に形成されることが多い。このため、これらの電流経路を円形の領域内に形成することにより、これらの電流経路からなるESD保護素子をパッドの直下域に配置することができる。これにより、素子面積をより有効に活用し、半導体装置のより一層の小型化を図ることができる。
更にまた、下側電流経路及び上側電流経路が形成された円形領域の中心部に電極51を配置し、周辺部の複数の位置に電極53を配置することにより、サージ電流を均一に流すことができる。これにより、単位面積当たりのサージ電流の最大通電量を増大させ、面積効率をより一層増加させることができる。更にまた、電極53を中心軸Oに関して回転対称となる位置に配置することにより、サージ電流をより効果的に均一化することができる。このように、本実施形態によれば、面積効率が高く保護性能が高い保護素子を備えた半導体装置を実現することができる。
なお、本実施形態においては、電極53を中心軸Oに関して4回対称となる位置に配置する例を示したが、本実施形態はこれには限定されず、nを2以上の整数とするとき、電極53は中心軸Oに関してn回対称となる位置に配置してもよい。電極52についても同様である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態は、縦型NチャネルMOSトランジスタが設けられた半導体装置において、MOSトランジスタと同じシリコン基板に前述の第2の実施形態に係るESD保護素子を形成し、このESD保護素子をMOSトランジスタに接続し、MOSトランジスタの保護素子として使用する実施形態である。
図10は、本実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図であり、
図11は、この半導体装置を例示する回路図である。
なお、図10におけるESD保護素子を示す部分においては、前述の図5に示すA−A’断面と図6に示すB−B’断面とを展開して模式的に示している。
図10に示すように、本実施形態に係る半導体装置61においては、シリコン基板24に縦型NチャネルMOSトランジスタ62及びESD保護素子63が形成されている。ESD保護素子63の構成は、前述の第2の実施形態に係るESD保護素子と同じである。
縦型NチャネルMOSトランジスタ62においては、N型シリコン層23の上面に、複数のP型ボディ領域71が選択的に形成されており、N型シリコン層23における隣り合うP型ボディ領域71間の領域はメサ部72となっている。また、各P型ボディ領域71の上面には、P型ボディコンタクト領域73及びN型ソース領域74が相互に接するように形成されている。更に、N型シリコン層23上における各P型ボディ領域71の直上域にはそれぞれソース電極75が形成されている。ソース電極75はP型ボディコンタクト領域73及びN型ソース領域74に接続されている。更にまた、N型シリコン層23上におけるソース電極75が設けられていない領域には、ゲート酸化膜76が形成されており、ゲート酸化膜76上には多結晶シリコンからなるゲート電極77が設けられている。ゲート電極77は、P型ボディ領域71におけるN型ソース領域74とメサ部72との間に位置する部分の直上域を含む領域に配置されている。そして、シリコン基板24の下面上に形成された電極54が、MOSトランジスタ62のドレイン電極となっている。
そして、半導体装置61の上層配線層(図示せず)に形成された配線によって、MOSトランジスタ62のソース電極75は、ESD保護素子63の電極53及びソース端子Sに接続されている。また、MOSトランジスタ62のドレイン電極である電極54は、ドレイン端子Dに接続されている。更に、MOSトランジスタ62のゲート電極77は、ESD保護素子63の電極52に接続されている。更にまた、ESD保護素子63の電極51は、ゲート端子Gに接続されている。
このように構成された半導体装置61においては、ゲート端子Gとゲート電極77との間に、電極51、N型部分37、N型領域26、N型領域27、N型領域28及び電極52がこの順に接続された電流経路が形成される。また、ゲート端子Gとソース端子Sとの間には、前述の下側電流経路及び上側電流経路が相互に並列に接続される。従って、N型領域27による抵抗成分を抵抗Rとし、N型領域28、P型領域25及びN型領域29によって形成される相互に逆方向に接続された2個のダイオードからなる構造をダイオードD1とし、N型部分37、P型部分38、N型部分39、P型部分40及びN型部分41によって形成される交互に逆方向に接続された4個のダイオードからなる構造をダイオードD2とするとき、この半導体装置61の等価回路は、図11に示すような回路となる。すなわち、ゲート端子Gとゲート電極77との間には抵抗Rが介在し、ゲート端子Gとソース端子Sとの間には下側電流経路C21及び上側電流経路C22が並列に介在する。なお、下側電流経路C21は、抵抗R及びダイオードD1が直列に接続されて構成され、上側電流経路C22は、ダイオードD2によって構成される。
次に、本実施形態の動作について説明する。
半導体装置61のゲート端子Gとソース端子Sとの間にESD電力が印加されると、このESD電力は、下側電流経路C21及び上側電流経路C22に分流してソース端子Sに向けて流れる。これにより、MOSトランジスタ62のソース電極75とゲート電極77との間に高い電圧がかかることを防止し、ゲート酸化膜76が破壊されることを防止できる。本実施形態における上記以外の動作は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態においては、共通のシリコン基板24に縦型NチャネルMOSトランジスタ62及びESD保護素子63を形成することにより、これらの素子を共通のプロセスで形成することができる。また、ESD保護素子63を縦型NチャネルMOSトランジスタ62の近傍に配置できるため、これらの素子間の配線抵抗を小さくすることができ、サージに対する保護性能を高めることができる。更に、前述の如く、ESD保護素子63を2層構造とすることにより、面積効率を向上させ、半導体装置61の小型化を図ることができる。
更にまた、ESD保護素子63を平面視で円形に形成することにより、円形のパッド、例えばゲート端子Gに接続されたゲートパッドの直下域に配置することができる。これにより、素子面積をより効率的に利用し、半導体装置61のより一層の小型化を図ることができる。更にまた、電極51を中心軸O上に配置し、電極53を中心軸Oに関して回転対称となる位置に配置することにより、サージ電流を均一に流すことができる。このとき、N型領域28に4ヶ所の延出部28aを設け、延出部28の直上域にはP型部分38、N型部分39、P型部分40及びN型部分41を配置しないことにより、N型領域28に接続された電極52を、N型領域28の直上域に配置することができる。これにより、電極52を中心軸Oに関して回転対称となる位置に配置することができ、電極52と電極53とを交互に配列させることができる。この結果、電極52を下側電流経路C21に介在させることができ、電極51と電極53との間にサージ電圧が印加されてダイオードD1が導通状態となったときに、サージ電圧がゲート電極77に印加されることを確実に防止することができる。本実施形態における上記以外の効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
前述の第3の実施形態においては、NチャネルMOSトランジスタに対する整合性が良好な保護ダイオード構造を示したが、本第4の実施形態においては、PチャネルMOSトランジスタに対する整合性が良好な保護ダイオード構造を示す。すなわち、本実施形態においては、縦型PチャネルMOSトランジスタを保護対象とする。
図12は、この半導体装置を例示する回路図である。
図12に示すように、本実施形態に係る半導体装置81においては、前述の第3の実施形態に係る半導体装置61と比較して、各部の形状、位置関係及び接続関係は同様であるが、各部の導電型が逆転している。すなわち、半導体装置81においては、P型のシリコン基板(図示せず)に縦型PチャネルMOSトランジスタ82及びESD保護素子83が形成されている。そして、前述の第3の実施形態に係る半導体装置61と比較して、N型領域及びN型部分が全てP型領域及びP型部分に置き換えられており、P型領域及びP型部分が全てN型領域及びN型部分に置き換えられている。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第3の実施形態と同様である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
例えば、前述の第3及び第4の実施形態においては、被保護素子がN型又はP型の縦型プレーナ構造MOSトランジスタである例を示したが、本発明はこれには限定されない。被保護素子は、例えば、横型プレーナ構造MOSトランジスタ、トレンチ構造MOSトランジスタ又はバイポーラトランジスタなどの各種のトランジスタであってもよく、トランジスタ以外の各種電子素子であってもよく、また、電子回路を内蔵した光学素子であっても本発明の効果は有効である。
また、保護素子の構造も種々変形して実施可能であり、複数段のダイオード構造を順方向若しくは逆方向に任意に組み合わせてもよく、又は、直列のみならず並列に任意に組み合わせても有効である。更に、バイポーラトランジスタ構造又はサイリスタ構造を用いることも可能である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を例示する断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置を例示する回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を例示する平面図であり、多結晶シリコン膜の上面を示す。 第2の実施形態に係る半導体装置を例示する平面図であり、シリコン基板の上面を示す。 図3及び図4に示すA−A’線による断面図である。 図3及び図4に示すB−B’線による断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置を例示する斜視断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置を例示する斜視断面図であり、多結晶シリコン膜の上面を示す。 第2の実施形態に係る半導体装置を例示する斜視断面図であり、シリコン基板の上面を示す。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置を例示する回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置を例示する回路図である。
符号の説明
1 半導体装置、2 シリコン基板、3 絶縁膜、4 シリコン膜、5 N型領域、5a N型領域、5b N型領域、5c N型領域、6 P型領域、7 N型領域、8 N型部分、9 P型部分、10 N型部分、11、12 コンタクト、21 半導体装置、22 基板、23 N型シリコン層、24 シリコン基板、25 P型領域、25a 延出部、26 N型領域、27 N型領域、28 N型領域、28a 延出部、29 N型領域、29a 延出部、31 シリコン酸化膜、32、33、34 開口部、36 多結晶シリコン膜、37 N型部分、38 P型部分、39 N型部分、40 P型部分、41 N型部分、46 シリコン酸化膜、47、48、49 開口部、51、52、53、54 電極、61 半導体装置、62 縦型NチャネルMOSトランジスタ、63 ESD保護素子、71 P型ボディ領域、72 メサ部、73 P型ボディコンタクト領域、74 N型ソース領域、75 ソース電極、76 ゲート酸化膜、77 ゲート電極、81 半導体装置、82 縦型PチャネルMOSトランジスタ、83 ESD保護素子、C1、C2 電流経路、C21 下側電流経路、C22 上側電流経路、D ドレイン端子、D1、D2 ダイオード、E1、E2、E3 電極、G ゲート端子、R 抵抗、S ソース端子、O 中心軸

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられた半導体膜と、
    前記半導体基板内に形成された第1導電型の第1領域と、
    前記半導体基板内に形成され前記第1領域に接する第2導電型の第2領域と、
    前記半導体基板内に形成された第1導電型の第3領域と、
    前記半導体膜内に形成された第1導電型の第1部分と、
    前記半導体膜内に形成され前記第1部分に接する第2導電型の第2部分と、
    前記半導体膜内に形成された第1導電型の第3部分と、
    前記第1部分に接続された第1電極と、
    第2電極と、
    前記第3部分に接続された第3電極と、
    を備え、
    前記第1領域は、
    前記第1部分に接続された第1の高濃度領域と、
    前記第2領域に接し、前記第2電極に接続された第2の高濃度領域と、
    前記第1の高濃度領域と前記第2の高濃度領域との間に配置され、不純物濃度が前記第1の高濃度領域の不純物濃度及び前記第2の高濃度領域の不純物濃度よりも低い低濃度領域と、
    を有し、
    前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域はこの順に配列されており、前記第1領域から前記第2領域を通過して前記第3領域に至る第1の電流経路が形成されており、
    前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分はこの順に配列されており、前記第1部分から前記第2部分を通過して前記第3部分に至る第2の電流経路が形成されており、
    前記第1領域は、前記第1部分の直下域の少なくとも一部を含む領域に配置されており、
    前記第3領域は、前記第3部分の直下域の少なくとも一部を含む領域に配置され、前記第3部分に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域は相互に同心円状に配置されており、前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分は相互に同心円状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第2部分と前記第3部分とは相互に接していることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2部分に接続された第1導電型の第4部分と、
    前記第4部分に接続された第2導電型の第5部分と、
    をさらに備え、
    前記第1部分、前記第2部分、前記第4部分、前記第5部分及び前記第3部分はこの順に配列されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記第2領域と前記第3領域とは相互に接していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体装置。
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