JP4423725B2 - タイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置にかかわり、更に詳しくは１台のタイヤ成形ドラム上で、グリーンタイヤを完成させる、所謂シングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、１台のタイヤ成形ドラム上でグリーンタイヤを完成させる、シングルステージ型のタイヤ成形ドラムでは、筒状体の両サイドに打ち込んだビードをビードロックセグメントでロックした状態で筒状体をシェーピングする際、ビードロックセグメントを覆うように配設されたターンナップブラダーにより筒状体の両サイドをターンナップし、この場合、グリーンタイヤ自体は、内側からのエアー給気のみによって支えられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなブラダーによるターンナップの場合、グリーンタイヤ外側からのブラダーの押圧力を内側からのエアー給気で支える形態となり、結果としてビード周辺の締まりが緩くなる傾向になっていた。
【０００４】
このような現象は、偏平率が低くなる偏平タイヤを成形するほど不利な傾向となり、品質精度に大きな影響を与えると言う問題があった。
【０００５】
この発明の目的は、ビード周辺の締まりが悪くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、品質の向上を図ることが出来るタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、タイヤ成形ドラムの主軸（１）上に、ビードロックセグメント（３）と該ビードロックセグメント（３）の径方向の外側を覆うターンナップブラダー（７）とを備えた左右一対のブラダー装置（２ａ、２ｂ）を取り付け、該左右一対のブラダー装置（２ａ、２ｂ）に跨るようにタイヤ帯状材料からなる筒状体（Ｗ）を被せ、該筒状体（Ｗ）の両サイドに前記ビードロックセグメント（３）に対応してビード（Ｗｘ）及びビードフィラー（Ｗｆ）をセットして包み込むように前記ターンナップブラダー（７）をターンナップさせる構成からなるシングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置であって、前記左右一対のブラダー装置（２ａ、２ｂ）のターンナップブラダー（７）を、それぞれ前記ビードロックセグメント（３）を境にして圧力供給手段に接続した外側ターンナップブラダー（８ａ）と内側ターンナップブラダー（８ｂ）とに区画形成し、かつ前記内側ターンナップブラダー（８ｂ）の背部に該内側ターンナップブラダー（８ｂ）をリンク機構により押し上げ作動する支持プレート（１０）からなる押し上げ機構（９）を設置したことを要旨とするものである。
【０００７】
この発明は、上記のように構成され、筒状体の両サイドをターンナップする際、ビードロックセグメントを境に、外側ターンナップブラダーと内側ターンナップブラダーとで保持することで、ビード周辺の締まりが緩くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、品質の向上を図ることが出来るものである。
【０００８】
また、ターンナップブラダーの膨らみ方の特性により、ビード周りを最適な条件により抑える必要がある場合には、内側ターンナップブラダーの背部に、押し上げ機構を設けて内側ターンナップブラダーを微量持ち上げるようにすることでビード部の内側をより確実に保持させることが出来るものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
【００１０】
図１は、この発明の第１実施形態におけるシングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置の概略断面図を示し、タイヤ成形ドラムの主軸１には左右一対のブラダー装置２ａ，２ｂが取付けられている。
【００１１】
なお、左右一対のブラダー装置２ａ，２ｂは、左右対称構造なので、一方のブラダー装置２ａの構成を説明して他方のブラダー装置２ｂの構成の説明は省略する。
【００１２】
前記ブラダー装置２ａは、タイヤ帯状材料から成る筒状体Ｗの両サイドに打ち込んだビードＷｘをロックするビードロックセグメント３は、前記主軸１にスライダー４及びリンク機構５を介してセグメント６が拡縮可能に取付けられ、このビードロックセグメント３を境として、ビードロックセグメント３を覆うようにターンナップブラダー７が配設されている。なお、Ｗｆは、ビードフィラーを示している。
【００１３】
このターンナップブラダー７は、ビードロックセグメント３でビードＷｘをロックする際、外側ターンナップブラダー８ａと内側ターンナップブラダー８ｂとに区画形成され、この外側ターンナップブラダー８ａと内側ターンナップブラダー８ｂとには、図示しない圧力給排手段がそれぞれ接続されている。
【００１４】
また、前記内側ターンナップブラダー８ｂの背部には、筒状体Ｗの両サイドをターンナップする時に、ビードＷｘの下部を支持すると共に、内側ターンナップブラダー８ｂを保持する押し上げ機構９が設けてあり、この押し上げ機構９は、支持プレート１０の中央にリンクアーム１１の先端を取付け、リンクアーム１１の後端は、主軸１に沿ってスライドするスライダー１２にピン１３を介して連結されている。
【００１５】
次に、上記第１実施形態に於けるターンナップブラダー装置の作用を、図２（ａ）〜（ｄ）を参照しながら説明する。
【００１６】
先ず、図２（ａ）に示すようにターンナップブラダー７にエアーが給気されていない状態で、図２（ｂ）に示すようにタイヤ帯状材料の筒状体Ｗをターンナップブラダー７上に配設し、筒状体Ｗ上の所定位置にビードＷｘ及びビードフィラーＷｆを設置すると共に、ビードロックセグメント３でビードフィラーＷｆを備えたビードＷｘをロックする。
【００１７】
この状態で、図２（ｃ）に示すように左右一対のブラダー装置２ａ，２ｂ間のタイヤ帯状材料から成る筒状体Ｗに内側からエアーＡを所定圧力で給気させてトロイダル状にシェーピングし、これと同時に、内側ターンナップブラダー８ｂに圧力給排手段から所定の圧力のエアーＡを給気させて膨出させ、ビードＷｘ内側の筒状体Ｗを保持させる。
【００１８】
そして、次に、図２（ｄ）に示すように外側ターンナップブラダー８ａに圧力給排手段から所定の圧力のエアーＡを給気させて膨出させ、筒状体Ｗの両サイドをターンナップさせてビードＷｘ及びビードフィラーＷｆを包み込み、これと同時に押し上げ機構９を作動させて、内側ターンナップブラダー８ｂを押し上げて密着させる。
【００１９】
このようにすることで、ビード周辺の締まりが緩くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、品質の向上を図ることが出来るものである。また、ターンナップブラダーの膨らみ方の特性により、ビード周りを最適な条件により抑える必要がある場合には、上記のように内側ターンナップブラダー８ｂの背部を、押し上げ機構９により押し上げてやることで、ビード部Ｗｘの内側をより確実に保持させることが出来るものである。
【００２０】
次に、図３及び図４（ａ）〜（ｄ）は、この発明の第２実施形態におけるターンナップブラダー装置の概略断面図と作動説明図であって、この第２実施形態は、前記ターンナップブラダー７を、ビードロックセグメント３を境として、それぞれ図示しない圧力給排手段を接続した独立した外側ターンナップブラダー１４ａと内側ターンナップブラダー１４ｂとに分割して構成したものである。
【００２１】
この実施形態では、ビードロックセグメント３でビードＷｘ及びビードフィラーＷｆをロックする際に、ターンナップブラダー７を分離させるのではなく、予め独立した外側ターンナップブラダー１４ａと内側ターンナップブラダー１４ｂとを配設することにより、筒状体Ｗの両サイドをターンナップさせる際、内側ターンナップブラダー１４ｂの押し上げ機構９を作動させて、内側ターンナップブラダー８ｂを押し上げて密着させる。
【００２２】
これにより、ターンナップ後にビード周辺の締まりは緩くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、品質の向上を図ることが出来るものである。
【００２３】
なお、その他の構成及び作用は上記第１実施形態と同様なので同一符号を付して説明は省略する。
【００２４】
【発明の効果】
この発明は、上記のように筒状体の両サイドをターンナップする際、前記ターンナップブラダーをビードロックセグメントを境に、外側ターンナップブラダーと内側ターンナップブラダーとに区画形成し、この外側ターンナップブラダーと内側ターンナップブラダーとに圧力給排手段をそれぞれ接続し、前記内側ターンナップブラダーの背部に、押し上げ機構を設けたので、ビード周辺の締まりが悪くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、生産性及び品質の向上を図ることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１実施形態におけるシングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置の概略断面図である。
【図２】（ａ）〜（ｄ）は、この発明の第１実施形態に於けるターンナップブラダー装置の作動説明図である。
【図３】この発明の第２実施形態におけるシングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置の概略断面図である。
【図４】（ａ）〜（ｄ）は、この発明の第２実施形態に於けるターンナップブラダー装置の作動説明図である。
【符号の説明】
１ 主軸
２ａ，２ｂ 左右一対のブラダー装置
３ ビードロックセグメント ４ スライダー
５ リンク機構 ６ セグメント
７ ターンナップブラダー
８ａ 外側ターンナップブラダー
８ｂ 内側ターンナップブラダー
９ 押し上げ機構 １０ 支持プレート
１１ リンクアーム １２ スライダー
１３ ピン
Ｗ 筒状体 Ｗｘ ビード
Ｗｆ ビードフィラー Ａ エアー
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置にかかわり、更に詳しくは１台のタイヤ成形ドラム上で、グリーンタイヤを完成させる、所謂シングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、１台のタイヤ成形ドラム上でグリーンタイヤを完成させる、シングルステージ型のタイヤ成形ドラムでは、筒状体の両サイドに打ち込んだビードをビードロックセグメントでロックした状態で筒状体をシェーピングする際、ビードロックセグメントを覆うように配設されたターンナップブラダーにより筒状体の両サイドをターンナップし、この場合、グリーンタイヤ自体は、内側からのエアー給気のみによって支えられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなブラダーによるターンナップの場合、グリーンタイヤ外側からのブラダーの押圧力を内側からのエアー給気で支える形態となり、結果としてビード周辺の締まりが緩くなる傾向になっていた。
【０００４】
このような現象は、偏平率が低くなる偏平タイヤを成形するほど不利な傾向となり、品質精度に大きな影響を与えると言う問題があった。
【０００５】
この発明の目的は、ビード周辺の締まりが悪くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、品質の向上を図ることが出来るタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、タイヤ成形ドラムの主軸（１）上に、ビードロックセグメント（３）と該ビードロックセグメント（３）の径方向の外側を覆うターンナップブラダー（７）とを備えた左右一対のブラダー装置（２ａ、２ｂ）を取り付け、該左右一対のブラダー装置（２ａ、２ｂ）に跨るようにタイヤ帯状材料からなる筒状体（Ｗ）を被せ、該筒状体（Ｗ）の両サイドに前記ビードロックセグメント（３）に対応してビード（Ｗｘ）及びビードフィラー（Ｗｆ）をセットして包み込むように前記ターンナップブラダー（７）をターンナップさせる構成からなるシングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置であって、前記左右一対のブラダー装置（２ａ、２ｂ）のターンナップブラダー（７）を、それぞれ前記ビードロックセグメント（３）を境にして圧力供給手段に接続した外側ターンナップブラダー（８ａ）と内側ターンナップブラダー（８ｂ）とに区画形成し、かつ前記内側ターンナップブラダー（８ｂ）の背部に該内側ターンナップブラダー（８ｂ）をリンク機構により押し上げ作動する支持プレート（１０）からなる押し上げ機構（９）を設置したことを要旨とするものである。
【０００７】
この発明は、上記のように構成され、筒状体の両サイドをターンナップする際、ビードロックセグメントを境に、外側ターンナップブラダーと内側ターンナップブラダーとで保持することで、ビード周辺の締まりが緩くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、品質の向上を図ることが出来るものである。
【０００８】
また、ターンナップブラダーの膨らみ方の特性により、ビード周りを最適な条件により抑える必要がある場合には、内側ターンナップブラダーの背部に、押し上げ機構を設けて内側ターンナップブラダーを微量持ち上げるようにすることでビード部の内側をより確実に保持させることが出来るものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
【００１０】
図１は、この発明の第１実施形態におけるシングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置の概略断面図を示し、タイヤ成形ドラムの主軸１には左右一対のブラダー装置２ａ，２ｂが取付けられている。
【００１１】
なお、左右一対のブラダー装置２ａ，２ｂは、左右対称構造なので、一方のブラダー装置２ａの構成を説明して他方のブラダー装置２ｂの構成の説明は省略する。
【００１２】
前記ブラダー装置２ａは、タイヤ帯状材料から成る筒状体Ｗの両サイドに打ち込んだビードＷｘをロックするビードロックセグメント３は、前記主軸１にスライダー４及びリンク機構５を介してセグメント６が拡縮可能に取付けられ、このビードロックセグメント３を境として、ビードロックセグメント３を覆うようにターンナップブラダー７が配設されている。なお、Ｗｆは、ビードフィラーを示している。
【００１３】
このターンナップブラダー７は、ビードロックセグメント３でビードＷｘをロックする際、外側ターンナップブラダー８ａと内側ターンナップブラダー８ｂとに区画形成され、この外側ターンナップブラダー８ａと内側ターンナップブラダー８ｂとには、図示しない圧力給排手段がそれぞれ接続されている。
【００１４】
また、前記内側ターンナップブラダー８ｂの背部には、筒状体Ｗの両サイドをターンナップする時に、ビードＷｘの下部を支持すると共に、内側ターンナップブラダー８ｂを保持する押し上げ機構９が設けてあり、この押し上げ機構９は、支持プレート１０の中央にリンクアーム１１の先端を取付け、リンクアーム１１の後端は、主軸１に沿ってスライドするスライダー１２にピン１３を介して連結されている。
【００１５】
次に、上記第１実施形態に於けるターンナップブラダー装置の作用を、図２（ａ）〜（ｄ）を参照しながら説明する。
【００１６】
先ず、図２（ａ）に示すようにターンナップブラダー７にエアーが給気されていない状態で、図２（ｂ）に示すようにタイヤ帯状材料の筒状体Ｗをターンナップブラダー７上に配設し、筒状体Ｗ上の所定位置にビードＷｘ及びビードフィラーＷｆを設置すると共に、ビードロックセグメント３でビードフィラーＷｆを備えたビードＷｘをロックする。
【００１７】
この状態で、図２（ｃ）に示すように左右一対のブラダー装置２ａ，２ｂ間のタイヤ帯状材料から成る筒状体Ｗに内側からエアーＡを所定圧力で給気させてトロイダル状にシェーピングし、これと同時に、内側ターンナップブラダー８ｂに圧力給排手段から所定の圧力のエアーＡを給気させて膨出させ、ビードＷｘ内側の筒状体Ｗを保持させる。
【００１８】
そして、次に、図２（ｄ）に示すように外側ターンナップブラダー８ａに圧力給排手段から所定の圧力のエアーＡを給気させて膨出させ、筒状体Ｗの両サイドをターンナップさせてビードＷｘ及びビードフィラーＷｆを包み込み、これと同時に押し上げ機構９を作動させて、内側ターンナップブラダー８ｂを押し上げて密着させる。
【００１９】
このようにすることで、ビード周辺の締まりが緩くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、品質の向上を図ることが出来るものである。また、ターンナップブラダーの膨らみ方の特性により、ビード周りを最適な条件により抑える必要がある場合には、上記のように内側ターンナップブラダー８ｂの背部を、押し上げ機構９により押し上げてやることで、ビード部Ｗｘの内側をより確実に保持させることが出来るものである。
【００２０】
次に、図３及び図４（ａ）〜（ｄ）は、この発明の第２実施形態におけるターンナップブラダー装置の概略断面図と作動説明図であって、この第２実施形態は、前記ターンナップブラダー７を、ビードロックセグメント３を境として、それぞれ図示しない圧力給排手段を接続した独立した外側ターンナップブラダー１４ａと内側ターンナップブラダー１４ｂとに分割して構成したものである。
【００２１】
この実施形態では、ビードロックセグメント３でビードＷｘ及びビードフィラーＷｆをロックする際に、ターンナップブラダー７を分離させるのではなく、予め独立した外側ターンナップブラダー１４ａと内側ターンナップブラダー１４ｂとを配設することにより、筒状体Ｗの両サイドをターンナップさせる際、内側ターンナップブラダー１４ｂの押し上げ機構９を作動させて、内側ターンナップブラダー８ｂを押し上げて密着させる。
【００２２】
これにより、ターンナップ後にビード周辺の締まりは緩くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、品質の向上を図ることが出来るものである。
【００２３】
なお、その他の構成及び作用は上記第１実施形態と同様なので同一符号を付して説明は省略する。
【００２４】
【発明の効果】
この発明は、上記のように筒状体の両サイドをターンナップする際、前記ターンナップブラダーをビードロックセグメントを境に、外側ターンナップブラダーと内側ターンナップブラダーとに区画形成し、この外側ターンナップブラダーと内側ターンナップブラダーとに圧力給排手段をそれぞれ接続し、前記内側ターンナップブラダーの背部に、押し上げ機構を設けたので、ビード周辺の締まりが悪くならず、特に偏平率が低いタイヤを成形する場合にも、生産性及び品質の向上を図ることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１実施形態におけるシングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置の概略断面図である。
【図２】（ａ）〜（ｄ）は、この発明の第１実施形態に於けるターンナップブラダー装置の作動説明図である。
【図３】この発明の第２実施形態におけるシングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置の概略断面図である。
【図４】（ａ）〜（ｄ）は、この発明の第２実施形態に於けるターンナップブラダー装置の作動説明図である。
【符号の説明】
１ 主軸
２ａ，２ｂ 左右一対のブラダー装置
３ ビードロックセグメント ４ スライダー
５ リンク機構 ６ セグメント
７ ターンナップブラダー
８ａ 外側ターンナップブラダー
８ｂ 内側ターンナップブラダー
９ 押し上げ機構 １０ 支持プレート
１１ リンクアーム １２ スライダー
１３ ピン
Ｗ 筒状体 Ｗｘ ビード
Ｗｆ ビードフィラー Ａ エアー
Claims (2)
- タイヤ成形ドラムの主軸（１）上に、ビードロックセグメント（３）と該ビードロックセグメント（３）の径方向の外側を覆うターンナップブラダー（７）とを備えた左右一対のブラダー装置（２ａ、２ｂ）を取り付け、該左右一対のブラダー装置（２ａ、２ｂ）に跨るようにタイヤ帯状材料からなる筒状体（Ｗ）を被せ、該筒状体（Ｗ）の両サイドに前記ビードロックセグメント（３）に対応してビード（Ｗｘ）及びビードフィラー（Ｗｆ）をセットして包み込むように前記ターンナップブラダー（７）をターンナップさせる構成からなるシングルステージ型のタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置であって、
前記左右一対のブラダー装置（２ａ、２ｂ）のターンナップブラダー（７）を、それぞれ前記ビードロックセグメント（３）を境にして圧力供給手段に接続した外側ターンナップブラダー（８ａ）と内側ターンナップブラダー（８ｂ）とに区画形成し、かつ前記内側ターンナップブラダー（８ｂ）の背部に該内側ターンナップブラダー（８ｂ）をリンク機構により押し上げ作動する支持プレート（１０）からなる押し上げ機構（９）を設置したタイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置。 - 前記リンク機構を、前記タイヤ成形ドラムの主軸（１）上を摺動するスライダー（１２）と、該スライダー（１２）と前記支持プレート（１０）とを連結するリンクアーム（１１）とから構成した請求項１に記載のターンナップブラダー装置。
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000038497A JP4423725B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | タイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP4423725B2 true JP4423725B2 (ja) | 2010-03-03 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000038497A Expired - Fee Related JP4423725B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | タイヤ成形ドラムにおけるターンナップブラダー装置 |
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| JP5244046B2 (ja) * | 2009-08-11 | 2013-07-24 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ成形装置 |
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- 2000-02-16 JP JP2000038497A patent/JP4423725B2/ja not_active Expired - Fee Related
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