JP4422361B2 - 自動車整備用リフト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の整備作業に用いるリフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バスやトラック等の大型車両の整備作業には、従来から、リフトを床面下に設置した装置が広く使用されている。この種のリフト装置として、特開平10−152025号公報には、床面にピットを施工し、ほぼ可動リフト移動可能な範囲のピット内にエンドレスチェーンを張設し、エンドレスチェーンの一部にリフトを連結するとともに、チェーンリンクにピットカバーのカバー素子を取り付け、リフトの位置合わせに際し、ピットカバーの余剰部をチェーンと共にピット内に格納する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のリフト装置によると、ピットカバーをエンドレスチェーンに取り付けているため、次のような課題があった。
(1) カバー素子の数が増え、ピットカバーの構成が複雑化する。
(2) カバー素子の間に異物が侵入し、故障しやすくなる。
(3) 屈曲個所が多く、摺動抵抗が大きくなり、動力が増大する。
(4) ピットが深くなり、施工費が高くつき、メンテナンスに手間がかかる。
(5) 設置工事に際し、組付、調整に手間がかかり、工期が長くなる。
【0004】
そこで、本発明の目的は、部品点数を減らし、ピットを浅くして、施工費を安価にでき、メンテナンスが容易になる自動車整備用リフト装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の自動車整備用リフト装置は、ピットの内側にリフトを整備車両の前後方向へ移動可能に設置し、ピットの開口部をピットカバーで覆い、ピットカバーを前後方向に複数のカバー素子で構成し、隣接するカバー素子を継手部材により折畳可能に連結し、一部のカバー素子をリフトに結合し、ピットの開口部にカバー素子の左右両端部を案内する案内部材を設け、ピットの前後両端部にカバー素子を折畳状態で格納する格納部を設けて構成される。
【0006】
ここで、継手部材としては、リンクや蝶番を用いることができる。また、格納部にカバー素子を起立させるハンガーを設けてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、自動車整備工場の床面には、ピット1が整備車両(バス、トラック等)2の前後方向に長く延びるように施工されている。ピット1の開口部3は、その前後両端部分が床板4,5で覆われ、残りの部分がピットカバー6で覆われ、前側の床面に整備車両2の前輪を位置決めする凹部7が設けられている。ピット1の内側には、整備車両2の前後2箇所をリフトアップする固定リフト8と可動リフト9とが設置され、各リフト8,9の上端にそれぞれ車体受10,11が設けられている。
【0008】
可動リフト9はピット1の左右両側壁に固定したベースレール13(図3参照)にローラ14を介して前後方向へ移動可能に支持されている。ピット1の前壁と後壁との間にはチェーン15が張設され、可動リフト9にはチェーン15に噛み合うスプロケットホイール16,17と一方のスプロケットホイール16を駆動するモータ18とが設けられている。そして、可動リフト9はモータ18によりチェーン15に沿って前後方向に移動され、その車体受11を整備車両2の後側のリフトポイント(例えば図1の矢印位置)に位置決めできるようになっている。
【0009】
図2及び図3に示すように、ピットカバー6は前後方向に複数のカバー素子20を並べて構成されている。各カバー素子20は左右に長い四角箱形に形成され、その両端に継手部材としてのリンク21と係合ピン22とが設けられている。隣接するカバー素子20はリンク21により折畳可能に連結され、ピットカバー6の中央部に位置する2つのカバー素子20は結合ピン23を介し可動リフト9に結合されている。ベースレール13の上面には、係合ピン22が嵌る浮き上がり防止用のガイドレール24と、カバー素子20の下面が摺接するスライドレール25とが固着され、各レール24,25によりカバー素子20の左右両端部をピット開口部3の左右両側縁に沿って案内する案内部材が構成されている。
【0010】
一方、ピット1の前後両端部には、カバー素子20を折畳状態で格納する格納部27が形成されている。格納部27には、スライドレール25から外れたカバー素子20を係合ピン22を介して起立させるハンガー28と、カバー素子20の下端を案内する傾斜部29とが設けられている。そして、図1に示すようにピットカバー6は、前後の床板4,5の間において床面と略面一の状態でピット1の開口部3を覆い、可動リフト9が前方へ移動したときに、後格納部27からカバー素子20を引き出し、余剰のカバー素子20を前格納部27に格納し、可動リフト9が後方に移動したときには、前格納部27からカバー素子20を引き出し、余剰のカバー素子20を後格納部27に格納するように構成されている。
【0011】
上記構成のリフト装置は以下の作用効果を発揮する。
(1) ピット1の開口部3をピットカバー6で床面と略面一に覆うことができる。
(2) カバー素子20の個数を少なくできる。
(3) ピットカバー6の摺動抵抗を小さくして、モータ18を小型化できる。
(4) リンク21が隣接するカバー素子20を、開口部3で隙間なく連結し、格納部27で互いに離間させるので、ピットカバー6に異物が侵入し難く、侵入したとしてもそれを格納時に滑り落とし、故障を少なくし、耐久性を向上できる。
(5) 格納部27にハンガー28を設けたので、カバー素子20を起立状態でコンパクトに格納できる。
(6) ピット1をリフト8,9の長さに相当する深さで浅く施工できる。
(7) このため、ピット1の施工費が安くつき、メンテナンスも容易になる。
【0012】
図4及び図5はピットカバー6の別の実施例を示すものである。このピットカバー6においては、カバー素子20の継手部材として2種類の蝶番32,33が用いられている。一方の蝶番32は隣接するカバー素子20を山折れ可能に連結し、他方の蝶番33は隣接するカバー素子20を谷折れ可能に連結している。カバー素子20の両端には、ローラ34が山折れ側の蝶番32と同軸に設けられ、開口部3においてガイドレール24の内側に位置し、カバー素子20の浮き上がりを防止するとともに、格納部27においてハンガー28上を転動し、カバー素子20を起立姿勢に折畳むようになっている。
【0013】
この構成によっても、カバー素子20の個数を削減できるとともに、ピット1を浅く施工することができる。また、継手部材に蝶番32,33を用いたので、カバー素子20の連結強度を高めて、ピットカバー6を堅牢に構成できる利点もある。なお、ローラ34は、車体荷重によって破損しないように、ベースレール13及びガイドレール24と非接触の状態で設けられている。
【0014】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1) 固定リフトを省き、リフト装置を1柱式に構成すること。
(2) 可動リフトをラック・ピニオン機構により移動すること。
(3) リンクをカバー素子に内蔵すること。
(4) カバー素子を水平に折畳んで格納部に縦積状態で格納すること。
(5) ピットの左右両側壁を平滑に形成し、その前後両端部にフレーム構造の格納部を設けること。
(6) カバー素子を厚板鋼板で形成すること。
(7) ピットを整備車両の左右方向に施工し、ピット内にオイル抜き装置を移動可能に設置し、ピットの開口部を上記実施形態と同様のピットカバーで覆うこと。
【0015】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、隣接するカバー素子を継手部材で折畳可能に連結し、ピットの前後にカバー素子を折畳状態で格納する格納部を設けたので、部品点数を減らし、ピットを浅くして、施工費を安価にでき、メンテナンスが容易になるという優れた効果を奏する。
【0016】
請求項2の発明によれば、継手部材にリンクを用いたので、異物の侵入を防止して、ピットカバーの耐久性を向上できる効果がある。
【0017】
請求項3の発明によれば、継手部材に蝶番を用いたので、カバー素子の連結強度を高めて、ピットカバーを堅牢に構成できる効果がある。
【0018】
請求項4の発明によれば、格納部にハンガーを設けたので、カバー素子を起立状態でコンパクトに格納できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動車整備用リフト装置の断面図である。
【図2】図1の装置のピットカバーを示す側面図である。
【図3】図2のA‐A線断面図である。
【図4】ピットカバーの別の実施例を示す側面図である。
【図5】図4のB‐B線断面図である。
【符号の説明】
1・・ピット、3・・開口部、6・・ピットカバー、9・・可動リフト、13・・ベースレール、15・・チェーン、18・・モータ、20・・カバー素子、21・・リンク、24・・ガイドレール、25・・スライドレール、27・・格納部、28・・ハンガー、32,33・・蝶番、34・・ローラ。

Claims (4)

  1. ピットの内側にリフトを整備車両の前後方向へ移動可能に設置し、ピットの開口部をピットカバーで覆い、ピットカバーを前後方向に複数のカバー素子で構成し、隣接するカバー素子を継手部材により折畳可能に連結し、一部のカバー素子をリフトに結合し、ピットの開口部にカバー素子の左右両端部を案内する案内部材を設け、ピットの前後両端部にカバー素子を折畳状態で格納する格納部を設けてなる自動車整備用リフト装置。
  2. 前記継手部材にリンクを用いた請求項1記載の自動車整備用リフト装置。
  3. 前記継手部材に蝶番を用いた請求項1記載の自動車整備用リフト装置。
  4. 前記格納部にカバー素子を起立させるハンガーを設けた請求項1〜3記載の自動車整備用リフト装置。
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