JP2002087125A - 車両用シートの収納構造 - Google Patents

車両用シートの収納構造

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JP2002087125A
JP2002087125A JP2000282305A JP2000282305A JP2002087125A JP 2002087125 A JP2002087125 A JP 2002087125A JP 2000282305 A JP2000282305 A JP 2000282305A JP 2000282305 A JP2000282305 A JP 2000282305A JP 2002087125 A JP2002087125 A JP 2002087125A
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cushion
seat
floor
hinge
storage structure
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Masato Koike
真人 小池
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽い操作力で収納操作できると共に整然と折
畳み収納できる車両用シートの収納構造の提供を図る。 【解決手段】 リヤフロア3上のシートクッション8を
ガイドレール6に沿って前方へ移動すると、その過程で
ヒンジ部材11が中折れ点となってフロントクッション
8Fとリヤクッション8Rとがくの字状に折り込まれる
ことにより前,後端部のローラー16が接近して、リヤ
フロア3と立上がり壁4との連設コーナー部5を通過
し、立上がり壁4の前方でフロントクッション8Fが下
側となってフロントクッション8Fとリヤクッション8
Rとを下面相互を向かい合わせ状態に2つ折りにしてフ
ロントフロア2上に折畳み収納することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートの収納
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用シートの収納構造の中に
は、例えば実公平7−7220号公報,特開平11−2
45696号公報等に示されているように、セカンドシ
ートあるいはサードシートを地上高の高いリヤフロア上
から地上高の低いフロントフロア側へ折畳み収納するよ
うにしてラッゲージスペースを拡大できるようにしたも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記何れの構造にあっ
ても、リンク機構によってシートクッションを一旦持ち
上げて前方へ回動するようにしているため、収納操作力
が重くなってしまうばかりでなく、リンク構造が複雑と
なってコスト的に不利となってしまう。
【0004】また、シートクッションの前端部はその左
右両側をリンクでフロアに支持する構造であるため、該
シートクッション前端部の車幅方向の支持剛性が不足す
る傾向となることから、これを補うためには別途補強手
段を設ける必要があって益々コスト的におよび重量的に
不利となってしまうことは否めない。
【0005】そこで、本発明は軽い操作力で収納操作す
ることができると共に整然と折畳み収納することがで
き、かつ、シートクッションの支持剛性を十分に確保す
ることができる車両用シートの収納構造を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、立上がり壁を境にしてフロントフロアと、フロント
フロアよりも地上高の高いリヤフロアとを有段成形した
車両において、リヤフロア上に搭載されるシートのシー
トクッションを、フロントクッションとリヤクッション
とに分割して、ヒンジ部材によりそれらの下面を向かい
合わせに折畳み可能に連結すると共に、フロントクッシ
ョン前端の下部両側と、リヤクッション後端の下部両側
にそれぞれローラーを設ける一方、リヤフロア上面から
立上がり壁前面に亘って連続して前記ローラーを転動ガ
イドする左右一対のガイドレールを設け、シートクッシ
ョンをガイドレールに沿って前方移動することにより、
フロントクッションとリヤクッションとを立上がり壁の
前方で2つ折りにしてフロントフロア上に収納可能とし
たことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の立上がり壁とリヤフロアとの連設コーナー部を所要
半径の円弧形状に形成すると共に、ガイドレールを該円
弧形状に沿って配設したことを特徴としている。
【0008】請求項3の発明にあっては、請求項1,2
に記載のフロントクッションとリヤクッションは左右2
つのヒンジ部材で連結され、これらヒンジ部材はフロン
トクッション側のヒンジブラケットと、リヤクッション
側のヒンジブラケットをそれぞれ対応するフロントクッ
ションの左右サイドフレームの後端とリヤクッションの
左右サイドフレームの前端に結合してある一方、フロン
トクッションの左右サイドフレームのヒンジブラケット
結合部間、およびリヤクッションの左右サイドフレーム
のヒンジブラケット結合部間にそれぞれ跨って補強フレ
ームを結合配置したことを特徴としている。
【0009】請求項4の発明にあっては、請求項1,2
に記載のフロントクッションとリヤクッションは1つの
ヒンジ部材で連結され、該ヒンジ部材のフロントクッシ
ョン側のヒンジブラケット、およびリヤクッション側の
ヒンジブラケットをそれぞれ車幅方向に長尺に形成し
て、対応するフロントクッションの左右サイドフレーム
の後端部間、およびリヤクッションの左右サイドフレー
ムの前端部間に跨って結合したことを特徴としている。
【0010】請求項5の発明にあっては、請求項1〜4
に記載のシートクッションの後端に前倒れ可能に装着し
たシートバックを、ロアシートバックとアッパシートバ
ックとに分割し、これら両者をヒンジ部材により連結し
てアッパシートバックを前方に折畳み可能にしたことを
特徴としている。
【0011】請求項6の発明にあっては、請求項1〜5
に記載のリヤフロア上のガイドレールにロック孔を設け
る一方、シートクッションのサイドフレームに該ロック
孔に係脱するロックピンを設けて、これらロック孔とロ
ックピンとによりシートロック機構を構成したことを特
徴としている。
【0012】請求項7の発明にあっては、請求項6に記
載のシートロック機構のロックピンを、フロントクッシ
ョン又はリヤクッションのヒンジ部材による連結部近傍
に設けたことを特徴としている。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、リヤフ
ロア上のシートクッションをガイドレールに沿って前方
へ移動すると、フロントクッション前端部のローラーが
リヤフロアと立上がり壁との連設コーナー部に至ってシ
ートクッションがリヤフロアと平行状態を保てなくなる
が、ヒンジ部材が中折れ点となってフロントクッション
とリヤクッションとがくの字状に折り込まれることによ
って、フロントクッション前端部のローラーにリヤクッ
ション後端部のローラーが接近して、これらローラーが
ガイドレールに沿って前記連設コーナー部を通過し、立
上がり壁の前方でフロントクッションが下側となってフ
ロントクッションとリヤクッションとを、下面相互を向
かい合わせた状態に2つ折りにしてフロントフロア上に
折畳み収納することができる。
【0014】このように、シートクッションのフロント
フロア上への折畳み収納は、ガイドレールによるローラ
ーの転動ガイド作用と、ヒンジ部材の中折れ作用とによ
ってスムーズに行われ、従って、軽い操作力で収納作業
を行うことができ、しかも、従来のような複雑なリンク
構造が不要となるためコスト的におよび重量的に有利に
得ることができる。
【0015】また、シートクッションはその前,後端部
のローラーを介して左右一対のガイドレールに係合して
いるため、特別に補強部材を用いることなくリヤフロア
上での車幅方向の支持剛性を十分に確保することができ
る。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、立上がり壁とリヤフロアとの連
設コーナー部は所要半径の円弧形状に形成して、この円
弧形状に沿ってガイドレールを配設してあるため、該連
設コーナー部でフロントクッションとリヤクッションと
をくの字状に中折れ状態にして前,後端部のローラーを
スムーズに通過させることができる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、ヒンジ部材により連結し
たフロントクッションの後端部およびリヤクッションの
前端部のフレーム剛性を補強フレームによって高められ
るため、前記ヒンジ部材による連結剛性を十分に確保す
ることができる。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、ヒンジ部材の車幅方向に
長尺にしたヒンジブラケットが、フロントクッションの
左右サイドフレーム後端部間、およびリヤクッションの
左右サイドフレーム前端部間にそれぞれ跨る補強フレー
ムとして機能して、フロントクッション後端部およびリ
ヤクッション前端部のヒンジ部材による連結剛性を十分
に確保することができる。
【0019】また、ヒンジ部材のヒンジブラケットを補
強フレームとして有効利用すると共に、1つのヒンジ部
材でフロントクッションとリヤクッションとを連結して
いるため、部品点数を可及的に少なく抑えてコスト的に
有利に得ることができる。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4の発明の効果に加えて、シートクッションのフロン
トクッションとリヤクッションとを2つ折りにしてフロ
ントフロア上に折畳み収納した際に、シートバックのロ
アシートバックとアッパシートバックとをヒンジ部材を
中折れ点としてL字状に折って、前記2つ折りに折畳ん
だシートクッションの上側と前側とを覆うようにして収
納できるため、シートバックが前方へ張り出すことがな
くシート全体をコンパクトに、かつ、整然と折畳み収納
することができる。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜5の発明の効果に加えて、シートクッションの使用状
態では、シートロック機構のロックピンとロック孔との
係合によって、シートクッションをガイドレールに確実
にロックすることができる。
【0022】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
の発明の効果に加えて、ロックピンとロック孔との係合
によるシートロック位置を、フロントクッションとリヤ
クッションとのヒンジ部材による連結部近傍位置にする
ことができるため、シートクッションに前後方向の衝撃
入力が作用した際に、ヒンジ部材を中折れ点としたフロ
ントクッション後端部およびリヤクッション前端部の浮
き上がりを阻止して、シートクッションの正常姿勢を保
持させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0024】図1において、1は車体フロアを示し、該
車体フロア1は立上がり壁4を境にしてフロントフロア
2と、該フロントフロア2よりも地上高の高いリヤフロ
ア3とを有段成形してある。
【0025】このリヤフロア3と立上がり壁4との連設
コーナー部5は所要の半径で円弧形状に形成してあり、
該リヤフロア3の上面から立上がり壁4の前面に亘っ
て、それらのパネル3,4,5面に沿って後述するシー
トクッション8のローラー16を転動ガイドする左右一
対のガイドレール6を連続して配設してある。
【0026】図では便宜的にガイドレール6をパネル
3,5,4面から突出して配設した状態を示している
が、これは勿論前記パネル面と面一に整合するように配
設することが望ましい。
【0027】7はリヤフロア3上に搭載したシートを示
し、シートクッション8と、シートクッション8の後端
部に前倒し可能に連結したシートバック9とを備えてい
る。
【0028】シートクッション8は図2に示すようにそ
の底部にフロントフレーム10F,リヤフレーム10
R,両側のサイドフレーム10Sとからなるシートフレ
ーム10をクッション骨格部材として備えており、該シ
ートクッション8はフロントクッション8Fとリヤクッ
ション8Rとに分割してあって、これらフロントクッシ
ョン8Fとリヤクッション8Rとを左右2つのヒンジ部
材11により、下面同志が向かい合わせとなるように折
畳み可能に連結してある。
【0029】具体的には、図3に示すようにヒンジ部材
11のヒンジピン14により連結さたフロントクッショ
ン8F側のヒンジブラケット12と、リヤクッション8
R側のヒンジブラケット13をそれぞれ対応するフロン
トクッション8Fの左右サイドフレーム10S,10
の後端とリヤクッション8Rの左右サイドフレー
ム10S,10Sの前端に結合してある。
【0030】また、前記フロントクッション8Fの左右
サイドフレーム10S,10Sのヒンジブラケット
結合部間、およびリヤクッション8Rの左右サイドフレ
ーム10S,10Sのヒンジブラケット結合部間に
跨って、それぞれ補強フレーム15,15を結合配置し
てある。
【0031】一方、フロントクッション8Fの前端の下
部両側とリヤクッション8Rの後端の下部両側、即ち、
シートフレーム10の前端部両側と後端部両側に、前記
ガイドレール6に係合して転動ガイドされるローラー1
6を装着してある。
【0032】17はシートクッション8をリヤフロア3
上でロックするシートロック機構を示し、該シートロッ
ク機構17は図4に示すように、リヤフロア3上のガイ
ドレール6の側壁に設けたロック孔18と、シートフレ
ーム10のサイドフレーム10Sに配設されて前記ロッ
ク孔18に係脱するロックピン19とを備えている。
【0033】ロックピン19は例えば公知のシートスラ
イドロック機構のようにロックピン19をロック孔18
に係合する方向に付勢するスプリングと、レバー操作に
よって該スプリングのばね力に抗してロックピン19と
ロック孔18との係合解除を行わせるリリース手段によ
って係脱作動される。
【0034】前記ロック孔18はサイドフレーム10S
に前後方向に複数個設けてロックピン19との係合位置
の選択によってシート7の前後位置を任意に調整できる
ようにしてある。
【0035】また、ロックピン19はヒンジ部材11に
より連結したフロントクッション8Fのサイドフレーム
10Sの後端部、又はリヤクッション8Rのサイドフ
レーム10Sの前端部等、フロントクッション8F又
はリヤクッション8Rのヒンジ部材11による連結部近
傍に設けてある。
【0036】以上の実施形態の構造によれば、リヤフロ
ア3上のシート7をフロントフロア2側に収納する場
合、シートクッション8をガイドレール6に沿って前方
へ移動すると、フロントクッション8Fの前端部のロー
ラー16Fがリヤフロア3と立上がり壁4との連設コー
ナー部5に至ってシートクッション8がリヤフロア3と
平行状態を保てなくなるが、ヒンジ部材11が中折れ点
となって図1の一点鎖線で示すようにフロントクッショ
ン8Fとリヤクッション8Rとがくの字状に折り込まれ
ることによって、フロントクッション8Fの前端部のロ
ーラー16Fにリヤクッション8Rの後端部のローラー
16Rが接近して、これらローラー16F,16Rがガ
イドレール6に沿って前記連設コーナー部5を通過し、
立上がり壁4の前方で図1の二点鎖線で示すようにフロ
ントクッション8Fが下側となってフロントクッション
8Fとリヤクッション8Rとを、下面相互を向かい合わ
せた状態に2つ折りにしてフロントフロア2上に折畳み
収納することができる。
【0037】このように、シートクッション8のフロン
トフロア2上への折畳み収納は、ガイドレール6による
ローラー16F,16Rの転動ガイドと、ヒンジ部材1
1の中折れ作用とによってスムーズに行われ、従って、
軽い操作力で収納作業を行うことができる。
【0038】しかも、従来のような複雑なリンク構造が
不要となるためコスト的におよび重量的に有利に得るこ
とができる。
【0039】また、シートクッション8はその前,後端
部のローラー16F,16Rを介して左右一対のガイド
レール6に係合しているため、特別に補強部材を用いる
ことなくリヤフロア3上での車幅方向の支持剛性を十分
に確保することができる。
【0040】ここで、特に本実施形態では前述のように
立上がり壁4とリヤフロア3との連設コーナー部5は所
要半径の円弧状に形成して、この円弧形状に沿ってガイ
ドレールを配設してあるため、該連設コーナー部5でフ
ロントクッション8Fとリヤクッション8Rとをくの字
状に中折れ状態にして前,後端部のローラー16F,1
6Rをスムーズに通過させることができる。
【0041】また、ヒンジ部材11により連結したフロ
ントクッション8Fの後端部およびリヤクッション8R
の前端部のフレーム剛性を補強フレーム15によって高
められるため、前記ヒンジ部材11による連結剛性を十
分に確保することができる。
【0042】更に、リヤフロア3上でのシートクッショ
ン8の使用状態では、シートロック機構17のロックピ
ン19とロック孔18との係合によって、シートクッシ
ョン8をガイドレール6に確実にロックすることができ
る。
【0043】しかも、このロックピン19とロック孔1
8との係合によるシートロック位置を、フロントクッシ
ョン8Fとリヤクッション8Rとのヒンジ部材11によ
る連結部近傍位置にすることができるため、シートクッ
ション8に前後方向の衝撃入力が作用した際に、ヒンジ
部材11を中折れ点としたフロントクッション8Fの後
端部およびリヤクッション8Rの前端部の浮き上がりを
阻止して、シートクッションの正常姿勢を保持させるこ
とができる。
【0044】図5は本発明の第2実施形態を示すもの
で、本実施形態は前記第1実施形態におけるフロントク
ッション8Fとリヤクッション8Rとを1つのヒンジ部
材11Aで連結したものである。
【0045】ヒンジピン14Aによって連結されたフロ
ントクッション8F側のヒンジブラケット12A、およ
びリヤクッション8R側のヒンジブラケット13Aはそ
れぞれ車幅方向に長尺に形成してあり、これらヒンジブ
ラケット12A,13Aをそれぞれ対応するフロントク
ッション8Fの左右サイドフレーム10S,10S
の後端部間、およびリヤクッション8Rの左右サイドフ
レーム10S,10Sの前端部間に跨って結合して
ある。
【0046】従って、この第2実施形態によれば前記第
1実施形態と同様の効果が得られる他、ヒンジ部材11
Aの車幅方向に長尺にしたヒンジブラケット12A,1
3Aが、フロントクッション8Fの左右サイドフレーム
10S,10Sの後端部間、およびリヤクッション
8Rのサイドフレーム10S,10Sの前端部間に
それぞれ跨る補強フレームとして機能して、フロントク
ッション8Fの後端部およびリヤクッション8Rの前端
部のヒンジ部材11Aによる連結剛性を十分に確保する
ことができる。
【0047】また、ヒンジ部材11Aのヒンジブラケッ
ト12A,13Aを補強フレームとして有効利用すると
共に、1つのヒンジ部材でフロントクッション8Fとリ
ヤクッション8Rとを連結しているため、部品点数を可
及的に少なく抑えてコスト的に有利に得ることができ
る。
【0048】図6は本発明の第3実施形態を示すもの
で、本実施形態にあっては、前記第1実施形態又は第2
実施形態におけるシート7のシートバック9を、ロアシ
ートバック9Lとアッパシートバック9Uとに分割し、
これら両者をヒンジ部材20により連結してアッパシー
トバック9Uを前方に折畳可能としてある。
【0049】従って、この第3実施形態によれば前記第
1実施形態又は第2実施形態と同様の効果が得られる
他、前述のようにシートクッション8のフロントクッシ
ョン8Fとリヤクッション8Rとを2つ折りにしてフロ
ントフロア2上に折畳み収納した際に、シートバック9
のロアシートバック9Lとアッパシートバック9Uとを
図5の二点鎖線で示すようにヒンジ部材20を中折れ点
としてL字状に折って、前記2つに折畳んだシートクッ
ション8の上側と前側とを覆うようにして収納できるた
め、シートバック9が前方へ張り出すことがなくシート
7の全体をコンパクトに、かつ、整然と折り畳み収納す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す略示的側面説明
図。
【図2】本発明の第1実施形態のシートクッションの構
成を示す略示的斜視説明図。
【図3】本発明の第1実施形態におけるヒンジ部材の連
結部周りの構造を示す側面図。
【図4】本発明の第1実施形態におけるシートロック機
構を示す略示的斜視説明図。
【図5】本発明の第2実施形態におけるフロントクッシ
ョンとリヤクッションとの連結構造を示す略示的斜視説
明図。
【図6】本発明の第3実施形態を示す略示的側面説明
図。
【符号の説明】
1 車体フロア 2 フロントフロア 3 リヤフロア 4 立上がり壁 5 連設コーナー部 6 ガイドレール 7 シート 8 シートクッション 8F フロントクッション 8R リヤクッション 9 シートバック 9L ロアシートバック 9U アッパシートバック 10 シートフレーム 10S サイドフレーム 11,11A ヒンジ部材 12,12A フロント側のヒンジブラケット 13,13A リヤ側のヒンジブラケット 15 補強フレーム 16 ローラー 17 シートロック機構 18 ロック孔 19 ロックピン 20 ロアシートバックとアッパシートバックのヒンジ
部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立上がり壁を境にしてフロントフロア
    と、フロントフロアよりも地上高の高いリヤフロアとを
    有段成形した車両において、リヤフロア上に搭載される
    シートのシートクッションを、フロントクッションとリ
    ヤクッションとに分割して、ヒンジ部材によりそれらの
    下面を向かい合わせに折畳み可能に連結すると共に、フ
    ロントクッション前端の下部両側と、リヤクッション後
    端の下部両側にそれぞれローラーを設ける一方、リヤフ
    ロア上面から立上がり壁前面に亘って連続して前記ロー
    ラーを転動ガイドする左右一対のガイドレールを設け、
    シートクッションをガイドレールに沿って前方移動する
    ことにより、フロントクッションとリヤクッションとを
    立上がり壁の前方で2つ折りにしてフロントフロア上に
    収納可能としたことを特徴とする車両用シートの収納構
    造。
  2. 【請求項2】 立上がり壁とリヤフロアとの連設コーナ
    ー部を所要半径の円弧形状に形成すると共に、ガイドレ
    ールを該円弧形状に沿って配設したことを特徴とする請
    求項1に記載の車両用シートの収納構造。
  3. 【請求項3】 フロントクッションとリヤクッションは
    左右2つのヒンジ部材で連結され、これらヒンジ部材は
    フロントクッション側のヒンジブラケットと、リヤクッ
    ション側のヒンジブラケットをそれぞれ対応するフロン
    トクッションの左右サイドフレームの後端とリヤクッシ
    ョンの左右サイドフレームの前端に結合してある一方、
    フロントクッションの左右サイドフレームのヒンジブラ
    ケット結合部間、およびリヤクッションの左右サイドフ
    レームのヒンジブラケット結合部間にそれぞれ跨って補
    強フレームを結合配置したことを特徴とする請求項1,
    2に記載の車両用シートの収納構造。
  4. 【請求項4】 フロントクッションとリヤクッションは
    1つのヒンジ部材で連結され、該ヒンジ部材のフロント
    クッション側のヒンジブラケット、およびリヤクッショ
    ン側のヒンジブラケットをそれぞれ車幅方向に長尺に形
    成して、対応するフロントクッションの左右サイドフレ
    ームの後端部間、およびリヤクッションの左右サイドフ
    レームの前端部間に跨って結合したことを特徴とする請
    求項1,2に記載の車両用シートの収納構造。
  5. 【請求項5】 シートクッションの後端に前倒れ可能に
    装着したシートバックを、ロアシートバックとアッパシ
    ートバックとに分割し、これら両者をヒンジ部材により
    連結してアッパシートバックを前方に折畳み可能にした
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車両用
    シートの収納構造。
  6. 【請求項6】 リヤフロア上のガイドレールにロック孔
    を設ける一方、シートクッションのサイドフレームに該
    ロック孔に係脱するロックピンを設けて、これらロック
    孔とロックピンとによりシートロック機構を構成したこ
    とを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車両用シ
    ートの収納構造。
  7. 【請求項7】 シートロック機構のロックピンを、フロ
    ントクッション又はリヤクッションのヒンジ部材による
    連結部近傍に設けたことを特徴とする請求項6に記載の
    車両用シートの収納構造。
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