JP4422242B2 - 不断水工法 - Google Patents
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Description
【発明のバックグラウンド】
発明の分野:
本発明は配管構造、既設管切削工法および不断水工法に関するものである。
【0002】
従来の技術:
水道管のような既設の流水管内には、砂や錆粉、金属粉などの夾雑物が含まれていることがあり、そのため、夾雑物を捕集することは重要である。そこで、従来より、かかる夾雑物を捕集して除去している。夾雑物の捕集装置としては、たとえば、流水管本体部から径方向に膨出する夾雑物溜部を設けると共に、該溜部にメッシュ状のフィルタを管軸方向に直交するように設けたものが知られている(たとえば、特開平7─136420号)。
【0003】
しかし、既設の管路には、夾雑物捕集装置が設けられていない箇所が多い。
【0004】
【発明の概要】
したがって、本発明の目的は、不断水で夾雑物を捕集できる配管構造を得るための不断水工法を提供することである。
【0005】
削除。
【0006】
削除。
【0007】
削除。
【0008】
不断水工法としては、以下の組立工程、切削工程および工具取出工程を備えた不断水工法を採用するのが好ましい。
まず、作業者は、既設管の周方向に分割された2以上の分割ケースからなる密閉ケースを用意する。前記分割ケースのうち1つの分割ケースには、捕集空間と分岐状部とが予め設けられている。前記捕集空間は、既設管の底部に形成される直線状の溝から夾雑物を捕集するのに適した形状となっている。前記分岐状部は、切削工具を進退させるために(既設管の径方向に切削工具を送るために)設けられている。
前記組立工程では、前記既設管の一部を前記密閉ケースによって気密状態で囲繞する。前記密閉ケースには、作業用弁を介して、切削工具を持つ切削装置が取り付けられる。
前記切削工程では、原動機の回転により、前記切削工具が前記既設管の底部を切削する切削運動を行わせる。前記切削工程では、前記切削運動を行わせつつ、前記切削工具を前記既設管の径方向に向って送ると共に、前記密閉ケースを前記既設管の管軸方向に移動させる。このように、前記切削工具を前記管軸方向に移動させて、前記切削工具に送り運動を行わせることで、切片を残すことなく前記既設管が前記切削工具によって切削される。このようにして、前記切削工具が、管軸方向に長い直線状の溝を前記既設管の底部に形成する。
前記工具取出工程では、前記直線状の溝を形成した後に、前記切削工具を前記分岐状部から取り出す。
前記捕集空間には、前記直線状の溝を介して前記既設管内の夾雑物が前記捕集空間に落下して捕集される。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、夾雑物捕集装置を不断水で既設管に取り付けることができる。また、既設管を切り取るのではなく、捕集孔を既設管の底部に形成するので、工事が大がかりになるおそれもない。
【0010】
特に、本発明では、既設管の管軸方向に長い切削溝を形成して捕集孔とするので、夾雑物が前記長い孔を飛び越えるおそれがないので、夾雑物を確実に捕集することができる。
【0011】
【定義】
本発明において、「既設管」とは、管内に水やオイルのような液体が流れている管をいい、一般に、地中に埋設されていることが多い。
「密閉」とは、完全に密閉するという意味ではなく、不断水で工事ができる程度の水密性を保つという意味である。したがって、「密閉ケース」とは、既設管内を流れる液体の圧力に耐え得る耐圧性能と、ある程度の止水性能を持つケースをいう。
また、「気密状態で囲繞する」とは、切削の作業等に支障を来さない程度に密閉するという意味であり、たとえば、前記密閉ケースに設けた排水孔を切削中に開いておいて、該排水孔から水と共に切粉を排出してもよい。
【0012】
本工法に用いる「切削工具」としては、先端面および外周面に各々複数の切レ刃を持つミリング状の工具を用いるのが好ましい。
また、管の内面にモルタルライニングを有する既設管を切削する場合には、超硬合金(Hard metal)からなるチップを多数設けた切削工具や、ダイヤモンドの粒子を切レ刃とする切削工具を用いるのが好ましい。
【0013】
また、本発明において、「切削」とは、切レ刃を回転させて管壁の一部を削り取ることをいう。また、「切削運動」とは、切レ刃を回転させることをいい、一方、「送り運動」とは、前記切削工具により管壁の新しい部分を次々と削ることができる位置に、前記切削工具を移動させることをいう。
【0014】
【実施例の説明】
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものである。本発明の範囲は請求の範囲に基づいて定めなければならない。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
【0015】
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1ないし図4は第1実施例を示す。
密閉ケース2
図1および図2に示すように、密閉ケース2は、周方向に2分割された第1および第2分割ケース21,22を備えている。前記密閉ケース2と既設管1との間や、図2に示す前記第1分割ケース21と前記第2分割ケース22との間は、ゴムパッキン26でシールされている。前記第1分割ケース21は、既設管1を上方から覆うケースであり、前記第2分割ケース22は、既設管1を下方から覆うケースである。
【0016】
前記第2分割ケース22には、分岐状部27と夾雑物溜部28とが、既設管1の管軸方向Sの一直線上に形成されている。前記分岐状部27は、既設管1の径方向Cの下方に分岐状に突出している。前記分岐状部27には、作業用仕切弁70を介して切削装置3のカッタケース31が固定されている。前記分岐状部27と前記作業用仕切弁70との間や、前記作業用仕切弁70とカッタケース31との間は、図示しないゴムリングによってシールされている。前記分岐状部27は、内側に図4のプラグ60をねじ込むための雌ネジ部27aを有している。
【0017】
図4の前記夾雑物溜部28は、既設管1の外方に行くに従い径小となるように膨出しており、これにより、夾雑物Aを溜めるのに適した空間を形成している。前記夾雑物溜部28の下端には、溜まった夾雑物Aを排出するための排水孔29が設けられている。前記排水孔29には、排出用バルブ30が取り付けられており、該排出用バルブ30を開閉して溜まった夾雑物Aを排出する。なお、排出用バルブ30には可撓性のあるホース(図示せず)を連結しておく。
【0018】
切削装置3
図1において、前記切削装置3は、前記カッタケース31、カッタ軸32、軸受部33、切削工具4を備えている。前記カッタ軸32は、カッタケース31の外に設けたモータなどの原動機に連結されており、原動機の動力で回転される。前記カッタ軸32の先端部には、エンドミルに似た前記切削工具4が固定されている。したがって、切削工具4は、原動機の動力でカッタ軸32のまわりに回転する。
【0019】
前記切削工具4は、先端をコーン状に尖らせた略円柱の先端面40および外周面41に、それぞれ、多数の切レ刃42を有する。切削工具4はカッタケース31内に収容されている。なお、本切削装置3は、切削工具4がエンドミル状である他は、周知の穿孔機と同様の構造のものを用いることができる。
【0020】
つぎに、工法について説明する。
組立工程
まず、図1の既設管1内に液体(水)が流れている状態で、作業者は第2分割ケース22の分岐状部27が夾雑物溜部28よりも液体(水)の流れ方向Fの上流側になるように、密閉ケース2を既設管1に取り付ける。この取り付け後、作業者は、図示しない組立ボルトにより両分割ケース21,22を組み立てる。その後、作業者は密閉ケース2に作業用仕切弁70と切削装置3を組み付ける。こうして、密閉ケース2は既設管1の一部を気密状態で囲繞する。
【0021】
つぎに、作業者は、固定プレート50を密閉ケース2から管軸方向に離れた位置に止めネジ55により既設管1に固定する。固定プレート50は、切削すべき溝の長さに応じて、固定位置を決める。前記固定プレート50には、密閉ケース2を管軸方向Sに移動させるための送りネジ51がねじ込んである。該送りネジ51の一端は、フランジ52を介して密閉ケース2の端部に係合している。したがって、作業者が送りネジ51を左回りに回転させることにより、密閉ケース2は右側に移動する。
【0022】
切削工程
前記組立工程の後、作業者は、分岐状部27および夾雑物溜部28が既設管1の真下の位置になるようにする。その後、作業者は切削装置3を操作して、切削工具4の先端面40が既設管1の底面に近接する位置まで切削工具4を上昇させる。この後、作業者が図示しない原動機を駆動させると、切削工具4がカッタ軸32と共に回転し、既設管1を切削する切削運動を開始する。該切削運動を行っている状態で、作業者が切削装置3を操作して、切削工具4を径方向Cに上昇させていくと、やがて、図1の二点鎖線で示すように、切削工具4の先端面40が径方向Cの中心に向って既設管1の管壁1aの一部を貫通する。これにより、切削工具4による切込みが完了する。
この切込後、作業者が送りネジ51を左回りに回転させると、密閉ケース2が固定プレート50に接近するように管軸方向Sの上流に向かって移動する。この移動に伴って、切削工具4が管壁1aを削る送り運動を行う。これにより、図3に示すように、既設管1の底部には、切片を残すことなく、管軸方向Sに長い直線状の切削溝12Cが切り開かれる。
なお、切削溝12Cは、切削溝12Cの下流側の端を夾雑物溜部28によって覆うことができる長さに形成される。
【0023】
工具取出工程
つぎに、以下に説明する方法で切削装置3を除去する。
まず、作業者は、切削工具4をカッタケース31内に収容した後、作業用仕切弁70の作業レバー71を操作して作業用仕切弁70を閉弁する。その後、作業者は切削装置3を取り外す。この取り外し後、作業者は、周知のプラグ挿入器(図示せず)を作業用仕切弁70に取り付けて、作業用仕切弁70を開弁する。この開弁後、作業者はプラグ挿入器(図示せず)を操作して、図4のプラグ60を分岐状部27の雌ネジ部27aにねじ込む。このねじ込み後、作業者は、作業用仕切弁70(図3)とプラグ挿入器を取り外す。このようにして、作業が完了し、図4の配管構造が得られる。
【0024】
つぎに、夾雑物Aを捕集するメカニズムについて簡単に説明する。
砂や金属粉等の水よりも比重の大きい夾雑物Aは、既設管1内の底部を転がりながら飛ぶようにして(跳ねるようにして)流れて運ばれてくる。本実施例では、夾雑物溜部28が管軸方向Sに長くなっている。すなわち、夾雑物Aが跳ねるようにして流れてきても、夾雑物Aが下方に落下し易いので、夾雑物Aを確実に捕集することができる。前記夾雑物溜部28に捕集された夾雑物Aは、排水孔29に装着した排出用バルブ30を開放して、水と共に除去される。
なお、夾雑物溜部28は図3の切削装置3よりも液体(水)の流れ方向Fの下流側に設けられているので、切削中の切粉についても切削溝12Cが形成されていくにしたがい、同様に夾雑物溜部28に捕集される。
【0025】
ところで、前記第1実施例では、切削装置3を夾雑物溜部28よりも液体(水)の流れ方向Fの上流側に設けたが、本発明では、図5に示すように、既設管1の底部を切削できれば、切削装置3を夾雑物溜部28の排水孔29(分岐状部27)に取り付けるようにしてもよい。この場合、作業用仕切弁70は、作業後に取り外されることなく、排出用バルブとして用いる。
【0026】
また、前記第1実施例では、エンドミルに似た切削工具4を用いて長い切削溝12Cを形成した。つぎに、本発明に含まれない参考例について説明する。たとえば、図6および図7(a)に示すように、周知のホールソー14を用いて既設管1の管軸方向Sに互いに近接した円形の孔13を形成してもよい。また、図7(b)に示すように、略円形の孔13を既設管1の管軸方向Sに連続したように形成してもよい。さらに、図7(c)に示すように円形の孔13を1つだけ、形成してもよい。
【0027】
つぎに、好ましい切削装置3の一例を図8を用いて説明する。
図8の切削装置3は、アタッチメント34を介してカッタケース31Aが作業用仕切弁70(図1)に固定される。前記カッタケース31Aおよびギヤケース31B内には、長いカッタ軸32が挿通されている。前記カッタ軸32はカッタケース31Aおよびギヤケース31B内において第1軸受36Aおよび図示しない軸受を介して、回転自在に支持されている。前記カッタ軸32は、電動モータ(原動機の一例)35の動力で、図示しない減速機やベベルギヤにより回転される。
【0028】
前記カッタケース31A内には、前記カッタ軸32と平行に切込み用ネジ37が設けてある。該切込み用ネジ37はハンドル38を回転させることにより、ベベルギヤ39A,39Bを介して、正逆に回転する。前記切込み用ネジ37には把持部36Fに形成した雌ネジが螺合している。該把持部36Fは第2軸受36Bを介してカッタ軸32を把持している。したがって、ハンドル38を回転させることにより、切込み用ネジ37が回転するのに伴って、把持部36Fが前進または後退してカッタ軸32が前進または後退する。
なお、前記カッタ軸32の先端には、切削工具4を固定するための雌ネジ32fが形成されている。
【0029】
つぎに、好ましい切削工具4の一例を図9(a),(b),(c)を用いて説明する。
切削工具4は前記雌ネジ32f(図8)にねじ込んで固定される工具本体43を有している。工具本体43には第1および第2チップ44A,44Bが雄ネジ45を介して固定されており、切レ刃42が摩耗した際に、チップ44A,44Bを取り換えることができるようになっている。
【0030】
前記第1チップ44Aは、略円柱形の工具本体43の先端面40の切レ刃42を構成しており、既設管1を切り込む。一方、前記第2チップ44Bは、略円柱形の工具本体43の外周面41の切レ刃42を構成しており、既設管1を切削する。前記各チップ44A,44Bとしては、超硬合金(Hard metal)を用いるのが好ましい。なお、各チップ44A,44Bの前面には、切り粉を逃がすための大きな切欠部43aが工具本体43に形成されている。
【0031】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、切削工具に切削運動を与える原動機としては、モータの他にエンジンなどを用いてもよい。また、密閉ケースで既設管を囲繞する前に前記密閉ケースに切削装置を取り付けてもよい。
また、密閉ケースは周方向に3つないし4つに分割してもよい。
さらに、本発明において既設管内を流れる液体は、水の他にオイルなど他の液体であっても本発明の範囲に含まれる。
したがって、そのような変更および修正は、本発明の範囲のものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1実施例にかかる工法の組立工程を示す縦断面図である。
【図2】 図2は図1のII-II 線断面図である。
【図3】 図3は切削工程を示す縦断面図である。
【図4】 図4は配管構造を示す縦断面図である。
【図5】 図5は第2実施例にかかる組立工程を示す縦断面図である。
【図6】 図6は本発明に含まれない参考例を示す縦断面図である。
【図7】 図7(a),図7(b)および図7(c)は、それぞれ、捕集孔の参考例を示す底面図である。
【図8】 図8は切削装置の一例を示す一部断面した側面図である。
【図9】 図9(a)は切削工具の一例を示す側面図である。図9(b)および図9(c)は、それぞれ、同斜視図である。
【符号の説明】
1:既設管
1a:管壁
12C:切削溝(捕集孔)
13:円形の孔(捕集孔)
2:密閉ケース
21:第1分割ケース
22:第2分割ケース
27:分岐状部
28:夾雑物溜部(捕集空間)
29:排水孔
32:カッタ軸
4:切削工具
42:切レ刃
C:径方向
F:流れ方向
S:管軸方向
Claims (5)
- 組立工程、切削工程および工具取出工程を備えた不断水工法であって、
既設管の周方向に分割された2以上の分割ケースからなる密閉ケースを用意し、
前記分割ケースのうち1つの分割ケースには、既設管の底部に形成される直線状の溝から夾雑物を捕集するのに適した捕集空間と、先端面および外周面に各々複数の切レ刃を持つミリング状の切削工具を進退させるための分岐状部が前記既設管の下方に予め設けられており、
前記組立工程では、前記既設管の一部を密閉ケースによって気密状態で囲繞すると共に、前記切削工具を持つ切削装置を作業用弁を介して前記密閉ケースに取り付け、
前記切削工程では、前記切削工具を回転させて該切削工具の回転により前記既設管の底部を切削する切削運動を行わせつつ、前記切削工具が前記分岐状部を通って前記既設管の底部管壁の一部を貫通する位置まで前記切削工具を前記既設管の径方向の上方に向って送った後、
前記切削工具が前記管壁を貫通した状態において、前記切削工具に前記切削運動を行わせつつ前記密閉ケースを前記既設管の管軸方向に移動させることにより、前記切削工具を前記管軸方向に移動させて前記切削工具に送り運動を行わせることで、切片を残すことなく前記既設管を前記切削工具によって切削して、管軸方向に長い直線状の溝を前記既設管の底部に形成し、
前記工具取出工程では、前記直線状の溝を形成した後に、前記切削工具を前記分岐状部から取り出し、このようにして、前記直線状の溝から前記捕集空間に夾雑物を捕集できるようにする不断水工法。 - 前記分岐状部に設けられた前記作業用弁を開閉して切削工具を前記分岐状部から取り出し、前記捕集空間の排水孔に設けた排出用バルブを開いて前記捕集空間に留まった夾雑物を排出することを更なる特徴とする請求項1に記載の不断水工法。
- 前記捕集空間の管軸方向の上流に前記分岐状部が設けられ、前記切削工程の送り運動においては、前記切削工具を既設管の上流に向って移動させることを更なる特徴とする請求項2に記載の不断水工法。
- 請求項1、2もしくは3において、前記ミリング状の切削工具が略円柱状の工具本体の先端面および外周面に複数の切レ刃を有する不断水工法。
- 請求項4において、前記各切レ刃は取り換え可能なチップで形成されている不断水工法。
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