JP4421265B2 - 避難用エレベータのかご構造 - Google Patents
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Description
図1および図2は、この発明の実施の形態1の避難用エレベータのかご構造を説明するための斜視図であり、図1は、通常運転時のかごの乗車空間を示し、図2は、避難運転時のかごの乗車空間を示す。
図3および図4は、この発明の実施の形態2の避難用エレベータのかご構造を説明するための斜視図であり、図3は、通常運転時のかごの乗車空間を示し、図4は、避難運転時のかごの乗車空間を示す。
ステージ15は、更に、梯子16を備えている。通常時には、ステージ15は、天板13内に脚部14と梯子16が折畳まれた状態で、かご室壁12内に収納されている。また、図4においては、ステージ15は、脚部14をステージ15の支持部材として用い、梯子16をステージ15への乗り込み用部材として用いた例を示したが、これに限らず、例えばステージ15を立設するときの支持部材の役割を、梯子16が脚部14と共に兼ね、あるいは、梯子16のみで兼ねるように構成してもよい。このようにして、梯子16を用いることで、ステージ15の剛性確保と乗り込み手段の両立を図ることもできる。
また、本実施の形態2の避難用エレベータのかご構造は、例えば、天板13上および天板13下のスペースは子供を乗せたり、あるいは大人を座らせて乗せたりといった使い方で、ステージ15以外の出入口2周辺の通常時乗車空間11は大人が立って乗るようにするといった使い方で用いることができる。また、ステージ15は、天板13の高さを使用態様に応じて任意に調整可能な構成として用いてもよい。また、近年の建物の建築事情等により、建物の各階床間の高さが制限されるような場合には、結果として、エレベータのかごの室内高さの十分な確保が困難となる場合もあり得るが、このような場合であっても、上記のように工夫することで、本実施の形態2の避難用エレベータのかご構造を有効に用いることができる。
Claims (15)
- 一側に出入口が設けられた主かご室と、
前記主かご室の後部に、かごの奥行方向に伸縮自在な構造で設置された副かご室とを備え、
エレベータの通常運転時には、前記副かご室が前記主かご室内に収納された状態とされ、避難時には、前記副かご室がかごの奥行方向に伸張されることにより乗客を乗せる避難時用乗車空間が確保されるように構成されていることを特徴とする避難用エレベータのかご構造。 - 一側に出入口が設けられたかご室と、
前記かご室内のかご室壁に設けられ、折畳み可能に構成されたステージとを備え、
エレベータの通常運転時には、前記ステージが折畳んだ状態とされ、避難時には、前記ステージが展開した状態として立設されることにより前記ステージ上に乗客を乗せる避難時用乗車空間が形成され、
前記ステージは、かご上面が閉じている状態で前記避難時用乗車空間として使用されることを特徴とする避難用エレベータのかご構造。 - 前記ステージを、ハニカム構造としたことを特徴とする請求項2に記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記ステージを、アルミ材質からなる構造としたことを特徴とする請求項2または3に記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記ステージは、折畳み可能な梯子を備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記梯子は、前記ステージを立設したときの前記ステージの支持部材を兼ねることを特徴とする請求項5に記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記ステージは、前記かご室壁内に収納可能に構成されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記ステージは、施錠装置を備えたことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記施錠装置が開錠された場合に、エレベータの運転モードを避難用運転モードとなるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記施錠装置は、エレベータの運転モードが避難用運転モードとされた場合に開錠するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記施錠装置は、リモート操作で開錠可能な構成としたことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記ステージは、前記ステージの使用状態を検出するスイッチを備え、前記ステージが展開されて使用状態にあることを前記スイッチが検出した場合に、エレベータの運転モードが避難用運転モードとなるように構成されていることを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の避難用エレベータのかご構造。
- 前記避難用運転モードへの切り替えを、リモート操作で設定可能な構成としたことを特徴とする請求項9、10、12のいずれかに記載の避難用エレベータのかご構造。
- エレベータの運転モードが避難用運転モードにあるときに、かごの加減速度を通常走行時の加減速度よりも低くしたことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の避難用エレベータのかご構造。
- エレベータの運転モードが避難用運転モードにあるときに、かごの定格速度を通常走行時の定格速度よりも低くしたことを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の避難用エレベータのかご構造。
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