JP4418474B2 - 線量計容器 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線被ばく量の計測に用いられるガラス素子を収納するための線量計容器に関する。
従来から、放射線被ばく量を計測には、銀イオンを保有したリン酸塩ガラスからなるガラス素子が用いられている。このガラス素子は、紫外線で励起されると蛍光を発する。この蛍光量を検出することによりガラス素子の被ばく量を測定することができる。
特許文献1には、このようなガラス素子をホルダに収納しユーザが携帯可能なガラス線量計について開示されている。このガラス線量計をユーザが持つことにより、ユーザの被ばく量を測定することができる。
また、このようなガラス線量計は、多線質の放射線を分離する金属フィルタを備えたものがある。
実用新案登録公報第2583765号公報
しかしながら、金属フィルタを設けた場合、外部からの衝撃が金属フィルタを介してガラス素子に伝達し、ガラス素子が破損する恐れがあった。
そこで、本発明は、耐衝撃性に優れた線量計容器を提供することを目的とする。
上記目的は、放射線被ばく量の計測に用いられるガラス素子を収納するケース部材と、前記ケース部材に設けられるフィルタとを備え、前記フィルタは、前記ガラス素子を挟み込むように配置される2枚のフィルタを含み、前記2枚のフィルタのうち少なくとも一方は、互いの接近位置を規制する規制部を備えている、ことを特徴とする線量計容器によって達成できる。
この構成により、フィルタの接近を規制できるため、外部衝撃などにより2枚のフィルタが接近する方向に圧縮された場合であっても、フィルタがガラス素子を押圧して破損することを防止できる。従って、耐衝撃性が向上する。
上記構成において、前記規制部は、前記2枚のフィルタの一方に形成されていると共に前記ガラス素子を覆うように他方に向けて折り曲げられ、接近時に前記他方と接触する部位である、構成を採用できる。
この構成により、規制部は、2枚のフィルタの一方に形成されているので、部品点数の増大を防止できる。
また、2枚のフィルタの一方がガラス素子を覆うように他方に向けて折り曲げられているので、ガラス素子を十分に覆うことができ、放射線の分離精度を維持することができる。
上記構成において、前記フィルタ及びガラス素子の間に配置される緩衝部材を備えた、構成を採用できる。
フィルタは、緩衝部材を介してガラス素子を挟み込むように配置されているので、衝撃がフィルタを介してガラス素子に伝わることを防止できる。従って、耐衝撃性が向上する。
上記構成において、前記フィルタは金属フィルタである、構成を採用できる。
金属フィルタにより耐衝撃性がさらに向上する。
本発明によれば、耐衝撃性に優れた線量計容器を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、線量計容器の分解斜視図である。図2は、上ケースの分解斜視図である。図3は、下ケースの分解斜視図である。
線量計容器は、ケース部材である上ケース10及び下ケース20、上側金属フィルタ30、下側金属フィルタ40、上側緩衝部材50、下側緩衝部材60、防水部材70、クリップヘッド90などから構成される。この線量計容器は、被ばく量計測用素子として用いられるガラス素子1を交換可能に収納する。
上ケース10には、図1及び図2に示すように、多線質の放射線を分離する上側金属フィルタ30、ガラス素子1を外部衝撃から保護する上側緩衝部材50、ガラス素子1を包囲するように配置される防水部材70、上ケース10に固定され下ケース20を上ケース10側に付勢する弾性体80a〜80d等が収納される。
また、上ケース10には、係合部19bが形成されており線量計容器の携帯するためのクリップヘッド90と係合する。またクリップヘッド90にはベルトクリップ91が取り付けられる。
図2に示すように、上ケース10の内部には、ガラス素子1、上側金属フィルタ30、上側緩衝部材50を収納するための壁部11がガラス素子1を包囲するように形成されている。壁部12は、壁部11と所定の隙間を空けて壁部11を包囲するように形成されている。ガラス素子1の周囲に設けられた壁部12の外周に沿って、弾性部材である防水部材70が収納される。
また、壁部11に包囲された部分の一部に、測定用開口部13が形成されている。
上側金属フィルタ30は、材質及び厚みの異なるAIフィルタ31a、Cuフィルタ31b、Snフィルタ31cからなり、両側部が下ケース20側に向けて折り曲げられている。
上側緩衝部材50には、測定用開口部13が形成された側に開口部51が形成されており、開口部51を覆うようにポリイミドフィルム52が配置される。測定用開口部13及び開口部51を介して、ガラス素子1が露出することを防止するためである。
防水部材70の材料は、ポリオレフィン発砲体である。また防水部材70は、弾性力を有している。
ICタグ92は、使用するユーザに関する情報などが記憶されている。また、上ケース10には、ICタグ92を収納するためのICタグ収納部19aが形成されている。
開放防止手段である弾性体80a〜80dは、上ケース10の内側壁にガラス素子1を挟む位置に形成された固定構造により上ケース10に固定される。また弾性体80a〜80dは、下ケース20に設けた後述する係止部22a〜22dと係合し、上ケース10と下ケース20とを弾性係止する係止端81a〜81dを有している。また、弾性体80a〜80dは、それぞれステンレス製の板バネを折り曲げられて形成されている。尚、図2においては、弾性体80dを固定するための固定構造18dが図示されている。
下ケース20は、図3に示すように、ガラス素子1、下側金属フィルタ40、防水部材70を押圧するための壁部27、下側金属フィルタ40を収納するための壁部23、下側緩衝部材60を位置決めするための小さな段差24が形成されている。
また下ケース20には、図1及び図3に示すように、壁部27よりも外側に、治具挿入口21a〜21d、係止部22a〜22dが形成されている。この治具挿入口21a〜21d、係止部22a〜22dは、それぞれ弾性体80a〜80dの位置に対応している。治具挿入口21a〜21dは、詳しくは後述するが、開放用治具を挿入するためのものである。
下側金属フィルタ40についても、上側金属フィルタ30と同様に、材質及び厚みの異なるAIフィルタ41a、Cuフィルタ41b、Snフィルタ41cから構成される。また下側金属フィルタ40の形状は、上側金属フィルタ30と異なり平板状に形成されている。
尚、AIフィルタ41a、Cuフィルタ41b、Snフィルタ41cは、それぞれAIフィルタ31a、Cuフィルタ31b、Snフィルタ31cに対応する位置に形成されている。
図4は、組み立て後の線量計容器の上ケース側から見た図である。
測定用開口13に隣接して薄肉部14が形成され、測定用開口13及び薄肉部14を囲うように傾斜面15が形成されている。
図5は、図4のA―A断面図、図6は、図4のB―B断面図、図7は、図4のC―C断面図、図8は、図4のD−D断面図である。
図5乃至図8に示すように、ガラス素子1は、上側緩衝部材50及び下側緩衝部材60に挟まれるように保持される。これにより、ガラス素子1の破損を防止でき耐衝撃性が向上する。尚、上側緩衝部材50及び下側緩衝部材60は線量計容器内においてガラス素子1のガタつき及びそれによる破損を防止するための隙間補正の役割も兼ねている。
また上側金属フィルタ30は、上側緩衝部材50を介してガラス素子1を保持し、下側金属フィルタ40は、下側緩衝部材60を介してガラス素子1を保持する。従って、線量計容器に外部衝撃が加わった場合に、上側金属フィルタ30及び下側金属フィルタ40の振動は、上側緩衝部材50及び下側緩衝部材60に吸収されるので、上側金属フィルタ30及び下側金属フィルタ40を採用したことに伴う耐衝撃性の低下を防止できる。
また図6及び図8に示すように、係止部22a〜22dは、上ケース10と下ケース20とが組み立てられる方向、すなわち固定される方向に近づくにつれて弾性体80a〜80dを弾性変形させ下ケース20の係止部22a〜22dを越えて下ケース20の内側、つまりガラス素子1側に弾性体80a〜80dの係止端81a〜81dを通過させることにより係止端81a〜81dと係止部22a〜22dとをそれぞれ係合させて上ケース10と下ケース20とを弾性係止する機能を有する。すなわち、係止部22a〜22dは、それぞれ弾性体80a〜80dの係止端81a〜81dにより上ケース10側に弾性係止される。従って上ケース10及び下ケース20は、閉止状態に維持される。言い換えれば、上ケース10及び下ケース20は弾性体80a〜80dにより閉止状態に固定される。これにより、衝撃等による上ケース10と下ケース20との開放が防止される。
一方、図6乃至図8に示すように、壁部27は、防水部材70を押圧する。従って、また防水部材70は弾性力を有しているため、上ケース10及び下ケース20を開放する方向に付勢する。詳細には防水部材70は、弾性体80a〜80dによる、上ケース10及び下ケース20の閉止状態が維持されるように付勢する。
次に、ICタグ92を収納するためのICタグ収納部19aについて説明する。
従来から、ガラス素子を交換可能なガラス線量計は、耐衝撃性の観点からそのケースの肉厚が厚く形成されていることが望ましい。
一方、このようなガラス線量計に、ユーザの個人情報などを記録しておくためのICタグを搭載することができる。
例えば、特開2005−121453号公報、特開2006−125958号公報には、ICタグが搭載されたガラス線量計を用いて、作業者を管理するシステムが開示されている。
しかしながら、このようなガラス線量計にICタグを内蔵させた場合、ICタグに記憶された情報を、リーダ/ライタによって読み出し、書き換えをする場合には、ガラス線量計のケースの厚みによってはリーダ/ライタとの距離が離れてしまい、読み出し、書き換えができない恐れがある。
そこで本実施例に係る線量計容器は、図5に示すように、ICタグ92を収納するICタグ収納部19aの厚みが他の部位よりも薄く形成されている。この構成により、リーダ/ライタとICタグ92とを十分近づけることができるので読み出し、書き換えが確実に行える。このため、線量計容器にICタグ92が収納された状態でICタグ92に記憶された情報の、リーダ/ライタでの読み取り精度及び書き換え精度が向上する。
次に、上ケース10と下ケース20との開放について説明する。
図9は、上ケースと下ケースとを開放するための説明図である。
上ケース10と下ケース20とを開放するためには、開放用治具98が必要となる。開放用治具98は、板状に形成され、その隅部から同一方向に向かって脚部99a〜99dが立設されている。尚、図9には、脚部99c、99dについては示していない。
まず、上ケース10と下ケース20とを開放するためには、上ケース10側を台等の上に設置し、下ケース20側が上面に来るように配置する。次に、治具挿入口21a〜21dに、脚部99a〜99dをそれぞれ挿入する。
挿入された脚部99a〜99dは、それぞれ弾性体80a〜80dを上ケース10の外側の方向に押圧して、弾性体80a〜80dは、それぞれ係止部22a〜22dへの係止状態が解除される。すなわち開放防止手段である弾性体80a〜80dによる上ケース10と下ケース20との閉止状態となる固定した状態は、下ケース20に形成された治具挿入口21a〜21dへの開放用治具98の脚部99a〜99dの挿入により解除される。図9(b)は、係止状態が解除される際の拡大図である。
このように、弾性体80a〜80dの係止状態が解除されるので、上ケース10と下ケース20とを開放することができ、ガラス素子1を取り外すことができる。
また、弾性体80a〜80d及び治具挿入口21a〜21dは、上ケース10と下ケース20とが固定した状態で互いに対応する位置になっており、これが複数ヶ所に設けられている。この様に、互いに対応するように複数設けられているので、衝撃などによる上ケース10と下ケース20との開放を防止できると共に、開放用治具98の挿入によって容易に上ケース10と下ケース20とを開放できる。
また治具挿入口21a〜21dは、下ケース20の同一面側に形成されているので、上ケース10と下ケース20との開放作業が容易となる。
また、防水部材70は、壁部27を上ケース10から離れる方向に付勢するので、上ケース10と下ケース20との開放を補助するように作用する。
従って、ガラス素子1の交換作業性が向上する。
また、防水部材70は、上ケース10と下ケース20とが固定した状態において、ガラス素子1を包囲するように配置され、治具挿入口21a〜21dは、図6及び図8に示すように、防水部材70が包囲する内側よりも外側に設けられている。この構成により、治具挿入口21a〜21dから水が浸入した場合であっても、ガラス素子1に至るまでの水の浸入を防止できる。
次に、線量計容器が衝撃などにより上ケース10と下ケース20とが潰れる方向に押圧された状態について説明する。図10は、線量計容器が衝撃などにより上ケース10と下ケース20とが潰れる方向に押圧された状態について説明図である。尚、図10は、図7に対応している。
上ケース10と下ケース20とが潰れる方向に押圧された場合には、上側金属フィルタ30の折り曲げられた部位(規制部)と下側金属フィルタ40とが当接する。従って、図10に示した状態よりも更に上ケース10と下ケース20とが押圧されて潰れることはない。
また、図10に示した状態では、上側緩衝部材50及び下側緩衝部材60は、それぞれ上側金属フィルタ30及び下側金属フィルタ40とガラス素子1との間に挟まれ潰れた状態となる。また、このような状態であっても、ガラス素子1が破損しないように、上側金属フィルタ30の両側部から折り曲げられた部位の長さが規定されている。
このように、上側金属フィルタ30及び下側金属フィルタ40の接近を規制できるため、外部衝撃などにより上側金属フィルタ30及び下側金属フィルタ40が接近する方向に圧縮された場合であっても、上側金属フィルタ30及び下側金属フィルタ40がガラス素子1を押圧して破損することを防止できる。従って、耐衝撃性が向上する。
また、上側金属フィルタ30及び下側金属フィルタ40の接近を規制するための手段が、上側金属フィルタ30に形成されていることにより、部品点数の増大を防止できる。
また、上側金属フィルタ30の側部がガラス素子1を覆うように下側金属フィルタ40に向けて折り曲げられているため、放射線の分離精度を維持することができる。従って、金属フィルタを2枚に分離したことによる不利益を解消できる。
次に、上側緩衝部材50及び下側緩衝部材60について説明する。図11は、ガラス素子1と上側緩衝部材50との接触状態を示した拡大図である。
上側緩衝部材50は、マイクロセルポリマー層55aとPETフィルム層55bとから構成され、ガラス素子1とPETフィルム層55bとが接触するように配置される。
マイクロセルポリマー層55aは、緩衝性を有し、PETフィルム層55bは、緩衝性としての機能は小さいが、ガラス素子1への貼り付きを防止する貼り付き防止部としての機能を有する。この構成は、下側緩衝部材60も同様である。従って、上ケース10及び下ケース20を開放した際の、ガラス素子1への上側緩衝部材50又は下側緩衝部材60の貼り付きを防止でき、ガラス素子1の交換作業性が向上する。尚、PETフィルム層55bは、上側緩衝部材50又は下側緩衝部材60がガラス素子1と重なる部分に少なくとも設けてあればよい。上側緩衝部材50及び下側緩衝部材60は、それぞれ上ケース10及び下ケース20との接触面に両面テープによって固定される。
次に、実施例2に係る線量計容器ついて説明する。尚、実施例1に係る線量計容器と同様の箇所については同一の符号を付することによりその説明を省略する。
図12及び図13は、実施例2に係る線量計容器の分解斜視図である。
図14は、実施例2に係る線量計容器の断面図である。
防水部材70Aは、図12に示すようにシート状に形成され、ガラス素子1と接触するように配置される。また図14に示すように、防水部材70Aは、ガラス素子1を緩衝するための緩衝部71Aと、被挟持部72Aとを有する。被挟持部72Aは、上ケース10に形成された壁部17A、下ケース20に形成された壁部27Aによって挟まれ、被挟持部72Aは潰れた状態となる。
また、緩衝部71A及び被挟持部72Aは、防水部材70Aの中央部を覆うように縁に沿って形成された切込み部73Aを介して隔てられている。従って、緩衝部71Aは、防水部材70Aの中央部に形成され、被挟持部72Aは、緩衝部71Aを囲むように防水部材70Aの縁側に形成されている。
このように、切込み部73Aを介して緩衝部71A及び被挟持部72Aが隔てられているので、被挟持部72Aが潰れた状態であっても、緩衝部71Aは潰れた状態にならず、ガラス素子1を緩衝することができる。また、被挟持部72Aは、壁部17A及び壁部27Aにより挟み込まれるため、防水部材70Aの位置ずれを防止できる。
また被挟持部72Aは、緩衝部71Aよりも縁側に形成されているため、緩衝部71Aまでの水の浸入を抑制できる。これにより防水性が向上する。
また防水部材70Aは緩衝部71Aを有し、緩衝部材を兼ねているため部品点数を削減できるので線量計容器の製造コストを抑えることができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
本発明の実施例において、上ケース10に開放防止手段を設けたが、これに限らず下ケース20に設けてもよい。また、治具挿入口を下ケース20に設けたが、これに限らず上ケース10に設けてもよい。
本発明の実施例において、4つの弾性体80a〜80dを用いて上ケース10及び下ケース20を閉止状態に固定する線量計容器を説明したが、弾性体はガラス素子1を挟んだ互いに反対側の位置に少なくとも2つ用いればよい。
本発明の実施例において、被ばく量計測用素子がガラス素子である構成を説明したが、放射線量を測定可能なプラスチックであってもよい。
本発明の実施例において、ケース部材に金属フィルタを設けた構成を説明したが、プラスチックフィルタやプラスチックに金属を蒸着したフィルタであってもよい。また金属フィルタおよびプラスチックフィルタやプラスチックに金属を蒸着したフィルタを組み合わせた構成であってもよい。
本発明の実施例において、ケース部材に設けたフィルタは多線質の放射線を分離する機能を有する構成を説明したが、放射線の線量を分離する機能を有するフィルタであってもよい。
線量計容器の分解斜視図である。 上ケースの分解斜視図である。 下ケースの分解斜視図である。 組み立て後の線量計容器の上ケース側から見た図である。 図4のA―A断面図である。 図4のB―B断面図である。 図4のC―C断面図である。 図4のD−D断面図である。 上ケース及び下ケースを開放するための説明図である。 線量計容器が衝撃などにより上ケース及び下ケースが潰れる方向に押圧された状態について説明図である。 ガラス素子と上側緩衝部材との接触状態を示した拡大図である。 実施例2に係る線量計容器の分解斜視図である。 実施例2に係る線量計容器の分解斜視図である。 実施例2に係る線量計容器の断面図である。
符号の説明
1 ガラス素子
10 上ケース
11、12、17A、27、27A 壁部
13 測定用開口部
14 薄肉部
15 傾斜面
19a ICタグ収納部
19b 係合孔
20 下ケース
21a〜21d 治具挿入口
22a〜22d 係止部
30 上側金属フィルタ
40 下側金属フィルタ
50 上側緩衝部材
60 下側緩衝部材
80a〜80d 弾性体
81a〜81d 係止端
90 クリップヘッド
91 ベルトクリップ
92 ICタグ

Claims (4)

  1. 放射線被ばく量の計測に用いられるガラス素子を収納するケース部材と、前記ケース部材に設けられるフィルタとを備え、
    前記フィルタは、前記ガラス素子を挟み込むように配置される2枚のフィルタを含み、
    前記2枚のフィルタのうち少なくとも一方は、互いの接近位置を規制する規制部を備えている、ことを特徴とする線量計容器。
  2. 前記規制部は、前記2枚のフィルタの一方に形成されていると共に前記ガラス素子を覆うように他方に向けて折り曲げられ、接近時に前記他方と接触する部位である、ことを特徴とする請求項1に記載の線量計容器。
  3. 前記フィルタ及びガラス素子の間に配置される緩衝部材を備えた、ことを特徴とする請求項1に記載の線量計容器。
  4. 前記フィルタは、金属フィルタであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の線量計容器。
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