JP2583765B2 - ガス検知器の試験装置 - Google Patents

ガス検知器の試験装置

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JP2583765B2
JP2583765B2 JP62122456A JP12245687A JP2583765B2 JP 2583765 B2 JP2583765 B2 JP 2583765B2 JP 62122456 A JP62122456 A JP 62122456A JP 12245687 A JP12245687 A JP 12245687A JP 2583765 B2 JP2583765 B2 JP 2583765B2
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gas
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義昭 岡山
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ガス検知器の試験装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来のガス検知器は、第6図のように、外気に露出さ
れたガス検知素子1,補償素子2,基準抵抗Rおよび調整抵
抗VRで電源Eに対してブリッジ回路を構成し、その出力
端子に警報器3を接続して、ガスの濃度変化による出力
電圧の変化を検出するようになっている。そしてその設
置に際しては、調整抵抗VRにより所定の設定感度に調整
されるが、その後経年変化などによって感度に狂いが生
じる場合がある。
したがってこのようなガス検知器は、一定期間ごと
に、感度を試験しなければならないが、その方法とし
て、ガス検知器を密閉された試験箱に入れ、その中に試
料ガスを注入して試験箱内を所定のガス濃度として、そ
のときガス検知器が動作するか否かによって、そのガス
検知器が所定の感度を維持しているかどうかを確認して
いた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし上記のような、試験箱に対する試料ガスの注入
には、一般に注射器等が用いられ、また人為的な操作に
よって行われるので、試料ガスの注入量に誤差が生じや
すく、試験箱内を所定のガス濃度にすることがむずかし
いため、このような方法により検知素子に試料ガスを随
時に噴射して動作させるだけでは、ガス検知器が動作し
たときのガス濃度がわからず、いったん調整された所定
の設定感度を維持しているか判別できなかった。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は、試験箱に対する試料ガスの注入に、
その試料ガスを定量的に射出する装置を用い、その装置
を電気的に制御して試験箱内のガス検知器に対して噴射
されるガス濃度が常に把握できるようにすることによ
り、試験時においてガス検知器が動作したときのガス濃
度を正確に知ることができ、かつそれによって上記ガス
検知器が所定の設定感度を維持しているか否かを確実に
判別できるようにしたものである。
(作用) 試験時におけるガス検知器が動作したときのガス濃度
を正確に知ることができ、それによってガス検知器が所
定の設定感度を維持しているか否かを確実に判別でき
る。
(実施例) 本発明の一実施例を図面について説明すると、第1図
において、GDはガス検知器で、試験時に天井等から取り
外されて密閉された試験箱4内に収容される。この試験
箱4にはその内側に射出口が開口するようにマイクロポ
ンプ5が設けられ、その近傍に上記ポンプ5にパイプ6
を通じて試料ガスとなるアルコール等を供給する試料容
器7が備えられている。このマイクロポンプ5はピエゾ
方式またはサーマル方式等があるが、要はパルスが引加
されるごとに定量のガスを射出するものであればよい。
8はポンプコントローラで、CPU9からマイクロポンプ5
にパルスを送ってそのつどマイクロポンプ5から定量の
試料ガスを射出させて試験箱4内のガス濃度を変化させ
るものである。なお定量のガスを射出する方法として
は、上記マイクロポンプのほか、電磁弁を用いて試料ガ
スが加圧充填されたガスボンベの放出口をパルスによっ
て開閉制御することもできる。そしてこの場合、そのパ
ルスの時間幅によってガスの射出量が決められる。また
10はテンキーで、CPU9に各種指令を行うためのものであ
り、11はテンキー10の操作過程を記憶するRAM、12はガ
ス検知器GDの設定感度に対応するガス濃度領域における
上限値を記憶するRAM、13はガス検知器GDの設定感度に
対応するガス濃度領域における下限値を記憶するRAM、1
4は上記RAM12に記憶された上限値に対応するパルス数を
記憶するRAM、15は上記RAM13に記憶された下限値に対応
するパルス数を記憶するRAM、16は上限設定か下限設定
かの指示フラグを行うRAM、また17はCPU9のプログラム
を記憶しているROMであり、18はCPU9の処理状況を逐次
表示し、また最後に試験の結果を表示する表示器であ
る。
なおCPU9が、1パルスづつ信号を送る送出手段、ガス
検知器が動作すか否かを判別する判別手段、ガス検知器
が動作したことを判別手段が判別した時に、パルスの送
出手段を停止させる停止手段、送出手段から送出された
パルスの数を計数するカウント手段、カウント手段によ
って計数されたパルスの数に基づいて、ガス検知器の動
作時のガス濃度を演算する演算手段、及び設定された設
定感度のガス濃度領域における上限値及び下限値に対応
するパルス数を計算するパルス数計算手段の例である。
またテンキー10、RAM12及びRAM13が、ガス検知器の感度
を設定する感度設定手段の例である。
次にCPU9を中心にその動作を説明する。まずテンキー
10の操作により、その読取りプログラムで設定感度に対
応するガス濃度領域における上限値をRAM12に、またそ
の下限値をRAM13に記憶する。次にCPU9はRAM12,13に記
憶された値からマイクロポンプ5へ送るパルス数を計算
し、上限値および下限値に対応するパルス数がそれぞれ
RAM14,RAM15に記憶される。そしてマイクロポンプ5の
コントロールプログラムにRAM15の内容を付与すると、
マイクロポンプ5へ下限値に対応する数のパルスが送ら
れ、下限値に対応するパルス数だけ定量の試料ガスをパ
イプ6を通じて試料容器7から吸引して試験箱4内に射
出し、試験箱4内が下限値のガス濃度になる。そこでCP
U9は、ガス検知器GDからの信号を読み込み、このときガ
ス検知器GDが動作している場合は、表示器18に「HIGH
SENSITIVE」と表示して試験を終了する。すなわちこの
場合、ガス検知器GDは下限値のガス濃度以下で動作した
もので、感度が設定値より高いことを示している。一
方、このときガス検知器GDが動作していない場合は、上
限値に対応するパルス数(RAM14)から下限値に対応す
るパルス数を引き算して、その結果得られた値を差分値
Jとして、このJが負になるまでマイクロポンプ5に1
パルスずつ信号を送ってJ−1をJとし、つまり、パル
スが送られるつど、上限値と下限値に対応するパルス数
の差分値Jを1つづつ減算し、そのつどガス検知器CDが
動作したかを読み込む。そしてもしJが正のときに、す
なわちガス検知器GDが設定感度に対応するガス濃度領域
内で動作した場合は、上限値に対応するパルス数から、
この1つづつ減算して得られた値を減算する。つまり、
上限値に対応するパルス数(RAM14)−Jがその動作に
必要としたパルス数である。したがってマイクロポンプ
5から1パルスごとに射出されるガス濃度をKppmとする
と、ガス検知器GDが動作したときのガス濃度は(RAM14
−J)×Kppmとなり、それが表示器18に表示されて試験
を終了する。なおJがもし負になってもガス検知器GDが
動作しない場合は、表示器18に「LOW SENSITIVE」と表
示して試験を終了する。すなわちこの場合、ガス検知器
GDは上限値のガス濃度になっても動作しなかったもの
で、感度が設定値より低いことを示している。
第2図は、マイクロポンプ5にパルスが付与されるご
とに試験箱4内のガス濃度が上昇する過程を示すグラフ
であり、第3図(a)および(b)ないし第6図は、そ
れぞれ主プログラム,テンキー読取りプログラム,マイ
クロポンプコントローラプログラムの各フローチャート
である。
なお上記マイクロポンプ5に付与されるパルス間隔T
は、第2図のように試験箱4内のガス濃度が下限値に達
するまでの間をT1とし、設定感度領域内におけるパルス
間隔T2より短くしておくと、設定感度に対応するガス濃
度領域に達するまでの時間を短縮することができる。
上記実施例では、ガス検知器GDが所定の設定感度より
高感度または低感度の場合でも、それを確認できるよう
にするため、設定感度に対応するガス濃度領域の上限値
および下限値を設定しているが、高感度のものを特に区
別する必要がなければ、上限値のみ設定してもよい。ま
たさらに、CPU9に各種指令を行うものとしてテンキーを
用いているが、既定値の中から選択して行うこともで
き、この場合、RAM11の代わりに既定の設定値を記憶す
るROMを、またテンキーの代わりに上記ROMから所望の設
定値を選択する選択スイッチ等を用いればよい。
(発明の効果) 以上のように本発明は、試験箱に対する試料ガスの注
入に、その試料ガスを定量的に射出する装置を用い、そ
の装置を電気的に制御して試験箱内のガス検知器に対し
て噴射されるガス濃度が常に把握できるようにしたの
で、試験時においてガス検知器が動作したときのガス濃
度を正確に知ることができ、それによって上記ガス検知
器が所定の設定感度を維持しているか否かを確実に判別
できるすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
マイクロポンプ5にパルスが付与されるごとに試験箱4
内のガス濃度が上昇する過程を示すグラフ、第3図
(a)および(b)は主プログラム,第4図はテンキー
読取りプログラム,第5図はマイクロポンプコントロー
ラプログラムの各フローチャート、また第6図は従来周
知のガス検知器の構成を示す回路図である。 GD……ガス検知器、4……試験箱、5……マイクロポン
プ、9……CPU、10……テンキー、18……表示器。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス検知器を収容する密閉された試験箱
    と、 1パルスづつ信号を送る送出手段と、 前記パルスが印加される毎に、定量の試料ガスを前記試
    験箱に射出する装置と、 前記ガス検知器が動作するか否かを判別する判別手段
    と、 前記ガス検知器が動作したことを前記判別手段が判別し
    た時に、前記パルスの送出手段を停止させる停止手段
    と、 前記送出手段から送出されたパルスの数を計数するカウ
    ント手段と、 前記カウント手段によって計数されたパルスの数に基づ
    いて、前記ガス検知器の動作時のガス濃度を演算する演
    算手段と、 前記ガス濃度を表示する表示器とを備えたことを特徴と
    するガス検知器の試験装置。
  2. 【請求項2】前記ガス検知器の感度を設定する感度設定
    手段と、 前記設定された設定感度のガス濃度領域における上限値
    及び下限値に対応するパルス数を計算するパルス数計算
    手段を設け、 前記カウント手段は、前記送出手段が前記下限値に対応
    するパルス数を送った後、前記パルスが送られるつど、
    前記上限値と前記下限値に対応するパルス数の差分値を
    1つづつ減算し、前記ガス検知器が動作した時、前記上
    限値に対応するパルス数から前記減算して得られた値を
    減算して、前記ガス検知器が動作に必要としたパルス数
    を求めることを特徴とする請求項1記載のガス検知器の
    試験装置。
  3. 【請求項3】前記減算して得られた値が負になる時に、
    前記停止手段は前記送出手段を停止させることを特徴と
    する請求項2記載のガス検知器の試験装置。
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