JP2006125958A - 管理区域入出管理システム、その方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 放射線管理区域内での作業員の作業時間の軽減を図ることができる管理区域入出管理システムを提供する。
【解決手段】 管理区域入出管理システムは、作業者情報及び器具に係る情報が入力される情報入力部6と、器具の放射線を測定する放射線測定部3と、携帯用ICタグリーダと情報の伝送を行う携帯用ICタグリーダインターフェース8と、入力された情報に基づいて管理台帳を作成する管理台帳作成手段と、この管理台帳の情報の一部又は全部を表示する表示部5と、管理台帳の情報の一部又は全部を他のゲートに配置された物品搬出モニタ23に伝送するネットワークインターフェース7と、を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 管理区域入出管理システムは、作業者情報及び器具に係る情報が入力される情報入力部6と、器具の放射線を測定する放射線測定部3と、携帯用ICタグリーダと情報の伝送を行う携帯用ICタグリーダインターフェース8と、入力された情報に基づいて管理台帳を作成する管理台帳作成手段と、この管理台帳の情報の一部又は全部を表示する表示部5と、管理台帳の情報の一部又は全部を他のゲートに配置された物品搬出モニタ23に伝送するネットワークインターフェース7と、を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、放射線管理区域内で使用された器具(工具含む。以下同様)を放射線管理区域から非管理区域に搬出する際に、搬出する器具表面の放射性物質による汚染の有無を検査したり搬入出される器具の置き忘れや紛失の有無を管理する管理区域入出管理システム、その方法及びプログラムに関する。
この種の物品搬出モニタとして、対象物品を搬送する駆動部、放射線を測定する放射線測定部、結果を表示する表示部、これらの手段をコントロールする計算機から成るシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5に開示されているように、この従来の物品搬出モニタ56は、放射線測定対象器具を搬送する駆動部54、この対象器具の放射線を測定する放射線測定部53、この対象物品の放射線を測定した結果を表示する表示部55、これらの放射線測定部53等をインターフェース52を介してコントロールする計算機51から構成される。
このように構成された従来の物品搬出モニタにおいては、放射線管理区域内への入域の際は、作業員が管理台帳に、作業者、作業件名、時刻、持ち込み品(器具の員数、種類)等の内容を記入していた。退域時は、手動又は物品搬出モニタで汚染を確認し、員数、種類、汚染の有無等を管理台帳に記入していた。
このように、放射線管理区域内では、作業員の放射性被曝低減等の目的のために作業時間の制約があり短時間で効率のよい作業をするが必要である。このため、器具等の員数、汚染の有無を等を管理するため、放射線管理区域への入退域時は、人間系又は物品搬出モニタで、汚染の有無を確認し管理台帳に必要事項を記載し管理していた。
また、器具等が紛失した場合は、放射線管理区域内における現場で物品を捜すために時間を要し、実質的な作業時間が制約を受ける場合があった。また、管理が人間系で行われるので、勘違い等のケアレスミスの恐れがあった。
更に、放射線管理区域の場合、必要な防御具の装着が義務付けられており、作業性が悪くなり、通常の作業に比べて、物品の員数確認、物品を捜すこと等に、多くの時間を要していた。
登録実用新案3064026号公報
上述した従来の管理区域入出管理システムにおいては、放射線管理区域内では、作業員の放射性被曝の低減等の目的のために作業時間の制約があり短時間で効率のよい作業をする必要があるにも拘らず、放射線管理区域への入退域するときは、物品搬出モニタで放射線測定を行った測定結果、汚染の有無等を作業者が確認し管理台帳に記載しているので多大な時間を要するという課題があった。
また、器具等が紛失した場合は、放射線管理区域内における現場で器具等を捜すのに長時間を要し、実質的な作業時間が制約を受けるという課題があった。
さらに、管理が人間系で行われるので、勘違い等のケアレスミスの恐れがあるという課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、物品搬出モニタに作業員情報、器具情報並びに器具に係る放射線測定結果を入力することにより、器具の搬出状況等をきめ細かく管理し、放射線管理区域内での作業員の作業時間の軽減を図り、ひいては作業員の被曝低減を図ることができる管理区域入出管理システム、その方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、放射線管理区域に持ち込む器具を管理するゲートの付近に配置された管理区域入出管理システムにおいて、作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に取り付けられたICタグに保存されたその器具に係る情報をICタグリーダより入力する情報入力手段と、前記器具の放射線を測定する放射線測定手段と、前記入力された情報に基づいて前記持ち込んだ作業者と器具とを関連付ける管理台帳を作成する管理台帳作成手段と、前記管理台帳の情報の少なくとも一部を表示する表示手段と、を有することを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、放射線管理区域に持ち込まれる器具を管理する管理区域入出管理方法において、作業者が放射線管理区域を入域するときに、作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に係る情報をICタグリーダより入力しさらに器具に係る放射線量を入力する入域時情報入力ステップと、前記入力された情報に基づいて前記持ち込んだ作業者と器具とに係る情報を関連付けて保存する管理台帳を作成する管理台帳作成ステップと、前記作業者が放射線管理区域を退域するときに、作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に係る情報をICタグリーダより入力しさらに器具に係る放射線量を入力する退域時情報入力ステップと、前記退域時情報と前記管理台帳に保存された情報を比較する比較ステップと、前記比較ステップで比較した結果,前記作業者と器具との関係及び器具の放射線量の相違を表示する表示ステップと、を有することを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、放射線管理区域に持ち込む器具を管理する管理区域入出管理プログラムにおいて、作業者が放射線管理区域を入域するときに、作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に係る情報をICタグリーダより入力しさらに器具に係る放射線量を入力する入域時情報入力する機能と、前記入力された情報に基づいて前記持ち込んだ作業者と器具とに係る情報を関連付けて保存する管理台帳を作成する管理台帳作成機能と、前記作業者が放射線管理区域を退域するときに、作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に係る情報をICタグリーダより入力しさらに器具に係る放射線量を入力する退域時情報入力機能と、前記退域時情報と前記管理台帳に保存された情報を比較する比較機能と、前記比較ステップで比較した結果,前記作業者と器具との関係及び器具の放射線量の相違を表示する表示機能と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、物品搬出モニタに作業員情報を作業者IDリーダにより入力し、器具情報をICタグにより入力し、さらに器具に係る放射線測定結果を入力して、管理台帳を作成することにより、器具をきめ細かく管理し、放射線管理区域内での作業員の作業時間の軽減を図り、ひいては作業員の被曝低減を図ることができる。
以下、本発明に係る管理区域入出管理システム、その方法及びプログラムの実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。ここで、互いに同一又は類似の部分には共通の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態の管理区域入出管理システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、放射線管理区域(図2も参照)に持ち込む器具を管理するゲートの付近にコンピュータシステムを用いた管理区域入出管理システムである物品搬出モニタ21が設置され、他のゲートの付近に他の物品搬出モニタ23が設置される。この他の物品搬出モニタ23の台数は、プラントの規模あるいは放射線管理区域内の作業量により様々であり、この構成は、物品搬出モニタ21の構成とほぼ同一であり、必要に応じて、この構成機器を省略することができる。
この物品搬出モニタ21、23は、放射線管理区域(図2も参照)に持ち込む器具を搬送する駆動部4、13、器具の放射線を測定する放射線測定部3、24、この器具の放射線を測定した結果を表示する表示部5、14、これらの放射線測定部3、24等をインターフェース2、12を介してコントロールする計算機1、11から構成される。
物品搬出モニタ21、23には、上述の基本構成の他に、次の構成要素が設けられている。
まず、情報入力部6、25が付加されている。この情報入力部6、25は、作業者IDリーダ、ICタグリーダから構成される。作業者はID(Identity Information)カードを携帯する。IDカードには、作業者の氏名、所属する会社名等に係わる情報が記録され、作業者IDリーダを介して情報が読み込まれる。
持ち込まれる器具すべてにIC(Integrated Circuit)タグを取り付けておく。ICタグは、マイクロプロセサとメモリから構成され、放射線管理区域に持ち込む器具の種類、形状及び重さ等の情報が記録され、ICタグリーダを介して情報が読み込まれる。
携帯用ICタグリーダ22と無線(赤外線含む。以下同様)で情報の伝送を行う携帯用ICタグリーダインターフェース8、26が設けられている。
この携帯用ICタグリーダ22には、ICタグリーダから構成される情報入力部19が設けられ、放射線管理区域に持ち込む器具の種類、形状及び重さ等の情報が記録される。
また、携帯用ICタグリーダ22には、物品搬出モニタ21と無線で情報の伝送を行う物品搬出モニタインターフェース20が設けられている。放射線を測定した結果等は表示部18で表示される。入力された情報はインターフェース17を介してコントロールする計算機16で処理される。
なお、この携帯用ICタグリーダ22は、必要に応じて放射線管理区域内の作業現場に配置される。
これらの入力された情報はインターフェース2、12を介して計算機1、11に伝送され、このコンピュータシステムの中の一機能である管理台帳作成手段によって管理台帳が作成される。
上述の放射線測定結果又は管理台帳の情報の一部又は全部は、表示部5で表示される。
また、上述の放射線測定結果又は管理台帳の情報の一部又は全部は、ネットワークインターフェース7、15を介して、物品搬出モニタ21と物品搬出モニタ23との間で伝送される。
このように、物品搬出モニタ21、23には、作業者IDカード読取機能、器具ICタグ読取機能、管理台帳作成・記録・保存機能、汚染情報表示機能、汚染した器具情報ネットワーク伝達機能、携帯用ICタグリーダへの情報伝達機能等の機能が新たに付加されている。
このように構成された本実施の形態において、放射線管理区域内へ入域するとき、作業員は、IDカードを物品搬出モニタ21、23の作業者IDに挿入又はかざして作業員個人を認知させる。この入力された作業者情報、器具に係る情報並びに器具に係る放射線測定結果に基づいて管理台帳が作成され、この管理台帳により、器具に関する管理情報が共有される。
本実施の形態によれば、物品搬出モニタに作業員情報をIDカードにより入力し、器具情報をICタグにより入力し、さらに器具に係る放射線測定結果を入力して、管理台帳を作成することにより、器具をきめ細かく管理し、放射線管理区域内での作業員の作業時間の軽減を図り、ひいては作業員の被曝低減を図ることができる。
図2は、図1の物品搬出モニタ21の放射線測定部3、24及びその駆動部4、13の構成を示す説明図であり、図3は、図1の物品搬出モニタの放射線測定部及びICタグリーダを示す詳細図である。
図2及び図3に示すように、物品搬出モニタ21の放射線測定部3の放射線管理区域外側部分に、持ち込む器具32を載せ、搬送用ベルト33を入域時搬送移動方向へ移動させて、搬送物である器具32に取り付けられたICタグ32aをICタグリーダ位置に移動し、持ち込む器具32を認知する。
物品搬出モニタ21の放射線検出器36は、感度を向上させため搬送用ベルト33の真下に設置されている。この放射線検出器36は、上部から入射する放射線をプラスチックシンチレータ37で光に変換し、光電子増倍管(PMT)38で光を電気信号に変換し測定している。外部からの光が入射しないようにアルミニウム膜付きのマイラシート39で遮光をしている。一方、ICタグリーダの読み取りアンテナ40も、読み取り率向上のため、できるだけICタグ32aと近接させる必要があり、アルミニウム膜付きのマイラシート39と搬送用ベルト33との間にシート状アンテナ40として設置する。
しかし、アルミニウム膜付きマイラシート39のアルミニウム層に、アンテナ40に流れる電流の逆方向の電流が流れて発生する磁場をキャンセルし、アンテナが有効に動作しなくなる恐れがある。このため、アルミニウム膜付きマイラシート39のアルミニウム層の電気抵抗を大きくして誘導電流が流れないようにする必要がある。このため、アルミニウム層の厚みは数ミクロン以下とする。したがって、遮光に必要なアルミニウム厚みは、必要な枚数重ねて形成するものとする。また、アンテナ40の周波数は、放射線測定回路の周波数帯域と合致するとノイズの原因となるため、100kHz以下とする。
このように構成された本実施の形態において、ID情報、ICタグ情報、手入力情報より、管理台帳(作業者氏名、入域エリア、持ち込み時刻、持ち込み器具の員数、種類、形状、重さなど)を自動的に作成、記録保存する。この際、器具の員数並びに入域エリアは人間系で入力(デフォルト候補から選択)する。
器具の員数を人間系で入力する理由は、ICタグリーダである読み取り器の誤動作を避けるためである。
測定エリアを人間系で入力する理由は、入域エリアがその日毎に変わる情報だからである。すなわち、この手入力による情報が必要な理由は、入域エリアの汚染度に応じて汚染測定モード(一括測定モード、個別測定モード)を自動又は手動で切り替え、測定時間の短縮を行うためである。
一括モードは、汚染の可能性の少ないエリアでの作業の場合、自動又は手動でこのモードを選択し、物品搬出モニタ21の放射線測定部3に1度に器具32を並べて、各器具32のICタグ情報を一括で読み込み、放射線も同時に測定する。汚染の確率が低いため、数十回に1回程度汚染があったとしても、全体の時間短縮が可能となるためである。万一汚染があった場合は、物品搬出モニタ21の放射線測定部3の搬送方向を逆34aにし、個別測定モードに切り換えて放射線測定を行う。
個別測定モードは、汚染の可能性の高いエリアでの作業の場合、手動又は自動でモードを選択し、個々の器具32を順番に物品搬出モニタ21の放射線測定部3の搬送用ベルト33に載せ、器具32毎に汚染を測定する。
個別測定モードは、汚染の可能性の高いエリアでの作業の場合、手動又は自動でモードを選択し、個々の器具32を順番に物品搬出モニタ21の放射線測定部3の搬送用ベルト33に載せ、器具32毎に汚染を測定する。
一括モードを選択した場合、管理台帳の記載は、汚染がない場合は「良」とする。汚染があった場合は、個別モードの測定結果に基き、「不良」とし、参考値として測定結果を記録する。
次に、退域するときは、作業者は、IDカードを物品搬出モニタ21の作業者IDリーダに挿入又はかざして認知させる。次に、持ち込んだ器具32を物品搬出モニタ21の搬送用ベルト33に載せる。放射線管理区域側の入域エリアの汚染度に従い、手動又は自動で測定モードを選択し、放射線測定を行う。放射線測定結果により、放射線管理区域へ入域するときに作成した管理台帳に、自動的に、各器具32毎に判定結果及び測定値が記録、保存される。汚染された器具32については、除染の指示を表示部5に表示する。
放射線測定するとき、器具32の過不足が見出される場合がある。器具32が不足する場合は、この器具の種類と形状を表示部5に表示する。逆に、器具32の員数が多い場合は、ICタグのデータを記録されたデータと比較することにより、この器具の持ち込み者である第2の作業者の氏名が表示される。第1の作業者は、表示部5で指定された場所にこの器具を移動する。また、この器具の持ち主である第2の作業者が、IDカードを入力部6に差し込んだときに、この器具の保管場所を表示部5に表示するようにする。
また、この物品搬出モニタ21は、現場での器具の管理を容易とするために、図1に示すように、携帯用ICタグリーダ22に対して、器具に係る管理情報(員数、種類、形状、重さ等)を無線、赤外線等で伝送する機能を有するインターフェース8を設ける。
このため、携帯用ICタグリーダ22には、物品搬出モニタ21から管理情報(員数、種類、形状等)を受け取り保存する機能を有する物品搬出モニタインターフェース20を設ける。
また、現場で器具の員数確認する場合は、他作業者の器具を間違って認識しないように、検知範囲を狭く調整でき、紛失器具を探すときは検知範囲を広く調整できるように検知範囲を可変とすることができる機能を持たせる。このようにして、携帯用ICタグリーダ22の感度を高くすることにより、おおよその位置を特定し、その後順次感度を低くして不明な器具の正確な場所を特定することができる。
さらに、汚染が確認された器具が、除染が未実施のまま勘違い等により放射線管理区域外に持ち出されることを防止するために、ネットワークで接続された他のゲートに配置された他の物品搬出モニタ23に、汚染した工具又は機器に係るICタグ情報を予め伝送しておく。この伝送されてきた汚染器具に係るICタグ情報は各ゲートに配置された物品搬出モニタ23に記録され保存される。このようにして、この汚染器具を携帯する作業者が各ゲートを通過するときは、通行の阻止の情報及び汚染器具の所持の情報が表示部に表示される。
図4は、本発明の実施の形態の管理区域入出管理システムの動作方法の手順を示すブロック図である。
図4及び図1に示すように、入域時情報入力ステップS1において、放射線管理区域(図2も参照)に持ち込む器具を管理するゲートの付近に配置され物品搬出モニタ21に、作業者情報は情報入力部6を構成する作業者IDリーダにより入力され、器具32に係る情報は情報入力部6を構成するICタグリーダにより入力され、さらに放射線測定部3で計測された器具に係る放射線量が入力される。
管理台帳作成ステップS2において、入力された作業者情報、器具情報並びに器具に係る放射線測定結果に基づいて前記持ち込んだ作業者と器具とを関連付ける管理台帳が作成される。
退域時情報入力ステップS3において、放射線管理区域(図2も参照)に持ち込む器具を管理するゲートの付近に配置され物品搬出モニタ21に、作業者情報は情報入力部6を構成する作業者IDリーダにより入力され、器具32に係る情報は情報入力部6を構成するICタグリーダにより入力される。このとき。放射線測定部3によって、器具32の放射線量も測定する。
比較ステップS4において、前記入域時情報と退域時情報とは比較判断される。
表示ステップS5において、上述の入域時情報と退域時情報とを比較判断された結果、これらに不一致がある場合は、警報が表示される。また、どのように不一致かが表示される。
このように構成された本実施の形態において、入力された作業者情報、器具に係る情報及び器具に係る放射線測定結果に基づいて管理台帳が作成され、この管理台帳により、器具に関する情報が共有される。
本実施の形態によれば、物品搬出モニタに作業員情報をIDカードにより入力し、器具情報をICタグにより入力し、さらに器具に係る放射線測定結果を入力して、管理台帳を作成することにより、器具をきめ細かく管理し、放射線管理区域内での作業員の作業時間の軽減を図り、ひいては作業員の被曝低減を図ることができる。
1・・・計算機、2・・・インターフェース、3・・・放射線測定部、4・・・駆動部、5・・・表示部、6・・・情報入力部(作業者IDリーダ、ICタグリーダ)、7・・・ネットワークインターフェース、8・・・携帯用ICタグリーダインターフェース、11・・・計算機、12・・・インターフェース、13・・・駆動部、14・・・表示部、15・・・ネットワークインターフェース、16・・・計算機、17・・・インターフェース、18・・・表示部、19・・・情報入力部(ICタグリーダ)、20・・・物品搬出モニタインターフェース、21・・・物品搬出モニタ、22・・・携帯用ICタグリーダ、23・・・他の物品搬出モニタ、32・・・器具、33・・・搬送用ベルト、36・・・放射線検出器、37・・・プラスチックシンチレータ、38・・・光電子増幅管(PMT)、39・・・アルミニウム膜付きマイラシート、40・・・シート状アンテナ、51・・・計算機、52・・・インターフェース、53・・・放射線測定部、54・・・駆動部、55・・・表示部、56・・・物品搬出モニタ
Claims (12)
- 放射線管理区域に持ち込む器具を管理するゲートの付近に配置された管理区域入出管理システムにおいて、
作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に取り付けられたICタグに保存されたその器具に係る情報をICタグリーダより入力する情報入力手段と、
前記器具の放射線を測定する放射線測定手段と、
前記入力された情報に基づいて前記持ち込んだ作業者と器具とを関連付ける管理台帳を作成する管理台帳作成手段と、
前記管理台帳の情報の少なくとも一部を表示する表示手段と、
を有することを特徴とする管理区域入出管理システム。 - 前記情報入力手段は、前記器具の数を直接入力する手段と、この直接入力したデータと前記ICタグから得られたデータとを比較する手段とを有すること、を特徴とする請求項1記載の管理区域入出管理システム。
- 前記情報入力手段は、前記放射線管理区域に入域する入域エリアに係る情報を直接入力する手段を有すること、を特徴とする請求項1又は2記載の管理区域入出管理システム。
- 前記放射線測定手段は、前記放射線管理区域を退域するときに器具の放射線測定する汚染測定モードが、前記入域エリアで器具の汚染度に応じて一括測定モード又は個別測定モードに切り替え可能であること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の管理区域入出管理システム。
- 携帯用ICタグリーダと情報の伝送を行う携帯用ICタグリーダインターフェースを有すること、を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の管理区域入出管理システム。
- 前記管理台帳作成手段は、作業者が放射線管理区域に入域するとき、この作業者の氏名及び所属組織名並びに持ち込まれる器具の種類、形状及び重さが入力され、この入域する時刻と共に管理情報として作成され保存されること、を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の管理区域入出管理システム。
- 前記管理台帳作成手段は、作業者が放射線管理区域を退域するとき、前記入域するときに作成した管理台帳に前記持ち込まれた器具毎に放射線測定に係る判定結果及び放射線測定値を記入し、さらに前記表示部に汚染された器具について除染の結果を表示すること、を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の管理区域入出管理システム。
- 前記表示手段は、前記第1の作業者が放射線管理区域を退域する場合、持ち出す器具が前記持ち込んだ器具と相違するときは、この相違する器具に係る情報を表示する手段を有すること、を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の管理区域入出管理システム。
- 前記携帯用ICタグリーダは、検知範囲を調整すること、を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の管理区域入出管理システム。
- 前記管理台帳の情報の少なくとも一部を他のゲートに配置された他の物品搬出モニタに伝送するネットワークインターフェースを有すること、を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の管理区域入出管理システム。
- 放射線管理区域に持ち込まれる器具を管理する管理区域入出管理方法において、
作業者が放射線管理区域を入域するときに、作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に係る情報をICタグリーダより入力しさらに器具に係る放射線量を入力する入域時情報入力ステップと、
前記入力された情報に基づいて前記持ち込んだ作業者と器具とに係る情報を関連付けて保存する管理台帳を作成する管理台帳作成ステップと、
前記作業者が放射線管理区域を退域するときに、作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に係る情報をICタグリーダより入力しさらに器具に係る放射線量を入力する退域時情報入力ステップと、
前記退域時情報と前記管理台帳に保存された情報を比較する比較ステップと、
前記比較ステップで比較した結果,前記作業者と器具との関係及び器具の放射線量の相違を表示する表示ステップと、
を有することを特徴とする管理区域入出管理方法。 - 放射線管理区域に持ち込む器具を管理する管理区域入出管理プログラムにおいて、
作業者が放射線管理区域を入域するときに、作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に係る情報をICタグリーダより入力しさらに器具に係る放射線量を入力する入域時情報入力する機能と、
前記入力された情報に基づいて前記持ち込んだ作業者と器具とに係る情報を関連付けて保存する管理台帳を作成する管理台帳作成機能と、
前記作業者が放射線管理区域を退域するときに、作業者情報を作業者IDリーダより入力し、器具に係る情報をICタグリーダより入力しさらに器具に係る放射線量を入力する退域時情報入力機能と、
前記退域時情報と前記管理台帳に保存された情報を比較する比較機能と、
前記比較ステップで比較した結果,前記作業者と器具との関係及び器具の放射線量の相違を表示する表示機能と、
を有することを特徴とする管理区域入出管理プログラム。
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